JPH0635430B2 - スルホフェニル炭酸エステルの製法 - Google Patents

スルホフェニル炭酸エステルの製法

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JPH0635430B2
JPH0635430B2 JP2227872A JP22787290A JPH0635430B2 JP H0635430 B2 JPH0635430 B2 JP H0635430B2 JP 2227872 A JP2227872 A JP 2227872A JP 22787290 A JP22787290 A JP 22787290A JP H0635430 B2 JPH0635430 B2 JP H0635430B2
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    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C303/00Preparation of esters or amides of sulfuric acids; Preparation of sulfonic acids or of their esters, halides, anhydrides or amides
    • C07C303/32Preparation of esters or amides of sulfuric acids; Preparation of sulfonic acids or of their esters, halides, anhydrides or amides of salts of sulfonic acids
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07FACYCLIC, CARBOCYCLIC OR HETEROCYCLIC COMPOUNDS CONTAINING ELEMENTS OTHER THAN CARBON, HYDROGEN, HALOGEN, OXYGEN, NITROGEN, SULFUR, SELENIUM OR TELLURIUM
    • C07F9/00Compounds containing elements of Groups 5 or 15 of the Periodic Table
    • C07F9/02Phosphorus compounds
    • C07F9/28Phosphorus compounds with one or more P—C bonds
    • C07F9/54Quaternary phosphonium compounds
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C11ANIMAL OR VEGETABLE OILS, FATS, FATTY SUBSTANCES OR WAXES; FATTY ACIDS THEREFROM; DETERGENTS; CANDLES
    • C11DDETERGENT COMPOSITIONS; USE OF SINGLE SUBSTANCES AS DETERGENTS; SOAP OR SOAP-MAKING; RESIN SOAPS; RECOVERY OF GLYCEROL
    • C11D3/00Other compounding ingredients of detergent compositions covered in group C11D1/00
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    • C11D3/3902Organic or inorganic per-compounds combined with specific additives
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Description

【発明の詳細な説明】 発明の分野 本発明は、洗剤組成物中の漂白剤前駆物質として有用
な、四級基を有するスルホン化フェニル炭酸エステルの
製法に関する。
従来技術 漂白剤として過ほう酸ナトリウムを含む洗剤組成物は通
常、60℃以下の洗濯水温度で酸素放出化合物を活性化す
る前駆物質を必要とする。最近発行された米国特許第4,
751,015号明細書(Humphreysら)は、第四アンモニウム
またはホスホニウム置換ペルオキシ炭酸エステルとして
同定される非常に有効な漂白剤前駆物質を報告し、これ
らの前駆物質は二段階法で合成されると報告されてい
る。例えば2−(N,N,N−トリメチルアンモニウ
ム)エチルナトリウム4−スルホフェニルカルボネート
クロリド(SPCC)の場合は、先ずホスゲンを塩化コ
リンのクロロホルム溶液と反応させてコリンクロロホル
メートクロリドを製造し、次にコリンクロロホルメート
クロリドを結晶性の固体として単離する。第二段階で
は、固体のコリンクロロホルメートクロリドを等モル量
の水酸化ナトリウムを含有する4−フェノールスルホン
酸ナトリウムの水溶液に加えた。
この方法には多くの問題がある。例えば、コリンクロロ
ホルメートクロリドは非常に吸湿性が高く、取扱が難し
い。クロロホルメートが溶液から自然に結晶することが
記されている。このために、工業生産の際にパイプライ
ンのつまりを避けるようにすることが課題となる。さら
に、最終生成物であるSPCCの収量が一定ではなく、
ときには非常に低い(40-85%)こともある。また、最
終生成物の安定性も問題である。
この方法による最終漂白剤前駆物質例えばSPCCは通
常、非常に多量の塩化ナトリウムを含有している。この
副産物は多くの理由から望ましくない。塩化ナトリウム
は洗濯機の金属部分の腐食を促進する他、有用な機能を
呈することなく洗剤組成物中の貴重な空間を占めるから
である。
直接的スルホン化反応を含む合成経路も示唆されてい
る。関係する対イオンが塩基性または親核性を有すると
きには、炭酸またはカルボン酸の第四アンモニウム、ホ
スホニウムまたはスルホニウム置換アリールエステルの
スルホン化に通常1当量以上のスルホン化剤(例えば三
酸化硫黄)が必要である。この要件は、対イオンがスル
ホン化剤と非常に強力に複合するからである。例えば、
塩素イオンは三酸化硫黄と複合しClSO となる。
同様に、硫酸水素アニオン及び硫酸ジアニオンは三酸化
硫黄と複合し、各々、HS 及びS 2−
形成する。
対イオンの複合の問題は、エステルをオレウムでスルホ
ン化すれば解決できる。その手順は係属出願中の米国特
許出願NO.07/272,143に報告されている。実際のスルホ
ン化剤はオレウムの硫酸成分である。ここでは、三酸化
硫黄成分は硫酸スルホン化の副産物として形成される水
に対する内部乾燥剤として作用する。容易に高収量が得
られ、(対イオンが塩素のときには)塩化ナトリウムを
含まない生成物が形成されるが、かなりの量の硫酸ナト
リウムを含有するスルホン化アリールエステルが得られ
る。最適の反応条件でも、最終生成物は、所望のスルホ
ン化アリールエステルを約40-45%、硫酸ナトリウムを5
5-60%及び塩化ナトリウムを1%含んでいる。硫酸ナト
リウムは多くの繊維洗濯用粉末洗剤の一成分であるが、
高活性エステルが得られる方法ではこの物質の配合をよ
り柔軟に変更しうるであろう。
従って、本発明の目的は第四アンモニウムまたはホスホ
ニウム置換炭酸エステルの改良された合成方法を提供す
ることである。
本発明のより特定的な目的は、最終生成物中に存在する
塩化ナトリウム及び/または硫酸ナトリウムの量を減少
し得る炭酸エステルの改良された製法を提供することで
ある。
本発明のもう一つの目的は、比較的再現性のある高収量
が得られる炭酸エステルの合成法を提供することであ
る。
本発明のさらにもう一つの目的は、別に中和ステップを
必要とすることのない炭酸エステルの改良された製法を
提供することである。
本発明のこれらのそして他の目的は以下の説明により明
らかになるであろう。
発明の概要 本発明によると、式: [式中、 R,R及びRは各々アルキル、アルケニル、アル
キニル、シクロアルキル、シクロアルケニル、アルカア
リール、アリール、フェニル、ヒドロキシアルキル及び
ポリオキシアルキレンからなる群から選択した基である
か、または R,R及びRの2つ以上が一緒になってアルキル
置換または非置換の窒素含有複素環系を形成するか、ま
たは R,R及びRの少なくとも1つがRと結合して
アルキル置換または非置換の窒素含有複素環系を形成
し; Rはアルキレン、シクロアルキレン、アルキレンフェ
ニレン、フェニレン、アリーレン及びポリアルコキシレ
ンからなる架橋基から選択され、ここで架橋基は非置換
でもアルキル、アルケニル、ベンジル、フェニル及びア
リールから選択したC−C20原子で置換されていて
もよく; Qは窒素またはリンであり; RはC−C12アルコキシ、カルボキシ、C−C
12アルキルカルボキシ及びその組合せであり; nは0から4の範囲である] のスルホフェニル第四アンモニウム及びホスホニウム炭
酸エステルの製法が提供され、この方法は (i)式: のクロルギ酸アリールと三酸化硫黄とを、各反応体を有
効量提供するモル比で反応させて、スルホン化クロルギ
酸アリールを形成するステップ;及び (ii)前記スルホン化クロルギ酸アリールを式: [式中、Zは適当な比でQと合わせたときに中性とな
る1価または多価の陰イオンである] の四級化したヒドロキシ化合物と縮合させて炭酸エステ
ルを形成するステップ; からなる。
発明の詳細な記載 本発明により、高活性のスルホフェニル第四アンモニウ
ム置換炭酸エステルを得る改良された方法が知見され
た。この方法は、三酸化硫黄による芳香族クロルホルメ
ート例えばクロルギ酸フェニルのスルホン化、及びそれ
に次ぐ得られたスルホン化クロルホルメートと第四アン
モニウム、ホスホニウムまたはスルホニウム置換アルコ
ールとの反応を含んでいる。アルコールがハロゲン対イ
オンを有しているときには、最終反応混合物を中和する
必要はない。図式化すると、クロルギ酸フェニルと塩化
コリンとの間の典型的な反応については式(1)及び
(2)で表される。
本発明では、完全なスルホン化に1当量の三酸化硫黄し
か必要ではないことが知見された。このことは、クロロ
ホルメートがどのスルホン化剤とも複合できる不安定な
塩素イオンを有していないことによる。クロルギ酸フェ
ニルのスルホン化がどんな条件下でも成功したことは驚
くべきことである。何故ならば、酸塩化物を三酸化硫黄
でスルホン化するとカルボン酸の塩化スルホニルに変わ
ることがよく知られているからである。事実、この後者
の転移は激しい反応条件、すなわち、Gilbertの「Sulfo
nation and Related Reactions」、Interscience Publi
shers、1965、pp81に報告されているような、三酸化硫黄
を使用して110-160℃で3時間という反応条件で起こっ
た。
対照的に、本発明の反応条件は比較的緩和である。−30
〜100℃、好ましくは室温〜70℃の反応温度が有効であ
ることが証明されている。反応時間は温度に応じて変化
し、1分〜3時間、好ましくは約30分〜2時間であり
うる。
本発明方法の生成物は式: [式中、 R,R及びRは各々アルキル、アルケニル、アル
キニル、シクロアルキル、シクロアルケニル、アルカア
リール、アリール、フェニル、ヒドロキシアルキル及び
ポリオキシアルキレンからなる群から選択した基である
か、または R,R及びRの2つ以上が一緒になってアルキル
置換または非置換の窒素含有複素環系を形成するか、ま
たは R,R及びRの少なくとも1つがRと結合して
アルキル置換または非置換の窒素含有複素環系を形成
し; Rはアルキレン、シクロアルキレン、アルキレンフェ
ニレン、フェニレン、アリーレン及びポリアルコキシレ
ンからなる架橋基から選択され、ここで架橋基は非置換
でもアルキル、アルケニル、ベンジル、フェニル及びア
リールから選択したC−C20原子で置換されていて
もよく; Qは窒素またはリンであり; RはC−C12アルコキシ、カルボキシ、C−C
12アルキルカルボキシ及びその組合せであり; nは0から4の範囲である] のスルホフェニル第四アンモニウムまたはホスホニウム
炭酸エステルである。
Qがリンであるホスホニウム生成物も本発明の範囲であ
るが、経済的理由からQが窒素であるのが最も好まし
い。さらに、前駆物質は、R,R及びRで包囲さ
れている第四アンモニウム炭素を含有しているのが好ま
しく、ここで、R,R及びRは各々同じでも異な
っていてもよく、アルキル、アルキルアリール、ベンジ
ル、ヒドロキシアルキル、RとRまたはRとR
が一緒に結合している第四窒素基含有複素環及びその基
の組合せからなる群から選択したC−C20原子の基
を有している。
特に、Rが短鎖のC−Cアルキル基、好ましくは
メチルであり、RおよびRがより長鎖のC−C
20アルキルまたはアルキルアリール例えばステアリ
ル、ラウリルまたはベンジルであるのが望ましい。第四
窒素と炭酸基との間のR橋については、RがC
20アルキレン、C−C12フェニレン、C−C
20シクロアルキレン、及びC−C20アルキレンフ
ェニレンからなる群から選択した架橋基であるのが望ま
しい。好ましくは、アルキレン基は2個の炭素原子を有
している。さらに、架橋基は非置換でも、C−C20
のアルキル、アルケニル、ベンジル、フェニル及びアリ
ールで置換されていてもよい。
本発明には、RとRとが一緒になって、またはR
とRとが一緒になって、アルキル置換または非置換の
窒素含有複素環系を形成する一般式(I)の化合物が包
含されうる。前記複素環系の代表には、ピリジン、モル
ホリン、ポロリジン、ピペリジン及びピペラジンがあ
る。
より特定的な化合物は米国特許第4,751,015号明細書に
挙げられており、この開示内容は参照により本明細書に
包含されるものとする。
本発明方法は一般的に (i)式: のクロルギ酸アリールと三酸化硫黄とを、各反応体を有
効量提供するモル比で反応させて、スルホン化クロルギ
酸アリールを形成するステップ;及び (ii)前記スルホン化クロルギ酸アリールを式: [式中、Zは適当な比でQと合わせたときに中性とな
る1価または多価の陰イオンである] の四級化したヒドロキシ化合物と縮合させて炭酸エステ
ルを形成するステップ; からなる。
本発明方法では溶媒を使用してもよい。スルホン化を実
施しうる好適な溶媒は塩化メチレン及び1,2−ジクロ
ロエタンのような含ハロゲン炭素化合物;二酸化硫黄;
または液化クロルホルメート自身である。上記に特定し
た溶媒を使用すると、生成物であるスルホン酸が不溶性
であるため室温で容易に沈澱する。このことは第一反応
段階の処理に非常に有利であり、沈澱した生成物は第二
の縮合段階に使用するのに十分な純度を有している。ま
た、同等の温度及び時間の条件下で、オレウムのみでス
ルホン化を実施することもできる。しかし、スルホン化
したクロルホルメートは反応媒室中でペースト状の塊を
形成するので、硫酸からの分離がより困難となる。
通常は、クロルギ酸アリールと三酸化硫黄とが約2000:
1〜約1:1.5、好ましくは約200:1〜約1:1.5、最
適には約2:1〜1:1のモル比で存在するであろう。
本発明方法の縮合ステップ、すなわち、スルホフェニル
クロロホルメートと陽に荷電したアルコールとの反応
は、反応体を溶媒に完全に溶解させるか懸濁させて、ま
たはそれらのみで実施されてきた。陽に荷電したアルコ
ールが芳香族スルホン酸のpKaに匹敵するpKaを持
つ酸の抱合体塩基である対イオンを有しているときに
は、この反応ステップが特に有利である。このような対
イオンの例は塩素である(HClのpKaは約−7に対
しArSOHのpKaは−7)。この条件が適合する
と、複分解反応が生じ、エステル生成物のスルホン酸部
分を中和する必要がなくなる。アセトニトリル中での塩
化コリンとスルホフェニルクロルホルメートとの反応の
場合、複分解反応により塩酸が形成され、これはアセト
ニトリル中に残存するが、双イオン性エステル生成物は
溶媒から沈澱する。言い替えると、中和と分離の両者が
一つのステップで好都合に実施される。
適当な容器内では、溶媒なしに上記反応を実施すること
もでき、塩化コリンとスルホフェニルクロルホルメート
とを乾燥混合させてもよい。混合直後に、2つの固体は
白色の粘性のペーストを形成する。この行動は反応体を
可溶化するように作用する塩酸の形成によるものと信じ
られている。反応生成物のペーストを数時間60℃に加熱
して、反応させると、副産物の塩酸も除去される。加熱
時間の終わりには、ペーストは、出発物質及び塩酸をほ
とんど含まない固体生成物へと変換された。溶媒を使用
する反応と同様に、塩酸の形成により中和が実施される
が、溶媒がないために反応の間に塩酸を持続的に除去す
ることができる。
以下の実施例により本発明の実施態様をより十分に説明
しよう。本明細書に示される部、パーセント及び割合は
特記しない限り重量によるものである。
実施例1 4−スルホフェニルクロルホルメートの製造 硫酸カルシウムを充填した乾燥管を上部に具備する漏斗
及びマグネチックスタラーを具備する100mlの三つ首丸
底フラスコに、塩化メチレン35mlを加えた。氷水浴で反
応溶媒を冷却した。フラスコに液体の三酸化硫黄2.8g
(0.035モル)を加えると、反応溶媒は非常に淡い透明な
黄色液体となった。次に、氷水浴で冷却した反応容器
に、反応による発熱を調整しながらフェニルクロルホル
メート5.48g(0.035モル)を滴加した。約半量のクロ
ロホルメートを添加すると、白色固体が形成され始め
た。添加が終了したら、反応混合物を室温に温めた。室
温に6時間置いた後、陽子nmr分析により95%+の変
換が確認された。真空下で溶媒を除去し、残存した白色
ないしやや淡白色の結晶性固体を使用いて縮合反応を実
施した。この物質については次のようなデータが得られ
た: PNMR(外部TMSに対して);7.5ppm (二重、2H、芳香族) 7.9ppm (二重、2H、芳香族) 10.3ppm (一重、1H、SO ) 赤外;1770cm-1(クロロホルメートカルボニル) 質量分析;236m/z分子イオン 実施例2 アセトニトリル中でのコリル4−スルホフェニルカーボ
ネートの製造 硫酸カルシウムを充填した乾燥管を上部に具備する還流
コンデンサ及びマグネチックスタラーを具備する100ml
の三つ首丸底フラスコに、塩化コリン3.41g(0.0244モ
ル)及びアセトニトリル35mlを加えた。この混合物に4
−スルホフェニルクロルホルメート5.78g(0.0244モ
ル)を加えた。クロルホルメート添加の直後に、全体的
に均質な溶液が得られた。溶液を75℃に加熱すると、20
分の加熱後に白色の沈澱が形成された。24時間後に、反
応混合物を室温に冷却し、濾過により生成物を収集し
た。HPLC分析によりこの物質が99-100%のコリル4
−スルホフェニルカーボネートであることが明らかとな
った。単離収量は90+%であった。
実施例3 乾燥混合によるコリル4−スルホフェニルカーボネート
の製造 100mlの三つ首丸底フラスコに、4−スルホフェニルク
ロルホルメート8.28g(0.035モル)と無水塩化コリン
4.87g(0.035モル)を加えた。反応フラスコはマグネ
チックスタラー及び硫酸カルシウムを充填した乾燥管も
具備していた。固体を攪拌すると、数分以内に固体の反
応体はやや淡白色のペーストとなった。ペーストを55-6
0℃に加熱すると、2時間後には、ペーストは具備した
機械的スタラーでは混合できない固体となった。この時
点で、陽子nmrによりこの物質は75%生成物であるこ
とが示された。固体を物理的に小片に壊し、さらに10時
間加熱した。白色ないし淡白色の固体をHPLCで分析
すると次の通りであった: (%) 成 分 91.3 コリル4−スルホフェニルカーボネート 2.4 フェノールスルホネート 1.4 コリン 2.3 塩化物 2.6 水 生成物の単離収量は10.9g(95%)であった。
前記説明及び実施例は本発明の特定の実施態様を示すも
のである。本発明の範囲内で、本発明の趣旨及び思想を
逸脱しない範囲で当業者には種々の変更が想到されるで
あろう。
フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C07D 295/08 Z C07F 9/54 7537−4H C11D 7/54 (72)発明者 ハンス・セルフオンタイン オランダ国、1079・エル・セー・アムルテ ルダム、ステフストラート・61

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】式: [式中、 R,R及びRは各々アルキル、アルケニル、アル
    キニル、シクロアルキル、シクロアルケニル、アルカア
    リール、アリール、フェニル、ヒドロキシアルキル及び
    ポリオキシアルキレンからなる群から選択した基である
    か、または R,R及びRの2つ以上が一緒になってアルキル
    置換または非置換の窒素含有複素環系を形成するか、ま
    たは R,R及びRの少なくとも1つがRと結合して
    アルキル置換または非置換の窒素含有複素環系を形成
    し; Rはアルキレン、シクロアルキレン、アルキレンフェ
    ニレン、フェニレン、アリーレン及びポリアルコキシレ
    ンからなる架橋基から選択され、ここで架橋基は非置換
    でもアルキル、アルケニル、ベンジル、フェニル及びア
    リールから選択したC−C20原子で置換されていても
    よく; Qは窒素またはリンであり; RはC−C12アルコキシ、カルボキシ、C−C12
    アルキルカルボキシ及びその組合せであり; nは0から4の範囲である] のスルホフェニル第四アンモニウム及びホスホニウム炭
    酸エステルの製法であって、 (i)式: のクロルギ酸アリールと三酸化硫黄とを、各反応体を有
    効量提供するモル比で反応させて、スルホン化クロルギ
    酸アリールを形成するステップ; (ii)前記スルホン化クロルギ酸アリールを式: [式中、Zは適当な比でQと合わせたときに中性とな
    る1価または多価の陰イオンである] の四級化したヒドロキシ化合物と縮合させて炭酸エステ
    ルを形成するステップ; からなる製法。
  2. 【請求項2】クロルギ酸アリールと三酸化硫黄とのモル
    比が約2000:1〜約1:1.5である請求項1の方法。
  3. 【請求項3】スルホン化を約−30〜100℃の温度で実施
    する請求項1または2の方法。
  4. 【請求項4】スルホン化に約1分〜約3時間を要する請
    求項3の方法。
  5. 【請求項5】スルホン化を含ハロゲン炭素化合物、二酸
    化硫黄及び液化クロルホルメートからなる群から選択し
    た溶媒中で実施する請求項1から4のいずれかの方法。
  6. 【請求項6】スルホン化クロルギ酸アリールと四級化し
    たヒドロキシ化合物との縮合を溶媒の存在下で実施する
    請求項1の方法。
  7. 【請求項7】前記溶媒がアセトニトリルである請求項6
    の方法。
  8. 【請求項8】スルホン化クロルギ酸アリールと四級化し
    たヒドロキシ化合物との縮合を追加の溶媒の非存在下で
    実施する請求項1の方法。
  9. 【請求項9】Qが窒素であり、R,R及びRの各
    々が同じまたは異なり、アルキル、アルキルアリール、
    ベンジル、ヒドロキシアルキル、及びRとRまたは
    とRとが一緒になって第四窒素含有複素環並びに
    その基の組合せからなる群から選択したC−C20
    子基から選択される請求項1から8のいずれかの方法。
  10. 【請求項10】Rが短鎖のC−Cアルキル基から
    選択される請求項9の方法。
  11. 【請求項11】R及びRの各々がより長鎖のC
    20アルキルまたはアルキルアリール基である請求項9
    の方法。
  12. 【請求項12】より長鎖の基をベンジル、ラウリル及び
    ステアリルからなる群から選択する請求項11の方法。
  13. 【請求項13】RをC−C20アルキレン、C−C
    12フェニレン、C−C20シクロアルキレン及びC
    20アルキルフェニレンからなる架橋基から選択する請
    求項1から12のいずれかの方法。
  14. 【請求項14】R架橋基がC−Cアルキレンまた
    はC−C12フェニレン基である請求項13の方法。
  15. 【請求項15】前記複素環をピリジン、モルホリン、ピ
    ロリドン、ピペリジン及びピペラジンから選択する請求
    項9の方法。
  16. 【請求項16】エステル生成物を2−(N,N,N−ト
    リメチルアンモニウム)エチル4−スルホフェニル炭酸
    エステル、2−(N−ベンジル−N,N−ジメチルアン
    モニウム)エチル4−スルホフェニル炭酸エステル、2
    −(N−ベンジル−N,N−ジメチルアンモニウム)エ
    チル4−スルホフェニル炭酸エステル、2−(N−ブチ
    ル−N,N−ジメチルアンモニウム)エチル4−スルホ
    フェニル炭酸エステル、2−[4−N,N,N−トリメ
    チルアンモニウム)フェニル]エチル4−スルホフェニ
    ル炭酸エステル、3−(1,1−ジメチルピペリジニウ
    ム)4−スルホフェニル炭酸エステル及び4−(1,1
    −ジメチルピペリジニウム)4−スルホフェニル炭酸エ
    ステルから選択する請求項1から15のいずれかの方
    法。
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