JPH0227112Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は障子装置に係り、嵌め殺し窓を容易に
形成できると共に、必要時には内外障子を備えた
通常の窓を得られるようにしたものである。

図面は本考案を出窓に実施した一例を示し、Ａ
は窓枠で、窓枠Ａは上枠１、下枠２および左右の
竪枠３，３を互いに組付けて構成し、この窓枠Ａ
に形成した内外の障子収納部４，５の内障子収納
部４に内障子６を嵌合し、内障子６の両竪框７，
７の部片７ａ，７ａの上下に垂直片８，８′と水
平片９，９′とから成る固定金具１０，１０′を垂
直片８，８′の一側において回転自在に枢着し、
固定金具１０，１０′は、垂直片８，８′に設けた
切欠１１，１１′を竪框部片７ａに螺合した螺子
１２，１２′に係合して該螺子１２，１２′を締付
けることによつて垂直片８，８′側が竪框部片７
ａに止着され、また、窓上下枠１，２の室内側に
突設した部片１ａ，２ａに水平片９，９′を螺子
１３，１３′で締付けて水平片９，９′側が窓枠Ａ
に止着され、従つて、内障子６は嵌め殺し窓を構
成している。

前記外障子収納部５には内障子６の両側におい
て外障子１４，１４を嵌合し、内外障子６，１４
は煙返し６′，１４′によつて互いに係合するよう
になつている。

しかして、図示の状態において、螺子１３，１
３′を取り外すと内障子６の可動状態を得られる
のである。

なお、図示１５は嵌め殺しガラスを示す。ま
た、固定金具１０，１０′を枢軸１６，１６′で回
転自在に枢着してあるのは組付け作業上便利であ
るからである。すなわち、螺子１２，１２′を緩
くした状態にして内障子６を内障子収納部４に嵌
め込んで、固定金具１０，１０′を図示の状態に
回転せしめて螺子１２，１２′，１３，１３′を締
め付ければすむからである。

煙返しを用いないことによつて引違い障子に本
考案を適用できることは勿論であり、内外障子を
多数組用いたものにも本考案を適用できるのであ
る。

本考案は前記の通りの構成であるから、嵌め殺
し窓の形成が容易であり、しかも、嵌め殺しを通
常の可動障子窓に変換できるから実用的である。

【図面の簡単な説明】

図面は本考案に係る障子装置の一実施例を示
し、第１図は横断面図、第２図は第１図−′
線断面図である。 １……上枠、２……下枠、６……内障子、８，
８′……垂直片、９，９′……水平片、１０，１
０′……固定金具。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 窓枠に内外の障子を嵌合した障子装置におい
   て、内障子の竪框の上下に垂直片と水平片とから
   成る固定金具の垂直片を回転自在に枢着し、ま
   た、水平片は前記窓枠の上枠又は下枠の部片に着
   脱自在に止着した障子装置。