JPH08110174A - 精錬容器への煉瓦積付け装置 - Google Patents
精錬容器への煉瓦積付け装置Info
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- JPH08110174A JPH08110174A JP24787594A JP24787594A JPH08110174A JP H08110174 A JPH08110174 A JP H08110174A JP 24787594 A JP24787594 A JP 24787594A JP 24787594 A JP24787594 A JP 24787594A JP H08110174 A JPH08110174 A JP H08110174A
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- bricks
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- Furnace Housings, Linings, Walls, And Ceilings (AREA)
- Carbon Steel Or Casting Steel Manufacturing (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 炉内へ持ち込む機械装置を極力少なくして、
小型転炉でも容易に積付けを行うことのできる煉瓦積付
け装置を得る。 【構成】 転炉2の炉口に旋回レール6を設け、この旋
回レール6上に旋回フレーム7を載置する。そして、こ
の旋回フレーム7に鉛直向きに伸縮ロッド12を支持
し、この伸縮ロッド12の下端に多関節型のジブ13を
枢支し、このジブ13の先端部に首振り自在なバキュー
ムユニット28および先端操作盤31,操作把手32等
を設けて、吸着パッド30により吸着保持した煉瓦4を
旋回フレーム7の旋回,ジブ13の水平回動および伸縮
ロッド12の伸縮により転炉2の内壁の所望箇所に積付
けるようにする。
小型転炉でも容易に積付けを行うことのできる煉瓦積付
け装置を得る。 【構成】 転炉2の炉口に旋回レール6を設け、この旋
回レール6上に旋回フレーム7を載置する。そして、こ
の旋回フレーム7に鉛直向きに伸縮ロッド12を支持
し、この伸縮ロッド12の下端に多関節型のジブ13を
枢支し、このジブ13の先端部に首振り自在なバキュー
ムユニット28および先端操作盤31,操作把手32等
を設けて、吸着パッド30により吸着保持した煉瓦4を
旋回フレーム7の旋回,ジブ13の水平回動および伸縮
ロッド12の伸縮により転炉2の内壁の所望箇所に積付
けるようにする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、転炉等の各種精錬容
器、特に小型炉の内張り形成のための煉瓦積付け装置に
関するものである。
器、特に小型炉の内張り形成のための煉瓦積付け装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、各種の窯炉,精錬容器等の施工
に際しては、鉄皮にパーマ煉瓦を施した後、内張り形成
のために当該精錬容器等の炉底部または直胴部にブロッ
ク状の耐火煉瓦を積付け施工するという工法が採られて
いる。ところで、最近、このような積付け施工に使用す
る煉瓦として長尺かつ大型の煉瓦を採用する傾向にある
ことから、積付けを人力のみに頼るのが極めて困難にな
ってきている。そのため、この積付け施工を機械装置を
用いて行うようにしたものがいろいろと提案され、実施
されてきている。
に際しては、鉄皮にパーマ煉瓦を施した後、内張り形成
のために当該精錬容器等の炉底部または直胴部にブロッ
ク状の耐火煉瓦を積付け施工するという工法が採られて
いる。ところで、最近、このような積付け施工に使用す
る煉瓦として長尺かつ大型の煉瓦を採用する傾向にある
ことから、積付けを人力のみに頼るのが極めて困難にな
ってきている。そのため、この積付け施工を機械装置を
用いて行うようにしたものがいろいろと提案され、実施
されてきている。
【0003】従来より知られている煉瓦積付け装置の一
例として、例えば特開平4−21712号公報に開示さ
れているように、転炉の中心に支柱を立設するととも
に、この支柱に沿って昇降台を昇降自在に設け、この昇
降台上にテーブルリフタと煉瓦ハンドリング装置とを旋
回自在に設けるようにしたものがある。
例として、例えば特開平4−21712号公報に開示さ
れているように、転炉の中心に支柱を立設するととも
に、この支柱に沿って昇降台を昇降自在に設け、この昇
降台上にテーブルリフタと煉瓦ハンドリング装置とを旋
回自在に設けるようにしたものがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の積付け装置では、当該積付け装置の各構成部材を全
て炉内に持ち込むようにしているため、この積付け装置
を例えば80t程度の小型転炉に適用しようとした場
合、炉内スペースのかなりの部分を機械装置が占めるた
め積付け作業が極めて困難になってしまうという問題点
があった。また、小型転炉においては、炉口が小さいた
めに当該積付け装置を炉内に搬入することができない場
合があり、その場合には築炉作業者の手積みに頼らざる
を得ないのが実情である。
来の積付け装置では、当該積付け装置の各構成部材を全
て炉内に持ち込むようにしているため、この積付け装置
を例えば80t程度の小型転炉に適用しようとした場
合、炉内スペースのかなりの部分を機械装置が占めるた
め積付け作業が極めて困難になってしまうという問題点
があった。また、小型転炉においては、炉口が小さいた
めに当該積付け装置を炉内に搬入することができない場
合があり、その場合には築炉作業者の手積みに頼らざる
を得ないのが実情である。
【0005】本発明は、このような問題点を解消するた
めになされたもので、炉内へ持ち込む機械装置を極力少
なくして、小型転炉でも容易に積付けを行うことのでき
る精錬容器への煉瓦積付け装置を提供することを目的と
する。
めになされたもので、炉内へ持ち込む機械装置を極力少
なくして、小型転炉でも容易に積付けを行うことのでき
る精錬容器への煉瓦積付け装置を提供することを目的と
する。
【0006】
【課題を解決するための手段】前述された目的を達成す
るために、本発明に係る精錬容器への煉瓦積付け装置
は、精錬容器の内張り形成のための煉瓦を積付ける精錬
容器への煉瓦積付け装置において、前記精錬容器の炉口
に設けられる環状レールと、この環状レール上に載置さ
れてその環状レールに沿って旋回する旋回フレームと、
この旋回フレームに懸垂される煉瓦積付け機とを備える
ことを特徴とするものである。
るために、本発明に係る精錬容器への煉瓦積付け装置
は、精錬容器の内張り形成のための煉瓦を積付ける精錬
容器への煉瓦積付け装置において、前記精錬容器の炉口
に設けられる環状レールと、この環状レール上に載置さ
れてその環状レールに沿って旋回する旋回フレームと、
この旋回フレームに懸垂される煉瓦積付け機とを備える
ことを特徴とするものである。
【0007】
【作用】本発明においては、煉瓦積付け機を懸垂する旋
回フレームおよびその旋回フレームを載置する環状レー
ルが精錬容器の炉口およびその炉口の上方に設けられて
いるので、積付け装置自体が積付け作業の邪魔になるよ
うなことはなく、小型転炉であっても積付け作業が容易
に行われる。
回フレームおよびその旋回フレームを載置する環状レー
ルが精錬容器の炉口およびその炉口の上方に設けられて
いるので、積付け装置自体が積付け作業の邪魔になるよ
うなことはなく、小型転炉であっても積付け作業が容易
に行われる。
【0008】本発明の実施態様として、前記煉瓦積付け
機は、旋回フレームに支持されて鉛直向きに伸縮される
伸縮ロッドと、この伸縮ロッドの下端に一端部が枢支さ
れて水平面内で回動自在とされる多関節型の水平ジブ
と、この水平ジブの他端部に設けられ前記煉瓦を吸着保
持する首振り自在な吸着部材と、前記水平ジブの他端部
近傍に設けられ前記旋回フレームの旋回操作,前記伸縮
ロッドの伸縮操作および前記吸着部材の吸着・解放操作
を行う操作部材とを備えたものとするのが好適である。
機は、旋回フレームに支持されて鉛直向きに伸縮される
伸縮ロッドと、この伸縮ロッドの下端に一端部が枢支さ
れて水平面内で回動自在とされる多関節型の水平ジブ
と、この水平ジブの他端部に設けられ前記煉瓦を吸着保
持する首振り自在な吸着部材と、前記水平ジブの他端部
近傍に設けられ前記旋回フレームの旋回操作,前記伸縮
ロッドの伸縮操作および前記吸着部材の吸着・解放操作
を行う操作部材とを備えたものとするのが好適である。
【0009】この場合、前記吸着部材は、前記精錬容器
内の煉瓦積付け位置に応じて長さの異なるものに取替え
可能な昇降軸を介して前記水平ジブの他端部に取り付け
るようにするのが好ましく、こうすることで、精錬容器
の内壁の所望箇所への煉瓦積付けを容易に行うことがで
きる。
内の煉瓦積付け位置に応じて長さの異なるものに取替え
可能な昇降軸を介して前記水平ジブの他端部に取り付け
るようにするのが好ましく、こうすることで、精錬容器
の内壁の所望箇所への煉瓦積付けを容易に行うことがで
きる。
【0010】
【実施例】次に、本発明による精錬容器への煉瓦積付け
装置の具体的実施例について、図面を参照しつつ説明す
る。
装置の具体的実施例について、図面を参照しつつ説明す
る。
【0011】図1には、本発明の一実施例に係る煉瓦積
付け装置を転炉内での積付け状態で示す正面図が、図2
には、同実施例の煉瓦積付け装置の平面図がそれぞれ示
されている。
付け装置を転炉内での積付け状態で示す正面図が、図2
には、同実施例の煉瓦積付け装置の平面図がそれぞれ示
されている。
【0012】この実施例の煉瓦積付け装置1は、転炉2
の鉄皮・パーマ煉瓦3の内側に内張り用煉瓦4を積み付
けるための所謂内張り施工に用いられる。転炉2の炉口
には炉口金物5が取り付けられ、この炉口金物5上に環
状の旋回レール6が据え付け,固定される。そして、こ
の旋回レール6上には平面視八角形状に形成される旋回
フレーム7が載置される。
の鉄皮・パーマ煉瓦3の内側に内張り用煉瓦4を積み付
けるための所謂内張り施工に用いられる。転炉2の炉口
には炉口金物5が取り付けられ、この炉口金物5上に環
状の旋回レール6が据え付け,固定される。そして、こ
の旋回レール6上には平面視八角形状に形成される旋回
フレーム7が載置される。
【0013】旋回フレーム7には旋回モータ8が設置さ
れるとともに、旋回レール6上を転動する車輪9が取り
付けられ、旋回モータ8の駆動により車輪9が回転され
ることにより旋回フレーム7が旋回レール6に沿って水
平面内で回転可能とされている。また、旋回フレーム7
には複数個の立ローラ10が取り付けられ、これら立ロ
ーラ10が旋回レール6の側面に摺接することによって
旋回フレーム7の回転が案内されるようになっている。
れるとともに、旋回レール6上を転動する車輪9が取り
付けられ、旋回モータ8の駆動により車輪9が回転され
ることにより旋回フレーム7が旋回レール6に沿って水
平面内で回転可能とされている。また、旋回フレーム7
には複数個の立ローラ10が取り付けられ、これら立ロ
ーラ10が旋回レール6の側面に摺接することによって
旋回フレーム7の回転が案内されるようになっている。
【0014】前記旋回フレーム7には、鉛直下方に向け
て巻上げモータ11の駆動によりテレスコープ状に多段
(図示の例では3段)に伸縮可能な伸縮ロッド12が設
けられている。そして、この伸縮ロッド12の下端には
ジブ13が水平面内で回動可能に取り付けられている。
なお、図1において伸縮ロッド12の最伸長位置が二点
鎖線により示されている。
て巻上げモータ11の駆動によりテレスコープ状に多段
(図示の例では3段)に伸縮可能な伸縮ロッド12が設
けられている。そして、この伸縮ロッド12の下端には
ジブ13が水平面内で回動可能に取り付けられている。
なお、図1において伸縮ロッド12の最伸長位置が二点
鎖線により示されている。
【0015】図3および図4に示されているように、ジ
ブ13は、基端部が伸縮ロッド12の下端部に固定され
たブラケット14に第1関節軸15を介して枢支された
箱型構造の第1アーム16と、基端部が第1アーム16
の先端部に第1アームブラケット17,第1アーム軸承
筒18および第2関節軸19を介して枢支された箱型構
造の第2アーム20と、基端部が第2アーム20の先端
部に第2アームブラケット21,第2アーム軸承筒22
および第3関節軸23を介して枢支された箱型構造の第
3アーム24を備えている。そして、この第3アーム2
4の先端には、その第3アーム24に対して回動自在で
かつ上下動可能な昇降軸25を内蔵するクロスヘッド2
6が設けられ、さらに、前記昇降軸25の下端には先端
支持アーム27を介してバキュームユニット28が設け
られている。また、クロスヘッド26の上方には、後述
の吸着パッド30に吸着された煉瓦4の着床を昇降軸2
5の上昇によって検出するリミットスイッチ29が設け
られている。なお、第1アーム16はブラケット14に
対して240°の角度範囲に亙って回動可能であり、ま
た、第2アーム20および第3アーム24は、第1アー
ム16および第2アーム20に対してそれぞれ270°
の角度範囲に亙って回動可能である。
ブ13は、基端部が伸縮ロッド12の下端部に固定され
たブラケット14に第1関節軸15を介して枢支された
箱型構造の第1アーム16と、基端部が第1アーム16
の先端部に第1アームブラケット17,第1アーム軸承
筒18および第2関節軸19を介して枢支された箱型構
造の第2アーム20と、基端部が第2アーム20の先端
部に第2アームブラケット21,第2アーム軸承筒22
および第3関節軸23を介して枢支された箱型構造の第
3アーム24を備えている。そして、この第3アーム2
4の先端には、その第3アーム24に対して回動自在で
かつ上下動可能な昇降軸25を内蔵するクロスヘッド2
6が設けられ、さらに、前記昇降軸25の下端には先端
支持アーム27を介してバキュームユニット28が設け
られている。また、クロスヘッド26の上方には、後述
の吸着パッド30に吸着された煉瓦4の着床を昇降軸2
5の上昇によって検出するリミットスイッチ29が設け
られている。なお、第1アーム16はブラケット14に
対して240°の角度範囲に亙って回動可能であり、ま
た、第2アーム20および第3アーム24は、第1アー
ム16および第2アーム20に対してそれぞれ270°
の角度範囲に亙って回動可能である。
【0016】前記バキュームユニット28は、先端支持
アーム27に対して水平面内で旋回(首振り)自在とさ
れ、先端下部に吸着パッド30を備えるとともに、この
吸着パッド30の基端側に先端操作盤31および操作把
手32を備えている。ここで、先端操作盤31は、昇降
操作ハンドル33により巻上げモータ11の正逆回転を
切り換えて伸縮ロッド12の上昇,下降を操作する昇降
操作スイッチ,旋回モータ8の駆動,停止を切り換えて
旋回フレーム7の旋回操作する旋回操作スイッチ,巻上
げモータ11および旋回モータ8の電源押釦,吸着パッ
ド30の吸着ON−OFF押釦,真空圧確認ランプ,吸
着作動ランプ等から構成されている。なお、昇降操作ハ
ンドル33は図3で矢印Aで示す方向に操作されて、中
央位置で停止,上方位置で上昇,下方位置で下降の各操
作がなされ、巻上げモータ11はこの昇降操作ハンドル
33の位置に比例した速度で回転される。
アーム27に対して水平面内で旋回(首振り)自在とさ
れ、先端下部に吸着パッド30を備えるとともに、この
吸着パッド30の基端側に先端操作盤31および操作把
手32を備えている。ここで、先端操作盤31は、昇降
操作ハンドル33により巻上げモータ11の正逆回転を
切り換えて伸縮ロッド12の上昇,下降を操作する昇降
操作スイッチ,旋回モータ8の駆動,停止を切り換えて
旋回フレーム7の旋回操作する旋回操作スイッチ,巻上
げモータ11および旋回モータ8の電源押釦,吸着パッ
ド30の吸着ON−OFF押釦,真空圧確認ランプ,吸
着作動ランプ等から構成されている。なお、昇降操作ハ
ンドル33は図3で矢印Aで示す方向に操作されて、中
央位置で停止,上方位置で上昇,下方位置で下降の各操
作がなされ、巻上げモータ11はこの昇降操作ハンドル
33の位置に比例した速度で回転される。
【0017】本実施例の煉瓦積付け装置1では、前記リ
ミットスイッチ29以外に、安全装置として、第1アー
ム16および第2アーム20の下面に降下安全板34が
設けられるとともに、この降下安全板34に対向する第
2アーム20の下面に降下安全センサ35が設けられ、
ジブ13の降下時に人体もしくは異物が降下安全板34
に当たると、降下安全センサ35が作動して巻上げモー
タ11が停止するようになっている。さらに、図には明
示されていないが、伸縮ロッド12の上限位置および下
限位置を検出するリミットスイッチがそれぞれ設けら
れ、これらのリミットスイッチが作動されることにより
巻上げモータ11が自動的に停止するように構成されて
いる。
ミットスイッチ29以外に、安全装置として、第1アー
ム16および第2アーム20の下面に降下安全板34が
設けられるとともに、この降下安全板34に対向する第
2アーム20の下面に降下安全センサ35が設けられ、
ジブ13の降下時に人体もしくは異物が降下安全板34
に当たると、降下安全センサ35が作動して巻上げモー
タ11が停止するようになっている。さらに、図には明
示されていないが、伸縮ロッド12の上限位置および下
限位置を検出するリミットスイッチがそれぞれ設けら
れ、これらのリミットスイッチが作動されることにより
巻上げモータ11が自動的に停止するように構成されて
いる。
【0018】また、前記昇降軸25は比較的長尺の補助
昇降軸36(図1参照)に取り替え可能とされており、
それによって伸縮ロッド12のストロークが限られてい
る場合でも炉底部およびその炉底部近傍における煉瓦4
の積付けが可能になるようにされている。さらに、前記
バキュームユニット28においては、先端部の吸着パッ
ド30が炉底用の大型の吸着パッド37(図1参照)に
取り替え可能とされている。この炉底用吸着パッド37
は、バキュームユニット28の先端部にチェーン38を
介して吊り下げられ、それによって吸着パッド37の傾
斜角度が煉瓦4の積付け角度に応じて自由に変えられる
ようになっている。
昇降軸36(図1参照)に取り替え可能とされており、
それによって伸縮ロッド12のストロークが限られてい
る場合でも炉底部およびその炉底部近傍における煉瓦4
の積付けが可能になるようにされている。さらに、前記
バキュームユニット28においては、先端部の吸着パッ
ド30が炉底用の大型の吸着パッド37(図1参照)に
取り替え可能とされている。この炉底用吸着パッド37
は、バキュームユニット28の先端部にチェーン38を
介して吊り下げられ、それによって吸着パッド37の傾
斜角度が煉瓦4の積付け角度に応じて自由に変えられる
ようになっている。
【0019】以上のように構成される煉瓦積付け装置1
の動作を以下に説明する。この煉瓦積付け装置1を使用
する際には、内張り用煉瓦4を予め図示されないホイス
ト等を用いて転炉2内に設けられる煉瓦パレット上に搬
入する。
の動作を以下に説明する。この煉瓦積付け装置1を使用
する際には、内張り用煉瓦4を予め図示されないホイス
ト等を用いて転炉2内に設けられる煉瓦パレット上に搬
入する。
【0020】この状態で、転炉2内の図示されない作業
床(組立足場またはテーブルリフター)上にいる作業者
は、操作把手32を持ちながら先端操作盤31のモータ
電源押釦を操作して旋回モータ8を回転駆動して旋回フ
レーム7を所定の旋回位置まで旋回させるとともに、巻
上げモータ11を回転駆動させて伸縮ロッド12を所定
高さ位置まで伸縮させる。次いで、図4で二点鎖線で示
すように、操作把手32を操作してジブ13の各アーム
16,20,24およびバキュームユニット28を水平
面内で回動させつつ、昇降操作ハンドル33によって吸
着パッド30が煉瓦パレット上の最上層の煉瓦4の上方
に位置するように伸縮ロッド12を昇降操作する。そし
て、吸着ON−OFF押釦を押圧操作して最上層の煉瓦
4を吸着パッド30により吸着する。
床(組立足場またはテーブルリフター)上にいる作業者
は、操作把手32を持ちながら先端操作盤31のモータ
電源押釦を操作して旋回モータ8を回転駆動して旋回フ
レーム7を所定の旋回位置まで旋回させるとともに、巻
上げモータ11を回転駆動させて伸縮ロッド12を所定
高さ位置まで伸縮させる。次いで、図4で二点鎖線で示
すように、操作把手32を操作してジブ13の各アーム
16,20,24およびバキュームユニット28を水平
面内で回動させつつ、昇降操作ハンドル33によって吸
着パッド30が煉瓦パレット上の最上層の煉瓦4の上方
に位置するように伸縮ロッド12を昇降操作する。そし
て、吸着ON−OFF押釦を押圧操作して最上層の煉瓦
4を吸着パッド30により吸着する。
【0021】次に、操作把手32を操作してジブ13の
各アーム16,20,24およびバキュームユニット2
8を水平面内で回動させつつ、昇降操作ハンドル33に
よって伸縮ロッド12を昇降操作し、図4で実線で示す
ように、煉瓦4を転炉2内壁の所望の積付け位置まで移
動させ、次いで、吸着ON−OFF押釦の押圧操作によ
って吸着パッド30の吸着力を解除し、所望の箇所への
積付けを行う。なお、炉底部およびその炉底部の近傍位
置への煉瓦4の積付けに際しては、昇降軸25を補助昇
降軸36に取り替え、吸着パッド30を炉底用吸着パッ
ド37に取り替えるなどして積付けが行われる。
各アーム16,20,24およびバキュームユニット2
8を水平面内で回動させつつ、昇降操作ハンドル33に
よって伸縮ロッド12を昇降操作し、図4で実線で示す
ように、煉瓦4を転炉2内壁の所望の積付け位置まで移
動させ、次いで、吸着ON−OFF押釦の押圧操作によ
って吸着パッド30の吸着力を解除し、所望の箇所への
積付けを行う。なお、炉底部およびその炉底部の近傍位
置への煉瓦4の積付けに際しては、昇降軸25を補助昇
降軸36に取り替え、吸着パッド30を炉底用吸着パッ
ド37に取り替えるなどして積付けが行われる。
【0022】以上のような動作を繰り返し行うことによ
り、煉瓦4は転炉2の下部から上部に向けて順次積付け
られる。
り、煉瓦4は転炉2の下部から上部に向けて順次積付け
られる。
【0023】前述の積付け動作において、吸着パッド3
0に吸着された煉瓦4の着床時には、クロスヘッド26
の昇降軸25が上昇してその昇降軸25の上端部により
リミットスイッチ29が操作され、この操作によって巻
上げモータ11が自動停止する。こうすることで、ジブ
13の自重によって吸着パッド30に異常な力がかかる
のを回避することができる。なお、積付け動作中の吸着
パッド30の作動状態は、真空圧確認ランプ,吸着作動
ランプによって確認可能である。
0に吸着された煉瓦4の着床時には、クロスヘッド26
の昇降軸25が上昇してその昇降軸25の上端部により
リミットスイッチ29が操作され、この操作によって巻
上げモータ11が自動停止する。こうすることで、ジブ
13の自重によって吸着パッド30に異常な力がかかる
のを回避することができる。なお、積付け動作中の吸着
パッド30の作動状態は、真空圧確認ランプ,吸着作動
ランプによって確認可能である。
【0024】この実施例によれば、煉瓦積付け機を懸垂
する旋回フレーム7が転炉2の炉口に設けられているの
で、積付け装置自体が積付け作業の邪魔になるようなこ
とはなく、また、前記旋回フレーム7により懸垂される
伸縮ロッド12が設けられ、この伸縮ロッド12に水平
面内で回動可能な多関節型のジブ13が取り付けられて
いるので、コンパクトな構成で小廻りがきき、内張り煉
瓦を効率良く積付けることができ、小型転炉であっても
積付け作業を容易に行うことができる。
する旋回フレーム7が転炉2の炉口に設けられているの
で、積付け装置自体が積付け作業の邪魔になるようなこ
とはなく、また、前記旋回フレーム7により懸垂される
伸縮ロッド12が設けられ、この伸縮ロッド12に水平
面内で回動可能な多関節型のジブ13が取り付けられて
いるので、コンパクトな構成で小廻りがきき、内張り煉
瓦を効率良く積付けることができ、小型転炉であっても
積付け作業を容易に行うことができる。
【0025】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明によれ
ば、コンパクトな構成で作業性の向上が図れるととも
に、炉内へ持ち込む機械装置を極力少なくして、小型転
炉でも容易に積付けを行うことができる。
ば、コンパクトな構成で作業性の向上が図れるととも
に、炉内へ持ち込む機械装置を極力少なくして、小型転
炉でも容易に積付けを行うことができる。
【図1】本発明の一実施例に係る煉瓦積付け装置を転炉
内での積付け状態で示す正面図
内での積付け状態で示す正面図
【図2】本発明の一実施例に係る煉瓦積付け装置の平面
図
図
【図3】本発明の一実施例に係る煉瓦積付け装置の要部
拡大正面図
拡大正面図
【図4】本発明の一実施例に係る煉瓦積付け装置の要部
拡大平面図
拡大平面図
1 煉瓦積付け装置 2 転炉(精錬容器) 4 煉瓦 6 旋回レール(環状レール) 7 旋回フレーム 8 旋回モータ 11 巻上げモータ 12 伸縮ロッド 13 ジブ(水平ジブ) 16 第1アーム 20 第2アーム 24 第3アーム 25 昇降軸 28 バキュームユニット 30,37 吸着パッド 31 先端操作盤 32 操作把手 33 昇降操作ハンドル 36 補助昇降軸
Claims (3)
- 【請求項1】 精錬容器の内張り形成のための煉瓦を積
付ける精錬容器への煉瓦積付け装置において、前記精錬
容器の炉口に設けられる環状レールと、この環状レール
上に載置されてその環状レールに沿って旋回する旋回フ
レームと、この旋回フレームに懸垂される煉瓦積付け機
とを備えることを特徴とする精錬容器への煉瓦積付け装
置。 - 【請求項2】 前記煉瓦積付け機は、前記旋回フレーム
に支持されて鉛直向きに伸縮される伸縮ロッドと、この
伸縮ロッドの下端に一端部が枢支されて水平面内で回動
自在とされる多関節型の水平ジブと、この水平ジブの他
端部に設けられ前記煉瓦を吸着保持する首振り自在な吸
着部材と、前記水平ジブの他端部近傍に設けられ前記旋
回フレームの旋回操作,前記伸縮ロッドの伸縮操作およ
び前記吸着部材の吸着・解放操作を行う操作部材とを備
える請求項1に記載の精錬容器への煉瓦積付け装置。 - 【請求項3】 前記吸着部材は、前記精錬容器内の煉瓦
積付け位置に応じて長さの異なるものに取替え可能な昇
降軸を介して前記水平ジブの他端部に取り付けられる請
求項2に記載の精錬容器への煉瓦積付け装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24787594A JPH08110174A (ja) | 1994-10-13 | 1994-10-13 | 精錬容器への煉瓦積付け装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24787594A JPH08110174A (ja) | 1994-10-13 | 1994-10-13 | 精錬容器への煉瓦積付け装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08110174A true JPH08110174A (ja) | 1996-04-30 |
Family
ID=17169918
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24787594A Withdrawn JPH08110174A (ja) | 1994-10-13 | 1994-10-13 | 精錬容器への煉瓦積付け装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08110174A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1092784A1 (de) * | 1999-10-16 | 2001-04-18 | Veitsch-Radex GmbH | Montagevorrichtung zur Auskleidung eines Konverters |
KR100658421B1 (ko) * | 2006-09-18 | 2006-12-15 | (주)삼우기계 | 연와 축조장비용 지지부재 |
JP2021152427A (ja) * | 2020-03-24 | 2021-09-30 | 日本製鉄株式会社 | 耐火物の築造方法 |
-
1994
- 1994-10-13 JP JP24787594A patent/JPH08110174A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1092784A1 (de) * | 1999-10-16 | 2001-04-18 | Veitsch-Radex GmbH | Montagevorrichtung zur Auskleidung eines Konverters |
KR100658421B1 (ko) * | 2006-09-18 | 2006-12-15 | (주)삼우기계 | 연와 축조장비용 지지부재 |
JP2021152427A (ja) * | 2020-03-24 | 2021-09-30 | 日本製鉄株式会社 | 耐火物の築造方法 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20020115 |