JP2536943Y2 - 天 窓 - Google Patents

天 窓

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JP2536943Y2
JP2536943Y2 JP1990019451U JP1945190U JP2536943Y2 JP 2536943 Y2 JP2536943 Y2 JP 2536943Y2 JP 1990019451 U JP1990019451 U JP 1990019451U JP 1945190 U JP1945190 U JP 1945190U JP 2536943 Y2 JP2536943 Y2 JP 2536943Y2
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JP
Japan
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synthetic resin
glass
resin frame
frame
skylight
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JP1990019451U
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光夫 福田
幹夫 木原
充保 福永
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AGC Inc
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Asahi Glass Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は天窓に関するものである。
[従来の技術] 従来の最も一般的な天窓は、第4図に示すように台座
枠20とサッシ枠21と複層ガラス22からなる天窓23を屋根
面に取り付け固定し、防水シート24及び水切り板25によ
り雨仕舞い処理を行ない納める構成である。このような
従来の構成で行なうと部材や部品数が多くなり、寸法精
度の管理が容易ではなく、コスト高になる傾向がある。
外観的には、第4図に示す構成であるため屋根面より飛
び出した形状となる。納まり面では、現場での施工とな
り、雨仕舞い性能が職人により優劣が生じやすく、雨漏
りの原因となり易い。一方、断熱性能はサッシ部分が一
般的に室内側に露出しやすいため、その部分に結露が生
じ問題となる。
[考案が解決しようとする問題点] 従来の天窓は前述のように、採光する部分以外の構成
部材が多く、加工工数も多く、コスト高になる傾向があ
る。形状的には構成部材が一般的に統一されているため
画一的な形状となる。雨仕舞い性能は、職人の優劣によ
り不安定となり、その職人を指導することは、困難な面
が多い。断熱性能はサッシの一部分が室内側に露出し、
熱的に欠陥となったり、台座枠により屋根面より突出し
ているため、熱の流入する面積が大きく熱的に欠点とな
る。本考案はこれらの欠点を解消しようとするものであ
る。
[問題点を解決するための手段] 本考案は前述の問題点を解決すべくなされたものであ
り、スペーサーを介して周囲の封着された複数枚のガラ
ス板の周縁部を構造シール枠としての合成樹脂で一体的
に包被してなる合成樹脂枠を有する複層ガラスを具備
し、前記合成樹脂枠の周辺部には複層ガラスを屋根面に
取り付けるため及び雨仕舞いのための凹凸部と、合成樹
脂枠に一体的に成形されて合成樹脂枠に包被あるいは内
蔵された補強材とを有しており、かつ前記合成樹脂枠の
室外側の少なくとも一部を覆って不燃材からなる水切り
板が合成樹脂枠の少なくとも一部に対し一体的に成形さ
れて形成されており、更に前記合成樹脂枠は40度〜90度
の硬度の樹脂から形成されていることを特徴とする天窓
を提供するものである。
以下、本考案の実施例を図面に従って説明する。第1
図は本考案の基本構成を示す断面図、第2図,第3図は
その完成品の形状を示す外観図であり、1は天窓用の複
層ガラス,2は複層ガラスを構成するスペーサー,3は水切
り板,4は補強材,5は釘ねじ等の固定材,6は合成樹脂枠を
示している。
複層ガラス1を構成する2枚のガラス板は、通常の板
ガラスのほか、熱線反射被膜付ガラス板,強化ガラス
板,合せガラス板,網入りガラス板,あるいはポリカー
ボネート,アクリル樹脂等の有機ガラス板等一般に用い
られる各種ガラス板が広く使用できる。なお、相対する
複数枚のガラス板の種類は同一のものに限らない。
2枚のガラス板を隔置し、複層ガラスを構成するため
にガラス板の周囲、あるいはほぼ周囲に設けられるスペ
ーサー2は、アルミニウム,鉄等の金属,又はプラスチ
ック等の材料から作られたものが使用される。通常は内
部に乾燥材を封入するための中空部をもった形状に成形
される。そのスペーサーの幅は中空部の間隔に合せて適
宜決められる。また、スペーサー2は補強材4と一体と
なったものであっても良い。
防水シール7は、ガラス板とスペーサーを接着するた
めに設けられている。この接着剤としては、防水性の高
いものが使用され、例えばポリイソブチレン系,ブチル
ゴム系,シリコンゴム系,チオコール系のものが一般的
に使用される。これらの接着剤は使用時に温めてひも状
に押出し使用しても良いし、あるいは予めひも状,テー
プ状に成形してあっても良い。
水切り板3は一般的に鉄,亜鉛,銅等の金属不燃材を
用いたものとする。かかる水切り板3は複層ガラス1の
合成樹脂枠の室外側部分の水切り性、耐水性及び不燃性
を高めるために、該合成樹脂枠6の少なくとも室外側を
覆ってその周辺部に渡って水切り機能が発揮される様に
設けられている。かかる水切り板3は合成樹脂枠を成形
する際、予め加工し形状を整えた水切り板を成形機内に
配置し合成樹脂を充填して、水切り板3と合成樹脂枠6
とが一体成形されるようにする。
合成樹脂枠6は、例えばポリウレタン,塩化ビニル等
のプラスチック材料からなり、複層ガラスのスペーサー
と板ガラスとに接着して複層ガラスのスペーサー封着部
を外側から包被し、複層のガラス数をその周囲から封着
する。そしてこの合成樹脂枠6は、複層ガラスを屋根面
に取付けるためや雨仕舞いのための適宜の凹凸形状を有
し、また、補強材4やその他取付け部材等の天窓に必要
な天窓部品も合成樹脂枠6内にあるいは一部突出させて
一体に成形し、合成樹脂枠6内で包被あるい内蔵させ
る。
本考案において、この合成樹脂枠6はガラス及びスペ
ーサー部を一体的に成形することに特徴があり、更にガ
ラス,スペーサー部及び天窓部品等をも一体的に成形す
ることにも特徴がある。又、合成樹脂枠の硬度として40
度〜90度が望ましい。この硬度が大きすぎると、ガラス
板,スペーサーとの接着性及びガラス板に対する緩衝性
などに支障が生じ、逆に硬度が小さすぎると取付け枠と
しての機能が損なわれることがある。また、ガラス板と
構造シール枠としての合成樹脂枠との界面にプライマー
処理を施すことによってその部分の接着をより強固にす
ることができる。本考案において合成樹脂枠は、ガラス
板,スペーサー部,天窓部品等一体に、また、家屋の屋
根の駆体とに取付け部分としての凹凸部を持つ様に一体
に成形される必要がある。そのための好ましい成形法と
しては、RIM 法あるいは射出成形法が用いられる。RIM
法においては第5図に示すように合成樹脂枠の形状の空
間を有する型枠10内に、2枚のガラスをスペーサー2を
介して防水シール7で仮止した複層ガラス1の組立体
と、型枠10に設けられた押えピン11により所定位置とな
る様に型枠内に固定された取付け部を有する補強材4
と、型枠形状に予め加工された水切り板3とを型枠10内
の所定位置となる様にセットし、型枠を密閉し、矢印方
向から注入口を通しこの型枠内にポリオールとイソシア
ナートを混合しながら注入し、内部でこれらの原料を反
応硬化せしめる。本方法においては型枠内部に離型剤と
してフッ素樹脂,シリコン樹脂などの非粘着性の表面を
有する合成樹脂や合成ゴムを塗布することが有効であ
る。一方、射出成形においても同様に型枠内に離型剤を
塗布することは有効である。また、成形法の特徴として
は、型枠内の圧力の高い射出成形法では、比較的小面積
のものに、また、型枠内の圧力の低いRIM 法はやや大面
積のものに適用することが経済性の面から有利となる。
以上、本考案の実施例について説明したが、スペーサ
ーにそれ自体が接着性を有するものを使用すれば防水シ
ールを省くことができる。また、スペーサーに補強材と
一体のものを用いたり,磁石を利用することで押えピン
を省くことが出来る。
[作用] 本考案による天窓において従来の天窓における構成部
材を省くことができ、製品形状の自由度が増し、一体成
形により製品精度が向上し、断熱性能は合成樹脂枠を用
いる事や台座枠の立上り部分を省くことにより熱の流入
面積を少なくすることができ、性能が向上する。
施工に際しては従来職人の優劣により納め方が不安定
であるのに対して、前述したように雨仕舞い板を一体成
形したユニット方法としていることによって安定した雨
仕舞い性能を確保出来る。
[実施例] 本考案による天窓の基本構成を第1図に示す。図にお
いて1は複層ガラス、2は複層ガラスの空気層を確保す
るためのスペーサー、3は鋼板,銅板、アルミ押出し材
等の金属不燃材料からなる水切り板、4は合成樹脂枠を
補強し、複層ガラスの脱落防止のための補強材、6は水
切り板3や複層ガラスエッジを接着・固定する合成樹脂
枠である。もちろん、ガラス板と構造シール枠としての
合成樹脂枠との界面にプライマー処理を施すことによっ
てその部分の接着をより強固にすることができる。
合成樹脂枠はPVC,ポリウレタン等の材料が用いられ、
成形に関しては寸法対応性のある金型を用い成形する。
[考案の効果] 本考案において天窓の周辺部材を型枠に設置し合成樹
脂からなる材料を注入し硬化させるため、硬化が速く、
脱型した時にほぼ所定の強度となり、従来法によるもの
と比べてガラス設置の養生時間が不要となり部品等の取
付け作業が不要となり、組立工程における作業時間短縮
となる。
また、合成樹脂枠によって複層ガラスのエッジを包被
しているため、網入ガラスの防錆効果や防水シール材の
耐久性に寄与している。さらに型枠を用い成形している
ため、多角形,円形,楕円形等の形状も容易に作り出
せ、形状を工夫することによってデザイン的に優れた天
窓を提供することが可能となる。
施工に関しては、従来雨仕舞いを良好にするため水切
り板金を板金職人が現場で行うが、一体成形しているた
め現場で屋根職人が容易に設置でき、工期の短縮や職人
の煩雑さが解消され、現場コストの低減も可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案による天窓の基本的構成を示す断面図で
あり、第2図,第3図は天窓の外観形状を示す平面図で
あり、第4図は従来技術による天窓の断面図、第5図は
本考案の成形時に使用する型枠の断面図である。 図において1は複層ガラス,2はスペーサー,3は水切り
板,4は補強材,5は固定材,6は合成樹脂枠,7は防水シー
ル,8は台座枠,9は防水シート,10は型枠,11は押えピン,1
2は型枠密閉用のシール材。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】スペーサーを介して周囲を封着された複数
    枚のガラス板の周縁部を合成樹脂で一体的に包被してな
    る合成樹脂枠を有する複層ガラスを具備し、前記合成樹
    脂枠の周辺部には複層ガラスを屋根面に取り付けるため
    及び雨仕舞いのための凹凸部と、合成樹脂枠に一体的に
    成形されて合成樹脂枠に包被あるいは内蔵された補強材
    とを有しており、かつ前記合成樹脂枠の室外側の少なく
    とも一部を覆って不燃材からなる水切り板が合成樹脂枠
    の少なくとも一部に対し一体的に成形されて形成されて
    おり、更に前記合成樹脂枠は40度〜90度の硬度の樹脂か
    ら形成されていることを特徴とする天窓。
JP1990019451U 1990-03-01 1990-03-01 天 窓 Expired - Lifetime JP2536943Y2 (ja)

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JPS52112241U (ja) * 1976-02-23 1977-08-25
JPS63143683U (ja) * 1987-03-12 1988-09-21
JPS6446384U (ja) * 1987-09-18 1989-03-22

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