JP2858263B2 - 立坑ズリ出し装置 - Google Patents

立坑ズリ出し装置

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JP2858263B2
JP2858263B2 JP1321493A JP32149389A JP2858263B2 JP 2858263 B2 JP2858263 B2 JP 2858263B2 JP 1321493 A JP1321493 A JP 1321493A JP 32149389 A JP32149389 A JP 32149389A JP 2858263 B2 JP2858263 B2 JP 2858263B2
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guide wire
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俊治 三枝
暁生 佐藤
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Tobishima Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
【産業上の利用分野】
本発明は、立坑の切下がり掘削工法の実施に直接使用
する立坑ズリ出し装置に関する。
【従来の技術】
従来、大深度の立坑の掘削においては、立坑上方に設
置した巻上櫓によりキブル(バケット)を巻き上げるこ
とによってズリ出しをする方法とその装置、立坑に順次
延長設置するガイドレールに沿ってバケットを巻き上げ
ることによってズリ出しをする方法とその装置等が知ら
れている。
【発明が解決しようとする課題】
上記キブルを利用する場合にはスカフォードも一緒に
使用されるから互いの設置面積の取り合いがありキブル
の容量を大きくできないため、ズリ出し能力が低いとい
う問題があり、また、ガイドレールを順次延長設置して
ゆくスキップ方式においては、バケットがガイドレール
を走行するため巻上げ速度に限界を生じ、やはりズリ出
し能力が低いという問題があった。 その上、上記両方法による装置はいずれも高揚程にな
るにしたがい設備費が逓増するという問題があった。 本発明の目的はこのような問題を解消するとともに、
当該立坑掘削完了後におけるトンネル等の掘削において
もそのズリ出しにそのまま利用できる立坑ズリ出し装置
の提供にある。
【課題を解決するための手段】
本発明立坑ズリ出し装置は、巻上櫓bから垂下したガ
イドワイヤーロープcと、それに吊下され、かつ、機枠
体1及びこれに着脱自在に取り付けた重錘板5からなる
重錘装置dと、上記巻上櫓bから垂下した巻上げワイヤ
ーロープfに吊下され、かつ、上記ガイドワイヤーロー
プcを案内にそれに沿って上下動するバケット装置e
と、上記ガイドワイヤーロープc及び巻上げワイヤーロ
ープfを巻き取りあるいは繰り出して上記重錘装置d及
びバケット装置eの巻き上げ及び巻き下げをする重錘装
置用ウインチg及びバケット装置用ウインチhとからな
る。 また、重錘装置dとバケット装置eを互いに嵌装する
構成にしておくと、立坑aの切羽において両者を嵌装状
態にしてバケット装置eを安定させてズリを積み込むこ
とができる利便がある。
【作用】
本発明立坑ズリ出し装置によれば、切羽で発破作業あ
るいは穿孔作業等を行うときには、バケット装置e及び
重錘装置dを立坑aの上部所要位置に巻き上げておくこ
とによって、両ワイヤーロープc,c・f,f、バケット装置
e及び重錘装置dを損壊することなく、またそれらによ
って邪魔されることなく当該作業を実施できる。 また、バケット装置eを巻上櫓b内に巻き上げておく
とともに、重錘装置dの機枠体1から重錘板5を切り離
せば、機枠体1を、各種の資材あるいは機材を運搬する
のに使用できる。
【実施例】
以下図示の実施例について詳しく説明する。 aは掘削中の立坑、bはその立坑aの上方に設置した
巻上櫓、c,cはその巻上櫓bから垂下したガイドワイヤ
ーロープ、dはガイドワイヤーロープc,cの下端に吊下
した重錘装置、eは上記巻上櫓bから垂下した巻上げワ
イヤーロープf,fに吊下されかつ上記ガイドワイヤーロ
ープc,cに案内されながらそれに沿って上下動するバケ
ット装置、gは重錘装置用ウインチ、hはバケット装置
用ウインチである。 重錘装置dの構成は次のとおりである。 1は、複数の鋼材を縦横、斜め等に組んで形成した平
面方形の底枠2の左右に、同じく複数の鋼材を縦及び斜
め等に組んで形成した側面三角形状の側枠3,3を起立し
てなる機枠体で、その側枠3,3の内側面にガイド材4,4を
起立突出させている。 5は方形の肉厚鋼板製の重錘板で、機枠体1の底枠2
の下側に着脱自在に取り付けられている。すなわち、重
錘板5と底枠2とは、それぞれの左右側面に一対ずつ設
けた突片6及び7を重合し、それらをボルトとナットで
緊結しているものである。 かかる構成の重錘装置dは、巻上櫓b上の外側左右に
軸架したシーブ8,8を経由して垂下する上記ガイドワイ
ヤーロープc,cの下端を底枠2の上面に軸連結すること
によって、該ガイドワイヤーロープc,cに吊下してい
る。 バケット装置eの構成は次のとおりである。 9は、上下の側杆10,11と左右の中空側杆12,13で方形
額縁状に形成した機枠体、14はその機枠体9に所定の回
動が可能なるように支承搭載した後記ズリ出しバケット
である。 このバケット装置eは、巻上櫓b上の内側左右に軸架
したシーブ15,15を経由して垂下する上記巻上げワイヤ
ーロープf,fの下端を、機枠体9の側杆10に係止するこ
とによって、該巻上げワイヤーロープf,fに吊下してい
る。 しかも、機枠体9の左右の中空側杆12,13の上下に
は、半割りにしたウレタンゴム等所要の弾性材12′,1
3′を向かい合わせにして装填してあり、その向かい合
わせ面である中心部に、上記ガイドワイヤーロープc,c
を貫通させ、かつまた、その中空側杆12,13の外面に外
向きにして固定したコ状縦杆16,17と、重錘装置dの上
記ガイド材4,4とが互いに嵌合することができる関係に
してある。 ズリ出し作業は次のようにして行われる。 重錘装置dを、機枠体1に重錘板5を取り付けた状態
のまま、ガイドワイヤーロープc,cで掘削中の立坑aの
底部たる切羽の至近位置に吊下支持し、これによってガ
イドワイヤーロープc,cを緊張状態に垂直張架する。 巻上げワイヤーロープf,fを繰り出すことにより、バ
ケット装置eを、ガイドワイヤーロープc,cに案内させ
て降下し、上記コ状縦杆16,17を、重錘装置dの側枠3,3
の前記ガイド材4,4に嵌合させた状態で該重錘装置dに
嵌装させ(第8図)、これによって、バケット装置eを
同じく切羽至近位置に支持する。 そして、バックホウ等のズリ積み機械を利用して、ズ
リをズリ出しバケット14に積み込んだところで、バケッ
ト装置用ウインチhとその巻上げワイヤーロープf,fに
より、バケット装置eを上記ガイドワイヤーロープc,c
に案内させて巻上櫓bに巻き上げる。 巻上櫓bに達したズリ出しバケット14は、従来公知の
転倒装置によって回動転倒し、すなわち、転倒用ローラ
ー18を所定の転倒ガイドに係合案内させて転倒用ピン19
を支点に回動転倒し、ズリ用ホッパー20にズリを転載す
る。 このズリ出し作業は、バケット装置eをガイドワイヤ
ーロープc,cに案内させた安定した状態で、しかも巻上
げ及び巻下げ速度を高速化して能率よく実施できるもの
で、特に、立坑aの切り下がりにはガイドワイヤーロー
プc,c及び巻上げワイヤーロープf,fを繰り出し延長する
ことによって簡単に追随対処できる。 また、バケット装置e及び重錘装置dを立坑aの上部
所要位置に巻き上げておくことによって、切羽での発破
作業あるいは穿孔作業等を、ガイドワイヤーロープc,c
及び巻上げワイヤーロープf,f並びにバケット装置e及
び重錘装置dを損壊することなく、またそれらによって
邪魔されることもなく実施できるものである。 さらにまた、バケット装置eを巻上櫓b内に撒き上げ
ておくとともに、重錘装置dの機枠体1から重錘板5を
切り離せば、その機枠体1を、これに所要の積荷をして
上げ降ろしするのに使用できるもので、各種の資材ある
いは機材を運搬するのに至便である。
【発明の効果】
以上述べたところから明らかなように、請求項1,2記
載の立坑ズリ出し装置によれば、次の効果を得ることが
できる。 立坑に垂下緊張するガイドワイヤーロープに、巻上げ
ワイヤーロープに吊下したズリ出しバケットを案内させ
ているので、その巻き上げ及び巻き下げを高速でしかも
安定させた状態で行え、所要のズリ出しを能率良く実施
できる。 しかも、立坑の切り下がりにはガイドワイヤーロープ
及び巻上げワイヤーロープを繰り出し延長することによ
って簡単に追随対処できる。 切羽で発破作業あるいは穿孔作業等を行うときには、
バケット装置及び重錘装置を立坑の上部所要位置に巻き
上げておくことによって、両ワイヤーロープ並びにバケ
ット装置及び重錘装置を損壊することなく、またそれら
によって邪魔されることなく当該作業を実施できる。 また、バケット装置を巻上櫓内に巻き上げておくとと
もに、重錘装置の機枠体から重錘板を切り離せば、その
機枠体を、各種の資材あるいは機材を運搬するのに使用
できる。 さらに、上記請求項1,2に共通の効果に加え、請求項
2記載の立坑ズリ出し装置によれば、立坑の切羽におい
て両者を嵌装状態にしてバケット装置を安定させてズリ
を積み込むことができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明立坑ズリ出し装置の一実施例を説明するた
めのもので、第1図及び第2図は装置全体の概略正面図
及び側面図、第3図及び第4図は重錘装置の正面図及び
側面図、第5図及び第6図はバケット装置の正面図及び
側面図、第7図はバケット装置を構成する機枠体の平面
図、第8図は重錘装置とバケット装置とが互いに嵌装し
た状態の一部切欠正面図である。 1……重錘装置の機枠体、5……同上の重錘板、14……
ズリ出しバケット、a……立坑、b……巻上櫓、c,c…
…ガイドワイヤーロープ、d……重錘装置、e……バケ
ット装置、f,f……巻上げワイヤーロープ、g……重錘
装置用ウインチ、h……バケット装置用ウインチ。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】巻上櫓から垂下したガイドワイヤーロープ
    と、それに吊下され、かつ、機枠体及びこれに着脱自在
    に取り付けた重錘板からなる重錘装置と、上記巻上櫓か
    ら垂下した巻上げワイヤーロープに吊下され、かつ、上
    記ガイドワイヤーロープを案内にそれに沿って上下動す
    るバケット装置と、上記ガイドワイヤーロープ及び巻上
    げワイヤーロープを巻き取りあるいは繰り出して上記重
    錘装置及びバケット装置の巻き上げ及び巻き下げをする
    重錘装置用ウインチ及びバケット装置用ウインチとから
    なることを特徴とする立坑ズリ出し装置。
  2. 【請求項2】上記重錘装置とバケット装置とを互いに嵌
    装する関係に構成してなる請求項1記載の立坑ズリ出し
    装置。
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