JPH0631156B2 - クレーンの介錯ロープ装置 - Google Patents
クレーンの介錯ロープ装置Info
- Publication number
- JPH0631156B2 JPH0631156B2 JP5977689A JP5977689A JPH0631156B2 JP H0631156 B2 JPH0631156 B2 JP H0631156B2 JP 5977689 A JP5977689 A JP 5977689A JP 5977689 A JP5977689 A JP 5977689A JP H0631156 B2 JPH0631156 B2 JP H0631156B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rope
- crane
- main boom
- pulley
- carrier
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Description
【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、大型クレーンを使用して吊り上げ物を高所へ
吊り上げる場合等において、吊り上げ物の振れ止め、ま
たは回転止めのために使用する介錯ロープ装置に関する
ものである。
吊り上げる場合等において、吊り上げ物の振れ止め、ま
たは回転止めのために使用する介錯ロープ装置に関する
ものである。
（従来の技術） 高所における架設作業等において、大型クレーンを使用
する場合は、そのクレーンにより部材を吊り上げる際
に、その吊り上げ物が振れたり、回転したりするのを防
止するために、従来はその吊り上げ物に連結した介錯ロ
ープを地上において人力またはウインチ等によって保持
するようにしていた。
する場合は、そのクレーンにより部材を吊り上げる際
に、その吊り上げ物が振れたり、回転したりするのを防
止するために、従来はその吊り上げ物に連結した介錯ロ
ープを地上において人力またはウインチ等によって保持
するようにしていた。
（発明が解決しようとする課題） しかしながら上述したような従来の方法のように、介錯
ロープを地上から取ると、このために必要な地上のスペ
ースが広くなる上に、人力による場合は多くの労力を必
要とし、また介錯ロープの保持能力が十分でなければ、
作業安全上大きな不安材料になるという問題点があっ
た。
ロープを地上から取ると、このために必要な地上のスペ
ースが広くなる上に、人力による場合は多くの労力を必
要とし、また介錯ロープの保持能力が十分でなければ、
作業安全上大きな不安材料になるという問題点があっ
た。
（課題を解決するための手段） 上述の問題点を解決するため本発明においては、クレー
ンの主ブームの上下部間に案内索をかけ渡し、この案内
索に沿って移動自在なキャリヤを設け、介錯用索の上端
を前記主ブームの上部に繋止し、この索を前記キャリヤ
を介して引き出すと共に、この引き出した索を吊り上げ
物に連結した滑車に巻き掛けし、その索を再び前記キャ
リヤを介して主ブームの下部に導いて固定するようにし
てクレーンの介錯ロープ装置を構成する。
ンの主ブームの上下部間に案内索をかけ渡し、この案内
索に沿って移動自在なキャリヤを設け、介錯用索の上端
を前記主ブームの上部に繋止し、この索を前記キャリヤ
を介して引き出すと共に、この引き出した索を吊り上げ
物に連結した滑車に巻き掛けし、その索を再び前記キャ
リヤを介して主ブームの下部に導いて固定するようにし
てクレーンの介錯ロープ装置を構成する。
（作 用） 本発明装置は、上述の通り簡単な構成であるから、実施
が容易であると共に、経済的でもある。
が容易であると共に、経済的でもある。
そして本発明によれば、従来のように介錯ロープを地上
から保持するための人手が不要となるため省力化が図れ
る。
から保持するための人手が不要となるため省力化が図れ
る。
また本発明装置は、吊り上げ物の昇降に伴って自動的に
作動するため、操作が容易である上に、吊り上げ物の安
定性も向上するから、多少の風があっても安心して作業
を安全に行うことができる。
作動するため、操作が容易である上に、吊り上げ物の安
定性も向上するから、多少の風があっても安心して作業
を安全に行うことができる。
（実施例） 以下、第１図〜第３図について、本発明の一実施例を説
明する。
明する。
図中１は地表面、２は大型クレーンのクローラ、３はク
ローラ２上にターンテーブルを介して設けた旋回台、４
はこの旋回台３上に立てた主ブーム、５はこの主ブーム
４と旋回台３間に設けた支持部材、６は主ブーム４の基
部に近い旋回台３に一端を枢支したステー、７は主ブー
ム４の上端部とステー６の先端部に張り渡した索、８は
ステー６の先端部と旋回台３上に設けたウインチとの間
を連結する滑車装置の索、９は主ブーム４の上端部に傾
動自在に枢支したジブブーム、10は主ブーム４の上端部
に一端部を枢支すると共に、他端部をほぼ水平に突出さ
せた水平部材、11はこの水平部材10と主ブーム４との間
に設けた支持部材、12は主ブーム４の上端部に一端部を
枢支すると共に、他端部を傾動自在にした可動部材、13
は水平部材10の先端部と旋回台３上のウインチとの間を
連結する索、14は水平部材10と可動部材12の先端部間を
滑車装置を介して連結する索、15は可動部材12とジブブ
ーム９の先端部との間を滑車装置を介して連結した索、
16はジブブーム９の先端部より吊り上げた吊り索、17は
その下端部に設けたフック、18は吊り上げ物（例えば桁
材）、19は吊り索、20はクローラ２から突設したアウト
リガーである。
ローラ２上にターンテーブルを介して設けた旋回台、４
はこの旋回台３上に立てた主ブーム、５はこの主ブーム
４と旋回台３間に設けた支持部材、６は主ブーム４の基
部に近い旋回台３に一端を枢支したステー、７は主ブー
ム４の上端部とステー６の先端部に張り渡した索、８は
ステー６の先端部と旋回台３上に設けたウインチとの間
を連結する滑車装置の索、９は主ブーム４の上端部に傾
動自在に枢支したジブブーム、10は主ブーム４の上端部
に一端部を枢支すると共に、他端部をほぼ水平に突出さ
せた水平部材、11はこの水平部材10と主ブーム４との間
に設けた支持部材、12は主ブーム４の上端部に一端部を
枢支すると共に、他端部を傾動自在にした可動部材、13
は水平部材10の先端部と旋回台３上のウインチとの間を
連結する索、14は水平部材10と可動部材12の先端部間を
滑車装置を介して連結する索、15は可動部材12とジブブ
ーム９の先端部との間を滑車装置を介して連結した索、
16はジブブーム９の先端部より吊り上げた吊り索、17は
その下端部に設けたフック、18は吊り上げ物（例えば桁
材）、19は吊り索、20はクローラ２から突設したアウト
リガーである。
本実施例においては、クレーンの主ブーム４の上下部間
に案内索21をかけ渡し、この案内索21に沿って２個の滑
車22を介して移動自在なキャリヤ23を設ける。このキャ
リヤ23の案内索21の反対側には、上部滑車24と、下部滑
車25をそれぞれ突設し、介錯用索26（点線図示）の上端
を前記主ブーム４の上部に繋止し、この索26を前記キャ
リヤ23の上部滑車24を介して引き出すと共に、この引き
出した索26を吊り上げ物18に連結材27および連結金具28
を介して連結した滑車29に巻き掛けし、その索26を再び
前記キャリヤ23の下部滑車25を介して主ブーム４の下部
近くに設けた滑車30に導き、さらにこの滑車30を介して
引き出した索26をクローラ２に突設したアウトリガー20
に固定する。
に案内索21をかけ渡し、この案内索21に沿って２個の滑
車22を介して移動自在なキャリヤ23を設ける。このキャ
リヤ23の案内索21の反対側には、上部滑車24と、下部滑
車25をそれぞれ突設し、介錯用索26（点線図示）の上端
を前記主ブーム４の上部に繋止し、この索26を前記キャ
リヤ23の上部滑車24を介して引き出すと共に、この引き
出した索26を吊り上げ物18に連結材27および連結金具28
を介して連結した滑車29に巻き掛けし、その索26を再び
前記キャリヤ23の下部滑車25を介して主ブーム４の下部
近くに設けた滑車30に導き、さらにこの滑車30を介して
引き出した索26をクローラ２に突設したアウトリガー20
に固定する。
つぎに上述のように構成した本発明装置の使用方法を説
明する。図に示すように介錯ロープ装置をセットして、
吊り索16により吊り上げ物18を矢印Ａ（第１、２図参
照）のように吊り上げると、滑車29、介錯用索26、滑車
24，25を介してキャリヤ23も案内索21に沿って矢印Ｂの
ように上昇する。そしてこの間吊り上げ物18はキャリヤ
23から引き出された介錯用索26によって主ブーム４側に
ある程度引き寄せられているため、吊り上げ物18が揺動
したり、回転することを防止することができる。
明する。図に示すように介錯ロープ装置をセットして、
吊り索16により吊り上げ物18を矢印Ａ（第１、２図参
照）のように吊り上げると、滑車29、介錯用索26、滑車
24，25を介してキャリヤ23も案内索21に沿って矢印Ｂの
ように上昇する。そしてこの間吊り上げ物18はキャリヤ
23から引き出された介錯用索26によって主ブーム４側に
ある程度引き寄せられているため、吊り上げ物18が揺動
したり、回転することを防止することができる。
なお吊り上げ物18を下降させる場合も、上述した作用は
同様に働くこと云うまでもない。
同様に働くこと云うまでもない。
（発明の効果） 本発明装置は上述の通り簡単な構成であるから、実施が
容易であると共に、経済的でもある。
容易であると共に、経済的でもある。
そして本発明によれば、従来のように介錯ロープを地上
から保持するための人手が不要となるため省力化が図れ
る。
から保持するための人手が不要となるため省力化が図れ
る。
また本発明装置は、吊り上げ物の昇降に伴って自動的に
作動するため、操作が容易である上に、吊り上げ物の安
定性も向上するから、多少の風があっても安心して作業
を安全に行うことができるというすぐれた効果が得られ
る。
作動するため、操作が容易である上に、吊り上げ物の安
定性も向上するから、多少の風があっても安心して作業
を安全に行うことができるというすぐれた効果が得られ
る。
第１図は本発明装置を付した大型クレーンの立面図、 第２図はその部分立面図、 第３図はその要部の詳細図である。 １……地表面、２……クローラ ３……旋回台、４……主ブーム ９……ジブブーム、10……水平部材 12……可動部材、16……吊り索 18……吊り上げ物、20……アウトリガー 21……案内索、22……滑車 23……キャリヤ、24……上部滑車 25……下部滑車、26……介錯用索 29，30……滑車。
Claims (1)
- 【請求項１】クレーンの主ブームの上下部間に案内索を
かけ渡し、この案内索に沿って移動自在なキャリヤを設
け、介錯用索の上端を前記主ブームの上部に繋止し、こ
の索を前記キャリヤを介して引き出すと共に、この引き
出した索を吊り上げ物に連結した滑車に巻き掛けし、そ
の索を再び前記キャリヤを介して主ブームの下部に導い
て固定するようにしたことを特徴とするクレーンの介錯
ロープ装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5977689A JPH0631156B2 (ja) | 1989-03-14 | 1989-03-14 | クレーンの介錯ロープ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5977689A JPH0631156B2 (ja) | 1989-03-14 | 1989-03-14 | クレーンの介錯ロープ装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH02243497A JPH02243497A (ja) | 1990-09-27 |
| JPH0631156B2 true JPH0631156B2 (ja) | 1994-04-27 |
Family
ID=13123032
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5977689A Expired - Fee Related JPH0631156B2 (ja) | 1989-03-14 | 1989-03-14 | クレーンの介錯ロープ装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0631156B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US11390494B2 (en) | 2018-02-06 | 2022-07-19 | Itrec B.V. | Crane and method for positioning an object |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DK177672B1 (da) * | 2012-11-27 | 2014-02-17 | Liftra Ip Aps | Løfteramme |
| CN110723647B (zh) * | 2019-09-16 | 2021-10-15 | 广东省建筑设计研究院有限公司 | 一种可精确配合的桥梁修建用移动式吊装装置 |
-
1989
- 1989-03-14 JP JP5977689A patent/JPH0631156B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US11390494B2 (en) | 2018-02-06 | 2022-07-19 | Itrec B.V. | Crane and method for positioning an object |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH02243497A (ja) | 1990-09-27 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP2004075294A (ja) | タワークレーンのジブストラット自力組立方法 | |
| JPH0631156B2 (ja) | クレーンの介錯ロープ装置 | |
| US4064615A (en) | Method and device for dismounting or mounting jib sections on a tower crane | |
| FR2306927A1 (fr) | Potence mecanisee pour le levage et le positionnement precis d'un lest sur une grue orientable | |
| JPH0422836B2 (ja) | ||
| JPH0455027Y2 (ja) | ||
| JPS6348798B2 (ja) | ||
| JPH0319518Y2 (ja) | ||
| JPH023506Y2 (ja) | ||
| SU850560A1 (ru) | Устройство дл монтажа оборудовани СТРЕлОВыМ KPAHOM | |
| JPH0680385A (ja) | 傾転装置付吊具 | |
| JPH0728179Y2 (ja) | 塔架設用クレーンのせり上げ装置 | |
| JP2000351576A (ja) | タワークレーン及びタワークレーン撤去方法 | |
| JP3268062B2 (ja) | クレーン | |
| JPS6134393Y2 (ja) | ||
| JPH0754235Y2 (ja) | 移動式クレーンのフックブロック | |
| JP2576211Y2 (ja) | 移動式クレ−ンのシングルトップへのワイヤ−ロ−プ案内装置 | |
| JPS6261515B2 (ja) | ||
| JPH0615967Y2 (ja) | 揚重装置 | |
| JP2533428Y2 (ja) | クレーン装置 | |
| JP2547040B2 (ja) | クレーンにおけるジブ等の取付部構造 | |
| JPH0519284U (ja) | 移動式クレーンの吊り上げ装置 | |
| JPH0297588A (ja) | 転炉れんが積み装置 | |
| JPH0460996U (ja) | ||
| JPH02175592A (ja) | ダブルリンク式引込クレーン |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |