JPH11153111A - ねじアンカー - Google Patents
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- JPH11153111A JPH11153111A JP10274904A JP27490498A JPH11153111A JP H11153111 A JPH11153111 A JP H11153111A JP 10274904 A JP10274904 A JP 10274904A JP 27490498 A JP27490498 A JP 27490498A JP H11153111 A JPH11153111 A JP H11153111A
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- cutting edge
- fixing
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- 238000005265 energy consumption Methods 0.000 abstract description 4
- 238000009434 installation Methods 0.000 description 2
- 230000009286 beneficial effect Effects 0.000 description 1
- 238000005336 cracking Methods 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 230000037431 insertion Effects 0.000 description 1
- 238000003780 insertion Methods 0.000 description 1
- 238000009527 percussion Methods 0.000 description 1
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16B—DEVICES FOR FASTENING OR SECURING CONSTRUCTIONAL ELEMENTS OR MACHINE PARTS TOGETHER, e.g. NAILS, BOLTS, CIRCLIPS, CLAMPS, CLIPS OR WEDGES; JOINTS OR JOINTING
- F16B25/00—Screws that cut thread in the body into which they are screwed, e.g. wood screws
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16B—DEVICES FOR FASTENING OR SECURING CONSTRUCTIONAL ELEMENTS OR MACHINE PARTS TOGETHER, e.g. NAILS, BOLTS, CIRCLIPS, CLAMPS, CLIPS OR WEDGES; JOINTS OR JOINTING
- F16B13/00—Dowels or other devices fastened in walls or the like by inserting them in holes made therein for that purpose
-
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- F16B25/00—Screws that cut thread in the body into which they are screwed, e.g. wood screws
- F16B25/001—Screws that cut thread in the body into which they are screwed, e.g. wood screws characterised by the material of the body into which the screw is screwed
- F16B25/0026—Screws that cut thread in the body into which they are screwed, e.g. wood screws characterised by the material of the body into which the screw is screwed the material being a hard non-organic material, e.g. stone, concrete or drywall
-
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- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16B—DEVICES FOR FASTENING OR SECURING CONSTRUCTIONAL ELEMENTS OR MACHINE PARTS TOGETHER, e.g. NAILS, BOLTS, CIRCLIPS, CLAMPS, CLIPS OR WEDGES; JOINTS OR JOINTING
- F16B25/00—Screws that cut thread in the body into which they are screwed, e.g. wood screws
- F16B25/0036—Screws that cut thread in the body into which they are screwed, e.g. wood screws characterised by geometric details of the screw
- F16B25/0042—Screws that cut thread in the body into which they are screwed, e.g. wood screws characterised by geometric details of the screw characterised by the geometry of the thread, the thread being a ridge wrapped around the shaft of the screw
- F16B25/0047—Screws that cut thread in the body into which they are screwed, e.g. wood screws characterised by geometric details of the screw characterised by the geometry of the thread, the thread being a ridge wrapped around the shaft of the screw the ridge being characterised by its cross-section in the plane of the shaft axis
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 ハンマーによる単なる軸線方向の打撃のみで
打ち込むことができ、孔壁におけるねじ切りには最小の
エネルギ消費ですむねじアンカーを得る。 【解決手段】 穿孔した孔内に打ち込んで固定するねじ
アンカーであって、荷重支持領域２と、ほぼ円筒形の固
定領域３と、半径方向に突出する螺旋状の切り刃５を突
設した本体側面４とを有するねじアンカーにおいて、切
り刃の断面形状を非対称形状にし、固定領域３の打ち込
み方向Ｓの前方の切り刃側面６を固定領域３の軸線Ａの
垂線Ｖに対して傾斜角度βをなし、この傾斜角度βを後
方の切り刃側面７の傾斜角度δよりも小さく、約２０°
〜約４５°の範囲の角度とする。
打ち込むことができ、孔壁におけるねじ切りには最小の
エネルギ消費ですむねじアンカーを得る。 【解決手段】 穿孔した孔内に打ち込んで固定するねじ
アンカーであって、荷重支持領域２と、ほぼ円筒形の固
定領域３と、半径方向に突出する螺旋状の切り刃５を突
設した本体側面４とを有するねじアンカーにおいて、切
り刃の断面形状を非対称形状にし、固定領域３の打ち込
み方向Ｓの前方の切り刃側面６を固定領域３の軸線Ａの
垂線Ｖに対して傾斜角度βをなし、この傾斜角度βを後
方の切り刃側面７の傾斜角度δよりも小さく、約２０°
〜約４５°の範囲の角度とする。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、穿孔した孔内に打
ち込んで固定するねじアンカーであって、荷重支持領域
と、ほぼ円筒形の固定領域と、半径方向に突出する螺旋
状の切り刃を突設した本体側面とを有するねじアンカー
に関するものである。
ち込んで固定するねじアンカーであって、荷重支持領域
と、ほぼ円筒形の固定領域と、半径方向に突出する螺旋
状の切り刃を突設した本体側面とを有するねじアンカー
に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】コンクリートに使用する打撃拡開アンカ
ーを固定するためには、多くの場合雌ねじ又は雄ねじを
有するねじアンカーが知られており、このねじアンカー
は基礎材料に予め形成した孔にハンマー打撃によって打
ち込んでおく。ねじアンカーは、固定領域に螺旋状の切
り刃を設け、この切り刃は、孔壁内への打ち込みにより
食い込み、ねじを切る。打ち込み作業を開始するにあた
り、従来の既知のねじアンカーにおいては、特別な工具
に挿入し、ねじアンカーの駆動により回転運動が与えら
れるようにする必要がある。これにより、孔壁におてる
固定領域全体にわたり確実にねじが切られる。既知のね
じアンカーの螺旋状の切り刃は断面が対称形状である。
従って、引き抜き力の値は、ねじアンカーを孔内に打ち
込むのに必要な力よりも大きくなることはない。打ち込
みによる孔壁におけるねじ切りは、主に孔壁の基礎材料
に対する剥ぎ取り及び／又は圧縮作用によって生ずる。
従って、既知のねじアンカーは、僅かなねじ深さしか得
られない。このことは、孔の公差にとって極めて都合が
悪い。既知のねじアンカーの支持能力は、予め形成する
孔の精度に強く依存することになる。
ーを固定するためには、多くの場合雌ねじ又は雄ねじを
有するねじアンカーが知られており、このねじアンカー
は基礎材料に予め形成した孔にハンマー打撃によって打
ち込んでおく。ねじアンカーは、固定領域に螺旋状の切
り刃を設け、この切り刃は、孔壁内への打ち込みにより
食い込み、ねじを切る。打ち込み作業を開始するにあた
り、従来の既知のねじアンカーにおいては、特別な工具
に挿入し、ねじアンカーの駆動により回転運動が与えら
れるようにする必要がある。これにより、孔壁におてる
固定領域全体にわたり確実にねじが切られる。既知のね
じアンカーの螺旋状の切り刃は断面が対称形状である。
従って、引き抜き力の値は、ねじアンカーを孔内に打ち
込むのに必要な力よりも大きくなることはない。打ち込
みによる孔壁におけるねじ切りは、主に孔壁の基礎材料
に対する剥ぎ取り及び／又は圧縮作用によって生ずる。
従って、既知のねじアンカーは、僅かなねじ深さしか得
られない。このことは、孔の公差にとって極めて都合が
悪い。既知のねじアンカーの支持能力は、予め形成する
孔の精度に強く依存することになる。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の目的
は、例えば、ハンマーによる単なる軸線方向の打撃のみ
で打ち込み作業を行うことができる上述のねじアンカー
を得るにある。また孔壁におけるねじ切りには最小のエ
ネルギ消費ですむねじアンカーを得るにある。従って、
十分深いねじ深さが得られ、ねじアンカーの支持状況及
び支持能力に対して孔のいびつさや孔の公差にはほとん
ど影響しないようになるねじアンカーを得るにある。更
に、比較的僅かな駆動エネルギであっても、大きな引き
抜き力を必要とするねじアンカーを得るにある。
は、例えば、ハンマーによる単なる軸線方向の打撃のみ
で打ち込み作業を行うことができる上述のねじアンカー
を得るにある。また孔壁におけるねじ切りには最小のエ
ネルギ消費ですむねじアンカーを得るにある。従って、
十分深いねじ深さが得られ、ねじアンカーの支持状況及
び支持能力に対して孔のいびつさや孔の公差にはほとん
ど影響しないようになるねじアンカーを得るにある。更
に、比較的僅かな駆動エネルギであっても、大きな引き
抜き力を必要とするねじアンカーを得るにある。
【０００４】
【課題を解決するための手段】上述の互いに背反し合う
目的を達成するため、本発明は、穿孔した孔内に打ち込
んで固定するねじアンカーであって、荷重支持領域と、
ほぼ円筒形の固定領域と、半径方向に突出する螺旋状の
切り刃を突設した本体側面とを有するねじアンカーにお
いて、前記切り刃の断面形状を非対称形状にし、固定領
域の打ち込み方向の前方の切り刃側面を固定領域の軸線
の垂線に対して傾斜角度をなし、この傾斜角度を後方の
切り刃側面の傾斜角度よりも小さく、約２０°〜約４５
°の範囲の角度としたことを特徴とする。
目的を達成するため、本発明は、穿孔した孔内に打ち込
んで固定するねじアンカーであって、荷重支持領域と、
ほぼ円筒形の固定領域と、半径方向に突出する螺旋状の
切り刃を突設した本体側面とを有するねじアンカーにお
いて、前記切り刃の断面形状を非対称形状にし、固定領
域の打ち込み方向の前方の切り刃側面を固定領域の軸線
の垂線に対して傾斜角度をなし、この傾斜角度を後方の
切り刃側面の傾斜角度よりも小さく、約２０°〜約４５
°の範囲の角度としたことを特徴とする。
【０００５】螺旋状の切り刃の前方の切り刃側面におい
て、軸線に直交する傾斜角度が後方の切り刃側面の傾斜
角度よりも小さいことは、ねじだぼの駆動による駆動力
を最大にしかつねじアンカーの据え付けのためのエネル
ギ消費を少なくする上で有益である。ジオメトリ（図形
的形状）を考慮すると、前方の切り刃側面の傾斜角度は
０°にできるだけ近い値だが、０°よりも僅かに大きい
値にすると、駆動力の効率を高める上で有利である。孔
壁にほぼ直交する前方の切り刃側面によっては基礎材料
に亀裂を生ずる危険性がある。切り刃側面の傾斜角度を
選択することによって、このような危険性を回避するこ
とができる。この傾斜角度の選択は、例えば、ハンマー
による軸線方向の打撃を、螺旋状の切り刃の勾配に従っ
てねじアンカーの回転運動に変換するように選択する。
これにより、回転運動を付与する工具を使用することな
く、単にハンマーのみで据え付けることができる。後方
の切り刃側面の傾斜角度は前方の切り刃側面の傾斜角度
よりも大きくする。ねじアンカーの引張荷重によって、
切り刃の後方の切り刃側面の拡開作用を高め、また抜け
に抵抗する摩擦力を高める。ねじアンカーの駆動のため
のエネルギ消費が低減されるため、孔壁へのねじ切りを
生ずるよう切り刃の図形的形状を変更することができ
る。
て、軸線に直交する傾斜角度が後方の切り刃側面の傾斜
角度よりも小さいことは、ねじだぼの駆動による駆動力
を最大にしかつねじアンカーの据え付けのためのエネル
ギ消費を少なくする上で有益である。ジオメトリ（図形
的形状）を考慮すると、前方の切り刃側面の傾斜角度は
０°にできるだけ近い値だが、０°よりも僅かに大きい
値にすると、駆動力の効率を高める上で有利である。孔
壁にほぼ直交する前方の切り刃側面によっては基礎材料
に亀裂を生ずる危険性がある。切り刃側面の傾斜角度を
選択することによって、このような危険性を回避するこ
とができる。この傾斜角度の選択は、例えば、ハンマー
による軸線方向の打撃を、螺旋状の切り刃の勾配に従っ
てねじアンカーの回転運動に変換するように選択する。
これにより、回転運動を付与する工具を使用することな
く、単にハンマーのみで据え付けることができる。後方
の切り刃側面の傾斜角度は前方の切り刃側面の傾斜角度
よりも大きくする。ねじアンカーの引張荷重によって、
切り刃の後方の切り刃側面の拡開作用を高め、また抜け
に抵抗する摩擦力を高める。ねじアンカーの駆動のため
のエネルギ消費が低減されるため、孔壁へのねじ切りを
生ずるよう切り刃の図形的形状を変更することができ
る。
【０００６】このことは、切り刃の前方の切り刃側面の
傾斜角度を約２０°〜約４５°とすることによって達成
される。
傾斜角度を約２０°〜約４５°とすることによって達成
される。
【０００７】切り刃の後方の切り刃側面の傾斜角度は、
できるだけ大きくかつ８０°までの角度に選択すると好
適であり、この場合、ねじアンカーの引張荷重により後
方の切り刃側面によって孔壁に生ずる拡開力及びこの拡
開力によって生ずる摩擦力ができるだけ大きくなる。
できるだけ大きくかつ８０°までの角度に選択すると好
適であり、この場合、ねじアンカーの引張荷重により後
方の切り刃側面によって孔壁に生ずる拡開力及びこの拡
開力によって生ずる摩擦力ができるだけ大きくなる。
【０００８】螺旋状の切り刃の勾配を約４５°〜８０°
の範囲の値とすると好適である。この螺旋状の切り刃の
勾配によれば、駆動エネルギを比較的小さくすることが
できる。同時に、孔内での自己制動によりねじアンカー
の固定を確実にする。
の範囲の値とすると好適である。この螺旋状の切り刃の
勾配によれば、駆動エネルギを比較的小さくすることが
できる。同時に、孔内での自己制動によりねじアンカー
の固定を確実にする。
【０００９】切り刃の打ち込み方向の前方の螺旋の入口
端部は本体側面に対して３０°までの角度をなすように
し、固定領域の前方端部に対して角度が付くようにす
る。これにより、基礎材料に対する切り刃によってねじ
アンカーの打ち込みは、剥ぎ取り又は押し退け作用を生
ずるのではなく、彫り込み作用を生ずる。
端部は本体側面に対して３０°までの角度をなすように
し、固定領域の前方端部に対して角度が付くようにす
る。これにより、基礎材料に対する切り刃によってねじ
アンカーの打ち込みは、剥ぎ取り又は押し退け作用を生
ずるのではなく、彫り込み作用を生ずる。
【００１０】固定領域の本体側面に対する切り刃の半径
方向突出量を、１．５ｍｍから円筒形固定領域の約１／
４までの大きさとすると、切り刃の孔壁への食い込みが
十分な大きさとなる。これにより、本発明によるねじア
ンカーの支持能力は孔のいびつさ及び孔の公差による影
響を少なくすることができる。
方向突出量を、１．５ｍｍから円筒形固定領域の約１／
４までの大きさとすると、切り刃の孔壁への食い込みが
十分な大きさとなる。これにより、本発明によるねじア
ンカーの支持能力は孔のいびつさ及び孔の公差による影
響を少なくすることができる。
【００１１】固定領域に少なくとも３個の螺旋状の切り
刃を設けることにより、必要な打ち込みエネルギと得ら
れる支持能力との間の極めて良好な折り合いを付けるこ
とができる。好適には、これらの切り刃を周方向に等間
隔に分布させる。
刃を設けることにより、必要な打ち込みエネルギと得ら
れる支持能力との間の極めて良好な折り合いを付けるこ
とができる。好適には、これらの切り刃を周方向に等間
隔に分布させる。
【００１２】互いに隣接する螺旋状の切り刃間の軸線方
向距離を、切り刃の半径方向突出量の約３倍〜３０倍、
好適には、５倍とする。この突出量の選択により、切り
刃の数の最適化が可能であり、基礎材料が均等に荷重を
支持することができるようになる。この場合、過大な引
張荷重があっても、突然の機能停止を生ずることがな
い。孔壁が後方の切り刃側面に過剰応力を与える可能性
は、ねじ山間に剪断が生ずる可能性と同様に少ない。
向距離を、切り刃の半径方向突出量の約３倍〜３０倍、
好適には、５倍とする。この突出量の選択により、切り
刃の数の最適化が可能であり、基礎材料が均等に荷重を
支持することができるようになる。この場合、過大な引
張荷重があっても、突然の機能停止を生ずることがな
い。孔壁が後方の切り刃側面に過剰応力を与える可能性
は、ねじ山間に剪断が生ずる可能性と同様に少ない。
【００１３】更に、本発明の好適な実施例においては、
固定領域の打ち込み方向の前方端部に、軸線方向に突出
する中心領域を設ける。この実施例によれば、ねじアン
カーの軸線方向の挿入及び心決め打ち込みが軽減され
る。
固定領域の打ち込み方向の前方端部に、軸線方向に突出
する中心領域を設ける。この実施例によれば、ねじアン
カーの軸線方向の挿入及び心決め打ち込みが軽減され
る。
【００１４】更に、本発明の好適な実施例においては、
前記固定領域を雌ねじ付きスリーブの外面により構成す
る。この実施例のねじアンカーによれば、無負荷状態で
基礎材料には拡開力が加わらない。また薄い基礎材料層
でも据え付けが可能である。更に、この実施例によれ
ば、支持能力が低い基礎材料でも、深く据え付けること
ができる。基礎が層状の構成であっても、支持能力のあ
る層に打ち込むことができる。深さの調整は、固定した
雌ねじスリーブの深さにねじ付ける長目の又は短目のボ
ルトにより行う。
前記固定領域を雌ねじ付きスリーブの外面により構成す
る。この実施例のねじアンカーによれば、無負荷状態で
基礎材料には拡開力が加わらない。また薄い基礎材料層
でも据え付けが可能である。更に、この実施例によれ
ば、支持能力が低い基礎材料でも、深く据え付けること
ができる。基礎が層状の構成であっても、支持能力のあ
る層に打ち込むことができる。深さの調整は、固定した
雌ねじスリーブの深さにねじ付ける長目の又は短目のボ
ルトにより行う。
【００１５】更に、他の本発明の好適な実施例において
は、前記固定領域をアンカーボルトの打ち込み方向の前
方部分により構成する。この実施例においては、構造部
分の連結を直接雄ねじを設けたアンカーボルトにより行
う。
は、前記固定領域をアンカーボルトの打ち込み方向の前
方部分により構成する。この実施例においては、構造部
分の連結を直接雄ねじを設けたアンカーボルトにより行
う。
【００１６】
【発明の実施の形態】次に、図面につき本発明の好適な
実施の形態を示す。
実施の形態を示す。
【００１７】本発明によるねじアンカーの好適な実施の
形態である雌ねじ付きスリーブを、図１及び図２におい
て参照符号１を付して説明する。こき雌ねじ付きスリー
ブ１の軸線を参照符号Ａで示す。孔を設けた雌ねじ付き
スリーブ１は、雌ねじによって構成した荷重支持領域２
を構成する。雌ねじスリーブ１の係止領域３はスリーブ
の全長にわたって設ける。係止領域３には螺旋状に配置
した切り刃５を設け、この切り刃５を雌ねじ付きスリー
ブ１の本体側面４から半径方向に突出させる。切り刃５
は、打ち込み方向Ｓに関して前方に指向する切り刃側面
６と後方の切り刃側面７とにより画定される。図２の断
面図によれば、３個の切り刃５を設け、これら切り刃５
を雌ねじスリーブの長手方向に螺旋状に延在させ、好適
には、周方向に等間隔に分布させる。雌ねじスリーブ１
の打ち込み方向Ｓに関して前方端部に中心領域９を軸線
方向に突出させる。この中心領域９は円筒形のリングと
することができ、雌ねじスリーブ１の前方端部に形成す
る。好適には薄片状の突起により構成し、これら突起を
周方向に等間隔に分布させる。雌ねじスリーブ１の前方
端部に位置する切り刃５のねじの入口端部を参照符号８
で示す。この入口端部８を側面４に対して３０°の角度
をなし、雌ねじ付きスリーブ１の前方端部に向かって開
放する。
形態である雌ねじ付きスリーブを、図１及び図２におい
て参照符号１を付して説明する。こき雌ねじ付きスリー
ブ１の軸線を参照符号Ａで示す。孔を設けた雌ねじ付き
スリーブ１は、雌ねじによって構成した荷重支持領域２
を構成する。雌ねじスリーブ１の係止領域３はスリーブ
の全長にわたって設ける。係止領域３には螺旋状に配置
した切り刃５を設け、この切り刃５を雌ねじ付きスリー
ブ１の本体側面４から半径方向に突出させる。切り刃５
は、打ち込み方向Ｓに関して前方に指向する切り刃側面
６と後方の切り刃側面７とにより画定される。図２の断
面図によれば、３個の切り刃５を設け、これら切り刃５
を雌ねじスリーブの長手方向に螺旋状に延在させ、好適
には、周方向に等間隔に分布させる。雌ねじスリーブ１
の打ち込み方向Ｓに関して前方端部に中心領域９を軸線
方向に突出させる。この中心領域９は円筒形のリングと
することができ、雌ねじスリーブ１の前方端部に形成す
る。好適には薄片状の突起により構成し、これら突起を
周方向に等間隔に分布させる。雌ねじスリーブ１の前方
端部に位置する切り刃５のねじの入口端部を参照符号８
で示す。この入口端部８を側面４に対して３０°の角度
をなし、雌ねじ付きスリーブ１の前方端部に向かって開
放する。
【００１８】図３及び図４の線図的説明図において、本
発明によるねじアンカーの切り刃５の図形的配置（比
率）関係を示す。切り刃５は側面４に対して半径方向に
１．５ｍｍと円筒形係止領域３の１／４との間の値の突
出量ｔで突出させる。螺旋状の切り刃５の勾配αは約４
５°から８０°の範囲とする。図３には切り刃５の非対
称の形状を示す。雌ねじ付きスリーブ１の軸線Ａに直交
する垂線Ｖに対して切り刃側面６は傾斜角度βをなし、
この傾斜角度βは切り刃側面７が垂線Ｖに対してなす角
度δよりも小さい。特に、前方の切り刃側面６の傾斜角
度βは、約２０°〜４５°の範囲とする。切り刃５の後
方の切り刃側面７の傾斜角度δは８０°までの角度とす
る。螺旋状の互いに隣接する切り刃５の軸線方向の距離
ｈは、雌ねじスリーブ１の本体側面４に対する切り刃５
の半径方向突出距離ｔの約３倍〜３０倍、好適には、５
倍の大きさとする。
発明によるねじアンカーの切り刃５の図形的配置（比
率）関係を示す。切り刃５は側面４に対して半径方向に
１．５ｍｍと円筒形係止領域３の１／４との間の値の突
出量ｔで突出させる。螺旋状の切り刃５の勾配αは約４
５°から８０°の範囲とする。図３には切り刃５の非対
称の形状を示す。雌ねじ付きスリーブ１の軸線Ａに直交
する垂線Ｖに対して切り刃側面６は傾斜角度βをなし、
この傾斜角度βは切り刃側面７が垂線Ｖに対してなす角
度δよりも小さい。特に、前方の切り刃側面６の傾斜角
度βは、約２０°〜４５°の範囲とする。切り刃５の後
方の切り刃側面７の傾斜角度δは８０°までの角度とす
る。螺旋状の互いに隣接する切り刃５の軸線方向の距離
ｈは、雌ねじスリーブ１の本体側面４に対する切り刃５
の半径方向突出距離ｔの約３倍〜３０倍、好適には、５
倍の大きさとする。
【００１９】本発明により構成したねじアンカーは好適
な実施の形態として、通常全長にわたり穿孔した孔内に
埋設する雌ねじ付きスリーブに関して説明した。構造部
分は、雌ねじに直接ねじ固定するか、又は雌ねじスリー
ブ内にボルトをねじ込み、このボルトに構造部分を固定
するかのいずれかで固定することができる。ねじアンカ
ーは、一層長いだぼスリーブにより構成することもでき
る。このような場合、経済上の理由から単に基礎内に埋
設するスリーブの前方部分のみ本発明による切り刃を設
ける固定領域とすることができる。本発明のねじアンカ
ーの他の好適な実施例としては、切り刃を設けた前方部
分を孔内に固定する固定領域として構成するアンカーボ
ルトとすることもできる。孔から突出するアンカーボル
トの後方部分には雄ねじを設け、この雄ねじに構造部分
を連結するようにすることもできる。
な実施の形態として、通常全長にわたり穿孔した孔内に
埋設する雌ねじ付きスリーブに関して説明した。構造部
分は、雌ねじに直接ねじ固定するか、又は雌ねじスリー
ブ内にボルトをねじ込み、このボルトに構造部分を固定
するかのいずれかで固定することができる。ねじアンカ
ーは、一層長いだぼスリーブにより構成することもでき
る。このような場合、経済上の理由から単に基礎内に埋
設するスリーブの前方部分のみ本発明による切り刃を設
ける固定領域とすることができる。本発明のねじアンカ
ーの他の好適な実施例としては、切り刃を設けた前方部
分を孔内に固定する固定領域として構成するアンカーボ
ルトとすることもできる。孔から突出するアンカーボル
トの後方部分には雄ねじを設け、この雄ねじに構造部分
を連結するようにすることもできる。
【図１】本発明によるねじアンカーの一部断面とする側
面図である。
面図である。
【図２】図１のねじアンカーの横断面図である。
【図３】螺旋状の切り刃の図形的比率関係を示す線図的
断面図である。
断面図である。
【図４】螺旋状の切り刃の図形的比率関係を示す側面図
である。
である。
１ 雌ねじ付きスリーブ ２ 荷重支持領域 ３ 係止領域 ４ 本体側面 ５ 切り刃 ６ 切り刃側面 ７ 切り刃側面 ８ ねじの入口端部 ９ 中心領域
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ヴェルナー ワンガー リヒテンシュタイン国 9493 マウレンイ シュタインボス 522 (72)発明者 クリスチアン ベムケ オーストリア国 6800 フェルドキルヒ エゲルゼーシュトラーセ 13 (72)発明者 ウォルフガング シィフェルス オーストリア国 6805 フェルドキルヒ− ギジンゲン イム ギジンゲル フェルト 32
Claims (10)
- 【請求項１】 穿孔した孔内に打ち込んで固定するねじ
アンカーであって、荷重支持領域（２）と、ほぼ円筒形
の固定領域（３）と、半径方向に突出する螺旋状の切り
刃（５）を突設した本体側面（４）とを有するねじアン
カーにおいて、前記切り刃の断面形状を非対称形状に
し、固定領域（３）の打ち込み方向（Ｓ）の前方の切り
刃側面（６）を固定領域（３）の軸線（Ａ）の垂線
（Ｖ）に対して傾斜角度（β）をなし、この傾斜角度
（β）を後方の切り刃側面（７）の傾斜角度（δ）より
も小さく、約２０°〜約４５°の範囲の角度としたこと
を特徴とするねじアンカー。 - 【請求項２】 前記切り刃（５）の後方の切り刃側面
（７）の傾斜角度（δ）を８０°までの値の角度とした
請求項１記載のねじアンカー。 - 【請求項３】 螺旋状の切り刃（５）の勾配（α）を約
４５°〜８０°の範囲の値とした請求項１又は２記載の
ねじアンカー。 - 【請求項４】 切り刃（５）の打ち込み方向（Ｓ）の前
方の入口端部（８）を本体側面（４）に対して３０°ま
での角度をなすようにし、固定領域（３）の前方端部に
対してテーパを付けた請求項１乃至３のうちのいずれか
一項に記載のねじアンカー。 - 【請求項５】 固定領域（３）の本体側面（４）に対す
る切り刃（５）の半径方向突出量（ｔ）を、１．５ｍｍ
から円筒形固定領域（３）の約１／４までの大きさとし
た請求項１乃至４のうちのいずれか一項に記載のねじア
ンカー。 - 【請求項６】 固定領域（３）の打ち込み方向（Ｓ）の
前方端部に、軸線方向に突出する中心領域（９）を設け
た請求項１乃至４のうちのいずれか一項に記載のねじア
ンカー。 - 【請求項７】 固定領域（３）に、少なくとも３個の螺
旋状の切り刃（５）を設け、これらの切り刃（５）を周
方向に等間隔に分布させた請求項１乃至６のうちのいず
れか一項に記載のねじアンカー。 - 【請求項８】 互いに隣接する螺旋状の切り刃間の軸線
方向距離（ｈ）を、切り刃の半径方向突出量（ｔ）の約
３倍〜３０倍、好適には、５倍とした請求項５又は７に
記載のねじアンカー。 - 【請求項９】 前記固定領域（３）を雌ねじ付きスリー
ブの外面により構成した請求項１乃至８のうちのいずれ
か一項に記載のねじアンカー。 - 【請求項１０】 前記固定領域（３）をアンカーボルト
の打ち込み方向（Ｓ）の前方部分により構成した請求項
１乃至８のうちのいずれか一項に記載のねじアンカー。
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| DE19743054A DE19743054A1 (de) | 1997-09-30 | 1997-09-30 | Schraubanker |
| DE19743054:6 | 1997-09-30 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11153111A true JPH11153111A (ja) | 1999-06-08 |
Family
ID=7844043
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10274904A Pending JPH11153111A (ja) | 1997-09-30 | 1998-09-29 | ねじアンカー |
Country Status (5)
| Country | Link |
|---|---|
| EP (1) | EP0905388A1 (ja) |
| JP (1) | JPH11153111A (ja) |
| KR (1) | KR19990029941A (ja) |
| CN (1) | CN1213047A (ja) |
| DE (1) | DE19743054A1 (ja) |
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| DE8908303U1 (de) * | 1989-04-22 | 1989-09-28 | Itw-Ateco Gmbh, 2000 Norderstedt | Schraube für Gestein oder Beton |
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-
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-
1998
- 1998-09-02 EP EP98810871A patent/EP0905388A1/de not_active Withdrawn
- 1998-09-18 KR KR1019980038706A patent/KR19990029941A/ko not_active Application Discontinuation
- 1998-09-28 CN CN98120767A patent/CN1213047A/zh active Pending
- 1998-09-29 JP JP10274904A patent/JPH11153111A/ja active Pending
Also Published As
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|---|---|
| KR19990029941A (ko) | 1999-04-26 |
| DE19743054A1 (de) | 1999-04-01 |
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