JPH0297588A - 転炉れんが積み装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、転炉のように内部に絞り込み部分を有する炉
（以下転炉と総称する）の内面にれんが積みを行うため
の装置に関する。

〔従来の技術〕

従来から、転炉のれんが積みとして第６図に示す装置が
使用されている。

上記装置を用いてのれんが積みは、転炉Ｃの作業床ａに
取付けられたウィンチｂによって巻上げられるワイヤー
〇に連結された運搬機ｄを用いて底部と炉腹の一部を積
み終わってからテーブルリフタｅを１般太し、このテー
ブルリフタＣ上で作業員が、四角形の運搬機移動レール
枠ｆに取付けられた運搬機ｄの助けを借りて炉唆部を憐
む。さらに炉腹部を積み林わった後、第７図に示すよう
にテーブルリフタＣ上に運搬機付きのターンテーブルｇ
を搬入して転炉の絞り部にれんがを積み上げるものであ
る。

〔発明が解決しようとする課題〕

ところが、この従来の装置を用いる作業には次のような
欠陥がある。

その一つは、運搬機移動レール枠ｆの巻上げを作業床に
直接取付けた巻上げウィンチｂで行っているために、巻
き代がなく炉腹を積み終えたら新たに運用機付きターン
テーブルｇを搬入して望まなければならず作業が煩雑に
なることである。また、この運搬機付きターンテーブル
ｇは、運搬機を搭載しているために作業者の足場が狭く
、非常に不便であることである。

他の欠陥は、第８図に示すように、運搬機ｄによるカバ
ー範囲Ｒが円形であるのに対して、運搬機移動レール枠
ｆが四角形であるために、運搬機ｄの移動範囲が大きい
ものを使用する必要があり、そのため制限を受け、作業
が極めて行い難いということがある。

さらには、運搬機移動レール枠「の移動に作業床に直接
取付けられた巻上げウィンチｂを使用しているために、
その作業高さが制限を受けるという不便さの点もある。

本発明において解決すべき課題は、上記従来の転炉内壁
れんが積み装置における欠点を解消して、安全性と作業
性を向上させることにある。

〔課題を解決するための手段〕

本発明は、レール枠を吊り下げる手段として旋回可能な
アームマストを用い、ウィンチワイヤの吊り代を大きく
して、レール枠の下に吊下げられたバランス型の運搬機
を炉腹上部と絞り部におけるれんが積みの作業に、その
まま用いることができるようにして上記課題を解決した
ものである。

また、運搬機を吊下げ移動するためのレール枠を円形に
することによって、搬送機の円形移動範囲を最も効率的
な動きとすることができる。

〔実施例〕

第１図〜第５図は本発明の実施例を示す。

第１図は、転炉Ｃの炉底部と炉腹下部を従来と同様にれ
んが積みを終了した後、振れ止めＴ１と安定アウトリー
ガＴ２によってテーブルリフタＴを炉底に設置し、この
上に作業者Ｗが乗って本発明の装置によって炉腹部のれ
んが積みを行っている状態を示す。

同図において、１は転炉の作業床面Ｐに取付けたアーム
マストを示す。このアームマスト１には旋回モータ２に
よって駆動される旋回アーム３が設けられている。同旋
回アーム３は第２図に示すように馬蹄状をなし、その基
部１両突出部にそれぞれ巻上げウィンチ４．４１．４２
が設けられ、これらのウィンチによって巻き上げられる
ワイヤ５．５１．５２によって移動レール枠６が吊り下
げられ、上下動可能に構成されている。さらに、同旋回
アーム３はアームマスｌ−１を中心に旋回できるように
なっており、れんが積みが終了したのち、転炉Ｃの操業
の邪魔にならないように、待機位置に移動させることが
できる。７，７１は移動レール枠６に沿って移動する移
動車８，８１によって移動自在に吊り下げられたバラン
ス型の運搬機を示す。この移動レール枠６は第３図に示
すように、転炉Ｃの内周壁にそった円形状に形成されて
おり、これによって、バランス型移動機７．７１の作動
範囲Ｒを丸く採ることができ、移動機７゜７１そのもの
のアームを小さくすることができると共に、作業能率を
上げることができる。さらに、移動レール枠６は、そこ
に吊り下げられた移動機７．７１を操作するに際して、
揺動を防止するために、支持アーム９を展開して、その
先端部を転炉の内壁ＣＳに当接する。

第４図は同移動レール枠６に取付けられた支持アーム９
の機構を示す平面図である。同図を参照して、円形移動
レール枠６の外周部には支持アーム９を伸張するための
油圧ジヤツキ１０が３個設けられており、転炉の内周壁
ＣＲの径に応じて任意に展開できる。

本発明のれんが積み装置は、上記の構造を存しているの
で、第１図に示す状態において、テーブルリフタＴ上に
載置されたれんがＢを炉腹部に移動レール枠６に吊り下
げられたバランス型移動機７．７１を利用して、転炉内
壁Ｃ８に積み上げて行く。

そのれんが積みの進行に応じて、このアームマスト１の
旋回アーム３に設けられたウィンチ４゜４１．４２を作
動して、移動レール枠６を吊り上げるとともに、テーブ
ルリフタＴを上昇させる。

第５図は本発明の積み装置を用いた作業において、第１
図に示す作業が終了した後、転炉Ｃの炉口部のれんが積
みを行っている状態を示す。この状態に右いては、移動
レール枠６はウィンチ４，４１゜４２によって、炉口の
上方に持ち上げられ、炉腹部のれんが積みと同じ条件で
れんが積みを行うことができる。

〔発明の効果〕

本発明のれんが積み装置によって以下の効果を奏するこ
とができる。

（１）充分な吊り代のある旋回可能なアーノ・ポストに
よって、充分な高さまで運搬機を吊り上げることができ
るために、一つの装置で最後までの築炉作業が可能とな
り、築炉能率の向上と安全性の向上ができる。

（２）　　アームが旋回可能であるために、装置の炉外
への出し入れが簡単となり、作業能率が向上する。

（３）運搬機移動レール枠を円形とすることができ、運
搬機の移動範囲が拡大されたために、運搬機のリーチが
小さくでき、作業性が向上できる。

【図面の簡単な説明】

第１図〜第５図は本発明の実施例を示す。 第１図および第５図は本発明装置の作動画を示す。第２
図〜第４図は部分構成を示す図である。 第６図は従来例を示し、第７図および第８図はその作業
態様を示す。 １、アームマスト ２：アーム旋回モータ ３：旋回アーム ４．４１，４２：ワイヤ巻き上げウィンチ５．５１，５
２：ワイヤ ６：移動レール枠 ７．７１：バランス型作業機 ８．８１：移動車 ９：支持アーム

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、バランス式運搬機を吊り下げた運搬レール枠を、転
   炉作業床面に取付けたマストに旋回可能に設けたアーム
   に上下動可能に吊り下げた転炉れんが積み装置。 ２、運搬レール枠を転炉内周壁に沿って円形に形成した
   特許請求の範囲第１項に記載の転炉れんが積み装置。