JPS6019851Y2 - 板状体の取付部材 - Google Patents

板状体の取付部材

Info

Publication number
JPS6019851Y2
JPS6019851Y2 JP15462879U JP15462879U JPS6019851Y2 JP S6019851 Y2 JPS6019851 Y2 JP S6019851Y2 JP 15462879 U JP15462879 U JP 15462879U JP 15462879 U JP15462879 U JP 15462879U JP S6019851 Y2 JPS6019851 Y2 JP S6019851Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
plate
hook
shaped
mounting section
mounting member
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP15462879U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5671820U (ja
Inventor
瑞夫 岡田
高有 西村
Original Assignee
三菱レイヨン株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 三菱レイヨン株式会社 filed Critical 三菱レイヨン株式会社
Priority to JP15462879U priority Critical patent/JPS6019851Y2/ja
Publication of JPS5671820U publication Critical patent/JPS5671820U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS6019851Y2 publication Critical patent/JPS6019851Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Roof Covering Using Slabs Or Stiff Sheets (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、温室や養魚ハウスの採光板あるいは軒や車庫
の屋根材等の各種板状体を、母屋材等の支承部材に取付
ける際に用いる取付部材に関するものである。
従来温室や養魚ハウスに用いる採光板としてはもっばら
硝子板が用いられていたが、最近はメタクリル樹脂板や
FRP板状体等の合成樹脂板が用いられるようになって
きている。
この合戒樹脂板状板は、硝子板に比べて重量が小さく破
損しにくい特徴を有しており、これらの多くはその成形
性を利用し板に剛性をもたせるため全体を波形に成形し
ている。
そしてこのような波状の合成樹脂板を温室の採光板等と
してその波の隣接方向に並べて取付ける場合、その波同
志を重ね合わせフックボルトによって行なうのが一般的
である。
すなわち重ね合わせ部は第7図ないし第9図に示すよう
に、第7図の一山重ね、第8図の三山重ね、第9図の三
山重ねの構造がとられる。
しかしながら、多数の波状採光板をその波の重ね合せに
よつ取付けようとすると、重なり部の波の形状が一致せ
ずしかも波はフックボルトの固着によって押圧されて変
形を受けやすく、したがって重ね合せが完全でなく隙間
等が生じやすい欠点がある。
特に、第7図の一山重ねでは重ね代が不十分となって重
ならないことがあり、第8図や第9図の三山重ねや三山
重ねでも上述のように隙間が生じやすく、しかも第8図
や第9図の場合その分だけ材料を余分に使わなければな
らない難点がある。
またフックボルトを用いると、ボルトの部分に塵埃が付
着しやすく、積雪地帯では雪が溜り自然落下の妨げにな
る憾みがある。
このため最近では、例えば第4図に示すような取付けに
使用する一側縁ないし全周縁に平坦な部分を形成した波
状の板状体が提案されている。
このような板状体は、取付ける側縁部が平坦になってい
るため、平板と同じように隣接する板状体を突き合せて
取付けることができ、板状体の側縁を嵌合させる嵌合溝
をもってアルミニウム等の型材を用いて取付けることと
なる。
この種型材は平板を取付ける際も同じであるが、嵌合代
に相当する嵌合溝をあまり深くすることはできない。
すなわち開口部の距離に対しその奥行の距離の比が相当
に大きいような型材は、成形しえない不都合があり、嵌
合代を十分にとって板状体を取付ける場合には使用する
ことができない欠点がある。
勿論この種の型材は硝子板等の取付けにも使用されてい
るが、特に大型の板状体等嵌合代を十分とりたい場合に
は同様な不都合が生じている。
本考案者等はこのような従来の問題に鑑み、上部取付型
材と下部取付型材とに分離した独特な取付部材について
検討した結果本考案を完成したもので、その要旨とする
ところは、支承部材Aに固着される下部取付型材1と、
該下部取付型材1に嵌合して用いられる上部取付型材2
とからなり、両歌付部材1,2の両端部分に板状体を挟
着するようになっており、しかも両歌付型材1,2には
夫々の略中夫に、上部と下部で向い合って突出し、しか
も下部同志および上部同志では鉤の向きが同じで下部と
上部とで互いに鉤の向きが異なりともに平行に延びてい
るそれぞれ2条の鉤状部12.22が設けられかつ、該
鉤状部12.22の両側には隣接する板状体Bの側縁3
を押え込むための平坦状部11.21が設けられており
、さらに上部取付型材2の2条の鉤状部22の間には、
この上部取付型材2の長さ方向に直交しかつ鉤の向きと
は逆向きの略コ字状切込み23が設けられていることを
特徴とする板状体の取付部材にある。
以下、本考案を実施例の図面に従って説明するが、この
例は本考案の取付部材を温室採光板の取付けに適用した
例を示している。
第2図は第1図のX−X線の拡大断面図であり、まず同
図および第3図を中心に説明する。
図中Aが母屋材といわれる板状体Bを取付ける支承部材
、Bがメタクリル樹脂板、ガラス繊維強化メタクリル樹
脂板、ガラス繊維強化不飽和ポリエステル樹脂板、塩化
ビニル樹脂板あるいは硝子板等の板状体である。
なお、板状体Bの形状としてこの例では、第4図のよう
な一側に平坦な側縁3を有する波状のものを用いている
が、勿論一般の平板でも使用できる。
板状体の厚さは、種類や用途によって一定ではないが、
概ね0.5〜5閣程度である。
本考案の取付部材は、主として下部取付型材1と上部取
付型材2とからなっており、これらはアルミニウムや鋼
材等によって製作されている。
すなわち、1の下部取付型材は支承部材Aに固着される
ようになっており、2の上部取付型材がこの下部取付型
材1と嵌合するようになっている。
そして両歌付型材1,2の夫々の略中夫に上部と下部で
向い合って突出し、しかも下部同志および上部同志では
鉤の向きが同じで下部と上部とで互いに鉤の向きが異な
りともに平行に延びているそれぞれ2条の鉤状部12.
22が設けられかつ、該鉤状部12.22の両側には隣
接する板状体Bを押え込むための平坦状部11.12が
設けられている。
このうち鉤状部12.22は、両歌付型材1.2の夫々
の中央に設けられ、そして下部取付型材1と、下部同志
および上部同志では鉤の向きが同じで下部と上部とでは
互いに鉤の向きが異なるように、しかもともに平行に延
びるように夫々2条設けられ、それらは相対する位置に
向き合って突出して形成されている。
また平坦状部11゜21は互いに対向して設けられ、こ
れによって形成された空間に板状体Bの側縁が嵌挿され
押え込まれる。
したがってこの部分は押え代に相当するので、平坦状部
11.21の奥行き長さは所望の設定寸法とすればよい
なお、図示の例では下部取付型材1の両方の平坦状部1
1に凸部11aを設けている。
このようにこの平坦状部11あるいは21は多少の凹凸
部があっても実質的に平坦であればよく、必ずしも平坦
面だけに限られない。
従来の型材では、上下の取付型材が一体化されているた
め、この奥行きを深くすることができなかったが、本考
案はこの部分を分割しているので十分長くすることがで
きる。
図中23は上部取付型材2の鉤状部22間にプレス成形
等で設けられた、上部取付型材2の長さ方向に直交しか
つ鉤の向きとは逆向きの略コ字状切込み、13は下部取
付型材1に設けられたストッパーである。
次に施工手順について説明すると、支承部材(母屋材)
Aにまず下部取付型材1をねじ4によって固着する。
次いで両側の平坦状部11に板状体Bの側縁3を載置し
、さらにパツキン5を載せる。
この状態で上部取付型材2を当てがいながら横方向から
摺動させ、この鉤状部22を下部取付型材1における鉤
状部12に引掛けようにして嵌合させる。
このようにして嵌合させたのち、第3図に示す略コ字状
切込み23をドライバーの先等で押え(矢印イ)第2図
のように折曲させると、上部取付型材2の移動を止める
こととなり、これによって上部取付型材2の脱落を防止
することができる。
この際過度の折曲を防ぐためストッパー13を設けてお
くと便利である。
なお、略コ字状切込み23の形状は、上部取付型材2の
長さ方向に直交しかつ鉤の向きと逆向きであれば、第3
図以外に第5図の台形状のものあるいは第6図の逆台形
状のものでも構わない。
以上のように本考案の取付部材を用いて板状体Bを取付
けるときには、取付部材が上部取付型材2と下部取付型
材1とに分割されているため、従来の一体となった型材
のように奥行方向の押え代が不十分になることがなく、
設定通りの長さとすることができ、しかも施工方法も下
部取付型材1を固着したのち板状体Bの側縁3を押え込
んで上部取付型材2を嵌合し、さらに略コ字状切込み2
3を折曲するだけで作業でき、特別の固着ねじを用いる
必要がない。
このように取付けられた取付部分の構造は、吹き上げ力
等による上下方向の力に対しては鉤状部12.22の噛
み合せにより抗し、上部取付型材2の脱落に対しては折
曲されたコ字状切込み23によって防止することができ
る。
また、本考案の取付部材は押え代に相当する奥行き寸法
を十分に長くすることができるため、板状体Bとして合
成樹脂板を用いたときに生ずる膨張、収縮による寸法変
化を見越して設計することができる。
上記の例において板状体Bは、第4図に示すような平坦
な側縁付きの波板を用いているが、板状体Bの形状はこ
れに限定されるものではなく、平板でも他の形状に成形
したものでも使用できることは勿論である。
また、本考案の取付部材は屋根材の取付けだけに限られ
るものではなく、垂直あるいは傾斜した壁材の取付けに
も使用することができる。
この場合で垂直に取付けるときには、当然に下部取付型
材1は内側部材として、また上部取付型材2は外側部材
として用いられることとなるが、本考案の機能が特に変
わるものではない。
本考案は以上詳述した如き構成からなり、取付部材を上
部取付型材と下部取付型材とに分割しているので、隣接
する相互の板状体を押え込む奥行の長さを十分に長く設
定することができて、特に大型の板状体の押え代を十分
にとって取付けることが可能となり、しかも上部取付型
材と下部取付型材とは相互の鉤状部によって嵌合しさら
に略コ字状切込みを折曲させて止着しているので取付け
は強固で安定性がよく、これらの作業も簡単に行えて施
工能率を向上させることができる利点がある。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の取付部材を温室採光板の取付けに適用し
た例を示すもので、第1図は温室の概観図、第2図は第
1図X−X線の拡大断面図、第3図は第2図に相当する
部分の斜視図、第4図は本考案に用いる板状体の斜視図
、第5図および第6図は略コ字状切込みの他の例を示す
上部取付型材の部分平面図、第7図ないし第9図は従来
の取付は構造の例を示すもので、第7図は一山型ねの場
合の概略図、第8図は三山重ねの場合の概略図、第9図
は三山重ねの場合の概略図である。 A・・・・・・支承部材、B・・・・・・板状体、1・
・・・・・下部取付型材、11・・・・・・平坦状部、
12・・・・・・鉤状部、2・・・・・・上部取付型材
、21・・・・・・平坦状部、22・・・・・・鉤状部
、23・・・・・・略コ字状切込み、3・・・・・・側
縁。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 支承部材Aに固着される下部取付型材1と、該下部取付
    型材1に嵌合して用いられる上部取付型材2とからなり
    、両歌付型材1,2の両端部分に板状体を挟着するよう
    になっており、しかも両歌付型材1,2には夫々の略中
    夫に、上部と下部で向い合って突出し、しかも下部同志
    および上部同志では鉤の向きが同じで下部と上部とで互
    いに鉤の向きが異なりともに平行に延びているそれぞれ
    2条の鉤状部12.22が設けられかつ、該鉤状部12
    ,22の両側には隣接する板状体Bの側縁3を押え込む
    ための平坦状部11.21が設けられており、さらに上
    部取付型材2の2条の鉤状部22の間には、この上部取
    付型材2の長さ方向に直交しかつ鉤の向きとは逆向きの
    略コ字状切込み23が設けられていることを特徴とする
    板状体の取付部材。
JP15462879U 1979-11-07 1979-11-07 板状体の取付部材 Expired JPS6019851Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15462879U JPS6019851Y2 (ja) 1979-11-07 1979-11-07 板状体の取付部材

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15462879U JPS6019851Y2 (ja) 1979-11-07 1979-11-07 板状体の取付部材

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5671820U JPS5671820U (ja) 1981-06-13
JPS6019851Y2 true JPS6019851Y2 (ja) 1985-06-14

Family

ID=29385219

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP15462879U Expired JPS6019851Y2 (ja) 1979-11-07 1979-11-07 板状体の取付部材

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6019851Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6143316U (ja) * 1984-08-25 1986-03-20 松下電工株式会社 外装材接続用継手

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5671820U (ja) 1981-06-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4641473A (en) Clip construction for wall arrangement
US4295316A (en) Nestable building wall panel
JPS6019851Y2 (ja) 板状体の取付部材
US4747249A (en) Subpurlin and attachment assembly
JPS6012819Y2 (ja) 板状体の取付部材
JPS603216Y2 (ja) 板状体の取付部材
JPH0613298Y2 (ja) 金属板葺き屋根
JPH0740571Y2 (ja) 二重折版屋根
JPS5847131Y2 (ja) 波板の接続装置
JPH0240660Y2 (ja)
JPH0640742Y2 (ja) スレート建造物用補修構造
US4759166A (en) Roof panel
JPH033169Y2 (ja)
JPS6224657Y2 (ja)
JPH0243132Y2 (ja)
GB2254865A (en) Fastener for roof panels
JP2604642Y2 (ja) 屋根葺構造
JPH0450762Y2 (ja)
JPH042248Y2 (ja)
JPS586975Y2 (ja) 外装パネル
JPH0135857Y2 (ja)
JPS61200249A (ja) 嵌合外囲体
JPS5919053Y2 (ja) 金属成形かわらを用いた屋根構造
JPS6127361Y2 (ja)
JPS6113617Y2 (ja)