JPH0524535A - 索道における救助装置 - Google Patents

索道における救助装置

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JPH0524535A
JPH0524535A JP20641691A JP20641691A JPH0524535A JP H0524535 A JPH0524535 A JP H0524535A JP 20641691 A JP20641691 A JP 20641691A JP 20641691 A JP20641691 A JP 20641691A JP H0524535 A JPH0524535 A JP H0524535A
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rope
hanger
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Ichiro Tokumura
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 索道設備の運転が不時停止した場合に、救助
可能の範囲に制限がなく、かつ迅速に救助作業を行うこ
とができる救助装置の提供を目的としている。 【構成】常用の索条の循環経路に沿って、これと別系統
の駆動装置を具えた救助用索条を張架循環させ、これに
救助用搬器を懸垂している。救助用搬器は握索機にハン
ガー、伸縮ハンガーを介して救助用搬器本体を懸垂した
もので、駆動手段によってこの伸縮ハンガーを伸縮させ
ると救助用搬器本体を上下に昇降させることができる。
救助作業に向かうときは、救助用搬器を下降位置に下げ
ておけば途中経路に常用の搬器があってもこれと干渉せ
ず通り抜けて所要の被救助常用搬器の位置に到達するこ
とが可能であり、ここで救助用搬器本体を常用搬器と同
一水準に上昇させて乗客を移乗させ救助する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は索道の分野において、非
常の場合等に乗客を搬器から救助するための索道におけ
る救助装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】索道は両端の滑車と滑車との間に索条を
巻き掛けて、この索条には搬器を脱着可能にまたは半永
久的に固着して、索条の移動と共に該搬器を運行して輸
送を行う設備であり、搬器としては客車式又は椅子式の
ものを用いて、スキー場におけるスキーヤー輸送用また
は山岳観光地における乗客輸送用等に多用されているこ
とはよく知られている。また、近時は都市における一般
交通用の用途にも利用が志向されている。
【0003】このような索道設備においては、高所に運
行されるものであるから停電等によって不時に運転停止
した場合には迅速に乗客の救助を行うことが必要であ
る。このため、一般に、停留場には予備の駆動手段等を
具えていて、非常の場合にはこれによって索道の運転を
行い、搬器と共に乗客の収容を行うようになされてい
る。しかし、機械系その他の故障の場合で、索道設備の
運転そのものが不能になった場合には、救助装置等の他
の手段によって救助を行わなければならない。
【0004】このような場合の救助用の装置ないし器具
として一般的には下降器と救助袋を用いて乗客を下降さ
せるものが用いられる。即ち、搬器内に車掌が乗務して
いる場合には、予め救助用器具類を搬器内に備えてお
き、必要の場合には車掌が操作して乗客を救助袋に収容
して地上に降下させるのである。先の、下降器には火災
時などに脱出用に用いる、下降速度が一定以上に加速し
ないように調速機構を具えたものが用いられる。この方
法ないし装置は経済的な利点があるが、乗客に高所不安
感を与えることと、救助作業に時間がかかること等の欠
点がある。また、搬器の乗車定員が比較的少ない索道設
備においては一般に車掌が乗務していないので、この場
合には、外部の最寄りの支柱等から係員が救助用の吊車
等で搬器の位置まで滑降して到達し、前記のような救助
作業を行うようになされる。この場合は、先の場合より
更に救助時間を要することとなり、かつ救助作業に従事
する係員の負担が大きいという問題があった。
【0005】これを改善するものとして、救助用の搬器
を別に設ける装置ないし方法も提案されている。例え
ば、特公昭47−34849号公報「架空索道における
救出作業方法」においては、交走式索道の場合に救助用
搬器を別に具えた装置が記載されている。この装置にお
いては、常用の搬器を走行誘導するための支索に沿っ
て、これと別の救助用搬器を該索道の山頂側ないし高所
側から走行させて常用の搬器に接近、当接させて、乗客
を常用の搬器から救助用搬器に移乗させるようにしたも
のである。しかしこの装置ないし方法は、上下線に常用
の搬器を各1台のみ有する交走式索道の場合には利用可
能であるが、複数ないし多数台の搬器を保有する循環式
索道の場合には用いることができないものであった。
【0006】また、特開平2−204161号公報「ゴ
ンドラリフト救助装置」においては循環式索道に用いる
ための救助用搬器を具えた救助装置ないし方法が提案さ
れている。ここに用いられている救助用搬器は常用の搬
器の全高よりやや長いハンガーを用いた無蓋の作業台式
の搬器を走行機に懸垂し、該走行機は常用の支索上を転
走するように設備し、かつ、この走行機は常用の支索と
は別の非常用の曳索で曳行して目的の常用搬器に到達で
きるようにしたものである。この非常用搬器のハンガー
は常用搬器と干渉しないように退避した形状に形成され
ているので、常用の搬器の側方ないし外側を擦り抜け通
過できるようになっており、よって、常用の搬器の側方
やや下方に前記作業台式の搬器を横付けして、乗客を常
用の搬器から移乗させ救助するようになされている。ま
た、該救助用搬器の前記の走行機は、常用の搬器の握索
機上を乗り越し通過できるような構造となされているの
で、前記のハンガーが常用の搬器と干渉しないように退
避した構成となっていること、とによって一の常用の搬
器が在ってもこれが障害とはならずに、これを乗り越
し、ないし通り抜けて、次の常用の搬器の位置へ救助の
ために赴くことができるように企図されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このように構成された
先行技術のものは、途中に常用の搬器が所在しても救助
対象の常用の搬器の箇所まで救助に向かうことが出来る
ものとして、循環式索道の場合にも乗客に与える高所不
安感も少なく、かつ比較的迅速に救助を行うことができ
るように企図されている。
【0008】しかし、この装置に用いられている走行機
には次のような利用上の制約がある。即ち、よく知られ
ているように索道の支索は索道線路中において、支柱上
の受圧索装置の受圧索輪によって受索支持または圧索支
持されている。ところが、前記の非常用搬器の走行機は
常用の支索の上を転走するようになっているので、受索
輪上を通過することは出来るが、圧索輪の下を通過する
ことは出来ない構造となっている。
【0009】即ち、図5は前記先行技術における受索装
置207と救助用搬器230との関係を示す説明図であ
る。索条203は、支柱位置において受索装置207の
受索輪207a,207a…によって支承誘導されてい
る。常用の搬器210は握索機215で索条203を握
索して運行が行われる。一方、救助用搬器230は走行
輪235a,235aを具えた走行機235にハンガー
232で無蓋の救助用搬器本体240を懸垂したもので
あり、走行輪235a,235aで索条203上を転走
するようになっている。この構成において、救助作業を
行う場合に、走行輪235a,235aは受索装置20
7の箇所においては受索輪207a,207a…に支承
されている索条203の上に沿って通過することが可能
であり、また、常用の搬器210の握索機215の上面
も乗り越して通過可能となっているので、途中の経路に
受索装置207,207…のみが用いられている限りは
被救助の常用搬器210の位置まで到達して救助作業を
行うことが可能である。図6は、圧索装置208が用い
られている場合の、圧索装置208と救助用搬器230
との関係を示した説明図であり、ここでは索条203は
圧索装置208の圧索輪208a,208a…によって
圧索支承されている。救助用搬器230は、走行輪23
5a,235aが索条203上を転走する構造であるか
ら、図示から明らかな通り、該圧索装置208の位置を
通過するためには、走行輪235a,235aが圧索輪
208a,208a…と、索条203との間に矢印20
9で示したように、割り込んで通過しなければならない
こととなり、これは実現不可能である。
【0010】索道線路中には地形の凹凸に伴って、しば
しば圧索輪が設備されているので、従って、前記先行技
術のものは、救助可能の箇所ないし範囲が著しく限定さ
れるという欠点があった。
【0011】本発明はこのような欠点を解消し、常用の
索条を支持する受圧索装置が受索輪であっても圧索輪で
あっても通過可能で、従って、所要の何れの常用搬器の
位置へでも救助のために制約なく到達可能である索道に
おける救助装置の提供を目的としてなされたものであ
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】この目的に対応して本発
明は、両端の滑車と滑車との間に巻き掛け張架された索
条と、該索条の移動と共に運行する搬器とを用いて輸送
を行う索道設備において、前記索道設備の索道線路に沿
って前記索条の系統とは別系統の駆動装置を具えた救助
用索条を循環移動可能に張架して、前記救助用索条には
救助用搬器を懸垂してなり、前記救助用搬器は、前記救
助用索条を握索する握索機と、前記握索機に懸垂された
ハンガーと、前記ハンガーに懸垂され複数段に伸縮摺動
する伸縮ハンガーと、前記伸縮ハンガーに懸架されたも
のであって救助した乗客を収容すべき救助用搬器本体
と、前記救助用搬器本体に具えられ前記昇降手段を駆動
するための駆動手段と、を具えてなる索道における救助
装置、として構成したものである。
【0013】
【作用】本発明の、索道における救助装置は、索道線路
に沿って張架された救助用索条の循環と、救助用搬器と
を用いて構成されている。即ち、索道線路の常用の索条
に沿って一端側に駆動滑車を配設し、他端側には緊張滑
車を配設して、非常用索条はこれらの駆動滑車と緊張滑
車との間に無端状に巻き回されている。駆動滑車は、こ
の索道の常用の索条のための主原動装置とは別系統の駆
動装置に連結されて駆動される。
【0014】救助用索条には救助用搬器が懸垂されてい
る。救助用搬器は、前記救助用索条を握索する固定式握
索機と、救助用搬器本体と、前記握索機にハンガーを介
して懸垂されて前記救助用搬器を昇降可能に懸架支持す
るための伸縮ハンガーと、前記救助用搬器を伸縮ハンガ
ーによって昇降させるための駆動手段と、を用いて構成
されている。
【0015】非常の場合等で乗客の救助が必要の場合に
は、救助用索条のための駆動装置を運転して救助用索条
を循環させると、救助用搬器は該救助用索条の循環移動
と共に移動して所要の被救助対象の常用搬器の位置に移
動する。
【0016】救助用搬器本体は駆動手段と伸縮ハンガー
よによって上下に昇降できるようになされているので、
この構成を利用して該救助用搬器を下降させておくと、
途中過程に常用の搬器が所在しても救助用搬器はこれと
干渉することなく通り抜け通過して所要の被救助常用搬
器の位置まで到達できる。該救助用搬器が所要の被救助
常用搬器の位置まで到達したら、駆動手段を運転して伸
縮ハンガーによって救助用搬器本体を上昇させ、常用の
搬器の水準とほぼ同一水準に位置させ、これに横付けす
る。こうして乗客を常用搬器から救助用搬器に収容して
救助を行う。
【0017】こうして更に次の被救助対象の常用の搬器
に向かう場合、または乗客を地上に下車させるべき停留
場にに向かう場合には、再び駆動手段と及び伸縮ハンガ
ーの伸縮によって救助用搬器を他の常用の搬器と干渉し
ない位置まで下降移動させてのち、該救助用搬器を救助
用索条で曳行移動すれば、前記往路の場合と同様に救助
用搬器は常用の搬器が索道線路の途中に在っても側方を
自由に通り抜け通過することができる。または、索道線
路の条件が許容され地上からの高さが高くない箇所が索
道線路中にある場合には、伸縮ハンガーによって救助用
搬器本体を最も下降させて、救助した乗客を直接に地上
に降車させることもできる。
【0018】本発明の救助装置は、常用の索条とは別系
統の救助用索条によって曳行される構成であるため、常
用の索条が支柱位置において受圧索装置の受索輪、圧索
輪の何れによって支承されている場合であっても支障な
く自由に通過することができて、索道線路中における救
助不可能の制限がない。
【0019】また、支柱と支柱との中間の径間にある搬
器は該搬器の荷重の多少に応じて、索条のたわみと共に
上下位置に変動を生ずることがあるが、本発明における
救助用搬器本体はこれに追従して上下高さを同一水準に
調節することが容易に可能であり、乗客救助の移乗を安
全に行わせることができる。
【0020】更に、この救助装置は、非常時における乗
客救助の用途のみでなく、日常における保守巡視、また
は点検作業等の用途にも利用することができる。
【0021】
【実施例】
(第1の実施例)図1は、本発明の索道の救助装置の第
1の実施例における全体の配設関係を示した斜視図であ
る。
【0022】図において、一端側の停留場1aには滑車
2aが枢設され、他端側の停留場1bには滑車2bが枢
設されている。これらの滑車2aと滑車2bとの間には
索条3が無端状に巻き回されている。前記の一端側の停
留場1aと他端側の停留場1bとの間の索道線路4に
は、支柱5,5…が立設されて前記の索条3を支承誘導
している。即ち、図において、一の支柱5の支柱アーム
6の両側には複数の受索輪を具えてなる受索装置7また
は7を設けて索条3の往復両線を支承しており、また他
方の支柱5の支柱アーム6の両側には複数の圧索輪を具
えてなる圧索装置8または8を設けて索条3の往復両線
を支承している。本図においては、支柱5,5の2基の
みが示されているが、一般的には該索道の線路延長に応
じて複数基の支柱が設備される。索条3には所定の間隔
ごとに常用の搬器10,10…が握索機(図示していな
い。)で握索して懸垂されている。
【0023】このような構成において、一端側の滑車2
aか、または他端側の滑車2bかの何れかを、駆動装置
を具えた原動滑車とし、他方の滑車を緊張または折返し
滑車として機能させ、この原動滑車を例えば矢印12の
方向に回動運転することにより索条3の循環運転が行わ
れ、索条3の移動と共に搬器10,10…の運行が行わ
れる。一端側または他端側の停留場1aまたは1bに到
着した搬器10,10…は、索条3を放索して緩速で折
返し回送されるが、本発明の救助装置の構成とは直接の
関係を有しないので、この関係事項の図示は省略されて
いる。
【0024】ここまでの記載は自動循環式索道としてよ
く知られているものと均等の構成である。
【0025】次に、一端側の停留場1aには滑車22
a,22aが枢設されており、他端側の停留場1bには
滑車22b,22bが枢設されている。これらの滑車2
2a,22aと滑車22b,22bとの間には救助用索
条23が、前記索条3の循環経路の外周側に無端状に巻
き回されている。索道線路4においては、前記支柱5,
5の支柱アーム6,6は通常のものよりも更に両外側に
延長された構成をなしている。かつ、図における一方の
支柱5の支柱アーム6には複数の受索輪を具えた受索装
置27,27が設けられており、他方の支柱5の支柱ア
ーム6の場合には複数の圧索輪を具えた圧索装置28,
28が設けられている。かつ、これらの受索装置27,
27及び圧索装置28,28は救助用索条23の往復両
線を受索または圧索支承する。
【0026】ここで、何れか一方の滑車22a,22a
または22b,22bは非常用の駆動装置を具えた原動
滑車とし、他方を緊張滑車または折返し滑車として、原
動滑車を回動させることによって、救助用索条23を循
環運転する。
【0027】救助用索条23には、握索機31を用いて
救助用搬器30が懸垂されている。図2は、救助用搬器
30の構成を示したものである。握索機31は握子部3
1aで救助用索条23を握索する固定式の握索機を用い
ており、ばね又はねじ等によって握子部31aで救助用
索条23を握索するもので、このような握索機は当業者
にはよく知られている。握索機31にはハンガー32が
懸垂されている。ハンガー32は、ほぼJ字状に湾曲し
た形状をなしていて、その上方の部位においては前記の
握索機31に枢着して連結されている。該ハンガー32
がJ字状をなして湾曲して形成されているのは、後に説
明する通り、受索装置7,7…、圧索装置8,8…と及
び常用の搬器10,10…等と干渉することなく通り抜
け通過することができるようにするためである。
【0028】次に、ハンガー32の下部には接続部33
を介して伸縮ハンガー51が接続され、本実施例におい
ては、3段式の、上段部材52と中段部材53と下段部
材54とよりなる、いわゆるテレスコープ型の伸縮構造
のものを用いている。
【0029】上段部材52は、その上端の接続部33に
おいて前記のハンガー32に連結され、比較的小径の管
状部材で例えば角型管材を用いたものである。次に、中
段部材53は前記上段部材52よりやや大径をなした管
状部材であって、該中段部材53の管状体の内側には先
の上段部材52が内挿収納可能となっており、また、該
中段部材53の管状体の内面にはガイドシュー55,5
5…が貼着されて上段部材52の外面との滑動が良好と
なるようになっている。
【0030】更に、伸縮ハンガー51の最下段部材であ
る下段部材54は、前記の中段部材53よりやや大径を
なした管状部材で、該下段部材54の管状体内側には先
の中段部材53が内挿収納可能となっており、また、こ
の下段部材54の管状体内面にはガイドシュー56,5
6…が貼着されて中段部材53の外面との滑動を良好に
するようになされている。
【0031】このような伸縮ハンガー51の下段部材5
4には、救助用搬器本体40が一体に固着されている。
救助用搬器本体40は、屋根41、側構42と底板45
とで囲まれたキャビン状ないし箱状体である。側構42
には救助作業に必要な内開きの扉43および窓44を具
えている。
【0032】次に、駆動手段70は、主として原動機7
1、油圧伝動装置72とドラム77とによって巻上げ索
条78を巻き取る構成となっている。救助用搬器本体4
0の床板46と底板45との間には原動機71を具えて
いる。この原動機71としては小型のディーゼルエンジ
ン等の利用が好適である。原動機71には油圧伝動装置
72の油圧ポンプ73が連結されており、一方、油圧配
管75を経て油圧モータ74を駆動するようになってい
る。油圧モータ74には駆動軸76が連結されこれにド
ラム77が嵌着されている。
【0033】一方、前記の伸縮ハンガー51の上段部材
52には引留部材79が固着されて突出しており、これ
には巻上げ索条78との一端が引留めされている。該巻
上げ索条78は下方に引き延べられて他端は救助用搬器
本体40内に導入され、ドラム77に巻き取られ引留め
られている。
【0034】駆動手段70のこのような構成において、
原動機71によってドラム77で索条78を巻き取り、
または繰り出して伸縮ハンガー51を伸縮動作させ救助
用搬器本体40を上下に昇降させるのである。なお、前
記の油圧伝動装置72には可変速の装置を用いることと
すれば、救助用搬器本体40の昇降速度を所要の速度に
調節することができる。
【0035】以上で本実施例の装置の構成の説明を終わ
り、次には作用ないし動作について説明する。図1にお
ける常用の搬器10.10…の運転については通常の自
動循環式索道の設備の場合と全く均等である。このよう
な常用の運転を行っている場合には、救助用搬器30は
一端側または他端側の停留場1aまたは1b内の、通常
運転及び乗客扱いに支障しない箇所に格納場所を定め
て、ここに収容しておくようにする。
【0036】次に、何らかの事情によって常用の運転が
できなくなり、常用の搬器10,10…に乗客が乗車し
たまま索道線路4中に残留している場合には、この救助
用搬器30によって救助作業を行うのである。
【0037】救助用索条23は常用の索条3の系統とは
別系統の駆動装置によって駆動され、かつ、索道線路4
の途中においても別系統の受索装置27,27…と圧索
装置28,28…によって支承されているので、常用運
転系統の故障や事故による影響を受けることなく独立に
救助運転を行うことができる。こうして救助用索条23
を所要の回転方向に循環運転して、これと共に救助用搬
器30を格納箇所から救助すべき常用の搬器10の位置
に移動させる。救助用搬器30の救助用搬器本体40に
は救助作業に従事すべき係員を予め乗車させておくよう
にする。
【0038】図3は支柱5の位置における常用の搬器1
0と救助用搬器30との関係を示したものである。救助
用搬器30は常用の搬器10の循環外側に位置して、握
索機31で救助用索条23を握索し、握索機31にハン
ガー32を介して懸垂された伸縮ハンガー51には救助
用搬器本体40が上下に昇降移動可能に外挿懸架されて
いる。図3における実線で示した救助用搬器本体の位置
40Aにおいては常用の搬器10と救助用搬器本体40
とが相互に並んだ状態となっているが、救助用搬器本体
の位置40Bにおいては救助用搬器本体40は常用の搬
器10と隔離した状態となって下方に位置している。
【0039】救助に向かうため救助用搬器30を移動す
る場合には、このような下降状態に位置させて移動する
と、途中経過において索道線路4中に所在する救助対象
でない他の搬器10,10…があっても、図3の如く搬
器10と伸縮ハンガー51との間には充分の間隙があっ
て、例えば風圧などによってそれぞれが固有のローリン
グ揺動をしていても衝突や干渉のおそれがなく、救助用
搬器30は搬器10,10…の位置を支障なく通り抜け
て、救助目的の搬器10の位置に到達することができ
る。こうして救助用搬器30が救助対象の搬器10の位
置まで到達したら、次には救助用搬器本体40を図3に
おける救助用搬器本体の位置40Aまで上昇させる。
【0040】ここで、係員は図2に示した如くに駆動手
段70のディーゼルエンジンないし原動機71を運転し
て油圧伝動装置72の油圧ポンプ73を回動させると、
油圧配管75を経て作動油が圧送され、油圧ポンプ74
が回転する。これによって駆動軸76及びドラム77が
回転して巻上げ索条78がドラム77に巻き取られる。
ここで、伸縮ハンガー51においては、まず、下段部
材54が、中段部材53の外側に沿って上昇し、即ち、
中段部材53は下段部材54の内側に次第に収納され
る。この動作が限度に達すると次には中段部材53が上
段部材52の外側に沿って上昇を開始し、上段部材52
は中段部材53の内側に内挿収納される。救助用搬器本
体40は下段部材54と固着関係にあるので、前記した
ような動作によって、下段部材54の動作と共に移動し
救助用搬器本体の位置40Bから上昇する。こうして図
3のごとくに救助用搬器本体の位置40Aに達し救助す
べき常用の搬器10に横付けの状態となったところで上
昇動作を停止して救助用搬器本体40に乗っている係員
は、ここで内開きの扉43を開き、更に救助対象の搬器
10の扉11を開放して、該係員の介助、誘導のもとに
搬器10の乗客を救助用搬器本体40に移乗させ、収容
するのである。
【0041】このようにして、一の搬器10の救助作業
を終了したら、扉11及び扉43を閉じてから、該救助
用搬器本体40に未だ乗車人員に余裕があれば、更に次
の救助すべき搬器10の位置へ曳行移動して同様に救助
作業を行うのである。または、救助用搬器本体40の収
容定員に余裕がなければ、救助用搬器30を、一端、ま
たは他端の停留場1aまたは1bに曳行移動してここで
乗客を下車させるようにする。これらの曳行移動の時に
救助用搬器本体の位置40Bに下降させて行えば、索道
線路4中に他の搬器10,10…があっても干渉せず通
り抜け可能である。これらの曳行移動のとき、本救助用
搬器30に用いている握索機31は、先行技術のものの
ような転走車輪を用いていないので、救助に向かう途中
経過点に圧索装置28,28…があっても、なんら支障
なく通過可能であることは勿論である。
【0042】また、図3の場合には支柱5の位置におけ
る常用の搬器10と救助用搬器30との関係を示した
が、この他に支柱5,5の途中径間にある常用の搬器1
0の場合には該搬器10の荷重の多少に応じて索条3の
高さに上下変動を生じ、これに伴って搬器10の高さも
上下に変動する。しかし、この発明の救助用搬器30に
おいて救助用搬器本体40は上下の位置に調節が可能で
あるから、従って救助用搬器本体40を搬器10と同一
レベルに調節して横付けし、段差なく乗客を安全に移乗
させるようにすることが容易である。
【0043】上記の説明は、救助した乗客を一端または
他端の停留場1aまたは1bに下車させる場合について
のものであるが、本発明の装置においては条件が許容さ
れれば、別の乗客収容方法も可能である。即ち、本救助
装置の救助用搬器本体40は伸縮ハンガー51を最も伸
延した場合には、救助用搬器本体の位置40Cまで下降
させることが可能である。従って、当該索道設備の索道
線路4中に、常用の索条3、ないし搬器10の地上高が
比較的低い箇所があれば、乗客を収容した救助用搬器3
0をその箇所まで曳行移動して、救助用搬器本体40か
ら地上に直接に降車させるようにすることもできる。
【0044】(第2の実施例)図4は、本発明の索道に
おける救助装置の第2の実施例における全体の配設関係
を示した斜視図である。図において、一端側の停留場1
01aには滑車102aが枢設され、他端側の停留場1
01bには滑車102bが枢設されている。これらの滑
車102aと滑車102bとの間には索条103が無端
状に巻き回されている。前記の一端側の停留場101a
と他端側の停留場101bとの間の索道線路104には
支柱105,105…が立設されて前記の索条103を
支承誘導している。即ち、図4において、一の支柱10
5の支柱アーム106の両側には複数の受索輪を具えて
なる受索装置107,107を設けて索条103を支承
しており、また他方の支柱105の支柱アーム106の
両側には複数の圧索輪を具えてなる圧索装置108,1
08を設けて索条103の往復両線を圧索支承してい
る。本図の場合においても前記実施例の場合と同様に、
支柱105,105の2基のみが示されている。索条1
03には所定の間隔ごとに常用の搬器110,110…
が握索機(図示していない。)で握索して懸垂されてい
る。
【0045】このような構成において、一端側の滑車1
02a、または他端側の滑車102bの何れかを、駆動
装置を具えた原動滑車とし、他方の滑車を緊張または折
返し滑車として機能させ、この原動滑車を例えば矢印1
12の方向に回動運転することによって索条103の循
環運転が行われ、索条103の移動と共に搬器110,
110…の運行が行われる。一端側または他端側の停留
場101aまたは101bに到着した搬器110,11
0…は、索条103を放索して緩速で折返し回送され、
再び索道線路104に出発する。ここまでの記載は前記
の実施例の場合と同様に自動循環式索道の一般構成であ
る。
【0046】次に、一端側の停留場101aには一の滑
車122aと他の滑車122aとが枢設されている。ま
た、他端側の停留場102bにも一の滑車122bと他
の滑車122bとが枢設されている。こうして、一の滑
車122aと一の滑車122bとの間には救助用索条1
23が無端状に巻き回され、常用の索条103の往復両
線の一方側、例えば上り線側に沿って張架されている。
同様に、他の滑車122aと他の滑車122bとの間に
も別の救助用索条123が無端状に巻き回され、常用の
索条103の往復両線の他方側、例えば下り線側に沿っ
て張架されている。索道線路104においては、前記の
支柱105,105の支柱アーム106,106は通常
のものより更に両外側に延長された構成をなしている。
かつ、図における一方の支柱105の支柱アーム106
の一の側には複数の受索輪を具えた受索装置127,1
27が設けられ、他の側にも受索装置127,127が
設けられている。また、図示の他方の支柱105の支柱
アーム106,106においては一の側には、複数の圧
索輪を具えた圧索装置128,128が設けられ、他の
側においても圧索装置128,128が設けられてい
る。かつ、これらの受索装置127,127と127,
127及び圧索装置128,128と128,128と
は、救助用索条123または123の往復両線をそれぞ
れ受索または圧索支承している。ここで、一端の停留場
101aまたは101bの滑車122a,122aか、
または122b,122bかの何れかには非常用の駆動
装置を具えさせて、これを原動滑車として回動すること
によって、一方の救助用索条123、または他方の救助
用索条123の循環運転をそれぞれ別途に独立して行う
ことができる。
【0047】こうして図示のごとく、一方の救助用索条
123には1台の救助用搬器130を懸垂し、この救助
用索条123の循環運転と共に移動できるようにしてお
り、また、同様に他方の救助用索条123にも1台の救
助用搬器130が懸垂されて、この救助用索条123の
循環運転と共に移動できるようになっている。ここに用
いられている救助用搬器130,130の構成及び動作
は、前記の実施例の場合と全く均等であり、救助作業の
方法ないし手順も前記の実施例の場合と全く同様に実行
することができる。
【0048】本実施例の装置の場合には、常用の索道設
備の索条103の往復両線のそれぞれに沿ってそれぞれ
別の救助用索条123,123、及び救助用搬器13
0,130を保有しているので、常用の索条103の往
復両線の搬器110,110…及び110,110…に
関する救助作業を各々独立して行うことができて、早期
救助のために有効である。
【0049】また、索道線路の延長が長大な場合には、
救助用索条の循環を更に複数区間に分割して構成し、各
循環毎に救助用搬器を具えさせることもまた可能であ
り、このようにすればそれぞれの分割単位ごとに独立し
て救助作業を行うことが出来るので、救助作業を一層迅
速に行うようにすることができる。
【0050】
【発明の効果】非常時における索道設備の乗客の救助装
置として、最も一般的には下降器と救助袋を用いて乗客
を降下させるものが用いられているが、乗客に与える高
所不安感が大きく、救助に時間がかかること、及び従事
する係員の作業負担が大きいという問題があった。
【0051】これを改善するために従来技術において
は、交走式索道の場合に適した救助用搬器を用いた装置
ないし方法や、循環式索道の場合に用いるように企図さ
れ常用の索条上を走行して常用搬器の握索機上を乗り越
えて転走できるようにした救助用搬器を用いたものなど
が、既に提案されている。これらにおいては、前者の場
合には、多数台の搬器が運転される循環式索道の場合に
は利用できない欠点があり、また後者の場合には該循環
式索道の常用の索条を支持する受圧索装置に受索輪使用
の場合には問題ないが、圧索輪使用の場合にはこの位置
を救助用搬器が通過することができず、従って救助可能
の範囲に制限があるという大きな欠点があった。
【0052】しかるに、本発明の装置は複数台の常用搬
器を有する循環式索道用に好適な救助装置であって、常
用の索条とは別系統の非常用索条を別系統の駆動装置で
運転可能に添架し、この非常用索条には握索機でハンガ
ーと伸縮ハンガーを介して救助用搬器本体を懸垂したも
のであり、ハンガー及び伸縮ハンガーは常用搬器と干渉
することなく該常用搬器の側方位置を通過可能に形成し
たものであると共に、かつ、この救助用搬器は駆動手段
及び伸縮ハンガーによって上下に昇降移動可能に構成し
たものである。
【0053】この構成によって本救助装置においては常
用搬器位置の下方を干渉することなく通過して所要の被
救助常用搬器の位置へ迅速に移動することが可能であ
り、有蓋の救助用搬器を被救助常用搬器の側方ほぼ同一
水準位置に段差なく横付けして、乗客に高所不安感少な
く安全に移乗させることができる。かつ、救助した乗客
は停留場まで送り届けて降車させることもできるが、ま
た、索道線路の地上高の条件が許容すれば伸縮ハンガー
を延長して救助用搬器本体を更に下降させて乗客を地上
に降車させることも可能である。また、本救助装置は常
用の索条の上を転走する型式を用いていないので、常用
の索条が索道線路中で受索輪によって支持されている箇
所でも、圧索輪で圧索支持されている箇所でも何れの箇
所も通り抜けないし通過可能であり、従って索道線路中
の何れの箇所へでも救助に赴くことができるという特徴
を有している。
【0054】また、支柱と支柱との中間の径間にある搬
器は該搬器の荷重の多少に応じて、索条のたわみと共に
上下位置に変動を生ずることがあるが、本発明における
救助用搬器本体はこれに追従して上下高さを同一水準に
調節することが容易に可能であり、乗客救助の移乗を安
全に行わせることができる。
【0055】更に、非常の場合以外に、日常の巡視、点
検作業等にも利用することも可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の索道における救助装置の第1の実施例
における全体配設関係を示す斜視図である。
【図2】救助用搬器と伸縮ハンガーの構成を一部断面図
で示した正面図である。
【図3】常用の搬器と救助用搬器との関係を示した正面
図である。
【図4】索道における救助装置の第2の実施例における
全体配設関係を示す斜視図である。
【図5】先行技術における受索装置と救助用搬器との関
係を示す説明図である。
【図6】先行技術における圧索装置と救助用搬器との関
係を示す説明図である。
【符号の説明】
1a 一端側の停留場 1b 他端側の停留場 2a,2b 滑車 3 索条 4 索道線路 5 支柱 6 支柱アーム 7 受索装置 8 圧索装置 10 搬器 11 扉 12 矢印 22a,22b 滑車 23 救助用索条 27 受索装置 28 圧索装置 30 救助用搬器 31 握索機 31a 握子部 32 ハンガー 33 接続部 40 救助搬器本体 40A 救助搬器本体の位置 40B 救助搬器本体の位置 40C 救助搬器本体の位置 41 屋根 42 側構 43 扉 44 窓 45 底板 46 床板 51 伸縮ハンガー 52 上段部材 53 中段部材 54 下段部材 55 ガイドシュー 56 ガイドシュー 70 駆動手段 71 原動機 72 油圧伝動装置 73 油圧ポンプ 74 油圧モータ 75 油圧配管 76 駆動軸 77 ドラム 78 巻上げ索条 79 引留部材 101a 一端側の停留場 101b 他端側の停留場 102a,102b 滑車 103 索条 104 索道線路 105 支柱 106 支柱アーム 107 受索装置 108 圧索装置 110 搬器 112 矢印 122a,122b 滑車 123 救助用索条 127 受索装置 128 圧索装置 130 救助用搬器 140 救助用搬器本体 140A 救助用搬器本体の位置 140B 救助用搬器本体の位置 140C 救助用搬器本体の位置 151 伸縮ハンガー 203 索条 207 受索装置 207a 受索輪 208 圧索装置 208a 圧索輪 209 矢印 210 搬器 215 握索機 230 救助用搬器 232 ハンガー 235 走行機 235a 走行輪 240 救助用搬器本体

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】両端の滑車と滑車との間に巻き掛け張架さ
    れた索条と、該索条の移動と共に運行する搬器とを用い
    て輸送を行う索道設備において、前記索道設備の索道線
    路に沿って前記索条の系統とは別系統の駆動装置を具え
    た救助用索条を循環移動可能に張架して、前記救助用索
    条には救助用搬器を懸垂してなり、前記救助用搬器は、
    前記救助用索条を握索する握索機と、前記握索機に懸垂
    されたハンガーと、前記ハンガーに懸垂され複数段に伸
    縮摺動する伸縮ハンガーと、前記伸縮ハンガーに懸架さ
    れたものであって救助した乗客を収容すべき救助用搬器
    本体と、前記救助用搬器本体を前記伸縮ハンガーによっ
    て上下に昇降させるための駆動手段と、を具えてなる索
    道における救助装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1149749A1 (de) * 2000-04-28 2001-10-31 High Technology Investments B.V. Bergewagen und Bergeseilbahn
WO2006130030A1 (fr) * 2005-06-01 2006-12-07 Americo Cesar Sousa Jaques Systeme telescopique pneumatique ou hydraulique pour les pylones et les gares des telesieges, telecabines et autres
JP2007261547A (ja) * 2006-03-30 2007-10-11 Nippon Cable Co Ltd 索道の救助装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0374250A (ja) * 1989-05-23 1991-03-28 Von Roll Transportsyst Ag 架空索道設備

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