JPH0629948Y2 - 脱穀装置の二番物還元部 - Google Patents

脱穀装置の二番物還元部

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JPH0629948Y2
JPH0629948Y2 JP9953888U JP9953888U JPH0629948Y2 JP H0629948 Y2 JPH0629948 Y2 JP H0629948Y2 JP 9953888 U JP9953888 U JP 9953888U JP 9953888 U JP9953888 U JP 9953888U JP H0629948 Y2 JPH0629948 Y2 JP H0629948Y2
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彰 三宅
重雄 石飛
大西  進
芳忠 中村
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、選別部からの二番物を横一側に搬送するため
の二番スクリューの終端部に処理室を連設し、その処理
室内に、処理歯を植設した処理回転体を配設し、前記処
理室を形成する処理ケースのうち、処理回転体の外周に
沿って位置する周壁の一部を着脱自在に構成し、その着
脱自在な周壁部に、前記処理回転体の処理歯と軸芯方向
視で重合する状態に受歯を取付けてある脱穀装置の二番
物還元部に関する。
〔従来の技術〕
従来、この種の脱穀装置の二番物還元部は、受歯を取付
けた周壁部が着脱自在な1つの蓋として構成されてお
り、その周壁部を取外すことにより、処理ケース内およ
び処理回転体に対する保守点検用の口を開放形成する一
方、受歯を処理ケース外に取出して、保守点検を行ない
易くするように構成されていた。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかし、上記のように構成された従来の二番物還元部に
よるときは、前記周壁部の装着によって、保守点検用口
が塞がれるため、前記周壁部に取付けた受歯と、前記処
理回転体に植設された処理歯との間隙を目視しながら周
壁部の取付け位置を調整することができない。その結
果、周壁部装着状態での受歯と処理歯との間隙を適正化
することができず、穀粒の処理不足や損傷、間隙への穀
粒つまり等のトラブルが発生し易いという欠点があっ
た。
さらに、前記周壁部を着脱する際、その大きな周壁部を
取扱えるだけの作業空間が処理ケースの外周に必要であ
るから、そのような大きな作業空間を確保できない場合
には実施できないといったスペース上での制約を大きく
受ける欠点があった。
本考案の目的は上述した従来欠点を解消する点にある。
〔課題を解決するための手段〕
この目的を達成するため、本考案による二番物還元部
は、着脱自在な周壁部を複数に分割してあることを特徴
とする。
〔作用〕
つまり、前記受歯を取付けた周壁部を複数に分割してあ
るため、分割された一つの周壁部分を最初に装着する
際、他の周壁部分を装着する箇所の保守点検用口部分を
通し、処理室の内部を目視することが可能となり、その
最初の周壁部分の装着において、処理回転体に植設した
処理歯とその周壁部分に取付けた受歯との間隙を精度良
く調節することが出来る。そして、残りの周壁部分につ
いては、そのように精度の良い位置調節状態で装着され
た最初の周壁部分を規準として、位置調節しつつ装着す
ることにより、受歯と処理歯との間隙を適正にできるの
である。さらに、周壁部を分割したことにより、取扱い
物の単位大きさを小さくでき、そのため、狭い作業スペ
ースで着脱が出来るのである。
〔考案の効果〕
本考案は受歯付きの周壁部を着脱自在として保守点検を
有利に行なえる構成としながらも、所期の二番物処理を
確実に行なえ、しかも、処理ケースの外周のスペースが
小さくても実施し易い脱穀装置の二番物還元部を提供で
きるようになった。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
第5図に示すように、脱穀機は、脱穀部(A)と選別部(B)
と回収部(C)と二番物還元部とを備えている。
前記脱穀部(A)は、扱室(1)内に扱胴(2)を軸架するとと
もに、扱胴(2)の下側に沿って受網(3)を張設したもの
で、フィードチェーン(4)によって挾持搬送されてきた
穀稈を扱胴(2)によって扱き処理し、その処理物を前記
選別部(B)上に漏下供給する。
前記選別部(B)は、揺動選別装置(5)とこの揺動選別装置
(5)に選別風を送る唐箕(6)とからなる。前記揺動選別装
置(5)は、揺動駆動自在な枠体(7)の両側に亘ってグレン
パン(8)とグレンシーブ(9)とを前後に一連の状態で設け
るとともに、上下二段のストローラック(10),(11)を前
後に設けて構成してある。そして、前記受網(3)から漏
下してきた処理物をグレンパン(8)によって受け止め、
比重差選別しながら後方のグレンシーブ(9)へ揺動移送
した後、グレンシーブ(9)で漏下選別しながら後方へ揺
動移送し、後端から落下放出する。一方、扱室(1)の送
塵口(1a)から排出された処理物を上段のストローラック
(10)で受け止め、漏下選別しながら後方へ揺動移送して
下段のストローラック(11)へ放出し、下段のストローラ
ック(11)で再度漏下選別して後端から機外へ排出する。
尚、(12)はワラ屑を選別風とともに機外へ排出するため
の排塵ファンである。
前記回収部(C)は、グレンシーブ(9)から漏下してきた籾
を回収する一番物回収部(13)と、グレンシーブ(9)の後
端から放出されたりストローラック(10),(11)から漏下
した枝付き籾などを回収する二番物回収部(14)とからな
る。一番物回収部(13)には、回収された一番物を横一側
へ搬送するための一番スクリュー(13a)を設けてあり、
二番物回収部(14)は、脱穀装置の左右縦壁(22)に亘って
谷形で且つ底部が円形に成形された底ケース(14b)を設
け、この底ケース(14b)の底部に、回収された二番物を
横一側へ搬送するための二番スクリュー(14a)を設けて
構成してある。
前記二番物還元部は、第2図に示すように、前記二番物
回収部(14)の搬送終端側の縦壁(22)に排出口(23)を形成
し、この排出口(23)から二番スクリュー(14a)を介して
供給されてくる二番物を受入れる処理ケース(17)を設
け、この処理ケース(17)内に処理回転体(D)を配設し、
前記処理ケース(17)に、処理済の二番物を前記選別部
(B)の揺動選別装置(5)上に還元するための二番縦送りス
クリューコンベア(20)を連結ケース(8)を介して接続し
て構成してある。
前記処理回転体(D)は、第1図、第2図に示すように、
前記二番スクリュー(14a)の終端軸部を処理ケース(17)
内に突出させ、その二番スクリュー(14a)の終端軸部
に、周方向に面した4枚の取付板(15)を周方向90度間隔
で取付け、それら取付板(15)の夫々に、6枚の処理歯(1
6)を軸芯方向に間隔を隔てて取付けて構成してある。
前記取付板(15)のうち、二番スクリュー(14a)の終端軸
部への取付部(15a)は、終端軸部の外周面に沿って湾曲
するとともに、周方向に設定長さを有する板状に構成し
てある。つまり、終端軸部への取付け面積の増大による
取付強度アップを図ったものである。
前記処理歯(16)は、なた刃状であり、二番スクリュー(1
4a)によって送られてきた二番物を解しながら扱き処理
し、単粒化するものである。
かつ、前記処理歯(16)のうち終端側の2つは、横断面形
状がコの字の部材の対向片をもって構成されており、そ
のコの字の部材のうち対向片間にわたる繋ぎ板部は、処
理ケース(17)に形成した前記二番縦送りスクリューコン
ベア(20)への放出口(17a)に二番物を放出するための放
つき作用を回転に伴なって発揮する放つき羽根(16a)に
構成されている。
前記処理ケース(17)のうち、前記放出口(17a)に対向す
る周壁部は、着脱自在で、離脱によって処理ケース(17)
内に対する掃除口(21)を開放する蓋(24)に構成されてお
り、この蓋(24)には、装着状態において前記処理歯(16)
の隣接間に入り込んで、つまり、処理歯(16)と軸芯方向
視で重合して処理歯(16)の処理を補助する3つの受歯(1
6′)を取付けてある。
かつ、前記蓋(24)と受歯(16′)は、第3図及び第4図
に示すように周方向で2つに分割してあり、2つの分割
蓋(24A),(24B)の周方向両端部には、ボルト・ナットを
介して互いに連結するための連結フランジ(24a),(24b)
と、処理ケース(17)に連設の固定フランジ(17F),(17F)
にボルト・ナットを介して連結するための取付フランジ
(24a′),(24b′)とを一体に連設してある。かつ、分割
蓋(24A),(24B)の連結フランジ(24a),(24b)には、係合す
ることにより、分割蓋(24A),(24B)夫々に取付けられた
分割受歯(16A′),(16B′)の対応するもの同士が同一軸
芯方向位置に位置する状態に分割蓋(24A),(24B)同士の
軸芯方向位置を規制するピン(27)と孔(28)とを形成して
あり、取付フランジ(24a),(24b)に形成のボルト挿通孔
(24c),(24C)は、分割蓋(24A),(24B)の処理ケース(17)に
対する軸芯方向位置の調整を許容する長孔である。
従って、蓋(24A)を取付ける際、 [1]先ず、一方の分割蓋(24A)の分割受歯(16A′)と
処理歯(16)との軸芯方向間隔が適正となるように、掃除
口(21)のうち他方の分割蓋(24B)で閉塞される部分を通
して目視しつつ、軸芯方向位置を調整してその一方の分
割蓋(24A)を処理ケース(17)に取付け、 [2]次いで、他方の分割蓋(24B)をその一方の分割蓋
(24A)に取付けたのち、処理ケース(17)に取付けるとい
った手順を採用することにより、受歯(16′)と処理歯
(16)との軸芯方向間隔の適正化を図った状態で蓋(24)を
処理ケース(17)に取付けることができるのである。もち
ろん、分割受歯(16A′)と処理歯(16)との軸芯方向間隔
を目視しつつ調整するにあたっては、隙間ゲージを前記
の掃除口部分を通して差込んで使用できる。
前記二番縦送りスクリューコンベア(20)は、上端に揺動
選別装置(5)上への還元口(25a)を形成した縦送り筒(25)
内に縦スクリュー(26)を内装し、その縦スクリュー(26)
の上端に排出羽根(27)を取付けて構成してある。
〔別実施例〕
以下、本考案の別実施例を示す。
[1]上記実施例では、周壁部、つまり、蓋(24)を周方
向で2つに分割したが、その分割数は適宜変更可能であ
り、また、第6図に示すように、軸芯方向で複数に分割
しても良い。
この場合であっても、一方の分割蓋(24A)を取付ける
際、分割受歯(16A′)と処理歯(16)の位置関係を目視し
つつその一方の分割蓋(24A)の軸芯方向位置を調整でき
る。ただし、 [2]上記実施例では、処理回転体(D)として、二番ス
クリュー(14a)を駆動軸とするものを示したが、その処
理回転体(D)の構造および駆動手段は適宜変更可能であ
る。
[3]尚、実用新案登録請求の範囲の項に図面との対照
を便利にする為に符号を記すが、該記入により本考案は
添付図面の構造に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案に係る脱穀装置の二番物還元部の実施例を
示し、第1図、第2図は処理室の横断面図及び縦断面
図、第3図は分割状態の周壁部要部の一部切欠き平面
図、第4図は周壁部の斜視図、第5図は脱穀装置の断面
図であり、第6図は本考案の別実施例を示す周壁部の斜
視図である。 (14a)……二番スクリュー、(16)……処理歯、(16′)…
…受歯、(17)……処理ケース、(24)……周壁部、(B)…
…選別部、(D)……処理回転体、(E)……処理室。
フロントページの続き (72)考案者 大西 進 大阪府堺市石津北町64番地 久保田鉄工株 式会社堺製造所内 (72)考案者 中村 芳忠 大阪府堺市石津北町64番地 久保田鉄工株 式会社堺製造所内 (72)考案者 安藤 勝 大阪府堺市石津北町64番地 久保田鉄工株 式会社堺製造所内

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】選別部(B)からの二番物を横一側に搬送す
    るための二番スクリュー(14a)の終端部に処理室(E)を連
    設し、その処理室(E)内に、処理歯(16)を植設した処理
    回転体(D)を配設し、前記処理室(E)を形成する処理ケー
    ス(17)のうち、処理回転体(D)の外周に沿って位置する
    周壁の一部を着脱自在に構成し、その着脱自在な周壁部
    (24)に、前記処理回転体(D)の処理歯(16)と軸芯方向視
    で重合する状態に受歯(16′)を取付けてある脱穀装置
    の二番物還元部において、前記周壁部(24)を複数に分割
    してある脱穀装置の二番物還元部。
JP9953888U 1988-07-27 1988-07-27 脱穀装置の二番物還元部 Expired - Lifetime JPH0629948Y2 (ja)

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