JPH08280237A - コンバインの脱穀装置 - Google Patents

コンバインの脱穀装置

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Publication number
JPH08280237A
JPH08280237A JP11245395A JP11245395A JPH08280237A JP H08280237 A JPH08280237 A JP H08280237A JP 11245395 A JP11245395 A JP 11245395A JP 11245395 A JP11245395 A JP 11245395A JP H08280237 A JPH08280237 A JP H08280237A
Authority
JP
Japan
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side plate
blade
inlet
throwing
sorting
Prior art date
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Pending
Application number
JP11245395A
Other languages
English (en)
Inventor
Hitoshi Samuragi
村 木 仁 佐
Tadayoshi Sato
藤 忠 義 佐
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yanmar Co Ltd
Yanmar Agribusiness Co Ltd
Original Assignee
Seirei Industry Co Ltd
Yanmar Agricultural Equipment Co Ltd
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Publication date
Application filed by Seirei Industry Co Ltd, Yanmar Agricultural Equipment Co Ltd filed Critical Seirei Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 [目的] 脱穀機筐の強度アップ並びに選別性能の向
上。 [構成] 2番物を選別部に還元する脱穀装置におい
て、選別部への投口部(59)によって扱室(19)の
入口及び出口仕切板(38)(39)を連結する。また
2番物を選別部に還元する脱穀装置において、選別部へ
の投口部(59)内でスクリューコンベア軸(110
a)周面から半径方向に延出する板状の掻出し羽根(1
11)を、該羽根(111)までのスクリュー羽根(1
10b)と逆方向のリード角(β)を設けるように軸芯
に対して傾斜させて設けると共に、羽根先端縁を回転方
向に折曲げる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はコンバインの脱穀装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】左右側板、入口側板、出口側板等の鉄板
を組合せた脱穀機筐構造のものにあって、各側板の強度
アップはリブや張りを設けることにより行っていた。ま
た2番物を選別部に還元するものにあっては、脱穀機筐
の側板に選別部への2番物の還元口を開設していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記したような補強手
段は、コストアップを招くと共に、機筐構造の簡素化並
びに軽量化を妨げる問題があった。またさらに側板に開
設した還元口からでは2番物が選別部の一側に片寄って
還元されてしまい、選別性能を低下させる問題もあっ
た。
【0004】本発明の第1の目的は脱穀装置における上
記のような補強箇所を減らす補強構造を提供することに
ある。
【0005】また本発明の第2の目的は、2番物を適正
に選別部に還元できる2番還元構造を提供することにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の第1の目的を達成
するための本発明の脱穀装置は、2番物を選別部に還元
する脱穀装置において、選別部への投口部によって扱室
の入口及び出口仕切を連結する構成としたものである。
【0007】また上記の第2の目的を達成するための本
発明の脱穀装置は、2番物を選別部に還元する脱穀装置
において、選別部への投口部内でスクリューコンベア軸
周面から半径方向に延出する板状の掻出し羽根を、該羽
根までのスクリュー羽根と逆方向のリード角を設けるよ
うに軸芯に対して傾斜させて設けると共に、羽根先端縁
を回転方向に折曲げた構成としたものである。
【0008】
【作 用】上記のように構成した脱穀装置は、選別部へ
の投口部によって扱室の入口及び出口仕切を連結するの
で、これら既在の投口部並びに入口及び出口仕切板によ
って側板にH形の張り(上下及び前後方向の張り)が形
成され、側板を補強する。またこの補強構造によって投
口部と側板の位置決めも確実強固なものになり、振動及
び騒音を軽減する。
【0009】また、掻出し羽根の羽根先端縁の折曲げ部
は2番物を選別部側により遠くに飛ばすように働き、し
かも羽根全体が逆リード角をもっていて、斜め下方に2
番物をより遠くに飛ばすように働くため、投口部内方で
選別部上方のクリンプ網を避けて適正に選別部に2番物
を均一に還元させるから、選別性能の向上を図る。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳述
する。図1は脱穀機筐の右側面図、図2はコンバインの
全体側面図、図3は同平面図であり、図中(1)は走行
クローラ(2)を装設するトラックフレーム、(3)は
前記トラックフレーム(1)上に架設する機台、(4)
はフィードチェン(5)を左側に張架し扱胴(6)及び
処理胴(7)を内蔵している脱穀部、(8)は刈刃及び
穀稈搬送機構などを備える刈取部、(9)は前記脱穀部
(4)の後側に取付け、排藁チェン(10)及び排藁タ
イン(11)終端を臨ませる排藁処理部、(12)は運
転席(13)及び運転操作部(14)を備える運転台、
(15)は機台(3)の右側前部に配備してエンジン
(16)を内設するエンジン部、(17)は前記エンジ
ン部(15)後方に配設して脱穀部(4)からの穀粒を
揚穀筒(18)を介し溜める穀粒タンクであり、連続的
に刈取り・脱穀作業を行うように構成している。
【0011】また、図4乃至図5に示す如く、図中(1
9)は機体の前後方向に軸架する軸流型の扱胴(6)を
内設させる扱室、(20)は前記扱室(19)に穀稈を
挿入する扱口、(21)は前記扱室(19)下方に張架
させるクリンプ網、(22)は揺動リンク(23)及び
ガイドローラ(24)を介して前後方向に揺動自在に支
持する揺動選別盤であり、前記クリンプ網(21)前部
下方に位置させるフィードパン(25)と、前記クリン
プ網(21)後部下方に位置させるチャフシーブ(2
6)と、該チャフシーブ(26)下方に配設するグレン
シーブ(27)とで前記揺動選別盤(22)を構成する
と共に、該揺動選別盤(22)の後方に篩い線(28)
を一体的に取付けている。
【0012】さらに、図中(30)は前記選別盤(2
2)方向に選別風を送給する唐箕、(31)は揚穀筒
(18)を介して前記穀粒タンク(17)に穀粒を取出
す一番コンベア、(32)は二番物を還元筒(33)を
介して前記揺動選別盤(22)前部に還元する二番コン
ベア、(34)は前記篩い線(28)上方で処理室後端
の排塵口に対向させて吸引口(35)を臨ませる吸排塵
ファンであり、前記扱胴(6)及び処理胴(7)により
脱穀された穀粒を揺動選別盤(22)で選別し整粒のみ
を前記穀粒タンク(17)に取出すと共に、排藁を排藁
チェン(10)及びタイン(11)を介し排藁カッタ
(36)(37)を有する排藁処理部(9)に送り込ん
で切断後機外に排出させるように構成している。
【0013】図6乃至図7にも示す如く、前記扱室(1
9)の入口側及び出口側に入口仕切板(38)及び出口
仕切板(39)を備えるもので、脱穀機筐前面の扱室入
口側板(40)の裏面側で扱胴(6)の下側を迂回させ
て機筐両側の左右側板(41)(42)間に前記入口仕
切板(38)を張設させ、入口仕切板(38)をボルト
(43)で左右側板(41)(42)に固着すると共
に、扱室出口側板(44)の表面側で扱胴(6)の右側
外側に前記出口仕切板(39)を張設させ、出口仕切板
(39)をボルト(45)で右側板(42)に固着して
いる。扱口(20)の下縁に張設する穀稈供給ガイド板
(46)を前記入口仕切板(38)から脱穀部(4)前
方に一体延出させると共に、入口仕切板(38)の背面
側にクリンプ網(21)の前縁を支持させるレール(4
7)を一体連結している。また前記出口仕切板(39)
に右側板(42)より外側に突出させる処理室入口側板
(48)を一体形成すると共に、右側板(42)の後縁
に一体連結する右後部側板(49)を設け、前記処理室
入口側板(48)に対向させる処理室出口側板(50)
を一体形成し、入口側板(48)と出口側板(50)間
を処理胴カバー(51)で覆い、処理胴(7)を内設さ
せる処理室(52)を脱穀部(4)の右側面に膨出形成
している。扱室(19)の出口仕切板(39)と出口側
板(44)間に上部及び下部送塵ガイド板(53)(5
4)を介して送塵口(55)を形成し、扱室(19)の
後部右側に前記送塵口(55)を介して処理室(52)
に前部を連通接続させ、クリンプ網(21)で漏下され
ず扱室(19)の後部まで送塵された脱穀物を処理室
(52)に送り込んで処理胴(7)により再脱穀処理
し、処理室(52)の右側に張設するクリンプ網(5
6)からの漏下物を選別盤(22)に落下させ、クリン
プ網(56)で漏下されず処理室(52)の後部で送塵
された排塵物を排塵口(57)から篩い線(28)上に
放出するように構成している。
【0014】また、前記入口仕切板(38)と出口仕切
板(39)間の右側板(42)に二番還元口(58)を
開設し、前記二番還元筒(33)の投口部(59)を前
記二番還元口(58)に接続し、二番物を選別部(2
2)の前部に還元するもので、入口仕切板(38)及び
出口仕切板(39)を右側板(42)に固着しているボ
ルト(43)(45)を介して投口部(59)をこれら
入口及び出口仕切板(38)(39)と一体的に右側板
(42)に固着させ、投口部(59)を右側板(42)
の二番還元口(58)に位置決め固定すると共に、入口
仕切板(38)と出口仕切板(39)とを投口部(5
9)によって一体連結し、これら投口部(59)並びに
入口仕切板(38)及び出口仕切板(39)によって右
側板(42)にH形の張りを形成し、右側板(42)を
補強するように構成している。
【0015】さらに、前記入口仕切板(38)及び出口
仕切板(39)を右側板(42)に固着しているボルト
(43)(45)を介して扱室(19)の入口側板(4
0)と処理室(52)の入口側板(48)間に処理胴駆
動ケース(60)をこれら入口及び出口仕切板(38)
(39)と一体的に右側板(42)外面に固着させ、駆
動ケース(60)を右側板(42)の半円状ケース嵌込
凹部(61)に位置決め固定すると共に、入口仕切板
(38)と出口仕切板(39)とを駆動ケース(60)
によって一体連結し、右側板(42)の補強構造を強度
的により高い補強構造に形成するように構成している。
【0016】図7乃至図9に示す如く、前記扱室(1
9)の出口側板(44)には入口側板(40)の扱口
(20)に対応する排藁排出口(62)を設けると共
に、出口側板(44)の右側縁に半円状の処理胴干渉防
止凹部(63)を設け、また出口側板(44)の左側上
部から排出口(62)と凹部(63)の間を経て排出口
(62)下側に連続する略C形の補強リブ(64)を、
出口側板(44)を後方に凹めて形成し、出口側板(4
4)を一枚の鉄板で形成し、所望の強度を得て軽量化を
図るもので、前記排出口(62)と凹部(63)間の送
塵口(55)の入口部分の補強リブ(64)における処
理室(52)側の側壁(65)をリブ(64)底面から
の立上り角度を90度より大の鈍角(略135度)の傾
斜面に形成し、前記補強リブ(64)内に留まる塵等を
送塵口(55)の入口部分から側壁(65)のガイド作
用によって処理室(52)側に流出させ、補強リブ(6
4)への塵の留まりを防止すると共に、扱室(19)か
ら処理室(52)への送塵性能を高めるように構成して
いる。
【0017】尚、送塵口(55)の入口部分以外の補強
リブ(64)の両側壁並びに入口部分の側壁(65)に
対応する他の側壁のリブ(64)底面から立上り角度は
略90度に形成される。
【0018】図5及び図10乃至図11に示す如く、前
記送塵口(55)より後方の処理胴(7)の外周面に複
数の処理歯(66)をつる巻き線上に設け、送塵口(5
5)より後方の処理室(52)で主に脱穀作用を行わせ
る一方、前記送塵口(55)に対応する処理胴(7)の
前端部外周面に2枚のスパイラ羽根(67)を設け、送
塵口(55)がある処理室(52)の前部では主に脱穀
物の後方への送り作用を行い、扱室(19)から処理室
(52)への送塵性能の向上並びに送塵口(55)及び
処理室(52)前部での脱穀部の詰まりを防止するもの
で、前記排塵口(57)より前方の処理室(52)の右
側壁、即ち処理胴カバー(51)の内面に複数の送塵弁
(68)をそれぞれ2組のボルト・ナットを介して取付
け、前記処理胴(7)のスパイラ羽根(67)に対応す
る前側の送塵弁(68a)を取付ける処理胴カバー(5
1)のボルト孔(69)を円形の貫通孔に形成し、前側
の送塵弁(68a)をリード角不要の固定弁とすると共
に、その固定送塵弁(68a)をスパイラ羽根(67)
のリード角と略同じ比較的大きなリード角で固定する一
方、前記処理胴(7)の処理歯(66)に対応する後側
の送塵弁(68b)を取付ける処理胴カバー(51)の
下側ボルト孔(70)を円形の普通孔(支点孔)に形成
すると共に、他方上側のボルト孔(71)を下側のボル
ト孔(70)を中心とする円弧状の長孔に形成し、さら
にそのボルト孔(71)に嵌込む各送塵弁(68b)の
ボルトを連杆(72)で連動連結し、後側の送塵弁(6
8b)をリード角変更調節可能な可変弁と、その可変送
塵弁(68b)のリード角を前記固定弁(68a)のリ
ード角と略同じ最大リード角から略「0」に近い最小リ
ード角に調節可能とし、前記スパイラ羽根(67)と同
様に前側の送塵弁(68a)を作用させ、後側の送塵弁
(68b)によって処理室(52)での脱穀作用時間を
調節するように構成している。
【0019】図5乃至図7及び図12乃至図13に示す
如く、前記脱穀機筐の左側板(41)の前側上部を切込
み(73)及び折目(74)(75)を介して外側に折
曲げて張出してフィードチェン(5)より下側の扱室
(19)の下部左側板部(76)を一体形成すると共
に、下部左側板部(76)の張出しによって形成された
切込み(73)部の隙間(77)を塞ぐカバー側板(7
8)を設け、このカバー側板(78)で左側板(41)
の切込み(73)端縁を一体連結するもので、左側板
(41)に下部左側板部(76)を一体形成することに
より、左側板(41)をカバー側板(78)との2枚で
形成し、部品点数の削減を図るように構成している。
【0020】また、下部左側板部(76)後方の左側板
(41)外面と前記ファン(34)のファンケーシング
(79)をボルトで脱着自在に取付け、前記下部左側板
部(76)とこの後方のファンケーシング(79)間で
カバー側板(78)下方の空間域にカウンタ軸(80)
を配設し、このカウンタ軸(80)上にコンベア駆動ベ
ルト用の内カウンタプーリ(81)及びファン駆動ベル
ト用外カウンタプーリ(82)を回転自在に軸支させ、
前記1番及び2番コンベア(31)(32)の駆動プー
リ(83)(84)を前記唐箕(30)軸の左端に設け
るプーリ(85)によって内カウンタプーリ(81)及
びコンベア駆動ベルト(86)及びテンションローラ
(87)(88)を介して連動連結すると共に、前記フ
ァン(30)の駆動プーリ(89)を前記後部排藁カッ
タ(37)軸の左側に設ける設けるプーリ(90)に前
記外カウンタプーリ(82)及びファン駆動ベルト(9
1)及びテンションローラ(92)(93)を介して連
動連結するもので、前記カバー側板(78)をこの外側
より内側が後位になるように傾斜させて設け、前記カウ
ンタプーリ(81)(82)が配置される前記カバー側
板(78)とこれに対向するファンケーシング(79)
の側壁前面との間隔が左側壁(41)の外側に向うほど
広くなるように形成し、各カウンタプーリ(81)(8
2)へのベルト(86)(91)の掛け外し作業を容易
に行えるように構成している。
【0021】また、扱室(19)の出口側板(44)の
排藁排出口(62)後方から排藁処理部(9)などの排
藁搬送経路下面に張設する四番樋(94)に、左側板
(41)の外側でファンケーシング(79)の上側を覆
う四番稈元樋(95)を一体形成し、前記四番稈元樋
(95)の前端を前記カバー側板(78)の上端縁に接
合させ、カバー側板(78)から連結して四番樋(9
4)を設けるように構成している。
【0022】図5及び図13乃至図14に示す如く、脱
穀部(4)の後側に横フレーム(96)を設け、前記左
右側板(41)(42)の後端側上部を前記横フレーム
(96)で一体連結すると共に、前記扱室(19)の出
口側板(44)と前記横フレーム(96)とをU字状の
縦フレーム(97)で一体連結し、出口側板(44)の
強度アップと、横フレーム(96)により、左右側板
(41)(42)の補強を同時に図るように構成してい
る。
【0023】前記縦フレーム(97)は出口側板(4
4)の背面右側上部に前端を連結し、そこから左斜め上
方に向って横方向に延び、前記カバー側板(78)の上
方で後方に湾曲し、フィードチェン(5)と排藁チェン
(10)の穀稈受継ぎ部上側で左斜め後方に延び、排藁
処理部(9)の左端側上方でUターンして前方に延び、
左側板(41)からさらに排藁処理部(9)の左端側ま
で延出させた前記横フレーム(96)の左端部に後端を
連結している。
【0024】また、前記機台(3)の左側後端側にカッ
タ支持フレーム(97)を立設固定し、カッタ支持フレ
ーム(97)に上下一対の回動支点軸(98)を一体に
取付け、カッターケース(99)の右端前側を前記回動
支点軸(98)に回動自在に支持させるもので、前記横
フレーム(96)の右端を後部連結パイプ(100)及
び籾受フレーム(101)などを介して前記カッタ支持
フレーム(97)に一体連結するもので、前記横フレー
ム(96)と縦フレーム(97)とを一体連結させる取
付ブラケット(102)に前記カッターケース(99)
の他端わ係脱自在に支持させるフック溝(103)を一
体形成し、フック溝(103)にロック機構(図示省
略)を介して前記カッターケース(99)の他端を横フ
レーム(96)と縦フレーム(97)との連結部に固定
支持させ、強度が高い部分で排藁処理部(9)を支持す
ると共に、結束機(図示省略)の支持も同時に行えるよ
うに構成している。
【0025】さらに、前記縦フレーム(97)の前端を
一体連結させる出口側板(44)背面に一体連結する横
フレーム(104)の左端から後方に第2縦フレーム
(105)を一体延出し、第2縦フレーム(105)に
ブラケット(106)を介して前記排藁チェン(10)
の駆動ケース(107)を取付けるもので、前記縦フレ
ーム(97)に第2縦フレーム(105)を介して前記
駆動ケース(107)を連結すると共に、前記カッター
ケース(99)の上方に横架する横フレーム(108)
で前記縦フレーム(97)後部と籾受フレーム(10
1)を一体連結し、横フレーム(108)の中間と第2
縦フレーム(105)後端とを前記排藁チェン(10)
のチェンガイド(109)を介して連結し、縦フレーム
(97)と排藁チェン(10)の強度アップを図るよう
に構成している。
【0026】図16及び図17に示す如く、前記還元筒
(33)内には二番コンベア(32)右側端の送り終端
に送り始端を連動連結させる二番還元スクリューコンベ
ア(110)が設けられている。そして前記投口部(5
9)内におけるコンベア(110)の送り終端には掻出
し羽根(111)が設けられている。該掻出し羽根(1
11)は投口部(59)内でコンベア軸(110a)周
面から半径方向に延出する板状の羽根であって、下端を
該羽根(111)までのコンベア軸(110a)周面に
螺線状に設けられるスクリュー羽根(110b)の送り
終端と連結させ、スクリュー羽根(110b)の送り終
端に連続して掻出し羽根(111)を設けている。さら
に図16の実線に示す羽根(111)の位置から略90
°回転させた仮想線から明らかなように、前記掻出し羽
根(111)はスクリュー羽根(110b)と逆方向の
リード角(β)を設けるように軸芯に対して傾倒させて
設けている。即ち、掻出し羽根(111)の上端が下端
に比べてコンベア軸(110a)の回転方向(A)に略
10度前後進んだ位置に位置する。またさらに前記掻出
し羽根(111)の先端縁を回転方向(A)に所定角度
(α)(略45度前後)折曲げて折曲げ部(111a)
を設けている。従って、前記掻出し羽根(111)は折
曲げ部(111a)を設けたことによって、該折曲げ部
(111a)を設けないものに比べ、二番物を還元口
(58)から脱穀機筐内方へより遠くに飛ばすことが可
能となり、選別盤(22)の右側に片寄って二番物が還
元されるのを防止することができる。また前記リード角
(β)を設けないコンベア軸(110a)の軸芯と平行
な掻出し羽根に前記折曲げ部(111a)を設けた場合
には、二番物を斜め上方に飛ばしてしまい、還元口(5
8)内方で選別盤(22)上方のクリンプ網(21)に
沿って摺りあがるものがあり、右側板(42)とクリン
プ網(21)の間に詰まりを発生させる恐れがあるが、
前記掻出し羽根(111)に前記のリード角(β)を設
けたことによって、二番物の跳ね上がりを抑え斜め下方
に飛ばすことが可能となり、右側板(41)とクリンプ
網(21)間への二番物の詰まりを防止することができ
る。これら折曲げ部(111a)と逆リード角(β)を
有する掻出し羽根(111)により二番物は還元口(5
8)から脱穀機筐の内方に斜め下方に飛ばされ、クリン
プ網(21)を避けてこの下側から選別盤(22)前部
のフィードパン(25)上に均一に載せられる。またコ
ンベア軸(110a)の送り終端側に向って順次二番物
の投入高さが高くなり、クリンプ網(21)も右側板
(42)に接近するが、掻出し羽根(111)は送り終
端に向うほど二番物の飛び方向を下側に向ける作用が強
くなるため有効である。
【0027】
【発明の効果】以上実施例から明らかなように本発明
は、2番物を選別部に還元する脱穀装置において、選別
部への投口部(59)によって扱室(19)の入口及び
出口仕切板(38)(39)を連結させたもので、これ
ら既在の投口部(59)並びに入口及び出口仕切板(3
8)(39)によって側板(42)にH形の張り(上下
及び前後方向の張り)が形成され、側板(42)を補強
するから、この側板(42)の強度アップを、コストア
ップ等の不都合を招くことなく適正に行うことができ
る。またこの補強構造によって投口部(59)と側板
(42)の位置決めも確実強固なものになり、振動及び
騒音を軽減することができる。
【0028】また本発明は、、2番物を選別部に還元す
る脱穀装置において、選別部への投口部(59)内でス
クリューコンベア軸(110a)周面から半径方向に延
出する板状の掻出し羽根(111)を、該羽根(11
1)までのスクリュー羽根(110b)と逆方向のリー
ド角(β)を設けるように軸芯に対して傾斜させて設け
ると共に、羽根先端縁を回転方向に折曲げたもので、掻
出し羽根(111)の羽根先端縁の折曲げ部(111
a)は2番物を選別部側により遠くに飛ばすように働
き、しかも羽根(111)全体が逆リード角をもってい
て、斜め下方に2番物をより遠くに飛ばすように働くた
め、投口部(59)内方で選別部上方のクリンプ網をさ
けて適正に選別部に2番物を均一に還元させるから、選
別性能の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】脱穀機筐の右側面図。
【図2】コンバインの全体左側面図。
【図3】コンバインの全体平面図。
【図4】脱穀部全体の断面側面図。
【図5】脱穀部全体の断面平面図。
【図6】脱穀部の断面背面図。
【図7】脱穀部の断面正面図。
【図8】送塵口部の拡大断面正面図。
【図9】送塵口部の拡大断面平面図。
【図10】処理室の断面正面図。
【図11】処理室の断面右側面図。
【図12】脱穀機筐の左側板の側面図。
【図13】脱穀機筐の左側板の断面正面図。
【図14】脱穀部の背面図。
【図15】縦フレームの側面図。
【図16】二番物投入部の羽根構造を示す側面図。
【図17】二番物投入部の羽根構造を示す正面図。
【符号の説明】
(19) 扱室 (22) 揺動選別盤 (38) 入口仕切板 (39) 出口仕切板 (42) 右側板 (59) 投口部 (110) 二番還元スクリューコンベア (110a)コンベア軸 (110b)スクリュー羽根 (111) 掻出し羽根

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2番物を選別部に還元する脱穀装置にお
    いて、選別部への投口部によって扱室の入口及び出口仕
    切を連結することを特徴とするコンバインの脱穀装置。
  2. 【請求項2】 2番物を選別部に還元する脱穀装置にお
    いて、選別部への投口部内でスクリューコンベア軸周面
    から半径方向に延出する板状の掻出し羽根を、該羽根ま
    でのスクリュー羽根と逆方向のリード角を設けるように
    軸芯に対して傾斜させて設けると共に、羽根先端縁を回
    転方向に折曲げたことを特徴とするコンバインの脱穀装
    置。
JP11245395A 1995-04-12 1995-04-12 コンバインの脱穀装置 Pending JPH08280237A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007111057A (ja) * 2006-12-25 2007-05-10 Yanmar Agricult Equip Co Ltd コンバイン
JP2007267755A (ja) * 2007-06-18 2007-10-18 Yanmar Agricult Equip Co Ltd コンバイン
JP2015065882A (ja) * 2013-09-27 2015-04-13 株式会社クボタ 普通型コンバイン

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