JPH05147884A - 分解型ジブクレーン - Google Patents

分解型ジブクレーン

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JPH05147884A
JPH05147884A JP31121791A JP31121791A JPH05147884A JP H05147884 A JPH05147884 A JP H05147884A JP 31121791 A JP31121791 A JP 31121791A JP 31121791 A JP31121791 A JP 31121791A JP H05147884 A JPH05147884 A JP H05147884A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 一部を組替えることにより、自身も分解でき
るように構成された分解型ジブクレーンである。 【構成】 全ての部分が小運搬可能に分解できる構造
で、走行台車1上の旋回盤4上旋回中心にマスト5が手
動操作時回動可能に立設され、このマスト5の上部ブラ
ケット13と旋回盤4上後部とを連結する一対のステー20
は、主ブーム6撤去後に旋回盤4との連結固定を外して
その両端部を連結すると共にマスト5頂部とステー索28
で繋ぐと水平ブームになり、マスト5の基部側面に備え
た手動旋回機構25と前記水平ブーム形成時のトロリー23
横行用の手動ウインチ26を備え、主ブーム6の起伏用ウ
インチ9は、フロアーに降ろしてマスト5内からマスト
頂部の滑車12を経て前記水平ブーム端に取り付ける滑車
22を介しトロリー滑車24から吊下げフック24に繋がれる
索11(起伏索)を操作できるように組替え得る構成の分
解型ジブクレーンである。 【効果】 目的クレーンの解体作業後は、自身を分解で
きるので、複数台の分解用クレーンを必要とせず合理的
にクレーンの解体作業ができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は建設工事現場で、主とし
て高層建築物の屋上階に設置して、躯体等の建設に使用
された大型のクレーンを解体するのに適し、一部を組み
替えることによって自己を解体できる構成にされた分解
型ジブクレーンに関する。
【0002】
【従来の技術】高層建造物の建設工事に際しては、高揚
程で重量の大きい躯体用部材を吊上げる必要上、躯体の
建造に大型のタワークレーンがその建造物躯体内に設置
されて、揚重作業が行われている。そのために、建造物
の躯体部が完成に近づくとこの大型タワークレーンは使
用されなくなり、解体撤去する必要が生じる。
【0003】そこで、従来は、この大型タワークレーン
を解体撤去するのに、まず中型のジブクレーンを屋上階
に設置して、この中型のジブクレーンによって大型タワ
ークレーンを解体し、地上階に分解された部材等を吊降
ろし撤去している。この大型タワークレーンの解体作業
が終了すれば、今度は前記中型のジブクレーンよりも小
形のジブクレーンを屋上階に設置して、その中型ジブク
レーンを小形のジブクレーンで分解して地上階に吊降ろ
して撤去している。
【0004】しかし、この小形のジブクレーンは高揚程
のものが要求されるので、如何に小形といえど全体的に
構成部材が大きく、したがって、この小形ジブクレーン
をさらに撤去するために、これよりも小形のクレーンで
再び分解撤去される。ときにはこの小形クレーンがその
まま分解しても最後の撤去ができない場合、最終的に分
解された部品が、作業者が持ち運びできる程度の大きさ
で、しかもたとえばこの状態で設置済みになっている本
設のエレベータのケージに搭載できる寸法にまで分解で
きる小形で分解型のジブクレーンを設置して、この分解
型小形ジブクレーンによって先の小形ジブクレーンを分
解撤去後、最終的に最後の分解型小形ジブクレーンを分
解してエレベータで運び出している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このように従来は、高
層建造物の建設工事で用いられた大型のタワークレーン
を撤去するには、少なくとも4乃至5回解体のために順
次クレーンを設置して作業しなければならず、分解撤去
作業に多くの機材とその設置に伴う作業時間の増加が必
要となる。このような多くの手順を必要とすることは、
それだけに多くの工費が要求され、特に超高層の建造物
になれば揚程との関係も絡んで大型クレーンの撤去に過
大な工費が必要になる。そのために、作業の合理化が要
望されている。
【0006】本発明では、このような従来の問題点を解
決することを目的として、大型クレーンの設置に伴う作
業終了後の撤去工事をより合理化できるように、大型ク
レーンの解体撤去に用いられた中型クレーンの撤去から
最終撤去処理が容易にかつ合理的に行える構成の分解型
ジブクレーンを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明は、全ての部分が小運搬可能に分解できる
構造の分解型ジブクレーンにおいて、支持ベース上の旋
回盤上で、旋回中心に主ブーム起伏支持のマストが手動
操作時回動可能に立設され、このマストの上部付設のブ
ラケットと旋回盤上後部とを連結する一対のステーは、
主ブーム不使用後に旋回盤側の連結端固定を外して両端
部を連結すると共にトロリーを備えて前記マスト頂部と
ステー索で繋ぐと水平ブームになり、前記マストの基部
側面にはこのマストの手動旋回機構と前記水平ブーム形
成時のトロリー横行用手動ウインチとを備え、主ブーム
の起伏用ウインチはフロアーに降ろして、その起伏用ウ
インチで操作される索を前記マスト下部内からマスト頂
部の滑車を経て前記水平ブーム端取付の滑車を介しトロ
リー滑車から吊下げフックに繋いで自己の分解用に変換
できる補助クレーンを備えることを特徴とするものであ
る。
【0008】また、本発明は、全ての部分が小運搬可能
に分解できる構造の分解型ジブクレーンにおいて、支持
ベース上の旋回盤上に、旋回中心に主ブーム起伏支持の
マストが手動操作時回動可能に立設され、このマストの
上部に付設のブラケットと旋回盤上後部とを一対のステ
ーで連結され、主ブーム先端部の両側に取り付く滑車を
介して垂下されて吊滑車を操作させる吊索は、S撚りと
Z撚りとが前記マストの上部両側に付設の案内滑車を介
して旋回盤上に2組搭載されたエンドレスウインチによ
りそれぞれ巻取りリールから同調して繰り出し・巻取ら
れるようにされ、主ブームを解体されるときには前記マ
ストの上部ブラケットと旋回盤とを繋ぐ一対のステーが
補助クレーンの水平ブームに組替えられて主ブームの起
伏用ウインチが揚降用のウインチに転換されるように構
成されることを特徴とするものである。
【0009】
【作用】本発明の分解型ジブクレーンによれば、従来同
様に躯体の屋上階に設置して、他のクレーンの撤去作業
に使用でき、この際吊索はエンドレスウインチによって
駆動されるようになっているので高揚程での使用に対し
て問題はない。目的クレーンの解体撤去作業等が終わっ
て、自己を解体するに際しては、主ブームはフロアーに
降ろし、吊索を撤去して後、別途補助具を用いて起伏用
ウインチをフロアー上に移し変えて設置し、マストのス
テーは旋回盤側との連結を解いて水平ブームとして組
立、しかる後に起伏用ウインチの索は支持ベース下から
マスト頂部を経て前記の組立られた水平ブームに組み込
まれるトロリーを介して吊下げフックに繋いで補助クレ
ーンが形成される。したがって、以後は補助クレーンに
よって、主ブーム及び旋回盤と、この旋回盤に搭載のエ
ンドレスウインチや巻取りリール等各部が、小運搬可能
な状態に分解できる。
【0010】そして、前記補助クレーンはクレーン本体
の解体が終われば、旋回基部の固定を解くことによっ
て、マストと水平ブーム部分を倒すことができるので、
その後はフロアー上で全ての解体作業ができ、全体を分
解して撤去できるのである。
【0011】また、本発明の分解型クレーンにおいて
は、その主ブームを用いての揚降作業に際して、吊索は
S撚り索とZ撚り索とをそれぞれ別個のエンドレスウイ
ンチによって同調させて運転し、吊滑車を操作させるよ
うになっているので、高揚程であっても吊索がよじれる
ことなく円滑に作業できるのである。
【0012】
【実施例】次ぎに、本発明の分解型クレーンを一実施例
について図面を参照しつつ説明する。なお、この実施例
では支持ベースが走行台車であるものについて述べる。
【0013】図1に示すのは本発明分解型クレーンの一
具体例正面図である。図2に示すのは平面図である。図
3に示すのはマストの要部拡大図である。図4はクレー
ン本体の分解態様を示す図である。
【0014】まず、クレーン全体の構成は、図1及び図
2にて示されるように、移動可能に構成された走行台車
1上に、旋回台2に備える旋回機構3を介して旋回盤4
が設けられ、旋回中心にマスト5が立設され、前記旋回
盤4には前端部に主ブーム6端が支持され、上面に旋回
中心から後方へ吊索の巻取りリール7、エンドレスウイ
ンチ8、主ブーム6の起伏用ウインチ9が、それぞれ搭
載されている。
【0015】前記走行台車1は、各部分が少なくとも作
業者が小運搬車輌を用いて人手で移動可能な重量にまで
分解できる大きさに形成された分解組立構造になってい
る。この各部は例えばボルト締結による接手構造で接続
され、4個の走行車輪1'を四隅部に支持枠体1aによって
回動自在に付設されている。この具体例では、走行車輪
1'は建物屋上階に敷設された側壁のメンテナンス用のゴ
ンドラ吊下げクレーンの走行レールR上を移動できるよ
うにされている(これに限定されない)。また、その走
行車輪1'の支持枠体1aには、それぞれクランプ機構1bが
付されており、クレーンの作業位置で走行台車1が走行
レールR固定されるようになされている。
【0016】前記走行台車1の上面中央に取り付く旋回
台2は、中央部に空間が形成されて、少なくとも左右に
分割できる構造で、上面に旋回輪3aが設けられ、この旋
回輪3aを介して旋回盤4が回転自在に取り付けられてい
る。前記旋回輪3aには、旋回盤4側に搭載される旋回駆
動機3Mによって駆動される歯車が旋回輪3aの固定側歯車
に噛合する公知の旋回機構3で旋回盤4以上に組まれる
各部が旋回できるように支持されている。
【0017】前記旋回盤4は、縦横複数個に分解可能に
組み合わされた構造で、この後部上面に吊索の巻取りリ
ール7が2組と、2組のエンドレスウインチ8、主ブー
ム6の起伏用ウインチ9が搭載されている。前端部には
主ブーム6の基端がピン連結されている。この主ブーム
6は小運搬できる範囲の重量で、複数個のブロックに接
手6a,6bによって連結されて所要の長さに形成されてい
る。
【0018】旋回中心にはマスト5が旋回可能に立設さ
れ、このマスト5基部は図3で例示されるように、走行
台車1上で基端をブラケット5bにてピン5c連結される莢
筒5aに嵌挿されて支持されている。そして、このマスト
5は通常時夾筒5aを介して旋回盤4に固定され、後述す
る補助クレーンとして使用される際に旋回可能なように
構成されている。また、分解時に持ち運び容易な寸法に
分解できるように形成されている。なお、前記マスト5
基部の支持手段については、これに限定されない。
【0019】前記マスト5は、中空体で構成され、頂部
に主ブーム6の起伏索11の案内滑車12を、また上部に付
設される上部ブラケット13上にてマスト5両側で吊索15
の案内滑車14が各々3車づつ並列に、かつ上部ブラケッ
ト13の前部に起伏索11の滑車16が、それぞれ付設されて
いる。また、このマスト5の上部ブラケット13の後部と
旋回盤4後部上との間に一対のステー20が架設されてい
る。さらに、このマスト5の下部には手動旋回機構25
と、小型の手動ウインチ26とが付設されている。
【0020】前記ステー20は複数個に分割可能であっ
て、その側部がトロリーのガイドレールに形成されたも
のである。通常時は先端に設けられたブラケット21を旋
回盤4上の取付片4aと締結してステーとしての働きがで
き、補助クレーンとしての使用時には、前記ブラケット
21に代えてステー端接続部片21a によって一対のステー
20端を繋ぐと、滑車22(図4参照)が取り付けられるよ
うに構成されている。
【0021】次に吊索15はS撚りのものとZ撚りのもの
とがそれぞれ全長分を巻取りリール7に巻き付けられ
て、この巻取りリール7からそれぞれマスト5上部の例
えば最外側の案内滑車14を巡り、エンドレスウインチ8
を通って、再びマスト5上部の他方の案内滑車14' を巡
りマスト5に沿って下部で過荷重検出スイッチ17' と繋
がれて取り付く滑車17を経て、さらにまたマスト5上部
の内側の案内滑車14" を経て、主ブーム6先端側部の滑
車18を巡り吊滑車ブロック19に巻掛けた吊下げ索にそれ
ぞれが繋がれている。そして、このS撚り、Z撚りの各
吊索15を操作する2台のエンドレスウインチ8,8は同
期駆動されるように相互に連結されていて、両吊索15は
等しい速度で操作される。
【0022】主ブーム6の起伏索11は起伏用ウインチ9
からマスト5頂部の案内滑車12を経て、主ブーム6先端
の滑車18' とマスト5上部に付設される滑車16との間に
複数回巻掛けられて、先端を主ブーム6の基部に接続し
て、周知の通りに主ブーム6を起伏できるようにされて
いる。
【0023】このように構成された本発明の分解型ジブ
クレーンは、建物躯体に設置されている被分解対象のク
レーン近傍にて、例えば建物完成後用いられる図示され
ないゴンドラ吊下げクレーンの走行レールR上に移動で
きるように設置して、目的位置にてクランプ機構1bによ
って固定され、通常のクレーンと同様に操作して使用に
供される。この場合ゴンドラ吊下げクレーン用の走行レ
ールRを利用すれば、建物の周囲の所望位置に移動させ
て屋上から解体部材を地上まで容易に降ろすことができ
る。しかも、吊索15がS撚りのものとZ撚りのものとを
用いているので、揚程が高くとも支障なく揚降作業がで
きる。
【0024】既設クレーンの解体用として、あるいはそ
の他の揚降作業として使用した後、この分解型ジブクレ
ーンを解体するには、主ブーム6をフロアーに倒して吊
索15をそれぞれ巻取り、その後にこの吊索15のうちの一
方もしくは両方を、マスト5の上部の三段目の案内滑車
14での巻掛け方向を逆にして図4で示されるように主ブ
ーム6の起伏用ウインチ9が吊下げられる状態(鎖線d
で示す)にし、当該起伏用ウインチ9の旋回盤4に対す
る固定を解き、別途に準備した補助具としての案内部材
30(不使用時は例えば旋回盤4の側部を利用して収納し
ておくと便利である)を旋回盤4とフロアー(またはレ
ールR)上に斜めに掛け渡して固定し、吊索15を徐徐に
繰り出してこの起伏用ウインチ9を旋回盤4上からフロ
アー(またはレールR)上に降ろして設置する。以後は
吊索15を収容状態にして、主ブーム6の分解が行える。
【0025】次に起伏用ウインチ9を起動状態にして起
伏索11を巻取り、その後において走行台車1の下側から
中空構造のマスト5内を通して、そのマスト5頂部の案
内滑車12を巡らせる。この作業と別にステー20の先端ブ
ラケット21と旋回盤4上の取付片4aとの連結を解いて、
このステー20の先端に別途準備されたステー端接続部片
21a を取り付けて、一対のステー20を一体化するととも
に、そのステー端接続部片21a に滑車22を取り付け、か
つステー20のガイドレール部にトロリー23のローラを係
合させて、このステー20が補助クレーンとしての水平ブ
ームとなるように準備する。
【0026】この水平ブームとなるように準備されたス
テー20(以後水平ブーム20と言う)先端の滑車22からト
ロリー23の滑車23' に、先にマスト5頂部の滑車12を経
て掛け替えられた元の起伏索11(以後単に索11と言う)
を巡らせて、先端に別個準備された吊下げフック24を接
続する。なお、この時点でマスト5下部に付設されてい
る小形の手動ウインチ26から索(これが補助クレーンと
してのトロリー23走行用索となる。以後横行索27と言
う)を引き出して、マスト5上部に付設されている滑車
27' を経てトロリー23に接続させる。
【0027】このような準備を整えた後に起伏用ウイン
チ9(以後単にウインチ9と言う)を起動して索11を巻
取り、図4に鎖線aで示される位置から実線で示される
ように水平ブーム20を水平に変位させ、この水平ブーム
20の引き上げ前に先端部に一端を取り付けておいたステ
ー索28の後端を、予めマスト5の頂側部に設けられた取
付部29に接続して水平ブーム20を水平に保持させること
により、補助クレーンが組み立てられる。以後はウイン
チ9を駆動操作するとともに、手動ウインチ26を操作し
て索11を巻取り・繰り出し、かつトロリー23を走行さ
せ、補助クレーンとして作動させて旋回盤4上のエンド
レスウインチ8や巻取りリール7を撤去し、かつ旋回盤
4の分解撤去を行うことができる。
【0028】このような要領で旋回盤4上に搭載された
機器及び旋回盤4自体の分解が進むと、マスト5基部に
おいて固定されていた莢筒5aとマスト5主体との固定を
解くと、付属させてある手動旋回機構25が使用可能にな
るので、この手動旋回機構25を駆動操作してマスト5と
ともに水平ブーム20を旋回させ、分解作業をこの水平ブ
ーム20の旋回半径内(鎖線eで水平ブーム20が旋回され
た状態を示す)で行うことが可能になる。したがって、
この補助クレーンによって直接地上階まで吊降ろし得る
場合は、分解された部片や機器を屋上から地上に降ろす
ことができる。このようにして解体が進むと、図5で示
されるように走行台車1上にマスト5と水平ブーム20と
でなる構造になる。
【0029】このようにして旋回機構3以上の部分が分
解された後は、旋回台2を分解し、旋回輪3aを走行台車
1の上面に降ろす。この状態でマスト5が倒伏可能にな
るので、基部での固定を解いて図4における鎖線bで示
される状態までマスト5を倒す。これ以後はこのマスト
5及び水平ブーム20と走行台車1を小運搬可能な状態に
分解することで建物に設置されている本設エレベータを
利用して地上階まで運び出すことができる。
【0030】以上の説明においては、分解型ジブクレー
ンとしての支持ベースが走行台車の場合であるが、この
支持ベースを定置構造のものに代えて使用することがで
きる。この場合は、全体を低く設置できる。
【0031】
【発明の効果】本発明の分解型ジブクレーンによれば、
1台のクレーンでもって高層建造物の屋上階から建物躯
体を建設するのに使用されたクレーンの解体用クレーン
を解体して、屋上階から直接地上に吊降ろす高揚程での
作業ができ、以後目的クレーン等の解体が終わった後
は、この分解型ジブクレーンをも自身の一部を組替える
ことによって全てのクレーンを分解できるので、多くの
クレーンを必要とせず、合理的に高層建物での建築用ク
レーンの解体撤去が容易になって合理化できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の分解型ジブクレーンの一具体例正面図
である。
【図2】図1の平面図である。
【図3】マストの要部拡大図である。
【図4】クレーン本体部の分解態様を示す図である。
【図5】旋回盤を撤去した状態での補助クレーンの外観
図である。
【符号の説明】
1 走行台車 1’ 走行車輪 2 旋回台 3 旋回機構 4 旋回盤 5 マスト 6 主ブーム 7 吊索の巻取りリール 8 エンドレスウインチ 9 起伏用ウインチ(補助クレーンでのウインチ) 11 起伏索(分解時の索) 12 マスト頂部の滑車 13 上部ブラケット 14 案内滑車 15 吊索 16,17,18 滑車 19 吊滑車ブロック 20 ステー(水平ブーム) 21a ステー端接続部片 22 水平ブーム先端の滑車 23 トロリー 24 吊下げフック 25 手動旋回機構 26 手動ウインチ 27 横行索 28 ステー索 29 ステー索の取付部 30 案内部材

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 全ての部分が小運搬可能に分解できる構
    造の分解型ジブクレーンにおいて、 支持ベース上の旋回盤上で、旋回中心に主ブーム起伏支
    持のマストが手動操作時回動可能に立設され、このマス
    ト上部付設のブラケットと旋回盤上後部とを連結する一
    対のステーは、主ブーム不使用後に旋回盤側の連結端固
    定を外して両端部を連結すると共にトロリーを備えて前
    記マスト頂部とステー索で繋ぐと水平ブームになり、前
    記マストの基部側面にはこのマストの手動旋回機構と前
    記水平ブーム形成時のトロリー横行用手動ウインチとを
    備え、主ブームの起伏用ウインチはフロアーに降ろし
    て、その起伏用ウインチで操作される索を前記マスト下
    部内からマスト頂部の滑車を経て前記水平ブーム端取付
    の滑車を介しトロリー滑車から吊下げフックに繋いで自
    己の分解用に変換できる補助クレーンを備えることを特
    徴とする分解型クレーン。
  2. 【請求項2】 全ての部分が小運搬可能に分解できる構
    造の分解型ジブクレーンにおいて、 支持ベース上の旋回盤上に、旋回中心に主ブーム起伏支
    持のマストが手動操作時回動可能に立設され、このマス
    ト上部に付設のブラケットと旋回盤上後部とを一対のス
    テーで連結され、主ブーム先端部の両側に取り付く滑車
    を介して垂下されて吊滑車を操作させる吊索は、S撚り
    とZ撚りとが前記マストの上部両側に付設の案内滑車を
    介して旋回盤上に2組搭載されたエンドレスウインチに
    よりそれぞれ巻取りリールから同調して繰り出し・巻取
    られるようにされ、主ブームが解体されるときには前記
    マストの上部ブラケットと旋回盤とを繋ぐ一対のステー
    が補助クレーンの水平ブームに組替えられて主ブームの
    起伏用ウインチが揚降用のウインチに転換されるように
    構成されることを特徴とする分解型ジブクレーン。
  3. 【請求項3】 前記支持ベースは走行台車で、その走行
    台車が走行レール上を移動可能にされて、所要位置で固
    定されるクランプ機構を備えている請求項1または2に
    記載の分解型ジブクレーン。
  4. 【請求項4】 前記主ブーム撤去後には旋回盤全体と旋
    回台とが、全て分解撤去でき、前記主ブーム起伏支持の
    マストは基部を走行台車に起倒可能に連結支持されてい
    る請求項1乃至3のいずれかに記載の分解型ジブクレー
    ン。
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