JPS6261515B2 - - Google Patents

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JPS6261515B2
JPS6261515B2 JP58100779A JP10077983A JPS6261515B2 JP S6261515 B2 JPS6261515 B2 JP S6261515B2 JP 58100779 A JP58100779 A JP 58100779A JP 10077983 A JP10077983 A JP 10077983A JP S6261515 B2 JPS6261515 B2 JP S6261515B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rope
boom
mast
winding device
rope winding
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP58100779A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS59227689A (ja
Inventor
Tokio Kawai
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP10077983A priority Critical patent/JPS59227689A/ja
Publication of JPS59227689A publication Critical patent/JPS59227689A/ja
Publication of JPS6261515B2 publication Critical patent/JPS6261515B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の利用分野〕 本発明はクレーンのブーム上架方法に関するも
のである。
〔発明の背景〕
第1図に示す橋形クレーンのブーム1は、重量
約80トンから約100トンにも及び、ブーム1の重
心は岸壁より20〜25mも海上側にある。しかも、
ブーム1の据付高さは30〜35mもの高所である。
このブーム1を岸壁上に組立てたクレーン本体に
据付ける場合には、従来、海上に浮かんだフロー
テイングクレーンや、岸壁から海上側へ長いリー
チを有する大形のトラツククレーンを利用してブ
ーム1を吊り上げ据付作業を行つていた。
しかし、フローテイングクレーンや大形のトラ
ツククレーンが調達できない場合には、据付作業
ができないし、調達できたとしても、据付作業コ
ストが高価となる欠点があつた。
〔発明の目的〕
本発明の目的は、他のクレーンを利用すること
なくブームを上架する方法を提供することにあ
る。
〔発明の概要〕
本発明は、マストを高脚への連結部を中心とし
て海側に回動自在に取付け、非海側に設置した第
1のロープ巻取装置のロープを前記マストの上端
を非海側に引張るように該マストを連結すると共
に、該第1のロープ巻取装置から繰出して前記マ
ストの上端を海側に傾斜させ、非海側に設置した
第2のロープ巻取装置のロープを前記マストの上
端のシーブを経由して海側に吊下げ、次に、この
状態において、前記第2のロープ巻取装置のロー
プを船に載せられた前記ブームに連結し、該第2
のロープ巻取装置を用いて該シーブを水平に吊上
げ、該ブームを前記ガーダーに連結し、 次に、前記第1のロープ巻取装置を用いて前記
マストを垂直方向に立てること、を特徴とする。
〔発明の実施例〕
岸壁A上に据付けられた橋形クレーンは第1図
に示す構造を有する。即ち、岸壁A上のレール上
で走行装置18により走行する高脚3が、高所の
ガーダー2を水平に支持している。海B側の高脚
3上には軸16によりマスト4が傾倒自在に取り
付けられる。もう一方の高脚3の上部とバツクス
テー5の下端とは軸17により連結され、バツク
ステー5の上端はマスト4の上部へ軸19により
マスト4が垂直に保持されるように連結される。
ガーダー2の海B側端にはブーム1が軸14で
上下回転自由に連結される。このブーム1には各
リンク6a,6b,6cを軸13で回転自由に取
り付けて構成したテンシヨンリンク6の下端が軸
12で取り付けられ、テンシヨンリンク6の上端
はマスト4の上部へ軸11で連結される。このよ
うにして、マスト4からテンシヨンリンク6によ
りブーム1が水平になるように据付けられる。
ガーダー2上には、ガーダー2とブーム1とを
走行するトロリー15の走行障害とならない配慮
を加えて機械室7が据付けてある。この機械室7
には起伏用ロープ巻取装置8が設置される。この
ロープ巻取装置8から繰り出した起伏ロープ9
は、マスト4の上部に取付けたロープシーブ20
を経由してブーム1に掛け渡されている。よつ
て、ロープ巻取装置8で起伏ロープ9を巻き取る
と、テンシヨンリンク6が軸13部分で折れ曲が
りながらブーム1が軸14を中心に起立回転す
る。このブームの起立動作は、貨物船が接岸する
時や離岸する時、あるいは貨物船に沿つてクレー
ンが走行する時にブーム1に貨物船のマストが当
らぬように必要である。
貨物船と岸壁間でのクレーンによる荷役は、ブ
ーム1を水平にした状態でトロリー15を走行さ
せつつ行う。
このようなクレーンの構造は、従来の橋形クレ
ーンと同様である。
このクレーンのブームをクレーンに組み付ける
には、第2図の如く行う。
即ち、バツクステー5の下部にロープ掛け金具
21を設置し、さらに高脚3上部にロープシーブ
22を設置し、岸壁Aにもモープシーブ23を設
置しておく。次に、ロープ24の一端をロープ掛
け金具21に連結し、ロープ24の途中を各ロー
プシーブ22,23を経由して岸壁A面に導く。
このロープ24の他端側は、岸壁A上に設置した
ロープ巻取装置であるウインチ25に巻き掛けて
おく。次に、テンシヨンリンク6をあらかじめ軸
11でマスト4に付けたまま第2図の如く折り曲
げておき、この折り曲げ状態が維持されるように
ロープ26でテンシヨンリンク6の両端を連結し
ておく。また、起伏用ロープ巻取装置8から出し
た起伏ロープ9はマスト4のロープシーブ20を
経由してマスト4上部から垂らしておく。
以上の準備を行つた後に、軸17で高脚3とバ
ツクステー5を連結しない状態でウインチ25を
ロープ24がゆるむ方向へ操作し、第2図の実線
表示の如くマスト4を海B側へ傾斜させて保持す
る。次に、起伏用ロープ巻取装置8から起伏ロー
プ9を繰り出してロープシーブ20を経由してロ
ープ9をマスト4から海面側へ降してゆく。海上
にはあらかじめブーム1を載せたバージ船27を
待たせておく。海面側へ降されてきた起伏ロープ
9にブーム1を補助ロープ28等を介して接続す
る。次に、起伏用ロープ巻取装置8で起伏ロープ
9を巻き取ることにより、ブーム1をバージ船2
7から上方へ吊り上げてブーム1の据付高さにま
で位置させる。ブーム1の高さは起伏用ロープ巻
取装置8で起伏ロープ9を操作することで調整
し、ブーム1の水平位置はウインチ25でロープ
24を操作してマスト4を軸16を中心に起伏す
ることで調整する。これらの調整でブーム1の左
端とガーダー2の右端を位置合せして両者を軸1
4で連結する。さらに、ロープ26をテンシヨン
リンク6から外して、このテンシヨンリンク6の
下端をブーム1へ軸12で連結する。その後に、
ウインチ25でロープ24を巻き取ることで軸1
6を中心にマスト4を垂直に起立するまで上回転
させる。この間、起伏用ロープ巻取装置8から起
伏ロープ9を繰り出すことでブーム1が常にほぼ
水平になるようにする。このようにして、第2図
の鎖線表示の如く、バツクステー5とテンシヨン
リンク6を斜めに、マスト4を垂直にする。次
に、バツクステー5の下端を軸17で高脚3に連
結する。そして、起伏ロープ9をブーム1へ連結
する。しかる後に、ウインチ25とロープ24と
各ロープシーブ22,23とロープ掛け金具21
と補助ロープ28とを取り除いて第1図の如き橋
形クレーンに組み立てる。
本実施例では、起伏用ロープ巻取装置8を利用
しているが、起伏用ロープ巻取装置8がまだ使用
できない組立状況である場合には、ウインチをガ
ーダー2あるいは岸壁Aに設置して起伏用ロープ
巻取装置8に代えて使用しても良い。また、ウイ
ンチ25はガーダー2等のクレーン側に取り付け
ても良い。
〔発明の効果〕
以上の如く、本発明によれば、クレーンのブー
ムの上架作業を他のクレーンを使用しないで達成
できるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は組立てられた橋形クレーンの全体図、
第2図は第1図に示したブームの本発明の方法を
利用した据付け作業中の橋形クレーンの全体図で
ある。 1……ブーム、2……ガーダー、3……高脚、
4……マスト、5……バツクステー、6……テン
シヨンリンク、8……起伏用ロープ巻取装置、9
……起伏ロープ、11,12,13,14,1
6,17,19……軸、20,22,23……ロ
ープシーブ、21……ロープ掛け金具、24……
ロープ、25……ウインチ、27……バージ船。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 一対の高脚の上部に設置されたものであつて
    トロリーの走行するガーダーと、前記ガーダーの
    端部において海側に突出して上下方向に回動自在
    に連結されるブームと、前記ブームの海側を吊下
    げるために前記高脚の上端に立設したマストとか
    らなり、 前記一対の高脚にガーダーを設置した後、前記
    ブームを前記ガーダーに水平に連結する方法にお
    いて、 前記マストを前記高脚への連結部を中心として
    海側に回動自在に取付け、 非海側に設置した第1のロープ巻取装置のロー
    プを前記マストの上端を非海側に引張るように該
    マストに連結すると共に、該第1のロープ巻取装
    置から繰出して前記マストの上端を海側に傾斜さ
    せ、 非海側に設置した第2のロープ巻取装置のロー
    プを前記マストの上端のシーブを経由して海側に
    吊下げ、 次に、この状態において、前記第2のロープ巻
    取装置のロープを船に載せられた前記ブームに連
    結し、該第2のロープ巻取装置を用いて該ブーム
    を水平に吊上げ、該ブームを前記ガーダーに連結
    し、 次に前記第1のロープ巻取装置を用いて前記マ
    ストを垂直方向に立てること、 を特徴とするクレーンのブーム上架方法。
JP10077983A 1983-06-08 1983-06-08 クレ−ンのブ−ム上架方法 Granted JPS59227689A (ja)

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JP10077983A JPS59227689A (ja) 1983-06-08 1983-06-08 クレ−ンのブ−ム上架方法

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Publication Number Publication Date
JPS59227689A JPS59227689A (ja) 1984-12-20
JPS6261515B2 true JPS6261515B2 (ja) 1987-12-22

Family

ID=14282947

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JP10077983A Granted JPS59227689A (ja) 1983-06-08 1983-06-08 クレ−ンのブ−ム上架方法

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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009242051A (ja) * 2008-03-31 2009-10-22 Mitsui Eng & Shipbuild Co Ltd 橋形クレーン
JP2011068441A (ja) * 2009-09-24 2011-04-07 Mitsui Eng & Shipbuild Co Ltd 岸壁用橋形クレーン、及びその輸送方法

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4867951A (ja) * 1971-12-18 1973-09-17
JPS5777190A (en) * 1980-10-29 1982-05-14 Hitachi Ltd Method and apparatus for installing undulation girder for crane

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