JPH06350083A - セラミックス封止型半導体装置 - Google Patents

セラミックス封止型半導体装置

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JPH06350083A
JPH06350083A JP5140295A JP14029593A JPH06350083A JP H06350083 A JPH06350083 A JP H06350083A JP 5140295 A JP5140295 A JP 5140295A JP 14029593 A JP14029593 A JP 14029593A JP H06350083 A JPH06350083 A JP H06350083A
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JP
Japan
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film
insulating film
ceramic
semiconductor device
silicon nitride
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Application number
JP5140295A
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English (en)
Inventor
Shinichi Yoshioka
真一 吉岡
Kenichi Kuroda
謙一 黒田
Toshiaki Ono
俊昭 小野
Mitsuhiro Nakamura
充宏 中村
Sumio Matsuda
純夫 松田
Takashi Tamura
高志 田村
Tomoji Kuboyama
智司 久保山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
National Space Development Agency of Japan
Hitachi Ltd
Original Assignee
National Space Development Agency of Japan
Hitachi Ltd
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Publication date
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    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L2924/00Indexing scheme for arrangements or methods for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies as covered by H01L24/00
    • H01L2924/0001Technical content checked by a classifier
    • H01L2924/0002Not covered by any one of groups H01L24/00, H01L24/00 and H01L2224/00

Abstract

(57)【要約】 【目的】 セラミック封止型半導体装置のトータルドー
ズ耐性を高める。 【構成】 半導体領域14の主面の非活性領域上に素子
分離絶縁膜15が形成され、この素子分離絶縁膜15で
互いに絶縁分離された前記半導体領域14の主面の第1
活性領域に第1MISFETQn1、第2活性領域に第
2MISFETQn2の夫々が構成され、前記素子分離
絶縁膜15上に配線層17A又は21或は23を介在し
て絶縁膜20又は22或は24が形成された半導体ペレ
ット5をセラミックパッケージ1で封止したセラミック
封止型半導体装置であって、前記絶縁膜に窒化珪素膜2
4Bを包含する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、セラミックス封止型半
導体装置に関し、特に、耐放射線性が要求される環境で
使用されるセラミックス封止型半導体装置に適用して有
効な技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】宇宙機器、原子力機器等の電子部品とし
て使用される半導体装置は、論理回路システム、記憶回
路システム或はそれらの混合回路システムが塔載された
半導体ペレット(半導体集積回路装置)をセラミックスパ
ッケージで気密封止する所謂セラミックス封止型で構成
される。この種のセラミックス封止型半導体装置は例え
ばPGA(in rid rray)型のセラミックスパッケ
ージで構成される。
【0003】前記セラミックス封止型半導体装置は、ベ
ース基板のペレット塔載面上に半導体ペレットを塔載
し、この半導体ペレットをベース基板及び封止用キャッ
プで形成されるキャビティ内に気密封止する。
【0004】前記ベース基板は、例えばアルミナで形成
され、多層配線構造で構成される。このベース基板のペ
レット塔載面側には複数の電極が配列され、ペレット塔
載面と対向する裏面側には複数のリードピンが配列され
る。
【0005】前記半導体ペレットは、例えば単結晶珪素
からなる半導体基板を主体にして構成される。半導体基
板の主面には、前述の回路システムを構成する半導体素
子として例えばMOSFET(etal xide emicon
ductor ield ffect ransistor)が構成される。M
OSFETは半導体基板の主面の活性領域に構成され
る。活性領域は、半導体基板の主面の非活性領域上に形
成された素子分離絶縁膜(フィールド絶縁膜)で周囲を囲
まれ、他の活性領域と互いに分離される。素子分離絶縁
膜は、例えば半導体基板の主面の非活性領域上を周知の
選択酸化法で酸化して形成した酸化珪素膜で形成され
る。半導体ペレットの主面上には層間絶縁膜を介在して
MOSFETに電気的に接続される配線層が形成され
る。この配線層は単層配線構造又は多層配線構造で構成
される。
【0006】前記半導体ペレットの素子形成面側には複
数の外部端子(ボンディングパッド)が配列される。この
外部端子は、ボンディングワイヤを介してベース基板の
電極に電気的に接続される。つまり、半導体ペレットの
外部端子は、ボンディングワイヤ、ベース基板の電極及
び多層配線構造の配線を介してリードピンに電気的に接
続される。
【0007】このように構成されるセラミックス封止型
半導体装置は、他の分野と全く異なる厳しい放射線環境
で使用されるため、放射線に対する耐性(耐放射線性)の
強化が必要である。耐放射線性は、照射された放射線の
総量で特性劣化が決定されるトータルドーズ耐性と、単
一の高エネルギー粒子の照射によって引き起こされる事
象に対するシングルイベント耐性とに大別される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明者は、前述の厳
しい放射線環境で使用されるセラミックス封止型半導体
装置について、トータルドーズ耐性に関する以下の問題
点を見出した。
【0009】前記セラミックス封止型半導体装置におい
て、半導体ペレットには、例えば半導体基板をチャネル
形成領域、素子分離絶縁膜をゲート絶縁膜、素子分離絶
縁膜上の配線をゲート電極、一方のMOSFETのソー
ス領域をソース領域、他方のMOSFETのドレイン領
域をドレイン領域とする寄生MOSFETを構成する構
造が多々含まれている。この寄生MOSFETのしきい
値電圧(スレッシュホルド電圧:Vth)は、素子分離絶
縁膜の下に寄生MOSFETが形成される基板又はウエ
ル領域と同一導電型で形成され、かつそれに比べて高い
不純物濃度に設定された半導体領域(チャネルストッパ
領域)を設けることにより、例えば20〔V〕以上に設
定される。
【0010】しかしながら、外部からセラミックスパッ
ケージを透過してキャビティ内に侵入した放射線(特に
γ線)が半導体ペレットに照射されると、その電離作用
によって素子分離絶縁膜中に電子正孔対が生成される。
素子分離絶縁膜中では電子の移動度が正孔に比べて数桁
大きく、電子は再結合する確率が高いので、結果的に素
子分離絶縁膜には正電荷が蓄積される。このため、NM
OS間に形成される寄生MOSFETのしきい値電圧が
例えば2〜5〔V〕程度に低下し、MOSFET間に流
れるリーク電流が増大し、MOSFET等の素子の破損
に至るという問題があった。
【0011】本発明の目的は、寄生MOSFETによる
リーク電流を防止し、セラミックス封止型半導体装置の
信頼性を高めることが可能な技術を提供することにあ
る。
【0012】本発明の前記ならびにその他の目的と新規
な特徴は、本明細書の記述及び添付図面によって明らか
になるであろう。
【0013】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、
下記のとおりである。
【0014】(1)半導体領域の主面の非活性領域上に
素子分離絶縁膜が形成され、この素子分離絶縁膜で互い
に絶縁分離された前記半導体領域の主面の第1活性領域
に第1MISFET、第2活性領域に第2MISFET
の夫々が構成され、前記素子分離絶縁膜上に配線層を介
在して絶縁膜が形成された半導体ペレットをセラミック
スパッケージで封止したセラミックス封止型半導体装置
であって、前記絶縁膜に窒化珪素膜を包含する。
【0015】(2)前記絶縁膜を、酸化珪素膜、窒化珪
素膜の夫々を順次積層した積層膜で形成する。
【0016】(3)前記窒化珪素膜を、0.6μm乃至
2.0μmの膜厚で形成する。
【0017】(4)前記第1MISFET、第2MIS
FETの夫々を、半導体基板の主面上にこの半導体基板
の不純物濃度に比ベて低濃度のエピタキシャル層が形成
されたエピタキシャル基板の主面に構成する。
【0018】
【作用】上述した手段(1)によれば、窒化珪素膜に含
まれる水素が半導体基板又はウエル領域と素子分離絶縁
膜との界面に影響して負の界面準位を形成し、MISF
ET間の半導体基板又はウエル領域をチャネル形成領
域、素子分離絶縁膜をゲート絶縁膜、配線層をゲート電
極、第1MISFETのソース領域又はドレイン領域を
ソース領域又はドレイン領域、第2MISFETのドレ
イン領域又はソース領域をドレイン領域又はソース領域
とする寄生MOSFETのしきい値電圧(スレッシュホ
ルド電圧:Vth)を高めることができるので、放射線
(特にγ線)の照射によって素子分離絶縁膜中に生成され
た正電荷で寄生MOSFETのしきい値電圧が低下する
のを抑制できる。この結果、MISFET間に流れるリ
ーク電流を低減できるので、セラミックス封止型半導体
装置の信頼性を高めることができる。
【0019】また、半導体ペレットに絶縁膜として窒化
珪素膜を形成し、それをセラミック封止するだけで前述
の効果が容易に得られるので、一般民生品の半導体ペレ
ットを耐放射線性が要求される環境で使用可能なように
容易に改善できる。この結果、半導体ペレットの回路、
レイアウト等を再設計する必要がなくなるので、耐放射
線性が要求されるセラミックス封止型半導体装置の製造
コストを低減できる。
【0020】上述した手段(2)によれば、酸化珪素膜
は窒化珪素膜に比べて誘電率が低いので、下層の配線層
上に直に窒化珪素膜を形成した場合に比べて配線容量を
低減でき、セラミックス封止型半導体装置の動作速度の
高速化を図ることができる。
【0021】上述した手段(3)によれば、半導体ペレ
ットをセラミックスパッケージで封止する際、封止温度
に起因する窒化珪素膜の亀裂を防止できるので、セラミ
ックス封止型半導体装置の信頼性を高めることができ
る。
【0022】また、ミルスペックのSグレードに相当す
るトータルドーズ耐性を達成することができるので、セ
ラミックス封止型半導体装置の放射線に対する信頼性を
高めることができる。
【0023】上述した手段(4)によれば、エピタキシ
ャル基板は、通常のバルク基板に比べてラッチアップ耐
性が強化されるので、第1MISFET、第2MISF
ETの夫々が相補型MISFETで構成される場合、高
エネルギ粒子の入射に起因したサイリスタ構造の起動を
抑制できる。
【0024】以下、本発明の構成について、セラミック
ス封止型半導体装置に本発明を適用した実施例とともに
説明する。なお、実施例を説明するための全図におい
て、同一機能を有するものは同一符号を付け、その繰り
返しの説明は省略する。
【0025】
【実施例】(実施例1)本発明の実施例1であるセラミ
ックス封止型半導体装置の概略構成を図1(断面図)に
示す。
【0026】図1に示すように、セラミックス封止型半
導体装置はPGA(in rid rray)型のセラミック
スパッケージ1で構成される。このセラミックス封止型
半導体装置は、ベース基板2のペレット塔載面上に接着
層4を介在して半導体ペレット(半導体集積回路装置)5
を塔載し、この半導体ペレット5を封止用キャップ7で
封止する。
【0027】前記ベース基板2は、例えばアルミナで形
成され、図示しないが多層配線構造で構成される。ベー
ス基板2のペレット塔載面上には複数の電極が配列さ
れ、ペレット塔載面と対向する裏面には複数のリードピ
ン3が配列される。この電極、リードピン3の夫々は、
前記多層配線構造の配線を介して電気的に接続される。
【0028】前記半導体ペレット5は、ベース基板2の
ペレット塔載面上に接着層4で接着固定される。半導体
ペレット5は、その素子形成面に論理回路システム、記
憶回路システム或はそれらの混合回路システムが塔載さ
れる。半導体ペレット5の素子形成面側には複数の外部
端子(ボンディングパッド)が配列される。この外部端子
はボンディングワイヤ6を介してベース基板2の電極に
電気的に接続される。つまり、半導体ペレット5の外部
端子は、ベース基板の電極及び配線を介してリードピン
3に電気的に接続される。接着層4は例えばAu膜で形
成され、ボンディングワイヤは例えばAlワイヤで形成
される。
【0029】前記ベース基板2の封止領域には封止リン
グ8が固定される。この封止リング8には封止材9を介
在して封止用キャップ7が固定される。封止用キャップ
7は、ベース基板2とで半導体ペレット5を収納しかつ
気密封止するキャビティを構成する。つまり、セラミッ
クスパッケージ1は、ベース基板2及び封止用キャップ
7で形成されるキャビティ内に半導体ペレット5を気密
封止する。封止用キャップ7は例えばコバール合金(C
o−Ni−Fe合金)で形成される。この封止用キャッ
プ7の表面(特に、封止部分)にはNiメッキ層、Auメ
ッキ層の夫々が順次形成される。封止リング8は例えば
タングステンで形成される。この封止リング8の表面に
はNiメッキ層、Auメッキ層の夫々が順次形成され
る。封止材9は例えばAu−Sn合金で形成される。封
止用キャップ7は、組立プロセス中での封止工程におい
て、例えば350〔℃〕程度の熱処理炉を通すことによ
りベース基板2に固定される。
【0030】前記ベース基板2及び封止用キャップ7で
形成され、封止リング8及び封止材9で気密封止される
キャビティ内には、組立プロセス中での封止工程で使用
されるガスが充填される。充填ガスとしては、例えば水
素ガスが混入された窒素ガスが使用される。
【0031】次に、前記半導体ペレット5の具体的な構
造について、図2(要部断面図)及び図3(要部断面図)を
用いて簡単に説明する。なお、図2及び図3は、半導体
ペレットの回路システムを構成する相補型MISFET
(CMOS)を示す。
【0032】図2及び図3に示すように、半導体ペレッ
ト5は、例えば、単結晶珪素からなるp型半導体基板1
1の主面上に気相化学成長法でp-型エピタキシャル層
(半導体層)12が形成されたエピタキシャル基板10
を主体にして構成される。
【0033】前記p-型エピタキシャル層12の主面の活
性領域には、nチャネルMISFETQn1、nチャネ
ルMISFETQn2、pチャネルMISFETQpの
夫々が構成される。活性領域は、p-型エピタキシャル層
12の主面の非活性領域上に形成された素子分離絶縁膜
15で周囲を囲まれ、他の活性領域と互いに分離され
る。素子分離絶縁膜15は、例えばp-型エピタキシャル
層12の主面の非活性領域上を周知の選択酸化法で酸化
して形成した酸化珪素膜で形成される。
【0034】前記nチャネルMISFETQn1及びn
チャネルMISFETQn2が構成されるp-型エピタキ
シャル層12の主面にはp型ウエル領域14が形成され
る。また、前記pチャネルMISFETQpが構成され
るp-型エピタキシャル層12の主面にはn型ウエル領域
13が形成される。
【0035】前記nチャネルMISFETQn1は、素
子分離絶縁膜15で周囲を囲まれた活性領域内において
p型ウエル領域14の主面に構成される。つまり、nチ
ャネルMISFETQn1は、p型ウエル領域(チャネ
ル形成領域)14、ゲート絶縁膜16、ゲート電極17
A、ソース領域及びドレイン領域である一対のn+型半導
体領域18で構成される。
【0036】前記nチャネルMISFETQn2は、素
子分離絶縁膜15で周囲を囲まれた活性領域内において
p型ウエル領域14の主面に構成される。つまり、nチ
ャネルMISFETQn2は、p型ウエル領域(チャネ
ル形成領域)14、ゲート絶縁膜16、ゲート電極17
A、ソース領域及びドレイン領域である一対のn+型半導
体領域18で構成される。
【0037】前記p型ウエル領域14内において、素子
分離絶縁膜15の下には、p型ウエル領域14と同一導
電型で形成され、かつそれに比べて高い不純物濃度に設
定されたp+型半導体領域(チャネルストッパ領域)15A
が形成される。このp+型半導体領域15Aは、nチャネ
ルMISFETQn1とnチャネルMISFETQn2
との間の寄生MOSFETのしきい値電圧を上げる為に
設けられている。
【0038】前記pチャネルMISFETQpは、素子
分離絶縁膜15で周囲を囲まれた活性領域内においてn
型ウエル領域13の主面に構成される。つまり、pチャ
ネルMISFETQpは、n型ウエル領域(チャネル形
成領域)13、ゲート絶縁膜16、ゲート電極17A、
ソース領域及びドレイン領域である一対のn+型半導体領
域19で構成される。
【0039】前記ゲート絶縁膜16は、例えばp-型エピ
タキシャル層12の主面の活性領域上を酸化して形成し
た酸化珪素膜で形成される。ゲート電極17Aは、ゲー
ト絶縁膜16上に形成され、例えばCVD法で堆積した
多結晶珪素膜で形成される。この多結晶珪素膜には、そ
の堆積中又は堆積後に抵抗値を低減する不純物(例えば
n型不純物)が導入される。
【0040】前記nチャネルMISFETQn1におい
て、ソース領域及びドレイン領域である一対のn+型半導
体領域18の夫々には、層間絶縁膜20に形成された接
続孔20aを通して第2層目の配線21が電気的に接続
される。この一対のn+型半導体領域18のうち、一方の
n+型半導体領域18に接続される第2層目の配線21に
は、層間絶縁膜22に形成された接続孔22aを通して
第3層目の配線23が電気的に接続される。
【0041】前記nチャネルMISFETQn2におい
て、ソース領域及びドレイン領域である一対のn+型半導
体領域18の夫々には、層間絶縁膜20に形成された接
続孔20aを通して第2層目の配線21が電気的に接続
される。この一対のn+型半導体領域18のうち、一方の
n+型半導体領域18に接続される第2層目の配線21に
は、層間絶縁膜22に形成された接続孔22aを通して
第3層目の配線23が電気的に接続される。
【0042】前記pチャネルMISFETQpにおい
て、ソース領域及びドレイン領域である一対のp+型半導
体領域19の夫々には、層間絶縁膜20に形成された接
続孔20aを通して第2層目の配線21が電気的に接続
される。この一対のp+型半導体領域19のうち、一方の
p+型半導体領域19に接続される第2層目の配線21に
は、層間絶縁膜22に形成された接続孔22aを通して
第3層目の配線23が電気的に接続される。
【0043】前記層間絶縁膜20は、nチャネルMIS
FETQn1、Qn2、pチャネルMISFETQpの
夫々と第2層目の配線21との絶縁分離を行い、例えば
CVD法で堆積した酸化珪素膜で形成される。第2層目
の配線21は、製造工程において第1層目金属配線形成
工程により形成され、例えばアルミニウム膜又はアルミ
ニウム合金膜で形成される。アルミニウム合金膜は、C
u、又はCu及びSiを添加したアルミニウム膜であ
る。層間絶縁膜22は、第2層目の配線21と第3層目
の配線23との絶縁分離を行い、例えばCVD法で堆積
した酸化珪素膜で形成される。第3層目の配線23は、
製造工程において第2層目金属配線形成工程により形成
され例えばアルミニウム膜又はアルミニウム合金膜で形
成される。
【0044】前記nチャネルMISFETQn1とMI
SFETQn2との間の素子分離絶縁膜15上には例え
ば第1層目の配線17Bが形成される。第1層目の配線
17Bは、前述のゲート電極17Aと同一の製造工程で
形成され、多結晶珪素膜で形成される。nチャネルMI
SFETQn1とQn2との間の領域には、これに限定
されないが、p型ウエル領域14をチャネル形成領域、
素子分離絶縁膜15をゲート絶縁膜、第1層目の配線1
7Bをゲート電極、nチャネルMISFETQn1のn+
型半導体領域18をソース領域又はドレイン領域、nチ
ャネルMISFETQn2のn+型半導体領域18をドレ
イン領域又はソース領域とする寄生MOSFETの構成
が存在している。
【0045】前記第3層目の配線23上を含む層間絶縁
膜22上の全面には最終保護膜24が形成される。この
最終保護膜24は例えば下層の酸化珪素膜24A、上層
の窒化珪素膜24Bの夫々を順次堆積した2層構造で構
成される。上層の窒化珪素膜24Bは例えばプラズマC
VD法で堆積される。下層の酸化珪素膜24Aは、例え
ばソースガスの主体としてテトラエソキシシラン(TE
OS)ガスが使用されるプラズマCVD法で堆積され
る。このプラズマCVD法は低温度で酸化珪素膜24A
を形成できる。下層の酸化珪素膜24Aは上層の窒化珪
素膜24Bに比べて誘電率が低いので、第3層目の配線
23上に窒化珪素膜24Bを直に形成した場合に比べて
配線容量を低減でき、セラミックス封止型半導体装置の
動作速度の高速化を図ることができる。
【0046】前記上層の窒化珪素膜24Bは水素を多く
含んでいる。この窒化珪素膜24B中の水素は、p型ウ
エル領域14と素子分離絶縁膜15との界面に影響して
負の界面準位を形成し、nチャネルMISFETQn1
とQn2との間の寄生MOSFETのしきい値電圧(ス
レッシュホルド電圧:Vth)を高めることができる。こ
の窒化珪素膜24B中に含まれる水素による作用は、外
部からセラミックスパッケージ1を透過してキャビティ
内に侵入した放射線(特にγ線)の照射によって素子分離
絶縁膜15中に生成される正電荷による寄生MOSFE
Tのしきい値電圧の低下を低減し、放射線の照射に起因
した寄生MOSFETのしきい値電圧の変動を抑制でき
る。この寄生MOSFETの放射線照射前後の利得特性
を図4(概念図)に示す。図4中、(A)は放射線照射前
の利得特性を示し、(B)は窒化珪素膜24Bが形成され
ていない場合の放射線照射後の利得特性を示し、(C)は
窒化珪素膜24Bが形成されている場合の放射線照射後
の利得特性を示す。図4に示すように、窒化珪素膜24
Bが形成されていない場合、寄生MOSFETのしきい
値電圧は、素子分離絶縁膜15中に生成された正電荷に
よって負の方向(2)に変動する。窒化珪素膜24Bが形
成されている場合、寄生MOSFETのしきい値電圧の
変動量は、素子分離絶縁膜15中に生成された正電荷に
よって負の方向(2)に変動する量と、負の界面準位によ
って正の方向(1)に変動する量の差となる。つまり、窒
化珪素膜24Bを形成することにより、放射線の照射に
起因した寄生MOSFETのしきい値電圧の低下を抑制
できるので、nチャネルMISFETQn1とnチャネ
ルMISFETQn2との間(素子分離絶縁膜15下)に
流れるリーク電流を低減でき、セラミックス封止型半導
体装置のトータルドーズ耐性を高めることができる。
【0047】前記窒化珪素膜24Bは0.6〔μm〕乃
至2.0〔μm〕の膜厚で形成される。この窒化珪素膜
24Bの膜厚とトータルドーズ耐性との関係を図5に示
す。図5に示すように、窒化珪素膜24Bの膜厚が増加
するにつれて耐性は強化される。窒化珪素膜24Bの膜
厚が0.3〔μm〕までは急激に強化されるが、0.5
〔μm〕以上は飽和傾向になる。1000Gy(Si)は
ミルスペックのSグレードに相当する耐性であり、0.
6〔μm〕の膜厚でSグレードの耐性を実現できる。
【0048】一方、窒化珪素膜24Bは熱膨張係数が大
きので、厚い窒化珪素膜24Bを形成すると、セラミッ
クス封止型半導体装置の組立プロセス中の封止工程にお
いてベース基板2の封止領域に封止用キャップ7を封止
する際の熱処理で窒化珪素膜24Bに亀裂が発生する。
この窒化珪素膜24Bの亀裂は酸化珪素膜24Aの亀裂
を誘発し、配線23にまで及ぶ。この窒化珪素膜24B
の膜厚と封止温度との関係を図6に示す。図6に示すよ
うに、封止温度が350〔℃〕の場合、窒化珪素膜24
Bの膜厚が2.5〔μm〕になると亀裂が発生する。封
止温度が400〔℃〕の場合、窒化珪素膜24Bの膜厚
が2.5〔μm〕になると亀裂が発生する。封止温度が
450〔℃〕の場合、窒化珪素膜24Bの膜厚が1.0
〔μm〕になると亀裂が発生する。
【0049】これらの図5及び図6の結果から、本発明
者は、窒化珪素膜24Bの膜厚が0.6〔μm〕以上で
あればミルスペックのSグレードの耐性を実現でき、封
止温度が400〔℃〕以下の条件で窒化珪素膜24Bの
膜厚が2.0〔μm〕以下であれば亀裂の発生がないこ
とから、窒化珪素膜24Bの膜厚を前述のように0.6
〔μm〕乃至2.0〔μm〕に設定すのが好ましい。
【0050】なお、本実施例において、窒化珪素膜24
Bの膜厚は、許容範囲を考慮して例えば1.2〔μm〕
に設定される。
【0051】また、前記窒化珪素膜24Bは最終保護膜
24の一部として最上層に形成されているが、素子分離
絶縁膜15上の絶縁膜に窒化珪素膜が包含されていれば
よいので、層間絶縁膜20又は22を窒化珪素膜で形成
してもよい。
【0052】また、放射線の照射によってゲート絶縁膜
16中に生成された正電荷でnチャネルMISFETQ
n1、Qn2、pチャネルMISFETQpの夫々のし
きい値電圧は変動するが、この変動量は非常に小さいの
で無視できる。ゲート絶縁膜16の膜厚は数〔nm〕と
小さいのに対し、素子分離絶縁膜15の膜厚は500〜
600〔nm〕と厚い。このため、ゲート絶縁膜16を
誘電体とするキャパシタの容量は大きくなるが、素子分
離絶縁膜15を誘電体とするキャパシタの容量は小さ
い。つまり、一定の電荷に対する電圧変動はV=Q/C
により、ゲート絶縁膜16の部分では電圧変動量が小さ
い。従って、しきい値変動は無視できる。
【0053】前記エピタキシャル基板10は、p型半導
体基板11の主面上にp-型エピタキシャル層11が形成
される。p型半導体基板11は例えば0.02〔Ω−c
m〕程度に設定された不純物濃度で形成される。p-型エ
ピタキシャル層12は例えば10〔Ω−cm〕程度に設
定された不純物濃度で形成される。このように、前記エ
ピタキシャル基板10を用いることにより、基板の抵抗
を小さくできるので、nチャネルMISFETQn1と
pチャネルMISFETQpとで寄生サイリスタ構造が
形成されるのを防止することができる。以下に、このラ
ッチアップについて説明する。
【0054】外部から封止用キャップ7を透過してキャ
ビティ内に高エネルギー粒子が入射すると、そのエネル
ギーを失う過程で電子正孔対が発生する。この電子正孔
対が雑音電流となって前記サイリスタ構造を起動するト
リガとなる。この結果、ラッチアップが発生する。ラッ
チアップ耐性は、デバイスあたりの発生の断面積で表現
できる。エピタキシャル基板10のラッチアップ耐性は
4×10~3〔cm/device〕程度であり、通常のバルク基
板のラッチアップ耐性は2×10~7〔cm/device〕以下
である。断面積が小さいことはラッチアップ耐性が強化
されていることを意味するので、エピタキシャル基板1
0を使用した場合、高エネルギー粒子の入射に起因する
サイリスタ構造の起動を抑制できる。つまり、エピタキ
シャル基板10は、通常のバルク基板に比べてラッチア
ップ耐性が強化されるので、セラミックス封止型半導体
装置のシングルイベント耐性を高めることができる。
【0055】このように構成されるセラミックス封止型
半導体装置は、トータルドーズ耐性及びシングルイベン
ト耐性が強化されるので、耐放射線性が要求される宇宙
機器、原子力機器、飛行機等の電子部品として使用する
ことができる。
【0056】次に、前記セラミック封止型半導体装置の
組立方法を図7(組立プロセスフロー図)を用いて簡単
に説明する。
【0057】まず、単結晶珪素からなるp半導体基板1
1の主面上にp-型エピタキシャル層12が形成された半
導体ウエーハ(エピタキシャルウエーハ)を用意する。こ
の後、前記半導体ウエーハの主面に素子分離絶縁膜1
5、半導体素子(Qn1、Qn2、Qp)、層間絶縁膜
(20、22)、配線(17A、21、23)、最終保
護膜24等を形成し、この半導体ウエーハの主面に、実
質的に同一の回路システムが塔載された半導体ペレット
形成領域を複数個行列状に形成する〈10〉。
【0058】次に、前記半導体ウエーハの主面に形成さ
れた半導体ペレット形成領域間をダイシングで切断し、
半導体ペレット5を形成する〈11〉。
【0059】次に、前記半導体ペレット5をベース基板
1のペレット塔載面上に接着層4を介在して固定する
〈12〉。このベース基板2の封止領域には封止リング
8が既に固定されている。
【0060】次に、前記半導体ペレット5の外部端子と
ベース基板2の電極とをボンディングワイヤ6で電気的
に接続する〈13〉。
【0061】次に、前記ベース基板2の封止リング8に
封止材9を介在して封止用キャップ7を固定し、ベース
基板1及び封止用キャップ7で形成されるキャビティ内
に前記半導体ペレット5を気密封止する〈14〉。この
封止用キャップ7の封止は例えば350〔℃〕程度の封
止温度で行う。この封止工程において、封止材としてA
u−Snろう材を使用することにより、400〔℃〕以
下の温度で半導体ペレット5の最終保護膜24である窒
化珪素膜24Bの亀裂を発生させることなく半導体ペレ
ット5をセラミックパッケージ1で封止することができ
る。これにより、セラミック封止型半導体装置が実質的
に完成する〈15〉。
【0062】このように、本実施例によれば、以下の作
用効果が得られる。
【0063】窒化珪素膜24Bに含まれる水素がp型ウ
エル領域14と素子分離絶縁膜15との界面に影響して
負の界面準位を形成し、p型ウエル領域14をチャネル
形成領域、素子分離絶縁膜15をゲート絶縁膜、第1層
目の配線17Bをゲート電極、nチャネルMISFET
Qn1のn+型半導体領域18をソース領域又はドレイン
領域、nチャネルMISFETQn2のn+型半導体領域
18をドレイン領域又はソース領域とする寄生MOSF
ETのしきい値電圧(スレッシュホルド電圧:Vth)を
高めることができるので、外部からセラミックパッケー
ジ1を透過してキャビティ内に侵入した放射線(特にγ
線)の照射によって素子分離絶縁膜15中に生成された
正電荷で寄生MOSFETのしきい値電圧が低下するの
を抑制できる。この結果、nチャネルMISFETQn
1とnチャネルMISFETQn2との間に流れるリー
ク電流を低減できるので、セラミック封止型半導体装置
のトータルドーズ耐性を高めることができる。
【0064】また、半導体ペレット5に絶縁膜として窒
化珪素膜24Bを形成し、この半導体ペレット5をセラ
ミックスパッケージ1で封止するだけで前述の効果が容
易に得られるので、一般民生品の半導体ペレットを耐放
射線性が要求される環境で使用可能なように容易に改良
できる。この結果、半導体ペレットの回路、レイアウト
等を再設計する必要がなくなるので、耐放射線性が要求
されるセラミック封止型半導体装置の製造コストを低減
できる。
【0065】また、酸化珪素膜24Aは、窒化珪素膜2
4Bに比べて誘電率が小さいので、配線23上に直に窒
化珪素膜24Bを形成した場合に比べて配線容量を低減
でき、セラミック封止型半導体装置の動作速度の高速化
を図ることができる。
【0066】また、半導体ペレット5をセラミックパッ
ケージ1で封止する際、封止温度に起因する窒化珪素膜
24Bの亀裂を防止できるので、セラミック封止型半導
体装置の信頼性を高めることができる。
【0067】また、ミルスペックのSグレードに相当す
るトータルドーズ耐性を強化できるので、放射線に対す
るセラミック封止型半導体装置の信頼性を高めることが
できる。
【0068】また、エピタキシャル基板10は、通常の
バルク基板に比べてラッチアップ耐性が強化されるの
で、セラミック封止型半導体装置のシングルイベント耐
性を高めることができる。
【0069】(実施例2)本発明の実施例2であるセラ
ミック封止型半導体装置に塔載される半導体ペレットの
概略構成を図8(要部断面図)に示す。
【0070】図8に示すように、セラミック封止型半導
体装置に塔載される半導体ペレット5は、nチャネルM
ISFETQn1とQn2との間の領域に、p型ウエル
領域14をチャネル形成領域、素子分離絶縁膜15及び
層間絶縁膜20をゲート絶縁膜、第2層目の配線21を
ゲート電極、nチャネルMISFETQn1のn+型半導
体領域18をソース領域又はドレイン領域、nチャネル
MISFETQn2のn+型半導体領域18をドレイン領
域又はソース領域とする寄生MOSFETの構成が存在
する。この場合においても、放射線(特にγ線)の照射に
起因する寄生MOSFETのしきい値電圧の低下を窒化
珪素膜24B中に含まれる水素の作用で抑制できるの
で、前述の実施例1と同様の効果が得られる。
【0071】(実施例3)本発明の実施例3であるセラ
ミック封止型半導体装置に塔載される半導体ペレットの
概略構成を図9(要部断面図)に示す。
【0072】図8に示すように、セラミック封止型半導
体装置に塔載される半導体ペレット5は、nチャネルM
ISFETQn1とQn2との間の領域に、p型ウエル
領域14をチャネル形成領域、素子分離絶縁膜15、層
間絶縁膜20及び22をゲート絶縁膜、第3層目の配線
23をゲート電極、nチャネルMISFETQn1のn+
型半導体領域18をソース領域又はドレイン領域、nチ
ャネルMISFETQn2のn+型半導体領域18をドレ
イン領域又はソース領域とする寄生MOSFETの構成
が存在する。この場合においても、放射線(特にγ線)の
照射に起因する寄生MOSFETのしきい値電圧の低下
を窒化珪素膜24B中に含まれる水素の作用で抑制でき
るので、前述の実施例1と同様の効果が得られる。
【0073】以上、本発明者によってなされた発明を、
前記実施例に基づき具体的に説明したが、本発明は、前
記実施例に限定されるものではなく、その要旨を逸脱し
ない範囲において種々変更可能であることは勿論であ
る。
【0074】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち代表
的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、下
記のとおりである。
【0075】セラミック封止型半導体装置のトータルド
ーズ耐性を高めることができる。
【0076】セラミック封止型半導体装置の製造コスト
を低減できる。
【0077】セラミック封止型半導体装置の動作速度の
高速化を図ることができる。
【0078】セラミック封止型半導体装置の信頼性を高
めることができる。
【0079】セラミック封止型半導体装置の放射線に対
する信頼性を高めることができる。
【0080】セラミック封止型半導体装置のシングルイ
ベント耐性を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例1であるセラミック封止型半
導体装置の概略構成を示す断面図。
【図2】 前記セラミック封止型半導体装置に塔載され
る半導体ペレットの要部断面図。
【図3】 前記セラミック封止型半導体装置に塔載され
る半導体ペレットの要部断面図。
【図4】 寄生MOSFETの放射線照射前後の利得特
性を示す概念図。
【図5】 窒化珪素膜の膜厚とトータルドーズ耐性との
関係を示す図。
【図6】 窒化珪素膜の膜厚と封止温度との関係を示す
図。
【図7】 前記セラミック封止型半導体装置の組立プロ
セスを説明するための組立プロセスフロー図。
【図8】 本発明の実施例2であるセラミック封止型半
導体装置に塔載される半導体ペレットの要部断面図。
【図9】 本発明の実施例3であるセラミック封止型半
導体装置に塔載される半導体ペレットの要部断面図。
【符号の説明】
1…セラミックパッケージ、2…ベース基板、3…リー
ドピン、4…接着層、5…半導体ペレット(半導体集積
回路装置)、6…ボンディングワイヤ、7…封止用キャ
ップ、8…封止リング、9…封止材、10…エピタキシ
ャル基板、11…p型半導体基板、12…p型エピタキ
シャル層、13…n型ウエル領域、14…p型ウエル領
域、15…素子分離絶縁膜、16…ゲート絶縁膜、17
A…ゲート電極、17B…第1層目の配線、18…n+型
半導体領域、19…p+型半導体領域、20…層間絶縁
膜、21…第2層目の配線、22…層間絶縁膜、23…
第3層目の配線、24…最終保護膜、24A…酸化珪素
膜、24B…窒化珪素膜。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01L 27/08 331 Z 9170−4M 21/336 (72)発明者 小野 俊昭 東京都小平市上水本町5丁目20番1号 株 式会社日立製作所半導体事業部内 (72)発明者 中村 充宏 東京都小平市上水本町5丁目20番1号 株 式会社日立製作所半導体事業部内 (72)発明者 松田 純夫 茨城県つくば市千現二丁目1番地の1 宇 宙開発事業団筑波宇宙センター内 (72)発明者 田村 高志 茨城県つくば市千現二丁目1番地の1 宇 宙開発事業団筑波宇宙センター内 (72)発明者 久保山 智司 茨城県つくば市千現二丁目1番地の1 宇 宙開発事業団筑波宇宙センター内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体領域の主面の非活性領域上に素子
    分離絶縁膜が形成され、この素子分離絶縁膜で互いに絶
    縁分離された前記半導体領域の主面の第1活性領域に第
    1MISFET、第2活性領域に第2MISFETの夫
    々が構成され、前記素子分離絶縁膜上に配線層を介在し
    て絶縁膜が形成された半導体ペレットをセラミックスパ
    ッケージで封止したセラミックス封止型半導体装置であ
    って、前記絶縁膜に窒化珪素膜が包含されていることを
    特徴とするセラミックス封止型半導体装置。
  2. 【請求項2】 前記絶縁膜は最終保護膜であることを特
    徴とする請求項1に記載のセラミックス封止型半導体装
    置。
  3. 【請求項3】 前記絶縁膜は、酸化珪素膜、窒化珪素膜
    の夫々を順次積層した積層膜で形成されていることを特
    徴とする請求項1又は請求項2に記載のセラミックス封
    止型半導体装置。
  4. 【請求項4】 前記窒化珪素膜は、0.6μm乃至2.
    0μmの膜厚で形成されていることを特徴とする請求項
    1乃至請求項3のうちいずれか1項に記載のセラミック
    ス封止型半導体装置。
  5. 【請求項5】 前記第1MISFET、第2MISFE
    Tの夫々は、半導体基板の主面上にこの半導体基板の不
    純物濃度に比ベて低濃度のエピタキシャル層が形成され
    たエピタキシャル基板の主面に構成されていることを特
    徴とする請求項1乃至請求項4のうちいずれか1項に記
    載のセラミックス封止型半導体装置。
  6. 【請求項6】 前記セラミックス封止型半導体装置は、
    宇宙機器、原子力機器、飛行機等に使用されることを特
    徴とする請求項1乃至請求項5のうちいずれか1項に記
    載のセラミックス封止型半導体装置。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6174822B1 (en) 1997-06-24 2001-01-16 Matsushita Electronics Corporation Semiconductor device and method for fabricating the same
JP2006231439A (ja) * 2005-02-23 2006-09-07 Sony Corp 微小機械素子とその製造方法、半導体装置、ならびに通信装置
JP2009516361A (ja) * 2005-10-14 2009-04-16 シリコン・スペース・テクノロジー・コーポレイション 耐放射線性のあるアイソレーション構造及びその製造方法
JP2014143292A (ja) * 2013-01-24 2014-08-07 National Institute For Materials Science 密封型窒化物半導体素子及びその製造方法
CN105129720A (zh) * 2015-07-25 2015-12-09 中国科学院地质与地球物理研究所 Mems传感器的封装结构及封装方法

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