JPH07315212A - ケーブル鉄道用の救難車およびこの救難車の昇降方法 - Google Patents

ケーブル鉄道用の救難車およびこの救難車の昇降方法

Info

Publication number
JPH07315212A
JPH07315212A JP7120141A JP12014195A JPH07315212A JP H07315212 A JPH07315212 A JP H07315212A JP 7120141 A JP7120141 A JP 7120141A JP 12014195 A JP12014195 A JP 12014195A JP H07315212 A JPH07315212 A JP H07315212A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cable
rescue
room
vehicle
rescue vehicle
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7120141A
Other languages
English (en)
Inventor
Hansruedi Imgrueth
イムグリュート ハンスリューディ
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Garaventa Holding AG
Original Assignee
Garaventa Holding AG
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Garaventa Holding AG filed Critical Garaventa Holding AG
Publication of JPH07315212A publication Critical patent/JPH07315212A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B61RAILWAYS
    • B61BRAILWAY SYSTEMS; EQUIPMENT THEREFOR NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B61B3/00Elevated railway systems with suspended vehicles
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B61RAILWAYS
    • B61BRAILWAY SYSTEMS; EQUIPMENT THEREFOR NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B61B12/00Component parts, details or accessories not provided for in groups B61B7/00 - B61B11/00
    • B61B12/005Rescue devices for passengers

Abstract

(57)【要約】 【目的】 吊り下げテークルを折り畳み式で容易に再伸
展可能な構造にし、動作状態でケーブル鉄道系の駅に保
管することが可能なケーブル鉄道系の救難車を提供する
ことおよびこの救難車の昇降方法を提供する。 【構成】 少なくとも一本の搬送ケーブルを有するケー
ブル鉄道系の救難車1は、救難篭3、走行ギア2及び吊
り下げテークル4を有している。走行ギア2は、搬送ケ
ーブルの張設に適しており、吊り下げテークル4は、走
行ギア2に旋回可能に取り付けられ、上部横材431およ
び下部横材42と、複数のケーブルを有している。この
複数のケーブルは、救難篭3を支持しかつ走行ギア2に
結合するケーブルフレームを形成するように協働する。
救難篭3にはケーブル牽引装置5が配置されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、折り畳み式で容易に再
伸展可能な吊り下げテークルを備え、かくして、ケーブ
ル鉄道系の駅の一つに動作状態で保管することを可能に
するケーブル鉄道系の救難車に関する。
【0002】
【従来の技術】国際基準によれば、車で越えることが困
難な地形を横断するケーブル鉄道または乗客がロープで
降りることができないケーブル鉄道は、緊急の場合の救
難車を備えなければならない。今日、一般的に使用され
ているケーブル鉄道は、全く安全に動作し、救難車を必
要とする緊急事態は、一般には起こらないので、この救
難車は、事実上不必要である。しかし、それにもかかわ
らず、救難車は、緊急事態の場合に利用でき、且つ、使
用準備ができていなければならない。また、規則により
要求されるように、これらの救難車の操作性は、例え
ば、年単位で点検および試験される。
【0003】輸送車および救難車の両方を運搬する二本
の搬送ケーブルを備えた振り子ケーブル鉄道に設けられ
た従来の救難車は、走行ギヤおよび吊り下げテークルを
有している。この吊り下げテークルは、走行ギヤを救難
車の救難篭即ち乗客室に連結し、走行ギヤは、吊り下げ
テークルを結合するため、救難篭即ち乗客室を搬送ケー
ブルに連結している。
【0004】従来の救難車の吊り下げテークルは、一般
的には、共に、可撓結合される数個の正方形の管部材を
有している。その上部の正方形の管部材は、通常は、走
行ギヤに旋回可能に取り付けられている。乗客室即ち救
難篭は、吊り下げテークルの下部の正方形の管部材に固
着されていて、搬送ケーブルから所定の距離のところに
吊り下がっている。また、これらの正方形の管部材を互
いに結合する多くのジョイントが形成されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】例えば、救難車および
輸送車が行ったり来たりする山の上にある駅の車庫に従
来の救難車を入れることがしばしば望ましくなることが
ある。しかし、吊り下げテークルは、かなり長い可能性
があるので、救難車は、搬送ケーブルに対して余りにも
低く吊り下がることがあり、かくして、保管されるべき
山の駅に入ることができなくなる恐れがある。即ち、救
難車と搬送ケーブルとの間の垂直距離は、駅のプラット
ホームと、この駅に入る搬送ケーブルとの間の垂直距離
よりも大きくなる可能性がある。従って、救難車を搬送
ケーブルに取り付けている間に駅の中に操作員が救難車
を運ぼうとする場合、この救難車は、プラットホームに
衝突してしまうという問題がある。
【0006】このため、救難車が駅の中に保管できるよ
うに搬送ケーブルから救難車全体を外すことがしばしば
必要である。従って、救難篭は、吊り下げテークルから
外され、この吊り下げテークルは、折り畳まれ、また
は、分解され、そして、吊り下げテークルを含む正方形
の管部材は互いに隣接して保管することがある。
【0007】搬送ケーブルから救難車の取り外しおよび
救難車の搬送ケーブルへの再度の取付は、非常に時間が
かかり危険である。また、救難車がこの分解された状態
で、または不動作状態で車庫に保管されるならば、救難
車は、使用の準備ができないことになる。従って、緊急
事態が生じた場合、救難作業において救難車を有効且つ
タイムリに使用するために、この救難車を再度組立て、
それを搬送ケーブルに再度取付ることが非常に困難とな
る。
【0008】本発明は、このような従来の問題点を解決
することを課題とするものであり、吊り下げテークルを
折り畳み式で容易に再伸展可能な構造にし、動作状態で
ケーブル鉄道系の駅に保管することが可能なケーブル鉄
道系の救難車を提供することおよびこの救難車の昇降方
法を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、本発明は、少なくとも1本の搬送ケーブルを有する
ケーブル鉄道系の救難車において、救難室と、前記の少
なくとも1本の搬送ケーブルの張設に適した走行ギア
と、前記走行ギアに旋回可能に取り付けられた吊り下げ
テークルとを備え、この吊り下げテークルは、前記救難
室を支持しおよび前記走行ギアに前記救難室を結合する
ケーブルフレームを形成する複数のケーブルを有してい
るケーブル鉄道系の救難車を提供するものである。
【0010】前記吊り下げテークルは、さらに、上部横
材と下部横材を有し、前記上部横材は、前記走行ギアに
対して旋回可能に結合され、前記下部横材は、前記上部
横材および前記救難室に対して前記ケーブルにより結合
されることができる。
【0011】また、前記救難室を走行ギアの方に上昇さ
せる動作と、前記救難室を前記走行ギアから離すように
下降させる動作の少なくとも一つを行わせるために、前
記複数のケーブルの長さを調節する第一の牽引機構をさ
らに備えることができる。
【0012】前記第一の牽引機構は、前記ケーブルが結
合される回転可能な輪を有し、この回転可能な輪は、前
記走行ギアの方へ前記救難室を上昇させるために前記複
数のケーブルの長さを調節する第一の方向に回転すると
共に、前記走行ギアから前記救難室を離して下降させる
ために前記複数のケーブルの長さを調節する第二の方向
に回転することができる。
【0013】前記ケーブルの各々の一端は、前記下部の
材に固く連結され、そして、前記上部横材は、複数の第
一のローラを有し、前記ケーブルの各々は、前記第一の
ローラのそれぞれのまわりを通ることができる。
【0014】また、前記下部横材は、複数の第二のロー
ラを有し、前記ケーブルの各々は、前記第二のローラの
それぞれのあたりを通り、前記救難室は、複数の第三の
ローラを有し、前記ケーブルの各々は、前記第三のロー
ラのそれぞれを通ることができる。
【0015】前記第一の牽引機構は、前記回転可能な輪
を制御して回転させる牽引装置をさらに備えてもよい。
【0016】そしてまた、前記牽引機構は、前記牽引装
置を前記回転可能な輪に結合する牽引ケーブルを有し、
前記牽引機構は、前記回転可能な輪の回転を制御するた
めに前記牽引ケーブルを介して前記回転可能な輪に所定
の力を及ぼし、前記回転可能な輪は、複数の第一の溝と
第二の溝をさらに有し、前記第一の溝の各々は、前記ケ
ーブルの一つを収容し、前記第二の溝は、前記牽引ケー
ブルを収容することができる。
【0017】また、前記第一の牽引機構とは独立に、前
記救難室を前記走行ギアの方へ上昇させ、且つ、前記救
難室を前記走行ギアから離す方向に下降させる第二の牽
引機構をさらに備えてもよい。
【0018】前記回転可能な輪は、前記救難室の内面に
配置され、前記内面は、少なくとも1個のスタッドが前
記回転可能な輪の回転を制御するために挿入される複数
の孔を備えることができる。
【0019】前記回転可能な輪は、複数のスポークを有
し、前記少なくとも一つのスタッドは、前記回転可能な
輪の回転を制御するために前記スポークの一つに当たる
ことができる。そして、前記救難室は、救難篭とするこ
とができる。
【0020】また、本発明は、少なくとも1本の搬送ケ
ーブルを有するケーブル鉄道系の救難車において、救難
室、および前記救難室を支持しおよびこの救難室を前記
少なくとも一本の搬送ケーブルに結合するケーブルフレ
ームを形成する複数のケーブルを備えた吊り下げテーク
ルを有しているケーブル鉄道系の救難車を提供するもの
である。
【0021】前記吊り下げテークルは、さらに、上部横
材と下部横材を有し、前記上部横材は、前記少なくとも
一本の搬送ケーブルのに旋回可能に結合され、前記下部
横材は、前記上部横材および前記救難室に対して前記ケ
ーブルにより結合されることができる。
【0022】さらにまた、本発明は、少なくとも一本の
搬送ケーブルを備えたケーブル鉄道系の救難車の救難室
と、前記少なくとも一本の搬送ケーブルとの間の距離を
調節する方法において、前記救難室を支持すると共に前
記少なくとも一本の搬送ケーブルに対して前記救難室を
結合するために、ケーブルフレームを形成する複数のケ
ーブルを備えた吊り下げテークルを使用するステップ
と、前記救難室を前記少なくとも一本の搬送ケーブルの
方へ上昇させる動作と、前記救難室を前記少なくとも一
本の搬送ケーブルから離して下降させる動作との一つを
行わせるために前記搬送ケーブルの長さを調節するステ
ップとを有することを特徴とするケーブル鉄道系の救難
車の救難室と搬送ケーブルとの間の距離の調節方法を提
供するものである。
【0023】前記調節するステップは、前記救難室を上
昇させるときに回転可能な輪に前記ケーブルを巻き付け
るステップを有し、前記救難室を下降させるときに前記
回転可能なほいるから前記ケーブルを解きほぐすステッ
プを有することができる。
【0024】また、前記巻き付けおよび解きほぐすステ
ップは、各々、前記回転可能な輪の回転量を制限するた
めに、前記輪が回転可能に取り付けられた前記救難室の
表面の少なくとも一つの孔に少なくとも一本のスタッド
を挿入するステップを有することができる。
【0025】さらにまた、前記救難室の昇降の一つを行
うために、前記調節するステップとは独立に、前記救難
室を前記少なくとも一本の搬送ケーブルに接続する吊り
下げケーブルの長さを調節する第二のステップをさらに
有してもよい。
【0026】
【作用】本発明は、搬送ケーブルに沿って運搬される走
行ギヤに対して救難篭を結合する吊り下げテークルを備
えた救難車を提供する。吊り下げテークルは、好ましく
は、骨組みを作るために、矩形またはほぼ矩形の横材ま
たは骨組みに結合される複数のワイヤケーブル、チェー
ン等を有する。設計に依存して、各々の横材は、金属、
鋼等のような耐久性のある材料で作られていて、ケーブ
ルが移動するローラ、または、ケーブルが結合される取
付部材を有している。これらのローラおよび取付部材
は、骨組みのジョイントとして機能する。
【0027】特に、吊り下げテークルにより形成される
骨組みは、上部横材および下部横材との間で拡張される
四本の等長のワイヤケーブルからなる少なくとも3点サ
スペンションである。ワイヤケーブルの各々は、救難篭
のそれぞれの上部コーナに結合され、そして、一般的に
救難篭に配置したドイツ特許出願DE 93 1243
1.7により教示されるようなケーブル牽引装置までさ
らに導かれる。
【0028】吊り下げテークルにより形成される骨組み
は、安定していて、荷重が不均一の場合、二本の水平軸
の内の一本の周りに救難篭が過度に振動または移動した
り、あるいは、引っくり返ったりすることができないよ
うにしている。本発明の救難車は、従って、支持部の上
を駆動する場合に動作中の妨害に対して、および、風ま
たは他の外力の影響に対しては非常に安定している。ま
た、吊り下げテークルは、単一のジョイントによって走
行ギアに結合することができるので、吊り下げテークル
の骨組みおよび救難篭の振り子型の運動は可能である。
従って、搬送ケーブルに関する吊り下げテークルの骨組
みおよび救難篭の角度は、搬送ケーブルを横断する種々
の勾配を収容するに適している。
【0029】最も簡単な構成では、吊り下げテークルの
四本のワイヤケーブルは、救難篭の中間に位置したケー
ブル牽引装置に結合されている。これらの四本のワイヤ
ケーブルは、一般的には、救難篭の床に回転可能にボル
ト止めされ、そして、これら四本のワイヤケーブルのそ
れぞれを収容する複数の溝を有するように設計された牽
引車のケーブルリールに対して巻かれ、または、このケ
ーブルリールから解かれる。
【0030】搬送ケーブルに接近した駆動位置に、また
は、救難篭が搬送ケーブルからさらに大きな距離を置い
て吊り下がるように吊り下げテークルが伸長された救難
位置に、救難篭が位置付けられるように牽引装置のケー
ブルリールの周りにこのワイヤケーブルを巻き付けるこ
とによって吊り下げテークルの長さは調整可能である。
即ち、吊り下げテークルにより形成される骨組みは、可
撓性があるので、本発明における救難篭の走行ギア、吊
り下げテークルおよび救難篭は、牽引機構により制御さ
れるが、山の駅のような駅の内外へ妨害されずに移動で
きる駆動位置まで共に牽引することができる。この牽引
機構は、また、この駆動位置から救難篭を解放し、そし
て、このケーブルワイヤを解くことによって救難位置に
救難篭を位置決めする。ワイヤケーブルは、ケーブルリ
ールに巻かれ、または、このケーブルリールから解かれ
るので、救難篭から吊り下がることはない。
【0031】上記のごとく、本発明によれば、二本の搬
送ケーブルは、救難車及び輸送車を運搬する駆動軌道を
形成する。或いはまた、救難車は、輸送車を運搬する搬
送ケーブルとは別の搬送ケーブルに沿って運搬すること
ができる。救難車は、この救難車に結合されて(例え
ば、山の駅の方に向かって山を登る方向に)搬送ケーブ
ルに沿ってこの救難車を引っ張り、そして、(例えば、
山を下る方向に)搬送ケーブルに沿ってこの救難車を移
動させることができる一本または二本の別々の牽引ケー
ブルにより運搬される。一本または二本の別々の牽引ケ
ーブルは、また、同様な方法で、搬送ケーブルに沿って
輸送車を移動させるように輸送車に結合されている。
【0032】救難車用の牽引ケーブルは、搬送ケーブル
に沿って救難車を引っ張るために牽引ケーブルを引っ張
り込み、そして、救難車が搬送ケーブルに沿って搬送で
きるように牽引ケーブルを繰り出すことができるケーブ
ルウインチ等に結合することができる。或いはまた、搬
送ケーブルは、牽引ケーブルとすることもできる。この
ような構成では、搬送ー牽引ケーブルは、回路ケーブル
駆動部を有している。救難車用の搬送ー牽引ケーブル
は、また、輸送車両用の搬送ケーブル駆動軌道の間で、
整列させることができる。
【0033】さらに、ケーブルリールの回転量を制限す
るために、ケーブルリールにストッパを設けてある。さ
らに、ケーブルリールの部分回転を制限し、従って、生
じ得る救難篭の昇降の量を制限するために二本のスタッ
ドを救難篭の床のスタッド孔に挿入することができる。
【0034】さらに、第二のケーブル牽引装置が救難篭
を駐車位置まで上昇させるために救難車内に配置するこ
とができる。この配置が行われる場合、救難篭は、吊り
下げテークルの上部横材と救難篭との間に結合されたケ
ーブルにより上昇される。従って、この上昇中に、吊り
下げテークルのケーブルは、弛緩され、もはや救難篭を
支持しなくなる。
【0035】
【実施例】次に、本発明に係る実施例について、図面を
参照して説明する。
【0036】図1aと図1bは、本発明の救難車1の実
施例を示す。救難車1は、走行ギア2と、救難篭3と、
走行ギア2と救難篭3との間に配置されて救難篭3を走
行ギア2に結合するための吊り下げテークル4とを有し
ている。救難篭3は、吊り下げテークル4の4本のワイ
ヤケーブルで走行ギア2の下に吊り下がっている。
【0037】走行ギア2は、2本の搬送ケーブルからな
る駆動軌道を使用するように設計されていて、金属、ま
たは、これに類する材料のような耐久性材料で作られた
正方形またはほぼ正方形のフレーム21を有している。
フレーム21の四つのコーナには、走行輪22が配置され
て、ケーブル鉄道の搬送ケーブルの両方に沿って転がる
ようにしてある。一本のケーブル鉄道の場合には、少な
くとも二つの走行輪22が走行ギア2に設けられて、ケ
ーブルに沿って救難車1の安定した案内を行う。
【0038】金属、または、これに類する材料のような
耐久性材料からなる三角形のサスペーション23等は、
フレーム21に結合されている。ジョイント231は、三
角形のサスペーション23の下端に配置されて走行ギア
2に関して旋回できるように、このサスペーション23
に対して吊り下げテークル4が結合されている。
【0039】吊り下げテークル4は、上部横材431と下
部横材42、及び、4本の等しく、または、ほぼ等しく
長いワイヤケーブル411ないし414(図2b参照)を有
している。このワイヤケーブルは、金属またはこれに類
する材料のような耐久性のある材料で作られている。横
材42と431の両方は、矩形またはほぼ矩形のフレーム
を有し、そして、金属またはこれに類する材料のような
耐久性のある材料で作られている。上部横材431は垂直
棒432に結合され、この垂直棒432は、走行ギア2のジ
ョイント231に一端において可撓的または旋回可能に取
り付けられている。
【0040】4本のワイヤケーブル411ないし414は、
横材42と横材431の両方と、救難篭3との間で伸長し
ている。各々のワイヤケーブル411ないし414の一端
は、下部横材42の矩形のフレームのそれぞれのコーナ
点に取り付けられている。各ワイヤケーブル411ないし
14は、上部横材の431の対角上の対向コーナ点まで伸
び、そして、その近くを通り、且つ、下部横材42の該
当するコーナ点まで伸び、そして、その近くを通過して
いる。ワイヤケーブル411ないし414は、救難篭3の該
当する上部コーナ点の近くを通り、そして、各々、救難
篭3の各コーナに配置された上部方向転換ローラ311
いし314(図2b参照)の一つのまわりで各々方向転換
されてケーブル牽引装置(図示せず)までさらに案内さ
れる。
【0041】図2aと図2bに示したように、上部方向
転換ローラ311ないし314は、4本の吊り下げケーブル
11ないし414を下部方向転換ローラ321ないし324
供給する。下部方向転換ローラ321ないし324は、垂直
位置から水平位置に吊り下げケーブル411ないし414
案内し、そして、それらを救難篭3の床に配置されたケ
ーブルリール6まで案内し、この床の上で、これらの吊
り下げケーブルは、同一回転方向に巻かれる。もちろ
ん、救難篭及び上部及び下部の横材42と431までの、
及び、その付近におけるケーブルの任意適当な取付、配
列及び配向は差し支えない。
【0042】図2cは、ケーブルリール6の周りに巻か
れた1本のワイヤケーブル411の張設を示し、これによ
り、図2aに示したように駆動位置に救難車1が位置決
めされる。4本の吊り下げケーブル411ないし414は、
各々、一端においてケーブルクランプ45とケーブルソ
ケット44等により下部横材42のコーナに取り付けら
れ、そして、その吊り下げケーブルの他端のケーブルル
ープ46でケーブルリール軸63を取り囲んでいる。
【0043】図3aないし図3dは、救難車1の救難篭
3の昇降のために設けられ本発明によるケーブル牽引系
5を示す。牽引装置51は、図3aに示したように、救
難篭3の一側に固定され、そして、4本の吊り下げケー
ブル411ないし414の方向とは逆の回転方向にその牽引
ケーブル52でケーブルリール6に係合している。全部
で5本の牽引ケーブル、即ち、ケーブルリール6の周り
の4本の吊り下げケーブル411ないし414とケーブル牽
引装置5の牽引ケーブル52の張設は、図3bと図3c
に示してある。
【0044】図3cに示すように、5本の走行溝がケー
ブルリール6のケーブルリング6に形成されている。
その中間の走行溝は、ケーブル牽引装置の牽引ケーブル
を収容し、そして、残りの4本の溝は、4本の吊り
下げケーブル411ないし414に割り当てられている。上
部保管ディスク65並びに下部保管ディスク64は、ケー
ブルリング61に配置されている。
【0045】図3dは、ケーブルリール6を、床フレー
ム33の横ビーム34上のその通常の取付状態から切り放
して示す。ケーブルリール6のケーブルリング61は、
スポーク(複数)62に結合され、このスポークの各々
はケーブルリール軸63に結合されている。2本のスト
ッパ641と642は、下部保管ディスク64に形成され、
この下部保管ディスク64は、床フレーム33の対応スト
ッパ35と協働して動作し、そして、上部ストッパ641
と下部ストッパ642との間でケーブルリール6のほぼ完
全回転ができるようにしてある。さらに、4本のスタッ
ド孔371と374は、床フレーム33の横ビーム34に配置
され、この床フレーム33の中に2本の挿入可能なスタ
ッド71と72(図4b−Iないし図4b−VIIIに示し
た)が挿入されている。これらのスタッド71と72は、
ケーブルリール6の回転を制限するために、ケーブルリ
ール6のスポーク62と係合し、それにより、救難車1
の昇降を制限する。救難車1の昇降を制御するためのス
ポーク62とスタッド71と72の係合は、図4a−Iな
いし図4b−VIIIに示してある。
【0046】ケーブルリール6が、図4a−Iに示した
位置にある時に、救難篭3は、救難位置R(図1aと図
2bを参照)にある。ケーブルリール6の上部ストッパ
41が床ストップ35に接するまで、ケーブルリール6
は、時計方向に回転することができる。図4a−IIに示
すように、上部ストッパ641は、ケーブルリール6のほ
ぼ完全な時計方向回転の後に床ストッパ35に当たり、
救難篭3は、かくして、駆動位置F(図1bと図2a参
照)に位置決めされる。
【0047】図4b−Iないし図4b−VIIIは、ケー
ブルリール6が、位置Iないし位置VIIIを通して回転
されるときの救難篭3の下降を示す。ケーブル牽引装置
5によって、駆動位置から救難位置及びその逆に救難篭
3の昇降を制御するために、両方のスタッド71と7
2は、床フレーム33の4本のスタッド孔371ないし374
の何れかに挿入することができる。
【0048】図4b−Iに示したように、救難篭3を下
降するための出発位置において、スタッド71は、孔3
73へ挿入され、スタッド72は、孔374に挿入される。
ケーブル牽引装置5により、ケーブルリール6が30度
回転したときに救難篭3の下降が可能となり、ついに、
スタッド71と72の両方が、図4b−IIに示したよう
に、スポーク62に当たる。スタッド71は、次に、孔3
73から除かれて、図4b−IIIに示したように、孔371
に挿入され、スタッド72は、スポーク62に当たったま
ま留まる。
【0049】図4b−IVに示したように、スタッド7
2は、孔374から取り除かれて、孔372に挿入され、そ
して、スタッド71は、孔371に留まる。その後、ケー
ブルリール6は、ほぼさらに30度回転することがで
き、ついに両方のスタッド71と72は、図4b−Vに示
したように、次に連続するスポーク62に当たる。図4
b−VIに示したように、スタッド71は、孔371から
除去されて孔373に挿入され、スタッド72は、孔372
に留まる。スタッド72は、次に、孔372から除かれ
て、図4b−VIIに示したように、孔374に挿入され
る。一方、スタッド71は、孔373に留まる。ケーブル
リール6は、次に、図4b−VIIIに示したように、さ
らに30度回転することができ、ついに、次の連続のス
ポーク62は、2本のスタッド71と72に接触する。
【0050】このプロセスは、救難篭3が、所望の位置
へ下降されるまで続く。また、所望ならば、ケーブルリ
ール6を時計方向に回転することによって救難篭3を上
昇させたときに同様なプロセスを行うことができる。も
ちろん、設計の優先順位に基づいて、ケーブルとケーブ
ルリール6は、ケーブルリール6が時計方向に回転して
救難篭3を上昇させるように、ケーブル及びリール6を
適応させることができる。
【0051】図5aに示したように、救難車1は、駆動
位置Fの山の駅Bから駆動され(図5aは図1bに対
応)、そして、同じ方法で、山の駅Bに戻される。山の
駅Bに駐車する時に、救難車は、図5cに示した駐車位
置Pまで上昇させることができる。救難車1は、次に、
山の駅Bに保管することができる。
【0052】救難車1を駐車位置Pまで上昇させるため
に、第二のケーブル牽引装置8が救難車1に取り付けら
れている。第二のケーブル牽引装置8は、牽引装置81
を有し、この牽引装置81は、取付フック、ボルト等に
より救難篭3の床のコーナの各々に固定された4本の牽
引ケーブル822と係合している。さらに別の牽引ケーブ
ル821が吊り下げテークル4の上部横材43と、第二の
ケーブル牽引装置8の牽引装置81との間に結合されて
いる。
【0053】例えば、救難車の荷重がほぼなくなった時
に、第二のケーブル牽引装置8は、牽引装置81に別の
牽引ケーブル821を巻き付けることによって救難篭3を
上昇させるために使用することができる。これにより、
吊り下げテークル4のワイヤケーブル411ないし4
14は、図5bに示したように弛緩し、そして、吊り下げ
テークル4の下部横材42は、救難篭3の頂部とほぼ一
線となる。救難車1は、かくして、図5cに示したよう
に、駐車位置Pまで上昇させることができる。第二のケ
ーブル牽引装置8は、駐車位置Pに救難車1を保持する
時には係合されたままであるので、救難車1は、山の駅
Bに駐車することができる。
【0054】図6は、山の駅Bの屋根裏部屋への救難車
1の保管を示す。図示のように、ケーブル鉄道は、各々
が2本の搬送ケーブル13から形成された2本の駆動ケ
ーブルをもつ振り子式ケーブル鉄道である。
【0055】輸送車11は、山の駅Bに位置決めされ、
他の輸送車は谷の駅(図示せず)に位置決めされてい
る。乗客は、滑動プラットホーム12で輸送車12に乗
り降りする。
【0056】ケーブル鉄道の両方の搬送ケーブル13
は、ケーブル横ビーム14に乗っていて、救難車1と輸
送車11用の搬送ケーブル13として機能する。方向転
換輪15は、輸送車11の回転牽引ケーブルの向きを変
える。
【0057】プラットホーム16の正面には、救難車1
が、図5cに示したように、駐車位置Pに駐車し、第二
のケーブル牽引装置8は、係合した状態で留まる。救難
ウインチ9は、山の駅Bの屋根裏部屋にあるプラットホ
ーム16に配置されている。牽引ケーブルは、走行ギア
2と吊り下げテークル4が互いに結合されるジョイント
31に対して救難ウインチ9を結合している。救難ウイ
ンチ9は、この牽引ケーブルによって救難車1を引っ張
る。
【0058】山の駅に設けられた、第三のケーブル牽引
装置10は、例えば、山の駅Bの煉瓦積み工事の時に吊
り下げられる積載フックを有している。牽引ケーブル
は、この第三のケーブル牽引装置10と走行ギア2のフ
レームとの間に結合されている。従って、プラットホー
ム16から動作させることができる牽引装置10によっ
てこの牽引ケーブルが案内されると、救難ウインチ9
は、係合状態を解かれ、そして、ジョイント231に対し
て救難ウインチ9を結合する牽引ケーブルは、緩めるこ
とができる。従って、救難車1は、その駐車位置におい
て常に準備ができて、且つ、利用できる状態にある。
【0059】以上、本発明のわずかな実施例のみを詳細
に記載したが、当業者は、本発明の新規な教示及び利点
から事実上逸脱せずに上記実施例において多くの変更が
なし得るということを容易に理解しよう。従って、この
全ての変更は、以下の請求の範囲に定義された本発明の
範囲内に含まれるべきものである。
【0060】
【発明の効果】 以上説明してきたように、本発明よれ
ば、吊り下げテークルを折り畳み式で容易に再伸展可能
な構造にすることができるため、動作状態でケーブル鉄
道系の駅に保管することが可能なケーブル鉄道系の救難
車を提供することができる。また、この救難車を良好に
昇降する方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】aは、救難位置に位置決めされた本発明の救難
車の実施例の側面図である。bは、救難位置に位置決め
された本発明の救難車の実施例の側面図である。
【図2】aは、図1bに示した本発明の実施例の斜視図
である。bは、図1aに示した本発明の実施例の斜視図
である。cは、図1aないし図2bに示した実施例で使
用される単一の吊り下げケーブルのケーブル吊架を示す
図である。
【図3】aは、図1aの線IIIaーIIIaに沿って得た救難
篭の床に取り付けたケーブルリールの平面図である。b
は、図3aの線IIIbーIIIbに沿って得たケーブルリール
軸の断面図である。cは、図3bに示した実施例に従っ
てケーブルリールのケーブルリングにある走行溝への個
々のケーブルの係合を示す図である。dは、救難篭の床
フレームのケーブルリールの位置から移動されたケーブ
ルリールの頂面図である。
【図4】aーIおよび図4aーIIは、救難篭の昇降時の
ケーブルリールの回転の制限を示す図である。bーIな
いし図4bーVIIIは、救難篭を下降時のケーブルリール
の部分回転を示す図である。
【図5】aないしcは、駆動位置から駐車位置まで別の
ケーブル牽引装置により上昇される本発明の救難車の実
施例の側面図である。
【図6】振り子型のケーブル鉄道系の山の駅の側面図を
示し、特に図5cに示した駐車位置に救難車がある時の
山の駅の屋根裏部屋への本発明の救難車の実施例の保管
を示す図である。
【符号の説明】
1 救難車 2 走行ギヤ 3 救難篭 4 吊り下げテークル 5 ケーブル牽引装置 6 ケーブルリール

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも1本の搬送ケーブルを有する
    ケーブル鉄道系の救難車において、 救難室と、 前記の少なくとも1本の搬送ケーブルの張設に適した走
    行ギアと、 前記走行ギアに旋回可能に取り付けられた吊り下げテー
    クルとを備え、この吊り下げテークルは、前記救難室を
    支持しおよび前記走行ギアに前記救難室を結合するケー
    ブルフレームを形成する複数のケーブルを有しているこ
    とを特徴とするケーブル鉄道系の救難車。
  2. 【請求項2】 前記吊り下げテークルは、さらに、上部
    横材と下部横材を有し、前記上部横材は、前記走行ギア
    に対して旋回可能に結合され、前記下部横材は、前記上
    部横材および前記救難室に対して前記ケーブルにより結
    合されていることを特徴とする請求項1記載のケーブル
    鉄道系の救難車。
  3. 【請求項3】 前記救難室を前記走行ギアの方に上昇さ
    せる動作と、前記救難室を前記走行ギアから離すように
    下降させる動作の少なくとも一つを行わせるために、前
    記複数のケーブルの長さを調節する第一の牽引機構をさ
    らに有することを特徴とする請求項2に記載のケーブル
    鉄道系の救難車。
  4. 【請求項4】 前記第一の牽引機構は、前記ケーブルが
    結合される回転可能な輪を有し、この回転可能な輪は、
    前記走行ギアの方へ前記救難室を上昇させるために前記
    複数のケーブルの長さを調節する第一の方向に回転する
    と共に、前記走行ギアから前記救難室を離して下降させ
    るために前記複数のケーブルの長さを調節する第二の方
    向に回転することを特徴とする請求項3記載のケーブル
    鉄道系の救難車。
  5. 【請求項5】 前記ケーブルの各々の一端は、前記下部
    の材に固く連結され、そして、前記上部横材は、複数の
    第一のローラを有し、前記ケーブルの各々は、前記第一
    のローラのそれぞれのまわりを通ることを特徴とする請
    求項2に記載のケーブル鉄道系の救難車。
  6. 【請求項6】 前記下部横材は、複数の第二のローラを
    有し、前記ケーブルの各々は、前記第二のローラのそれ
    ぞれのまわりを通り、前記救難室は、複数の第三のロー
    ラを有し、前記ケーブルの各々は、前記第三のローラの
    それぞれを通ることを特徴とする請求項5記載のケーブ
    ル鉄道系の救難車。
  7. 【請求項7】 前記第一の牽引機構は、前記回転可能な
    輪を制御して回転させる牽引装置をさらに有することを
    特徴とする請求項4記載のケーブル鉄道系の救難車。
  8. 【請求項8】 前記牽引機構は、前記牽引装置を前記回
    転可能な輪に結合する牽引ケーブルを有し、前記牽引機
    構は、前記回転可能な輪の回転を制御するために前記牽
    引ケーブルを介して前記回転可能な輪に所定の力を及ぼ
    し、前記回転可能な輪は、複数の第一の溝と第二の溝を
    さらに有し、前記第一の溝の各々は、前記ケーブルの一
    つを収容し、前記第二の溝は、前記牽引ケーブルを収容
    することを特徴とする請求項7記載のケーブル鉄道系の
    救難車。
  9. 【請求項9】 前記第一の牽引機構とは独立に、前記救
    難室を前記走行ギアの方へ上昇させ、且つ、前記救難室
    を前記走行ギアから離す方向に下降させる第二の牽引機
    構をさらに有することを特徴とする請求項4記載のケー
    ブル鉄道系の救難車。
  10. 【請求項10】 前記回転可能な輪は、前記救難室の内
    面に配置され、前記内面は、少なくとも1個のスタッド
    が前記回転可能な輪の回転を制御するために挿入される
    複数の孔を有していることを特徴とする請求項4記載の
    ケーブル鉄道系の救難車。
  11. 【請求項11】 前記回転可能な輪は、複数のスポーク
    を有し、前記少なくとも一つのスタッドは、前記回転可
    能な輪の回転を制御するために前記スポークの一つに当
    たることを特徴とする請求項10記載のケーブル鉄道系
    の救難車。
  12. 【請求項12】 前記救難室は、救難篭であることを特
    徴とする請求項1記載のケーブル鉄道系の救難車。
  13. 【請求項13】 少なくとも1本の搬送ケーブルを有す
    るケーブル鉄道系の救難車において、 救難室、および前記救難室を支持しおよびこの救難室を
    前記少なくとも一本の搬送ケーブルに結合するケーブル
    フレームを形成する複数のケーブルを備えた吊り下げテ
    ークルを有していることを特徴とするケーブル鉄道系の
    救難車。
  14. 【請求項14】 前記吊り下げテークルは、さらに、上
    部横材と下部横材を有し、前記上部横材は、前記少なく
    とも一本の搬送ケーブルのに旋回可能に結合され、前記
    下部横材は、前記上部横材および前記救難室に対して前
    記ケーブルにより結合されていることを特徴とする請求
    項13記載のケーブル鉄道系の救難車。
  15. 【請求項15】 少なくとも一本の搬送ケーブルを備え
    たケーブル鉄道系の救難車の救難室と、前記少なくとも
    一本の搬送ケーブルとの間の距離を調節する方法におい
    て、 前記救難室を支持すると共に前記少なくとも一本の搬送
    ケーブルに対して前記救難室を結合するために、ケーブ
    ルフレームを形成する複数のケーブルを備えた吊り下げ
    テークルを使用するステップと、 前記救難室を前記少なくとも一本の搬送ケーブルの方へ
    上昇させる動作と、前記救難室を前記少なくとも一本の
    搬送ケーブルから離して下降させる動作との一つを行わ
    せるために前記搬送ケーブルの長さを調節するステップ
    とを有することを特徴とするケーブル鉄道系の救難車の
    救難室と搬送ケーブルとの間の距離の調節方法。
  16. 【請求項16】 前記調節するステップは、前記救難室
    を上昇させるときに回転可能な輪に前記ケーブルを巻き
    付けるステップを有し、前記救難室を下降させるときに
    前記回転可能なほいるから前記ケーブルを解きほぐすス
    テップを有することを特徴とする請求項15記載のケー
    ブル鉄道系の救難車の救難室と搬送ケーブルとの間の距
    離の調節方法。
  17. 【請求項17】 前記巻き付けおよび解きほぐすステッ
    プは、各々、前記回転可能な輪の回転量を制限するため
    に、前記輪が回転可能に取り付けられた前記救難室の表
    面の少なくとも一つの孔に少なくとも一本のスタッドを
    挿入するステップを有することを特徴とする請求項12
    記載のケーブル鉄道系の救難車の救難室と搬送ケーブル
    との間の距離の調節方法。
  18. 【請求項18】 前記救難室の昇降の一つを行うため
    に、前記調節するステップとは独立に、前記救難室を前
    記少なくとも一本の搬送ケーブルに接続する吊り下げケ
    ーブルの長さを調節する第二のステップをさらに有する
    ことを特徴とする請求項15記載のケーブル鉄道系の救
    難車の救難室と搬送ケーブルとの間の距離の調節方法。
JP7120141A 1994-05-18 1995-05-18 ケーブル鉄道用の救難車およびこの救難車の昇降方法 Pending JPH07315212A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
CH1539/94-0 1994-05-18
CH153994 1994-05-18

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07315212A true JPH07315212A (ja) 1995-12-05

Family

ID=4212787

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7120141A Pending JPH07315212A (ja) 1994-05-18 1995-05-18 ケーブル鉄道用の救難車およびこの救難車の昇降方法

Country Status (4)

Country Link
EP (1) EP0683079A1 (ja)
JP (1) JPH07315212A (ja)
KR (1) KR950031546A (ja)
CA (1) CA2149483A1 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010195275A (ja) * 2009-02-26 2010-09-09 Nippon Cable Co Ltd 普通索道の救助装置
CN107139939A (zh) * 2016-11-18 2017-09-08 河北师范大学 一种城市道路应急运输系统

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1149749A1 (de) * 2000-04-28 2001-10-31 High Technology Investments B.V. Bergewagen und Bergeseilbahn
ITMI20071869A1 (it) * 2007-09-28 2009-03-29 Rolic Invest Sarl Impianto di trasporto a fune e metodo di azionamento di un veicolo di soccorso in tale impianto
CH713297A2 (de) * 2016-12-29 2018-06-29 Scotech Gmbh Verfahren und Wartungskorb zur Wartung einer Seilbahn.
IT201800006234A1 (it) * 2018-06-12 2019-12-12 Impianto di trasporto a fune

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE2541097A1 (de) * 1975-09-15 1977-03-17 Siemens Ag Anordnung zum bergen von fahrgaesten aus einer kabine einer haengebahn
DE3604365A1 (de) 1985-02-16 1986-08-28 Willy Hünibach Habegger Hebezeug, insbesonder seilzugvorrichtung, zum heben, senken und ziehen von lasten
DE3526612A1 (de) * 1985-07-25 1987-02-05 Trefilarbed Drahtwerk Brueckenseilinspektionsgeraet
CA2016986A1 (en) * 1989-05-23 1990-11-23 Gottfried Hofmann Aerial tramway installation
DE9312431U1 (de) * 1993-08-17 1993-10-07 Huneke Otto Fahrbare Arbeitsbühne

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010195275A (ja) * 2009-02-26 2010-09-09 Nippon Cable Co Ltd 普通索道の救助装置
CN107139939A (zh) * 2016-11-18 2017-09-08 河北师范大学 一种城市道路应急运输系统

Also Published As

Publication number Publication date
EP0683079A1 (de) 1995-11-22
KR950031546A (ko) 1995-12-18
CA2149483A1 (en) 1995-11-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4747745A (en) Selective beam gantry crane
JPH08207750A (ja) ケーブルウェイ用救助車
JP4753932B2 (ja) ゴンドラ装置
JPH07315212A (ja) ケーブル鉄道用の救難車およびこの救難車の昇降方法
CN109835813B (zh) 一种便于远程操控的港口集装箱起重机
US4586684A (en) Aircraft loading apparatus
JP2551161Y2 (ja) 天井走行クレーン装置
JPS6038318B2 (ja) 岸壁荷役クレ−ン
JP2004115174A (ja) 部材架設用移動台車及びこれを用いた橋梁部材架設方法
JP3234536B2 (ja) 多目的クレーン
JP4104623B2 (ja) 吊り下げ式作業床装置
JPH04266397A (ja) ジブ付きクレーン
JP3017704B2 (ja) 駐車装置及びその制御方法
JP2000291392A (ja) 防水シート張り装置及び防水シートの張設方法
JP7120432B1 (ja) シート掛け補助システムおよびシートハンガー移動装置
JP2552019Y2 (ja) 吊具昇降装置
JPS61248827A (ja) 差込み荷役装置
JP3718783B2 (ja) 水平ジブクレーン及び走行水平ジブクレーン
WO1994003388A1 (en) Trolley
JPH01266054A (ja) 作業用台車の移動装置
JPH078545Y2 (ja) アーム折畳型荷物取扱装置
JPH0524535A (ja) 索道における救助装置
SU1181981A1 (ru) Способ перемещени транспортной тележки башенного крана при его транспортировке в собранном виде
JPH05155284A (ja) 荷物運搬車両の積卸し装置
JPS638560Y2 (ja)