JPH06323110A - 摺動面構成体 - Google Patents

摺動面構成体

Info

Publication number
JPH06323110A
JPH06323110A JP13298693A JP13298693A JPH06323110A JP H06323110 A JPH06323110 A JP H06323110A JP 13298693 A JP13298693 A JP 13298693A JP 13298693 A JP13298693 A JP 13298693A JP H06323110 A JPH06323110 A JP H06323110A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
crystal
sliding surface
surface pressure
sliding
metal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP13298693A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2813942B2 (ja
Inventor
Takahiro Gunji
貴浩 郡司
Yoshikazu Fujisawa
義和 藤澤
Yasushi Kawahito
康 川人
Kenji Hirose
謙治 広瀬
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
Priority to JP5132986A priority Critical patent/JP2813942B2/ja
Publication of JPH06323110A publication Critical patent/JPH06323110A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2813942B2 publication Critical patent/JP2813942B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Valve-Gear Or Valve Arrangements (AREA)
  • Sliding-Contact Bearings (AREA)
  • Electroplating And Plating Baths Therefor (AREA)
  • Electroplating Methods And Accessories (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 耐焼付き性の優れた摺動面構成体を提供す
る。 【構成】 摺動面構成体8は、カムシャフト1のカム3
外周面に設けられてロッカアームスリッパ6との摺動面
7を持ち、その摺動面7にはノーズ部4側の高面圧領域
Aとベース円部5側の低面圧領域Bとが存する。高面圧
領域Aおよび低面圧領域Bは、特定の結晶面を摺動面7
側に向けるといった配向性を持つ多数の角錐状金属結晶
9,10を有する金属結晶集合体により形成される。前
記配向性を変えることによって、高面圧領域Aにおける
硬さは、低面圧領域Bにおける硬さよりも高く設定され
る。これにより両領域A,Bの保油性および初期なじみ
性を向上させることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、相手部材との摺動面を
持ち、その摺動面には摺動条件を異にする複数の領域が
存する摺動面構成体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種摺動面構成体としては、例
えば内燃機関用鋳鉄製カムシャフトにおいて、そのカム
外周面に、耐焼付き性の向上を狙って設けられる窒化層
が知られている。この場合、ノーズ部側に高面圧領域
が、またベース円部側に低面圧領域がそれぞれ存する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、内燃機
関が高速、且つ高出力化の傾向にある現在の状況下で
は、従来の摺動面構成体はオイル保持性、つまり保油性
が十分でなく、また初期なじみ性も悪いため、特に、ノ
ーズ部側の高面圧領域において耐焼付き性が乏しいとい
う問題がある。
【0004】本発明は前記に鑑み、摺動条件を異にする
各領域に十分な保油性と良好な初期なじみ性を持たせ、
これにより耐焼付き性を向上させることができるように
した前記摺動面構成体を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、相手部材との
摺動面を持ち、その摺動面には摺動条件を異にする複数
の領域が存する摺動面構成体において、各領域を、特定
の結晶面を摺動面側に向けるといった配向性を持つ多数
の角錐状金属結晶および多数の角錐台状金属結晶の少な
くとも一方を有する金属結晶集合体により形成し、各領
域に含まれる前記金属結晶の前記配向性を、その領域の
摺動条件に応じて変えることにより、前記複数の領域が
それぞれ異なる硬さを有することを特徴とする。
【0006】
【作用】各領域は、例えば多数の角錐状金属結晶を有す
る金属結晶集合体により形成されているので、各領域に
は、相隣る両角錐状金属結晶間の谷部による油溜りが存
し、したがって各領域の保油性が良好となる。また、例
えば高面圧領域側の硬さを高く、一方、低面圧領域側の
硬さを低く設定すると、摺動開始初期においては、角錐
状金属結晶の先端部側が面圧に応じて優先的に摩耗する
ので、各領域の初期なじみ性が良好となる。初期摩耗後
は、両領域の良好な保油性によりそれらの摩耗が抑制さ
れ、その結果、十分な保油性が維持されるので、摺動面
構成体の耐焼付き性が向上する。
【0007】例えば、高面圧領域における硬さを低くす
ると、初期摩耗の段階で、高面圧であることに起因して
金属結晶の摩耗量が増し、その結果、谷部が浅くなって
油溜りの容量が極めて小さくなるため、高面圧下での摺
動に対処し得るだけの保油性を確保することができな
い。一方、低面圧領域における硬さを高くすると、低面
圧であることに起因して金属結晶の摩耗量が少なく、そ
の結果、低面圧領域の初期なじみ性が低下する。
【0008】
【実施例】図1において、内燃機関用カムシャフト1は
鋳鉄製母材2を有し、その母材2のカム3、したがって
ノーズ部4およびベース円部5外周面に、相手部材であ
るロッカアームスリッパ6との摺動面7を持つ層状摺動
面構成体8がメッキ処理により形成される。摺動面構成
体8の摺動面7には摺動条件を異にする複数の領域、図
示例ではノーズ部4側の高面圧領域Aとベース円部5側
の低面圧領域Bとが存する。その高面圧領域Aおよび低
面圧領域Bは、図2,図3に示すように、多数の角錐状
金属結晶および多数の角錐台状金属結晶の少なくとも一
方、図示例では多数の角錐状金属結晶9,10を有する
金属結晶集合体により形成される。高面圧領域Aにおけ
る硬さHvは、低面圧領域Bにおける硬さHvよりも高
く設定される。例えば、高面圧領域Aでは、面圧P1
1 ≧400MPaになるので、その硬さHvはHv≧
400であることが望ましく、一方、低面圧領域Bで
は、面圧P2 がP2 <400MPaになるので、その硬
さHvはHv<400であることが望ましい。
【0009】前記のように両領域A,Bは多数の角錐状
金属結晶9,10を有する金属結晶集合体により形成さ
れているので、両領域A,Bには、相隣る両角錐状金属
結晶9、または10間の谷部11による油溜りが存し、
したがって両領域A,Bの保油性が良好となる。摺動開
始初期においては、角錐状金属結晶9,10の先端部側
が面圧に応じて優先的に摩耗するので、各領域A,Bの
初期なじみ性が良好となる。初期摩耗後は、両領域A,
Bの良好な保油性により、それらの摩耗が抑制され、そ
の結果、十分な保油性が維持されるので、摺動面構成体
8の耐焼付き性が向上する。
【0010】角錐状金属結晶9,10は柱状晶の先端部
を構成し、その傾きは摺動面構成体8の保油性に影響を
与える。そこで、図4に示すように、角錐状金属結晶
9,10の底面側に、摺動面7に沿う仮想面13を規定
し、また角錐状金属結晶9,10の頂点aと底面中央部
bを通る直線cが、底面中央部bを通り仮想面13に垂
直な基準線Dに対してなす傾き角をθと規定すると、そ
の傾き角θは0°≦θ≦30°に設定される。傾き角θ
がθ>30°では、摺動面構成体8の保油性が低下す
る。
【0011】図5に示すように、両角錐状金属結晶9,
10が体心立方構造(bcc構造)を持つ場合には、高
面圧領域Aにおける角錐状金属結晶9はミラー指数で
(2hhh)面を摺動面7側に向けた(2hhh)配向
性金属結晶であり、その存在率SはS≧40%(S≒1
00%を含む。以下同じ)である。また低面圧領域Bに
おける角錐状金属結晶10は、前記角錐状金属結晶9と
は配向性を異にし、ミラー指数で(hhh)面を摺動面
7側に向けた(hhh)配向性金属結晶であって、その
存在率SはS≧40%である。この場合、(2hhh)
面が2次すべり面であることから(2hhh)配向性金
属結晶は(hhh)配向性金属結晶よりも高い硬さを有
し、これにより高、低面圧領域A,Bの硬さに差をつけ
ることができる。
【0012】また図6に示すように、両角錐状金属結晶
9,10が面心立方構造(fcc構造)を持つ場合に
は、高面圧領域Aにおける角錐状金属結晶9,10は、
ミラー指数で(h00)を摺動面7側に向けた(h0
0)配向性金属結晶であり、その存在率SはS≧40%
である。また低面圧領域Bにおける角錐状金属結晶は、
前記同様角錐状金属結晶9とは配向性を異にし、ミラー
指数で(3hhh)面を摺動面7側に向けた(3hh
h)配向性金属結晶であって、その存在率SはS≧40
%である。この場合、(h00)面が原子密度の高い結
晶面であることから(h00)配向性金属結晶は(3h
hh)配向性金属結晶よりも高い硬さを有し、これによ
り、高、低面圧領域A,Bの硬さに差をつけることがで
きる。
【0013】bcc構造を持つ金属結晶としては、F
e、Cr、Mo、W、Ta、Zr、Nb、V等の単体ま
たは合金の結晶を挙げることができる。またfcc構造
を持つ金属結晶としては、Pb、Ni、Cu、Pt、A
l、Ag、Au等の単体または合金の結晶を挙げること
ができる。
【0014】摺動面構成体8を形成する場合のメッキ処
理において、電気Feメッキ処理を行う場合の基本的条
件は、表1,表2の通りである。
【0015】
【表1】 有機系添加剤としては、尿素、サッカリン等が用いられ
る。
【0016】
【表2】 表3,表4は電気Niメッキ処理の場合を示す。
【0017】
【表3】
【0018】
【表4】 前記条件下で行われる電気Fe、Niメッキ処理におい
て、陰極電流密度、メッキ浴pH、有機系添加剤の配合
量等によって(hhh)配向性Fe結晶および(2hh
h)配向性Fe結晶、または(h00)配向性Ni結晶
および(3hhh)配向性Ni結晶の析出、その存在量
等を制御して、両領域A,Bの硬さを決定する。
【0019】メッキ処理としては、電気メッキ処理の外
に、真空メッキ処理、例えば気相メッキ法、PVD法、
CVD法、スパッタ法、イオンプレーティング等を挙げ
ることができる。スパッタ法によりW、Moメッキを行
う場合の条件は、例えばAr圧力 0.2〜1.0P
a、Ar加速電力 直流 0.5〜1.5kW、母材温
度 80〜300℃である。またスパッタ法によりP
t、Alメッキを行う場合の条件は、例えばAr圧力
0.8〜1.0Pa、Ar加速電力 直流 200〜1
000W、母材温度 80〜300℃である。CVD法
によりWメッキを行う場合の条件は、例えば原材料 W
6 、ガス流量 2〜15cc/min 、チャンバ内圧力
50〜300Pa、母材温度 300〜600℃であ
る。またCVD法によりAlメッキを行う場合の条件
は、例えば原材料 Al(CH3 3 、ガス流量 1.
0〜10cc/min 、チャンバ内圧力 50〜300P
a、母材温度 300〜600℃である。
【0020】以下、具体例について説明する。
【0021】JIS FC25よりなる鋳鉄製母材2に
おいて、チル層を有するカム3のノーズ部4およびベー
ス円部5外周面に、電気Feメッキ処理を施すことによ
り、Fe結晶の集合体より構成され、且つノーズ部4側
の高面圧領域Aとベース円部5側の低面圧領域Bとを有
する摺動面7を備えた摺動面構成体8を形成して複数の
内燃機関用カムシャフト1を製造した。
【0022】表5〜表8は摺動面構成体8の例1〜12
における電気Feメッキ処理条件を示す。
【0023】
【表5】
【0024】
【表6】
【0025】
【表7】
【0026】
【表8】 表9,表10は、例1〜12における摺動面7の結晶形
態、各配向性Fe結晶の存在率Sおよび各領域A,Bの
硬さをそれぞれ示す。
【0027】
【表9】
【0028】
【表10】 存在率Sは、例1〜12のX線回折図(X線照射方向は
摺動面7に対して直角方向)に基づいて次のような方法
で求められたものである。一例として、例1について説
明すると、図7は例1における高面圧領域AのX線回折
図、また図8は例1における低面圧領域BのX線回折図
であり、各配向性Fe結晶の存在率Sは、次式から求め
られた。なお、例えば、{110}配向性Fe結晶と
は、{110}面を摺動面4a側に向けた配向性Fe結
晶を意味する。 {110}配向性Fe結晶:S110 ={(I110 /IA
110 )/T}×100、 {200}配向性Fe結晶:S200 ={(I200 /IA
200 )/T}×100、 {211}配向性Fe結晶:S211 ={(I211 /IA
211 )/T}×100、 {310}配向性Fe結晶:S310 ={(I310 /IA
310 )/T}×100、 {222}配向性Fe結晶:S222 ={(I222 /IA
222 )/T}×100 ここで、I110 、I200 、I211 、I310 、I222 は各
結晶面のX線反射強度の測定値(cps)であり、また
IA110 、IA200 、IA211 、IA310 、IA222
ASTMカードにおける各結晶面のX線反射強度比で、
IA110 =100、IA200 =20、IA211 =30、
IA310 =12、IA222 =6である。さらにTは、T
=(I110 /IA110 )+(I200 /IA200 )+(I
211 /IA211 )+(I310 /IA310 )+(I222
IA222 )である。
【0029】図9は、例1の高面圧領域Aにおける結晶
構造を示す顕微鏡写真(5000倍)、また図10は、
例1の低面圧領域Bにおける結晶構造を示す顕微鏡写真
(5000倍)である。図9に示す高面圧領域Aにおい
て、多数の角錐状(2hhh)配向性Fe結晶が観察さ
れる。この角錐状(2hhh)配向性Fe結晶は{21
1}配向性Fe結晶であり、その{211}配向性Fe
結晶の存在率Sは、図7、表13に示すように84.3
%である。図10に示す低面圧領域Bにおいて、多数の
比較的小さな角錐状(hhh)配向性Fe結晶が観察さ
れる。この角錐状(hhh)配向性Fe結晶は、{22
2}配向性Fe結晶であり、その{222}配向性Fe
結晶の存在率Sは、図8、表13に示すように69.5
%である。
【0030】次に、例1〜12のカムシャフトを機関に
組込んで焼付きテストを行い、高面圧領域Aおよび低面
圧領域Bにおける硬さと焼付き発生面圧との関係を求め
たところ、図11の結果を得た。テスト条件は次の通り
である。カムシャフトの回転数 2000rpm 、給油量
10ml/min 、油温 100℃、ロッカアームのスリ
ッパの材質 Fe系焼結材。図中、点(1)〜(12)
は例1〜12にそれぞれ該当する。また各線は、それぞ
れ低面圧領域Bにおける硬さが異なる場合である。点
(13)はカム3外周面に窒化処理を施した場合を示
し、したがってノーズ部4およびベース円部5には電気
Feメッキ処理は施されていない。
【0031】図11から、例1,2のように、高、低面
圧領域A,Bを角錐状Fe結晶を有するFe結晶集合体
により形成すると共に、ノーズ部4側の高面圧領域Aに
おける硬さを高く(Hv=600、または400)設定
し、またベース円部5側の低面圧領域Bにおける硬さを
低く(Hv=300)設定すると、焼付き発生面圧が向
上することが判る。
【0032】摺動面構成体8を、電気Niメッキ処理に
より前記条件下で形成した場合において、(3hh
h)、したがって{311}配向性Ni結晶、(h0
0)、したがって{200}配向性Ni結晶等の存在率
Sは前記同様にX線回折図に基づいて次式から求められ
る。なお、例えば{111}配向性Ni結晶とは、{1
11}面を摺動面7側に向けた配向性Ni結晶を意味す
る。 {111}配向性Ni結晶:S111 ={(I111 /IA
111 )/T}×100、 {200}配向性Ni結晶:S200 ={(I200 /IA
200 )/T}×100、 {220}配向性Ni結晶:S220 ={(I220 /IA
220 )/T}×100、 {311}配向性Ni結晶:S311 ={(I311 /IA
311 )/T}×100 ここで、I111 、I200 、I220 、I311 は各結晶面の
X線反射強度の測定値(cps)であり、またI
111 、IA200 、IA220 、IA311 はASTMカー
ドにおける各結晶面のX線反射強度比で、IA111 =1
00、IA200 =42、IA220 =21、IA311 =2
0である。さらにTは、T=(I111 /IA111 )+
(I200 /IA200 )+(I220 /IA220 )+(I
311 /IA311 )である。
【0033】図12に示すように、金属結晶集合体は多
数の角錐台状金属結晶9,10を有することがあり、こ
の場合の傾き角θは、上底面中央部eおよび下底面中央
部fを通る直線gと、下底面中央部fを通り仮想面13
に垂直な基準線dとがなす角度として規定される。傾き
角θの範囲は前記同様に0°≦θ≦30°である。また
金属結晶集合体は、多数の角錐状および多数の角錐台状
金属結晶を有するものでもよい。
【0034】なお、本発明は、摺動条件を異にする領域
が二領域である場合に限らず、三領域以上ある場合にも
適用される。また本発明は、カムシャフトの外に、ピス
トンピン、ギヤ、クランク軸、ディファレンシャルピニ
オンシャフト、コンロッド、ピストン(スカート部、ラ
ンド部、リング溝)、ロッカアーム、バルブリフタ、軸
受メタル、ベアリングインナケース、ベアリングアウタ
ケース、金属ベルト、プーリ等にも適用される。
【0035】
【発明の効果】本発明によれば、摺動条件を異にする各
領域に十分な保油性と良好な初期なじみ性を持たせるこ
とによって、耐焼付き性の優れた摺動面構成体を提供す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】カムシャフトの断面図である。
【図2】図1の2矢示部の拡大図である。
【図3】図1の3矢示部の拡大図である。
【図4】角錐状金属結晶の傾きを示す説明図である。
【図5】体心立方構造およびその(hhh)面、(2h
hh)面を示す斜視図である。
【図6】面心立方構造およびその(h00)面、(3h
hh)面を示す説明図である。
【図7】高面圧領域の一例におけるX線回折図である。
【図8】低面圧領域の一例におけるX線回折図である。
【図9】高面圧領域の一例における結晶構造を示す顕微
鏡写真である。
【図10】低面圧領域の一例における結晶構造を示す顕
微鏡写真である。
【図11】焼付きテスト結果を示すグラフである。
【図12】角錐台状金属結晶の傾きを示す説明図であ
る。
【符号の説明】
6 ロッカアームスリッパ(相手部材) 7 摺動面 8 摺動面構成体 9,10 角錐状、角錐台状金属結晶 A 高面圧領域 B 低面圧領域
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 広瀬 謙治 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式会 社本田技術研究所内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 相手部材との摺動面を持ち、その摺動面
    には摺動条件を異にする複数の領域が存する摺動面構成
    体において、各領域を、特定の結晶面を摺動面側に向け
    るといった配向性を持つ多数の角錐状金属結晶および多
    数の角錐台状金属結晶の少なくとも一方を有する金属結
    晶集合体により形成し、各領域に含まれる前記金属結晶
    の前記配向性を、その領域の摺動条件に応じて変えるこ
    とにより、前記複数の領域がそれぞれ異なる硬さを有す
    ることを特徴とする摺動面構成体。
JP5132986A 1993-05-11 1993-05-11 摺動面構成体 Expired - Fee Related JP2813942B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5132986A JP2813942B2 (ja) 1993-05-11 1993-05-11 摺動面構成体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5132986A JP2813942B2 (ja) 1993-05-11 1993-05-11 摺動面構成体

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH06323110A true JPH06323110A (ja) 1994-11-22
JP2813942B2 JP2813942B2 (ja) 1998-10-22

Family

ID=15094115

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5132986A Expired - Fee Related JP2813942B2 (ja) 1993-05-11 1993-05-11 摺動面構成体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2813942B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08269768A (ja) * 1995-03-31 1996-10-15 Honda Motor Co Ltd 摺動面構成体
DE19610315C2 (de) * 1995-03-31 2000-12-07 Honda Motor Co Ltd Gleitflächenaufbau
US8414175B2 (en) 2010-01-15 2013-04-09 Young Lighting Technology Inc. Light source apparatus with a light guide plate having a lighting units disposed adjacent to two opposing sides offset with each other

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01309978A (ja) * 1988-06-08 1989-12-14 Mazda Motor Corp カムシャフトの製造方法
JPH0526008A (ja) * 1991-07-18 1993-02-02 Honda Motor Co Ltd 摺動部材
JPH0525684A (ja) * 1991-07-18 1993-02-02 Honda Motor Co Ltd 摺動部材
JPH0525683A (ja) * 1991-07-18 1993-02-02 Honda Motor Co Ltd 摺動部材
JPH0525688A (ja) * 1991-07-18 1993-02-02 Honda Motor Co Ltd 摺動部材

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01309978A (ja) * 1988-06-08 1989-12-14 Mazda Motor Corp カムシャフトの製造方法
JPH0526008A (ja) * 1991-07-18 1993-02-02 Honda Motor Co Ltd 摺動部材
JPH0525684A (ja) * 1991-07-18 1993-02-02 Honda Motor Co Ltd 摺動部材
JPH0525683A (ja) * 1991-07-18 1993-02-02 Honda Motor Co Ltd 摺動部材
JPH0525688A (ja) * 1991-07-18 1993-02-02 Honda Motor Co Ltd 摺動部材

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08269768A (ja) * 1995-03-31 1996-10-15 Honda Motor Co Ltd 摺動面構成体
DE19610315C2 (de) * 1995-03-31 2000-12-07 Honda Motor Co Ltd Gleitflächenaufbau
US8414175B2 (en) 2010-01-15 2013-04-09 Young Lighting Technology Inc. Light source apparatus with a light guide plate having a lighting units disposed adjacent to two opposing sides offset with each other

Also Published As

Publication number Publication date
JP2813942B2 (ja) 1998-10-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2572000B2 (ja) 摺動面構成体
JPS62211355A (ja) 耐摩耗性鉄基焼結合金
JPH06174053A (ja) 摺動面構成体
JPH06323110A (ja) 摺動面構成体
JPH06174088A (ja) 摺動面構成体
JPH06174089A (ja) 摺動面構成体
US5401585A (en) Slide surface construction
US5445684A (en) Slide surface construction having orientation specific B.C.C. metal layer
JP3120311B2 (ja) 摺動面構成体
JP2808395B2 (ja) 摺動部材
JP2651791B2 (ja) 摺動部材
JP3120310B2 (ja) 一方向摺動部材
JP2645793B2 (ja) 摺動面構成体
JP2724791B2 (ja) 摺動面構成体
JP2813936B2 (ja) 摺動面構成体
JP2687076B2 (ja) 摺動部材
JP2724792B2 (ja) 摺動面構成体
JP2632287B2 (ja) 金属皮膜の形成方法
JP2741438B2 (ja) 摺動部材
JPH07126889A (ja) 摺動部構成体
JPH0526008A (ja) 摺動部材
JP2720014B2 (ja) 摺動面構成体
JPH07277898A (ja) 無機質皮膜
JPH07150388A (ja) 摺動面構成体
JPH08253890A (ja) 摺動面構成体およびその製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees