JPH04168213A - 転炉の煉瓦積み方法及びその装置 - Google Patents

転炉の煉瓦積み方法及びその装置

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JPH04168213A
JPH04168213A JP29668790A JP29668790A JPH04168213A JP H04168213 A JPH04168213 A JP H04168213A JP 29668790 A JP29668790 A JP 29668790A JP 29668790 A JP29668790 A JP 29668790A JP H04168213 A JPH04168213 A JP H04168213A
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JP
Japan
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brick
workbench
converter
bricklaying
machine
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Pending
Application number
JP29668790A
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English (en)
Inventor
Kenichi Suyama
陶山 謙一
Nobuhiko Kubota
久保田 信彦
Kunio Uehara
上原 国雄
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UEHARA SEISAKUSHO KK
Kawaden Co Ltd
Original Assignee
UEHARA SEISAKUSHO KK
Kawaden Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【産業上の利用分野1 本発明は、転炉の煉瓦積み方法とこれを実施するための
装置に関するものである。 【従来の技術】 従来のこの種の煉瓦積み方法にあっては、第6図に示す
如く、まず炉底部1bの煉瓦積みを手作業で行い、しか
る後、転炉1内に配置した作業台2を転炉開口部1a方
向への炉壁部煉瓦積み進行状況に応じて上昇させながら
、つまり炉壁部1cにおける所定高さの環状部分B(以
下「炉壁部煉瓦積み、領域」という)についての煉瓦積
みが終了する都度、作業台2を間欠的に所定量(炉壁部
煉瓦積み領域Bの高さに対応する量)上昇させながら、
作業台2に乗った二人の作業者C1Cが、作業台2上に
設けた水平且つ上下に回動操作自在な二台の煉瓦運搬作
業機5,5を使用して、炉壁部1cの煉瓦積みを行うよ
うにしているのが普通である。なお、作業台2の昇降操
作は、ワイヤロープ機構6′a(実線図示)又はリフタ
機構6′b(鎖線図示)によって行われる。 [発明が解決しようとする課題] しかし、かかる方法では、炉壁部ICの煉瓦積みにおい
て1次のような問題があった。 すなわち、炉壁部煉瓦積み領域Bの煉瓦積みを行う都度
、二人の作業者C9Cが作業台2の略全域を移動しなけ
ればならず、各作業者Cの移動範囲が極めて大きいこと
から、労力負担が大きく、作業効率も悪い。 また、各煉瓦運搬作業機5の水平回動による作業範囲(
以下「自転作業範囲」という)Aは、第7図に示す如く
、炉壁部煉瓦積み領域Bの172をカバーするものでな
ければならないため、水平回動半径rの大きな煉瓦運搬
作業機5を使用する必要がある。すなわち、各煉瓦運搬
作業機5は、−台の煉瓦運搬作業機5が担当する炉壁部
煉瓦積み領域部分B’ (炉壁部煉瓦積み領域Bの1/
2の部分)と煉瓦運搬作業機5の水平回動中心Oとの最
長距離ρに相当する長さの水平回動半径rを確保できる
ような極めて大型のものでなければならない。そして、
かかる大型の煉瓦運搬作業機5は、高価である上、取扱
いが困難で操作にはかなりの熟練度が要求されるもので
あり、特に転炉開口部1a付近の狭い領域での操作につ
いては至難である。したがって、大型の煉瓦運搬作業機
5,5を使用することによって、更に労力負担が増加し
。 作業効率が低下することになる。 なお、炉底部1bの煉瓦積みにおいても、その煉瓦積み
範囲は炉壁部1cに比して小さいものの、近時の煉瓦1
6が炉寿命延長を図るべく大型化される傾向にあり、一
般にかなりの重量物となっていることから、手作業によ
る労力負担は大きく。 作業効率も低下するといった不都合が指摘されている。 本発明は、このような点に鑑みてなされたもので、小型
の煉瓦運搬作業機により容易に且つ効率良く煉瓦積みを
行いうる方法とこれを好適に実施しうる装置とを提供す
ることを目的とするものである。
【課題を解決するための手段1 この課題を解決した本発明の転炉の煉瓦積み方法は、転
炉内に配置した作業台を、その上部に装着した水平且つ
上下に回動操作自在な煉瓦運搬作業機と共に、転炉周方
向における煉瓦積み進行状況に応じて水平旋回させると
共に転炉開口部方向への煉瓦積み進行状況に応じて上昇
させながら、作業台に乗った作業者が煉瓦運搬作業機を
用いて炉壁部の煉瓦積みを行うようにするものである。 さらには、前記煉瓦運搬作業機を作業台の下部に装着し
ておき、作業台を、煉瓦運搬作業機と共に、必要に応じ
て水平旋回させながら1作業台下の作業者が煉瓦運搬作
業機を用いて炉底部の煉瓦積みを行うようにすることを
提案する。 一方、かかる方法を実施するための本発明の煉瓦積み装
置は、転炉内に配置される作業台と、作業台の上部に装
着した水平且つ上下に回動操作自在な煉瓦運搬作業機と
、作業台と煉瓦運搬作業機とを一体的に昇降させる昇降
操作機構と、作業台と煉瓦運搬作業機とを一体的に水平
旋回させる旋同操作機構と、を具備することを基本構成
とするものである。 さらには、前記煉瓦運搬作業機を、作業台の上下部に選
択的に装着しうるようにしておくことを提案する。 【作用1 炉壁部の煉瓦積みは炉底部煉瓦積みの終了後に行われ、
作業台を、その上部に装着した煉瓦運搬作業機と共に、
転炉周方向における煉瓦積み進行状況に応じて水平旋回
させると共に転炉開口部方向への煉瓦積み進行状況に応
じて上昇させながら、作業台に乗った作業者が煉瓦運搬
作業機を使用して行われる。 すなわち、作業台を昇降操作機構により炉壁部における
未煉瓦積み部分の最下端位置に保持させた状態で、炉壁
部煉瓦積み領域の周方向における一部分について煉瓦積
みが終了する都度、作業台及び煉瓦運搬作業機を旋回操
作機構により間欠的に旋回させていくことによって、炉
壁部煉瓦積み領域をその全周に亘って煉瓦積みする。そ
して。 かかる炉壁部煉瓦積み領域での煉瓦積みが終了する都度
、作業台を昇降機構により間欠的に上昇させていき、次
の炉壁部煉瓦積み領域について同様の作業登緑り返すの
である。 このとき、煉瓦運搬作業機が旋回されることにより、そ
の自転作業範囲は転炉周方向に移動して最終的に煉瓦積
み領域の全域をカバーすることになる。したがって、煉
瓦運搬作業機の自転作業範囲は、少なくとも、炉壁部煉
瓦積み領域の周方向における一箇所をカバーできれば足
り、煉瓦運搬作業機は、それが担当する炉壁部煉瓦積み
領域部分(炉壁部煉瓦積み領域の17N(Nは煉瓦運搬
作業機の設置台数であり、通常N=2である)の部分)
と煉瓦運搬作業機の水平回動中心との最短距離に相当す
る長さの水平回動半径を確保できるものであればよい。 すなわち、従来方法において使用するものに比して、極
めて小型の煉瓦運搬作業機を使用することができる。そ
して、このような小型の煉瓦運搬作業機を使用すること
によって、熟練者でなくとも、転炉開口部周辺の狭い領
域を含めて、炉壁部の煉瓦積みを容易に行い得る。 また、作業台の旋回に伴って作業台上の作業者も煉瓦積
み進行方向に移送されるから、煉瓦積みの進行に拘らず
、作業者は、常に、上記した炉壁部煉瓦積み領域の周方
向における一箇所に対して煉瓦積みを行うべく移動すれ
ばよいことになる。 その結果、作業台上における作業者の移動範囲は。 従来方法における場合に比して、極めて少なくなる。 したがって、これらのことから、炉壁部の煉瓦積みを、
労力負担少なくして、容易に且つ効率良く行い得るので
ある。 また、炉底部の煉瓦積みにおいては、煉瓦運搬作業機を
作業台の下部に装着しておくことにより、煉瓦運搬作業
機による作業を行い得る。したがって、手作業による場
合に比して、大幅な労力負担軽減9作業効率向上を図る
ことができる。 ところで、炉底部煉瓦積み領域においては、小型の煉瓦
運搬作業機を使用することによって、その自転作業範囲
でカバー仕切れない領域部分が発生することもありうる
が、かかる場合には、作業台を水平旋回させて煉瓦運搬
作業機の自転作業範囲を移動拡張することによって、上
記領域部分においても煉瓦運搬作業機による煉瓦積みを
行い得る。 【実施例】 以下、本発明の構成を第1図〜第5図に示す実施例に基
づいて具体的に説明する。 まず、本発明に係る煉瓦積み装置について説明する。 この実施例の煉瓦積み装置は、第1図〜第4図に示す如
く、転炉1内に配置された作業台2と、作業床3上に設
置された第1ホイスト4と1作業台2に設けられた一対
の煉瓦運搬作業機5,5と、作業台2と煉瓦運搬作業機
5,5とを一体的に昇降させる昇降操作機構6と、作業
台2と煉瓦運搬機5,5とを一体的に水平旋回させる旋
回操作機構7とを具備する。 作業台2は、第1図〜第3図に示す如く、中心部に通過
孔8aを穿設した円盤状の本体8と、通通孔8aを閉塞
する着脱自在な蓋体9と、本体8の周縁部に張出し状に
取付けられた補助台10・・・とを具備する。補助台1
0・・・は、取外し、折畳み。 引き出し又は引き込み等の手段により、作業台2の径を
それが位置されている炉壁部分の径に応じて変更調節し
うる。 第1ホイスト4は、第1図に示す如く、作業床3に立設
したマスト11と、マスト11の上端部に水平旋回自在
に設けられたアーム12と、アーム12に設けた昇降操
作自在な吊具13とを具備する。このホイスト4によれ
ば、アーム12の水平旋回と吊具13の昇降とにより機
材等を転炉開口部1aから転炉1内外に運搬させうる。 煉瓦運搬作業機5,5は、第1図及び第2図に示す如く
、作業台2の通過孔8aを挾んで対向する状態で、作業
台本体8の上下部に選択的に装着しろるようになってい
る。 すなわち、作業台2の上部においては、本体8上にこれ
と同心円盤状の旋回基体14が本体8に立設せる支柱1
5,15を介して固定支持されており、各煉瓦運搬作業
機5を旋回基体14の下面装着部14aに上側取付用ア
タッチメント5aを介して着脱自在に取付けうるように
なっている。 なお、支柱15,15と冬休8,14とは着脱自在とさ
れている。 また、作業台2の下部においては、各煉瓦運搬作業機5
を本体8の下面装着部8bに下側取付用アタッチメント
5bを介して着脱自在に取付けうるようになっている。 そして、各煉瓦運搬作業機5の水平回動による自転作業
範囲Aが、前述した如く、炉壁部煉瓦積み領域Bの周方
向における一箇所すをカバーできるものであれば足りこ
とから、煉瓦運搬作業機5としては、第5図に示す如く
、それが担当する炉壁部煉瓦積み領域部分B’ (炉壁
部煉瓦積み領域Bの1/2の部分)と煉瓦運搬作業機5
の水平回動中心0との最短距離りに相当する長さの水平
回動半径Rを確保できる小型のものを使用している。 なお、煉瓦運搬作業機5としては各種公知のものを使用
できるが、この実施例では、第1図及び第2図に示す如
く、先端に煉瓦16を吸着保持しうる真空パッドを備え
た作業アーム5cを、バランサ5dの作用により、軽微
な力で人為的に水平且つ上下に回動操作できるように構
成されたバランス式のものを使用している。 昇降操作機構6は、第1図及び第2図に示す如く、作業
床3に転炉開口部1a上を通過するレール17を敷設し
、このレール17上を開口部1aの直上位である作業位
置(第1図実線位置)と開口部1aから外れた待機位置
(同図鎖線位置)とに亘って走行しうる支持機枠18に
、前記旋回基体14の上面部に重合状に連結せる懸吊基
体19を、ワイヤロープ20,20を介して懸吊させて
なる。したがって、支持機枠18を作業位置に保持させ
た状態において、支持機枠18に設置せるドラム21,
21によりロープ20.20を巻き取り、繰り出し操作
することによって、懸吊基体19に垂下連結された作業
台2及び旋回基体14を転炉1内で昇降させうる6つま
り、作業台2と煉瓦運搬作業機5,5とを一体的に昇降
させうる。 ところで、支持機枠18と懸吊基体19との間における
ロープ20,20の張設形態は、懸吊基体19を支持機
枠18に相対回転不能に懸吊支持しうるように工夫され
ている。なお、支持機枠18の上部には第2ホイスト2
2が移動自在に配設されていて、支持機枠18を作業位
置に位置させた状態において、煉瓦16等を転炉開口部
1aから転炉1内外へと運搬させうるようになされてい
る(第2図参照)。 旋回操作機構7は、第1図及び第4図に示す如く、旋回
基体14と懸吊基体19とをベアリング23を介して相
対回転自在に連結し、懸吊基体19に正逆転モータ24
を設置し、そのモータ軸に取付けた駆動歯車25を旋回
基体14に形設した大径歯車26に歯合させてなり、作
業台2及び旋回基体14を、煉瓦運搬作業機5,5と共
に、180度の範囲で正逆旋回させうるように構成され
ている。なお、面体14,19の中心部には通過孔14
a、19aが穿設されていて、面体14゜19及び作業
台2を上下方向に貫通する一連の貫通路8a、14a、
19aが形成されるようになっている。 次に、本発明に係る煉瓦積み方法を、上記煉瓦積み装置
を用いて具体的に説明する。 煉瓦積みを開始するに当っては、予め、煉瓦積み装置を
次のようにして組み立てておく。 すなわち、まず、作業床3.第1ホイスト4゜レール1
7を設置すると共に、レール17上の支持機枠18を待
機位置に位置させておく。このとき、ワイヤロープ19
,19を巻き取ることにより懸吊基体19及び旋回基体
14を支持機枠18内に収納しておく(第1図鎖線図示
参照)。次に、作業台2の各構成部材8,10及び支柱
15,15を第1ホイスト4により転炉1内にもたらし
て、炉底部1b上で作業台2を組み立てると共に支柱1
5.15を作業台2に立設し、第1ホイスト4のアーム
12を転炉開口部la外へともたらした上で、支持機枠
18を作業位置に移動させ、該位置に固定保持させる(
第1図実線図示参照)。そして、ドラム21.21から
ワイヤロープ19゜19を繰り出して、懸吊基体19を
転炉開口部1aから降下させ、懸吊基体19下の旋回基
体14を支柱15,15の上端部に連結固定する。さら
に、ワイヤロープ19,19を操作して1作業台2を炉
底部1bから所定量上方位に上昇させた上、各煉瓦運搬
作業機5を第2ホイスト22により通過孔19a、14
a、8aから作業台2下にもたらして、作業台本体8の
下面装着部8bに取付ける(第2図参照)。 以上のようにして煉瓦積み装置を組立てた上で、炉底部
1bの煉瓦積みを開始する。 この煉瓦積みは、第2図に示す如く、各作業者Cが煉瓦
運搬作業機5を使用して、煉瓦16・・・を炉底部1b
上に敷設していくことによって行われる。 このとき、上述した如き水平回動半径Rの小さな煉瓦運
搬作業機5を使用しているため、炉底部煉瓦積み領域に
は煉瓦運搬作業機5の自転作業範囲Aでカバー仕切れな
い領域部分が生じることがあるが、かかる場合には1作
業台2を旋回させることによって、自転作業範囲Aを上
記領域部分をカバーしつる位置まで移動させればよい。 なお。 煉瓦16の炉底部1bへの供給は第2ホイスト22によ
り通過孔19a、14a、8aを通して行われる。 このような煉瓦運搬作業機5を用いて行う炉底部1bの
煉瓦積みにあっては、冒頭で述べた如く手作業で行う場
合に比して、労力負担が極めて軽く、安全で作業効率も
向上する。 そして、炉底部1bの煉瓦積みが終了すると、各煉瓦運
搬作業機5を作業台2の下面装着部8bから取外して、
作業台本体8の通過孔8aから作業台2上にもたらし、
旋回基体14の下面装着部14bに取付ける(第1図参
照)。かかる煉瓦運搬作業機5の移動は、第2ホイスト
22により行う。さらに、作業者C2Cが前記通過孔8
aから作業台2上へと移動した上で、該通過孔8aを蓋
体9で閉塞する。また、第2ホイスト22により。 作業台2上に煉瓦16を供給しておく。 しかる後、ワイヤロープ20,20を操作して、作業台
2を炉底部1b近傍まで降下させた上で。 炉壁部1cの最下端部分における煉瓦積みを開始する。 この煉瓦積みは、各作業者Cが炉底部煉瓦積みにおける
と同様に煉瓦運搬作業機5を操作して行うが、炉壁部煉
瓦積み領域Bでの周方向における煉瓦積み進行状況に応
じて、作業台2及び煉瓦運搬作業機5,5を間欠的に旋
回させる。 このとき、煉瓦運搬作業機5,5の自転作業範囲A、A
は、第5図に示す如く、炉壁煉瓦積み領域Bの一箇所す
、bをカバーしうるに過ぎない小さなものであるにも拘
らず、煉瓦運搬作業機5゜5の旋回に伴って転炉周方向
に移動して、最終的に炉壁部煉瓦積み領域Bの全域をカ
バーすることになる。 また、かかる自転作業範囲A、Aの移動に伴って作業台
5上の作業者C,Cも煉瓦積み進行方向に移動されるか
ら、作業者C2Cは、煉瓦積みの進行に拘らず、常に、
小さな自転作業範囲A、Aで移動を繰り返すだけでよい
。 このようにして、炉壁部1cの最下端部分における煉瓦
積みが終了すると、作業台2を所定量上昇させて、上記
同様にして、その上昇位置での煉瓦積みを行う。 爾後、以上の作業を繰り返すことにより、炉壁部1cの
煉瓦積みを転炉開口部1aまで行う。 ところで、炉壁部1cの径は転炉開口部1a及びその近
傍部分で小さくなっているが、煉瓦運搬作業機5,5が
上記した如く小型のものであるから、かかる小径部分で
の煉瓦積みも良好に行うことができる。 そして、転炉1の煉瓦積みが終了すると、煉瓦積み装置
を、上記した組立て作業とは逆の手順で分解する。 なお、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、
本発明の基本原理を逸脱しない範囲において適宜に改良
、変更することができる。 例えば、炉底部1bの煉瓦積みは、転炉1や煉瓦16の
形状等の煉瓦積み条件次第ではあるが、従来における如
く手作業で行うようにしてもよいし、作業台2に装着し
ない煉瓦運搬作業機を用いて行うようにしてもよい。勿
論、かかる場合には。 各煉瓦運搬作業機5を作業台2の下部に装着できるよう
にしておく必要はない。 また、煉瓦運搬作業機5の台数は任意である。 また、昇降操作機構6は上記したワイヤロープ手段では
なく、従来方法で採用されるリフター機構若しくはこれ
に類するものでもよい。さらに、旋回操作機構は正逆旋
回させず、一定方向に旋回させるように構成しておいて
もよい。正逆旋回させる場合には、その旋回角度は煉瓦
運搬作業機5の台数に応じて設定しておく。
【発明の効果】
以上の説明から容易に理解されるように1本発明の方法
によれば5小型の煉瓦運搬作業機を使用して、転炉開口
部を含む炉壁部の煉瓦積みを、容易に且つ効率良く行う
ことができる。また、煉瓦運搬作業機を作業台の下部に
も装着できるようにして、炉底部の煉瓦積みも煉瓦運搬
作業機を用いて行うようにすると、炉底部を含む転炉全
体の煉瓦積みを、容易に且つ効率良く安全に行うことが
できる。 また、本発明の装置によれば、上記方法を好適に実施す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第5図は本発明に係る転炉の煉瓦積み装置の一
実施例を示したもので、第1図は炉壁部の煉瓦積み作業
状態を示す正面図、第2図は炉底部の煉瓦積み作業状態
を示す側面図、第3図は作業台の平面図、第4図は旋回
操作機構の縦断側面図、第5図は炉壁部煉瓦積み領域と
煉瓦運搬作業機の自転作業範囲との関係を示す説明図で
あり、第6図及び第7図は従来の煉瓦積み方法を示すも
ので、第6図は煉瓦積み装置を示す正面図、第7図は炉
壁部煉瓦積み領域と煉瓦運搬作業機の自転作業範囲との
関係を示す説明図である。 1・・・転炉、1b・・・炉底部、1c・・・炉壁部、
2・・・作業台、5・・・煉瓦運搬作業機、6・・・昇
降操作機構。 7・・・旋回操作機構、16・・・煉瓦、A・・・煉瓦
運搬作業機の自転作業範囲、B・・・炉壁部煉瓦積み領
域。 B′・・・−台の煉瓦運搬作業機5が担当する炉壁部煉
瓦積み領域部分、C・・・作業者、R・・・煉瓦運搬作
業機の水平回動半径。 第2図 第3図 第4図 第7図 第5図 第6図

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)転炉内に配置した作業台を、その上部に装着した
    水平且つ上下に回動操作自在な煉瓦運搬作業機と共に、
    転炉周方向における煉瓦積み進行状況に応じて水平旋回
    させると共に転炉開口部方向への煉瓦積み進行状況に応
    じて上昇させながら、作業台に乗った作業者が煉瓦運搬
    作業機を用いて炉壁部の煉瓦積みを行うようにすること
    を特徴とする転炉の煉瓦積み方法。
  2. (2)転炉内に配置した作業台を、その下部に装着した
    水平且つ上下に回動操作自在な煉瓦運搬作業機と共に、
    必要に応じて水平旋回させながら、作業台下の作業者が
    煉瓦運搬作業機を用いて炉底部の煉瓦積みを行い、しか
    る後、煉瓦運搬作業機を取外して作業台の上部に装着し
    た上で、作業台を、煉瓦運搬作業機と共に、転炉周方向
    における煉瓦積み進行状況に応じて水平旋回させると共
    に転炉開口部方向への煉瓦積み進行状況に応じて上昇さ
    せながら、作業台に乗った作業者が煉瓦運搬作業機を用
    いて炉壁部の煉瓦積みを行うようにすることを特徴とす
    る転炉の煉瓦積み方法。
  3. (3)転炉内に配置される作業台と、作業台の上部に装
    着した水平且つ上下に回動操作自在な煉瓦運搬作業機と
    、作業台と煉瓦運搬作業機とを一体的に昇降させる昇降
    操作機構と、作業台と煉瓦運搬作業機とを一体的に水平
    旋回させる旋回操作機構と、を具備することを特徴とす
    る転炉の煉瓦積み装置。
  4. (4)転炉内に配置される作業台と、作業台の上下部に
    選択的に装着しうる水平且つ上下に回動操作自在な煉瓦
    運搬作業機と、作業台と煉瓦運搬作業機とを一体的に昇
    降させる昇降操作機構と、作業台と煉瓦運搬作業機とを
    一体的に水平旋回させる旋回操作機構と、を具備するこ
    とを特徴とする転炉の煉瓦積み装置。
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