JPS61262209A - くさび付きアンカ−の製造方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 従来一般のアンカーは、アンカー本体とくさびが別々で
、作業現場においてくさびをアンカー本体の他側部内に
差し込み取付けてからそのくさび付きアンカーをコンク
リート壁の取付孔内に挿入している。従って、取扱い中
にくさびを紛失する上に、アンカーの取付は中にくさび
がアンカー本体から外れて取付孔内に落下したりして適
切に作業できなく面倒で、アンカーの取付けに注意を要
して手間が掛る等の欠点があった。

そこで、本発明は上記欠陥を解消するため、丸棒を圧成
加工し、該丸棒を一側部がパイプ体でその底面他側部が
小径棒体になるように成形し、上記のパイプ体に雌ねじ
、周溝および軸心方向の溝を、小径棒体にテーパーをそ
れぞれ加工してパイプ体のアンカー本体の他端内方に、
小径棒体のくさびの上記アンカー本体の孔よりも小径の
先端が薄肉体によって一体に連結された状態に作製し、
資材を有効に使用し、容易安価に製作して取扱上便利で
ある上に、コンクリート壁に取付けるときは、その取付
孔内に挿入して打込むことにより、大きな力を要するこ
となく薄肉体が容易円滑に切れてくさびがアンカー本体
の他側部内に喰込み、該他側部が拡開してコンクリート
壁に固定し、操作し易く迅速適確に取付は得て作業性を
向上するようにしたことを特徴とするくさび付きアンカ
ーの製造方法に係るものである。

図面に示す本発明の一実施態様に係るくさび付きアンカ
ーについてその構造を説明すれば、（ａ）、（ｂ）はく
さび付きアンカーの（さびおよびアンカー本体で、丸棒
をヘッダー機によって圧成加工し、丸棒の一側部の中心
に軸心方向の孔（１）°を設けてその一側部をパイプ体
になし、該孔（１）の底面の若干他側位置に段部を形成
してそれより他側部を孔（１）の直径０よりも適宜に大
きな直径（ｄθの小径棒体に成形する。そこで、上記の
孔（１）の口縁部に雌ねじ（２）を加工し、パイプ体の
外周の他側部には、僅小間隔で並列する三角形断面の数
個の周溝（３）を加工する。また、小径棒体の一側部を
一端の外径（ｄ３）が孔（１）の直径０よりも小さくな
るようにテーパー（４）　Ｋ切削して小径棒体を先端が
パイプ体の他端内方に薄肉体（５）で連結されたくさび
（ａ）　Ｋなし、その後、摺割カッター囚によって第２
図に示すように薄肉体（５）からパイプ体の他側部にわ
たる軸心方向の数個の溝（６）を適当間隔で並列状に切
削し、そのパイプ体をアンカー本体（ｂ）になしてくさ
び付きアンカーを製造する。

なお、図中、（７）は既製のコンクリート壁、（８）は
そのアンカー取付札である。

次にそのくさび付きアンカーの使用法を説明する。くさ
び付きアンカーをコンクリート壁（７）の取付孔（８）
内に挿入してそのアンカー本体（ｂ）をハンマー等で打
込めば、くさび（ａｌの基端が取付孔（８）の底面に当
って固定保持されたままアンカー本体（ｂ）が打込まれ
るから、アンカー本体（ｂｌの打込み力により、溝（６
）で数個に分割されている薄肉体（５）が切れてアンカ
ー本体（ｂｌがくさび（ａ）と分離すると共に、該アン
カー本体（ｂ）の孔（１）の他端部がくさび（ａｌのテ
ーパー（４）部に嵌合し、１その後は、従来のアンカー
と同様に、アンカー本体（ｂｌの打込みに従ってその他
側部内Ｋ＜さび（ａ）がテーパー（４）の誘導によって
喰込み、第３図に示すようにアンカー本体（ｂ）の他側
部が溝（６）部において拡開しコンクリート壁（７）内
に喰込んでアンカー本体（ｂ）はコンクリート壁（７）
に固定する。

本発明はくさび付きアンカーを上記のようにして製造す
るから、下記のような顕著な効果を有する。

（１）丸棒を圧成加工して作製するから、資材を有効に
使用して容易安価に製作できる。

（２）（さびの先端の外径がアンカー本体の孔の直径よ
りも小さくてそのくさびの先端がアンカー本体の他端内
方に薄肉体で連結されている上に、上記薄肉体およびア
ンカー本体の他側部が軸心方向の数個の溝によって数個
に分割されているから、アンカーの取付けの際、そのア
ンカーの薄肉体は切れ易い。従って、簡易にアンカー本
体を打込むことＫより、薄肉体が容易円滑に切れてアン
カー本体の他側部がくさびに打込まれ、該アンカー本体
の他側部はその内方への（さびの喰込みに応じて円滑適
確に大き（開き、アンカーの打込みに大きな力を要しな
くてアンカーの取付けが容易である。

（３）アンカー本体の他側の小径棒体の一側部をテーパ
ーに切削してくさびＫなすから、その（さびは任意に所
要の長さに形成することができる。従って、常にくさび
をアンカー本体の他側部内に充分噴込ませ、アンカーは
確実に安定してコンクリート壁に固定する。

（４）＜さびとアンカー本体が一体であるから、従来の
アンカー本体に別のくさびを差込むアンカーのように運
搬中にくさびがアンカー本体から外れて落ちたり、アン
カーの取付孔内への取付は中にくさびがアンカー本体か
ら外れ取付孔内に落下して作業に支障を来すことがない
。従って、くさびの損失がない上に、安心して取扱い単
にくさび付きアンカーをコンクリート壁の取付孔内に挿
入して打込めばよ（、アンカーの取付けに手間が掛らな
くて簡易迅速且つ常に適確に作業でき、時間と手数を節
減して非常に作業性が良い。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の製造方法によって作製した一実施例の
くさび付きアンカーの正面図、第２図は同上正断面図、
第３図はそのくさび付きアンカーをコンクリート壁に取
付けた状態の正断面図である。 （１）・・・孔、（２）・・・雌ねじ、（３）・・・周
溝、（４）・・・テーパー、（５）・・・薄肉体、（６
）・・・溝、（ａ）・・・りさび、（ｂ）・・・アンカ
ー本体、η・・・パイプ体の孔の直径、（ｄθ・・・小
径棒体の直径、（ｄ、）・・・小径棒体の一端の外径、
（５）・・・摺割カッター、

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 丸棒を圧成加工し、該丸棒の一側部の中心に軸心方向の
   孔を設けてその一側部をパイプ体になし、該孔の底面の
   若干他側位置に段部を形成してそれより他側部を上記孔
   の直径よりも適宜に大きな直径の小径棒体に成形し、次
   いで、上記パイプ体の孔の口縁部に雌ねじを、外周の他
   側部には僅小間隔で並列する数個の周溝をそれぞれ加工
   し、上記小径棒体の一側部を一端の外径がパイプ体の孔
   の直径よりも小さくなるようにテーパーに切削してその
   小径棒体を先端がパイプ体の他端内方に薄肉体で連結さ
   れたくさびになし、その後、摺割カッターによつて上記
   の薄肉体からパイプ体の他側部にわたる軸心方向の数個
   の溝を適当間隔に切削し、そのパイプ体をアンカー本体
   とすることを特徴とするくさび付きアンカーの製造方法
   。