JPH064684Y2 - 脱穀機の受網支持構造 - Google Patents

脱穀機の受網支持構造

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JPH064684Y2
JPH064684Y2 JP1085387U JP1085387U JPH064684Y2 JP H064684 Y2 JPH064684 Y2 JP H064684Y2 JP 1085387 U JP1085387 U JP 1085387U JP 1085387 U JP1085387 U JP 1085387U JP H064684 Y2 JPH064684 Y2 JP H064684Y2
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弘運 福頼
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MITSUBISHI NOUKI KABUSHIKI KAISHA
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案はコンバイン等に搭載される脱穀機の受網支持構
造に関するものである。
従来の技術 脱穀機の受網は扱胴の外周に沿い且つ扱歯に近接して設
けられていて、扱室で脱穀された扱下物のうち穀粒(比
較的小さな穂切れ粒等も含む)を選別室に漏下させるも
のであるが、網目が比較的小さいため藁屑や穂切れ等が
網目に引掛かったりし易く、特に雨露を含んだ濡れ材脱
穀等の場合は受網に目詰まりをきたし易いものであり、
目詰まりが生じたときは受網を機体から取外して掃除を
する必要がある。このような目詰まり時の掃除、異品種
米(銘柄)や稲・麦の切換時における混入防止のための
掃除及び扱室内部の点検・整備等メンテナンスの容易化
を図るため近年受網を簡単に着脱できるよう扱胴の周方
向に抽挿自在に装着したものが提供されている。そし
て、かかる受網の支持構造として、扱室の前後両側板の
内壁面に夫々コ字形状に形成された円弧状の受部材を対
向状に溶着し、該受部材に受網フレーム両側端縁を沿わ
せて受網を抽挿支持するようにしたものが見受けられ
る。
考案が解決しようとする問題点 しかし、コ字型円弧状の受部材は精度的にバラツキが生
じ易く、しかも受網フレーム側端部の板厚面が受部材に
直接接触するため着脱時の摺擦抵抗が比較的大きく、ま
たコ字状受部材の内面に藁屑等が挿入して受網の着脱に
支障をきたすため受網の円滑な着脱操作が損なわれる等
の問題があった。受網と受部材の接触部に寸法上の余裕
(遊び)をもたせることも考えられるが、遊びがあると
受網が着脱時にかえって盲動し、受部材によるガイド作
用が充分発揮しなくなるばかりでなく、受網セット時の
取付決めが困難となり、また、受網と受部材間に生じた
隙間に屑や芒等のささりが発生する等の新たな問題が生
ずるものである。
問題点を解決するための手段 そこで本考案は、受網フレームの受網抽挿方向左右両端
縁に沿って円弧状の棒状体を固着すると共に、扱室側板
には前記棒状体を摺動自在に嵌入支持する凹部を一体的
に湾曲形成したことにより上記の問題点を解消しようと
するものである。
作用 受網を装着するには、左右の棒状体の先端側を扱室側板
の凹部に夫々嵌込むようにして受網を扱室上方から扱胴
の周方向に挿入する(受網取外し時は上記と逆方向に引
張る)。この受網着脱時には、受網は扱室側板の凹部に
より棒状体を介して摺動案内されるので、摺擦抵抗が少
なく受網の着脱操作は軽快に行なわれる。
実施例 図面は下扱式脱穀機を示すものであって、扱胴1を軸支
した扱室2の受網3下方には選別室Aが設けられてい
る。1aは扱歯である。4は選別室A内に揺動自在に架設
された揺動棚であって、5は唐箕、5aは補助ファンであ
る。6は1番螺旋、7は2番螺旋、8は吸引ファン、9
は精粒漏下体9aと一体の波板、10はストローラック、11
は揚穀筒、12は2番物還元筒体、13はフイードチェン、
13aは挟扼レール、14は排藁チェン、15はカッターであ
る。16は処理胴で、処理胴カバー16aは側方に開閉可能
に構成され、該処理胴カバー16aの開放により処理室受
網16bが容易に着脱できるようになっている(第1図参
照)。17はシリンダカバーで、機枠aに対し螺番bによ
り開閉自在に枢着されている。17aは留金具である。
ところで、前記受網3は円弧上の受網フレーム3aに漏下
体3bを張設してなり、扱胴1の周方向に抽挿して扱室側
板2a,2b間に着脱自在に装着されている。即ち、受網フ
レーム3aの受網3抽挿方向左右両端縁に沿って円弧状の
棒状体(図示のものは丸棒状体)3cが固着され、扱室側
板2a,2bには上記棒状体3cを摺動自在に嵌入支持する凹
部2′が一体的に湾曲形成されていて、受網3の着脱の
際には棒状体3cが凹部2′に誘導案内されながら摺動す
るようになっている。そして受網3のセット時には、棒
状体3cの奥側突出端及び受網フレーム3aの突設のピン
3′aが開閉自在な扱室枠2cに設けたピン穴2′cに挿
入係止される。2′bは扱室側板2bに固着した受網押え
ガイド、3dは受網フレーム3aに固定された藁切鎌であ
る。
18は漏下体3bの終端部内周面に固設した仕切板で、この
仕切板18は扱胴回転方向から見てコ字形状を呈し、上部
の折返し片18aは扱歯内に臨ませてあり、しかも穂先側
に行くに従ってその幅員wが順次小となるように形成さ
れている。この仕切板構成により、折返し片18aが未処
理穀粒や乱反発穀粒を受止めつつ扱室2の穂先方向への
方向性を与え扱室滞動時間を長くして単粒処理の完全化
が図られ、受網3からの穀粒漏下率が一層向上する。ま
た、折返し片18aの幅員wが穂先側に行くに従って狭く
なっているので穂先抵抗が少なく穀稈移送の邪魔になる
ことはない。
従来の仕切板18′、特に送塵口仕切板18′は、一般に、
第7図に示すように単純なL字形状に形成されていたた
め、乱反発粒等が仕切板18′を乗り越えて送塵口、排出
口、排稈口等に放出されることが多く、このため排塵物
中に穀粒の混入率が高く3番飛散が増大したり、排稈中
に混入してササリ粒となったりして穀粒損失をきたす問
題があったが、上記の仕切板構成によりかかる問題を解
消することができる。
第8図は扱室2の終端部を開口して送塵口19とした脱穀
機の受網3に本実施例の仕切板18を採用した構造のも
の、第9図はハーベスタの受網3に本実施例の仕切板18
を採用した構造のものを夫々示す。
Fは扱室両側板2a,2bを一体に連結する支持枠で、受網
始端側が該支持枠FにストッパSを介して挟着固定され
ている。
第10図乃至第14図のものは、脱穀本体を選別部Aと扱室
部Bとに分割すると共に、扱室部Bを選別部Aに対して
上下回動自在に連結したもので、このものは、基台20の
フイードチェン13側に側面門形状の支柱21を立設し、該
支柱21の水平部21aに遊嵌した回動部材22を介して扱室
部Bが上下回動自在に連結されている。この構成により
脱穀本体内部の保守、点検、清掃、受網3の交換等が極
めて簡単にできメンテナンスが著しく容易となる。ま
た、コンバインに搭載時、運転席と脱穀部との間に刈取
部や走行部の伝導機構が介在する場合等に該伝導機構の
整備性が良くなるうえ、各部の点検口や掃除口を極力少
なくし得て構造を簡略化できると共に脱穀本体の枠体強
度を損なうことがない。更に、扱室部Bを開放すること
により揺動棚4が露出するので、従来、上部空間の制約
や選別部Aに固定の内部板等が邪魔で着脱が困難であっ
た揺動棚4の着脱作業が容易となる。
第12図は揺動棚4における揺動駆動機構の分解斜視図
で、23は揺動駆動側のシャフト、24はリンク、25はリン
ク支点、26は揺動駆動プーリ、27は揺動従動側のシャフ
ト、28はアーム、29はアーム支点であり、揺動棚はシャ
フト23,27を遊嵌した取付プレート30,30aに載せボルト
等(図示せず)で上方より締付固定されている。
図中、31は扱室部Bを開状態に保持するスタンド、32は
籾タンクである。なお、扱室部Bの開閉操作は油圧シリ
ンダ33で行なうようにしてもよい(第14図参照)。
次に本考案の作用について説明する。受網3の掃除や摩
耗による交換及び点検・整備等を行なう場合には、シリ
ンダカバー17を開放した後、ストッパSを外して受網3
を扱胴1の周方向に沿って上方に引抜く。この時、受網
3は扱室側板2a,2bに湾曲形成された凹部2′により左
右の棒状体3cを介して摺動案内されるので、摺擦抵抗が
少なく受網3の着脱操作は軽快に行なわれる。また、受
網3を装着するには、左右の棒状体3cの先端側(奥側)
を扱室側板2a,2bの凹部2′に夫々嵌込むようにして受
網3を扱室2の上方から扱胴1の周方向に挿入し、棒状
体3cの先端部及びピン3′aを扱室枠2cのピン穴2′c
に嵌入係止する。この場合にも受網3は棒状体3c及び凹
部2′により円滑に摺動案内されるので、同様に操作は
軽快に行なわれる。
受網3のセット後は、受網3は棒状体3c及び凹部2′を
介して扱室側板2a,2b間に挟着された状態で確実に支持
されるので、作業中、受網3がガタついて騒音や振動を
発生させたりする不都合はなく、しかも扱室側板2a,2b
と受網フレーム3aが密着するので両者の接合部に屑や芒
等のササリが生ずるのが防止される。
また、受網フレーム3aは棒状体3cにより補強されると共
に、扱室側板2a,2bも一体的に湾曲形成した凹部2′の
リブ作用により強度が増大するので極めて好都合であ
る。
考案の効果 上記したように本考案は、円弧状の受網フレームに漏下
体を張設してなる受網を扱胴の周方向に抽挿して扱室側
板間に着脱自在に装着した脱穀機において、前記受網フ
レームの受網抽挿方向左右両端縁に沿って円弧状の棒状
体を固着すると共に、扱室側板には前記棒状体を摺動自
在に嵌入支持する凹部を一体的に湾曲形成したから、受
網着脱時の摺擦抵抗が軽減されるので、受網の着脱操作
を軽快に行ない得てメンテナンスを容易に行なうことが
できるうえ、棒状体により受網フレームを補強でき、ま
た扱室側板に湾曲形成した凹部がリブ作用を果たすので
扱室側板の強度をも高めることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案を装備した脱穀機の縦断正面図、第2図
は受網装着状態の正面図、第3図は受網の斜視図、第4
図は第2図におけるH−H線断面図、第5図は本考案を
装備した脱穀機の縦断側面図、第6図は仕切板の斜視
図、第7図は従来の仕切板の側面図、第8図及び第9図
はコ字形状仕切板を扱室終端部を開口して送塵口を設け
た脱穀機及びハーベスタに装着した構造を示す夫々側面
図、第10図乃至第14図は扱室部と選別部を上下に分割し
扱室部を回動式に構成した脱穀機の構造を示すもので、
第10図は脱穀機の正面図、第11図は同上の側面図、第12
図は揺動棚の取付状態を示す分解斜視図、第13図は脱穀
機の平面図、第14図は扱室部が回動した状態を示す正面
図である。 図中、1は扱胴、2は扱室、2a,2bは扱室側板、2′は
凹部、3は受網、3aは受網フレーム、3bは漏下体、3cは
棒状体。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】円弧状の受網フレームに漏下体を張設して
    なる受網を扱胴の周方向に抽挿して扱室側板間に着脱自
    在に装着した脱穀機において、前記受網フレームの受網
    抽挿方向左右両端縁に沿って円弧状の棒状体を固着する
    と共に、扱室側板には前記棒状体を摺動自在に嵌入支持
    する凹部を一体的に湾曲形成したことを特徴とする脱穀
    機の受網支持構造。
JP1085387U 1987-01-28 1987-01-28 脱穀機の受網支持構造 Expired - Lifetime JPH064684Y2 (ja)

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