JPH06344834A - モール等の取付け構造 - Google Patents

モール等の取付け構造

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JPH06344834A
JPH06344834A JP16014393A JP16014393A JPH06344834A JP H06344834 A JPH06344834 A JP H06344834A JP 16014393 A JP16014393 A JP 16014393A JP 16014393 A JP16014393 A JP 16014393A JP H06344834 A JPH06344834 A JP H06344834A
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JP
Japan
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molding
clip
adhesive
body panel
panel
Prior art date
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Pending
Application number
JP16014393A
Other languages
English (en)
Inventor
Susumu Aso
晋 阿曽
Masahide Sato
正英 佐藤
Kiyohide Baba
清秀 馬場
Manabu Tamamura
学 玉村
Teruo Ouchi
輝夫 大内
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TOUGOU SEISAKUSHO KK
Togo Seisakusho Corp
Inoac Corp
Mitsubishi Motors Corp
Original Assignee
TOUGOU SEISAKUSHO KK
Inoue MTP KK
Togo Seisakusho Corp
Inoac Corp
Mitsubishi Motors Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by TOUGOU SEISAKUSHO KK, Inoue MTP KK, Togo Seisakusho Corp, Inoac Corp, Mitsubishi Motors Corp filed Critical TOUGOU SEISAKUSHO KK
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  • Vehicle Interior And Exterior Ornaments, Soundproofing, And Insulation (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 モール取付け面が任意形状であっても確実に
モールが取り付くようにする。 【構成】 モールMに対してクリップCを取り付けてお
き、クリップCとボディパネルとの間に無定形接着剤1
2を介在させた状態でモールMをボディパネルに沿わせ
る。無定形接着剤12が固化するまでの間はクリップC
に貼り付けられた両面接着テープ16によって仮の接着
状態としておく。これによって、接着剤12が固化する
までの間にモールMの装着姿勢がずれてしまう事態が回
避される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、モール等の取付け構
造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、自動車のルーフの側縁に装着さ
れるモールを取付けるための方式として、従来より図4
に示すようなものが知られており、この図にも示される
ように、従来は樹脂クリップC´を用いて止め付けを行
うのが通常であった。図4に示されるものの場合、自動
車のルーフパネルのうちモールMが取り付けられる部分
は合わせパネルとなっており、水平に鈎片1が張り出し
ている。そして、この鈎片1の下面側にモールMの一方
のフランジ縁を係合させ、モールMの他方のフランジ縁
にはクリップC´の係止片20を係合させている。ま
た、クリップ・ルーフパネル間の固定のために、クリッ
プC´には弾性片21を形成して鈎片1の先端に係合す
るようにしている。従来は、以上のような構造によって
モールMを固定していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな構造によると次のような問題点があった。すなわ
ち、上記したものの場合、クリップC´およびモールM
共に鈎片1を利用して係合させるものであるため、鈎片
1が設けられる位置および形状等が正規なものとなって
いないと、確実な固定が望めない。しかし、鈎片1はプ
レスによって折り曲げ加工されるため、その高さがばら
つきやすい。また、合わせパネルであるため、溶接位置
のばらつきによって鈎片1の張り出し距離もばらつきや
すい。こうしたばらつきが大きい場合には、モールMお
よびクリップC´が確実に組み付けられず、モールMが
がた付いて取り付けられる。また、別の問題として、図
4の場合にはモールに対する支持位置が下端部側のみで
あるため、モールMの上端部に外力が作用したときに図
示反時計周りの(図中Q矢印周り)モーメントに抗しに
くい、という点も挙げられる。特に、このことは装飾面
からモールが大型化した場合により大きな問題となる。
【0004】上記した問題点を解決するために、両面接
着テープを用いてクリップとルーフパネルとを接着する
ことも考えられる。しかし、両面テープを用いたのでは
ルーフパネルに段差面があったり、複雑な曲面形状が設
定されたりする場合、クリップとパネル側との密着性が
充分に得られないおそれがあった。本発明は上記した事
情に鑑みて開発工夫されたものであり、その目的とする
ところはモールをボディパネルに対して確実に固定する
ことができる取付け構造を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの本発明の構成は、車両のボディパネルにクリップを
介して装飾用のモールを固定するための構造であって、
前記クリップと前記ボディパネルとの間には、無定形接
着剤と、この無定形接着剤が固化するまでモールの取付
け姿勢を保持するための仮止め手段とが介在されること
を特徴とするものである。
【0006】
【作用】モールの取付けを行う場合、モールの内側に取
り付けられるクリップとボディパネルとの間に無定形接
着剤を介在した後、モールをボディパネル側に押しつけ
て無定形接着剤を圧縮させる。これによって、無定形接
着剤はボディパネルとクリップ側との対向面との間の隙
間形状に倣って延展される。そして、この無定形接着剤
が固化すれば、モールの取付けが完了するが、固化まで
の間は仮止め手段によってモールの姿勢保持がなされ
る。
【0007】
【発明の効果】本発明の効果は次のようである。モール
を無定形接着剤によって止め付けるようにしたため、任
意形状のボディパネルについても確実な固定を行うこと
が可能となる。また、仮止め手段との併用によって接着
固化するまでの間のモールの取付け姿勢が保持されるた
め、モールを正規の状態で固定できる。
【0008】
【実施例】以下、本発明を具体化した実施例を図面にし
たがって詳細に説明する。但し、モールが取り付けられ
るルーフ側は、従来と同様、第1、第2の合わせパネル
P1,P2となっており、第2パネルP2の先端は第1
パネルP1の下端から外方へ突出して鈎片1が張り出し
形成されている。モールMについては、芯金2を樹脂被
覆して成形されたものが使用されており、一方の端縁
(図1における下端部)には第1フランジ縁f1が形成
されて鈎片1に対して係脱可能となっている。モールM
の他方の端縁は第2フランジ縁f2として折り曲げ形成
され、またモールMの内面にはフック片3が突出形成さ
れており、このフック片3および第2フランジ縁f2が
それぞれ次述するクリップC側と係合することによって
モールM・クリップC間の係合がなされる。
【0009】図2は樹脂材により一体に成形されたクリ
ップCの全体を示す斜視図である。クリップCはモール
Mの内面に対向する方形板状の基部4を有しており、第
2フランジ縁f2と対向する側の両コーナ部からは撓み
変形可能な一対の係止片5が末広がり状に延出してお
り、それぞれ第2フランジ縁f2に対して弾性的に係合
可能である。基部4において、両係止片5が設けられて
いるのと反対側の縁にはスリット6を保有することで撓
み片7が橋絡されている。したがって、撓み片7自体は
内方へ弾性変形が可能であるとともに、その中央部に突
出形成された上下一対の凸部8a,8bによって、前記
フック片3を上下から挟持することができる。
【0010】また、基部4の下方にはルーフパネル(第
2パネルP2)に対する接着用プレート9が配されてお
り、基部4とは中央に形成された接続片10によって接
続されている。但し、本例においては、この接着用プレ
ート9の長さは両係止片5の先端間の距離よりやや長め
に形成されている。また、接着用プレート9における下
面の中央部には長手方向に沿って接着剤12の余剰分に
対する逃がし室11が区画形成されている。そして、こ
の逃がし室11を境として接着用プレート9の下面は本
止め用の接着面(以下、本接着面13という)と仮止め
用の接着面(以下、仮接着面14という)とに分けられ
る。但し、本接着面13はボディパネルとによって接着
剤収納室15を仕切り形成して接着剤12を収納させる
関係で、仮接着面14よりも第1パネルP1からの間隔
が大きなものとしてある。
【0011】本止め用の接着剤12としては、熱可塑性
接着剤あるいは熱硬化性接着剤あるいはゴム系接着剤等
が使用可能であり、要はクリップCをルーフパネルに接
着する場合にルーフパネル面に倣うような性質(無定形
性)を発揮するものであればよい。例えば、自動車用シ
ーラントとしてよく用いられるポリウレタン等が適当で
ある。また、仮止め手段は例えば熱硬化型両面接着テー
プ16が使用可能である。本例は上記のように構成され
たものであり、モールの装着作業を行う場合には、まず
モールMに対してクリップCの取付け作業が行われる。
この場合には、両係止片5を第2フランジ縁f2にそれ
ぞれ係合させながら、両係止片5を第2フランジ縁f2
側へ押し込んで拡開変形させ、その一方で両凸部8a,
8bによりフック片3を挟み込む。これによって、クリ
ップCはモールMに取り付けられた状態となる。
【0012】次に、仮接着面14に対して両面接着テー
プ16を貼り付けるとともに、本接着面13に対して無
定形状態にある本止め用接着剤12をある程度肉盛りし
た状態で塗布する(ルーフパネル側に塗布してもよ
い)。そして、モールMをルーフパネルに沿わせながら
その第1フランジ縁f1を鈎片1に係合させ、接着用プ
レート9側を第2パネルP2側に押し当てる。すると、
本止め用接着剤12はルーフパネルの形状に倣って、つ
まりルーフパネルが複雑な曲面であろうと段差を有した
ものであろうとも、その形状によく追従して延展する。
ところで、クリップCを第2パネルP2側に押し当てた
だけのときには、本止め用接着剤12は未固化の状態に
ある。しかし、その一方で、仮止め手段(両面接着テー
プ16)が第2パネルP2に密着している結果、クリッ
プCと共にモールM全体は仮の取付け状態となっている
ため、本止め用接着剤12が固化するまでの取付け姿勢
は安定したものとなっている。但し、本止め用接着剤1
2の肉盛りの量が多い場合には、図1に示すように逃が
し室11にまで侵入するが、このように、本止め用接着
剤12が塗布される部分と両面接着テープ16との間に
逃がし室11を介在させることによって、本止め用接着
剤12が両面接着テープ16に至る事態を抑制し、両面
接着テープ16の接着機能を低下させないようにしてい
る。
【0013】上記のようにしてモールMの仮止めが完了
し、本止め用接着剤が固化すれば、モールMの取付けが
完了するのであるが、本例では自動車の塗装の乾燥工程
を利用して接着剤12の乾燥を行うようにしている。し
たがって、接着剤12を強制硬化することになるため、
乾燥時間を短縮でき、早期にモールMの取付け状態を安
定化させることができる。以上のように、本例では無定
形の接着剤12を使用してモールの取付けを行うように
したため、パネル側の加工上のばらつきあるいは取付け
面の形状とは無関係に接着固定できるため、モールMの
取付け状態を安定したものとすることができる。また、
無定形接着剤を使用する関係で、これが固化するまでの
不安定期間も両面接着テープを用いることで解消され
る。
【0014】図3は本発明の第2実施例を示すものであ
り、第2実施例では基部4の下面中央部に仮止め手段と
しての係止突片17を形成してルーフパネル側の鈎片1
に対して弾性的に係合するようにしている。このため、
接着用プレート9は単に平坦に形成されるだけで、両面
接着テープ16の貼り付けもなされず、本止め用接着剤
12のみが塗布される。このようにすれば、高価な両面
接着テープ12を使用しなくとも仮止めが可能となり、
経済的に有利なものとなる。他の構成は既述した実施例
と同様であり、同様の作用効果を発揮することができ
る。なお、本発明はルーフモールを対象としたものに限
定されるべきものではなく、モール一般に広く適用可能
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】モールの取付け状態を示す断面図
【図2】クリップの斜視図
【図3】他のクリップによる取付け構造を示す分解斜視
【図4】従来の取付け構造を示す断面図
【符号の説明】
12…接着剤 16…両面接着テープ(仮止め手段) 17…係止突片(仮止め手段) C…クリップ M…モール P1,P2…パネル
フロントページの続き (72)発明者 阿曽 晋 愛知県愛知郡東郷町大字春木字蛭池1番地 株式会社東郷製作所内 (72)発明者 佐藤 正英 愛知県愛知郡東郷町大字春木字蛭池1番地 株式会社東郷製作所内 (72)発明者 馬場 清秀 愛知県安城市藤井町東長先8番1 株式会 社イノアックコーポレーション桜井事業所 内 (72)発明者 玉村 学 東京都港区芝五丁目33番8号 三菱自動車 工業株式会社内 (72)発明者 大内 輝夫 東京都港区芝五丁目33番8号 三菱自動車 工業株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両のボディパネルにクリップを介して
    装飾用のモールを固定するための構造であって、 前記クリップと前記ボディパネルとの間には、無定形接
    着剤と、この無定形接着剤が固化するまでモールの取付
    け姿勢を保持するための仮止め手段とが介在されること
    を特徴とするモール等の取付け構造。
JP16014393A 1993-06-03 1993-06-03 モール等の取付け構造 Pending JPH06344834A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16014393A JPH06344834A (ja) 1993-06-03 1993-06-03 モール等の取付け構造

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16014393A JPH06344834A (ja) 1993-06-03 1993-06-03 モール等の取付け構造

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06344834A true JPH06344834A (ja) 1994-12-20

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ID=15708804

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP16014393A Pending JPH06344834A (ja) 1993-06-03 1993-06-03 モール等の取付け構造

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JP (1) JPH06344834A (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0256746B2 (ja) * 1985-07-12 1990-12-03 Pioneer Electronic Corp

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0256746B2 (ja) * 1985-07-12 1990-12-03 Pioneer Electronic Corp

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19990921