JPH0630518U - 自己穿孔ねじ付きアンカー - Google Patents

自己穿孔ねじ付きアンカー

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JPH0630518U
JPH0630518U JP9075392U JP9075392U JPH0630518U JP H0630518 U JPH0630518 U JP H0630518U JP 9075392 U JP9075392 U JP 9075392U JP 9075392 U JP9075392 U JP 9075392U JP H0630518 U JPH0630518 U JP H0630518U
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protrusion
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良一 村松
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国際鋲螺株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 アンカーとしての引抜力が著しく大となる自
己穿孔ねじ付きアンカーの提供にある。 【構成】 軸部1と、その外周から突設したらせん状雄
ねじ突条2とを有する。軸部1の先端には、先細テーパ
部を有する薄肉の穿孔突片4を連設する。軸部1の回転
径をdとすると共にらせん状雄ねじ突条2の径をD5
したときに、2×d≦D5 ≦3×dの関係式が成り立
つ。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、石こうを材料としたプレスボード等に使用される自己穿孔ねじ付き アンカーに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の自己穿孔ねじ付きアンカーとして、特公平3− 525号が公知で ある。
【0003】 即ち、図10と図11に示すように、円形横断面の軸部41と、その外周から突設し たらせん状雄ねじ突条42と、フランジ部43と、先端方向へ延設した小帯板片状の 穿孔突片44とから、構成されている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
図10と図11から明らかなように、その全長Lが大きく、例えば、プレスタボー ドの裏面側に躯体(コンクリート壁面)が接近して存在する箇所には、使用でき ない。
【0005】 また、軸部41の径dに対して、雄ねじ突条42の径D5 が2倍未満であって、プ レスタボード等に螺着状態で、その引抜力は余り大きくなかった。
【0006】 そこで、本考案では、引抜力が大となる自己穿孔ねじ付きアンカーを提供する ことを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本考案は、軸部と、その外周から突設したらせん状雄ねじ突条とを有する自己 穿孔ねじ付きアンカーに於て、上記軸部の先端に先細テーパ部を有する薄肉の穿 孔突片を連設し、かつ、上記軸部の回転径をdとすると共に上記らせん状雄ねじ 突条の径をD5 としたときに、2×d≦D5 ≦3×dの関係式が成り立つように 設定した。
【0008】 この場合、穿孔突片4の長さHを全長Lの13%〜30%とするのが好ましい。
【0009】
【作用】
軸部の回転径に比べて雄突条の径が大きく、大きい引抜力を発生する。
【0010】 軸部の先端に先細テーパ部を有する薄肉の穿孔突片が連設されているので、プ レスタボード等に螺着させる際に穿孔しやすい。
【0011】
【実施例】
以下、図示の実施例を説明する。
【0012】 図1と図2と図3に於て、1は軸部、2はその外周から突設したらせん状雄ね じ突条であり、軸部1の一端にはフランジ部3が連設され、また、他端(つまり 、先端)には突寸の穿孔突片4が連設され、軸部1の軸心には、図4に示すよう に、取付ボルトやネジ等の螺着具5用の孔6が形成されている。
【0013】 この孔6は、複数本の長手方向突条部7…を有し、好ましくは、この突条部7 …に雌ねじの凹凸部を形成しておく。しかも、この孔6は盲孔である。
【0014】 しかして、図5は、図1の横断拡大図であるが、この図5から明らかな如く、 軸部1の横断面の外形を四角形状としている。
【0015】 また、この四角形状の対角線長さ(つまり、軸部1の回転径)をdとすると、 雄ねじ突条2の径D5 は、(2×d)乃至(3×d)に設定する。特に、( 2.1 ×d)乃至( 2.5×d)が望ましい。
【0016】 図1と図2に示す実施例では、穿孔突片4は、先細テーパ部を有する薄肉体か らなり、左右対称かつ前後対称形であり、全長Lを約25mm〜30mmとすると共に、 穿孔突片4の長さHは、4mm〜8mmとする。
【0017】 つまり、従来例の図10,図11に比較して、この穿孔突片長さHは十分に短くし 、HをLの13%〜30%とする。
【0018】 さらに、雄ねじ突条2のピッチは、上記dの 0.8倍〜 1.2倍に設定している。
【0019】 図4は、このアンカーの使用状態を示し、プレスタボード等の乾式壁体46へ、 まず、アンカーを螺着し、次に、孔付きの被取付部材8を、螺着具5によって固 定する。
【0020】 ところで、図6は図4の状態を説明する図であり、図7は図6の横断面図であ る。
【0021】 この図6と図7に於て明らかなように、上述の四角形状の軸部1の回転によっ て、乾式壁体46には理論上は径がdなる孔が明くはずであるが、もろい性質及び 回転時の摩擦による連れ廻り特性によって、その径dよりも僅かに大きな内径D 1 の範囲───図6と図7に点々にて示す範囲───までが、破壊される。しか しながら、上述の四角形状の軸部1は螺進回転時に、ドリル(切削刃)として作 用して、比較的小さな内径D1 の孔を、穿孔して、雄ねじ突条2の径D5 とこの 内径D1 とに囲まれたリング状の大きな面積部分が、大きいアンカーの引抜力を 発生する。
【0022】 このように、全長Lが短くて、かつ、先端の穿孔突片4が(従来の図10,図11 よりも)十分に短いと共に、雄ねじ突条の径D5 が大きいアンカーに構成するこ とにより、引抜力の増大という効果を奏する。
【0023】 勿論、軸部1は、円形、三角形状、又は、五角形状や六角形状とするも自由で ある。
【0024】 次に、図8と図9に示すように、穿孔突片4の形状を螺進回転時に、乾式壁体 46を一層穿孔しやすい刃型とするも好ましい。また、軸部1が先細テーパ状に形 成されている。
【0025】 なお、本考案のアンカーは、軽量気泡コンクリート(ALC)に用いるも大き な引抜力を発揮するものであり、乾式壁体の種類を問わず有効である。
【0026】
【考案の効果】
本考案は上述の如く構成されているので、次に記載する効果を奏する。
【0027】 全長Lが短くても、軸部1の回転によって形成される孔の孔径に比べて雄ねじ 突条42の径D5 が大きく、引抜力が大となる。
【0028】 また、穿孔突片4により穿孔しやすく、螺進作業が軽快にかつ迅速にできる。
【0029】 さらに、先端の穿孔突片4が短く、プレスタボードの裏面側に接近してコンク リート壁面(RC)が存在するような箇所にも使用可能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例の正面図である。
【図2】側面図である。
【図3】平面図である。
【図4】使用状態の一列の断面図である。
【図5】図1の拡大横断面図である。
【図6】本考案の寸法関係及び作用説明図である。
【図7】図6の要部横断面図である。
【図8】変形例を示す正面図である。
【図9】変形例の縦断面図である。
【図10】従来例の正面図である。
【図11】従来の側面図である。
【符号の説明】
1 軸部 2 雄ねじ突条 4 穿孔突片

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軸部1と、その外周から突設したらせん
    状雄ねじ突条2とを有する自己穿孔ねじ付きアンカーに
    於て、上記軸部1の先端に先細テーパ部を有する薄肉の
    穿孔突片4を連設し、かつ、上記軸部1の回転径をdと
    すると共に上記らせん状雄ねじ突条2の径をD5 とした
    ときに、2×d≦D5 ≦3×dの関係式が成り立つよう
    に設定したことを特徴とする自己穿孔ねじ付きアンカ
    ー。
  2. 【請求項2】 穿孔突片4の長さHを全長Lの13%〜30
    %とした請求項1記載の自己穿孔ねじ付きアンカー。
JP1992090753U 1992-12-11 1992-12-11 自己穿孔ねじ付きアンカー Expired - Lifetime JP2521049Y2 (ja)

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JPH0630518U true JPH0630518U (ja) 1994-04-22
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013166594A (ja) * 2013-04-08 2013-08-29 Asakawagumi Unyu Co Ltd 段ボール製梱包部材における組み立て部位の結合構造

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03525A (ja) * 1989-05-30 1991-01-07 Honda Motor Co Ltd 前後輪駆動車の駆動力配分制御装置
JPH03134308A (ja) * 1989-10-17 1991-06-07 Shinjiyou Seisakusho:Kk 石膏ボード等の内装材に使用するドリルねじ

Patent Citations (2)

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JP2521049Y2 (ja) 1996-12-25

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