JP2782318B2 - 窓枠用部材 - Google Patents

窓枠用部材

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JP2782318B2
JP2782318B2 JP5326185A JP32618593A JP2782318B2 JP 2782318 B2 JP2782318 B2 JP 2782318B2 JP 5326185 A JP5326185 A JP 5326185A JP 32618593 A JP32618593 A JP 32618593A JP 2782318 B2 JP2782318 B2 JP 2782318B2
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window frame
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敏夫 冬木
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Daikin Industries Ltd
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Daikin Industries Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、窓ガラスやサッシに生
じた結露水により、窓枠が劣化するのを防止する窓枠用
部材に関する。
【0002】
【従来の技術】窓枠は、開口部の構造体と、サッシ取付
部と、壁仕上材の上端をそれぞれ隠蔽して美麗な外観を
施工性良く仕上げるための部材である。窓枠は、切断性
や化粧外観から木材素材、集成材、合板、LVL(単板
積層材)、パーティクルボード、MDF(中質繊維板)か
らなり、塗装や化粧シートによって表面加工してある。
しかし、戸外と室内との寒暖の差が大きい場合、窓ガラ
ス及びサッシに結露水が生じて窓枠上に滴下するため、
窓枠のサッシ近傍部分の端面部や下面から結露水が窓枠
内に侵入し、カビや変色により汚損したり、甚だしい場
合には表面側の化粧部分が浮き上がったり、反りが生じ
るなどの欠点があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の解決課題は、
窓枠を結露水から保護する窓枠用部材の提供にある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の窓枠用部材は、
『壁体(13)に設けられる開口部(24)の下辺の上
面に取り付けられる窓台(14)と、窓台(14)の上
方に配設され、一端が室内側に張設された壁仕上材(1
2)の上端を被覆し、他端が前記開口部(24)の戸外
側の取着されたサッシ(C)に近接して配される窓枠
(10)との間に配される窓枠用部材(A)であって、
窓枠(10)と窓台(14)との間に介挿され、窓枠
(10)と窓台(14)との間に空間部(7)を形成す
る部材本体(1)と、部材本体(1)から延出され、前
記窓枠(14)の底面部を被覆しかつサッシ側木口部分
を被覆する被覆片部(B)とで構成された』事を特徴と
する。
【0005】戸外と室内の温度差が大きい場合、内側窓
(22)、外側窓(23)並びにサッシ(C)に結露水が生じ、滴
下してサッシ(C)上に溜まる。しかしながら、窓枠(10)
のサッシ側木口は被覆片部(B)により被覆されており、
且つ部材本体(1)によって窓枠(10)が窓台(14)から浮か
されているので、空間部(7)に侵入した結露水は窓枠(1
0)のサッシ側木口から窓枠(10)内に侵入することが出来
ず、乾燥状態が保たれ、窓枠(10)のカビ発生や変色によ
る汚損、化粧部分の浮き上がり並びに反り等の発生が防
止される事になる。
【0006】
【実施例】以下、本発明を図示実施例に従って詳述す
る。図1は本発明の第1実施例の断面斜視図であり、図
2は他のサッシ(C)を使用した場合の断面斜視図であ
る。第3図は本発明に使用する窓枠用部材(A)の第1実
施例の部分斜視図であり、図4は窓枠用部材(A)の第2
実施例の斜視図である。
【0007】先ず、本発明の窓枠用部材(A)の第1実施
例を図3に従って説明する。(1)は部材本体で、縦片部
(8)及び水平片部(9)で構成された中空部材で、上側の水
平片部(9)の一端から延出片部(6)が延出されており、更
に延出片部(6)の端部から垂直被覆片部(2)が垂直上方に
延出されている。(3)は垂直被覆片部(2)の上端から部材
本体(1)側に延出された水平被覆片部で、被覆片部(B)は
延出片部(6)、垂直被覆片部(2)と水平被覆片部(3)とで
構成されている。水平片部(9)の下面には逆V型の凹条
(5)が長手方向に凹設されている。(4)は部材本体(1)に
形成された中空部である。
【0008】図3の窓枠用部材(A)は、例えば合成樹脂
の押出成形品、又はアルミニウムの押出成形品で形成さ
れている。尚、被覆片部(B)の水平被覆片部(3)は必ずし
も必要でなく、少なくとも窓枠(10)のサッシ側木口を被
覆するだけの幅があれば良い。窓枠用部材(A)用の合成
樹脂としては例えば塩化ビニル樹脂等が考えられる。
【0009】次に、図4に示す窓枠用部材(A)の第2実
施例について説明する。本実施例における窓枠用部材
(A)は複数、断続的に配されるブロック状の部材本体(1)
と、平板状の部材とで構成され、部材本体(1)から突出
している部分を長手方向に沿って折り曲げて使用する事
になる。(勿論、最初から折曲されているものでもよ
い。)従って、平板部分の部材本体(1)に接着されてい
る部分が水平片部(9)となり、部材本体(1)から突出して
いる部分が延出片部(6)となり、延出片部(6)から両方に
折り曲げられる部分が垂直被覆片部(2)ということにな
る。従って被覆片部(B)は垂直被覆片部(2)と延出片部
(6)とで構成される事になる。又、本実施例では垂直被
覆片部(2)の折り返し側側面に粘着剤(20)が塗布されて
おり、窓枠(10)のサッシ側木口に接着されるようになっ
ている。
【0010】本発明の窓枠用部材(A)における特徴は、
第一実施例及び第二実施例に共通して、部材本体(1)と
被覆片部(B)とで構成される点にある。
【0011】次に、図1に従って本発明に係る窓枠用部
材(A)の使用例について説明する。壁体(13)の適所には
開口部(24)が形成されている。(14)は窓台で、壁体(13)
の開口面に取り付けられる部材である。胴縁(11)は壁体
(13)の室内側面に取り付けられるもので、胴縁(11)を介
して壁仕上材(12)が壁体(13)に張設される。(10)は窓枠
で、水平枠部(10a)の室内側端から下方に垂直枠部(10b)
が垂設された略L字状の断面を有する部材で、開口部(2
4)の内周全体につけられる。開口部(24)に取り付けられ
た窓枠(10)の水平枠部(10a)は窓台(14)の内周を被覆
し、垂直枠部(10b)は、壁仕上材(12)の上部部分、開口
部(24)の構造体とサッシ取付部分を被覆する事になる。
これにより外観を施工性良くきれいに仕上げる事が出来
る。
【0012】(A)は本発明に係る窓用部材で、図1にお
いて、部材本体(1)が窓台(14)と窓枠(10)との間に介装
され、被覆片部(B)が窓枠(10)のサッシ側木口を覆うこ
とになる。空間部(7)は延出片部(6)と窓台(14)又は後述
する水平取付片部(16)との間に形成される空間部であ
る。(C)は開口部(24)の戸外側に装着されるサッシで、
水平取付片部(16)が前記空間部(7)内に挿入され、水平
取付片部(16)の戸外側端部から下方に垂設された垂直取
付片部(15)が壁体(13)に釘着されるようになっている。
垂直取付片部(15)の外面には、下向きL字状の戸外側突
出片部(21)が突設されており、水平取付片部(16)の上面
からは垂直保護片部(17)と、垂直保護片部(17)に平行に
内側レール(18)とが立設されており、戸外側突出片部(2
1)の上面には内側レール(18)に平行に外側レール(19)が
立設され、内側レール(18)と外側レール(19)に内側窓(2
2)と外側窓(23)が走行可能に嵌め込まれている。
【0013】戸外と室内の温度差が大きい場合、内側窓
(22)、外側窓(23)並びにサッシ(C)に結露水が生じ、滴
下してサッシ(C)上に溜まる。結露水の一部は垂直保護
片部(17)を越えて垂直被覆片部(2)と垂直保護片部(17)
の間から空間部(7)に侵入していく。窓枠(10)のサッシ
側木口は被覆片部(B)により被覆されており、且つ部材
本体(1)によって窓枠(10)が窓台(14)から浮かされてい
るので、空間部(7)に侵入した結露水は窓枠(10)のサッ
シ側木口から窓枠(10)内に侵入することが出来ず、乾燥
状態が保たれ、窓枠(10)のカビ発生や変色による汚損、
化粧部分の浮き上がり並びに反り等の発生が防止され
る。
【0014】図2は、サッシ(C)の水平取付片部(16)が
垂直保護片部(17)の上端に設けられている例であり、水
平取付片部(16)と水平被覆片部(3)あるいは水平被覆片
部(3)を設けない場合、水平枠部(10a)と当接させておけ
ば、結露水が窓台(14)側に吸収されない点で図1と相違
するだけであり、この点以外は図1と略同一の働きをな
す。
【0015】尚、図4の第二実施例も前述の説明と同様
に使用される。即ち、部材本体(1)が窓枠(10)の水平枠
部(10a)と窓台(14)との間に介装され、略直角に折り曲
げられて用いられる垂直被覆片部(2)が粘着剤(20)によ
って窓枠(10)のサッシ側木口に粘着されて固定され、窓
枠(10)の木口側端部が垂直被覆片部(2)と延出片部(6)に
よって被覆される事になる。
【0016】この場合も、窓枠(10)のサッシ側木口は被
覆片部(B)により被覆されており、且つ部材本体(1)によ
って窓枠(10)が窓台(14)から浮かされているので、サッ
シ(C)や窓台(14)上に溜まった結露水はサッシ側木口か
ら窓枠(10)内に侵入することが出来ない。又、第二実施
例で水平片部(9)を可撓性のシート状物にしておけば、
折りたたんで運搬でき、好ましい。
【0017】
【発明の効果】本発明の窓枠用部材は、窓枠のサッシ側
木口を被覆片部にて被覆すると共に部材本体にて窓枠を
窓台から浮かしているので、空間部に侵入した結露水が
窓枠のサッシ側木口から内部に侵入することが出来ず、
その結果、窓枠は乾燥状態が保たれ、カビ発生や変色に
よる汚損、化粧部分の浮き上がり並びに反り等の発生が
防止される事になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる窓枠用部材を装着した開口部分
の断面図
【図2】本発明にかかる窓枠用部材を装着した開口部分
の他の断面図
【図3】本発明にかかる窓枠用部材の第1実施例の拡大
部分斜視図
【図4】本発明にかかる窓枠用部材の第2実施例の拡大
部分斜視図
【符号の説明】
(A)…窓枠用部材 (B)…被覆片部 (C)…サッシ (7)…空間部 (1)…部材本体 (10)…窓枠 (12)…壁仕上材 (13)…壁体 (14)…窓台 (24)…開口部

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 壁体に設けられる開口部の下辺の上
    面に取り付けられる窓台と、窓台の上方に配設され、一
    端が室内側に張設された仕上材の上端を被覆し、他端
    が前記開口部の戸外側の取着されたサッシに近接して配
    される窓枠との間に配される窓枠用部材であって、窓枠
    と窓台との間に介挿され、窓枠と窓台との間に空間部を
    形成する部材本体と、部材本体から延出され、前記窓枠
    底面部を被覆しかつサッシ側木口部分を被覆する被覆
    片部とで構成された事を特徴とする窓枠用部材。
JP5326185A 1993-11-29 1993-11-29 窓枠用部材 Expired - Lifetime JP2782318B2 (ja)

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