JP3884689B2 - 部材架設用移動台車及びこれを用いた橋梁部材架設方法 - Google Patents

部材架設用移動台車及びこれを用いた橋梁部材架設方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、部材架設用移動台車と、これを用いた橋梁部材架設方法とに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のクレーンを用いた橋梁部材架設方法の一例について、図10及び図11を参照して説明する。
まず、架設現場に広いヤード幅が確保できるかを協議し、確保可能である場合には、図10に示す架設方法を採用する。すなわち、橋梁架設場所に広いヤード幅の作業場所を確保した後、ここにクレーン1を予め設置する。なお、同図における符号2は橋脚設置位置を示し、また、符号3はベント機材などを仮置きする機材ヤードを示し、また符号4は橋梁用部材の荷下ろし場所を示している。
【0003】
搬送用トラック5により、橋脚6をクレーン1の近傍に搬入する。そして、クレーン1が、搬送用トラック5の荷台に搭載されている橋梁用部材である橋脚6を吊り上げてから水平方向に旋回させ、さらに荷下ろし場所4に下ろすことで荷取りする。
この荷下ろし場所4では、各橋脚6の地組や、これら橋脚6への足場の取り付けなどを行う。このようにして組み上げられた橋脚6は、再びクレーン1により吊り上げられ、そのまま水平方向に旋回移動して正規の架設場所2へと搬送されて設置される。
【0004】
一方、架設現場に広いヤード幅が確保できず、しかも架設現場と荷取り場所が離れている場合には、図11に示す架設方法を採用する。すなわち、荷下ろし用のクレーン6と橋脚架設用のクレーン7とを予め設置するとともに、移動台車8を搬入する。なお、同図における符号10は一般道路横断部分を示している。
【0005】
このような狭隘な架設現場では、搬送用トラック11により、橋脚12をクレーン6の近傍に搬入する。そして、クレーン6が、搬送用トラック11の荷台に搭載されている橋脚12を吊り上げてから搬送用トラック11を退避させる。その後、吊り上げている橋脚12の真下に移動台車8を搬入し、その荷台上に載置することで荷取りが完了する。この時、必要に応じて移動台車8上で地組を行う。
そして、クレーン6のワイヤを切り離した後、橋脚12を移動台車8で架設現場まで搬送する。架設現場では、クレーン7を使って橋脚12を吊り上げて設置する。以上の工程を繰り返すことにより、2台のクレーン6,7で橋梁の橋脚架設を進行することができる。
【0006】
同様に、限られた架設現場で橋梁の構築・解体を効率よく行う手段が、下記特許文献1に開示されている。すなわち、この特許文献1における橋梁の構築では、柱頂部及び梁部からなるT字形の橋梁部材を、架設現場の長手方向に沿って仮置きし、これをリフトアップしてその下に柱中間部を嵌め込んだ後、前記T字形の橋梁部材を鉛直軸線回りに直角に回転させる架設方法が開示されている。
【0007】
【特許文献1】
特開平8−296210公報(第4頁、図1−図2)
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上述の図11で説明した方法と、特許文献1で開示されている方法の何れの場合においても、作業範囲が限られる狭隘な架設現場では、架設現場と荷取り場所が離れていると、以下に説明する問題が発生する。
すなわち、
1)少なくとも、荷取り用のクレーン6や、移動台車8や、橋脚架設用のクレーン7などの3種類の重機が必要となる。
2)荷取り用のクレーン6、移動台車8、橋脚架設用のクレーン7の3種類の重機を使い分ける関係上、橋脚12の移し替え作業が必要になるので、その都度、作業が中断して不連続になり、作業効率が悪い。これに伴い、作業時間の短縮化が難しくなるため、作業工程の長期化を招く。
3)複数種類の重機を使用する上に、それらのオペレータも各々必要となることから作業コストが増大しやすい。
4)クレーンは横方向への転倒防止にアウトリガーを張り出すため、クレーン設置部はヤードを広く取ることから交通規制が必要となり、一般車両の交通に支障を与える。
という問題である。
【0009】
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであり、荷取りから架設までを連続して行える手段の提供を目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記課題を解決するために以下の手段を採用した。
すなわち、請求項1に記載の部材架設用移動台車は、複数の自走式走行輪と、これら自走式走行輪上に支持された車体と、該車体上に立設されたエレクションタワーと、該エレクションタワーに対して部材を引き寄せる吊り込み装置と、前記エレクションタワーに対して前記部材を固定する固定手段とを備え、前記エレクションタワーの上端部が、分割可能な上端分割部とされているとともに、該上端分割部を必要に応じてこれを取り外すことで、高さ調整が可能となっていることを特徴とする。
上記請求項1に記載の部材架設用移動台車によれば、部材の近傍に接近するように、各自走式走行輪によって車体を移動させる。その状態で、吊り込み装置によって部材を吊り上げながらエレクションタワーに接近させ、さらにこの部材を、架設時の組み付け状態となるように固定手段でエレクションタワーに固定することで、荷取り作業が完了する。続いて、その固定保持状態のまま、架設現場まで部材を搬送することで搬送作業が完了する。続いて、部材の架設位置への組み付けと、固定手段による部材の解除とを行うことで架設作業が完了する。このようにして、荷取りから架設までを、部材の受け渡し作業なく連続して行うことができる。
また、架設場所の上空に障害物がある場合など、必要に応じてエレクションタワーの高さを低くすることができる。
【0011】
請求項2に記載の部材架設用移動台車は、請求項1に記載の部材架設用移動台車において、前記エレクションタワーに固定された前記部材を昇降させる昇降装置がさらに備えられていることを特徴とする。
上記請求項2に記載の部材架設用移動台車によれば、部材の高さ位置を昇降装置により上げ下げすることで、架設時の組み付け場所に応じた高さに調整することができる。
【0012】
請求項3に記載の部材架設用移動台車は、請求項1または請求項2に記載の部材架設用移動台車において、前記各自走式走行輪は、前記車体に対して鉛直軸線回りに走行方向を転換可能であることを特徴とする。
上記請求項3に記載の部材架設用移動台車によれば、鉛直軸線回りに各自走式走行輪の向きを転向させることで、車体の向きを変えることなく、何れの水平方向にも移動することができる。
【0013】
請求項4に記載の部材架設用移動台車は、請求項1から請求項3の何れかに記載の部材架設用移動台車において、前記車体が、走行面に対する自らの傾きが調整可能であることを特徴とする。
上記請求項4に記載の部材架設用移動台車によれば、荷取り場所や走行面や架設場所における地面の傾斜状態に応じて自らの傾きを調整することで、エレクションタワーの鉛直度を一定に確保することができる。
【0014】
請求項5に記載の部材架設用移動台車は、請求項1から請求項4の何れかに記載の部材架設用移動台車において、前記車体の、前記エレクションタワーが立設された側縁とは反対側の側縁に、転倒防止用のカウンターウェイトが設けられていることを特徴とする。
上記請求項5に記載の部材架設用移動台車によれば、エレクションタワーの設置による重心位置の偏りを相殺することができる。
【0015】
請求項6に記載の部材架設用移動台車は、請求項1から請求項5に記載の部材架設用移動台車において、前記エレクションタワーに、前記部材の鉛直度を測定する鉛直度測定手段が設けられていることを特徴とする。
上記請求項6に記載の部材架設用移動台車によれば、架設時における部材の鉛直度を確実に確認することができる。
【0016】
請求項7に記載の部材架設用移動台車は、請求項1から請求項の何れかに記載の部材架設用移動台車において、前記エレクションタワーには、前記部材の形状に応じて、該部材を該エレクションタワーに保持させるための補間部材が設けられていることを特徴とする。
上記請求項7に記載の部材架設用移動台車によれば、橋脚基部や隅角部などの特有の形状を有する部材をもエレクションタワーに保持させることができる。さらには、補間部材上に部材を載置する場合には、天井への部材の取り付けができるようになる。
【0017】
請求項8に記載の部材架設用移動台車は、請求項2から請求項7の何れかに記載の部材架設用移動台車において、前記吊り込み装置が、前記部材に接続されるフック付きの第1のワイヤと、この第1のワイヤを、前記エレクションタワーの上端から下端に導く複数のプーリと、これらプーリを経て前記車体の上に導かれたワイヤを巻き取るウインチとを備え、前記昇降装置が、前記エレクションタワーの側部に対して、鉛直方向に沿うように固定された一対のレールと、これらレールに沿って上下動する昇降板と、この昇降板を吊り上げる第2のワイヤと、この第2のワイヤを巻き取る前記ウインチとで構成されているとともに、前記ウインチが、前記第1のワイヤの巻き取りと前記第2のワイヤの巻き取りとを切り替えて行える複動式となっていることを特徴とする。
上記請求項8に記載の部材架設用移動台車によれば、ウインチを一つにすることができる。
【0018】
請求項9に記載の、部材架設用移動台車を用いた橋梁部材架設方法は、請求項1から請求項8の何れかに記載の部材架設用移動台車により、前記部材の荷取りと、該部材の搬送と、該部材を据え付け状態に保持する据え付けとを連続して行うことを特徴とする。
上記請求項9に記載の、部材架設用移動台車を用いた橋梁部材架設方法によれば、荷取りから架設までを、部材の受け渡し作業なく連続して行うことができるので、作業時間の短縮化と、作業性の向上と、作業コストの減少と、安全性の向上と、所用作業ヤード面積の縮小化との全てを達成できる。
【0019】
請求項10に記載の、部材架設用移動台車を用いた橋梁部材架設方法は、請求項9に記載の、部材架設用移動台車を用いた橋梁部材架設方法において、前記部材架設用移動台車を少なくとも2台以上用いて、水平に寝かせたままの前記部材の前記荷取りと前記搬送と前記据え付けを行うことを特徴とする。
上記請求項10に記載の、部材架設用移動台車を用いた橋梁部材架設方法によれば、水平方向に長い梁状部材でも、その各端部を各部材架設用移動台車で両端支持することにより、架設作業を行うことができる。
【0020】
請求項11に記載の、部材架設用移動台車を用いた橋梁部材架設方法は、請求項9に記載の、部材架設用移動台車を用いた橋梁部材架設方法において、前記部材の前記荷取りの際に、前記部材を荷取りの場所まで搬送する搬入用トラックの荷台に、前記部材との摩擦を低減させる低摩擦部材が設けられていることを特徴とする部材架設用移動台車を用いたことを特徴とする。
上記請求項11に記載の、部材架設用移動台車を用いた橋梁部材架設方法によれば、搬入用トラックの荷台に寝ている状態の橋脚を徐々に引き寄せながら立ち上げていく際、橋脚をスムーズに移動させることができる。
【0021】
【発明の実施の形態】
本発明の部材架設用移動台車およびこれを用いた橋梁部材架設方法の一実施形態を、図面を参照しながら以下に説明するが、本発明がこれのみに限定解釈されるものでないことは勿論である。
【0022】
図1に示すように、本実施形態の部材架設用移動台車20は、複数の自走式走行輪21と、これら自走式走行輪上21に支持された車体22と、この車体22上に立設されたエレクションタワー23と、このエレクションタワー23に対して橋脚100(部材)を引き寄せる吊り込み装置24と、エレクションタワー23に対して橋脚100を固定する固定手段25と、エレクションタワー23に固定された橋脚100を昇降させる昇降装置26と、転倒防止用のカウンターウェイト27とを備えて構成されている。
【0023】
各自走式走行輪21は、それぞれ走行駆動機構を有する多輪駆動式であり、自走することが可能となっている。また、これら自走式走行輪21は、車体22に対して、鉛直軸線回りの360°方向に走行方向を転換することが可能となっている。これにより、鉛直軸線回りに各自走式走行輪21の向きを同一方向に転向させることで、車体22の向きを変えることなく、何れの水平方向にも移動することができる。すなわち、図1に示す紙面左右方向への走行に加えて、同図の紙面垂直方向への走行も可能となっている。
【0024】
車体22は、概略、水平な四角板形状を有しており、走行方向前後に運転席22aを備えている。また、この車体22は、各自走式走行輪21との間にレベル調整機構を備えており、走行面に対する自らの傾きを任意に調整することが可能となっている。
【0025】
エレクションタワー23は、車体22上の一側縁部近傍に、鉛直に立設されたトラス構造の柱であり、斜材であるストラット23aにより支持されている。このストラット23aにより、橋脚100を保持した状態のエレクションタワー23と、車体22との間の接続箇所に応力集中が生じるのを防ぎ、エレクションタワー23の転倒を防ぐものとなっている。
また、このエレクションタワー23には、その鉛直度を測定する鉛直度測定装置(鉛直度測定手段。図示せず。)が備えられており、その鉛直度を測定することで、保持している橋脚100の鉛直度を確認することが可能となっている。これにより、架設現場で橋脚100を架設する際に、橋脚100の鉛直度を確認し、必要に応じて前記レベル調整機構で車体22の傾きまたは、固定手段25位置を調整することで、橋脚100の鉛直度を調整することができる。
また、このエレクションタワー23は、その上端部が分割可能な上端分割部23x(図5において後述する。)となっており、必要に応じてこれを取り外すことで、高さ調整が可能となっている。
【0026】
吊り込み装置24は、橋脚100に接続されるフック付きのワイヤ24aと、このワイヤ24aを、エレクションタワー23の上端から下端に導く複数のプーリ24bと、これらプーリ24bを経て車体22上に導かれたワイヤ24aを巻き取るウインチ24cとを備えている。
昇降装置26は、図1及び図2(a),(b)に示すように、エレクションタワー23の側部に対して、鉛直方向に沿うように固定された一対のレール26a(図1では図示略。)と、これらレール26aに沿って上下動する昇降板26bと、この昇降板26bを吊り上げるワイヤ26cと、このワイヤ26cを巻き取る前記ウインチ24cとで構成されている。なお、ウインチ24cは、ワイヤ24cの巻き取りとワイヤ26cの巻き取りとを切り替えて行える複動式となっている。
【0027】
固定手段25は、図1及び図2(a)に示すように、昇降板26bの外側面に固定され、間に橋脚100を挟み込む一対の固定部材25aと、これら固定部材25aの内側に設けられた接続部25bと、各固定部材25a間の間隔を接近または離間させる調整機構(図示せず)とを備えている。
接続部25bは、橋脚100に設けられた架設用固定部100aを固定することが可能となっている。架設用固定部100aは、架設時の保持固定にのみ用いられるものであるため、架設後には不要となり、切断撤去される。
なお、固定手段25は、同図に示す四角柱形状の橋脚100に限らず、例えば図3に示すような円柱形状の橋脚100Aも保持することが可能である。また、部材固定位置を補正するためや架設時の微調整のために、昇降板26bと固定部材25Aは横方向へ移動する機構(図示せず)を備えている。
【0028】
カウンターウェイト27は、橋脚100を保持した際に生じる車体バランスの偏りを打ち消すものであり、車体22上の、エレクションタワー23が立設された側縁とは反対側の側縁に配置されている。
【0029】
以上説明の構成を有する本実施形態の部材架設用移動台車20を用いた橋梁架設方法について、図4(a),(b)を参照しながら以下に説明する。ここでは、架設現場に広いヤード幅が確保できず、しかも架設現場と荷取り場所が離れている場合について説明する。
【0030】
まず、荷取り場所に部材架設用移動台車20を搬入し、橋脚100を載せた搬入用トラック101の後方に配置する。そして、ウインチ24cを逆回転させることでワイヤ24aを伸展させ、その先端のフックを橋脚100の端部に接続する。この状態が図4(a)の状態であり、その後、ウインチ24cを正回転させてワイヤ24aを巻き上げることで、寝ている状態の橋脚100を徐々に引き寄せながら立ち上げていく。この時、橋脚100の移動をスムーズにすべく、橋脚100と搬入用トラック101の荷台との間には、滑り板101aなどの低摩擦部材を予め設けておくことが好ましい。
【0031】
このようにして吊り上げられた橋脚100を、架設時の組み付け状態となるように固定手段25でエレクションタワー23に固定する。さらに、ウインチ24cをワイヤ24aからワイヤ26cに切り替えて昇降板26b及び橋脚100を昇降させることで、架設時の組み付け場所に応じた高さに調整することができる。以上により、荷取り作業が完了する。
【0032】
続く搬送作業では、橋脚100を保持したまま、荷取り場所から離れた架設場所まで部材架設用移動台車20を走行させる。
架設現場に到着後は、そのまま架設作業へと移行する。すなわち、橋脚100を、設置位置の上方に来るように車体22を移動させ、さらには、鉛直度測定装置により橋脚100の鉛直度を確認する。その結果、鉛直度の修正が必要であると判断された場合には、前記レベル調整機構により車体22の傾きや、前記固定部材25Aの横方向移動機構を調整し、橋脚100の鉛直度を確保する。そして、ウインチ24cを逆回転させることで、昇降板26bとともに橋脚100を下ろしながら、その据え付け場所に設置する。この状態が、図4(b)の状態である。
【0033】
さらに、橋脚100の固定が完了した後、固定手段25の解除とワイヤ26cの分離とを行い、部材架設用移動台車20の撤去を行うことで、架設作業が完了する。
以上のようにして、橋脚100の荷取り作業と、搬送作業と、据え付け作業とを連続して行う。そして、この一連の作業を繰り返すことで、橋梁の架設が完了する。
【0034】
なお、架設現場の上空に障害物があり、エレクションタワー23の上端がこの障害物に干渉する虞がある場合には、例えば図5に示すように、荷取り作業完了後のエレクションタワー23から上端分割部23xを撤去することで、エレクションタワー23の高さを低くすることができ、障害物との干渉を回避することが可能となる。
【0035】
以上説明の本実施形態の部材架設用移動台車20によれば、各作業間での橋脚100の受け渡し作業が不要となるので、荷取りから架設までを連続して行うことが可能となる。これにより、作業時間の短縮化と、作業性の向上と、作業コストの減少と、安全性の向上と、所用作業ヤード面積の縮小化との全てが達成可能になる。
また、本実施形態の部材架設用移動台車20によれば、組み付け場所の高さに応じて、組み付け時における橋脚100の高さを調整可能としている。したがって、上空に架線や高架橋などの障害物があっても、容易に架設することが可能となる。
【0036】
また、本実施形態の部材架設用移動台車によれば、方向転換せずに何れの水平方向にも移動可能であるため、狭い架設場所への進入ならびに狭い架設場所からの撤収が可能となる。また、部材を架設する際の微妙な位置調整も可能としている。
また、本実施形態の部材架設用移動台車20によれば、常にエレクションタワー23の鉛直度を一定に保てるので、車体22の転倒などを防止することが可能となっている。
【0037】
なお、上記実施形態では、鉛直方向に長い橋脚100を鉛直に架設する場合について説明したが、これに限らず、例えば図6(a)〜(c)に示すように、部材架設用移動台車20を複数台用いることにより、水平方向に長い梁状部材100A(部材)を水平に寝かせたまま、その荷取りと搬送と据え付けを行うことも可能である。
すなわち、図6(a)は、天井100Bの下面に対して梁状部材100Aを架設する場合を示しており、2台の部材架設用移動台車20により、梁状部材100Aの両端を保持して荷取りし、そのまま、搬送、そして天井100Bへの架設を行う。この場合においても、荷取りから架設までを連続して行うことが可能となる。
【0038】
また、図6(b)は、梁状部材100Aを地中に埋設する場合を示しており、2台の部材架設用移動台車20により、梁状部材100Aの両端を保持して荷取りし、そのまま、搬送、そして地中への埋設を行う。この場合においても、荷取りから架設までを連続して行うことが可能となる。
【0039】
また、図6(c)は、梁状部材100Aを上空の梁部材100C,100D間の隙間に挿入するように架設する場合を示しており、2台の部材架設用移動台車20により、梁状部材100Aの両端を保持して荷取りし、そのまま、搬送、そして、梁部材100C,100D間に挿入して架設する。この場合においても、荷取りから架設までを連続して行うことが可能となる。
【0040】
なお、上記実施形態では、単純形状の橋脚100を架設する場合を例に説明したが、これに限らず、図7(a),(b)及び図8(a),(b)に示すように、エレクションタワー23の側方に張り出す補間部材を取り付けることで、複雑な形状の部材をもエレクションタワー23に保持させることが可能である。この構成によれば、幅広い形状の部材の架設に応用することが可能となる。また、天井への部材の取り付けなど、従来では施工困難な場所への架設も容易に行えるようになる。
【0041】
すなわち、例えば図7(a)に示す例では、エレクションタワー23の側部上側に、補間部材30を取り付けることで、ベースプレート100D1を下端に有する柱基部100Dを保持している。
また、図7(b)に示す例では、エレクションタワー23の側部下側に、補間部材31を取り付けることで、隅角部100E1を上端に有する橋脚100Eを保持している。
また、図8(a)に示す例では、エレクションタワー23の側部上側に、補間部材32を取り付けることで、四角ブロック形状のアンカーフレームを保持している。
また、図8(b)に示す例では、エレクションタワー23の側部に、昇降する補間部材33を取り付けることで、これを昇降架台として利用でき、例えば天井面100Gへの部材100Fの取り付けが可能となる。
【0042】
なお、上記実施形態では、部材架設用移動台車20を、荷取り場から架設場所に橋梁部材を移動させて架設する用途に適用した場合を例に説明したが、これに限らず、例えば図9に示すように、荷下ろし場所で大組み立てを行ってから、架設場所に搬送する用途に用いても良い。すなわち、同図に示すように、まず、部材架設用移動台車20によって基部100Hを荷下ろし場所に仮設し、さらにその上に、部材架設用移動台車20によって中間部100Iを積み上げて組み立てる。このようにして大組み立てされた橋梁部材を、また部材架設用移動台車20により吊り上げ、架設場所まで搬送して架設する。
【0043】
【発明の効果】
本発明の請求項1に記載の部材架設用移動台車は、複数の自走式走行輪と、車体と、エレクションタワーと、吊り込み装置と、固定手段とを備える構成を採用した。この構成によれば、部材の受け渡し作業が不要となるので、荷取りから架設までを連続して行うことが可能となる。また台車中心に部材を押さえて移動・架設するので横方向へは転倒しないことから、クレーンのようなアウトリガーが不要な構造となる。これにより、作業時間の短縮化と、作業性の向上と、作業コストの減少と、安全性の向上と、所用作業ヤード面積の縮小化との全てが達成可能になる。
また、エレクションタワーが高さ調整可能である構成を採用した。この構成によれば、上空に架線や高架橋などの障害物があっても、容易に部材を架設することが可能となる。
【0044】
請求項2に記載の部材架設用移動台車は、エレクションタワーに固定された部材を昇降させる昇降装置をさらに備える構成を採用した。この構成によれば、組み付け場所の高さに応じて、組み付け時における部材のみの高さを調整することが可能となる。したがって、上空に架線や高架橋などの障害物があっても、容易に架設することが可能となる。
【0045】
請求項3に記載の部材架設用移動台車は、各自走式走行輪が走行方向を転換可能である構成を採用した。この構成によれば、方向転換せずに何れの水平方向にも移動可能であるため、狭い架設場所への進入ならびに狭い架設場所からの撤収が可能となる。また、部材を架設する際の微妙な位置調整も可能となる。
【0046】
請求項4に記載の部材架設用移動台車は、車体が、走行面に対する自らの傾きが調整可能である構成を採用した。この構成によれば、常にエレクションタワーの鉛直度を一定に保てるので、車体の転倒などを防止することが可能となる。
【0047】
請求項5に記載の部材架設用移動台車は、車体にカウンターウェイトを設ける構成を採用した。この構成によれば、カウンターウェイトによって重心位置の偏りを相殺することができるので、車体の転倒をより確実に防ぐことが可能となる。
【0048】
請求項6に記載の部材架設用移動台車は、部材の鉛直度を測定する鉛直度測定手段を備える構成を採用した。この構成によれば、架設時における部材の組み付け精度を高めることが可能となる。
【0049】
請求項7に記載の部材架設用移動台車は、エレクションタワーに補間部材を備える構成を採用した。この構成によれば、幅広い形状の部材の架設に応用することが可能となる。また、天井への部材の取り付けなど、従来では施工困難な場所への架設も容易に行えるようになる。
【0050】
請求項8に記載の部材架設用移動台車は、橋脚を吊り上げる第1のワイヤの巻き取りと、昇降板を吊り上げる第2のワイヤの巻き取りとを切り替えて行うことができる複動式のウインチを備えている。この構成によれば、ウインチが一台ですむことになる。
【0051】
本発明の請求項9に記載の、部材架設用移動台車を用いた橋梁部材架設方法は、部材の荷取りと搬送と据え付け作業とを連続して行う方法を採用した。この方法によれば、作業時間の短縮化と、作業性の向上と、作業コストの減少と、安全性の向上と、所用作業ヤード面積の縮小化との全てが達成可能になる。
【0052】
請求項10に記載の、部材架設用移動台車を用いた橋梁部材架設方法は、部材架設用移動台車を少なくとも2台以上用いて、水平に寝かせたままの部材の荷取りから据え付けまで行う方法を採用した。この方法によれば、水平方向に長い梁状部材の架設も行うことが可能となる。
【0053】
請求項11に記載の、部材架設用移動台車を用いた橋梁部材架設方法は、部材の荷取りの際に、搬入用トラックの荷台と部材との間に、摩擦を低減させる低摩擦部材を設けて行う方法を採用した。この方法によれば、搬入用トラックの荷台に寝ている状態の橋脚を徐々に引き寄せながら立ち上げていく際、橋脚をスムーズに移動させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の部材架設用移動台車の一実施形態を示す側面図である。
【図2】 同部材架設用移動台車の要部を示す図であって、(a)は平面図、(b)は(a)のA部拡大図である。
【図3】 同部材架設用移動台車の要部を示す図であって、図2(a)に相当する平面図である。
【図4】 同部材架設用移動台車による橋脚の架設方法を示す図であって、(a)は荷取り作業、(b)は架設作業を示している。
【図5】 同部材架設用移動台車による橋脚の架設方法を示す図であって、架設時に、上空に障害物がある場合の架設方法を示す説明図である。
【図6】 (a),(b),(c)ともに、同部材架設用移動台車による橋梁の架設方法を示す図であって、水平方向に長い橋梁部材を水平に架設する場合の説明図である。
【図7】 同部材架設用移動台車により、変形した橋梁部材を架設する場合を説明するための図であって、(a)は柱基部、(b)は隅角部を架設する場合を示している。
【図8】 同部材架設用移動台車により、他の変形した橋梁部材を架設する場合を説明するための図であって、(a)はアンカーフレーム、(b)は天井面張り付け用の橋梁部材を架設する場合を示している。
【図9】 同部材架設用移動台車による橋脚の架設方法の変形例を示す図である。
【図10】 従来のクレーンを用いた橋脚架設方法を説明するための図であって、広いヤード幅が確保できる場合の平面図である。
【図11】 従来のクレーンを用いた他の橋脚架設方法を説明するための図であって、狭いヤード幅でなおかつ荷取り場と架設場とが離れている場合の平面図である。
【符号の説明】
20・・・部材架設用移動台車
21・・・自走式走行輪
22・・・車体
23・・・エレクションタワー
24・・・吊り込み装置
25・・・固定手段
26・・・昇降装置
27・・・カウンターウェイト
30,31,32,33・・・補間部材
100・・・橋脚(部材)

Claims (11)

  1. 複数の自走式走行輪と、これら自走式走行輪上に支持された車体と、該車体上に立設されたエレクションタワーと、該エレクションタワーに対して部材を引き寄せる吊り込み装置と、前記エレクションタワーに対して前記部材を固定する固定手段とを備え
    前記エレクションタワーの上端部が、分割可能な上端分割部とされているとともに、該上端分割部を必要に応じてこれを取り外すことで、高さ調整が可能となっていることを特徴とする部材架設用移動台車。
  2. 請求項1に記載の部材架設用移動台車において、
    前記エレクションタワーに固定された前記部材を昇降させる昇降装置がさらに備えられていることを特徴とする部材架設用移動台車。
  3. 請求項1または請求項2に記載の部材架設用移動台車において、
    前記各自走式走行輪は、前記車体に対して鉛直軸線回りに走行方向を転換可能であることを特徴とする部材架設用移動台車。
  4. 請求項1から請求項3の何れかに記載の部材架設用移動台車において、
    前記車体は、走行面に対する自らの傾きが調整可能であることを特徴とする部材架設用移動台車。
  5. 請求項1から請求項4の何れかに記載の部材架設用移動台車において、
    前記車体の、前記エレクションタワーが立設された側縁とは反対側の側縁に、転倒防止用のカウンターウェイトが設けられていることを特徴とする部材架設用移動台車。
  6. 請求項1から請求項5に記載の部材架設用移動台車において、
    前記エレクションタワーには、前記部材の鉛直度を測定する鉛直度測定手段が設けられていることを特徴とする部材架設用移動台車。
  7. 請求項1から請求項の何れかに記載の部材架設用移動台車において、
    前記エレクションタワーには、前記部材の形状に応じて、該部材を該エレクションタワーに保持させるための補間部材が設けられていることを特徴とする部材架設用移動台車。
  8. 請求項2から請求項7の何れかに記載の部材架設用移動台車において、
    前記吊り込み装置が、前記部材に接続されるフック付きの第1のワイヤと、この第1のワイヤを、前記エレクションタワーの上端から下端に導く複数のプーリと、これらプーリを経て前記車体の上に導かれたワイヤを巻き取るウインチとを備え、
    前記昇降装置が、前記エレクションタワーの側部に対して、鉛直方向に沿うように固定された一対のレールと、これらレールに沿って上下動する昇降板と、この昇降板を吊り上げる第2のワイヤと、この第2のワイヤを巻き取る前記ウインチとで構成されているとともに、
    前記ウインチが、前記第1のワイヤの巻き取りと前記第2のワイヤの巻き取りとを切り替えて行える複動式となっていることを特徴とする部材架設用移動台車。
  9. 請求項1から請求項8の何れかに記載の部材架設用移動台車により、前記部材の荷取りと、該部材の搬送と、該部材を据え付け状態に保持する据え付けとを連続して行うことを特徴とする部材架設用移動台車を用いた橋梁部材架設方法。
  10. 請求項9に記載の、部材架設用移動台車を用いた橋梁部材架設方法において、
    前記部材架設用移動台車を少なくとも2台以上用いて、水平に寝かせたままの前記部材の前記荷取りと前記搬送と前記据え付けを行うことを特徴とする部材架設用移動台車を用いた橋梁部材架設方法。
  11. 請求項9に記載の、部材架設用移動台車を用いた橋梁部材架設方法において、
    前記部材の前記荷取りの際に、前記部材を荷取りの場所まで搬送する搬入用トラックの荷台に、前記部材との摩擦を低減させる低摩擦部材が設けられていることを特徴とする部材架設用移動台車を用いた橋梁部材架設方法。
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