JPH04367080A - 画像変倍処理装置 - Google Patents

画像変倍処理装置

Info

Publication number
JPH04367080A
JPH04367080A JP3168864A JP16886491A JPH04367080A JP H04367080 A JPH04367080 A JP H04367080A JP 3168864 A JP3168864 A JP 3168864A JP 16886491 A JP16886491 A JP 16886491A JP H04367080 A JPH04367080 A JP H04367080A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
signal
processing
address
line memory
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP3168864A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2938226B2 (ja
Inventor
Keitoku Ito
敬徳 伊東
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP3168864A priority Critical patent/JP2938226B2/ja
Publication of JPH04367080A publication Critical patent/JPH04367080A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2938226B2 publication Critical patent/JP2938226B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Image Processing (AREA)
  • Editing Of Facsimile Originals (AREA)
  • Controls And Circuits For Display Device (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、入力される画像信号に
おける主走査方向の拡大/縮小処理をリアルタイムで実
行するデジタル複写機等の画像変倍処理装置に関し、ま
た、入力される画像信号の主走査方向の拡大/縮小処理
及び斜体処理を同一のラインメモリを用いて実行するデ
ジタル複写機等の画像変倍処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図8は、従来における主走査方向変倍処
理装置の基本的な構成例を示すブロック図であり、図に
おいて、801は入力される画像の縮小処理を行う縮小
処理部、802はラインメモリ102から画像データを
読出して拡大処理した後、画像出力を行う拡大処理部で
ある。
【0003】以上のように構成された従来の主走査方向
変倍処理装置は、入力された画像信号をラインメモリ1
02に書き込むとき、等倍を含む縮小処理を縮小処理部
801で行い、ラインメモリ102から読み出すときに
等倍を含む拡大処理を拡大処理部802により実行して
画像出力を行っていた。また、上記の主走査方向変倍処
理装置において、リアルタイムの拡大/縮小処理の切り
換えを実現するためには、書き込み時の等倍/縮小処理
の切り換えと、読み出し時の等倍/拡大処理の切り換え
を各々独立して制御する必要があった。
【0004】図9は、以上の画像処理例を具体的に示す
説明図である。まず、(a)に示すように原稿をラスタ
スキャンして読み取った画像信号を入力する。次に、入
力された画像信号は、(b)に示す如く主走査方向の拡
大処理と縮小処理が混在する状態において処理される。 この場合、所望の画像信号を得るために、(c)のタイ
ムチャートに示す如く、縮小制御信号に基づいた等倍/
縮小処理の切り換えを実行し、中間状態に示す形式の画
像信号をラインメモリ102に書き込むと共に画像信号
を読み出すときに拡大制御信号により等倍/拡大処理を
行っていた。
【0005】また、図10は、従来の主走査方向変倍処
理装置及び斜体処理装置の構成例を示すブロック図であ
る。図において、1001は入力される画像信号の縮小
/拡大の変倍処理を実行する変倍処理装置、1002は
画像信号を格納する変倍処理装置1001用のラインメ
モリ、1003はラインメモリ1002の書き込み及び
読み出しを制御するアドレス制御部である。
【0006】また、1004は斜体処理を実行する斜体
処理装置、1005は画像信号を格納する斜体処理装置
1004用のラインメモリ、1006はラインメモリ1
005の書き込み及び読み出しを制御するアドレス制御
部である。
【0007】以上のように構成された従来の主走査方向
変倍処理装置及び斜体処理装置において、変倍処理を行
う場合は変倍処理装置1001によりアドレス制御部1
003に指示に基づきラインメモリ1002の画像信号
の書き込み及び読み出しを行って縮小/拡大の変倍処理
を実行していた。また、斜体処理を行う場合は斜体処理
装置1004によりアドレス制御部1006の指示に基
づきラインメモリ1005の画像信号の書き込み及び読
み出しを行って斜体処理を実行していた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記に
示されるような主走査方向変倍処理装置にあっては、等
倍を含む縮小処理部における処理の切り換えと、等倍を
含む拡大処理部の処理の切り換えを各々独立して制御す
るため、その制御が煩雑になるという問題点があった。
【0009】また、上記に示されるような従来の主走査
方向変倍処理装置及び斜体処理装置にあっては、主走査
方向の変倍処理装置と斜体処理装置を各々別個の装置で
構成し、各々の装置により各処理を行っていたため、冗
長性の多い構成となり、且つ、回路構成等が煩雑なもの
になるという問題点があった。
【0010】本発明は上記に鑑みてなされたものであっ
て、拡大/縮小処理が混在した画像処理をリアルタイム
で行う場合における拡大及び縮小処理の容易化及びリア
ルタムな変倍率の切り換えを可能にすることを第1の目
的とする。
【0011】また、本発明は上記に鑑みてなされたもの
であって、冗長のない構成で、且つ、簡単な回路構成に
より主走査方向の変倍処理と斜体処理を実行可能にする
ことを第2の目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の目的を
達成するために、入力された画像信号を格納するライン
メモリと、前記ラインメモリから画像信号を読み出すと
きに拡大/縮小処理を実行する変倍処理手段とを具備す
る画像変倍処理装置を提供するものである。
【0013】また、変倍率の逆数を出力する変倍率出力
手段と、前記変倍率出力手段からの出力を累積加算して
読出アドレス信号を出力するアドレス発生手段とを具備
し、前記ラインメモリから画像信号を前記アドレス発生
手段の出力する読出アドレス信号に基づいて読み出す画
像変倍処理装置を提供するものである。
【0014】また、前記変倍率出力手段から出力される
変倍率の逆数を選択することにより前記アドレス発生手
段から出力される読出アドレス信号の変化量を切り換え
ることが望ましい。
【0015】また、前記アドレス発生手段は、前記変倍
率出力手段から出力される変倍率の逆数を画像同期信号
の入力毎に累積加算する加算手段を有することが望まし
い。
【0016】また、前記アドレス発生手段は、前記変倍
率出力手段から出力される変倍率の逆数をライン同期信
号の入力毎に累積加算する加算手段を有することが望ま
しい。
【0017】また、入力された画像信号を格納するライ
ンメモリと、前記ラインメモリへの画像信号の書き込み
及び前記ラインメモリからの画像信号の読み出しを制御
する制御手段とを備え、主走査方向の変倍処理と斜体処
理を同一のラインメモリにより実行する画像変倍処理装
置を提供するものである。
【0018】また、入力された画像信号を格納するライ
ンメモリと、前記ラインメモリから画像信号を読み出す
ときにアドレス信号を制御して変倍処理を実行すると共
に、前記アドレス信号のシフト量(初期値)を各ライン
毎に設定して斜体処理を実行する画像変倍処理装置を提
供するものである。
【0019】更に、有効画像領域となるアドレスを設定
するアドレス設定手段と、前記アドレス設定手段により
設定されたアドレスを前記アドレス発生手段から出力さ
れる読出アドレス信号と比較判定して白色の画像信号を
出力するイレース制御手段とを具備する画像変倍処理装
置を提供するものである。
【0020】
【作用】以上の構成において、入力された画像信号はラ
インメモリに書き込まれる。ラインメモリに書き込まれ
た画像信号は、次に読み出されるとき変倍処理手段によ
り拡大/縮小処理が実行されて出力される。
【0021】また、ラインメモリから、アドレス発生手
段から出力される変倍率出力手段からの出力を累積加算
して生成された読出アドレス信号に基づいて画像信号が
読み出される。
【0022】また、変倍率出力手段から出力される変倍
率の逆数を選択することによりアドレス発生手段から出
力される読出アドレス信号の変化量を切り換える。
【0023】また、アドレス発生手段は、変倍率出力手
段から出力される変倍率の逆数を画像同期信号の入力毎
に累積加算する。
【0024】また、アドレス発生手段は、変倍率出力手
段から出力される変倍率の逆数をライン同期信号の入力
毎に累積加算する。
【0025】また、入力された画像信号のラインメモリ
への書き込み及び読み出しを制御することにより、主走
査方向の変倍処理と斜体処理を同一のラインメモリを用
いて行う。
【0026】また、入力された画像信号を格納するライ
ンメモリから画像信号を読み出すときにアドレス信号を
制御して変倍処理を実行すると共に、アドレス信号のシ
フト量(初期値)を各ライン毎に設定して斜体処理を実
行する。
【0027】更に、アドレス設定手段により設定された
有効画像領域となるアドレスと、アドレス発生手段から
出力される読出アドレス信号とを比較判定して白色の画
像信号を出力する。
【0028】
【実施例】以下、本発明の一実施例を添付図面を参照し
て説明する。図1は、本発明による画像変倍処理装置の
主要構成例を示すブロック図である。図において、10
1は入力される画像信号に対し等倍処理を行って出力す
る等倍処理部、102は等倍処理部101から出力され
る画像信号を書き込むラインメモリ、103はラインメ
モリ102に書き込まれた画像信号を読み出すときに拡
大/縮小の変倍処理を実行して画像出力する拡大/縮小
処理部である。
【0029】以上のように構成された画像変倍処理装置
は、画像信号に対し等倍処理部101により所定の処理
を実行した後、画像信号をラインメモリ102に書き込
む。ラインメモリ102に書き込まれた画像信号は、次
に読み出されるとき、拡大/縮小処理部103により同
時に画像信号に対する拡大/縮小処理を行い、画像信号
として出力される。このように外部から入力された画像
信号をそのままラインメモリ102に書き込み、ライン
メモリ102から画像信号を読み出すときのアドレスを
変倍率の逆数を累積した結果から求めることによって、
変倍率に対応した拡大/縮小等の画像処理を行うことが
できる。
【0030】図2は、本発明による画像変倍処理装置の
詳細な構成例を示す回路図であり、図において、201
及び202は入力される画像信号を一時的に格納するバ
ッファ、203は書込アドレス信号を出力するセレクタ
、204は読出アドレス信号を出力するセレクタ、20
5及び206は1ライン分以上の画像信号を記憶可能な
SRAM(スタティックRAM)、207はライン同期
信号LSにより動作するF/F(フリップフロップ)、
208はライン同期信号LSによってクリアされ画像同
期信号CKをカウントするカウンタ、209は書込アド
レス信号、210は読出アドレス信号、211は信号S
2によってSRAM206から出力される画像信号を外
部へ出力するセレクタである。
【0031】また、212は変倍率の逆数を出力する変
倍率出力回路、213は変倍率出力回路212の出力等
に応じて動作し、読出アドレス信号210を出力するア
ドレス発生回路、214は固定的な変倍率を出力する変
倍率レジスタ、215は画像のフレーム同期信号FSに
よりクリアされライン同期信号LSが入力される毎に副
走査方向傾斜レジスタ216の出力を累積加算する累積
回路、216は副走査方向に主走査方向変倍率を変えて
いくときの変化量を出力する副走査方向傾斜レジスタで
あり、CPU(図示せず)からのSET信号によって複
数の変化量データが予め設定され、このデータは領域制
御部(図示せず)から出力された信号A2により選択さ
れ、副走査方向傾斜レジスタ216から出力される。
【0032】また、217はライン同期信号LSにより
クリアされ、画像同期信号CKが入力される毎に主走査
方向傾斜レジスタ218の出力を累積加算する累積回路
、218は主走査方向に主走査方向変倍率を変えていく
ときの変化量を出力する主走査方向傾斜レジスタであり
、CPU(図示せず)からのSET信号により複数の変
化量データが予め設定され、また、これらのデータは領
域制御回路(図示せず)が出力する信号A3により選択
され、主走査方向傾斜レジスタ218から出力される。
【0033】また、219は変倍率レジスタ214、累
積回路215及び累積回路216から出力されたデータ
を加算して実際の変倍率を出力する加算器、220は加
算器219より出力される変倍率の逆数を出力する除算
回路である。また、221はアドレス発生回路213に
対しCPU(図示せず)から出力されたシフト量(初期
値)信号SHを選択するセレクタ、222はアドレス発
生回路213のF/F(フリップフロップ)、223は
アドレス発生回路213に画像同期信号CKが入力され
る毎に累積加算する加算器である。
【0034】また、224は画像領域外を判定するイレ
ース制御回路、225は入力される画像における主走査
方向の有効範囲を示す最小アドレス値がCPU(図示せ
ず)からのSET信号により設定されている最小値レジ
スタ、226は入力される画像の主走査方向の有効範囲
を示す最大アドレス値がCPU(図示せず)からのSE
T信号により設定されている最大値レジスタ、227は
読出アドレス信号210が最小値レジスタ225の設定
値に対して小さい場合に画像領域外であると判定するH
信号を出力するコンパレータ、228は読出アドレス信
号210が最大値レジスタ226の設定値に対して大き
い場合に画像領域外であると判定するH信号を出力する
コンパレータ、229はコンパレータ227及びコンパ
レータ228から出力される画像領域外を示すH信号の
論理和(OR)処理を行って出力するORゲートである
【0035】以上のように構成された本発明による画像
変倍処理装置の回路図の動作を説明する。図において、
バッファ201とバッファ202の信号S1がH、信号
S2がLの場合、外部から入力された画像信号はバッフ
ァ201によりSRAM205に出力される。また、バ
ッファ202の出力はHiインピーダンス状態となって
いる。カウンタ208はライン同期信号LSによりクリ
アされ画像同期信号CKをカウントするため、その出力
である書込アドレス信号209と読出アドレス信号21
0はセレクタ203及びセレクタ204に各々入力され
る。
【0036】セレクタ203は信号S1により書込アド
レス信号209をSRAM205に出力する。SRAM
205は画像同期信号CKと信号S2のOR出力により
、書込アドレス信号209が示すアドレスにバッファ2
01が出力する画像信号を書き込む。尚、SRAM20
5の出力は信号S1によってHiインピーダンス状態と
なる。
【0037】セレクタ204は信号S2により書込アド
レス信号209をSRAM206に出力する。これによ
りSRAM206は信号S2により出力可能状態となり
、SRAM206は、読出アドレス信号210が示すア
ドレスの画像信号をセレクタ211に出力する。また、
セレクタ211は信号S2によりSRAM206から出
力された画像信号を外部へ出力する。
【0038】上記において、信号S1がL、信号S2が
Hの場合、前述と逆の動作となる。即ち、外部から入力
された画像信号はバッファ202を介してSRAM20
6に入力され、書込アドレス信号209が示すアドレス
に書き込まれる。また、SRAM205からは読出アド
レス信号210が示すアドレスの画像信号を読み出し、
セレクタ211を介して外部へ出力する。
【0039】また、読出アドレス信号210は、変倍率
出力回路212の出力等に対応して動作するアドレス発
生回路213から出力される。変倍率出力回路212に
は、装置全体を制御するCPU(図示せず)からの信号
SETにより複数の変倍率データが予め書き込まれ、こ
れらのデータは領域制御部(図示せず)から出力される
信号A1により選択的に出力される。
【0040】変倍率レジスタ214、累積回路215及
び累積回路217から出力されたデータは加算器219
により加算され実際の変倍率が求められ、更に除算回路
220により加算器219から出力された変倍率の逆数
が求められる。
【0041】変倍率出力回路212から出力された変倍
率の逆数は、アドレス発生回路213のセレクタ221
、F/F222及び加算器223により画像同期信号C
Kが入力される毎に累積加算される。但し、このときラ
イン同期信号LSが入力されるとセレクタ221はCP
U(図示せず)から出力されたシフト量(初期値)信号
SHを選択出力し、F/F222に保持してあった累積
値はシフト量(初期値)信号SHにより初期化される。 また、読出アドレス信号210として出力されるのは累
積結果の整数部分についてである。
【0042】以上説明した如く、外部から入力された画
像信号をそのままラインメモリ102に書き込み、ライ
ンメモリ102から画像信号を読み出すときのアドレス
を、変倍率の逆数を累積した結果から求めることによっ
て、変倍率に対応した拡大/縮小等の画像処理を行うこ
とができる。また、拡大/縮小の処理の切り換えは、変
倍率の逆数を間接的には変倍率レジスタ214の出力を
選択することにより行うことができる。更には読出アド
レスは画像同期信号CKの入力毎に算出されるため、リ
アルタイムな変倍率の切換処理が可能である。
【0043】また、図2に示したアドレス発生回路21
3は、読出アドレスの累積値がライン同期信号LSによ
ってシフト量(初期値)信号SHに初期化されるため、
CPU(図示せず)がシフト量(初期値)信号SHを動
的に制御することによって斜体処理を実現することがで
きる。
【0044】次に、イレース制御回路224は画像領域
外の判定を行う回路であり、最小値レジスタ225及び
最大値レジスタ226に入力される画像の主走査方向の
有効画像範囲を示す最小アドレス値及び最大アドレス値
が、各々CPU(図示せず)からの信号SETにより予
め設定されている。
【0045】また、コンパレータ227、コンパレータ
228及びORゲート229は、読出アドレス信号が最
小値レジスタ225及び最大値レジスタ226に設定さ
れている最小アドレスに対して小さいか或いは最大アド
レスより大きい場合に有効画像領域外と判断してHの信
号をセレクタ211に出力する。これによってセレクタ
211は、ORゲート229の出力がHになると他の入
力に関係なく白色の画像信号を出力する。
【0046】図2に示した回路では、変倍率出力回路2
12の出力やシフト量(初期値)信号SHにより、出力
画像における主走査方向の有効画像範囲が各ライン毎に
変化する可能性が生ずるが、本回路においては前述の如
くSRAM205或いはSRAM206から有効画像領
域外の画像信号を読み出すときに、イレース制御回路2
24及びセレクタ211により白色の画像信号が出力さ
れるので、有効画像領域外の画像はイレース処理されて
出力されることになる。これにより各ライン毎に主走査
方向のイレース量を制御する回路を付加する必要がなく
なる。
【0047】尚、図2に示した変倍率出力回路212に
おける累積回路215はライン同期信号LS、累積回路
217は画素同期信号CKが入力される度に累積加算を
実行するようにしたが、これらの信号を間引いた信号が
入力される度に累積加算を行うように構成してもよい。 この場合、副走査方向傾斜レジスタ216及び主走査方
向傾斜レジスタ218に設定されるデータのビット数を
低減させたり、累積回路215、217の演算精度を低
下させても同様の機能を得ることができる。その結果回
路の簡略化を実現できる。
【0048】図3は、本発明による除算回路220の出
力形式を示す説明図である。図に示す如く除算回路22
0により出力される信号は、符号付きの固定小数点デー
タとして出力される。
【0049】図4は、本発明による縮小/拡大処理を示
す説明図であり、図4(a)は縮小処理、図4(b)は
拡大処理を各々示している。図4(a)の縮小処理にお
いて、変倍率の逆数1/xaは1/xa>1となり、逆
数1/xaを累積加算する読出アドレスは入力画像に対
して進行速度が速くなる。この結果、出力される画像は
入力された画像と比較して小さくなり縮小処理が実現す
る。
【0050】また、図4(b)の拡大処理において、変
倍率の逆数1/xbは1/xb<1となり、逆数1/x
bを累積加算する読出アドレスは入力画像に対して進行
速度が遅くなる。この結果、出力される画像は入力され
る画像と比較して大きくなり拡大処理が実現する。尚、
この場合の変倍率は各々xa、xbとする。
【0051】また、図4において、変倍率出力回路21
2から出力される変倍率の逆数は正負両方の値をとるこ
とができるため、変倍率出力回路212から出力される
変倍率の逆数を累積加算するアドレス発生回路213は
出力する読出アドレス信号210をマイナス方向に進め
ることができる。これにより入力された画像信号の主走
査方向の配列を逆にして外部出力することにより鏡像処
理が実現する。
【0052】図5は、本発明による累積回路215及び
副走査方向傾斜レジスタ216の処理例を示す説明図で
ある。図において、(a)は変倍処理対象の原稿を示し
、(b)はこの原稿に対して変倍率レジスタ214の出
力を50%に設定し、副走査方向傾斜レジスタ216の
出力をδ(δ>0)に設定して処理を行った場合の出力
画像を示している。これにより副走査方向に処理が進む
に連れて主走査方向変倍率を直線的に増加させた画像が
得られる。
【0053】また、図5(c)は前記(b)の処理に、
シフト量(初期値)信号SHの制御をCPU(図示せず
)により行われる動作を付加することによって得られる
台形状の画像である。また、副走査方向傾斜レジスタ2
16の出力δを負に設定して処理すると、副走査方向に
処理が進むにしたがって変倍率を直線的に減少させるこ
とができる。更に、図5(d)は副走査方向傾斜レジス
タ216に正負2種類のデータを設定し、これらを処理
途中で切り換えた場合の出力画像である。
【0054】また、図2に示す如く画像変倍処理装置の
回路では、加算器219により変倍率を求めた後、除算
回路220により逆数に変換しているため直線的に変倍
率を増減できるようになっている。これに対し除算回路
220を除去した構成で処理して得られる画像が図5(
e)となり、非線形(1/xに比例)な傾斜変倍率処理
が実現する。また、除算回路220の機能を切り換える
ことにより図5(a)〜(e)に示す如き画像処理が可
能となる。
【0055】図6は、本発明による傾斜変倍及び鏡像処
理例を示す説明図である。累積回路217及び主走査方
向傾斜レジスタ218は、前述したように主走査方向に
処理が進むに従った傾斜変倍を可能とする。図6(a)
に示す処理対象の原稿に対し、例えば、変倍率レジスタ
214の出力を25%に設定し、主走査方向傾斜レジス
タ218の出力をδ(δ>0)に設定することにより、
図6(b)に示すような主走査方向の処理の進行に従っ
た変倍率となり、図6(c)に示す画像が出力される。
【0056】また、上記において、変倍率レジスタ21
4の出力を150%に設定し、主走査方向傾斜レジスタ
218の出力をδ(δ<0)に設定することにより、図
6(d)に示すような変倍率となり、図6(e)に示す
ような出力途中で鏡像となる画像が得られる。
【0057】尚、図7は、図2に示した画像変倍処理装
置の回路図に対応した動作を示す各部におけるタイミン
グチャートである。
【0058】以上説明したように、図2に示した本発明
の画像変倍処理装置によれば、変倍率レジスタ214に
よる不連続的な変倍率の切り換え、累積回路215及び
副走査方向傾斜レジスタ216による副走査方向傾斜変
倍及びその傾斜の切換処理が行える。また、累積回路2
17及び主走査方向傾斜レジスタ218による主走査方
向傾斜変倍及びその切換処理が行えると共にシフト量(
初期値)信号SHに基づいた斜体処理や変倍率の逆数の
符号による鏡像処理が実行可能となる。更に、これらを
任意に組み合わせ、制御することにより多種多彩な画像
の特殊変倍処理が実現する。
【0059】
【発明の効果】以上説明したように本発明による画像変
倍処理装置によれば、入力された画像信号をラインメモ
リに書き込んだ後、ラインメモリから画像信号を読み出
すときに、拡大/縮小処理を実行して拡大/縮小処理の
切り換えを一元的に管理できるため、拡大/縮小処理が
混在した画像処理をリアルタイムで行う場合における拡
大及び縮小処理の容易化及びリアルタムな変倍率の切り
換えが実現できる。
【0060】また、入力された画像信号のラインメモリ
への書き込み及び読み出しを制御することにより、主走
査方向の変倍処理と斜体処理を同一のラインメモリを用
いて行い、入力された画像信号を格納するラインメモリ
から画像信号を読み出すときにアドレス信号を制御して
変倍処理を実行すると共に、アドレス信号のシフト量(
初期値)を各ライン毎に設定して斜体処理を実行するた
め、冗長のない構成で、且つ、簡単な回路構成により主
走査方向の変倍処理と斜体処理を実行可能にする。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による画像変倍処理装置の主要構成を示
すブロック図である。
【図2】本発明による画像変倍処理装置の詳細な回路構
成を示すブロック図である。
【図3】図2に示した除算回路の出力形式を示す説明図
である。
【図4】本発明による縮小及び拡大処理を示す説明図で
ある。
【図5】図2に示した累積回路215及び副走査方向傾
斜レジスタ216の処理例を示す説明図である。
【図6】本発明による傾斜変倍及び鏡像処理例を示す説
明図である。
【図7】図2に示した画像変倍処理装置の回路構成に対
応した各部の動作を示すタイミングチャートである。
【図8】従来における主走査方向変倍処理装置の基本的
な構成を示すブロック図である。
【図9】従来における画像処理制御例を示す説明図であ
る。
【図10】従来の主走査方向変倍処理装置及び斜体処理
装置の概略構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
102  ラインメモリ              
  103  拡大/縮小処理部 210  読出アドレス信号            
212  変倍率出力回路 213  アドレス発生回路            
214  変倍率レジスタ 219  加算器                 
     220  除算回路 223  加算器                 
     224  イレース制御回路 225  最小値レジスタ             
 226  最大値レジスタ 227  コンパレータ              
  228  コンパレータ

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  入力された画像信号を格納するライン
    メモリと、前記ラインメモリから画像信号を読み出すと
    きに拡大/縮小処理を実行する変倍処理手段とを具備す
    ることを特徴とする画像変倍処理装置。
  2. 【請求項2】  変倍率の逆数を出力する変倍率出力手
    段と、前記変倍率出力手段からの出力を累積加算して読
    出アドレス信号を出力するアドレス発生手段とを具備し
    、前記ラインメモリから画像信号を前記アドレス発生手
    段の出力する読出アドレス信号に基づいて読み出すこと
    を特徴とする前記請求項1記載の画像変倍処理装置。
  3. 【請求項3】  前記変倍率出力手段から出力される変
    倍率の逆数を選択することにより前記アドレス発生手段
    から出力される読出アドレス信号の変化量を切り換える
    ことを特徴とする前記請求項2記載の画像変倍処理装置
  4. 【請求項4】  前記アドレス発生手段は、前記変倍率
    出力手段から出力される変倍率の逆数を画像同期信号の
    入力毎に累積加算する加算手段を有することを特徴とす
    る前記請求項2記載の画像変倍処理装置。
  5. 【請求項5】  前記アドレス発生手段は、前記変倍率
    出力手段から出力される変倍率の逆数をライン同期信号
    の入力毎に累積加算する加算手段を有することを特徴と
    する前記請求項2記載の画像変倍処理装置。
  6. 【請求項6】  入力された画像信号を格納するライン
    メモリと、前記ラインメモリへの画像信号の書き込み及
    び前記ラインメモリからの画像信号の読み出しを制御す
    る制御手段とを備え、主走査方向の変倍処理と斜体処理
    を同一のラインメモリにより実行することを特徴とする
    画像変倍処理装置。
  7. 【請求項7】  入力された画像信号を格納するライン
    メモリと、前記ラインメモリから画像信号を読み出すと
    きにアドレス信号を制御して変倍処理を実行すると共に
    、前記アドレス信号のシフト量(初期値)を各ライン毎
    に設定して斜体処理を実行することを特徴とする画像変
    倍処理装置。
  8. 【請求項8】  有効画像領域となるアドレスを設定す
    るアドレス設定手段と、前記アドレス設定手段により設
    定されたアドレスを前記アドレス発生手段から出力され
    る読出アドレス信号と比較判定して白色の画像信号を出
    力するイレース制御手段とを具備することを特徴とする
    前記請求項2、7記載の画像変倍処理装置。
JP3168864A 1991-06-13 1991-06-13 画像変倍処理装置 Expired - Fee Related JP2938226B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3168864A JP2938226B2 (ja) 1991-06-13 1991-06-13 画像変倍処理装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3168864A JP2938226B2 (ja) 1991-06-13 1991-06-13 画像変倍処理装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH04367080A true JPH04367080A (ja) 1992-12-18
JP2938226B2 JP2938226B2 (ja) 1999-08-23

Family

ID=15875979

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3168864A Expired - Fee Related JP2938226B2 (ja) 1991-06-13 1991-06-13 画像変倍処理装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2938226B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7555170B2 (en) 2003-03-24 2009-06-30 Fuji Xerox Co., Ltd. Image processing apparatus for scaling images
CN114205486A (zh) * 2022-01-27 2022-03-18 卡莱特云科技股份有限公司 一种基于Scaler的视频文件实时缩放方法及视频处理器

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7555170B2 (en) 2003-03-24 2009-06-30 Fuji Xerox Co., Ltd. Image processing apparatus for scaling images
CN114205486A (zh) * 2022-01-27 2022-03-18 卡莱特云科技股份有限公司 一种基于Scaler的视频文件实时缩放方法及视频处理器
CN114205486B (zh) * 2022-01-27 2024-05-17 卡莱特云科技股份有限公司 一种基于Scaler的视频文件实时缩放方法及视频处理器

Also Published As

Publication number Publication date
JP2938226B2 (ja) 1999-08-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH04367080A (ja) 画像変倍処理装置
JP2000029443A (ja) アニメ―ション回路を具えるスクリ―ンドライバ
JPS59128862A (ja) 拡大・縮小装置
JP2854433B2 (ja) ラインメモリ制御回路
JPH0630247A (ja) 画像データ拡大処理装置
JP3698196B2 (ja) 画像処理装置及び画像入力装置
JP3247441B2 (ja) 画像処理装置
JPS63137376A (ja) 高速回転回路
JP2537851B2 (ja) 画像変倍処理装置
JPH02135880A (ja) 撮像装置
JP2836324B2 (ja) 画像データの間引き方法
JPH05192334A (ja) 超音波診断装置
JPH03107999A (ja) ビットマップ・ディスプレイ装置
JPH05204368A (ja) 画像表示制御装置
JPH10240199A (ja) 画像表示制御装置
JPH10124036A (ja) 画像回転制御回路
JPS6398076A (ja) 画情報縮小装置
JPH07271340A (ja) 画像垂直拡大装置
JPS63233670A (ja) 画像信号処理装置
JPH07281944A (ja) 画像メモリ制御方法
JPH0465582B2 (ja)
JPH0969155A (ja) 画像処理装置及びその方法
JPH06231239A (ja) ビットマップデータ処理装置
JPH0723214A (ja) 画像処理装置
JPS6359673A (ja) 画像処理装置

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080611

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090611

Year of fee payment: 10

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees