JPH0317033Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 〔技術分野〕 この考案は玄関ドアの袖部分等の窓構造に関す
るものである。

〔背景技術〕

従来、木製玄関ドアの袖部分のガラスは、外か
ら嵌め込む外押し縁であるため、飾り格子を外か
らビスで固定している。そのため、防犯性が悪
く、またビスが見えるために、美観も悪いという
問題があつた。

〔考案の目的〕

この考案は、防犯性が良く、かつビスが外から
見えなくて外観の美しい窓構造を提供することを
目的とする。

〔考案の開示〕

この考案の窓構造は、内周面に突出したフラン
ジを有する窓サツシと、前記フランジの屋外側面
に周縁を接して配置し前記フランジに屋内側から
挿通した取付ビスで固定した飾り格子と、ガラス
板を取付け前記フランジの屋内側面に周縁を接し
て配置し前記取付ビスの頭部を隠蔽したガラス枠
とを備えたものである。

この構成であると、飾り格子の取付けビスを屋
内側から取付けるようにしたので、屋外からビス
を外すことができず、防犯性が良い。しかも、ガ
ラス枠も窓枠に屋内側から嵌込む構造のため、よ
り一層防犯性がよい。また、飾り格子の取付ビス
が屋内側から取付けてあり、かつガラス枠で隠れ
るため、取付ビスが見えなくて外観が美しい。

実施例 この考案の一実施例を図面に示す。図におい
て、１は玄関ドアの袖に設けたアルミ等の窓サツ
シであり、玄関開口の開口枠２に木ねじ３で固定
されている。窓サツシ１は、内周面の全周にわた
りフランジ３ａが突出しており、フランジ３ａの
屋外側面に飾り格子４が当接配置され、かつ屋内
側面にガラス枠５が当接配置されている。飾り格
子４はアルミ金物等からなるものであつて、裏面
に取付用のねじ孔が形成してあり、フランジ３ａ
の屋内側面から挿通したビス６で固定されてい
る。飾り格子４の幅Ｌは、例えば390mm程度とし
てある。ガラス枠５は、ゴムパツキング７を介し
てガラス板８を嵌着したものであり、窓サツシ１
の内周に押込んで嵌着している。ガラス板８はワ
イヤー入りのものである。なお、開口枠１の屋外
側面にはアルミ製等のドア枠飾り９が下地枠１０
を介して取付けてある。下地枠１０は木ねじ１１
で開口枠２に固定してある。１２，１３はそれぞ
れ木製の玄関ドア用アダプタであり、開口枠２に
釘固定してある。

この構成であると、飾り格子４の取付けビス６
を屋内側から取付けるようにしたので、屋外から
ビス６を外すことができず、防犯性が良い。しか
も、ガラス枠５も窓枠に屋内側から嵌込む構造の
ため、より一層防犯性がよい。また、飾り格子４
の取付ビス６が屋内側から取付けてあり、かつガ
ラス枠５で隠れるため、取付ビス６が見えなくて
外観が美しい。

〔考案の効果〕

この考案の窓構造は、防犯性が良く、かつビス
が屋内および屋外から見えなくて外観が美しいと
いう効果がある。

【図面の簡単な説明】

図面はこの考案の一実施例の水平断面図であ
る。 １……窓サツシ、２……開口枠、４……飾り格
子、５……ガラス枠、６……取付ビス、８……ガ
ラス板。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 内周面に突出したフランジを有する窓サツシ
   と、前記フランジの屋外側面に周縁を接して配置
   し前記フランジに屋内側から挿通した取付ビスで
   固定した飾り格子と、ガラス板を取付け前記フラ
   ンジの屋内側面に周縁を接して配置し前記取付ビ
   スの頭部を隠蔽したガラス枠とを備えた窓構造。