JPH0637774B2 - 柱脚の接合工法 - Google Patents

柱脚の接合工法

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JPH0637774B2
JPH0637774B2 JP61226502A JP22650286A JPH0637774B2 JP H0637774 B2 JPH0637774 B2 JP H0637774B2 JP 61226502 A JP61226502 A JP 61226502A JP 22650286 A JP22650286 A JP 22650286A JP H0637774 B2 JPH0637774 B2 JP H0637774B2
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直樹 田中
俊夫 佐伯
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Kajima Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、鉄骨造りや鉄骨鉄筋コンクリート造りの建築
物の柱脚部分の接合工法に関する。
〔従来の技術〕
かかる柱脚の接合としては、従来第8図に示すようにベ
ースプレート1aを有する鉄骨柱1をアンカーボルト2
で基礎コンクリート3に定着している。図中4は高強度
無収縮モルタルを示し、4aは通称「まんじゅう」と言
われるレベル調整モルタルである。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかし、このようなアンカーボルト2で直接ベースプレ
ート1aを固定する方法では、基礎コンクリート3を打
設する際にセットすべきアンカーボルト2が正規の位置
から移動してしまうことが多い。
その結果、柱1を設置するのに該アンカーボルト2と柱
ベースプレート1aのボルト穴とが合わなくなり、アン
カーボルト2を多少ねじ曲げて無理に合わせたり、ベー
スプレート1aのボルト穴を開け直したりしてきわめて
面倒なことになる。
また、現行の鉄骨工事精度標準によればアンカーボルト
2の芯ずれ許容値は2〜3mmと厳しく定められ、施工の
際にはかなりの神経を使わねばならない。
本発明の目的は前記従来例の不都合を解消し、基礎コン
クリートと鉄骨柱のベースプレートの間隔調整およびベ
ースプレートの水平取りが容易で、また、鉄骨柱のベー
スプレートのボルト穴と基礎コンクリートに埋設するア
ンカーボルトの芯ずれに対して簡単に対処でき、しかも
十分設計通りの力の伝達が得られる柱脚の接合工法を提
供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は前記目的を達成するため、中空体の上面板に柱
のベースプレート固定用の直ボルト下端を差入れるルー
ズ孔を設け、該中空体下面にアンカーボルト上端のネジ
径と合致する筒状の螺合用雌ネジ体を突設した接合金具
を使用し、先行して基礎コンクリート中に埋設したアン
カーボルトの上端ネジ部に筒体からなる保護キャップを
取付け、基礎コンクリートの硬化後にこの保護キャップ
を外すことで、アンカーボルトの上端ネジ部外周の基礎
コンクリートに係合孔を形成し、前記接合金物の筒状の
螺合用雌ネジ体をこの係合孔に挿入して前記中空体の高
さ調整をしながらアンカーボルトの上端ネジ部に螺合
し、中空体上に柱のベースプレートを載せ、前記ルーズ
孔を介して直ボルト及びナットで固定することを要旨と
するものである。
〔作用〕
本発明によれば、基礎コンクリートの硬化後にアンカー
ボルトの上端ネジ部に取付けた保護キャップを外すこと
で、アンカーボルトの上端ネジ部外周の基礎コンクリー
トに係合孔が形成され、接合金具の雌ネジ体をこの係合
孔に挿入しながら、適宜回転してアンカーボルト上端ネ
ジ部に螺合させるだけの簡単な作業で、この螺合する長
さを調整することにより該雌ネジ体上方の中空体の高さ
を決定できる。
このようにして各々の接合金具を適宜高さ調節して、ベ
ースプレートをこの接合金具に載せた場合に該ベースプ
レートが水平になるように設定する。
そして、接合金具とベースプレートとを直ボルト及びナ
ットで固定するが、このベースプレートのボルト穴の位
置がずれていても、中空体の上面板のルーズ孔で吸収で
き、またアンカーボルトとベースプレートとはこの中空
体及びそれに接続する直ボルトを介して強固に接合さ
れ、力の伝達はロスなく確実に行われる。
〔実施例〕
以下、図面について本発明の実施例を詳細に説明する。
まず先に本発明で使用する接合金具6について説明する
と、第2図に示すように高強度鋼製で、上部中空体7の
上面板7aの中央に通常のボルト(M22程度)を用いた
直ボルト8の径の約2倍程のすなわち、ボルト8がその
径の半分まで自由に移動できる径のルーズ孔9を形成し
た。
さらに、該中空体7の両側には窓穴状の開口10を相互に
連通するように形成し、また下面に筒状の雌ネジ体11を
一体的に突設する。この雌ネジ体11の内部ネジ径はアン
カーボルト5が接合できるように、その上端のネジ径と
合致させる。
次に、前記接合金具6を用いて行う本発明工法を説明す
る。第3図〜第7図はその各工程を示すもので、まず、
第3図に示すように基礎コンクリート3を打設するとき
に先行してアンカーボルト5を打設するが、該アンカー
ボルト5は従来よりも短尺のものでよく、その上端ネジ
部に保護キャップ12を仮に螺合しておく。この保護キャ
ップ12は上端にナット12a を取付けた筒体で、その大き
さは前記接合金具6の雌ネジ体11と同一とした。
第4図に示すように、基礎コンクリート3が硬化後、前
記保護キャップ12を外すとこの保護キャップ12があった
場所が空所となり、アンカーボルト5の上端ネジ部の外
周の基礎コンクリート3にに係合孔18が形成される。
第5図に示すように、その係合孔18に前記筒状の雌ネジ
体11の先を差し入れるようにして、同時に、雌ネジ体11
をアンカーボルト5の上端ネジ部と螺合させる。
その際、中空体7下面の雌ネジ体11は適宜な長さを有す
るので、これが係合孔18内にどの程度挿入され、また、
アンカーボルト5の上端ネジ部とどの程度重なりあって
螺合するかで、雌ネジ体11の上部、すなわち、接合金具
6の中空体7の高さ位置を調整できる。
このようにして、各々の接合金具6を適宜高さ調節し
て、この接合金具6上に後述のベースプレート1aを載
置した場合に、このベースプレート1aと基礎コンクリ
ート3の上面との必要な間隔が確保され、しかも、該ベ
ースプレート1aが水平になるようにする。
なお、雌ネジ体11内に予め硬化速度の遅いエポキシ接着
剤を注入しておけばアンカーボルト5と接合金具6の一
体化がより強固に図れ、またアンカーボルト5の下端の
フック部は従来よりも5cm程度深くしておいた方が好ま
しい。
他の実施例として、第9図に示すようにこのアンカーボ
ルト5は下端をフックにしたフックボルトを用いずに直
ボルトとし基礎コンクリート3中に埋設するアンカフレ
ーム16にその下端をアンカーナツト17でナット止めする
こともあり得る。
接合金具6上に柱1のベースプレート1aを載せ、次い
で、第6図に示すように、開口10を介して、接合金具6
の中空体7内にナット13及び大形ワッシャー14を差入
れ、ベースプレート1aのボルト穴を介して上から高強
度の直ボルト8をルーズ孔9内に差込み、その下端に前
記ナット13及びワッシャー14を嵌め込む。なお、このワ
ッシャー14は、従来のワッシャー(M22高力ボルト用)
に比べて 1.5倍程度の径で、2倍程度の板厚のものとす
る。
そして、第7図に示すように直ボルト8の上端にナット
13及びワッシャー15を取付けて接合金具6とベースプレ
ート1aをボルト止めするが、この場合直ボルト8はル
ーズ孔9により、 0.5Dほど調整可能であり、これによ
りアンカーボルト5とベースプレート1aのボルト穴と
の芯合わせも同じだけ調整可能である。
最後に、基礎コンクリート3とベースプレート1a間に
高強度無収縮モルタル4を充填して第1図に示すように
施工は完了する。
〔発明の効果〕
以上述べたように本発明の柱脚の接合工法は、基礎コン
クリートと鉄骨柱のベースプレートの間隔調整およびベ
ースプレートの水平取りは、筒状の螺合用雌ネジ体を係
合穴に挿入してアンカーボルトの上端ネジ部に螺合させ
るだけの簡単な作業のみですみ、取扱いが容易であり、
柱のレベル調整を従来のごとくモルタル製の「まんじゅ
う」と称せられる高度な技術を要することなく、簡単に
行えるのである。
また、鉄骨柱のベースプレートのボルト穴と基礎コンク
リートに埋設するアンカーボルトの芯が多少ずれても簡
単に対処できて施工の合理化を図ることができ、しかも
十分設計通りの力の伝達が得られ、力学的品質保証もあ
るものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の柱脚の接合工法の1実施例を示す正面
図、第2図は同上接合金具の斜視図、第3図〜第7図は
本発明工法の各工程を示す正面図、第8図は従来例を示
す正面図、第9図は本発明工法で使用するアンカーボル
トの他例を示す正面図である。 1……鉄骨柱、1a……ベースプレート 2……アンカーボルト、3……基礎コンクリート 4……高強度無収縮モルタル 4a……レベル調整モルタル 5……アンカーボルト、6……接合金具 7……中空体、7a……上面板 8……直ボルト、9……ルーズ孔 10……開口、11……雌ネジ体 12……保護キャップ、12a……ナット 13……ナット、14……大形ワッシャー 15……ワッシャー、16……アンカーフレーム 17……アンカーナット、18……係合孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭52−73002(JP,U) 実開 昭51−64513(JP,U) 特公 昭55−6131(JP,B2)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】中空体の上面板に柱のベースプレート固定
    用の直ボルト下端を差入れるルーズ孔を設け、該中空体
    下面にアンカーボルト上端のネジ径と合致する筒状の螺
    合用雌ネジ体を突設した接合金具を使用し、先行して基
    礎コンクリート中に埋設したアンカーボルトの上端ネジ
    部に筒体からなる保護キャップを取付け、基礎コンクリ
    ートの硬化後にこの保護キャップを外すことで、アンカ
    ーボルトの上端ネジ部外周の基礎コンクリートに係合孔
    を形成し、前記接合金物の筒状の螺合用雌ネジ体をこの
    係合孔に挿入して前記中空体の高さ調整をしながらアン
    カーボルトの上端ネジ部に螺合し、中空体上に柱のベー
    スプレートを載せ、前記ルーズ孔を介して直ボルト及び
    ナットで固定することを特徴とした柱脚の接合工法。
JP61226502A 1986-09-24 1986-09-24 柱脚の接合工法 Expired - Lifetime JPH0637774B2 (ja)

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