JPH10110509A - 金属屋根板用軒先唐草 - Google Patents

金属屋根板用軒先唐草

Info

Publication number
JPH10110509A
JPH10110509A JP26607896A JP26607896A JPH10110509A JP H10110509 A JPH10110509 A JP H10110509A JP 26607896 A JP26607896 A JP 26607896A JP 26607896 A JP26607896 A JP 26607896A JP H10110509 A JPH10110509 A JP H10110509A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
eaves
plate
bent
arabesque
roof
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP26607896A
Other languages
English (en)
Inventor
Tadao Tamura
忠夫 田村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TAMURA SOKEN KK
Original Assignee
TAMURA SOKEN KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by TAMURA SOKEN KK filed Critical TAMURA SOKEN KK
Priority to JP26607896A priority Critical patent/JPH10110509A/ja
Publication of JPH10110509A publication Critical patent/JPH10110509A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Roof Covering Using Slabs Or Stiff Sheets (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 簡単な作業で軒先に取り付けることができ、
雨樋を飛び越えて縁側に雨水が落下することを防止する
金属屋根板用軒先唐草を提供する。 【解決手段】 この軒先唐草10は、屋根板2,6を敷
設する野地板1又はスレート板3の表面と平行に伸びる
平面部12と、野地板1又はスレート板3の前端面に当
接する垂直部13と、平面部12から垂直部13と平行
に折り曲げられた屈曲部11と、屈曲部11の先端に設
けられた弾性係止部14と、垂直部13の近傍位置で平
面部12から立ち上げられ、軒先側に屈曲した係止部1
6とを備えている。係止部16は、軒先側屋根板6の下
端側に設けた内方突出部7と噛み合う。屈曲部11を更
に折り曲げて水切り部とし、既設水切りを覆うこともで
きる。軒先唐草に噛み合わされた軒先側屋根板は、その
下縁が破風板に取り付けられた雨樋の中央部又は中央部
から破風板側の上方に位置する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、金属製屋根板を横葺き
した軒先において屋根板の先端を係止する軒先唐草に関
する。
【0002】
【従来の技術】金属製の屋根板の先端は、軒先材の前端
に釘止めしたT型鉄板を軒先唐草として係止されてい
る。T型鉄板が軒先前方に突出する一端を下方に若干折
り曲げた軒先唐草も知られている。また、二重の逆U字
形に成形した軒先唐草も使用されている。これら軒先唐
草は、軒先材の前端に直接又は付け子を介して取り付け
られる。従来の軒先唐草は、雨水が毛細管現象によって
軒の先端部から侵入し、漏水し易い構造になっている。
侵入した雨水は、唐草と屋根板との間に溜り、金属製の
唐草,屋根板等を腐食する原因となる。
【0003】本発明者等は、この種の腐食を防止するた
め、毛細管現象を断ち切る空間部を軒先唐草と付け子と
の間に形成した軒先構造を実開平4−76847号公報
で紹介した。しかし、通し付け子を使用して軒先唐草を
野地板に取り付ける方式では、通し付け子及び軒先唐草
の少なくとも2種類の部品を必要とする。しかも、軒先
唐草の形状に対応した通し付け子が必要とされ、各種形
状の軒先唐草に通し付け子を共用できない。その結果、
通し付け子と軒先唐草とをセットで取り扱うことが必要
となり、部品の保管,現場作業,補修作業に支障を来
す。そこで、金属板がもつ弾性を利用して軒先唐草を野
地板に直接弾性的に係合させることにより、通し付け子
を省略し、且つ平面部を釘打ちするだけの作業で強固に
野地板に取り付けできる軒先唐草を特開平7−3172
55号公報で紹介した。この軒先唐草は、耐食性,耐久
性に優れた塗装鋼板,めっき鋼板,ステンレス鋼板,塗
装ステンレス鋼板等で成形される。
【0004】先に提案した軒先唐草10は、野地板1に
金属製屋根板2を直接敷設する場合にも使用されるが、
図1に示すように既設のスレート板3を介して屋根板2
を敷設することにも使用できる。このときの作業手順
は、次の通りである。先ず、軒先唐草10の屈曲部11
を下向きに撓ませ、平面部12と屈曲部11との間の空
間を若干広げた状態で、軒先から突出しているスレート
板3の前方端部に差し込む。垂直部13の内面がスレー
ト板3の前端面に当接したとき、屈曲部11を撓ませて
いる力を解放し、屈曲部11を弾性的に復元させる。こ
れにより、スレート板3の下面に弾性係止部14が弾圧
され、スレート板3の前部に軒先唐草10が弾性支持さ
れる。そして、スレート板3を貫通して釘4を野地板1
に打ち込み、スレート板3を介して野地板1に軒先唐草
10を固定する。この部分の野地板1は下方から破風板
5で支持されているため、釘打ちの際に加えられる力
は、釘4の打込み及び釘4による確実な固着に消費され
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】図1のように軒先唐草
10を取り付ける方式では、下端の金属板6が軒先から
長く突出することが避けられない。すなわち、軒先唐草
10は、平面部12と垂直部13とのコーナーから係止
部15が突出しており、この係止部15に軒先側屋根板
6の内方突出部7が係合される。そのため、破風板5に
取り付けられた雨樋8と比較して、軒先側屋根板6の下
縁が家屋側面から離れた箇所に位置する。したがって、
屋根の傾斜面を流下した雨水Aは、雨樋8を越えて縁側
の地面等に直接落下する割合が多くなる。その結果、家
屋の周辺に水溜ができたり、湿気の多い環境となる虞れ
がある。本発明は、このような問題を解消すべく案出さ
れたものであり、軒先唐草と軒先側屋根板との係合部を
軒先唐草の上面側に設けることにより、軒先に突出する
屋根板の長さを短くし、屋根の傾斜面を流下した雨水を
効率よく雨樋に集めることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の金属屋根板用軒
先唐草は、その目的を達成するため、屋根板を敷設する
野地板又はスレート板の表面と平行に伸びる平面部と、
野地板又はスレート板の前端面に当接する垂直部と、該
垂直部から前記平面部と平行に折り曲げられた屈曲部
と、該屈曲部の先端に設けられた弾性係止部と、前記垂
直部の近傍位置で前記平面部から立ち上げられ、軒先側
に屈曲した係止部とを備え、該係止部は、軒先側屋根板
の下端側に設けた内方突出部と噛み合うことを特徴とす
る。屈曲部を更に折り曲げることにより、既設水切りを
覆う水切り部を設けることもできる。軒先唐草に噛み合
わされた軒先側屋根板は、その下縁が破風板に取り付け
られた雨樋の中央部又は中央部から破風板側の上方に位
置する。
【0007】
【実施例】
実施例1:本実施例の軒先唐草は、耐食性,耐久性に優
れた塗装鋼板,めっき鋼板,ステンレス鋼板,塗装ステ
ンレス鋼板等を図2に示す形状に成形している。軒先唐
草10は、野地板1の表面と平行な平面部12を屈曲し
て垂直部13とし、垂直部13を更に屈曲して屈曲部1
1としている。垂直部13に近い平面部12の途中を起
立させ、垂直部13側に屈曲した係止部16を成形して
いる。平面部12の上縁は、上段側の屋根板2に噛み合
う係止部17となっている。平面部12の適宜の箇所を
屈曲させ、軒先と平行な方向に延びる複数の水切り部を
設けることもできる。この軒先唐草10を用いて屋根板
2,6を取り付けるとき、軒先側屋根板6の内方突出部
7は、図3に示すように軒先唐草10の平面部12から
立上がった係止部16に噛み合う。そのため、屋根板6
が軒先から突出する長さが図1に比較して短く、屋根板
6の下縁が雨樋8の中央部又は中央部から破風板5より
の箇所の上方に位置する。したがって、図1で説明した
ような雨樋8を飛び越える雨水Aが防止され、雨水の落
下により縁側に水溜ができることがない。
【0008】実施例2:屋根板2,6を敷設しようとす
る家屋には、既設の水切り9が設けられていることが多
い。既設水切り9は、長期にわたって風雨に曝されてい
ることから、錆,変色等により表面が劣化している場合
がある。このような軒先に対しては、図4に示す水切り
部18を形成した軒先唐草10が使用される。水切り部
18は、屈曲部11を曲げることで成形されており、そ
の先端に弾性係止部14が設けられている。この軒先唐
草10は、図5に示すように、水切り部18の先端にあ
る弾性係止部14が既設水切り9の表面を押圧するよう
に取り付けられる。或いは、図6に示すように、既設水
切り9の下端を弾性係止部14で包み込むように、軒先
唐草10を取り付けることもできる。何れの場合も、既
設水切り9が水切り部18で覆われ、美麗な施工仕上り
となる。また、実施例1と同様に軒先側屋根板6の下縁
が雨樋8の中央部又は破風板5よりの箇所の上方に位置
するため、雨樋8を飛び越えて落下する雨水がなくな
る。
【0009】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明の軒先唐
草は、軒先側屋根板に噛み合う係止部を上面側に設けて
いるので、軒先から突出する屋根板の長さを短くするこ
とができる。そのため、屋根の傾斜面に沿って流下した
雨水が雨樋を飛び越えて落下することが防止され、家屋
の縁側に水溜りができることなく、快適な環境が維持さ
れる。しかも、軒先唐草を野地板に固着する作業は、平
易な作業姿勢がとれる平面部の釘打ちだけでよいため、
作業効率が改善されると共に、作業の安全性も向上す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明者等が先に提案した軒先唐草
【図2】 実施例1の軒先唐草
【図3】 同軒先唐草を用いて敷設した屋根板
【図4】 実施例2の軒先唐草
【図5】 同軒先唐草を用いて敷設した屋根板の一例
【図6】 同軒先唐草を用いて敷設した屋根板の他の例
【符号の説明】
1:野地板 2:金属製屋根板 3:スレート板
4:釘 5:破風板 6:軒先側屋根板 7:内方突出部 8:雨樋
9:既設水切り 10:軒先唐草 11:屈曲部 12:平面部
13:垂直部 14:弾性係止部 15〜17:係止部 18:水
切り部 A:雨水

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 屋根板を敷設する野地板又はスレート板
    の表面と平行に伸びる平面部と、野地板又はスレート板
    の前端面に当接する垂直部と、該垂直部から前記平面部
    と平行に折り曲げられた屈曲部と、該屈曲部の先端に設
    けられた弾性係止部と、前記垂直部の近傍位置で前記平
    面部から立ち上げられ、軒先側に屈曲した係止部とを備
    え、該係止部は、軒先側屋根板の下端側に設けた内方突
    出部と噛み合うことを特徴とする金属屋根板用軒先唐
    草。
  2. 【請求項2】 既設水切りを覆う水切り部が屈曲部を更
    に折り曲げることにより形成されている請求項1記載の
    金属屋根板用軒先唐草。
  3. 【請求項3】 軒先唐草に噛み合わされた軒先側屋根板
    の下縁が破風板に取り付けられた雨樋の中央部又は中央
    部から破風板側の上方に位置する請求項1又は2記載の
    金属屋根板用軒先唐草。
JP26607896A 1996-10-07 1996-10-07 金属屋根板用軒先唐草 Pending JPH10110509A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26607896A JPH10110509A (ja) 1996-10-07 1996-10-07 金属屋根板用軒先唐草

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26607896A JPH10110509A (ja) 1996-10-07 1996-10-07 金属屋根板用軒先唐草

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10110509A true JPH10110509A (ja) 1998-04-28

Family

ID=17426050

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP26607896A Pending JPH10110509A (ja) 1996-10-07 1996-10-07 金属屋根板用軒先唐草

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10110509A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005090033A (ja) * 2003-09-16 2005-04-07 Shigeru Omori 唐草
JP2016156171A (ja) * 2015-02-24 2016-09-01 アイジー工業株式会社 軒先唐草

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005090033A (ja) * 2003-09-16 2005-04-07 Shigeru Omori 唐草
JP2016156171A (ja) * 2015-02-24 2016-09-01 アイジー工業株式会社 軒先唐草

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5287670A (en) Double roofing roof structure
US4418505A (en) Starter strip for a tile roof
JP2013068073A (ja) 平板金属瓦、この平板金属瓦を用いた屋根構造、およびその設置方法
JPH10110509A (ja) 金属屋根板用軒先唐草
JP3219333U (ja) 屋根材固定用棟部取付部材
JPH0257621B2 (ja)
JP6878151B2 (ja) 屋根構造
JP2506043B2 (ja) タイルブロック製屋根
JP5743126B2 (ja) 軒先唐草を用いた軒先構造
JP2750413B2 (ja) 金属屋根板用軒先唐草
JPH041210Y2 (ja)
JPS6129880Y2 (ja)
JP2530563Y2 (ja) けらば用屋根パネル
JPH072845Y2 (ja) 台座付き屋根板
JP2520845B2 (ja) 二重葺き屋根構造
JPH082274Y2 (ja) 屋根の構造
JPH0636141Y2 (ja) 屋根排水構造
JP2510414Y2 (ja) 屋根パネル
JP2966358B2 (ja) 横葺き屋根
JPH086931Y2 (ja) けらばの水切り構造
JPH11303327A (ja) 傾斜屋根用屋根材及び屋根構造
JPH1150616A (ja) 金属製屋根板用軒先唐草
JP2767723B2 (ja) 2重葺き屋根
JP2520846B2 (ja) 二重葺き屋根構造
JP2520844B2 (ja) 二重葺き屋根構造