JP2506885Y2 - 外装材役物 - Google Patents
外装材役物Info
- Publication number
- JP2506885Y2 JP2506885Y2 JP207791U JP207791U JP2506885Y2 JP 2506885 Y2 JP2506885 Y2 JP 2506885Y2 JP 207791 U JP207791 U JP 207791U JP 207791 U JP207791 U JP 207791U JP 2506885 Y2 JP2506885 Y2 JP 2506885Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- exterior material
- accessory
- plate portion
- exterior
- material accessory
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Building Environments (AREA)
- Finishing Walls (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、外装材役物に関する
ものである。さらに詳しくは、この考案は、家屋の窓
枠、幕板、鼻かくし等の建材として、単独または外装材
との組み合わせで使用する、軽量で排水性に優れた外装
材役物に関するものである。
ものである。さらに詳しくは、この考案は、家屋の窓
枠、幕板、鼻かくし等の建材として、単独または外装材
との組み合わせで使用する、軽量で排水性に優れた外装
材役物に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、住宅等の建築材として、断熱
性、遮音性などの優れた性能を有するセメント系無機質
板等からなる外装材が広く用いられている。これらの外
装材はその使用目的に応じて種々のタイプのものが知ら
れているが、たとえば図3に示した破風(ア)、鼻かく
し(イ)、笠木(ウ)、幕板(エ)、あるいは窓枠
(オ)等には、図4に例示した外装材(カ)や図5に示
したような外装材役物(キ)等が、各々、単独または適
宜組み合わせて用いられている。
性、遮音性などの優れた性能を有するセメント系無機質
板等からなる外装材が広く用いられている。これらの外
装材はその使用目的に応じて種々のタイプのものが知ら
れているが、たとえば図3に示した破風(ア)、鼻かく
し(イ)、笠木(ウ)、幕板(エ)、あるいは窓枠
(オ)等には、図4に例示した外装材(カ)や図5に示
したような外装材役物(キ)等が、各々、単独または適
宜組み合わせて用いられている。
【0003】この外装材(カ)は、たとえば細長い薄板
形状を有しており、上記のような種々の使用箇所の寸法
に合わせて単独または複数張り合わせて使用されてい
る。また切断加工も容易であり、細部への使用も可能と
なっている。裏面には、外壁下地材との間の通気性を良
好とし、かつ自重も軽量化するため複数の切欠溝(ク)
を有している。また、その表面には、その意匠性、外観
性を向上させるため、様々な模様や彩色、施釉等が施さ
れてもいる。
形状を有しており、上記のような種々の使用箇所の寸法
に合わせて単独または複数張り合わせて使用されてい
る。また切断加工も容易であり、細部への使用も可能と
なっている。裏面には、外壁下地材との間の通気性を良
好とし、かつ自重も軽量化するため複数の切欠溝(ク)
を有している。また、その表面には、その意匠性、外観
性を向上させるため、様々な模様や彩色、施釉等が施さ
れてもいる。
【0004】一方、外装材役物(キ)の場合には、通
常、外装材(カ)と組み合わせ、その上部の外観修飾を
目的として用いられており、図5に例示したように断面
方形状で、内部には、空間部(ケ)を有し、自重の軽量
化を図るとともに、内部の通気性を良好にしている。ま
たこのような外装材役物(キ)は、たとえば窓枠(オ)
等には単独で使用されてもいる。
常、外装材(カ)と組み合わせ、その上部の外観修飾を
目的として用いられており、図5に例示したように断面
方形状で、内部には、空間部(ケ)を有し、自重の軽量
化を図るとともに、内部の通気性を良好にしている。ま
たこのような外装材役物(キ)は、たとえば窓枠(オ)
等には単独で使用されてもいる。
【0005】これらの外装材(カ)や外装材役物(キ)
は、通常、釘打ち固定により外壁面に取付け施工するよ
うになっており、たとえば図6にその側断面図を示した
ように、木胴縁(コ)および外壁下地材(サ)等からな
る外壁面に各々の裏面を当接し、釘(シ)を直接打ち付
けて固定するようにしている。また、釘頭(ス)が表面
に露出するのを防ぐため、ポンチじめおよびパテ処理等
が施されてもいる。さらに外装材(カ)の上端部はシー
リング材(セ)によって外壁下地材(サ)との隙間が密
封されるようにもなっている。
は、通常、釘打ち固定により外壁面に取付け施工するよ
うになっており、たとえば図6にその側断面図を示した
ように、木胴縁(コ)および外壁下地材(サ)等からな
る外壁面に各々の裏面を当接し、釘(シ)を直接打ち付
けて固定するようにしている。また、釘頭(ス)が表面
に露出するのを防ぐため、ポンチじめおよびパテ処理等
が施されてもいる。さらに外装材(カ)の上端部はシー
リング材(セ)によって外壁下地材(サ)との隙間が密
封されるようにもなっている。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、たとえ
ばこの図5に示した外装材役物の場合には、その内部に
空間部(9)が形成されてはいるものの全体として重量
が大きいため、その固定には多量の釘(シ)を用いなけ
ればならなかった。また、空間部(ケ)が閉鎖状となっ
ているため、雨水等が侵入した場合の排水性は必ずしも
良好ではなかった。
ばこの図5に示した外装材役物の場合には、その内部に
空間部(9)が形成されてはいるものの全体として重量
が大きいため、その固定には多量の釘(シ)を用いなけ
ればならなかった。また、空間部(ケ)が閉鎖状となっ
ているため、雨水等が侵入した場合の排水性は必ずしも
良好ではなかった。
【0007】この考案は、以上の通りの事情に鑑みてな
されたものであり、従来の外装材役物の欠点を解消し、
軽量で排水性に優れた改良された外装材役物を提供する
ことを目的としている。
されたものであり、従来の外装材役物の欠点を解消し、
軽量で排水性に優れた改良された外装材役物を提供する
ことを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】この考案は、上記の課題
を解決するものとして、上方傾斜する上板部から延設し
た垂直板部に先端が外壁面に当接する複数の下方傾斜片
を延設してなることを特徴とする外装材役物を提供す
る。
を解決するものとして、上方傾斜する上板部から延設し
た垂直板部に先端が外壁面に当接する複数の下方傾斜片
を延設してなることを特徴とする外装材役物を提供す
る。
【0009】
【作用】この考案の外装材役物においては、その表面に
露出する形状は従来例と同様であるが、上板部および複
数の下方傾斜片の各々の先端面によって外壁面に当接し
ている。このため、全体が軽量化されるとともに、原材
料を省略することが可能となり、その製造も容易とな
る。
露出する形状は従来例と同様であるが、上板部および複
数の下方傾斜片の各々の先端面によって外壁面に当接し
ている。このため、全体が軽量化されるとともに、原材
料を省略することが可能となり、その製造も容易とな
る。
【0010】さらに、上板部および複数の下方傾斜片の
各々の間に形成される空間部が外壁面側に開放状態とな
っており、しかもこの空間部に侵入した雨水等は下方傾
斜面に沿って容易に流れ落ちるため、排水性は極めて良
好となる。
各々の間に形成される空間部が外壁面側に開放状態とな
っており、しかもこの空間部に侵入した雨水等は下方傾
斜面に沿って容易に流れ落ちるため、排水性は極めて良
好となる。
【0011】
【実施例】以下、添付した図面に沿って実施例を示し、
この考案についてさらに詳しく説明する。図1は、この
考案の外装材役物の一実施例を示した断面図である。た
とえばこの外装材役物(1)は、従来例と同様にセメン
ト系無機質材を一体形成したものであり、上板部
(2)、この上板部(2)から延設する垂直板部
(3)、および垂直板部(3)から延設する3枚の下方
傾斜片(4)とからなっている。また底部には接合する
外装材の上端部を封止する垂片(5)を有している。
この考案についてさらに詳しく説明する。図1は、この
考案の外装材役物の一実施例を示した断面図である。た
とえばこの外装材役物(1)は、従来例と同様にセメン
ト系無機質材を一体形成したものであり、上板部
(2)、この上板部(2)から延設する垂直板部
(3)、および垂直板部(3)から延設する3枚の下方
傾斜片(4)とからなっている。また底部には接合する
外装材の上端部を封止する垂片(5)を有している。
【0012】上板部(2)および下方傾斜片(4)の各
々の間は空間部(6)を形成しており、この空間部
(6)は、外壁面(7)方向に開放状態となっている。
下方傾斜片(4)の傾斜角度(θ)はこの図1に示した
例では約15°となっているが、これに限定されること
はなく、たとえば10°〜20°程度の範囲内で適宜と
することができる。
々の間は空間部(6)を形成しており、この空間部
(6)は、外壁面(7)方向に開放状態となっている。
下方傾斜片(4)の傾斜角度(θ)はこの図1に示した
例では約15°となっているが、これに限定されること
はなく、たとえば10°〜20°程度の範囲内で適宜と
することができる。
【0013】また、垂直板部(3)には、この外装材役
物(1)を外壁面(7)に釘打ち固定する際の先穴
(8)が形成されている。この先穴(8)は、釘打ちを
行った時に垂直板部(3)にクラックが発生しない場所
を選んで形成し、複数個形成することもできる。図2
は、この外装材役物(1)の施工例を示した側断面図で
あり、外装材役物(1)と外装材(9)を組み合わせ
て、各々を釘(10)で外壁下地材(11)および木胴
縁(12)に打ち付け固定している。外装材役物(1)
の上端部には従来例と同様にシーリング材(13)を施
しており、外装材役物(1)と外壁下地材(11)との
隙間を密封し、雨水等の侵入を防止している。なお、外
装材役物(1)と外装材(9)との接合部にもシーリン
グ材や防水材等を配設することもできる。
物(1)を外壁面(7)に釘打ち固定する際の先穴
(8)が形成されている。この先穴(8)は、釘打ちを
行った時に垂直板部(3)にクラックが発生しない場所
を選んで形成し、複数個形成することもできる。図2
は、この外装材役物(1)の施工例を示した側断面図で
あり、外装材役物(1)と外装材(9)を組み合わせ
て、各々を釘(10)で外壁下地材(11)および木胴
縁(12)に打ち付け固定している。外装材役物(1)
の上端部には従来例と同様にシーリング材(13)を施
しており、外装材役物(1)と外壁下地材(11)との
隙間を密封し、雨水等の侵入を防止している。なお、外
装材役物(1)と外装材(9)との接合部にもシーリン
グ材や防水材等を配設することもできる。
【0014】もちろんこの考案は、以上の例によって限
定されるものではなく、外装材役物の大きさや形状、あ
るいはその固定箇所や固定方法等の細部については様々
な態様が可能であることは言うまでもない。
定されるものではなく、外装材役物の大きさや形状、あ
るいはその固定箇所や固定方法等の細部については様々
な態様が可能であることは言うまでもない。
【0015】
【考案の効果】以上詳しく説明した通り、この考案によ
り、軽量で排水性に優れ、しかも低コストで容易に製造
することのできる外装材役物が提供される。
り、軽量で排水性に優れ、しかも低コストで容易に製造
することのできる外装材役物が提供される。
【図1】この考案の外装材役物の一実施例を示した側断
面図である。
面図である。
【図2】図1に例示した外装材役物の取付け例を示した
側断面図である。
側断面図である。
【図3】一般的な家屋の構造を例示した外観図である。
【図4】従来の外装材を例示した斜視図である。
【図5】従来の外装材役物を例示した斜視図である。
【図6】従来の外装材役物の別の取付け例を示した側断
面図である。
面図である。
1 外装材役物 2 上板部 3 垂直板部 4 下方傾斜片 5 垂 片 6 空間部 7 外壁面 8 先 穴 9 外装材 10 釘 11 外壁下地材 12 木胴縁 13 シーリング材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 E04F 19/02 E04F 19/02 L
Claims (1)
- 【請求項1】 上方傾斜する上板部から延設した垂直板
部に先端が外壁面に当接する複数の下方傾斜片を延設し
てなることを特徴とする外装材役物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP207791U JP2506885Y2 (ja) | 1991-01-25 | 1991-01-25 | 外装材役物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP207791U JP2506885Y2 (ja) | 1991-01-25 | 1991-01-25 | 外装材役物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04100703U JPH04100703U (ja) | 1992-08-31 |
JP2506885Y2 true JP2506885Y2 (ja) | 1996-08-14 |
Family
ID=31729953
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP207791U Expired - Lifetime JP2506885Y2 (ja) | 1991-01-25 | 1991-01-25 | 外装材役物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2506885Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2570343Y2 (ja) | 1991-07-18 | 1998-05-06 | 矢崎総業株式会社 | 車両用表示装置 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2502464Y2 (ja) * | 1993-06-29 | 1996-06-26 | ナショナル住宅産業株式会社 | 軒先部の構造 |
-
1991
- 1991-01-25 JP JP207791U patent/JP2506885Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2570343Y2 (ja) | 1991-07-18 | 1998-05-06 | 矢崎総業株式会社 | 車両用表示装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04100703U (ja) | 1992-08-31 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |