JPH046414Y2 - - Google Patents

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JPH046414Y2
JPH046414Y2 JP4394786U JP4394786U JPH046414Y2 JP H046414 Y2 JPH046414 Y2 JP H046414Y2 JP 4394786 U JP4394786 U JP 4394786U JP 4394786 U JP4394786 U JP 4394786U JP H046414 Y2 JPH046414 Y2 JP H046414Y2
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roof
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、浸入した雨水を間断なく排水するこ
とができる面戸に関する。
〔従来の技術及びその問題点〕
従来より、折板屋根の水上側の修めは、棟包み
又は壁取合い等の水切材の水下側と折板屋根の谷
部との間に面戸が挿入されていた。普通、その多
くの面戸の周囲と折板屋根の谷部との間には、僅
かの隙間があり、降水量が少なく弱い雨等の場合
には、雨水の浸入をある程度防止することができ
るが、強風雨時には、その隙間より多くの雨水が
浸入している。
さらに、その面戸をシール材等でこの周囲を略
密封するような構成にした場合には、今度は、浸
入した雨水は排出されず、面戸内部側に雨水が溜
る一方となる問題もあるし、この溜つた雨水にて
早期に腐食する等の問題点もあつた。
〔問題点を解決するための手段〕
そこで考案者は、前記問題点等を解決すべく鋭
意,研究を重ねた結果、本考案を、逆台形状の面
戸主板の下部に、多数の小通過孔からなる排水口
を設けた面戸としたことにより、浸入した雨水を
間断なく排水することができ、前記の問題点等を
解決したものである。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を第1図乃至第9図に基
づいて説明する。
Aは本考案の面戸であつて、略台形状の面戸主
板1と排水口2とから構成されている。その面戸
主板1は、後述する折板屋根Bの屋根板3の谷部
3aの断面と略同等形状に形成されている。面戸
主板1の上端には、表面側(折板屋根Bに取り付
けたときに水下側を向く面)方向に上部1bが屈
曲形成されている。この上部1bには、この長手
方向に沿つて上側に膨出する突条1cが形成され
ている(第1図乃至第4図,第6図,第9図参
照)。
その排水口2は、多数の小通過孔2a,2a,
…からなり、その実施例は種々存在する。まず第
1実施例としては、多数の小通過孔2a,2a,
…を備えた排水口2として金網が使用されたもの
である。この場合、金網の目が小通過孔2aに相
当している。具体的には、面戸主板1の下部に開
口部1aが形成され、この開口部1aを覆うよう
にして、多数の小通過孔2a,2a,…からなる
金網が、門形状の枠2bに固定されて排水口2が
面戸主板1の固着されたり(第1図,第2図参
照)或いは金網が直接面戸主板1に溶接等で固着
されて排水口2が面戸主板1に設けられている
(第3図参照)。
その第2実施例としては、第4図,第5図に示
すように、面戸主板1の下部が櫛状に形成されて
排水口2としたものであり、その櫛状箇所の多数
の空隙箇所が、小通過孔2a,2a,…となつて
いる。
また、第3実施例としては、第6図,第7図に
示すように、面戸主板1の下部に小径なる円形状
の小通過孔2a,2a,…が、多数密集状態に穿
設されて、排水口2が形成されたものもある。
さらに、第4実施例としては、第8図に示すよ
うに、平板に多数の小通過孔2a,2a,…を設
けて形成された排水口2が、面戸主板1の下部に
形成された開口部1aに覆うようにして面戸主板
1に設けられたものもある。
Bは折板屋根であつて、これを構成する屋根板
3は谷部3aの両側に山部3b,3bが一体形成
され、これが長手方向に適宜の長さ又は長尺な金
属板にて形成されている。その谷部3aの底部が
広幅の場合には、必要に応じて中間山状部3cが
膨出形成されている(第9図参照)。その折板屋
根Bは、屋根板3の一側の山部3bが屋根受金具
4上に載せられ、その屋根板3の山部3bの上に
隣接の屋根板3の山部3bが重合され、その山部
3b,3bと屋根受金具4とがドリルビス又はボ
ルト・ナツト等にて固着され、これらが順次繰返
されて折板屋根Bが施工されている。
その水上側が棟部として構成されている場合に
は、第1図,第2図に示すように、棟受金具5が
屋根受金具4上に載置固着され、屋根板3の水上
側端の山部3bがその棟受金具5に載置され、ド
リルビス等にて固着されている。
また、第3図に示すように、折板屋根Bの水上
側上端の壁部Cが設けられている場合もある。
屋根板3の谷部3aの水上側上端に第1図乃至
第3図等に示すように、止面戸6が水密的に固着
されたり、或いはその屋根板3の谷部3aの高さ
が低い場合には第9図に示すように、その谷部3
aの水上側上端に端部立上り部3dが屈曲形成さ
れている。この端部立上り部3dを形成するのに
は、その谷部3aの両側を八千代折りして屈曲形
成する。
7は長尺な金属製の水切材であつて、棟包みタ
イプ(第1図,第2図参照)と、壁取合いタイプ
(第3図参照)とがあり、棟包みタイプのものは、
緩傾斜部7a,7aが対称的に形成され、断面略
ヘ字状の山形部となり、その山形部の両端より下
方の折返し縁7b,7bが形成されている。この
折返し縁7bには、前記突条1cに係合する,突
条7cが屈曲形成されている。
また、壁取合いタイプのものは、上面部7dの
一側に垂直状の立上り部7eが屈曲形成され、他
側には折返し縁7bが形成されている(第3図参
照)。このときの折返し縁7bにも突条7cが屈
曲形成されている。
まず、本考案の面戸Aの上部1bが、水切材7
の緩傾斜部7aと折返し縁7b(或いは上面部7
dと折返し縁7b)との間に挿入係止され、突条
1cと突条7cとが重合され、水切材7に面戸A
が固定される。次いで、面戸Aが折板屋根Bの谷
部3aに挿入され、且つその面戸Aの周囲にシー
ル材が必要に応じて充填されて水密的に設けら
れ、棟包み又は壁取合い等の水切材7が棟部箇所
又は壁部Cと折板屋根Bとの取合箇所に載置さ
れ、屋根板3の山部3bにドリルビス又はボル
ト・ナツト等の固着具にて固着されている。
図中8は母屋梁等の構造材、9は水密用で、か
つスペーサ用のゴム板である。
第9図は、折板屋根Bにおいて、谷部3aの底
部が広幅に形成されている場合に使用される面戸
であり、構造は前記実施例と同じであり、その幅
方向を谷部3aの底部に合わせて広くしたもので
ある。
〔考案の効果〕
本考案においては、逆台形状の面戸主板1の下
部に、多数の小通過孔2a,2a,…からなる排
水口2を設けた面戸としたことにより、まず第1
に雨水の排水を容易にできるし、第2に排水口2
からの異物の混入を防止することができるし、第
3に安価に提供することができる等の種々の効果
を奏する。
これらの効果について詳述すると、まず、本考
案においては、逆台形状の面戸主板1の下部に、
多数の小通過孔2a,2a,…からなる排水口2
を設けたものであり、これを折板屋根Bの谷部3
a箇所に用いることで、この谷部3aと面戸Aの
周囲の隙間より浸入した雨水を排水口2から間断
なく排水することができ、面戸Aの内部側(即
ち、折板屋根Bの面戸Aより水上側の位置)に雨
水が溜まることを防止することができる。しか
も、その排水口2は多数の小通過孔2a,2a,
…から構成されており、金網状であつたり、櫛形
状なので面戸Aの外部より風を伴つて吹きつける
強い雨の場合でも、排水口2ににて風の圧力が一
旦弱められるため、排水口2からの雨水の浸入を
最低限に押さえながら、面戸Aの内部側に浸入し
た雨水を、排水口2からの流出させることができ
る。
また、面戸Aの内部側に雨水が溜まることがな
いため、その面戸A等を早期に腐食させる等の問
題を防止できる利点がある。
さらに、排水口2は多数の小通過孔2a,2
a,…から構成されているので、風に押し流され
た小石,かれ葉等の異物が排水口2によつて遮断
され、面戸Aの内部側へ浸入することを防止する
ことができる。
次に、本考案は、従来の面戸の外形と殆ど変わ
らないので、その従来の面戸に、僅かの加工を施
すのみで本考案の面戸を制作できる。従つて、新
たに生産設備を備える必要もなく、また従来の在
庫の面戸を加工することによつて製作でき、さら
に新たに生産するにしても、構造が極めて簡単で
製作が容易にできるため、安価に提供することが
できる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示すものであつて、そ
の第1図は本考案を折板屋根に使用した一部切除
した斜視図、第2図は第1図の縦断側面図、第3
図は第1図とは別の実施例の縦断側面図、第4図
は本考案の斜視図、第5図は第4図の−矢視
断面図、第6図は本考案の別の実施例の斜視図、
第7図は第6図の−矢視断面図、第8図は本
考案のさらに別の実施例の一部斜視図、第9図は
比較的広幅の谷部を有する折板屋根に本考案を使
用した斜視図である。 A……面戸、1……面戸主板、2……排水口、
2a……小通過孔。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 逆台形状の面戸主板の下部に、多数の小通過孔
    からなる排水口を設けたことを特徴とした面戸。
JP4394786U 1986-03-27 1986-03-27 Expired JPH046414Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4394786U JPH046414Y2 (ja) 1986-03-27 1986-03-27

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4394786U JPH046414Y2 (ja) 1986-03-27 1986-03-27

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62158022U JPS62158022U (ja) 1987-10-07
JPH046414Y2 true JPH046414Y2 (ja) 1992-02-21

Family

ID=30861290

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4394786U Expired JPH046414Y2 (ja) 1986-03-27 1986-03-27

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JPS62158022U (ja) 1987-10-07

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