JPS6324773Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、窓の外面を覆うスクリーンに関す
るものである。

従来、窓の外面を覆うスクリーンとして、例え
ば積雪による窓ガラスの破損防止手段として、軒
から地面の間に木材等の枠を組み、該枠に板をは
つてなるいわゆる雪がこいが一般に使用されてい
るが、この従来手段では、窓の室外側を板で覆う
ため室内が暗くなり、しかも外観が悪い等の欠点
があつた。

本案の窓の外面を覆うスクリーンは従来の欠点
を除いたもので、以下図面を参照して本案を雪害
防護スクリーンとして利用した実施例を説明す
る。

図において、１は躯体Ｆに固定されたアルミサ
ツシの窓枠で、上、下横枠２，３及び左、右縦枠
４，５からなり、その上、下横枠２，３の室外側
端部にそれぞれ網戸用上部レール溝６及び下部レ
ール溝７を形成してあり、その上部及び下部レー
ル溝に防護スクリーン３０を支持させている。

防護スクリーン３０は、嵌込み溝９を有する
上、下横枠１０，１１及び左、右縦枠１２，１３
からなる枠８の該嵌込み溝９…に、透明又は半透
明の耐衝撃性合成樹脂板１４の四辺をグレージン
グビード１５…を介して嵌めこんだものである。

上記合成樹脂板１４にはポリカーボネート樹
脂、ポリブチレンテレフタレート樹脂、ポリアセ
タール樹脂、FRP等が使用される。

防護スクリーン枠８の室内側端部にはそれぞれ
上、下袖板１６，１７及び左、右袖板１８，１９
を延出し、そのうち上、下袖板１６，１７にそれ
ぞれ設けた長孔２０にビス２１を通し、該ビス２
１に２又状の挾持片２２を螺着し、この挾持片２
２の２又間にパツキング２３を介して上記上部及
び下部レール溝６，７の室外側壁２４，２５を圧
着挾持させる。

防護スクリーン３０を窓枠１から取り外すに
は、ビス２１，２１をゆるめて挾持片２２，２２
を側壁２４，２５から離脱させ、ついで上、下袖
板１６，１７を上部及び下部レール溝６，７から
外せばよい。

２６は防護スクリーン枠８の取手、２７は窓の
障子である。

上記防護スクリーン３０を木製の窓枠に取付け
る場合は、上、下袖板１６，１７の長孔２０，２
０及び左、右袖板１８，１９の通し孔２８，２９
からそれぞれ木ネジを通して木製窓枠に着脱自在
に螺着する。

この考案の窓の外面を覆うスクリーンは透明又
は半透明の耐衝撃性合成樹脂板等の板部材を枠に
嵌めこんだスクリーンを窓の室外側に着脱自在に
取付けた構造であり、アルミニウムサツシに限ら
ず木製サツシ枠に取付けることも可能であり、そ
の着脱も容易であり、しかも窓からの採光にほと
んど障害とならず、室内を明るく保つことができ
ると共に、外観も良好となり、さらには窓の保温
性を高める利点をも得られるものであつて、積害
防護、断熱又は防音等の目的で窓の外面を覆うス
クリーンとして実用上はなはだ有効である。

【図面の簡単な説明】

図面はこの考案の実施例を示し、第１図は一部
省略垂直断面図、第２図は一部省略水平断面図で
ある。 １……窓枠、２，３……サツシの上、下横枠、
４，５……サツシの縦枠、６，７……網戸取付レ
ール、８……スクリーン枠、１０，１１……スク
リーンの上、下枠、１２，１３……スクリーンの
縦枠、１４……板部材、１６，１７……スクリー
ンの上、下袖板、１８，１９……スクリーンの
左、右袖板、３０……スクリーン。

Claims (1)

1. 【実用新案登録請求の範囲】 透明又は半透明の板部材を枠に嵌めこんでスク
   リーンを形成し、 上記スクリーンの上、下枠には上、下袖板を延
   出させ、スクリーンの縦枠には左、右袖板をそれ
   ぞれ延出させ、上記上、下並びに左右袖板にはそ
   れぞれ通し孔を設けてなる、 窓の外面を覆うスクリーン。