JP3532591B2 - 懸垂式輸送設備の搬器格納装置 - Google Patents

懸垂式輸送設備の搬器格納装置

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JP3532591B2
JP3532591B2 JP13293993A JP13293993A JP3532591B2 JP 3532591 B2 JP3532591 B2 JP 3532591B2 JP 13293993 A JP13293993 A JP 13293993A JP 13293993 A JP13293993 A JP 13293993A JP 3532591 B2 JP3532591 B2 JP 3532591B2
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隆智 井上
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、握索機に客車を懸垂し
てなる搬器を用い、曳索に曳行されて高架の運行経路に
沿って運行して輸送を行う懸垂式輸送設備における搬器
の立体格納装置に関するものである。 【0002】 【従来の技術】ここで対象としている懸垂式輸送設備と
しては、握索機に客車を懸垂した搬器を用い、曳索に曳
行されて高架の運行経路に沿って運行して輸送を行う形
式の設備、即ち複線又は三線自動循環式索道、単線又は
複式単線自動循環式索道、及び、索条に牽引されて剛体
軌条を転走する形式の索条牽引式モノレール設備等を含
んでいる。 【0003】図7は、複線又は三線自動循環式索道10
1を示した形式図である。両端の停留場102,102
の滑車103,103間には索条即ち曳索104が循環
可能に巻き回されており、かつ、停留場102,102
内には回送軌条105,105が設けられている。往復
線の運行経路106,106にはガイドウエイとして支
索107,107が張架されている。搬器110は車輪
112を具えた握索機111に客車113を懸垂した構
成のものである。 【0004】搬器110は停留場102又は102にお
いて握索機111の車輪112で回送軌条105を移送
手段、例えばチェンコンベア移送、タイア車輪摩擦移
送、或いはリニアモータ移送等によって回送移送され乗
降客扱いを行い、停留場102を出発するときには握索
機111で曳索104を握索してこれに牽引され、ガイ
ドウエイとして高架に張架された支索107を車輪11
2で転走して運行線路106における運行を行うように
したものである。こうして他方の停留場102に到着し
たときは握索機111は曳索104を放索し回送軌条1
05を転走するようにされている。曳索104は単数条
或いは複数条、用いたものが含まれる。 【0005】図8は、単線又は複式単線自動循環式索道
201を示した形式図である。停留場202,202の
滑車203,203間に支曳索204が循環して張架さ
れ、停留場202,202には回送軌条205,205
が設けられている。搬器210は車輪212を具えた握
索機211に客車213を懸垂したものである。搬器2
10は停留場202又は202において握索機211の
車輪212で回送軌条205を前記の場合と同様の移送
手段によって回送移送され乗降客扱いを行い、停留場2
02を出発するときには握索機211で支曳索204を
握索してこれに支持されかつ牽引されて運行線路206
における運行を行うようにしたものである。こうして他
方の停留場202に到着したとき握索機211は支曳索
204を放索し回送軌条205を転走するようにされて
いる。この形式のものは、支曳索204がガイドウエイ
としての支索の効用と、搬器牽引のための曳索の効用と
を兼ね具えるようにしたものである。支曳索204は一
数条或いは二条、用いたものが含まれる。 【0006】図9は、索条牽引式モノレール装置301
を示した形式図である。停留場302,302の滑車3
03,303間に曳索304が循環して張架され、停留
場302,302には回送軌条305,305が設けら
れている。往復線の運行経路306,306にはガイド
ウエイとして剛体軌条307,307が支柱等を用いて
懸架支持されている。搬器310は車輪312を具えた
握索機311に客車313を懸垂した構成のものであ
る。 【0007】搬器310は停留場302又は302にお
いて握索機311の車輪312で回送軌条305を移送
手段等によって回送移送して乗降客扱いを行い、停留場
302を出発するときには握索機311で曳索314を
握索してこれに牽引され、ガイドウエイとして高架の剛
体軌条307を車輪312で転走して運行経路306に
おける運行を行うようにしたものである。こうして他方
の停留場302に到着したときは握索機311は曳索3
04を放索し回送軌条305を転走するようにしてい
る。曳索304は単数条或いは複数条、用いたものが含
まれる。この形式の装置は、前記の図7の複線又は三線
自動循環式索道101の場合の支索107を剛体軌条3
07に置換したものに外ならない。 【0008】図7〜図9において搬器110,210又
は310はそれぞれ1台のみが図示されているが、実際
には複数台の搬器110,110…,210,210
…,又は310,310…が所定の搬器間隔ごとに次々
に運行される。また、搬器としては数人から、20人乗
り程度の少量ないし中量定員用のものが用いられる。 【0009】このように、これらの懸垂式輸送設備は、
車輪を具えた握索機に客車を懸垂した搬器を用い、握索
機で曳索又は支曳索等の索条を握索してこの索条に牽引
されて高架の運行経路に沿って運行するものであり、運
行経路のガイドウエイとして支索を用いるか、剛体軌条
を用いるか、又は支曳索がガイドウエイの効用を兼ねて
いるかの点でのみ相違があるものの、基本的な技術の点
では均等でかつ共通の技術課題を含んでおり、索条牽引
式輸送設備として一括できるものである。このような懸
垂式輸送設備においては、何れも短い間隔で搬器を次々
と運行するものであり、従って保有する搬器も多数台に
のぼり、夜間等の営業運転終了時にはこれらの搬器を格
納すべき車庫が必要である。これらの懸垂式輸送設備の
うち、これまで最も普及している自動循環式索道の場合
には停留場に付帯してこの停留場の後方等に車庫を設
け、ここに側線軌条ないし格納軌条を配設して搬器をこ
れに導き格納するようにしているが、搬器の保有台数が
多いため車庫のための用地は相当に大きくなる。単線自
動循環式索道等は従来からスキー客の輸送用や山岳観光
地用等に多用されてきたが、このような用途の建設地の
場合には山岳傾斜地であるため、車庫の用に供する広い
平坦な用地の取得が困難な場合が多かった。更に近時
は、懸垂式輸送設備を都市または近郊の地域交通用の輸
送設備として利用しようとする志向が高まっているが、
このような用途の場合には、人口密度の高い都市や住宅
地等に立地するため、広大な面積を必要とする搬器の車
庫スペースの取得は一層、困難である。 【0010】 【発明が解決しようとする課題】前記のような事情に対
して、搬器を立体的に格納し狭小な用地内に設備できる
懸垂式輸送設備のための搬器の格納装置が既に提案され
ている。特開平4−39155号公報「自動循環式索道
の搬器の立体格納装置」には、上下の位置に枢設したス
プロケット車間を無端状に循環させたチェンに複数のケ
ージを懸垂して、このケージに搬器を格納し、チェンの
循環移動と共に搬器を格納したケージも循環移動するよ
うにした、いわゆる、垂直循環型式の搬器立体格納装置
が提案されている。この装置は、搬器格納のための所要
の用地が最も少ないという利点が大きいが、一方、搬器
を格納した全ケージを同時に循環駆動するので駆動すべ
き総重量が大きく、従って動力設備も動力消費も大き
く、また一般に運転時に発生する振動騒音等が大きいと
いう欠点がある。従って、前記の地域交通用等の市街地
ないし住宅地等に立地する輸送設備に用いる場合には振
動発生等の環境問題の観点から、採用が適当でない場合
があった。 【0011】本発明は、このような事情の改善のために
なされたもので、占有する用地が少なく、かつ、動力設
備が小さく、及び動力消費が少なく、かつ、振動騒音等
の発生が少なく、市街地ないし住宅地等に立地する懸垂
式輸送設備の場合にも好適に採用することができる懸垂
式輸送設備の搬器格納装置、の提供を目的としてなされ
たものである。 【0012】 【問題を解決するための手段】この目的に対応して本発
明は、握索機に懸垂機を介して客車を懸垂してなる搬器
を用い、前記握索機で曳索を握索し該曳索に曳行されて
高架の運行経路に沿って運行して輸送を行う懸垂式輸送
設備における前記搬器を収納するための立体格納装置で
あって、昇降路を上下に昇降する昇降リフトと、前記昇
降路に沿って複数階層に配設された格納スペースと、前
記昇降リフトと前記格納スペースとの間を横行移動可能
とし横行移動方向に直線状に配設した係合ガイドレール
を有する複数の搬器繋留フレームと、を用いてなり、前
記搬器繋留フレームには少なくとも前記搬器を懸垂して
格納する格納軌条と、前記格納軌条の下方に設けられて
いて前記握索機と前記客車との間の高さ位置において前
記懸垂機と干渉して前記客車のローリングを抑制する制
振軌条を具え、前記係合ガイドレールに前記横行移動の
駆動を与える送りローラを前記昇降リフトと前記格納ス
ペースの両方に設けてなる懸垂式輸送設備の搬器格納装
置、として構成したものである。 【0013】 【作用】本発明の懸垂式輸送設備の搬器格納装置は、懸
垂式輸送設備の停留場等に設けられる。 【0014】本、搬器格納装置は、昇降路を巻上装置に
よって上下に昇降する昇降リフトを具え、昇降路に沿っ
て複数階層に格納スペースを配設してなっている。各々
の格納スペースにはそれぞれ専属の搬器繋留フレームを
具えている。かつ、この搬器繋留フレームはそれぞれ格
納スペースと昇降リフトとの間を横行装置によって横行
移送可能となっている。また、前記の昇降路に沿って入
出庫階層には入出庫口と入出庫区画を具え、停留場の側
線軌条はこの入出庫口に導き架設されて、昇降リフトの
格納軌条と連通可能となっている。 【0015】搬器を入出庫する場合には、巻上装置を駆
動して昇降リフトを昇降移動し。搬器を入庫すべき格納
スペースの最寄り階層に停止させる。次に、横行装置に
よって格納スペース内に所在する搬器繋留フレームを昇
降リフト上に横行移動させる。次には巻上装置の駆動に
より昇降リフトを昇降移動して入出庫階層に着床させ停
止させる。 【0016】ここで、停留場内の側線軌条と昇降リフト
の格納軌条とを連通させて搬器を格納軌条に乗り入れさ
せここに留置、繋留する。側線軌条と格納軌条との連通
を解いてから、次に昇降装置を作動して昇降リフトを昇
降移動させる。こうして、先に搬器繋留フレームを取り
出してきた元の格納スペースの最寄りの階層に停止さ
せ、横行装置によって積車の搬器繋留フレームを先の格
納スペース内に横行移送して返納し定位置に停止させ
る。こうして、搬器は搬器繋留フレームに繋留された状
態で格納スペース内に格納されるのである。 【0017】更にこの次にも搬器入庫の作業が連続する
場合には、昇降リフトを他の空車の格納スペース最寄り
の階層に昇降移動させて、前記と同様に動作を行わせ、
後続の入庫作業を実行する。 【0018】また、出庫作業の場合には、前記の入庫作
業とほぼ逆手順によって実行することができる。 【0019】 【実施例】図1は搬器格納装置21を懸垂式輸送設備1
の停留場2に設備した場合の配設関係の一例を示したも
ので、本図においては、懸垂式輸送設備1は単線自動循
環式索道である場合を示しているが、他の前記何れの形
式の懸垂式輸送設備の場合であっても基本的に均等であ
る。 【0020】停留場2には滑車3が枢設され、索条ない
し支曳索4が巻き回され索道線路ないし運行経路6又は
6の方向に導かれている。また停留場2内にはほぼU字
状に回送軌条5が配設されている。このような停留場2
の配設関係において、搬器10は回送軌条5を搬器移送
手段(図示していない。)によって移送されて転走し、
握索機11で支曳索4を握索し、矢印9方向に運行経路
6に向かって出発するように運行される。 【0021】停留場2の後方には搬器格納装置21が配
設されている。即ち、回送軌条5には分岐器7a,7b
が設けられており、分岐器7aから側線軌条8aが分岐
して円弧状に折り返して導かれ搬器格納装置21の入庫
口29aに達している。一方、搬器格納装置21の出庫
口29bからは側線軌条8bが導かれ架設されて分岐器
7bの位置で再び回送軌条5に合流している。 【0022】前記のような配設関係において、図2は搬
器格納装置21の全体構成を示したものである。 【0023】該、搬器格納装置21は、建築物、工作物
等の構造体22の内部に設けられている。構造体22の
中央には上下に昇降路23が貫通しこの昇降路23の上
部の巻上機室24には巻上機25が設けられている。巻
上機25の駆動車として、本実施例においてはドラム2
6,26が設けられており、懸垂部材としてドラム2
6,26に巻掛けられた索条27,27が下方に垂下さ
れている。また、索条27,27の他端には通常行われ
るようにカウンターウエイトが懸垂されるが図示は省略
されている。巻上機25の駆動車としては必要に応じて
ドラム26,26に代えてスプロケット車を用い、索条
27,27に代えてチェンを用いた構成とすることもで
きる。 【0024】昇降路23に沿って左右には格納スペース
40,40…及び40,40…が複数階層ないし多階層
に配設されている。昇降路23に沿った一箇所を入出庫
階層28とし、搬器10,10…を昇降リフト50に進
入,退出させるための入出庫室ないし入出庫区画29が
設けられている。本実施例では、中間入出庫型の場合を
示しているので入出庫階層28ないし入出庫区画29は
昇降路23の中間部位に設けられ、前記の駐車スペース
40,40…は入出庫階層28よりも上の階層と及び地
下部分を含む下方の階層との両方に配設されている。し
かしこの配設関係は立地等の条件に応じて入出庫階層の
上方のみに格納スペースを配設した下部乗入方式、又は
入出庫階層の下方のみに格納スペースを設けた上部乗入
方式等の何れを採用することも可能である。 【0025】このような構成において、搬器10の格納
を行う場合には、格納すべき格納スペース40、例えば
40Pのある階層の水準に昇降リフト50を上昇させて
し停止し、格納スペース40Pにある空車の搬器繋留フ
レーム70を昇降リフト50に横行移動させ、次に昇降
リフト50を下降移動させて入出庫階層28の入出庫区
画29に停止させる。ここで図1の、停留場2に固設の
側線軌条8aと昇降リフト50側の格納軌条78とを連
通させて搬器10を昇降リフト50内に進入させる。次
いで昇降リフト50を上昇移動させて先の格納スペース
40Pの階層の水準に停止させ、搬器10を搭載した積
車の搬器繋留フレーム70を格納スペース40Pに移送
し、こうしてこの搬器10の格納を終了する。後続の入
庫も同様にして繰り返し実行することができる。 【0026】このような全体構成、および基本動作を行
う搬器格納装置において、次に各部の詳細構成について
説明する。 【0027】先づ、昇降リフト50は図3と及び、併せ
て図5,図6に示した如き構成のものである。昇降リフ
ト50は、平面視において長方形枠体をなした上部フレ
ーム51を有し、この四隅から下方に柱部材52,5
2,52,52が垂直下方に垂下され、更にこの下方に
は平面視長方形枠体の下部フレーム53を懸垂固着し、
これらが一体関係となった立方格子形状のものである。
かつ、上部フレーム51の四隅付近の索条連結部55,
55,55,55においてはそれぞれ索条27,27,
27,27が連結されてこれに懸垂されている。また下
部フレーム53には鋼鈑等を用いてなる床部材54が貼
着ないし展設されている。 【0028】この昇降リフト50には、後記の搬器繋留
フレーム70を支承し、かつ横行移送するための横行装
置61を具えている。先ず、昇降リフト50の正面側に
は上部フレーム51のやや下方位置において柱部材5
2,52間を結んで支持フレーム62が水平位置に渡架
され固着されている。この支持フレーム62には、該昇
降フレーム50の内方に向かって複数の片持状の軸6
3,63…を並列に枢設し、これにそれぞれローラ6
4,64…を軸着して具えている。同様に、昇降リフト
50の背面側にも柱部材52,52間を結んで支持フレ
ーム62が水平位置に固着され、該昇降フレーム50の
内方に向かって複数の片持状に枢設した軸63,63…
にローラ64,64…を軸着して具えている。昇降フレ
ーム50の上部フレーム51付近には電動機を具えた駆
動装置67を設け、これによってれ伝動軸66、チェン
65,65及び軸63,63…,63,63…を介して
ローラ64,64…,64,64を回転可能とした構成
となっている。このローラ64,64…,64,64…
…は後記の如く搬器繋留フレーム70の係合ガイドレー
ル72,72と係合してこれを支承しかつ摩擦で横行移
送する。 【0029】次に、同じく図3と及び図5とによって格
納スペース40,40…の構成について説明する。前記
の如く、昇降路23に沿っては複数階層に格納スペース
40,40…,40,40…が配設され、格納スペース
40,40…には前記昇降リフト50の場合と同様にそ
れぞれ一の横行装置41又は41…を具えている。図3
には一の駐車スペース40例えば40Pを示したもので
あるが、この駐車スペース40の正面視側には構造体2
2に固設され水平位置をなした支持フレーム42が設け
られている。この支持フレーム42には、該格納スペー
ス40の内方に向かって複数の片持状の軸43,43…
を並列に枢設し、これにそれぞれローラ44,44…を
軸着して具えている。同様に、格納スペース40Pの背
面側にも構造体22に支持フレーム42が水平位置に固
着され、該格納スペース40の内方に向かって複数の片
持状の軸43,43…にローラ44,44…を軸着して
具えている。支持フレーム42の上方付近には電動機を
具えた駆動装置47を設け、これによってれ伝動軸4
6、チェン45,45及び軸43,43…,43,43
…を介してローラ44,44…,44,44を回転可能
とした構成となっている。このローラ44,44…,4
4,44……も後記の如く搬器繋留フレーム70の係合
ガイドレール72,72と係合してこれを支承しかつ摩
擦で横行移送するものである。 【0030】次に、図4によって搬器繋留フレーム70
の構成について説明する。搬器繋留フレーム70は上部
フレーム71にハンガー74,74,74を用いて格納
軌条78と及び制振軌条79a,79bを固着支持した
構成となっている。 【0031】上部フレーム71は、溝部72aまたは7
2aが正面又は背面方向に開口した溝型状部材よりなる
係合ガイドレール72,72を水平に、かつ相互に背向
方向に位置させ、これらの係合ガイドレール72,72
間に亙って、やや長尺状部材よりなる連結部材73,7
3で相互を一体関係に固着した、平面視において概形井
桁状をなしたものである。この係合ガイドレール72,
72の溝部72a,72aは前記の如くローラ44,4
4…,又はローラ64,64…と係合すべき部位であ
る。 【0032】次に、この図4に示されているように、上
部フレーム71からはハンガー74,74,74が下垂
して固着されている。一のハンガー74はハンガー部材
75と及びハンガー部材77とが対向してなっている。
即ち、一方のハンガー部材75は係合ガイドレール72
又は連結部材73に上端部が固着されて下垂したもので
この下垂した途中においては顎状に軌条支持部76を分
岐突出させ、さらに下端は屈曲状に屈曲端部75aを形
成している。他方のハンガー部材77も係合ガイドレー
ル72又は連結部材73に上端部が固着されて下垂し下
端は屈曲状に屈曲端部77aを形成したものである。本
実施例においては図示の如く、ハンガー部材75とハン
ガー部材77とよりなるハンガー74を3組、用いてお
り、一方のハンガー部材75,75,75の軌条支持部
76,76,76によって共通の格納軌条78を固着し
て水平に支持し、また、屈曲端部75a,75a,75
aによって共通の制振軌条79aを固着して水平に支持
している。また、他方のハンガー部材77,77,77
の屈曲端部77a,77a,77aによって共通の制振
軌条79bを固着し水平に支持している。かつ、後記す
る如く、搬器10を該搬器繋留フレーム70に格納ない
し繋留する場合に、格納軌条78は握索機11の車輪1
2を転動させ案内すべきガイドレールであり、制振軌条
79aと79bとはこれらの間に搬器10の懸垂機14
を導き入れて誘導し、搬器10の左右ローリング揺動を
抑止するための軌条である。 【0033】前記の如き構成を用いてなる懸垂式輸送設
備の搬器格納装置21において、次に装置の動作ないし
作用について説明する。 【0034】搬器格納装置21は図1に示した如く停留
場2に配設された側線軌条8aと側線軌条8bとの間の
区間に位置して設備されている。搬器10を格納する場
合には、分岐器7aを切り換えて回送軌条5から側線軌
条8a側に搬器進路を連通して開通させ、格納すべき搬
器10を側線軌条8aに導入しここに待機させる。 【0035】一方で、搬器格納装置21を運転して空車
の搬器繋留フレーム70を搭載した昇降リフト50を入
出庫階層28へに呼出す作業が行われる。即ち、巻上機
25によりドラム26,26を駆動して索条27,2
7,27,27を介して昇降リフト50を巻上げ又は巻
卸し、搬器10を格納すべき所望の空車の格納スペース
40、例えば40Pに向かって昇降移動させ、同一の水
準高の位置に停止させる。次に、搬器繋留フレーム70
を格納スペース40Pから昇降リフト50内に横行移送
する作業が行われる。 【0036】格納スペース40Pにおける横行装置41
の駆動装置47を駆動するとローラ44,44…及び4
4,44…が回動を開始する。また、昇降リフト50に
おける横行装置61の駆動装置67を駆動すると、ロー
ラ64,64…及び64,64…が回動を開始する。前
記の通り、搬器繋留フレーム70の係合ガイドレール7
2,72の溝部72a,72aはローラ44,44…,
44,44…と係合し摩擦移送され、次第に昇降リフト
50のローラ64,64…,64,64…側に受け渡さ
れ、こうして搬器繋留フレーム70が格納スペース40
Pから昇降リフト50上に受渡された後に駆動装置47
及び駆動装置67の運転を停止し、搬器繋留フレーム7
0を該昇降リフト50上に停止させる。 【0037】次には、巻上機25を運転してドラム2
6,26で索条27,27,27,27を巻卸し、昇降
リフト50を入出庫階層28に下降移動し停止させる。 【0038】ここで次には,搬器10を昇降リフト50
に進入させる作業が行われる。入出庫階層28は昇降リ
フト50の昇降時の安全のため、入出庫区画29として
壁又は柵等で囲んで閉鎖した区画をなしており、入庫口
29aと出庫口29bとにはそれぞれ図1に点線で示し
た扉30a又は30bが設けられ、常時は閉扉されてい
る。昇降リフト50が入出庫階層28の水準に到達する
と、入庫口29aの扉30aを開放し、停留場2の側線
軌条7aと昇降リフト50の格納軌条78とを連通させ
て、待機していた搬器10は該搬器10の握索機11に
おける車輪12,12が格納軌条78を転走し別途移送
手段または人力によって進入させ、昇降リフト50上の
所定の位置に停止させる。図5,図6は搬器10,10
が昇降リフト50内の搬器繋留フレーム70に収容され
ている状態を示している。なお、搬器10の懸垂機14
は搬器繋留フレーム70に設けられている制振軌条79
aと79bとに挟まれた領域に進入しており、これらの
制振軌条79aと79bとによって搬器10の左右ロー
リング揺動が抑止されるようにしている。また、搬器1
0の車輪12,12は搬器繋留フレーム70の格納軌条
78によって案内され、かつ、支持されているので、昇
降リフト50の床部材54は直接の用途をもっていない
が、これは作業の従事者が昇降路23のピット等に不慮
に転落することのないように安全上から設けられている
ものである。 【0039】搬器10の進入が終了したら、次には積車
の昇降リフト50の上昇が行われる。先ず、格納軌条7
8と側線軌条8aとの連通が解かれてから、扉30aを
閉鎖し、巻上機25を駆動して索条27,27,27,
27により積車の昇降リフト50を上昇移動させ、先に
搬器繋留フレーム70を取り出し空スペースとなってい
る格納スペース40Pの水準に一致させ停止させる。次
に、昇降リフト50の駆動装置67の駆動によりローラ
64,64…,64,64…を回転させると共に、格納
スペース40Pの駆動装置47の駆動によりローラ4
4,44…,44,44…を回転させると、搬器繋留フ
レーム70における係合ガイドレール72,72の溝部
72a,72aはこれらのローラ64,64…,64,
64…と、及びローラ44,44…,44,44…に順
次に支持されかつ摩擦移送され、よって積車の搬器繋留
フレーム70は格納スペース40P内に送り込まれる。
こうして所定の位置まで達したら駆動装置47,67を
同時に停止し、搬器10は搬器繋留フレーム70に繋留
された状態で格納スペース40P内に格納される。後続
の入庫すべき搬器10がある場合には前記と同様作業を
繰り返して行って格納する。 【0040】以上は、入庫作業の場合について記載した
のであるが、出庫の場合には前記とほぼ逆手順で行われ
る。 【0041】搬器10の出庫を行う場合には、出庫すべ
き所要の搬器10が格納されている格納スペース40、
例えば40Pの水準に昇降リフト50を昇降移動させ、
次いで駆動装置47及び67を駆動してローラ44,4
4…,44,44…とローラ64,64…,64,64
…とを回転させ、積車の搬器格納フレーム70を格納ス
ペース40Pから昇降リフト50に移送する。次に、昇
降リフト50を下降移動させて入出庫区画29の水準に
着床させ、出庫口29b側の扉30bを開放し、格納軌
条78と停留場2の出庫側の側線軌条8bとを連通さ
せ、搬器10を側線軌条8bに移送するのである。こう
して、分岐器5bを切り換えて側線軌条8bと回送軌条
5とを連通し、格納されていた搬器10を通常運行中に
加入させることができる。 【0042】後続の出庫作業を行う場合には前記と同様
に繰り返し作業を行うことができる。 【0043】本実施例においては懸垂式輸送設備が単線
自動循環式索道の場合について記載したが、懸垂式輸送
設備が前記した他の方式、即ち、複線又は三線自動循環
式索道、索条牽引式モノレール設備等の場合においても
同様に成立することは明らかである。即ち、図8,図9
の如くこれらの形式の装置においても握索機111には
車輪112,112を有し、又は握索機311には車輪
312,312を有しているから、本実施例に示した搬
器繋留フレーム70及び格納軌条78と均等構成のもの
にこれら車輪112,112又は312,312を転走
させ導入すれば、搬器を懸垂状態で昇降リフトに搭載す
ることがが可能であり、かつ横行装置で格納スペースに
移送し収容することができるのは明らかである。 【0044】また、本実施例においては、横行装置にロ
ーラと係合ガイドレールの溝部との係合によって横行移
送を行うローラコンベア方式の場合を示したが、この外
に、横行装置をチェン及びラチェットの係合によって移
送を行うチェンコンベア移送方式としても同様の目的を
達することができる。 【0045】 【発明の効果】懸垂式輸送設備は、車輪を具えた握索機
に客車を懸垂した搬器を用い、握索機で曳索又は支曳索
等の索条を握索してこの索条に牽引されて高架の運行経
路に沿って運行してするものであるが、何れも短い発車
間隔で搬器を次々と運行するものであるから,保有する
搬器も多数台にのぼり、営業運転終了時にはこれらの搬
器を格納すべき車庫が必要である。このための占有用地
は相当に大きくなり、単線自動循環式索道等の用途で山
岳傾斜地に立地するものにおいても、車庫に供する広い
平坦な用地の造成ないし取得が困難な場合が多かった。
更に近時は、懸垂式輸送設備を都市または近郊の地域交
通用の輸送設備として利用しようとする機運が高まって
いるが、このような用途の場合には、人口密度の高い都
市や住宅地等に立地するため、搬器の車庫スペースの取
得は一層、困難である。 【0046】このような事情の解決のため、搬器を立体
的に格納しよう用とする試みとして垂直循環式の搬器格
納装置が既に提案されているが、この装置は搬器をを格
納した全ケージを同時に循環駆動するので、駆動すべき
全体重量が大きく、従って動力設備も動力消費も大き
く、また一般に運転時に発生する振動騒音等が大きいと
いう欠点があった。従って、前記の地域交通用等の市街
地ないし住宅地等に立地する輸送設備として用いる場合
には振動発生等の環境問題の観点から、採用が適当でな
かった。 【0047】本発明の懸垂式輸送設備の搬器格納装置
は、エレベータ式の搬器格納装置として企図したもの
で、搬器を格納するための占有用地が少ないことと共
に、昇降リフトと搬器繋留フレームとで格納対象とする
搬器のみを昇降リフト又は横行装置で移動させるもので
あるから、垂直循環式の設備のように全ケージ及び格納
搬器をその都度、正逆回転移動させるものとは異なっ
て、動力設備及び使用動力は最小限で済み、かつ、発生
する振動騒音も最小限となる利点がある。 【0048】従って、山岳傾斜地に立地する懸垂式輸送
設備のみでなく、特に、地域交通用等に市街地ないし住
宅地等に立地する懸垂式輸送設備の場合にも好適に採用
することができるものである。
【図面の簡単な説明】 【図1】 懸垂式輸送設備の停留場における搬器格納装
置の配設関係位置の一例を示す平面図である。 【図2】 搬器格納装置の全体を示す正面図である。 【図3】 昇降リフトと格納スペースとを示す斜視図で
ある。 【図4】 搬器繋留フレームを示す斜視図である。 【図5】 搬器が搭載された状態の昇降リフトと、格納
スペースとを示す正面図である。 【図6】 搬器が搭載された状態の昇降リフトを示す側
面図である。 【図7】 本発明が対象とする懸垂式輸送設備のうち複
線又は三線循環式索道を示す形式図である。 【図8】 本発明が対象とする懸垂式輸送設備のうち単
線又は複式単線自動循環式索道を示す形式図である。 【図9】 本発明が対象とする懸垂式輸送設備のうち索
条牽引式モノレール装置を示す形式図である。 【符号の説明】 1 懸垂式輸送設備 2 停留場 3 滑車 4 支曳索 5 回送軌条 6 運行経路 7a,7b 分岐器 8a,8b 側線軌条 9 矢印 10 搬器 11 握索機 12 車輪 13 客車 14 懸垂機 21 搬器格納装置 22 構造体 23 昇降路 24 巻上機室 25 巻上機 26 ドラム 27 索条 28 入出庫階層 29 入出庫区画 29a 入庫口 29b 出庫口 30a,30b 扉 40,40P 格納スペース 41 横行装置 42 支持フレーム 43 軸 44 ローラ 45 チェン 46 伝動軸 47 駆動装置 50 昇降リフト 51 上部フレーム 52 柱部材 53 下部フレーム 54 床部材 55 索条連結部 61 横行装置 62 支持フレーム 63 軸 64 ローラ 65 チェン 66 伝動軸 67 駆動装置 70 搬器繋留フレーム 71 上部フレーム 72 係合ガイドレール 72a 溝部 73 連結部材 74 ハンガー 75 ハンガー部材 75a 屈曲端部 76 軌条支持部 77 ハンガー部材 77a 屈曲端部 78 格納軌条 79a,79b 制振軌条 101 複線又は三線自動循環式索道 102 停留場 103 滑車 104 曳索 105 回送軌条 106 運行経路 107 支索 110 搬器 111 握索機 112 車輪 113 客車 201 単線又は複式単線自動循環式索道 202 停留場 203 滑車 204 支曳索 205 回送軌条 206 運行経路 210 搬器 211 握索機 212 車輪 213 客車 301 索条牽引式モノレール装置 302 停留場 303 滑車 304 曳索 305 回送軌条 306 運行経路 307 剛体軌条 310 搬器 311 握索機 312 車輪 313 客車
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−39155(JP,A) 特開 平1−256672(JP,A) 特開 昭59−223554(JP,A) 特開 昭61−221467(JP,A) 特開 平5−106359(JP,A) 特開 昭50−156103(JP,A) 実開 昭64−36468(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B61B 12/00 B61B 12/02 E04H 6/18 615 E04H 6/18 606

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】握索機に懸垂機を介して客車を懸垂してな
    る搬器を用い、前記握索機で曳索を握索し該曳索に曳行
    されて高架の運行経路に沿って運行して輸送を行う懸垂
    式輸送設備における前記搬器を収納するための立体格納
    装置であって、 昇降路を上下に昇降する昇降リフトと、 前記昇降路に沿って複数階層に配設された格納スペース
    と、 前記昇降リフトと前記格納スペースとの間を横行移動可
    能とし横行移動方向に直線状に配設した係合ガイドレー
    ルを有する複数の搬器繋留フレームと、を用いてなり、 前記搬器繋留フレームには少なくとも前記搬器を懸垂し
    格納する格納軌条と、前記格納軌条の下方に設けられ
    ていて前記握索機と前記客車との間の高さ位置において
    前記懸垂機と干渉して前記客車のローリングを抑制する
    制振軌条を具え、前記係合ガイドレールに前記横行移動
    の駆動を与える送りローラを前記昇降リフトと前記格納
    スペースの両方に設けてなる懸垂式輸送設備の搬器格納
    装置。
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