JPS5840945B2 - 0−置換−n−ヒドロキシフタルイミドの製造方法 - Google Patents

0−置換−n−ヒドロキシフタルイミドの製造方法

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JPS5840945B2
JPS5840945B2 JP5757777A JP5757777A JPS5840945B2 JP S5840945 B2 JPS5840945 B2 JP S5840945B2 JP 5757777 A JP5757777 A JP 5757777A JP 5757777 A JP5757777 A JP 5757777A JP S5840945 B2 JPS5840945 B2 JP S5840945B2
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【発明の詳細な説明】 本発明は一般式 (式中Rは炭素数1ないし601級もしくは2級アルキ
ル基、アリル基、プロパルギル基又はベンジル基を表わ
す) で示されるO−置換−Nヒドロキシフタルイミド(以下
rO8NHPJという)の製造方法に係り、更に詳しく
はN−ヒドロキシフタルイミド(以下rNHPJという
)とハロゲン化炭化水素又はジアルキル硫酸を原料とす
る08NHPの新規製造法に関するものであり、その目
的とするところは工業的に有利な条件で農薬中間体等の
原料に有用なO−置換ヒドロキシルアミンの製造用等に
重要な08NHPを製造する方法を提供することにある
従来、NHP と・・ロゲン化炭化水素を原料とする
03N)IPの製法としては、例えばベルギー特許60
9907号、英国特許984305号、米国特許639
477号等には、NHPをアセトン、DMF、アセトニ
トリル等の有機溶媒中でトリエチルアミン等の3級アミ
ンと共に・・ロゲン化炭化水素と反応させる方法、また
は米国特許 3337560号及び3221019号等にはHNPを
DMF等の有機溶媒中で無水Na2CO3などによりア
ルカリ塩とし、これを・・ロゲン化炭素と反応させる方
法が記載されている。
これら製造方法においては、何れも原料として乾燥した
NHPが用いられており、この場合に水を含んだNHP
を使用すれば収率の著しい低下あるいは甚しく長い反
応時間を要する等の好ましくない現象がおこる。
一方、含水NHP を原料として08NHPを得るのに
適した方法としては、NHPを水溶媒中でN a HC
Os存在下にジアルキル硫酸と反応させる方法(ジャー
ナル・オルガニック・ケミストリー30(4)、127
0−1.1950)があるが、収率が低く実用的でない
一般にNHPは無水フタル酸とヒドロキシルアミンを水
溶媒中で反応させることによって結晶体として得られる
が、反応液から濾取されたものは乾燥重量に対し約80
〜100%の水を含んでおりこれの乾燥には大量の熱量
を要しまた乾燥中に分解がおこりやすいので、乾燥NH
Pを原料とする。
5NHPの製法は、優れたものとはいい難い。本発明者
らは、08NHPの工業的に有利な製造法としては、含
水NHPが原料として使え且つ反応系がなるべく水系で
あることが望ましいとの観点のもとに検討を重ねた結果
、大量の水を含んだ媒体中で第四級アンモニウム塩を触
媒とする新規製法により良好な収率で目的物が得られる
ことを見出して本発明を完成したのである。
本発明はNHP のアルカリ塩と・−ロゲン化炭化水素
又はジアルキル硫酸とを、水もしくは水とクロロホルム
との混合物中で、第四級アンモニウム塩の存在下に反応
させることにより、08NHPを製造することよりなる
本発明に使用するNHPのアルカリ塩は通常の方法によ
り得られるものであり、例えばNHPを水中で1.0〜
1.05モルのカ性ンーダ、力性カリ又はアンモニアと
反応させることにより容易に製造され、この場合の原料
とするNHPは含水物でよく、また得られたNHPのア
ルカリ塩も含水物のまま使用できる。
本発明において、NHP のアルカリ塩と反応させる薬
剤はハロゲン化炭化水素又はジアルキル硫酸である。
・・ロゲン化炭化水素はC2ないしC6の1級もしくは
2級アルキル、アリル又はプロパルギルの塩化物もしく
は臭化物又は・・ロゲン化ベンジルである。
脂肪族炭化水素のハロゲン化物としては、例えば臭化n
−ブチル、臭化インプロピルのような1級もしくは2級
ハロゲン化アルキル、塩化アリルのようなハロゲン化ア
リル、臭化プロパルギルのようなハロゲン化プロパルギ
ルがあり、ハロゲン化ベンジルとしては、例えば塩化ベ
ンジルなどがある。
またジアルキル硫酸としては、例えばジエチル硫酸のよ
うなC1ないしC4の1級もしくは2級のアルキル基よ
りなるジアルキル硫酸がある。
これら原料は通常NHP のアルカリ塩1モル当り1〜
6モル加えて反応させる。
本発明の特徴の一つである第四級アンモニウム塩の使用
は、このものが水中において有機相に不溶のNI−IP
のアルカリ塩と水への溶解性に乏しい−・ロゲン化炭
化水素又はジアルキル硫酸とを、相関移動触媒として極
めて効果的に反応促進させる作用があるためである。
本発明に使用する第四級アンモニウム塩は、 一般式 (式中R3は01〜CIOの脂肪族炭化水素残基もしく
はベンジル基、R4、R5、R6はC4〜C1゜の脂肪
族炭化水素残基、又はR3、R4はC1〜C3のアルキ
ル基、R5はベンジル基、R6はC8〜CI8の脂肪族
炭化水素残基を表わし、XはCI又はBrを表わす) で示されるものであり、好ましく使用されるものとして
は、例えば塩化トリブチルベンジルアンモニウムのよう
なR3−C2〜C8の脂肪族炭化水素残基もしくはベン
ジル基、R4、R5、R6=C4〜C8の脂肪族炭化水
素残基、X=CIよりなるものがあげられる。
第四級アンモニウム塩の添加量は、このものの種類及び
反応系の条件によって異るが、NHPのアルカリ塩1モ
ルに対して通常0.01〜0.2モルである。
反応系における水量は、一般にNHPのアルカリ塩を充
分に懸濁させるに足る量として、NHPのアルカリ塩に
対し2.5〜10倍量が使用される。
本発明に係る反応は水系媒体中で行なうことを特徴とす
るが、水を反応薬剤と同量ないし倍量程度のクロロホル
ムと併用することによって、反応をよりスムーズに進め
ることができる。
このクロロホルムは難燃性であり、反応終了時に反応生
成物及び未反応原料を溶解した有機層となって水層から
分離し、また容易に留去できるので反応後処理にも好都
合である。
なお、NHPのアルカリ塩は水溶液状では不安定である
ために、反応温度は10〜50℃、好ましくは20〜4
0℃とすることが望ましい。
反応終了後は有機層を水層から分液して水洗、濃縮、濾
過などの処理を行なうことによって、08NHPを取出
すことができる。
本発明の方法は、原料に乾燥したNHPを用いる必要が
なく、また反応系に水を使うので安全である等工業的製
法としての利点を有するものであるが、更に次のような
効果もある。
すなわち、08NHPの用途として、これをヒドロキシ
ルアミンで分解して〇−炭化水素置換ヒドロキシルアミ
ン(R−0−NH2)を製造することがあるが、この場
合にはNHPが含水のアルカリ塩結晶として回収される
ので、この含水NHP のアルカリ塩をそのまま08N
HPの出発原料としてリサイクルすることを可能にする
従って本発明は、〇−炭化水素置換ヒドロキシルアミン
の製造に対しても極めて有利な方法を提供するものであ
る。
以下に実施例をあげて本発明を更に詳しく説明する。
実施例 1 内容積2eの反応器を用いて、これにNHP のNa塩
1モルを仕込み、さらに水600−1塩化アリル5.2
モル、塩化トリオクチルメチルアンモ−ラム0.045
モルを仕込み、35℃で3時間攪拌した。
反応初期にはNHP のNa塩がスラリー状態で存在し
、又NHPのアニオンが示すと考えられる赤褐色を呈し
ていたが、反応後赤褐色は完全に退色し、有機層及び水
層共に均一となった。
反応後、有機層と水層を分液し、有機層を濃縮して得た
油状物をn−へキサンで処理する事により、N−アリロ
キシフタルイミド(以下r NAP Jと略称する。
)の結晶を得た。乾燥後のNAP の重量は185.7
Fであった。
これはNHP基準収率91.4%に相当する。
得られたNAPは次の通りであった。
○m、p、61〜62℃ O元素分析値(C11H,NO3として)計算値:C,
65,02H,4,46 N、6.89 測定値:C,65,00、H,4,45 N、6.91 ONMRスペクトル(in CDCl3、単位ppm
)4.75 (2H,、d、 CH2) 5.40
(2H。
t、CH2=) 6.10 (LH,m、CH)7.
80(4H,S、4XCH) 実施例 2 内容積2eの反応器を用いて、これにNHP のNa塩
1モルを仕込み、さらに水40 Qm、塩化アリル5.
2モル、塩化トリブチルアリルアンモニウム0.038
モルを仕込み、35℃で15時間攪拌した。
反応後、水層と有機層を分液し、有機層をガスクロマト
グラフで分析した結果、NAP を176.85i’含
有していた。
これはNHP基準収率87.0%に相当する。
実施例 3 内容積21の反応器を用いて、これにNHP のNa塩
1モルを仕込み、さらに水600171J、塩化アリル
2.6モル、塩化トリブチルアリルアンモニウム0.0
76モル、クロロホルム400WII!を仕込み、35
℃で8時間攪拌した。
反応後、水層と有機層を分液し、有機層をガスクロマト
グラフで分析した結果、NAPを190.Of金含有て
いた。
これはNHP基準収率93.5%に相当する。
実施例 4 内容積21の反応器を用いて、これにNHP のNa塩
1モルを仕込み、さらに水600WLl、塩化アリル2
.6モル、クロロホルム400rILl、塩化テトラブ
チルアンモニウム0.072モルを仕込み、35℃で2
時間攪拌した。
反応後、水層と有機層を分液し、有機層をガスクロマト
グラフで分析した結果、NAP を194.35’含有
していた。
これはNHP基準収率95,6%に相当する。
実施例 5 内容積21の反応器を用いて、これにNHPのNa塩1
モルを仕込み、さらに水600W11、塩化ア′リル2
.6モル、クロロホルム400Wll、臭化トリブチル
ベンジルアンモニウム0.056モルヲ仕込み、35℃
で4時間攪拌した。
反応後、水層と有機層を分液し、有機層をガスクロマト
グラフで分析した結果、NAPを190.45’含有し
ていた。
これはNHP基準収率93.7%に相当する。
実施例 6 内容積21の反応器を用いて、これにNHPのNa塩1
モルを仕込み、さらに水6001d、塩化アリル2.6
モル、クロロホルム400 rat、塩化トリフチルベ
ンジルアンモニウム0.064モルを仕込み、35℃で
2.5時間攪拌した。
反応後、水層と有機層を分液し、有機層をガスクロマト
グラフで分析した結果、NAPをI95.1y含有して
いた。
これは、NHP基準収率96.0%に相当する。実施例
7 内容積21の反応器を用いて、実施例6と同じ仕込み量
にて、30℃で3.5時間攪拌した。
反応後、水層と有機層を分液し、有機層をガスクロマト
グラフで分析した結果、NAP を197.1含有して
いた。
これは、NHP基準収率9760%に相当する。
実施例 8 内容積21の反応器を用いて、これにNHPのNa塩1
モルを仕込み、さらに水600WLl、塩化アリル2.
6モル、クロロホルム400 rrLl、塩化トリフチ
ルベンジルアンモニウム0.032モルを仕込み、35
℃で5.5時間攪拌した。
反応後、水層と有機層を分液し、有機層をガスクロマト
グラフで分析した結果、NAPを189.Oj?含有し
ていた。
これはNHP基準収率93.0%に相当する。実施例
9 内容積21の反応器を用いて、これにNHPのNa塩1
モルを仕込み、さらに水600rIll、塩化アリル1
.3モル、クロロホルム400rILl、塩化トリフチ
ルベンジルアンモニウム0.064モルヲ仕込み、30
℃で6時間攪拌した。
反応後、水層と有機層を分液し、有機層をガスクロマト
グラフで分析した結果、NAP を189.OS’含有
していた。
これはNHP基準収率93.0%に相当する。
実施例 10 内容積2001の反応器を用いて、これにNHP100
モルと水80Jを仕込み、冷却攪拌しながら30%Na
OH水溶液13.7kgを1時間にわたって滴下し、滴
下終了後、塩化アリル260モル、クロロホルム4M、
塩化トリブチルベンジルアンモニウム6.4モルを仕込
み、30℃で4時間攪拌した。
反応後、水層と有機層を分液し、有機層を70Jの水で
洗浄し分液した。
有機層をガスクロマトグラフで分析した結果、NAPを
19.31−含有していた。
これはNHP基準収率95.1%に相当する。
又、水洗水層には塩化トリブチルベンジルアンモニウム
4.8モルを含有していた。
実施例 11 内容積21の反応器を用いて、これにNHP のNa塩
1モルを仕込み、さらに水600WLl、塩化アリル2
.6モル、クロロホルム400WL11臭化トリフチル
エチルアンモニウム0.068モルヲ仕込み、35℃で
3.5時間攪拌した。
反応後、水層と有機層を分液し、有機層をガスクロマト
グラフで分析した結果、NAP を192.4F含有し
ていた。
これはNHp基準収率94,7%に相当する。
実施例 12 内容積21の反応器を用いて、これにNHP 1モル
と水800aを仕込み、冷却攪拌しながら30%KOH
水溶液190.8Fを1時間にわたって滴下し、滴下終
了後、塩化アリル2.6モル、クロロホルム400rr
L11塩化トリフチルベンジルアンモニウム0.064
モルヲ仕込み、30℃テ3.5時間攪拌した。
反応後、水層と有機層を分液し、有機層をガスクロマト
グラフで分析した結果、NAPを195.6y含有して
いた。
これはNHP基準収率96.3%に相当する。
実施例 13 内容積21の反応器を用いて、これにNHP 1モル
と水800WLlを仕込み、冷却攪拌しながら6N−ア
ンモニア水170rILlを1時間にわたって滴下し、
滴下終了後、塩化アリル2.6モル、クロロホルム40
0 rnl、 塩化)リブチルベンジルアンモニウム0
.064モルを仕込み、30℃で5時間攪拌した。
反応後、水層と有機層を分液し、有機層をガスクロマト
グラフで分析した結果、NAPを189.0fi!含有
していた。
これはNHP基準収率93.0%に相当する。
実施例 14 内容積21の反応器を用いて、これにNHPのNa塩1
モルを仕込み、さらに水600rftl!、塩化アリル
2.6モル、クロロホルム40 orrtl、 塩化ベ
ンザルコニウム0.085モルを仕込み、30℃で6時
間攪拌した。
反応後、水層と有機層を、分液し、有機層をガスクロマ
トグラフで分析した結果、NAP を189.2fI含
有していた。
これはNHP基準収率93.2%に相当する。
実施例 15 内容積21の反応器を用い、NHPのNa塩1モルを仕
込み、さらに水600WLl、塩化ベンジル1.5モル
、クロロホルム40011II!、塩化トリブチルベン
ジルアンモニウム0.064モルを仕込み、30℃で2
時間攪拌し反応は完結した。
反応後、一部析出した結晶をクロロホルム800WLl
を加えて溶解させ、水層と有機層を分液した。
有機層を濃縮し、n−ヘキサンを加えて結晶を析出させ
、濾過水洗してN−ベンジルオキシフタルイミドの結晶
を得た。
乾燥後の重量は、230.12であった。
これはNHP基準収率98.6%に相当する。Om、p
、 145〜6℃ O元素分析値(C15H1,NO3として)計算値 C
;68.66、H;4.75、N;6.00 測定値 C;68.64、H; 4.73、N;6.0
2 ONMRスペクトル(in CDCl3、単位ppm
)5.28 (2H,S、CH2)、7.41(5H1
m、5XCH) 7.80 (4H,S、4XCH) 実施例 16 内容積21の反応器を用い、NHPのNa塩1モルを仕
込み、さらに水600WLl、ジエチル硫酸1.2モル
、クロロホルム400r111!、塩化トリブチルベン
ジルアンモニウム0.064モルヲ仕込み、30℃で5
時間攪拌し反応は完結した。
反応後、水層と有機層を分液し、有機層を濃縮して得た
油状物にn−ヘキサンを加えて結晶を析出させ、濾過水
洗してN−エトキシフタルイミドの結晶を得た。
乾燥後の重量は176.1fであった。これはNHP基
準収率92.1%に相当する。
Om、p、 97〜98℃ 0元素分析値(Cs o H9No aとして)計算値
C;62.82、H;4.75、N;7.33 測定値 C;6280、H:4−73、 N ; 7.35 ONMP 、;t、ヘク)/L/ (in CDCls
、単位ppm )1.3 s (3H,t、、CH3)
、4.25(2H1q、CH2)、7.80 (4H,
514XCH)実施例 17 内容積21の反応器を用い、NHPのNa塩1モルを仕
込み、さらに水6oOrILl、臭化n−ブチル2モル
、クロロホルム400WL11塩化トリブチルベンジル
アンモニウム0.096モルヲ仕込ミ、40℃で攪拌し
た。
反応は9時間でほぼ終了し、室温迄冷却後、有機層と水
層を分液し、有機層をlN−NaOH水溶液250m1
で洗浄し、さらに水5QQmで2回洗浄を行ない、得た
有機層を無水硫酸マグネシウムで脱水後、100℃20
朋Hg迄濃縮してN−ブトキシフタルイミドの油状物1
82.55’を得た。
これはNHP基準収率83.3%に相当する。
○n’l51= 1.5429 0元素分析値(C12H13NO3として)計算値 C
;65.74、H;5.98、N;6.39 測定値 C;65.81、H;6.03、N;6.34 ONMRスペクトル(inCDC13、単位1戸)0.
88 (3H,、t1cm3)、1.53 (4H1m
12×CH2)、4.10 (2H,3CH2)、7.
72 (4H,S、4 XCH) 実施例 18 内容積21の反応器を用い、NHP のNa塩1モルを
仕込み、さらに水600rrL111・2−ジクロルエ
タン5モル、塩化トリフチルベンジルアンモニウム0.
096モルを仕込み、40℃で攪拌した。
反応は30時間でほぼ終了し、室温迄冷却した後、有機
層と水層を分液し、有機層を濃縮し、含水アセトンを加
えて結晶を析出させ、濾過水洗して、N−(2−クロロ
エトキシ)フタルイミドの結晶を得た。
乾燥後の重量は101.1’であった。
これはNHP基準収率45.0%に相当する。Om、p
、97.5〜99.5℃ O元素分析値(C1oH8NO3C1として)計算値
C;53.23、H;3.57、N;6.21、C1;
15.71 測定値 C;53.20.H;3.53、N;6.26
、C1;15.71 0’NMRxベクトル(in CDCl3、単位ppm
>3.80 (2H,t、CH2)、4.40 (2
H。
t、CH2)、7.80 (4H,S、4XCH)実施
例 19 内容積21の反応器を用いて、N?のNa塩1モルを仕
込み、さらに水600rILl、臭化プロパルギル1.
2モル、クロロホルム400d、塩化)リフチルベンジ
ルアンモニウム0.064モルを仕込み、30℃で2時
間半攪拌し、反応は完結した。
反応後、反応液を濾過水洗し、N−プロバルギロキシフ
タルイミドの結晶を得た。
また、母液を有機層と水層に分液し、有機層を濃縮して
n−ヘキサンを加え、結晶を析出させて濾過し、N−プ
ロパルギロキシフタルイミドの結晶を得た。
先に得た結晶と合わせて乾燥し、乾燥後の重量は198
.81であった。
これはNHP基準収率98.8%に相当する。
○m、p、 147〜150℃ ○元素分析値(C1,H7NO3として)計算値 C;
65.67、H;3.51゜N;6.96 測定値 C;65.63、H; 3.46、N;6.9
4 ONMRスペクト/L/(in CDCl3、単位pp
m)26.3 (IHlt、、cH)、4.88 (2
H1d、CH2)、7.83 (4H,S、4XCH)
実施例 20 内容積2eの反応器を用いて、NHPのNa塩1モルを
仕込み、さらに水600d、臭化インプロピル2モル、
クロロホルム400wL11塩化トリブチルベンジルア
ンモニウム0.096モルヲ仕込み、40℃で攪拌した
反応は12時間で、はぼ終了し、室温迄冷却後、水層と
有機層に分液し、有機層をlN−NaOH水溶液25o
rnlテ洗浄し、さらに水500rrLlで2回洗浄を
行ない、分液して得た有機層を無水硫酸マグネシウムで
脱水後、濃縮し、n−へキサンを加えて結晶化し、濾過
してN−インプロピルオキシフタルイミドの結晶を得た
乾燥後の重量は156.11であった。これはNHP基
準収率76.1%に相当する。
○m、p、 55.5〜56.5℃ O元素分析値(C、t Hl 1 NOs として)
計算値 C;6438、H;5.40、 N;6.83 測定値 C;64.42、H;5.43、N;6.81 ONMRスペクトル(in CDC1a、単位ppm
>1.32(6H,d、2XCH3)、4.50(IH
lqlCH)、7.80 (4H,S、4XCIH)比
較例 1 内容積200rrLlの反応器を用いて、よく乾燥した
NHP O,2モルと水2.5 f (NHP に対
し7.7wt%)を仕込み、さらにDMF12orIl
lを仕込/l、でNHPを溶解させ、無水Na2 co
3o、 103モルを仕込んで0.5時間室温で攪拌し
てNHPのNa塩を生成させ、その後塩化アリル0.4
モルを仕込んで60℃で攪拌したところ、反応完結迄に
18時間を要した。
反応後、生成したNaC1を濾過除去し、濾液をガスク
ロマトグラフで分析した結果、NAPを37.80?含
有していた。
これはNHP基準収率93.0%に相当する。
上記と同一の条件で水を加えずに反応した場合、9時間
で反応は完結し、収率94,5%であった。
また、NHP のNa塩の分解を伴わないように、低温
で真空乾燥したNHPのNa塩を用いて、上記と同一1
件で水を加えずに反応した場合、反応はわずか2時間で
完結し、収率も98.8%とほぼ定量的であった。
以上の結果の様に、この反応系に水が存在すると著しく
反応時間が長くなり、かつ収率も低下するため、この方
法を用いる限り、NHP をよく乾燥する必要がある。
比較例 2 内容積500WLlの反応器を用いて、よく乾燥したN
HPo、5モルと水8.2 fI(NHP に対し1
0wt%)を仕込み、さらにアセトン300wLl、塩
化アリル1.0モル、トリエチルアミン0.55モルを
仕込み、4.5時間攪拌還流して反応は完結した。
反応後、生成したトリエチルアミン塩酸塩を濾過除去し
、濾液をガスクロマトグラフで分析した結果、NAP
を86.369含有していた。
これはNHP基準収率85.0%に相当する。
上記と同一の条件で水を加えずに反応した場合、3.5
時間で反応は完結し、収率96.9%であった。
以上の結果の様に、この反応系に水が存在すると、大巾
に収率が低下するため、この方法を用いる限り、NHP
をよく乾燥する必要がある。
比較例 3 実施例6と同じ反応器を用いて、これにNHPのNa塩
1モルを仕込み、さらに水600rrLl、塩化アリル
2.6モルを仕込み、35℃で攪拌した。
10時間反応させたが、反応は遅く、まだかなり多くの
NHPのNa塩が残存していたが、反応を中断した。
反応液にlN−NaOH水溶液2001fLlとクロロ
ホルム400 rulを加え、有機層水層共に均一にし
、分液して有機層をガスクロマトグラフで分析した結果
、NAPを107.4 fl含有していた。
これはNHP基準収率52.9%にすぎなかった。
比較例 4 実施例16と同じ反応器を用いて、NHP のNa塩1
モルを仕込み、さらに水60M、塩化ベンジル1.5モ
ルを仕込み、30℃で攪拌した。
8時間反応させたが、反応は遅く、まだかなり多くのN
HPのNa塩が残存していたが、反応を中断した。
内容物を51の容器に移しかえ、水1600d、クロロ
ホルム500mを加えて、有機層・水層共に均一にし、
分液した。
有機層をガスクロマトグラフで分析した結果、N−ベン
ジルオキシフタルイミドを101.6S’含有していた
これはNHP基準収率43,6%にすぎなかった。
比較例 5 実施例18と同じ反応器を用いて、NHPのNa塩1モ
ルを仕込み、さらに水600rnl、臭化n−ブチル2
モルを仕込み、40℃で攪拌した。
10時間反応させたが、反応は遅く、まだかなり多くの
NHPのNa塩が残存していたが、反応を中断した。
内容物を31の容器に移しかえ、水1000d、クロロ
ホルム300rrLl!を加えて、有機層・水層共に均
一にし、分液した。
有機層をガスクロマトグラフで分析した結果、N−ブト
キシフタルイミドはほとんど生成していなかった。
比較例 6 実施例19と同じ反応器を用いて、NHPのNa塩1モ
ルを仕込み、さらに水600rrLl、1・2−ジクロ
ルエタン5モルを仕込み、40℃で攪拌した。
30時間反応させたが、反応は遅く、まだかなり多くの
NHPのNa塩が残存していたが、反応を中断した。
内容物を31の容器に移しかえ、水1000dを加えて
、有機層・水層共に均一にし、分液した。
有機層をガスクロマトグラフで分析した結果、N(2−
クロロエトキシ)フタルイミドはまったく生成していな
かった。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 N−ヒドロキシフタルイミドのアルカリ塩と、一般
    式 (式中R1は炭素数2ないし601級もしくは2級アル
    キル基、アリル基、プロパルギル基又はベンジル基を、
    XはC1又はBrを表わす)で示される・・ロゲン化炭
    化水素又は 一般式 %式% (式中R2は炭素数1ないし401級もしくは2級アル
    キル基を表わす) で示されるジアルキル硫酸とを、水もしくは水とクロロ
    ホルムの混合物中テ、 一般式 (式中R3は炭素数1ないし10の脂肪族炭化水素残基
    もしくはベンジル基、R4、R5、R6ハ炭素数4ない
    し10の脂肪族炭化水素残基、又はR3、R4は炭素数
    1ないし3のアルキル基、R3はベンジル基、R6は炭
    素数8ないし18の脂肪族炭化水素残基な、XはC1又
    はBrを表わす)で示される第四級アンモニウム塩の存
    在下に反応させることを特徴とする 一般式 (式中Rは炭素数1ないし601級もしくは2級アルキ
    ル基、アリル基、プロパルギル基又はベンジル基を表わ
    す) で示される〇−置換−N−ヒドロキシフタルイミドの製
    造方法。 2 N−ヒドロキシフタルイミドのアルカリ塩が、ナト
    リウム塩、カリウム塩又はアンモニウム塩である特許請
    求の範囲第1項記載の製造方法。
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