JP2502172Y2 - 脱穀装置の二番還元構造 - Google Patents

脱穀装置の二番還元構造

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JP2502172Y2
JP2502172Y2 JP1989143883U JP14388389U JP2502172Y2 JP 2502172 Y2 JP2502172 Y2 JP 2502172Y2 JP 1989143883 U JP1989143883 U JP 1989143883U JP 14388389 U JP14388389 U JP 14388389U JP 2502172 Y2 JP2502172 Y2 JP 2502172Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は脱穀装置の二番還元部構造に係り、詳しくは
二番スクリューの終端側に、前記二番スクリューによっ
て搬送されてきた二番物をスクリュー軸端に連結した処
理回転体で再処理する再処理部を設けるとともに、前記
再処理部の出口側に、再処理された二番物を揺動選別装
置上に還元する搬送装置を設け、前記再処理部における
ケーシングの周壁部に開口を形成し、この開口を開閉自
在な蓋体を設けるとともに、この蓋体の内面に前記処理
回転体に対する受刃を設けてある脱穀装置の二番還元構
造に関する。
〔従来の技術〕 従来、前述した二番還元部では、受刃を備えた蓋体を
ピンと孔による嵌め込みやボルト締め等の手段によって
ケーシングへ着脱自在に取り付けており、一例として実
開昭64-28874号公報で示されるものが知られている。
〔考案が解決しようとする課題〕
前記従来技術では蓋体をケーシングに直接ボルト止め
するが、蓋体のボルト挿入孔を横方向の長穴に構成する
ことにより、処理回転体の処理歯と蓋体に固定の受刃と
の間隔が製品誤差や組付誤差によって設定値からずれた
場合の修正調節が可能とされていた。
しかしながら、蓋体は掃除や点検・整備等によって多
くの開閉機会が有るため、折角、処理刃と受刃の間隔を
適正値に調節して蓋体を取り付けても、一旦取り外すと
また調節し直さねばならないので、この開閉の毎に行う
調節作業が面倒、かつ、煩わしいものであるとともに、
それ故に前記間隔を常に適正値に維持するのが難しいも
のであった。
本考案は上記実状に鑑みて、蓋体の開閉操作に左右さ
れずに、常に処理歯と受刃との間隔を適正値に維持でき
るようにすることを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために本考案は、二番スクリュー
の終端側に、二番スクリューによって搬送されてきた二
番物をスクリュー軸端に連結した処理回転体で再処理す
る再処理部を設けるとともに、再処理部の出口側に、再
処理された二物を揺動選別装置上に還元する搬送装置を
設け、再処理部におけるケーシングの周壁部に開口を形
成し、この開口を開閉自在な蓋体を設けるとともに、こ
の蓋体の内面に処理回転体に対する受刃を設けてある脱
穀装置の二番還元部構造において、開口周辺部に設けた
取付金具を介して蓋体をケーシングに取外し可能に連結
するとおもに、取付金具は、ケーシングに対する取付位
置が、処理回転体の回転軸心方向で位置調節自在に構成
されていることを特徴とする。
〔作用〕
前記構成によると、(イ)蓋体を着脱可能に連結する
ための、言わば中間連結部材である取付金具のケーシン
グに対する取付位置を調節することにより、処理回転体
の処理歯と蓋体の受刃との間隔を適正値に設定できるよ
うになる。(ロ)蓋体はケーシングではなく、取付金具
に対して装着する構造であるから、一度処理刃と受刃と
の間隔を適正値に設定すれば、その後に蓋体を何回着脱
したとしてもその間隔を常に適正値に維持できるように
なるから、蓋体の装着時には単に取付金具に取付けるだ
けで良く、位置合わせしながら装着するといった煩わし
い操作が不要である。
つまり、上記二番還元部では、構造上蓋体を装着して
しまうと、その蓋体により隠された内部を視認すること
ができず、処理刃と受刃との間隔を目視によって確認す
ることができないため、その間隔を適正値に維持するの
がきわめて難しいものである。従って、従来の構造では
必要であった装脱毎の間隔当節操作から開放されたの
で、実際には相当な労力軽減作用が得られた。
〔考案の効果〕
従って、(イ)の作用により蓋体をケーシングに対し
て着脱自在な構成としながらも、(ロ)の作用によって
処理歯と受刃の間隔は一度設定操作すれば以後は調節操
作そのものを必要とせず、単なる取付け作業を行うだけ
で良いようになり、調節を伴うことで極端に負担が大き
くなる蓋体の着脱操作を、より簡単便利に行えるととも
に、処理刃と受刃との間隔を常に適正値に維持できる二
番還元部構造を提供することができた。
〔実施例〕
以下、本考案を実施例を図面に基づいて説明する。
第4図及び第5図にコンバインの脱穀装置が示されて
おり、この脱穀装置は脱穀部(A)、選別部(B)、及
び回収部(C)とを備えている。
脱穀部(A)は、扱室(1)内に扱胴(2)を軸架す
るとともに、扱胴(2)の下側に沿って受網(3)を張
設したもので、フィードチェーン(4)によって挟持搬
送されてきた穀稈を扱胴(2)によって扱き処理し、そ
の処理物を選別部(B)上に漏下供給する。
選別部(B)は、揺動選別装置(5)とこの揺動選別
装置(5)に選別風を送る唐箕(6)とからなる。揺動
選別装置(5)は、揺動駆動自在な枠体(7)の両側に
亘ってグレンパン(8)をグレンシープ(9)とを前後
に一連の状態で設けるとともに、上下二段のストローラ
ック(10),(11)を前後に設けて構成してある。そし
え、受網(3)から漏下してきた処理物をグレンパン
(8)によって受け止め、比重差選別しながら公報のグ
レンシープ(9)へ揺動移動した後、グレンシープ
(9)で穀粒を漏下選別しながら非漏下物を後方へ揺動
移送し、後端から落下放出するようになっている。一
方、扱室(1)の送塵口(1a)から排出された処理物を
上段のストローラック(10)で受け止め、漏下選別しな
がら後方へ揺動移送して下段のストローラック(11)へ
放出し、下段のストローラック(11)で再度漏下選別し
て後端から機外へ排出するようになっている。
尚、(12)は選別部(B)内で発生した浮塵を機外へ
吸引排出するための排塵ファンである。
回収部(C)は、グレンシープ(9)か漏下してきた
籾を回収する一番物回収部(13)とグレンシープ(9)
の後端から放出されたり、ストローラック(10),(1
1)から漏下した枝付き籾等を回収する二番物回収部(1
4)とからなる。一番物回収部(13)には、回収された
一番物を横一側へ搬送するための一番スクリュー(13
a)を、二番物回収部(14)には、回収された二番物を
横一側へ搬送するための二番スクリュー(14a)を夫々
設けてある。
次に、二番物回収部(14)で回収された二番物を揺動
選別装置(5)上に還元する二番還元部について説明す
る。
第1図及び第3図で示すように、二番スクリュー(14
a)の終端部には4枚の放てき羽根(15)を放射状に設
けるとともに、これら放てき羽根(15)の各々に複数の
処理歯(16)を軸芯方向等間隔で取り付けて処理回転体
(D)としてある。また、この処理回転体(D)をケー
シング(17)(以下、処理ケースと称する)で囲って再
処理部(E)を構成するとともに、処理ケース(17)の
排出口は連結ケース(18)を介して二番縦送りスクリユ
ーコンベア(19)の始端部に連通してある。
処理回転体(D)は、二番スクリュー(14a)によっ
て処理ケース(18)内に送られてきた二番物を処理歯
(16)で解しながら後述する受刃(20)との共働で扱き
処理し単粒化する。また同時に、放てき羽根(15)で二
番物に打撃を与えて更に単粒化するとともに、その打ち
出し作用によって連結ケース(18)内を通して二番縦送
りスクリューコンベア(19)の始単部へ送る働きをす
る。
二番縦送りスクリューコンベア(19)には縦スクリュ
ー(図示せず)を内装してあり、処理ケース(17)から
送り出されてきた二番物は揚送され、選別部(B)の揺
動選別装置(5)上へ還元されるようになっている。
第3図に示しているように、処理ケース(17)は、処
理歯(16)の先端軌跡に沿った円弧形で、その前部の周
壁には掃除口(21)(開口の一例)を形成してある。こ
の掃除口(21)は、普段は処理歯(16)に対する受刃
(20)を固定した蓋体(22)によって塞がれており、こ
の蓋体(22)は処理ケース(17)に装着した平面視コ字
状の取付金具(23)に、ロック機構(R)によって取外
し可能に連結してあるとともに、この取付金具(23)の
処理ケース(17)に対する取付位置を、処理回転体
(D)の回転軸心方向へ調節自在に構成してある。
第2図に示すように、ロック機構(R)は、蓋体(2
2)側に取付けたロックピン(24)と、取付金具(23)
の取付片(23a)に明けたピン孔(25)を備えており、
ロックピン(24)は蓋体(22)の周板(22a)を貫通突
設した受刃(20)の周径部(20a)と、周板(22a)か立
設したブラケット(26)とに亘って支持されており、ス
プリング(27)によって内方へ付勢してある。
つまり、ロックピン(24)をスプリング(27)の付勢
力に抗して外方に引っ張ると、取付金具(23)のピン孔
(25)との係合が外れるようにしてある。
取付金具(23)は、その取付面部(23b)に固着した
2本のボルト(28)を、処理ケース(17)の外周部に固
着した平面視逆コ字状の取付板(29)に明けた2箇所の
挿入孔(30)に挿入してナット締めすることによって処
理ケース(17)に取付けるようにしてあり、挿入孔(3
0)を横に長い長孔に形成してある。従って、取付金具
(23)は処理ケース(17)に対する取付位置を横方向に
調節できるので、この取付金具(23)に取付けられる蓋
体(22)の受刃(20)と処理刃(16)との軸心方向の間
隔を適正値となるように調節設定できるのである。
尚、ロック機構(R)におけるブラケット(26)はそ
の上部を90°折り曲げてあるとともに、ロックピン(2
4)を、その回動操作に伴って外方へ案内する傾斜ガイ
ド部(26a)と、それによってロックピン(24)が取付
金具(23)のピン孔(25)から外れた状態を係止維持す
るための凹部(26b)とを形成してある。
また、取付金具(23)やロック機構(R)は蓋体(2
2)の両周端部に夫々に構成してある。
尚、実用新案登録請求の範囲の項に図面との対照を便
利にする為に符号を記すが、該記入により本考案は添付
図面の構造に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案に係る脱穀装置の二番還元構造の実施例を
示し、第1図は該構造を示す断面図、第2図は蓋体の取
付構造を示す図、第3図は処理回転体を示す側面図、第
4図は脱穀装置の正面図、第5図は脱穀装置の側面図で
ある。 (5)……揺動選別装置、(14a)……二番スクリュ
ー、(17)……ケーシング、(19)……搬送装置、(2
0)……受刃、(21)……開口、(22)……蓋体、(2
3)……取付金具。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】二番スクリュー(14a)の終端側に、前記
    二番スクリュー(14a)によって搬送されてきた二番物
    をスクリュー軸端に連結した処理回転体(D)で再処理
    する再処理部(E)を設けるとともに、前記再処理部
    (E)の出口側に、再処理された二番物を揺動選別装置
    (5)上に還元する搬送装置(19)を設け、前記再処理
    部(E)におけるケーシング(17)の周壁部に開口(2
    1)を形成し、この開口(21)を開閉自在な蓋体(22)
    を設けるとともに、この蓋体(22)の内面に前記処理回
    転体(D)に対する受刃(20)を設けてある脱穀装置の
    二番還元部構造であって、前記蓋体(22)を、前記開口
    (21)周辺部に設けた取付金具(23)を介して前記ケー
    シング(17)に取外し可能に連結するとともに、前記取
    付金具(23)は、前記ケーシング(17)に対する取付位
    置が、前記処理回転体(D)の回転軸心方向で位置調節
    自在に構成されている脱穀装置の二番還元構造。
JP1989143883U 1989-12-13 1989-12-13 脱穀装置の二番還元構造 Expired - Lifetime JP2502172Y2 (ja)

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