JPH06305585A - シート給送装置及び画像形成装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ハガキ，封筒等の幅狭シートも斜行せずに給
送できるようにする。 【構成】 サイズの異なる数種類のシートの位置決めが
可能な幅広シート用の位置決めガイド４を備えたシート
給送装置１において、更に幅狭シート用の位置決めガイ
ド７ａ，７ｂを備えたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は１つのフィーダーからサ
イズの異なる数種類の用紙を給紙するシート給送装置に
関する。

【０００２】

【従来の技術】図７は従来の給紙装置を表わす平面図で
あり、１０１は給紙装置のメインシャーシである側板で
あり、１０２は側板１０１に回動自在に支持されている
給紙ローラ、１０３は給紙ローラ１０２の反対側を側板
１０１に回動自在に軸支されている用紙を積載するため
の圧板であり、１０４は圧板１０３上に積載された用紙
の右端位置を固定するためのサイドガイドであり、圧板
１０３の上面凹部１０３ａ上を左右に固定できる。又１
０５はＡ４用紙、１０６はハガキである。尚、用紙の左
端は圧板１０３の左端壁である１０３ｂにつき当てるこ
とにより位置決めされる。

【０００３】以上の構成において、給紙ローラ１０２が
回転するとともに圧板１０３が不図示バネ部材により給
紙ローラ１０２側へ付勢され、圧板１０３上の用紙が不
図示分離手段により１枚ずつ分離され不図示印字部へと
給送される。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例では給紙ローラ１０２がＡ４用紙のような使用頻度
の高い幅広用紙に適当な位置に配置されているために、
幅狭用紙使用時には給紙ローラ１０２が片側しか当たら
ず、用紙の端にのみ力が作用する。

【０００５】そのため斜行しやすいという欠点があっ
た。

【０００６】特にハガキや封筒のようなこしの強い厚紙
においては、分離時の摩擦抵抗が大きいためになおさら
斜行しやすく、ユーザーが意図した画像配置が得られず
に高価な印字媒体を無駄にしてしまうという欠点があっ
た。

【０００７】本発明は上記課題を解決するためになされ
たもので、その目的とするところは、幅狭シートも斜行
せずに給送可能なシート給送装置を提供することにあ
る。

【０００８】また、他の目的とするところは、幅狭シー
トも斜行せずに給送されて画像形成される画像形成装置
を提供することにある。

【０００９】

【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明にあっては、サイズの異なる数種類のシートの
位置決めが可能な幅広シート用の位置決めガイドを備え
たシート給送装置において、更に幅狭シート用の位置決
めガイドを備えたことを特徴とする。

【００１０】また、幅狭シート用の位置決めガイドがシ
ート積載部に収納可能とするのが好ましい。

【００１１】また、幅狭シート用の位置決めガイドがシ
ート積載部に着脱可能とするのが好ましい。

【００１２】また、幅広シート用の位置決めガイドが着
脱可能で、且つ、設置場所の移動により幅広シート用の
位置決めガイドにもなるようにするのが好ましい。

【００１３】また、サイズの異なる数種類のシートの位
置決めが可能な幅広シート用の位置決めガイドと、シー
ト積載部に載置されたシートを給送する給送ローラと、
を備えたシート給送装置において、幅狭シート用の給送
ローラを備えてもよい。

【００１４】また、サイズの異なる数種類のシートの位
置決めが可能な幅広シート用の位置決めガイドと、シー
ト積載部に載置されたシートを給送する給送ローラと、
を備えたシート給送装置において、フィーダーへの幅狭
シートの載置位置を前記給送ローラの略中心と該幅狭シ
ートの略中心とが対向する位置としてもよい。

【００１５】また、幅広シート用の位置決めガイドを備
え、更に幅狭シート用の位置決めガイドを備えたシート
給送装置と、前記シート給送装置から送り出されたシー
トに画像を形成する画像形成手段と、を備えたことを特
徴とする。

【００１６】また、幅広シート用の位置決めガイドとシ
ート積載部に載置されたシートを給送する給送ローラと
幅狭シート用の給送ローラとを備えたシート給送装置
と、前記シート給送装置から送り出されたシートに画像
を形成する画像形成手段と、を備えたことを特徴とす
る。

【００１７】また、幅広シート用の位置決めガイドと、
シート積載部に載置されたシートを給送する給送ローラ
と、を備え、フィーダーへの幅狭シートの載置位置を前
記給送ローラの略中心と該幅狭シートの略中心とが対向
する位置とするシート給送装置と、前記シート給送装置
から送り出されたシートに画像を形成する画像形成手段
と、を備えたことを特徴とする。

【００１８】

【作用】上記構成の本発明にあっては、幅広シート用の
位置決めガイドの他に更に、幅狭シート用の位置決めガ
イドも備えているので、ハガキ等の幅狭シートの斜行が
防止される。

【００１９】また、幅狭用の給送ローラを備えた場合、
幅狭シートは給送ローラと幅狭用の給送ローラとで給送
されることになるので、斜行が防がれる。

【００２０】また、給送ローラの略中心に幅狭シートの
略中心を合わせることでも、斜行を防ぐことができる。

【００２１】そして、斜行せずに給送されたシートに画
像形成手段によって画像形成がなされる。

【００２２】

【実施例】

（実施例１）図１ないし図２は本発明における第１の実
施例を示し、図１は給紙装置の平面図、図２は側断面図
である。

【００２３】同図において１は給紙装置（シート給送装
置）のメインシャーシである側板であり、２は側板１に
回動自在に支持されている給送ローラとしての給紙ロー
ラ、３は給紙ローラ２の反対側を側板１に回動自在に軸
支されているシートとしての用紙を積載するためのシー
ト積載部としての圧板であり、４は圧板３上に幅広用紙
を積載時に用紙の右端位置を固定するための幅広シート
用の位置決めガイドとしてのサイドガイドであり、圧板
３の上面凹部３ａ上を左右に摺動することによりサイズ
の異なる用紙の右端を無段階に位置決めできる。尚、幅
広用紙の左端は圧板３の左端壁である３ｂにつき当てる
ことにより位置決めされる。

【００２４】６は幅狭用紙であるハガキであり、７ａ及
び７ｂはハガキを位置決めするための幅狭シート用の位
置決めガイドとしてのハガキガイドであり、圧板３に対
し矢印方向に回動可能でかつ、未使用時には凹部１２
ａ，１２ｂに収納可能に、取り付けられている。

【００２５】又、８は圧板３を給紙ローラ２の方向に付
勢するための圧板バネであり、１０は用紙を１枚ずつ分
離するための摩擦片である分離パッドであり、分離パッ
ドバネ１１により給紙ローラ２の方向に付勢されてい
る。９は圧板３上の最下紙に摩擦を付与しラスト紙重送
を防止するための分離シートである。

【００２６】以上の構成において、給紙信号により給紙
ローラ２が回転すると用紙６の最上紙のみを図６に示す
画像形成手段としての印字部１４へと給送する。ここで
２枚以上の用紙が給送されると、分離パッド１０により
最上紙１枚が分離され印字部１４へと送られる。印字部
１４は記録ヘッド１５により所定の画像情報に基づいた
記録が行なわれる。図１はハガキをシートフィーダーに
セットした状態を示しており、普通紙セット時には圧板
３の上面より出張らない位置（凹部１２ａ，１２ｂ内）
に収納されているハガキガイド７ａ，７ｂを矢印方向に
回動させて起こしている。このため、ハガキ６が通常の
左よせではなく、給紙ローラ２の位置に対応して配置さ
れているハガキガイド７ａ，７ｂに沿ってセットされ、
給紙時の斜行発生を防止する。又、ガイド部材を増やす
ことにより、封筒等他の幅狭用紙にも対応できる。

【００２７】（実施例２）図３は本発明の第２の実施例
を示す給紙装置の平面図であり、１２は圧板３に着脱可
能なハガキ左ガイドである。

【００２８】幅広用紙セット時にはハガキ左ガイド１２
は圧板３の左端に配置され用紙の左端位置決めガイドと
なる。ハガキセット時にはハガキ左ガイド１２を図３実
線の位置にセットし、ハガキの左端をガイドする。

【００２９】用紙の右端はいずれの場合も、サイドガイ
ド４によりガイドする。

【００３０】以上の構成により給紙ローラ２に対応した
位置にハガキがセットでき、斜行を防止する。

【００３１】（実施例３）図４は本発明における第３の
実施例を示す給紙装置の平面図であり、１３は圧板３に
着脱可能なハガキケースである。ハガキ使用時にはハガ
キケース１３を圧板上面に装着し、ハガキが適切な位置
にセットされ、斜行を防止する。

【００３２】（実施例４）図５は本発明における第４の
実施例を示す給紙装置の平面図であり、２ａは幅狭シー
ト用の給送ローラとしての幅狭用紙用給紙ローラであ
る。左よせセット時の幅狭用紙に対応した位置に幅狭用
紙用給紙ローラ２ａを設けることにより、幅狭用紙を安
定して給紙し、斜行を防止するものである。

【００３３】

【発明の効果】以上説明したように、本発明にあって
は、幅広シート用の位置決めガイドの他に更に、幅狭シ
ート用の位置決めガイドも備えているので、ハガキ等の
幅狭シートの斜行が防止される。

【００３４】また、幅狭用の給送ローラを備えた場合、
幅狭シートは給送ローラと幅狭用の給送ローラとで給送
されることになるので、斜行が防がれる。

【００３５】また、給送ローラの略中心に幅狭シートの
略中心を合わせることでも、斜行を防ぐことができる。

【００３６】そして、斜行せずに給送されたシートに画
像形成手段によって画像形成を行なうことができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の第１の実施例を表わすシート給送装置
の平面図である。

【図２】同装置の側断面図である。

【図３】本発明の第２の実施例を表すシート給送装置の
平面図である。

【図４】本発明の第３の実施例を表すシート給送装置の
平面図である。

【図５】第４の実施例を表すシート給送装置の平面図で
ある。

【図６】本発明の第１の実施例を表すシート給送装置を
用いた画像形成装置の要部概略構成図である。

【図７】従来のシート給送装置の平面図である。

【符号の説明】

１ 給紙装置（シート給送装置） ２ 給紙ローラ（給送ローラ） ３ 圧板（シート積載部） ４ サイドガイド（幅広シート用の位置決めガイド） １２ａ，１２ｂ ハガキガイド（幅狭シート用の位置決
めガイド） ２ａ 幅狭用紙用給紙ローラ（幅狭シート用の給送ロー
ラ）

Claims (9)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 サイズの異なる数種類のシートの位置決
   めが可能な幅広シート用の位置決めガイドを備えたシー
   ト給送装置において、 更に幅狭シート用の位置決めガイドを備えたことを特徴
   とするシート給送装置。
2. 【請求項２】 幅狭シート用の位置決めガイドがシート
   積載部に収納可能とした請求項１記載のシート給送装
   置。
3. 【請求項３】 幅狭シート用の位置決めガイドがシート
   積載部に着脱可能とした請求項１記載のシート給送装
   置。
4. 【請求項４】 幅広シート用の位置決めガイドが着脱可
   能で、且つ、設置場所の移動により幅広シート用の位置
   決めガイドにもなる請求項１記載のシート給送装置。
5. 【請求項５】 サイズの異なる数種類のシートの位置決
   めが可能な幅広シート用の位置決めガイドと、 シート積載部に載置されたシートを給送する給送ローラ
   と、を備えたシート給送装置において、 幅狭シート用の給送ローラを備えたことを特徴とするシ
   ート給送装置。
6. 【請求項６】 サイズの異なる数種類のシートの位置決
   めが可能な幅広シート用の位置決めガイドと、 シート積載部に載置されたシートを給送する給送ローラ
   と、を備えたシート給送装置において、 シート積載部への幅狭シートの載置位置を前記給送ロー
   ラの略中心と該幅狭シートの略中心とが対向する位置と
   したことを特徴とするシート給送装置。
7. 【請求項７】 請求項１に記載したシート給送装置と、 前記シート給送装置から送り出されたシートに画像を形
   成する画像形成手段と、を備えたことを特徴とする画像
   形成装置。
8. 【請求項８】 請求項５に記載したシート給送装置と、 前記シート給送装置から送り出されたシートに画像を形
   成する画像形成手段と、を備えたことを特徴とする画像
   形成装置。
9. 【請求項９】 請求項６に記載したシート給送装置と、 前記シート給送装置から送り出されたシートに画像を形
   成する画像形成手段と、を備えたことを特徴とする画像
   形成装置。