JPH0630247A - 画像データ拡大処理装置 - Google Patents

画像データ拡大処理装置

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JPH0630247A
JPH0630247A JP4203053A JP20305392A JPH0630247A JP H0630247 A JPH0630247 A JP H0630247A JP 4203053 A JP4203053 A JP 4203053A JP 20305392 A JP20305392 A JP 20305392A JP H0630247 A JPH0630247 A JP H0630247A
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JP
Japan
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image data
clock
data
bit
output
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Application number
JP4203053A
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Inventor
Takeshi Kasahara
健 笠原
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Casio Computer Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 転送される画像データを一旦記憶させること
なく拡大処理可能な画像データ拡大処理装置を提供す
る。 【構成】 セレクタ52は、倍率レジスタ51からの8
ビットデータのうち、3bitカウンタ53のカウンタ
値(C)に対応するビット目をセレクタ54に入力す
る。セレクタ54は、入力された倍率レジスタ値出力
(d)が0であれば同期クロック(a)を、1であれば
2倍同期クロック(b)をカウントクロック(f)とし
て4bitカウンタ55に出力する。4bitカウンタ
55は、カウントクロック(f)に同期して、選択アド
レス(g)を、16bitF.Fブロック56に出力す
る。16bitF.Fブロック56は、選択アドレス
(g)の入力タイミングで、シルアル画像データ(e)
をラッチする。上位、下位セレクタ57は、16bit
F・Fブロック56の上位と下位の8bitを切り替え
て、8ビットの拡大データを出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、シリアルに入力される
画像データを拡大処理して出力する画像データ拡大処理
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の画像データ拡大処理装置として
は、図9に概念的に示した構造のものが一般的に知られ
ている。すなわち、予め2値化された画像データは、メ
モリ60に転送され、該メモリ60に一旦記憶される。
拡大処理部61は、このメモリ60に記憶された画像デ
ータを読み出し、拡大アルゴリズムに従って拡大処理を
実行した後、拡大データとして出力する。そして、この
拡大データに基づいて、画像を表示しあるいは転写する
等により、入力された画像データに基づく画像より拡大
された画像を得ることができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うに所定のアルゴリズムに従って動作する拡大処理部6
1によって、画像データを拡大処理する場合には、拡大
処理部61が処理に要する時間はそのプロセスに依存
し、画像データの入力タイミングと拡大処理部61の処
理タイミングとを合致させることは困難である。したが
って、その入力段にメモリ60を配置して転送される画
像データを一旦記憶させた後、拡大処理部61により画
像処理を行う構造とせざる得ない。よって、画像データ
が転送されてから、拡大処理回路61より拡大処理され
た拡大データが出力されるまでに不可避的にタイムラグ
が生じてしまうのみならず、情報量が多大である画像デ
ータを一旦記憶するための大容量のメモリが必要となる
不利を有するものであった。
【0004】本発明は、このような従来の課題に鑑みて
なされたものであり、転送される画像データを一旦記憶
させることなく拡大処理可能な画像データ拡大処理装置
を提供することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に本発明にあっては、画像データをシルアルに入力する
画像データ入力手段と、基準クロックと該基準クロック
の所定数倍の周波数を有する倍周クロックとを出力する
クロック出力手段と、前記画像データ入力手段により入
力される画像データの拡大倍率を入力する拡大倍率入力
手段と、該拡大倍率入力手段により入力された拡大倍率
に基づいて、前記クロック手段により出力された基準ク
ロックと倍周クロックとを選択し、拡大クロックとして
出力するクロック選択手段と、該クロック選択手段より
出力された拡大クロックに同期して、前記画像データ入
力手段により入力された画像データをラッチして出力す
るラッチ手段とを有している。
【0006】
【作用】前記構成において、拡大倍率入力手段により任
意の拡大倍率が入力されると、クロック選択手段は入力
された拡大倍率に基づき、基準クロックと該基準クロッ
クの所定数倍の周波数を有する倍周クロックとを選択
し、拡大クロックとして出力する。すると、ラッチ手段
は、画像データ入力手段からシリアルに入力された画像
データを前記拡大クロックに同期してラッチする。
【0007】ここで、拡大クロックは、前述のようにク
ロック選択手段が選択した基準クロックと倍周クロック
とを成分とする。よって、ラッチ手段が、拡大クロック
に同期して画像データをラッチすることは、画像データ
が基準クロックと倍周クロックのいずれかのタイミング
でラッチされることを意味する。そして、倍周クロック
はその周波数が基準クロックの所定数倍であることか
ら、画像データが倍周クロックに同期してラッチされた
場合には、基準クロックに同期してラッチされた場合に
対して、単位時間当たりのラッチ回数が所定数倍とな
る。
【0008】したがって、拡大クロックにおいて、基準
クロックより倍周クロックの成分が多いほど、画像デー
タは単位時間当たりより多い回数ラッチされ、その結
果、ラッチ手段の出力段の画像データ数が入力段の画像
データ数より増加し、この入力段より増加したデータ数
のラッチ出力により、画像データは拡大される。
【0009】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図にしたがって説
明する。すなわち、図1は本実施例を適用した立体コピ
ー装置の外観構造を示し、この立体コピー装置は被写体
を直接サーマル紙に転写する装置であって、装置本体2
1の前面部には可動式のレンズ22が装着されている。
また、装置本体21の側面には、各種機能やモードを設
定する際に操作されるファンクションキー24,25
や、各種機能やモードの状態を表示する表示部23や、
設定した機能およびモードを実行させる際に操作される
実行キー26が配置されている。さらに、装置本体21
の上面には、コピー動作を開始させる際に操作されるス
タートボタン27が設けられているとともに、長尺状の
開口部28が形成されており、該開口部28にはサーマ
ル紙Pを送り駆動するローラ29が架装されている。
【0010】図2は、立体コピー装置の内部構造を示す
ブロック図であり、前記レンズ22後方には、素子を縦
方向に配列してなるCCD30が移動可能に配置されて
おり、該CCD30はレンズ22の結像範囲内を横方向
(矢示方向)に移動することにより、1画面分の画像を
読み取る。この横方向への移動に伴って順次CCD30
から出力される画像信号は、プリアンプ31により増幅
されてAGCアンプ32により利得を一定に調整される
とともに、輪郭強調補正される。AGCアンプ32から
出力された画像信号は、シェーディング補正回路33に
より画像中心部と周辺部の明暗を補正処理された後、階
調制御および2値化回路34により階調制御されるとと
もに2値化され、この2値化された画像信号は、画素拡
大制御および画素メモリ37に入力される。なお、この
画素拡大制御および画像メモリ37の詳細については後
述する。
【0011】コントローラ36は、前記AGCアンプ3
2、階調制御および2値化回路34、画素拡大制御およ
び画素メモリ35と共に、サーマルヘッド制御部37、
モータ制御および駆動回路38を制御する。該モータ制
御および駆動回路38は、前記CCD30を横方向に駆
動するCCD移動モータ39と、ピントを合わせるべく
レンズ22を光軸方向に駆動するレンズ移動モータ4
0、および前記ローラ29(図1)を回転駆動するフィ
ードモータ41を制御する。
【0012】また、前記サーマルヘッド制御部37は、
コントローラ36から出力される位置コントロール信号
や、画素拡大制御および画素メモリ35から出力される
プリンタヘッドコントロール信号等に基づき、サーマル
ヘッド駆動部42を制御する。そして、該サーマルヘッ
ド駆動部42が、入力されるコントロール信号等に従っ
て動作することにより、ローラ29により送り駆動され
るサーマル紙Pには、CCD30が横方向に1回移動し
た際の1画面分の画像が熱転写される。
【0013】図3は、画素拡大制御および画素メモリ3
5の構成を示すブロック図であり、該画素拡大制御およ
びメモリ35は、CCDデータ処理部43、アドレス切
替部44、8KBのSRAM(6264)45およびプ
リントデータ処理部46で構成されている。CCDデー
タ処理部43には、前記階調および2値化回路34か
ら、2値化されたCCDデータD1が入力されるととも
に、前記コントローラ36からCPUコントロール信号
1が入力される。アドレス切替部44には、CCDデ
ータ処理部43からアドレスバスを介して13ビットの
書き込み用のアドレスデータが入力されると共に、前記
コントローラ36からアドレス切り替え用のCPUコン
トロール信号S2が入力される。アドレス切替部44
は、このCPUコントロール信号S2に応答して、書き
込み用のアドレスバスに切り替えて、CCDデータ処理
部43から送られてきた13ビットの書き込み用アドレ
スをSRAM45に入力し、SRAM45のこの切り替
えられたアドレス領域にデータバスを介してCCDデー
タ処理部43から入力される8ビットの画像データが順
次書き込まれる。
【0014】また、プリントデータ処理部46は、コン
トローラ36から入力されるCPUコントロール信号S
3に従って、13ビットからなる読み出し用のアドレス
データをアドレスバスを介してアドレス切替部44に入
力する。該アドレス切替部44は、CPUコントロール
信号S2に従って、読み出し用のアドレスバスに切り替
えてSRAM45に入力し、SRAM45からはこの読
み出し用のアドレス領域に記憶されている8ビットの画
像データがデータバスを介してプリントデータ処理部4
6に読み出される。そして、プリントデータ処理部46
はこの読み出した画像データとコントローラ36からの
入力信号とに基づき、プリンタデータ・制御信号SP
生成し、このプリンタデータ・制御信号SPが前記サー
マルヘッド制御部37に入力されることにより、サーマ
ルヘッド駆動部42は画像データに従った画像がサーマ
ル紙Pに熱転写されるようにサーマルヘッドを駆動す
る。
【0015】図4は、前記CCDデータ処理部43の詳
細を示すブロック図であり、このCCDデータ処理部4
3は、本発明の一実施例にかかるデータ取込み・ZOO
M処理回路47、および制御・アドレス発生部48で構
成されている。データ取込み・ZOOM処理回路47に
は、前記CCDデータD1と、コントローラ36から出
力された後述する同期クロックの2倍の周波数からなる
2倍同期クロック、および制御・アドレス発生部48か
らのコントロール信号S4が入力される。また、データ
取込み・ZOOM処理回路47からは、図3に示したS
RAM45に8ビットの画像データであるSRAMデー
タD2が出力される。
【0016】制御・アドレス発生部48には、図3に示
したCPUコントロール信号S1の内容をなす前記2倍
同期クロック、スタート指示、スタートアドレス、デー
タ転送数データが入力される。また、制御・アドレス発
生部48からは、SRAMデータD2を書き込むアドレ
スデータであるSRAMアドレス(書込み)AWとSR
AMライトパルスRPとがSRAM45に出力される。
【0017】図5は、前記プリントデータ処理部46の
詳細する示すブロック図であり、このプリンタデータ処
理部46は、データ処理部(パラ/シリ変換、黒字カウ
ント)49と、制御・アドレス発生部50とで構成され
ている。データ処理部49には、クロックのタイミング
でSRAM45から読み出された8ビットのSRAMデ
ータが入力され、データ処理部49はこの読み出された
8ビットのパラレルデータをシリアルデータに変換する
とともに、変換したパラレルデータにおいて、黒字を示
すデータをカウントし、1ビットのシリアルヘッドデー
タとして図3に示したサーマルヘッド制御部37に順次
出力する。
【0018】一方、制御・アドレス発生部50には、コ
ントローラ36からのCPUコントロール信号S3の内
容をなすクロック、スタート指示、スタートアドレス、
データ転送数が入力される。制御・アドレス発生部50
は、これらの入力信号に基づき、前記データ処理部49
を制御し、SRAMアドレス(読み出し)、SRAMリ
ードイネーブルを前記SRAM45出力するとともに、
プリンタヘッドコントロール信号をサーマルヘッド制御
部37に出力する。したがって、サーマルヘッド制御部
37には、前記データ処理部49からのシリアルヘッド
データと制御・アドレス発生部50からのプリンタヘッ
ドコントロール信号とが入力される。このシリアルヘッ
ドデータとプリンタヘッドコントロール信号とに基づ
き、サーマルヘッド制御部37がサーマルヘッドヘッド
駆動部42を制御することにより、2値化された画像デ
ータの黒字部分がサーマル紙Pに熱転写される。
【0019】図6は、図4に示した本発明の一実施例に
かかるデータ取込み・ZOOM処理回路47の詳細を示
すブロック図であり、倍率レジスタ51は、前記コント
ローラ36から入力された倍率を8ビットデータで記憶
するとともに、この記憶した8ビットからなる倍率デー
タをセレクタ(8:1)52に入力する。また、前記コ
ントローラ36から出力される所定周波数の同期クロッ
ク(a)は、3bitカウンタ53とセレクタ(2:
1)54とに入力される。3bitカウンタ53は、同
期クロック(a)に基づき、0〜7の3bitカウンタ
値(c)を順次セレクタ(8:1)52に出力する。す
ると、該セレクタ(8:1)52は、倍率レジスタ51
から入力された8ビットデータにうち、3bitカウン
タ53から入力されたカウンタ値(c)に対応するビッ
ト目のみを順次セレクタ(2:1)54に入力する。
【0020】該セレクタ(2:1)54には、同期クロ
ック(a)と該同期クロック(a)に基づいて生成され
2倍の周波数(したがって、周期は同期クロックの1/
2)からなる2倍同期クロック(b)とがコントローラ
36から入力される。そして、セレクタ(2:1)54
は、セレクタ(8:1)52から入力された倍率レジス
タ値出力(d)が“0”であった場合には同期クロック
(a)を選択し、“1”であった場合には2倍同期クロ
ック(b)を選択し、各々カウントクロック(f)とし
て4bitカウンタ55に出力する。
【0021】該4bitカウンタ55は、入力されたカ
ウントクロック(f)に同期して、4ビットデータから
なる選択アドレス(g)を、16bitF.F(Fli
p−Flop)ブロック56と、8番目16番目カウン
ト出力部58とに出力する。16bitF.Fブロック
56には、シルアル画像データ(e)が前記選択アドレ
ス(g)と共に入力され、16bitF.Fブロック5
6は選択アドレス(g)の入力タイミングで、対応する
ビット目にシルアル画像データ(e)をラッチする。上
位、下位セレクタ57は、8番目16番目カウント出力
58からの8/16カウント出力(h)に同期して、1
6bitF・Fブロック56の上位8bitと下位bi
tとを切り替えて、8ビットからなる拡大データを上位
8bit側と下位8bit側から交互に出力し、この出
力された8ビットの拡大データがSRAM45に記憶さ
れる。
【0022】次に、図6に示したデータ取込み・ZOO
M処理回路47の動作を、同図の各ポイント(a)〜
(h)の状態を示した図7のタイムチャートに従って具
体的に説明する。すなわち、所定周期の同期クロック
(a)は、3bitカウンタ53とセレクタ(2:1)
54とに入力され、3bitカウンタ53は0〜7の3
bitカウンタ値(c)を同期クロック(a)の立ち上
がりに同期して出力する。すると、セクレタ(8:1)
52は、倍率レジスタ値出力(d)を3bitカウンタ
53から3bitカウンタ値(c)に同期して出力す
る。つまり、図7の下部に示したように倍率レジスタ5
1の内容が「00110010」であったとすると、3
bitカウンタ値(c)「01234567」の各々対
応して、倍率レジスタ値出力(d)「0011001
0」が順次出力される。
【0023】また、セレクタ(2:1)54からのカウ
ントクロック(f)は、倍率レジスタ値出力(d)が
“0”であれば同期クロック(a)であって、倍率レジ
スタ値出力(d)が“1”であれば、2倍同期クロック
(b)である。よって、本例のように倍率レジスタ値出
力(d)が「00110010」であれば、3bitカ
ウンタ値(c)2,3,6のとき倍率データ出力値
(d)が1であることから、2個のカウントクロック
(f)が出力され、3bitカウンタ値(c)が“7”
となるまでに11個のクロックが出力される。
【0024】他方、4bitカウンタ55は、カウント
クロック(f)に同期して、0〜16番目のラッチ選択
アドレス(g)を出力し、16bitF・Fブロック5
6は、このラッチ選択アドレス(g)のタイミングで画
像データ(e)をラッチする。よって、画像データ
(e)は3bitカウンタ値が0〜7となるまでに11
回ラッチされることとなる。
【0025】つまり、図8の(1)に示したように、画
像Aを形成するの任意の部分に対応する8個の画像デー
タがシルアルに入力されたと仮定し、このとき倍率レジ
スタ51の倍率データが「00110010」であった
とすると、倍率データの値が“1”である時点では、対
応する画像データが2倍同期クロックのタイミングで2
度ラッチされて、8ビットの画像データは11ビットの
拡大データとして出力される。したがって、この8ビッ
トの画像データに対して11ビットずつ出力される拡大
データを、上位、下位セクレタ57の動作により8ビッ
トずつSRAM45に記憶させた後、これを読み出して
サーマルヘッド制御部37に出力することにより、サー
マル紙には同図の(2)に示したように、拡大前の画像
より11/8倍、つまり1.375倍をもって横方向に
拡大された画像を熱転写することができる。
【0026】このとき、拡大処理を実行するデータ取込
み・ZOOM処理回路47は、図6に示した構成であっ
て、シリアル画像データ(e)をメモリに一旦記憶させ
ることなく、4bitカウンタ55の出力タイミングで
16bitF・Fブロック56にラッチさるのみであ
る。よって、画像データ(e)が16bitF・Fブロ
ック56に入力されてから、上位、下位セレクタ57か
ら拡大データが出力されるまでに、図9に示した従来構
造のようにタイムラグが生ずることはない。
【0027】なお、倍率レジスタ51の倍率データが
「00000000」であったとすると、すべて画像デ
ータが同期クロック(a)のタイミングで1度ずつラッ
チされて、8ビットの画像データはそのまま8ビットの
拡大データとして出力される。よって、この場合には画
像データは実質的に拡大処理されずに、等倍の画像デー
タが出力されることとなる。また、倍率レジスタ51の
倍率データが「11111111」であったとすると、
全ての画像データが2倍同期クロック(b)のタイミン
グで2度ずつラッチされて、8ビットの画像データは1
6ビットの拡大データとして出力され、よって、この場
合には画像データは2倍に拡大処理されたこととなる。
【0028】すなわち、同期クロック(a)に対して2
倍の周波数からなる2倍同期クロック(b)を用いた本
実施例においては、等倍から最大倍率2倍まで一定方向
に拡大可能である。しかし、このように最大倍率は基準
クロックに対して何倍の周波数からなる倍周クロックを
用いるかにより決定されることから、倍周クロックの基
準クロックに対する倍数に応じて、最大倍率を任意に設
定することが可能である。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、拡大倍率
に応じて、基準クロックと該基準クロックの所定数倍の
周波数を有する倍周クロックとを選択して拡大クロック
として出力し、この拡大クロックに同期して、シリアル
に入力される画像データをラッチして出力するようにし
た。よって、拡大クロック構成する倍周クロックの成分
比率に応じて、出力段の画像データ数を入力段のそれよ
りも増加させ、この入力段より多いデータ数のラッチ出
力により、画像データを拡大させることができる。した
がって、画像データを一旦メモリに記憶させる従来装置
のように、入出力間にタイムラグを伴うことがなく、高
速で画像データの拡大処理が可能となるととも、情報量
が多大な画像データを記憶させるための大容量のメモリ
が不要となる。また、このようにタイムラグを伴わず
に、画像データの拡大処理が可能となる結果、他のデー
タ処理時間を確保することができ、画像データ拡大処理
を必要とする各種装置の全体的な処理の高速化を達成で
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を適用した立体コピー装置の
外観斜視図である。
【図2】同立体コピー装置の内部構造を示すブロック図
である。
【図3】図2のブロック図における画素拡大制御および
画素メモリの詳細を示すブロック図である。
【図4】図3のブロック図におけるCCDデータ処理部
の詳細を示すブロック図である。
【図5】図3のブロック図におけるプリントデータ処理
部の詳細を示すブロック図である。
【図6】本発明の一実施例である図4のブロック図にお
けるデータ取込み・ZOOM処理回路の詳細を示すブロ
ック図である。
【図7】図6に示した(a)〜(h)の状態を示すタイ
ムチャートである。
【図8】同実施例の画像データ拡大処理の示す説明図で
ある。
【図9】従来の画像データ拡大処理装置の構成を示す概
略ブロック図である。
【符号の説明】
21 装置本体 22 レンズ 30 CCD 35 画素拡大制御および画素メモリ 47 データ取込み・ZOOM処理部 48 制御・アドレス発生部 51 倍率レジスタ 52 セレクタ(8:1) 53 3bitカウンタ 54 セレクタ(2:1) 55 4bitカウンタ 56 16bitF・Fブロック 57 上位、下位セレクタ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像データをシルアルに入力する画像デ
    ータ入力手段と、 基準クロックと該基準クロックの所定数倍の周波数を有
    する倍周クロックとを出力するクロック出力手段と、 前記画像データ入力手段により入力される画像データの
    拡大倍率を入力する拡大倍率入力手段と、 該拡大倍率入力手段により入力された拡大倍率に基づい
    て、前記クロック手段により出力された基準クロックと
    倍周クロックとを選択し、拡大クロックとして出力する
    クロック選択手段と、 該クロック選択手段より出力された拡大クロックに同期
    して、前記画像データ入力手段により入力された画像デ
    ータをラッチして出力するラッチ手段と、 を有することを特徴とする画像データ拡大処理装置。
JP4203053A 1992-07-07 1992-07-07 画像データ拡大処理装置 Pending JPH0630247A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4203053A JPH0630247A (ja) 1992-07-07 1992-07-07 画像データ拡大処理装置

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JP4203053A JPH0630247A (ja) 1992-07-07 1992-07-07 画像データ拡大処理装置

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JP (1) JPH0630247A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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