JP2551161Y2 - 天井走行クレーン装置 - Google Patents
天井走行クレーン装置Info
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- JP2551161Y2 JP2551161Y2 JP1991068638U JP6863891U JP2551161Y2 JP 2551161 Y2 JP2551161 Y2 JP 2551161Y2 JP 1991068638 U JP1991068638 U JP 1991068638U JP 6863891 U JP6863891 U JP 6863891U JP 2551161 Y2 JP2551161 Y2 JP 2551161Y2
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本考案は、例えば地上で最終的に
最上階の構造体となるステージを組立て、同ステージを
リフトアツプしながら、梁をステージ下層の柱の間へ搬
入して組立てることにより、建物躯体を構築する建築物
の構築工法において、梁をステージ下層の柱の間に搬入
する際や、一般の工場において資材を搬送する際に使用
する天井走行クレーン装置に関するものである。
最上階の構造体となるステージを組立て、同ステージを
リフトアツプしながら、梁をステージ下層の柱の間へ搬
入して組立てることにより、建物躯体を構築する建築物
の構築工法において、梁をステージ下層の柱の間に搬入
する際や、一般の工場において資材を搬送する際に使用
する天井走行クレーン装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】本件出願人は、特開平４−２８１９６１
号公報（特願平３−４３３８１号明細書）に記載したよ
うに、地上で最終的に最上階の構造体となるステージを
組立て、同ステージをリフトアツプしながら、梁をステ
ージ下層の柱の間へ搬入して組立てることにより、建物
躯体を構築する建築物の構築工法を既に提案した。
号公報（特願平３−４３３８１号明細書）に記載したよ
うに、地上で最終的に最上階の構造体となるステージを
組立て、同ステージをリフトアツプしながら、梁をステ
ージ下層の柱の間へ搬入して組立てることにより、建物
躯体を構築する建築物の構築工法を既に提案した。
【０００３】
【考案が解決しようとする課題】この建築物の構築方法
では、天井走行クレーン装置により、梁をステージ下層
まで吊り上げて、ステージ下層の柱の間へ搬入する。そ
の際、柱で邪魔されないように梁（吊り荷）の姿勢を変
えて搬入する必要があるが、通常の天井走行クレーン装
置は、クレーン本体から垂下した昇降索により梁を１本
吊りしているだけなので、梁（吊り荷）の姿勢を変える
ことができなくて、梁を目的の場所に搬入しにくいとい
う問題があった。
では、天井走行クレーン装置により、梁をステージ下層
まで吊り上げて、ステージ下層の柱の間へ搬入する。そ
の際、柱で邪魔されないように梁（吊り荷）の姿勢を変
えて搬入する必要があるが、通常の天井走行クレーン装
置は、クレーン本体から垂下した昇降索により梁を１本
吊りしているだけなので、梁（吊り荷）の姿勢を変える
ことができなくて、梁を目的の場所に搬入しにくいとい
う問題があった。
【０００４】本考案は前記の問題点に鑑み提案するもの
であり、その目的とする処は、梁等の資材を目的の場
所にその周囲に存在する柱等に邪魔されることなしに搬
入でき、吊り荷の搬送、目的の場所への荷卸しを円滑
に行うことができる天井走行クレーン装置を提供しよう
とする点にある。
であり、その目的とする処は、梁等の資材を目的の場
所にその周囲に存在する柱等に邪魔されることなしに搬
入でき、吊り荷の搬送、目的の場所への荷卸しを円滑
に行うことができる天井走行クレーン装置を提供しよう
とする点にある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
め、本考案の天井走行クレーン装置は、天井部にＹ方向
に配設されたトラバーサレールと、同トラバーサレール
と駆動装置を有する走行輪とによりＹ方向への移動を可
能に支持されたトラバーサ用レールと、天井部にＹ方向
と直交したＸ方向に２本を１単位として並列に配設され
るとともにそれぞれに前記トラバーサ用レールの進入可
能な切欠部が設けられた走行レールと、同走行レールと
駆動装置を有する走行輪とによりＸ方向への移動を可能
に支持された円形レールと、同円形レールと駆動装置を
有する走行輪とにより水平方向への旋回を可能に支持さ
れたクレーン本体と、同クレーン本体の架台上に設置さ
れた巻上ホイストと、同クレーン本体に設けられた一対
の伸縮水平ブームと、同伸縮水平ブームの先端部に設け
られた一対の滑車と、同巻上ホイストから同各滑車を経
て垂下した２本の昇降索と、同各昇降索の下端部に取付
けられた一対の吊上げフツクとを具えている。
め、本考案の天井走行クレーン装置は、天井部にＹ方向
に配設されたトラバーサレールと、同トラバーサレール
と駆動装置を有する走行輪とによりＹ方向への移動を可
能に支持されたトラバーサ用レールと、天井部にＹ方向
と直交したＸ方向に２本を１単位として並列に配設され
るとともにそれぞれに前記トラバーサ用レールの進入可
能な切欠部が設けられた走行レールと、同走行レールと
駆動装置を有する走行輪とによりＸ方向への移動を可能
に支持された円形レールと、同円形レールと駆動装置を
有する走行輪とにより水平方向への旋回を可能に支持さ
れたクレーン本体と、同クレーン本体の架台上に設置さ
れた巻上ホイストと、同クレーン本体に設けられた一対
の伸縮水平ブームと、同伸縮水平ブームの先端部に設け
られた一対の滑車と、同巻上ホイストから同各滑車を経
て垂下した２本の昇降索と、同各昇降索の下端部に取付
けられた一対の吊上げフツクとを具えている。
【０００６】
【作用】（１）クレーン本体上の巻上ホイストと２本の
昇降索とにより梁等の資材を２点吊りする。 （２）クレーン本体をＸ方向に走行させて、２点吊りし
た梁等の資材を目的の場所まで搬送するときには、先ず
トラバーサレール上の走行輪を回転して、トラバーサ用
レールをＹ方向に移動させ、同トラバーサ用レールを走
行レールの切欠部に進入させて、走行レールを接続し、
次いで走行レール上の走行輪を回転して、円形レール及
びクレーン本体を走行レール→トラバーサ用レール→走
行レール（Ｘ方向）に移動させて、２点吊りした梁等の
資材を目的の場所まで搬送する。 （３）クレーン本体をＸ方向→Ｙ方向→Ｘ方向に移動さ
せて、２点吊りした梁等の資材を目的の場所まで搬送す
るときには、先ずトラバーサレール上の走行輪を回転し
て、トラバーサ用レールをＹ方向に移動させ、同トラバ
ーサ用レールを走行レールの切欠部に進入させて、走行
レールを接続し、次いで走行レール上の走行輪を回転
し、円形レール及びクレーン本体を走行レール→トラバ
ーサ用レール（Ｘ方向）に移動させて、円形レールとク
レーン本体とをトラバーサ用レールにより支持し、次い
でトラバーサレール上の走行輪を回転して、トラバーサ
用レールと円形レールとクレーン本体とをＹ方向に移動
させ、同トラバーサ用レールを他の走行レールの切欠部
に進入させて、同走行レールを接続し、次いで走行レー
ル上の走行輪を回転して、円形レールとクレーン本体と
をトラバーサ用レール→走行レール（Ｘ方向）に移動さ
せて、２点吊りした梁等の資材を目的の場所まで搬送す
る。 （４）前記（２）（３）のように２点吊りした梁を目的
の場所まで搬送して、図４の最左側部に例示するように
柱Ｂ、Ｂの間に荷卸しする場合には、先ず円形レール上
の走行輪を回転し、クレーン本体を水平方向に旋回させ
て、各伸縮水平ブームを柱Ｂ、Ｂ間の方向に向け、次い
で各伸縮水平ブームを伸長方向に作動して、各伸縮水平
ブームの先端部を柱Ｂ、Ｂ間に挿入し、次いでクレーン
本体上の巻上ホイストを繰出し方向に作動し、巻上ホイ
ストから各滑車を経て垂下した２本の昇降索を繰出し
て、２点吊りした梁等の資材を柱Ｂ、Ｂ間に荷卸しす
る。
昇降索とにより梁等の資材を２点吊りする。 （２）クレーン本体をＸ方向に走行させて、２点吊りし
た梁等の資材を目的の場所まで搬送するときには、先ず
トラバーサレール上の走行輪を回転して、トラバーサ用
レールをＹ方向に移動させ、同トラバーサ用レールを走
行レールの切欠部に進入させて、走行レールを接続し、
次いで走行レール上の走行輪を回転して、円形レール及
びクレーン本体を走行レール→トラバーサ用レール→走
行レール（Ｘ方向）に移動させて、２点吊りした梁等の
資材を目的の場所まで搬送する。 （３）クレーン本体をＸ方向→Ｙ方向→Ｘ方向に移動さ
せて、２点吊りした梁等の資材を目的の場所まで搬送す
るときには、先ずトラバーサレール上の走行輪を回転し
て、トラバーサ用レールをＹ方向に移動させ、同トラバ
ーサ用レールを走行レールの切欠部に進入させて、走行
レールを接続し、次いで走行レール上の走行輪を回転
し、円形レール及びクレーン本体を走行レール→トラバ
ーサ用レール（Ｘ方向）に移動させて、円形レールとク
レーン本体とをトラバーサ用レールにより支持し、次い
でトラバーサレール上の走行輪を回転して、トラバーサ
用レールと円形レールとクレーン本体とをＹ方向に移動
させ、同トラバーサ用レールを他の走行レールの切欠部
に進入させて、同走行レールを接続し、次いで走行レー
ル上の走行輪を回転して、円形レールとクレーン本体と
をトラバーサ用レール→走行レール（Ｘ方向）に移動さ
せて、２点吊りした梁等の資材を目的の場所まで搬送す
る。 （４）前記（２）（３）のように２点吊りした梁を目的
の場所まで搬送して、図４の最左側部に例示するように
柱Ｂ、Ｂの間に荷卸しする場合には、先ず円形レール上
の走行輪を回転し、クレーン本体を水平方向に旋回させ
て、各伸縮水平ブームを柱Ｂ、Ｂ間の方向に向け、次い
で各伸縮水平ブームを伸長方向に作動して、各伸縮水平
ブームの先端部を柱Ｂ、Ｂ間に挿入し、次いでクレーン
本体上の巻上ホイストを繰出し方向に作動し、巻上ホイ
ストから各滑車を経て垂下した２本の昇降索を繰出し
て、２点吊りした梁等の資材を柱Ｂ、Ｂ間に荷卸しす
る。
【０００７】
【実施例】次に本考案の天井走行クレーン装置を図１〜
図５に示す一実施例により説明する。１が走行レール
で、同走行レール１は、２本を１単位として並列に配設
されるとともにそれぞれに後記トラバーサ用レール１’
の進入する切欠部が設けられている。
図５に示す一実施例により説明する。１が走行レール
で、同走行レール１は、２本を１単位として並列に配設
されるとともにそれぞれに後記トラバーサ用レール１’
の進入する切欠部が設けられている。
【０００８】２がトラバーサレールで、同トラバーサレ
ール２は、天井部に走行レール１と直交したＹ方向に配
設されて、走行レール１よりも上方に位置している。１
８がトラバーサレール２の上を走行する走行輪、１８ａ
が同走行輪１８の支持部、１６が同支持部１８ａに設置
された走行輪１８用駆動モータ、１７、１７が同走行輪
１８用駆動モータ１６のシヤフトで、同各シヤフト１７
に走行輪１８が取付けられている。
ール２は、天井部に走行レール１と直交したＹ方向に配
設されて、走行レール１よりも上方に位置している。１
８がトラバーサレール２の上を走行する走行輪、１８ａ
が同走行輪１８の支持部、１６が同支持部１８ａに設置
された走行輪１８用駆動モータ、１７、１７が同走行輪
１８用駆動モータ１６のシヤフトで、同各シヤフト１７
に走行輪１８が取付けられている。
【０００９】１’がトラバーサ用レールで、同トラバー
サ用レール１’は、前記支持部１８ａの下面に懸垂状態
に取付けられており、Ｙ方向に移動したとき、走行レー
ル１の切欠部に進入して、走行レール１を一連の状態に
接続する。５が前記走行レール１の上を走行する走行
輪、５ａが同走行輪５の支持部、４が同支持部５ａに設
置された走行輪５用駆動モータ、３が円形レールで、同
円形レール３は、前記支持部５ａの下面に懸垂状態に取
付けられている。
サ用レール１’は、前記支持部１８ａの下面に懸垂状態
に取付けられており、Ｙ方向に移動したとき、走行レー
ル１の切欠部に進入して、走行レール１を一連の状態に
接続する。５が前記走行レール１の上を走行する走行
輪、５ａが同走行輪５の支持部、４が同支持部５ａに設
置された走行輪５用駆動モータ、３が円形レールで、同
円形レール３は、前記支持部５ａの下面に懸垂状態に取
付けられている。
【００１０】８が円形レール３の上を走行する走行輪、
８ａが同走行輪８の支持部、７が同支持部８ａに設置さ
れた走行輪８用駆動モータ、６がクレーン本体で、同ク
レーン本体６は、前記支持部８ａの下面に懸垂状態に取
付けられている。１０が同クレーン本体６に設けられた
架台、１１が同架台１０上に設置された巻上ホイスト、
９が同クレーン本体６に設けられた一対の伸縮水平ブー
ム、１４が同各伸縮水平ブーム９の先端部に取付けられ
た支持枠、１５が同支持枠１４上に設置された一対の滑
車、１３が前記巻上ホイスト１１から同各滑車１５を経
て垂下した２本の昇降索、１２が同各昇降索１３の下端
部に取付けられた一対の吊上げフツクである。
８ａが同走行輪８の支持部、７が同支持部８ａに設置さ
れた走行輪８用駆動モータ、６がクレーン本体で、同ク
レーン本体６は、前記支持部８ａの下面に懸垂状態に取
付けられている。１０が同クレーン本体６に設けられた
架台、１１が同架台１０上に設置された巻上ホイスト、
９が同クレーン本体６に設けられた一対の伸縮水平ブー
ム、１４が同各伸縮水平ブーム９の先端部に取付けられ
た支持枠、１５が同支持枠１４上に設置された一対の滑
車、１３が前記巻上ホイスト１１から同各滑車１５を経
て垂下した２本の昇降索、１２が同各昇降索１３の下端
部に取付けられた一対の吊上げフツクである。
【００１１】次に前記図１〜図４に示す天井クレーン装
置の作用を具体的に説明する。図３及び図４は、地上で
最終的に最上階の構造体となるステージＡを組立て、同
ステージＡをリフトアツプしながら梁Ｃをステージ下層
の柱Ｂの間へ搬入して組立てることにより、建物躯体を
構築する建築物の構築工法を示している。本実施例の天
井走行クレーン装置は、梁Ｃをステージ下層の目的の場
所まで搬送する際に使用される。
置の作用を具体的に説明する。図３及び図４は、地上で
最終的に最上階の構造体となるステージＡを組立て、同
ステージＡをリフトアツプしながら梁Ｃをステージ下層
の柱Ｂの間へ搬入して組立てることにより、建物躯体を
構築する建築物の構築工法を示している。本実施例の天
井走行クレーン装置は、梁Ｃをステージ下層の目的の場
所まで搬送する際に使用される。
【００１２】この天井走行クレーン装置では、 （ａ）走行レール１がステージＡの下に各スパン毎にＸ
方向に並列に配設されている。 （ｂ）トラバーサレール２が走行レール１の上方にＹ方
向に配設されている。 （ｃ）Ｙ方向のトラバーサレール２とその上を走行する
走行輪１８とにより、トラバーサ用レール１’がＹ方向
に移動可能に支持されている。 （ｄ）Ｘ方向の走行レール１とその上を走行する走行輪
５とにより、円形レール３がＸ方向に移動可能に支持さ
れ、円形レール３とその上を走行する走行輪８とによ
り、クレーン本体６が水平方向に旋回可能に支持されて
いる。
方向に並列に配設されている。 （ｂ）トラバーサレール２が走行レール１の上方にＹ方
向に配設されている。 （ｃ）Ｙ方向のトラバーサレール２とその上を走行する
走行輪１８とにより、トラバーサ用レール１’がＹ方向
に移動可能に支持されている。 （ｄ）Ｘ方向の走行レール１とその上を走行する走行輪
５とにより、円形レール３がＸ方向に移動可能に支持さ
れ、円形レール３とその上を走行する走行輪８とによ
り、クレーン本体６が水平方向に旋回可能に支持されて
いる。
【００１３】この天井走行クレーン装置では、梁Ｃが次
のように搬送される。 （１）天井走行クレーン装置が停止しているときに、ク
レーン本体６上の巻上ホイスト１１を巻上げ方向に作動
し、巻上ホイスト１１から各滑車１５を経て垂下した２
本の昇降索１３を巻上げて、同各昇降索１３の下端部に
取付けた一対の吊上げフツク１２により梁Ｃを２点吊り
する。 （２）天井走行クレーン装置のクレーン本体６をＸ方向
に走行させて、２点吊りした梁Ｃを目的の場所まで搬送
するときには、先ず走行輪１８用駆動モータ１６により
走行輪１８を回転して、トラバーサ用レール１’をＹ方
向に移動させ、トラバーサ用レール１’を走行レール
１、１の切欠部に進入させて、走行レール１を接続す
る。
のように搬送される。 （１）天井走行クレーン装置が停止しているときに、ク
レーン本体６上の巻上ホイスト１１を巻上げ方向に作動
し、巻上ホイスト１１から各滑車１５を経て垂下した２
本の昇降索１３を巻上げて、同各昇降索１３の下端部に
取付けた一対の吊上げフツク１２により梁Ｃを２点吊り
する。 （２）天井走行クレーン装置のクレーン本体６をＸ方向
に走行させて、２点吊りした梁Ｃを目的の場所まで搬送
するときには、先ず走行輪１８用駆動モータ１６により
走行輪１８を回転して、トラバーサ用レール１’をＹ方
向に移動させ、トラバーサ用レール１’を走行レール
１、１の切欠部に進入させて、走行レール１を接続す
る。
【００１４】次いで走行輪５用駆動モータ４により走行
輪５を回転し、円形レール３とクレーン本体６とを走行
レール１→トラバーサ用レール１’→走行レール１（Ｘ
方向）に移動させて、２点吊りした梁Ｃを目的の場所ま
で搬送する。 （３）天井走行クレーン装置のクレーン本体６をＸ方向
→Ｙ方向→Ｘ方向に移動させて、２点吊りした梁Ｃを目
的の場所まで搬送するときには、先ず走行輪１８用駆動
モータ１６により走行輪１８を回転して、トラバーサ用
レール１’をＹ方向に移動させ、トラバーサ用レール
１’を走行レール１の切欠部に進入させて、走行レール
１を接続する。
輪５を回転し、円形レール３とクレーン本体６とを走行
レール１→トラバーサ用レール１’→走行レール１（Ｘ
方向）に移動させて、２点吊りした梁Ｃを目的の場所ま
で搬送する。 （３）天井走行クレーン装置のクレーン本体６をＸ方向
→Ｙ方向→Ｘ方向に移動させて、２点吊りした梁Ｃを目
的の場所まで搬送するときには、先ず走行輪１８用駆動
モータ１６により走行輪１８を回転して、トラバーサ用
レール１’をＹ方向に移動させ、トラバーサ用レール
１’を走行レール１の切欠部に進入させて、走行レール
１を接続する。
【００１５】次いで走行輪５用駆動モータ４により走行
輪５を回転し、円形レール３とクレーン本体６とを走行
レール１→トラバーサ用レール１’（Ｘ方向）に移動さ
せて、円形レール３とクレーン本体６とをトラバーサ用
レール１’により支持する。次いで走行輪１８用駆動モ
ータ１６により走行輪１８を回転して、円形レール３と
クレーン本体６とトラバーサ用レール１’とをＹ方向に
移動させ、トラバーサ用レール１’を他の走行レール１
の切欠部に進入させて、同走行レール１を接続する。
輪５を回転し、円形レール３とクレーン本体６とを走行
レール１→トラバーサ用レール１’（Ｘ方向）に移動さ
せて、円形レール３とクレーン本体６とをトラバーサ用
レール１’により支持する。次いで走行輪１８用駆動モ
ータ１６により走行輪１８を回転して、円形レール３と
クレーン本体６とトラバーサ用レール１’とをＹ方向に
移動させ、トラバーサ用レール１’を他の走行レール１
の切欠部に進入させて、同走行レール１を接続する。
【００１６】次いで走行輪５用駆動モータ４により走行
輪５を回転し、円形レール３とクレーン本体６とをトラ
バーサ用レール１’→走行レール１（Ｘ方向）に移動さ
せて、２点吊りした梁Ｃを目的の場所まで搬送する。 （４）前記（２）（３）のように２点吊りした梁Ｃを目
的の場所まで搬送して、図４の最左側部に例示するよう
に柱Ｂ、Ｂの間に荷卸しする場合には、先ず走行輪８用
駆動モータ７により走行輪８を回転して、同走行輪８を
円形レール３に沿い移動させ、同走行輪８の支持部８ａ
により懸垂支持されたクレーン本体６を水平方向に９０
°旋回させて、各伸縮水平ブーム９を柱Ｂ、Ｂ間の方向
に向ける。
輪５を回転し、円形レール３とクレーン本体６とをトラ
バーサ用レール１’→走行レール１（Ｘ方向）に移動さ
せて、２点吊りした梁Ｃを目的の場所まで搬送する。 （４）前記（２）（３）のように２点吊りした梁Ｃを目
的の場所まで搬送して、図４の最左側部に例示するよう
に柱Ｂ、Ｂの間に荷卸しする場合には、先ず走行輪８用
駆動モータ７により走行輪８を回転して、同走行輪８を
円形レール３に沿い移動させ、同走行輪８の支持部８ａ
により懸垂支持されたクレーン本体６を水平方向に９０
°旋回させて、各伸縮水平ブーム９を柱Ｂ、Ｂ間の方向
に向ける。
【００１７】次いで各伸縮水平ブーム９を伸長方向に作
動して、各伸縮水平ブーム９の先端部を柱Ｂ、Ｂ間に挿
入する。次いでクレーン本体６上の巻上ホイスト１１を
繰出し方向に作動し、巻上ホイスト１１から各滑車１５
を経て垂下した２本の昇降索１３を繰出して、２点吊り
した梁Ｃを柱Ｂ、Ｂ間に荷卸しする。
動して、各伸縮水平ブーム９の先端部を柱Ｂ、Ｂ間に挿
入する。次いでクレーン本体６上の巻上ホイスト１１を
繰出し方向に作動し、巻上ホイスト１１から各滑車１５
を経て垂下した２本の昇降索１３を繰出して、２点吊り
した梁Ｃを柱Ｂ、Ｂ間に荷卸しする。
【００１８】前記天井クレーン装置では、クレーン本
体６が円形レール３により水平方向に３６０°旋回可能
に支持されており、クレーン本体６がどの方向にも向
く。吊り荷が２本の昇降索１３により２点吊りされて
おり、吊り荷が作業者の意図に反して妄りに旋回するこ
とがない。各昇降索１３の昇降量の調整により吊り荷
の高さが変わるし、各伸縮水平ブーム９の伸縮量の調整
により吊り荷の吊下げ位置（クレーン本体６からの突出
量）が変わるので、吊り荷の搬送、目的の場所への荷卸
しが円滑に行われる。
体６が円形レール３により水平方向に３６０°旋回可能
に支持されており、クレーン本体６がどの方向にも向
く。吊り荷が２本の昇降索１３により２点吊りされて
おり、吊り荷が作業者の意図に反して妄りに旋回するこ
とがない。各昇降索１３の昇降量の調整により吊り荷
の高さが変わるし、各伸縮水平ブーム９の伸縮量の調整
により吊り荷の吊下げ位置（クレーン本体６からの突出
量）が変わるので、吊り荷の搬送、目的の場所への荷卸
しが円滑に行われる。
【００１９】
【考案の効果】本考案の天井走行クレーン装置は前記
（１）のように梁等の資材を２点吊りし、次いで前記
（２）（３）のように目的の場所まで搬送し、次いで前
記（４）のように荷卸しするので、梁等の資材を目的の
場所にその周囲に存在する柱Ｂ等に邪魔されることなし
に搬入できる。
（１）のように梁等の資材を２点吊りし、次いで前記
（２）（３）のように目的の場所まで搬送し、次いで前
記（４）のように荷卸しするので、梁等の資材を目的の
場所にその周囲に存在する柱Ｂ等に邪魔されることなし
に搬入できる。
【００２０】またクレーン本体を円形レールにより水
平方向に３６０°旋回可能に支持しており、クレーン本
体をどの方向にも向けることができる。吊り荷を２本
の昇降索により２点吊りしており、吊り荷を作業者の意
図に反して妄りに旋回させることがない。昇降索の昇
降量の調整により吊り荷の高さを変えることができる
し、各伸縮水平ブームの伸縮量の調整により吊り荷の吊
下げ位置（クレーン本体からの突出量）を変えることが
できるので、吊り荷の搬送、目的の場所への荷卸しを円
滑に行うことができる。
平方向に３６０°旋回可能に支持しており、クレーン本
体をどの方向にも向けることができる。吊り荷を２本
の昇降索により２点吊りしており、吊り荷を作業者の意
図に反して妄りに旋回させることがない。昇降索の昇
降量の調整により吊り荷の高さを変えることができる
し、各伸縮水平ブームの伸縮量の調整により吊り荷の吊
下げ位置（クレーン本体からの突出量）を変えることが
できるので、吊り荷の搬送、目的の場所への荷卸しを円
滑に行うことができる。
【図１】本考案の天井走行クレーン装置の一実施例を示
す平面図である。
す平面図である。
【図２】同天井走行クレーン装置の側面図である。
【図３】同天井走行クレーン装置の使用状態を示す側面
図である。
図である。
【図４】同天井走行クレーン装置の使用状態を示す平面
図である。
図である。
【図５】同天井走行クレーン装置の使用状態を示す一部
拡大平面図である。
拡大平面図である。
１ 走行レール １’ トラバーサ用レール ２ トラバーサレール ３ 円形レール ４ 走行輪５の駆動装置 ５ 走行レール１上を走行する走行輪 ７ 走行輪８の駆動装置 ８ 円形レール３上を走行する走行輪 ９ 伸縮水平ブーム １０ クレーン本体６の架台 １１ 巻上ホイスト １２ 吊上げフツク １３ 昇降索 １５ 滑車 １６ 走行輪１８の駆動装置 １８ トラバーサレール２上を走行する走行輪
Claims (1)
- 【請求項１】 天井部にＹ方向に配設されたトラバーサ
レールと、同トラバーサレールと駆動装置を有する走行
輪とによりＹ方向への移動を可能に支持されたトラバー
サ用レールと、天井部にＹ方向と直交したＸ方向に２本
を１単位として並列に配設されるとともにそれぞれに前
記トラバーサ用レールの進入可能な切欠部が設けられた
走行レールと、同走行レールと駆動装置を有する走行輪
とによりＸ方向への移動を可能に支持された円形レール
と、同円形レールと駆動装置を有する走行輪とにより水
平方向への旋回を可能に支持されたクレーン本体と、同
クレーン本体の架台上に設置された巻上ホイストと、同
クレーン本体に設けられた一対の伸縮水平ブームと、同
伸縮水平ブームの先端部に設けられた一対の滑車と、同
巻上ホイストから同各滑車を経て垂下した２本の昇降索
と、同各昇降索の下端部に取付けられた一対の吊上げフ
ツクとを具えていることを特徴とした天井走行クレーン
装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1991068638U JP2551161Y2 (ja) | 1991-08-28 | 1991-08-28 | 天井走行クレーン装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1991068638U JP2551161Y2 (ja) | 1991-08-28 | 1991-08-28 | 天井走行クレーン装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0519280U JPH0519280U (ja) | 1993-03-09 |
| JP2551161Y2 true JP2551161Y2 (ja) | 1997-10-22 |
Family
ID=13379479
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1991068638U Expired - Fee Related JP2551161Y2 (ja) | 1991-08-28 | 1991-08-28 | 天井走行クレーン装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2551161Y2 (ja) |
Families Citing this family (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP2552821B1 (en) | 2010-04-01 | 2014-03-05 | Par Systems, Inc. | Tensile truss mast |
| US9834418B2 (en) | 2012-09-21 | 2017-12-05 | Par Systems, Inc. | Boat deployment assembly and method |
| US10494233B2 (en) | 2013-02-06 | 2019-12-03 | Par Systems, Llc | Relocatable fine motion positioner assembly on an overhead crane |
| CN107381463A (zh) * | 2017-08-25 | 2017-11-24 | 焦作市超利洁环保科技有限公司 | 一种具有机械臂的无障碍吊运机 |
| FR3132415A1 (fr) * | 2022-02-04 | 2023-08-11 | Sylvabot | Systeme de portique robotise agricole pour serre multi-chapelles. |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH02133966U (ja) * | 1989-04-14 | 1990-11-07 |
-
1991
- 1991-08-28 JP JP1991068638U patent/JP2551161Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0519280U (ja) | 1993-03-09 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |