JPH1181244A - 橋梁架設装置 - Google Patents

橋梁架設装置

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JPH1181244A
JPH1181244A JP25754197A JP25754197A JPH1181244A JP H1181244 A JPH1181244 A JP H1181244A JP 25754197 A JP25754197 A JP 25754197A JP 25754197 A JP25754197 A JP 25754197A JP H1181244 A JPH1181244 A JP H1181244A
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bridge
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support frame
elevating
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Susumu Nagai
進 永井
Hitoshi Murakami
仁志 村上
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Sumitomo Construction Co Ltd
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SUMIKEN KIKO KK
Sumitomo Construction Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 同一径間に複数の桁を架設する橋梁架設装置
において、桁架設作業を簡易な構成で容易に行えるよう
にする。 【解決手段】 橋梁架設装置10を、PC桁2の端部を
昇降可能に保持する桁昇降保持装置12を備えた構成と
する。この桁昇降保持装置12は、縦レール4a、14
a上を走行し得る下部台車18と、この下部台車16の
上面の横レール16a上を走行し得る上部台車18と、
この上部台車18上に載置された支柱フレーム20と、
この支柱フレーム20に昇降可能に支持された桁吊り具
22と、この桁吊り具22を昇降させる油圧ジャッキ2
4とを備えた構成とし、これによりPC桁2の端部を昇
降可能に吊下げ保持した状態で橋軸方向および橋軸直交
方向に移動可能とする。上記桁昇降保持装置12を2台
用いれば、PC桁2を桁製作ヤードで横取りし、架設径
間まで橋軸方向へ搬送し、架設位置まで橋軸直交方向へ
搬送する一連の架設作業を行うことができ、PC桁2の
移し換えも不要となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明は、同一径間に複数
の桁を架設する橋梁架設装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、橋梁の橋台と橋脚との間ある
いは橋脚相互間に複数の桁を架設する方法として、上路
式ガーダを用いた方法が知られている。図15〜17
は、この橋梁架設方法により5本のPC桁を架設する工
程を示す図である。
【0003】これらの図に示すように、この橋梁架設方
法においては、まず、橋台4上にローラ102をセット
しておき、組立てが完了したガーダ104を、橋軸方向
に延びる縦レール4a上を走行する台車106および上
記ローラ102に載せて、該ガーダ104の先端部が前
方の橋脚6上に到達するまで橋軸方向前方に移動させ
る。そして、上記ガーダ104の先端部と上記橋脚6と
の間にローラ台108をセットするとともに、上記ガー
ダ104上に載置された門桁移動台車110に門桁11
2をセットする。その後、上記ガーダ104をその仮架
設位置まで移動させ、前後1対の門桁112を上記橋台
4および上記橋脚6上にセットして各々トラワイヤ11
4を張る。そして、これら門桁112の油圧ジャッキ1
18により上記ガーダ104を吊り上げ、上記ローラ1
02および上記ローラ台108を撤去した後、上記ガー
ダ104を吊り下げてセットする。
【0004】次に、上記橋台4の橋軸方向後方に位置す
る桁製作ヤードにおいてPC桁2を前後1対の横移動用
門型クレーン116で吊り上げ、横移動させて前後1対
の台車106に載せる。その後、これら台車106によ
りPC桁2を架設径間まで移動させた後、これを上記1
対の門桁112で吊り上げて架設位置まで横移動させて
吊り下げることにより、1番目のPC桁2の架設を完了
させる。
【0005】以後、上記架設工程を4回繰り返した後、
5番目のPC桁2を4番目のPC桁2の上に仮置きす
る。そして、上記ガーダ104を吊り上げて横移動さ
せ、2番目のPC桁2の上に仮置きした後、5番目のP
C桁2を吊り上げて横移動させ、所定の架設位置に架設
する。その後、上記ガーダ102を、5番目のPC桁2
上の台車106および前方橋脚上のローラ台に載せて次
の架設径間へ移動させるようになっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の橋梁架設方法においては、1本の桁を架設するため
に、桁製作ヤードで桁を横取りする横移動用門型クレー
ンと、桁を橋軸方向へ移動させる台車と、桁を吊り上げ
て所定の架設位置まで横移動させる門桁とが必要とな
り、しかも、その各工程間において桁の移し換え作業が
必要となる。
【0007】このため、同一径間に複数の桁を架設する
のに大掛かりな装置と多くの工数が必要となる、という
問題があった。
【0008】本願発明は、このような事情に鑑みてなさ
れたものであって、同一径間に複数の桁を架設する際、
その桁架設作業を簡易な構成で容易に行うことができる
橋梁架設装置を提供することを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本願発明は、所定の桁昇
降保持装置を用い、この桁昇降保持装置に、上記従来の
横移動用門型クレーン、橋軸方向移動用台車および横移
動用門桁の機能を集約することにより、上記目的達成を
図るようにしたものである。
【0010】すなわち、本願発明は、請求項1に記載し
たように、同一径間に複数の桁を架設する橋梁架設装置
において、上記桁の端部を昇降可能に保持する桁昇降保
持装置を備えてなり、上記桁昇降保持装置が、橋軸方向
に延びる縦レール上を走行し得るように構成されるとと
もに、上面に橋軸直交方向に延びる横レールが形成され
た下部台車と、この下部台車上に載置され、上記横レー
ル上を走行し得るように構成された上部台車と、この上
部台車上に載置された支柱フレームと、この支柱フレー
ムに昇降可能に支持された桁保持具と、この桁保持具を
昇降させるジャッキとを備えてなる、ことを特徴とする
ものである。
【0011】上記「桁保持具」は、上記桁を保持し得る
ように構成されたものであれば、その具体的保持構造は
特に限定されるものではなく、例えば、吊下げ保持構
造、載置保持構造、係合保持構造等が採用可能である。
【0012】
【発明の作用効果】上記構成に示すように、本願発明に
係る橋梁架設装置は、桁の端部を昇降可能に保持する桁
昇降保持装置を備えているが、この桁昇降保持装置は、
橋軸方向に延びる縦レール上を走行し得るように構成さ
れるとともに、上面に橋軸直交方向に延びる横レールが
形成された下部台車と、この下部台車上に載置され、上
記横レール上を走行し得るように構成された上部台車
と、この上部台車上に載置された支柱フレームと、この
支柱フレームに昇降可能に支持された桁保持具と、この
桁保持具を昇降させるジャッキとを備えているので、上
記桁の端部を昇降可能に保持した状態で、橋軸方向およ
び橋軸直交方向に移動することが可能となる。
【0013】したがって、上記桁昇降保持装置を2台用
いることにより、桁製作ヤードにおいて桁を横取りし、
該桁を架設径間まで橋軸方向に搬送し、さらに該桁を架
設位置まで橋軸直交方向に搬送する一連の架設作業を行
うことができる。
【0014】しかも、上記桁製作ヤードにおいて、上記
1対の桁昇降保持装置により上記桁の両端部を一旦保持
した後は、該桁の架設作業が完了するまで該桁の移し換
えを行うことが不要となる。
【0015】このように、本願発明によれば、上記桁昇
降保持装置に、上記従来の横移動用門型クレーン、橋軸
方向移動用台車および横移動用門桁の機能が集約されて
いるので、同一径間に複数の桁を架設する際、その桁架
設作業を簡易な構成で容易に行うことができる。したが
って、従来行われていた不安定な横移動用門桁の移動据
え付け作業や、同一径間において最後に架設される桁お
よびガーダの既架設桁上への仮置き作業が不要となり、
また、桁製作ヤードの横移動用門型クレーンも不要とな
る。
【0016】上記構成において、請求項2に記載したよ
うに、上記支柱フレームを上記上部台車に対して上記橋
軸直交方向に延びる水平軸線回りに傾動可能に連結し、
かつ、上記桁保持具を上記支柱フレームに対して上記水
平軸線回りに相対回転不能に支持せしめるとともに上記
桁に対して上記水平軸線回りに相対回転不能に連結され
る構成とすれば、上記1対の桁昇降保持装置間で上記桁
に対する保持高さに差があったり、上記縦レールに勾配
や多少の凹凸がある場合においても、上記下部台車を上
記縦レールから脱線させることなく走行させることがで
き、かつ、上記支柱フレームが前後方向に転倒するのを
防止することができる。
【0017】上記「ジャッキ」は、上記桁保持具を昇降
させることが可能なものであれば、その具体的構成は特
に限定されるものではないが、請求項3に記載したよう
に、上記ジャッキを、上記支柱フレームに支持されると
ともに上記上部台車に対して上記支柱フレームと同一の
水平軸線回りに傾動可能に連結された構成とすれば、上
記請求項2の、上記支柱フレームを上記上部台車に対し
て上記橋軸直交方向の水平軸線回りに傾動可能に連結し
たことにより得られる作用効果を、該ジャッキの存在に
より減殺されてしまうのを防止することができる。
【0018】また、請求項4に記載したように、上記架
設径間に仮架設(桁の架設に先立ちその架設径間に一時
的に架設すること)されるガーダに、上記下部台車の左
右両翼部分を支持する受け梁を付設しておけば、次のよ
うな作用効果を得ることができる。
【0019】すなわち、上記下部台車は、上記桁昇降保
持装置が上記複数の桁を架設し得る構成となっているこ
とから、橋軸直交方向に長く延びた横長形状となる。こ
のため、架設径間の側端部に位置する桁を架設すべく上
記上部台車を上記下部台車の中央部分から上記左右両翼
部分に移動させたような場合には、上記ガーダ上に位置
する上記桁昇降保持装置の姿勢が不安定になる。その
点、上記受け梁により上記下部台車の左右両翼部分を支
持する構成とすれば、上記ガーダ上における上記桁昇降
保持装置の姿勢安定化を図ることができる。
【0020】また、上記構成において、請求項5に記載
したように、上記下部台車の左右両翼部分を、該下部台
車の中央部分に対して橋軸方向に延びる軸線回りに回動
可能に連結された構成とすれば、上記左右両翼部分を折
り畳んで上記下部台車の全長を短くすることができるの
で、上記桁昇降保持装置の取扱いが容易になる。また、
上記左右両翼部分を90°下方へ回動させて真下を向く
ようにすれば、これら左右両翼部分を、上記桁保持具を
昇降させる際の支持部材として利用することも可能とな
る。そして、このようにした場合には、上記昇降の際の
上記桁昇降保持装置の基準位置を高い位置に設定するこ
とができるので、上記ガーダを上記架設径間に仮架設す
る際、橋脚部分における架設作業を上記桁昇降保持装置
により行うことが可能となる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、図面を用いて、本願発明の
実施の形態について説明する。
【0022】図1は、本願発明の一実施形態に係る橋梁
架設装置の全体構成を示す側面図である。
【0023】この橋梁架設装置10は、図示のPC桁2
(桁)を同一径間に5本ずつ架設する橋梁架設装置であ
って、1対の桁昇降保持装置12と、ガーダ14とを備
えてなっている。なお、図1は、上記橋梁架設装置10
により、橋台4と橋脚6との間に上記PC桁2を架設す
る際の様子を示す図である。
【0024】上記各桁昇降保持装置12は、下部台車1
6と、上部台車18と、支柱フレーム20と、桁吊り具
22(桁保持具)と、油圧ジャッキ24(ジャッキ)と
を備えてなっている。
【0025】上記橋台4側の上面には、該橋台4から桁
製作ヤード(図示せず)まで橋軸方向に延びる縦レール
4aが形成されており、上記下部台車16は上記縦レー
ル4a上を走行し得るように構成されている。この下部
台車16の上面には、橋軸直交方向に延びる横レール1
6aが形成されている。上記上部台車18は、上記下部
台車16上に載置されており、上記横レール16a上を
走行し得るように構成されている。
【0026】上記支柱フレーム20は上部台車18上に
載置されており、上記桁吊り具22はこの支柱フレーム
20に昇降可能に支持されている。さらに、上記油圧ジ
ャッキ24は、この支柱フレーム20に支持されてお
り、上記桁吊り具22を昇降させるようになっている。
【0027】上記ガーダ14は、上記PC桁2の架設に
先立ち、その架設径間に仮架設されるようになってい
る。このガーダ14は、上記架設径間の支間長よりも長
尺の部材であって、その上面には、上記縦レール4aと
連続するようにして延びる縦レール14aが形成されて
いる。
【0028】図2は、図1において左側に位置する桁昇
降保持装置12を詳細に示す図である。また、図3は、
図2のIII-III 線矢視図であり、図4は、図3のIV-IV
線矢視図である。さらに、図5および6は、図2のV-V
線およびVI-VI 線矢視図である。
【0029】これらの図に示すように、上記桁昇降保持
装置12の具体的構成は次のようになっている。
【0030】すなわち、上記下部台車16は、橋軸直交
方向に長く延びた横長形状に形成されており、左右6列
で配置された車輪28(28A、28B、28C)を備
えている。これらのうち、中央に位置する1対の車輪2
8Aはモータ30によりチェーン駆動される駆動輪であ
り、その外側に位置する1対の車輪28Bはモータ32
によりチェーン駆動される駆動輪であり、最外側に位置
する1対の車輪28Cは従動輪である。
【0031】また、上記下部台車16は、中央部分16
Aと、この中央部分16Aの左右両端部において、橋軸
方向に延びる軸線Ax1回りに回動可能に該中央部分1
6Aに連結された1対の左右両翼部分16Bとからなっ
ている。上記各左右両翼部分16Bは、通常上記中央部
分16Aと一直線状になる水平位置で該中央部分16A
に連結固定されるが、この連結固定を解除してウインチ
34を駆動することにより上方または下方へ任意の角度
位置まで回動し得るようになっている。上記1対の車輪
28Aは上記中央部分16Aに設けられており、それ以
外の車輪28B、28Cは、上記1対の左右両翼部分1
6Bに設けられている。なお、上記左右両翼部分16B
は、上記中央部分16Aに対して脱着も可能な構成とな
っている。
【0032】一方、上記上部台車18の各車輪36は、
モータ38により駆動されるようになっている。また、
この上部台車18上には、該上部台車18に対して鉛直
軸線Ax2回りに回転摺動可能に支持されたターンテー
ブル40が載置されている。
【0033】上記支柱フレーム20は、前側鉛直部20
aと、後側鉛直部20bと、これら両鉛直部20a、2
0bをその上端部において連結する上端連結部20c
と、上記両鉛直部20a、20bをその下端部近傍にお
いて連結する下端水平部20dと、この下端水平部20
dと上記後側鉛直部20bとを斜めに連結する斜材部2
0eとを備えてなり、上記下端水平部20dの後端部に
は、発電機58が載置されている。この支柱フレーム2
0の上記上部台車18への載置は、上記ターンテーブル
40を介して行われている。すなわち、上記後側鉛直部
20bの左右2個所の下端部が、上記ターンテーブル4
0に対して上記橋軸直交方向に延びる水平軸線Ax3回
りに傾動可能に連結されている。
【0034】上記油圧ジャッキ24は、3段構成で鉛直
方向に延びており、その上端部において係合フレーム4
2を介して上記支柱フレーム20の上端連結部20cに
支持されるとともに、その下端部において上記ターンテ
ーブル40に連結されている。ている。
【0035】上記係合フレーム42は、上記油圧ジャッ
キ24の上端部に固定されており、その左右両端部には
上記支柱フレーム20の後側鉛直部20bに係合するガ
イドローラ44が設けられている。そして、これによ
り、上記係合フレーム42は、上記油圧ジャッキ24の
作動により該油圧ジャッキ24の上端部が昇降するのに
従って昇降するようになっている。
【0036】上記油圧ジャッキ24の上記ターンテーブ
ル40への連結点は、上記支柱フレーム20の後側鉛直
部20bの上記ターンテーブル40への連結点の中心
(上記軸線Ax2と上記軸線Ax3との交点)に位置し
ている。この油圧ジャッキ24も、上記後側鉛直部20
bと同様、上記ターンテーブル40に対して上記橋軸直
交方向の水平軸線Ax3回りに傾動可能に連結されてい
る。
【0037】上記桁吊り具22は、その上端後部におい
て、上記係合フレーム42に連結固定されている。ま
た、この桁吊り具22の上端後部には、上記支柱フレー
ム20の後側鉛直部20bに前後両側から係合する左右
1対のガイドローラ46が設けられている。一方、上記
桁吊り具22の下端近傍後部には、上記支柱フレーム2
0の前側鉛直部20aに係合するガイドローラ48が設
けられている。そして、これらガイドローラ46、48
により、上記桁吊り具22の上記支柱フレーム20に対
する昇降が円滑に行われるようにするとともに、上記桁
吊り具22の前後方向および左右方向の変位ならびに前
後方向の傾斜を防止するようになっている。
【0038】また、上記桁吊り具22の下端部には、前
後1対の吊下げブラケット22a、22bが形成されて
おり、これら各吊下げブラケット22a、22bには、
横長の矩形ブロック50、52が橋軸方向に延びる軸線
Ax4回りに回動可能に連結されている。そして、上記
矩形ブロック50、52を上記PC桁2の上面に当接さ
せて、上記PC桁2の両側面に予めボルト固定された左
右1対のブラケット54の各々と上記後方側の矩形ブロ
ック52とをPC鋼棒56で緊結固定することにより、
上記桁吊り具22による上記PC桁2の吊下げを行うよ
うになっている。これにより、上記PC桁2を上記軸線
Ax4回りに揺動可能に吊り下げるようにするととも
に、上記PC桁2の重みにより上記桁昇降保持装置12
が前方へ転倒してしまうのを、上記前方側の矩形ブロッ
ク50が上記PC桁2の上面に当接することにより防止
するようになっている。
【0039】図7は、上記桁昇降保持装置12により、
上記PC桁2を図1に示す位置から橋台4上に吊り降ろ
したときの様子を示す図である。
【0040】次に、上記ガーダ14の構成について説明
する。
【0041】図8は、図1のVIII-VIII 線矢視図であ
る。
【0042】図1および8に示すように、上記ガーダ1
4には、該ガーダ14を上記架設径間に仮架設したとき
上記橋脚6の上方近傍に位置する部分に、受け梁60が
付設されている。
【0043】この受け梁60は、上記桁昇降保持装置1
2の下部台車16の左右両翼部分16Bを支持するため
のものであって、1対の斜め梁62と梯状梁64とから
なっている。
【0044】上記1対の斜め梁62は、上記ガーダ14
の両側面部から左右斜め後方に向けて突出するようにし
て該ガーダ14に固定されており、一方、上記梯状梁6
4は、上記ガーダ14を左右方向に貫通するようにして
上記1対の斜め梁62上に載置されており、図8に実線
および2点鎖線で示すように、橋軸方向に所定量摺動し
得るように構成されている。この梯状梁64の上面に
は、橋軸方向に延びる4本の縦レール64aが形成され
ている。これら各縦レール64aは、上記下部台車16
の車輪28B、28Cに対応する位置に形成されてい
る。上記ガーダ14には、上記梯状梁64を貫通させる
とともに該梯状梁64の橋軸方向摺動を許容するための
貫通部14bが形成されている。
【0045】上記受け梁60により上記下部台車16を
支持する際には、図1に示すように、上記梯状梁64を
実線位置にセットするとともに上記斜め梁62の先端部
と上記橋脚6との間に支持台66をセットするようにな
っている。
【0046】次に、本実施形態に係る橋梁架設装置10
による桁架設工程について、図9〜14に基づいて説明
する。
【0047】まず、図9(a)に示すように、上記ガー
ダ14の組立てが完了したら該ガーダ14に1台の上記
桁昇降保持装置12を載せ、その桁吊り具22を上記ガ
ーダ14に固定する。そして、もう1台の上記桁昇降保
持装置12により、上記ガーダ14の後端部を吊り上げ
て、上記レール4a上を前進走行させ、これにより上記
ガーダ14を橋軸方向前方へ移動させる。その際、上記
橋台4の上面にローラ72を配置するとともに上記橋脚
6の上面にローラ台74を配置しておき、上記ガーダ1
4の移動が円滑に行われるようにする。
【0048】図9(b)、9(c)、10(a)および
10(b)に示すように、上記ガーダ14が仮架設位置
まで移動したら、該ガーダ14に載せられた桁昇降保持
装置12の油圧ジャッキ24により、その下部台車16
をその上部台車18および支柱フレーム20と共に吊り
上げて、上記ウインチ34により該下部台車16の左右
両翼部分16Bを鉛直下方を向くように折り曲げ、該左
右両翼部分16Bの先端部を上記橋脚6の上面に当接さ
せる。そして、上記ローラ台74を撤去した後、上記両
桁昇降保持装置12の桁吊り具22により、上記ガーダ
14を上記橋台4および上記橋脚6上まで吊り下げる。
その後、上記ガーダ14上の桁昇降保持装置12を元の
姿勢に戻した後、上記受け梁60を、上記桁昇降保持装
置12の下部台車16を支持可能な状態にセットする。
【0049】次に、図11に示すように、上記橋台4の
橋軸方向後方に位置する桁製作ヤードにおいて、上記1
対の桁昇降保持装置12により上記PC桁2を横取りす
る。この横取りは、上記各桁昇降保持装置12の下部台
車16を上記縦レール4a上に載せたまま、上記上部台
車18を上記下部台車16の中央位置から橋軸直交方向
に移動させて上記桁吊り具22により上記PC桁2の端
部を吊り上げ、そして、上記上部台車18を上記下部台
車16の中央位置まで移動させることにより行われる。
なお、上記縦レール4aは、上記車輪28Bを走行させ
る広軌レールであり、このため、上記横取り時における
上記各桁昇降保持装置12の姿勢は安定したものとな
る。
【0050】その後、図12に示すように、上記1対の
桁昇降保持装置12により上記PC桁2を吊上げ保持し
た状態で、上記PC桁2が上記橋台4および上記橋脚6
間に位置するまで該PC桁2を橋軸方向前方へ移動させ
る。この移動が完了したとき、前方側の桁昇降保持装置
12の下部台車16は上記受け梁60による支持が付加
され、後方側の桁昇降保持装置12の下部台車16は上
記橋台4上に形成された補助レール4bによる支持が付
加される。この状態で、上記各桁昇降保持装置12の上
部台車18を架設位置まで横移動させ、上記桁吊り具2
2により上記PC桁2を吊り下げ、1番目のPC桁2の
架設を完了させる。
【0051】以後、上記架設工程を4回繰り返して、図
13に示すように、架設径間に4本のPC桁2を架設し
た後、その中央寄りの2本のPC桁2の上面に縦レール
2aを敷設する。そして、上記1対の桁昇降保持装置1
2により上記ガーダ14を前方径間(上記橋脚6とその
前方の橋脚8との間)に移動させた後、上記中央寄りの
2本のPC桁2の前方側の端部上面に、縦レール68a
が形成されたガーダ乗り移り用梁68を敷設する。
【0052】次に、図14に示すように、上記1対の桁
昇降保持装置12により5番目のPC桁2をその架設位
置まで移動させ、上記ガーダ乗り移り用梁68を撤去し
た後、該PC桁2を吊り降ろして架設する。そして、こ
のPC桁2の前端部上面に補助レール(図12(b)に
示す補助レール4bと同様の短尺縦レール)を敷設する
ことにより、上記橋台4および上記橋脚4間における5
本のPC桁2の架設作業が完了する。
【0053】以上詳述したように、本実施形態に橋梁架
設装置10は、PC桁2の端部を昇降可能に保持する桁
昇降保持装置12を備えているが、この桁昇降保持装置
12は、橋軸方向に延びる縦レール4a、14a上を走
行し得るように構成されるとともに、上面に橋軸直交方
向に延びる横レール16aが形成された下部台車16
と、この下部台車16上に載置され、上記横レール16
a上を走行し得るように構成された上部台車18と、こ
の上部台車18上に載置された支柱フレーム20と、こ
の支柱フレーム20に昇降可能に支持された桁吊り具2
2と、この桁吊り具22を昇降させる油圧ジャッキ24
とを備えているので、上記PC桁2の端部を昇降可能に
吊下げ保持した状態で、橋軸方向および橋軸直交方向に
移動することが可能となる。
【0054】したがって、上記桁昇降保持装置12を2
台用いることにより、桁製作ヤードにおいてPC桁2を
横取りし、該PC桁2を架設径間まで橋軸方向へ搬送
し、さらに該PC桁2を架設位置まで橋軸直交方向へ搬
送する一連の架設作業を行うことができる。
【0055】しかも、上記桁製作ヤードにおいて、上記
1対の桁昇降保持装置12により上記PC桁2の両端部
を一旦吊下げ保持した後は、該PC桁2の架設作業が完
了するまで該PC桁2の移し換えを行うことが不要とな
る。
【0056】このように、本実施形態によれば、上記桁
昇降保持装置12に、上記従来の横移動用門型クレー
ン、橋軸方向移動用台車および横移動用門桁の機能が集
約されているので、同一径間に複数のPC桁2を架設す
る際、その桁架設作業を簡易な構成で容易に行うことが
できる。したがって、従来行われていた不安定な横移動
用門桁の移動据え付け作業や、同一径間において最後に
架設される桁およびガーダの既架設桁上への仮置き作業
が不要となり、また、桁製作ヤードの横移動用門型クレ
ーンも不要となる。
【0057】さらに、本実施形態においては、上記支柱
フレーム20および上記油圧ジャッキ24が、上記上部
台車18に対して上記橋軸直交方向の水平軸線Ax3回
りに傾動可能に連結されており、かつ、上記桁吊り具2
2が、上記支柱フレーム20に対して橋軸直交方向の水
平軸線回りに相対回転不能に支持されているとともに、
上記PC桁2に対して該水平軸線回りに相対回転不能に
連結されるように構成されているので、上記1対の桁昇
降保持装置12間で上記PC桁2に対する保持高さに差
があったり、上記縦レール4a、14a等に勾配や多少
の凹凸がある場合においても、上記下部台車16を上記
縦レール4a、14aから脱線させることなく走行させ
ることができ、かつ、上記支柱フレーム20が前後方向
に転倒するのを防止することができる。
【0058】しかも、上記支柱フレーム20および上記
油圧ジャッキ24の下端部は、上記上部台車18に直接
連結されるのではなく、該上部台車18に鉛直軸線Ax
2回りに回転摺動可能に支持されたターンテーブル40
を介して連結されているので、上記桁昇降保持装置12
が移動する際、上記支柱フレーム20および上記油圧ジ
ャッキ24と上記上部台車18との間にネジレが発生す
るようなことがあっても、上記回転摺動作用によりこれ
を吸収することができる。
【0059】また、本実施形態においては、上記桁昇降
保持装置12による上記PC桁2の保持構造が、上記桁
吊り具22による吊下げ保持構造となっているので、上
記桁昇降保持装置12の上記PC桁2に対する保持位置
が低くなる。したがって、上記PC桁2を1対の上記桁
昇降保持装置12で保持して移動する際の移動体全体の
重心位置を低くすることができ、これによりその移動安
定性を高めることができる。
【0060】さらに、本実施形態においては、上記ガー
ダ14に、上記下部台車16の左右両翼部分16Bを支
持する受け梁60が付設されているので、架設径間の側
端部に位置するPC桁2を架設すべく上記ガーダ14上
の桁昇降保持装置12において上記上部台車18を上記
下部台車16の中央部分16Aから上記左右両翼部分1
6Bに移動させたような場合においても、上記桁昇降保
持装置12の姿勢が不安定になるのを防止することがで
きる。
【0061】また、上記下部台車16の左右両翼部分1
6Bは、該下部台車16の中央部分16Aに対して橋軸
方向に延びる軸線Ax1回りに回動可能に連結された構
成となっており、上記ガーダ14を仮架設する際、上記
橋脚4の上方に位置する上記桁昇降保持装置12におい
ては、上記左右両翼部分16Aを90°下方へ回動させ
て真下を向け、これら左右両翼部分16Aを、上記桁吊
り具22を昇降させる際の支持部材として利用するよう
になっているので、上記ガーダの仮架設作業についても
上記桁昇降保持装置12を用いて容易にこれを行うこと
ができる。また、上記左右両翼部分16Aは上方へも折
り畳むことができるので、上記下部台車16の全長を短
くして、上記桁昇降保持装置12の取扱いを容易にする
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の一実施形態に係る橋梁架設装置の全
体構成を示す側面図
【図2】図1において左側に位置する桁昇降保持装置を
詳細に示す図
【図3】図2のIII-III 線矢視図
【図4】図3のIV-IV線矢視図
【図5】図2のV-V 線矢視図
【図6】図2のVI-VI 線矢視図
【図7】PC桁を橋台上に吊り降ろしたときの様子を示
す、図1と同様の図
【図8】図1のVIII-VIII 線矢視図
【図9】上記橋梁架設装置による桁架設工程を示す図
(その1)
【図10】図9のXa-Xa 線矢視図(a)およびXb-Xb 線
矢視図(b)
【図11】上記橋梁架設装置による桁架設工程を示す図
(その2)
【図12】上記橋梁架設装置による桁架設工程を示す図
(その3)
【図13】上記橋梁架設装置による桁架設工程を示す図
(その4)
【図14】上記橋梁架設装置による桁架設工程を示す図
(その5)
【図15】従来の桁架設工程を示す図
【図16】図15のXVI-XVI 線矢視図
【図17】従来の桁架設工程を示す、図16と同様の図
【符号の説明】
2 PC桁(桁) 4 橋台 4a、14a、64a、68a 縦レール 4b 補助レール 6、8 橋脚 10 橋梁架設装置 12 桁昇降保持装置 14 ガーダ 14b 貫通部 16 下部台車 16A 中央部分 16B 左右両翼部分 16a 横レール 18 上部台車 20 支柱フレーム 22 桁吊り具(桁保持具) 22a、22b 吊下げブラケット 26 油圧ジャッキ(ジャッキ) 28、28A、28B、28C、36 車輪 34 ウインチ 40 ターンテーブル 42 係合フレーム 44、46、48 ガイドローラ 50、52 矩形ブロック 54 ブラケット 56 PC鋼棒 60 受け梁 62 斜め梁 64 梯状梁 68 ガーダ乗り移り用梁

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 同一径間に複数の桁を架設する橋梁架設
    装置において、 上記桁の端部を昇降可能に保持する桁昇降保持装置を備
    えてなり、 上記桁昇降保持装置が、 橋軸方向に延びる縦レール上を走行し得るように構成さ
    れるとともに、上面に橋軸直交方向に延びる横レールが
    形成された下部台車と、 この下部台車上に載置され、上記横レール上を走行し得
    るように構成された上部台車と、 この上部台車上に載置された支柱フレームと、 この支柱フレームに昇降可能に支持された桁保持具と、 この桁保持具を昇降させるジャッキとを備えてなる、こ
    とを特徴とする橋梁架設装置。
  2. 【請求項2】 上記支柱フレームが、上記上部台車に対
    して上記橋軸直交方向に延びる水平軸線回りに傾動可能
    に連結されており、 上記桁保持具が、上記支柱フレームに対して上記水平軸
    線回りに相対回転不能に支持されているとともに、上記
    桁に対して上記水平軸線回りに相対回転不能に連結され
    るように構成されている、ことを特徴とする請求項1記
    載の橋梁架設装置。
  3. 【請求項3】 上記ジャッキが、上記支柱フレームに支
    持されるとともに上記上部台車に対して上記支柱フレー
    ムと同一の水平軸線回りに傾動可能に連結されている、
    ことを特徴とする請求項2記載の橋梁架設装置。
  4. 【請求項4】 上記径間に仮架設されるガーダを備えて
    なり、 上記ガーダに、上記下部台車の左右両翼部分を支持する
    受け梁が付設されている、ことを特徴とする請求項1〜
    3いずれか記載の橋梁架設装置。
  5. 【請求項5】 上記下部台車の左右両翼部分が、該下部
    台車の中央部分に対して橋軸方向に延びる軸線回りに回
    動可能に連結されている、ことを特徴とする請求項1〜
    4いずれか記載の橋梁架設装置。
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