JPH063096B2 - 窓部材 - Google Patents

窓部材

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JPH063096B2
JPH063096B2 JP62154575A JP15457587A JPH063096B2 JP H063096 B2 JPH063096 B2 JP H063096B2 JP 62154575 A JP62154575 A JP 62154575A JP 15457587 A JP15457587 A JP 15457587A JP H063096 B2 JPH063096 B2 JP H063096B2
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    • E06BFIXED OR MOVABLE CLOSURES FOR OPENINGS IN BUILDINGS, VEHICLES, FENCES OR LIKE ENCLOSURES IN GENERAL, e.g. DOORS, WINDOWS, BLINDS, GATES
    • E06B3/00Window sashes, door leaves, or like elements for closing wall or like openings; Layout of fixed or moving closures, e.g. windows in wall or like openings; Features of rigidly-mounted outer frames relating to the mounting of wing frames
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    • E06B3/06Single frames
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  • Securing Of Glass Panes Or The Like (AREA)
  • Door And Window Frames Mounted To Openings (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)
  • Specific Sealing Or Ventilating Devices For Doors And Windows (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 完成された窓フレームとサッシまたは窓主フレーム及び
それ用の部分組立部材と同様に従来から木または金属で
造られ、かつ要求に従って塗装または他の表面処理によ
って耐候性に造られ、かつ、たとえば亜鉛、アルミニウ
ムまたはプラスチック材料のシールドのような外側に取
りつけられた雨押えによってさらに保護されている。部
材が金属で造られた場合には一般に、良好な耐候性をも
つことが期待されるが、同時に、そのようなフレーム
は、しばしば許容できない冷温導通ブリッジを形成す
る。これに反し、木製部材は、特別な要心をすることさ
えなく、望ましくない熱伝導に対して十分な抵抗を提供
するが、その代りに多少とも頻繁に塗装を行うことが耐
候性を保つために、必要であって、 最近において、上述のジレンマを克服するために、すな
わち適切なプラスチック材料から造られてきた。
したがって、ガラス繊維などの、考えられる必要なプラ
スチック材料を用いてフレームを完成することが知られ
ているが、この形式のフレームは材料の費用に比べて異
例に高価であり、そのうえ、普通に製造されたフレーム
よりも可成り重さが大きかった。
ドイツ特許第1119503号明細書は、とくに窓フレ
ームおよび主フレームの製造方法を開示し、重量の軽減
と同時に材料の節約を得ることを提供し、すなわち鋳造
モールド内でプラスチック材料中に埋め込まれた木また
は木質繊維の芯材のフレーム を構成することによって
提供された。埋め込み工程に先だってまたは埋め込み工
程中に、木製芯材はこの芯材内にしっかり閉じ込められ
た硬化されたプラスチックの点滴を用いてモールド内に
配置されることができる。
同一種類の、すなわちプラスチック材料に埋め込まれた
木の芯材からなるフレーム形状の窓部材も、ドイツ特許
公開第2047299号公報から知ることができ、これ
は好適なプラスチック材料として発泡ポリウレタンの使
用を述べており、ノルエー特許第123907号明細書
には好ましい材料として金属が挙げられている。
英国特許第1212390号明細書は、1枚の窓ガラス
の縁のまわりに窓フレームを鋳造することを開示し、か
つここにおいてフレームはフレームの鋳造されたプラス
チック材料によって浸透された板ガラス繊維をかぶせた
熱絶縁性材料(木として示された)の芯材を含み、この
プラスチック材料はたとえばポリエステルであり、さら
に、 オーストラリア特許公開第87071(1982)号公
報は、芯材の材料として、8〜9%を超えない範囲内の
水分混合量になるまで乾燥されることが好ましく、かつ
松の種類のような価格の張らない軟質木材から切断され
るが、同時に、たとえばPURのようなプラスチック材
料によって被覆されていない硬木の縁部帯材を含むこと
ができ、この材料はつぎに、もしこの部材が扉またはテ
ーブル表面に用いられるならば、かんな掛けされる。
上記において概説した従来技術を背景にして、本発明
は、木または木を基質とした材料から造られた芯材、お
よび芯材内に鋳込まれたポリウレタン(PUR)のよう
な発泡プラスチック材料が好ましい覆いから成る窓部材
に関し、かつ本発明による窓部材が同種の従来構造と異
なるところは、一方において、外気に面しているその側
面に天候に対して保護するためのシールドを支持するよ
うに構成され、前記シールドは窓部材といっしょになっ
て外側空気によって通気される内側空所を形成するこ
と、および他方において、覆いが内側空気に面する窓部
材の面においてのみ湿気に対して高い不滲透性を提供す
るように構成されていることである。
実用実験において、松材およびボール紙製の芯材はPU
R層内で損傷を受けずに、または該層と芯材間でその接
着性を損わずに、−芯材の材料の乾燥さえも進行させず
に、および極度の湿気を受けたのちにおいても乾燥を増
進させずに−PUR内に埋め込まれることが確認され、
しかもそのような材料の芯材を含むフレーム完成品(ほ
ぼ5kgの重量)は水への浸漬と乾燥棚上での乾燥の繰返
し処理を行った結果、ほぼ1kgの重量が増すように水を
吸収し、それにより芯材を膨らせてPUR層に亀裂を生
ぜしめることが確認されている。
窓部材の芯材のそのような強い吸湿性は、装着された窓
においてのみでなく、明らかに完全なプラスチック覆い
を施しあっても、湿気は、部屋や内側空気からその比較
的高い含水量によって水蒸気の状態で一般に滲透するで
あろう。とくに、冬期の状態では、滲透する湿気は芯材
内で凝結して、その中に水分を蓄積し、その結果、芯材
の材料は腐敗および茸類の作用によって分解し、とくに
前記材料が経済的理由によって廃棄木材やボール紙のよ
うな低い品質の材料を用いているときは、その現象が著
るしい。芯材のこのような分解をもたらすことは、プラ
スチック覆いの厚さを増してそれ自身が窓部材に十分な
強度と剛性を提供することによって解消できるにして
も、もしそのようにすれば、比較的高価な覆い材料をさ
らに多量に消費することになって、比較にならない程度
の製造費をもたらす。
これらの環境状況は、プラスチックで覆われた窓部材が
それらの構成上に多くの提案があったにもかかわらず市
場においてすぐれた役割を果すことができなかった理由
と考えられる。
本発明においては、上述のように、窓の内側から芯材内
への或る程度の湿気の浸入は、スクリューによって固定
された取付部から発生する覆い内での漏洩によって必然
的に起こるものと考えなければならないが、既述のよう
な特徴のある手段によって、芯材の材料内に凝結状態で
留まる浸透する湿気は、簡単かつ低費用の方法で防止で
き、その理由は、言わば、湿気が内側空気から浸透する
よりも外側空気へ一層容易に逃出できるからである。こ
れは、低品質材料の芯材でもその強度を保持できその結
果、プラスチック覆いが部材全体としての剛性に大して
貢献せず、したがって、プラスチック覆いは内側空気に
対して所望の障壁としての効果にもとずいて寸法づけら
れれば良いことになる。このことは、上記で引用した従
来の提案に比べて可成りの材料節約をあらわす。
実際の場合、芯材の意図する乾燥維持は、覆いが、外側
に面する表面におけるよりも内側に面する表面において
実質的に厚く、かつシールドで覆われているその部分上
では覆いが全く省略されることが好適であるように適切
に保証される。これによりプラスチック材料の消費は最
小にできる。
既述のように、別の安価な木を気質とした材料を部材の
芯材に用いることができるが、この芯材は合板、いわゆ
るダグラス板(Douglas planets;アメリカ松douglas fir
で造られたベニヤ板)を用いることが好適、から切断さ
れかつフレーム部材の全断面積の75%を下回らないこ
とが好適な主部分をもとに構成する1つ以上の部材から
構成され、ここにおいて、ベニヤ層の少くとも主要部は
窓の平面に対してほぼ垂直に配向されている。
上述の実験は、この場合、著るしく減少した吸水性、す
なわち、わずか200gの範囲内、と、芯材にはほとん
ど膨張が起らないことを立証した。この理由は今までは
明瞭にされなかったが、積層された合板間の接着剤層が
芯材の材料を通して水蒸気が拡散するのを防ぐ障壁とな
るという考えは確認されなかった。これに反し、合板の
製造時に加えられる高い圧力のために接着剤が積層材に
浸透効果をもちそれによって木層が天然状態におけるよ
りも一層吸湿性が低下するものと考えられる。
上述の実験によって、同一形式の既存の窓に対する出費
と同一の費用レベルで材料を用いたにもかかわらず、本
発明による部材は、実験の状態を受けた場合に限らず装
着現場の通常の気候状態の下においても、耐久性に関し
ては優れていることが認められた。
図面を参照して以下に本発明を説明する。
第1図において、窓の主フレームは全体を1で示され、
かつそのフレームは2で示されている。前記窓部分と残
りの取付部間のヒンジ式結合は本発明に必須のものでは
ないので、それについては図示されていない。
主フレームは、フレームと同様に普通の断面形状をも
ち、主フレームは連結パネル3の縁部を受入れるための
内側溝穴、およびフレーム上の拘捉突起部分6と協働す
る弾性ガスケット5を具備した凹部4を含み、前記フレ
ームは2つのガスケット9間に支持された二重窓枠8を
受入れるための外部凹部7を含む。
主フレーム1は、実質的に、たとえば廃棄木材やボール
紙のような低い品質の木または木を基質とした材料から
造られている。芯材は、それ自身枠形で、たとえば剛性
のサッシ接続具をもつ4つのフレーム部分(その1つが
図に示されている)から成り、その部分はその上に鋳込
まれかつ平滑な表面を形成するポリウレタンの覆い11
によって覆われている。図から明らかなように、室内の
空気に面する主フレーム部分の表面を構成する、すなわ
ちパネル3からガスケット5への覆いの部分11′は、
可成りの厚さをもつが、外気にさらされる隣接する覆い
部分11″の厚さは、その厚さの一部分でのみ構成す
る。前記薄い方の覆い部分は、断面周辺の残り部分の全
体を覆うが、図示の実施例では、芯材10の外方に面す
る部分は全く覆われていない。前記部分には、それ自身
公知でかつ気候に対する保護手段を提供するシールド1
2が配設され、かつシールドと主フレーム部分間には内
側空所13が提供されこの空所に外側空気が受入れられ
て上述のように通気目的に充当される。
窓のフレーム2は、全く同様に形成され、かつその外側
シール14は同様に、窓の閉鎖位置を定める所定位置に
二重窓枠8を主フレームのシールド12とラビリンスシ
ーリング状態に保持するのに用いられる。
第2図に示された主フレーム部材およびフレーム部材
は、ダクラス板から切断されることが好ましい2つの合
板材から成る芯材を含み、これらの合板材は互いに強固
に結合され、かつ、それらの末端に隣接するフレーム側
部に対応する部材を有している。説明を明瞭にするため
のみの目的で、ベニヤ板部材の各第2の木質層は斜線を
施こして示されかつ主要部10′のベニヤ板層は窓の平
面に対して垂直に配向されていることが分かるであろ
う。主要部10′および10″の全体断面は、その輪郭
については完成フレームの関連部材の断面に大むね対応
し、かつその面積についてはその85〜90°以上を構
成する。
ポリウレタンの覆い11は、芯材のまわりに鋳込まれて
いる。これは通常の方法で、モールドを用い、その中に
枠組みされた芯材または芯部材がPUR材料の射出に先
だって正しく位置づけられ、この場合、芯材の断面を完
全に包囲するが、図示のように、外向き面部分に適切な
通気孔15を設けることもできる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明によって造られた主フレームおよびフ
レームをもつ開放式窓の一部分の断面図、第2図は、本
発明による窓部材の第2実施例のフレームまたは主フレ
ームの断面図である。 図中の符号、1…窓、 2…フレーム、3…連結パネル、 4…凹部、5…ガスケット、 6…突出部、7…外側凹部、 8…二重窓枠、9…ガスケット、 10…芯材、10′,10″…合板材、 11…覆い、11′,11″…覆い部分、 12…シールド、13…内側空所、 14…シールド、15…通気孔 を示す。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】木または木を基質とする材料で造られた芯
    材および前記芯材上に組込まれたプラスチック材料の覆
    いからなる窓部材において、この窓部材は外気によって
    換気される空間を該部材と一緒になって形成する気候保
    護シールドを外気に面する側で支持するように構成さ
    れ、前記覆いは内側空気に面する該部材の表面において
    のみ蒸気に対して高度の非浸透性を与えるように構成さ
    れていることを特徴とする窓部材。
  2. 【請求項2】前記覆いが、該部材の覆いの施工されてい
    る外方に面する表面におけるよりも、内方に面する表面
    において実質的に大きい厚さを持つことを特徴とする特
    許請求の範囲第1項記載の窓部材。
  3. 【請求項3】前記覆いが外方に面する前記芯材の部分で
    省略されていることを特徴とする特許請求の範囲第1項
    記載の窓部材。
  4. 【請求項4】前記芯材が合板から切断された1つ以上の
    部材からなり、この合板はベニヤ層からなりかつフレー
    ム部材の全断面積の主要部分を全体として構成し、かつ
    ベニヤ層の少なくとも主要部分が窓の平面に対してほぼ
    垂直に配向されていることを特徴とする特許請求の範囲
    第1〜3項の何れか1項に記載の窓部材。
  5. 【請求項5】ベニヤ板がアメリカ松で造られていること
    を特徴とする特許請求の範囲第4項記載の窓部材。
  6. 【請求項6】前記主要部分がフレーム部材の全断面積の
    少なくとも75%を構成することを特徴とする特許請求
    の範囲第4項記載の窓部材。
  7. 【請求項7】前記覆いが発泡プラスチック材料で造られ
    ていることを特徴とする特許請求の範囲第1〜6項の何
    れか1項に記載の窓部材。
  8. 【請求項8】前記発泡プラスチック材料がポリウレタン
    からなることを特徴とする特許請求の範囲第7項記載の
    窓部材。
JP62154575A 1986-07-03 1987-06-23 窓部材 Expired - Lifetime JPH063096B2 (ja)

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