JPH11243762A - 普通形コンバイン - Google Patents

普通形コンバイン

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Publication number
JPH11243762A
JPH11243762A JP6426298A JP6426298A JPH11243762A JP H11243762 A JPH11243762 A JP H11243762A JP 6426298 A JP6426298 A JP 6426298A JP 6426298 A JP6426298 A JP 6426298A JP H11243762 A JPH11243762 A JP H11243762A
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JP
Japan
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feed pan
swing
sorting
shaking
chaff sheave
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Pending
Application number
JP6426298A
Other languages
English (en)
Inventor
Masami Nakamura
村 正 美 中
Toshinori Kirihata
畑 俊 紀 桐
Keita Kamikubo
窪 啓 太 上
Junichi Shono
野 潤 一 正
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yanmar Co Ltd
Original Assignee
Yanmar Agricultural Equipment Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 2つのスクリュ形第1及び第2扱胴に対
応した揺動選別盤の適正な揺動を可能に設ける。 【解決手段】 穀稈脱穀用の2つのスクリュ形第1及
び第2扱胴(5)(6)下方に揺動選別盤(7)を備え
た普通形コンバインにおいて、揺動選別盤(7)の前側
支点に駆動アーム(40)と揺動アーム(39)を設け
ると共に、揺動選別盤(7)の後側支点に吊り下げ式の
揺動アーム(41)を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】刈取部で刈取った稲、麦、豆
類など穀物をフィーダハウスを介し脱穀部に全量投入し
て脱穀処理する普通形コンバインに関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】脱穀粒を揺動選別する
揺動選別盤で後駆動の場合、揺動選別盤は一般的に後側
より前側の上下揺動量が小さいため、脱穀部の前側の脱
穀量が多くなる程、揺動選別盤の前側の選別処理量も多
くなって充分な選別が行えないという不都合があった。
【0003】また揺動選別盤やこの下方に配置する選別
ファンが大型化或いは選別ファンが複数化する程脱穀部
本体も大型化或いは複雑化する不都合があった。
【0004】さらに、通常チャフシーブは選別盤本体と
は一体構造のため、チャフシーブやこの下位置のグレン
シーブの掃除を行う場合には非常に行い難いものであっ
た。
【0005】
【課題を解決するための手段】したがって本発明は、穀
稈脱穀用の2つのスクリュ形第1及び第2扱胴下方に揺
動選別盤を備えた普通形コンバインにおいて、揺動選別
盤の前側支点に駆動アームと揺動アームを設けると共
に、揺動選別盤の後側支点に吊り下げ式の揺動アームを
設けて、揺動選別盤全体を前後及び上下方向に適正且つ
安定性良好に揺動させて、第1扱胴からの穀粒漏下量が
大の場合でも適正に対応させた選別作業を可能とさせる
ものである。
【0006】また、揺動選別盤前側の第1フィードパン
を第1扱胴を介し第2扱胴前方まで延設させると共に、
第1フィードパンの延設端に篩い線を配設して、第1扱
胴での脱穀割合が全体の略90%以上となる場合でも、
フィードパン上で良好に比重選別すると共に、篩い線で
穀粒と藁屑など排塵との分離を促進させて選別精度を向
上させるものである。
【0007】さらに、第1フィードパンの下方に単一大
径の選別用ファンを配設して、例えば薄形に形成するフ
ィードパン下方に単一のファンをコンパクトに配設する
と共に、ファンの選別風を篩い線方向に送風して選別能
力を向上させるものである。
【0008】またさらに、第1フィードパンの篩い線の
下方に第2フィードパンを、また第2フィードパンの後
方にチャフシーブを、さらにチャフシーブの下方にグレ
ンシーブをそれぞれ配設して、篩い線と第2フィードパ
ン間、チャフシーブとグレンシーブ間、グレンシーブの
下方に3つの選別風路を形成して、ファンからの選別風
を選別盤に効果的に送風して選別盤の選別能力を一層向
上させるものである。
【0009】また、二番還元装置の還元口を第1フィー
ドパンの後端部上方に臨ませて、二番還元物をロスなく
フィードパン上で比重選別させて、選別能力を向上させ
るものである。
【0010】さらに、揺動選別盤のチャフシーブ部を別
体形成し、揺動選別盤本体に取外し自在に固定させて、
必要時選別盤本体よりチャフシーブ部を容易に取外し
て、チャフシーブ部や選別盤のグレンシーブの掃除など
を可能とさせるものである。
【0011】またさらに、揺動選別盤本体にチャフシー
ブ部をテーパ面で固定させる嵌合部材を設けて、選別盤
本体にチャフシーブ部を組付け時には、嵌合部材によっ
てガタなく一体取付け可能とさせて、この選別盤の選別
性能を安定維持させるものである。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面に基
づいて詳述する。図1はコンバインの全体側面図、図2
は同平面図であり、図中(1)は走行クローラ(2)を
トラックフレーム(3)に装備する機台、(4)は機体
の進行方向に対し軸芯を直交させる大径及び小径2つの
スクリュ形第1及び第2扱胴(5)(6)や選別部であ
る揺動選別盤(7)などを備える脱穀部、(8)は脱穀
部(4)の後部上方に配備して揚穀筒(9)を介して取
出す脱穀部(4)の穀粒を貯留する穀物タンク、(1
0)は穀物タンク(8)内の穀粒を取出す上部搬出オー
ガ、(11)は穀物タンク(8)の後方に配備してエン
ジン(12)を内設するエンジンルーム、(13)は運
転席(14)及び操向ハンドル(15)などを運転台
(16)に備えて脱穀部(4)の前部上方に配設する運
転操作部、(17)は運転台(16)の左右両側に配備
する左右の作業者乗降用ステップ、(18)は脱穀部
(4)の下部前方に油圧昇降シリンダ(19)を介し昇
降可能に装備する刈取部である。
【0013】そして、前記刈取部(18)は、未刈り穀
稈を取入れる穀物刈取ヘッダー(20)と、該ヘッダー
(20)の後部略中央に連結させて刈取穀稈を脱穀部
(4)に送給するフィーダハウス(21)によって構成
すると共に、未刈り穀稈掻込み用リール(22)と、往
復駆動型刈刃(23)と、穀稈掻込オーが(24)とを
前記穀物ヘッダー(20)に備え、前記フィーダハウス
(21)を運転台(16)の下方で運転台(16)中央
の運転席(14)より左側に偏位して配設させ、前記ヘ
ッダー(20)に取込まれる刈取穀稈をフィーダハウス
(21)に内設する供給チェンコンベア(25)を介し
脱穀部(4)の左側に送り込んで脱穀処理するように構
成している。
【0014】図4乃至図6に示す如く、前記脱穀部
(4)の前部上方に左右幅の広い扱室(26)を形成
し、該扱室(26)の前後に同一軸芯高さで左右幅略一
杯に大径及び小径のスクリュ形第1及び第2扱胴(5)
(6)の扱胴軸(27)(28)を進行方向に対し直交
させて支持させ、前記フィーダハウス(21)からの刈
取穀稈を扱室(26)左側の扱口(29)より扱室(2
6)内に全量投入するように構成している。
【0015】また、前記第1及び第2扱胴(5)(6)
の下側に第1及び第2受網(30)(31)を張設する
と共に、これら受網(30)(31)の下方に揺動選別
盤(7)を備えるもので、第1受網(30)の下方に位
置させる第1フィードパン(32)と、該フィードパン
(32)の後端に設ける篩い線(33)と、篩い線(3
3)下方に設ける第2フィードパン(34)と、第2フ
ィードパン(34)後方に連設するチャフシーブ(3
5)と、チャフシーブ(35)の前部下方に張設するグ
レンシーブ(36)と、一番及び二番流穀板(37)
(38)とを揺動選別盤(7)に備え、前側を前揺動ア
ーム(39)と駆動アーム(40)に後側を後揺動アー
ム(41)に連結支持させて、前後方向に選別盤(7)
を揺動駆動するように構成している。
【0016】さらに、前記第1フィードパン(32)の
下方に配設してチャフシーブ(35)及びグレンシーブ
(36)方向に選別風を送給する唐箕(42)と、グレ
ンシーブ(36)からの穀粒を受取って揚穀筒(9)に
送出する一番樋(43)及び一番コンベア(44)と、
二番流穀板(41)からの還元物を二番還元装置である
二番還元筒(45)に送出する二番樋(46)及び二番
コンベア(47)と、揺動選別盤(7)の後端を臨ませ
る三番口(48)とを備え、一番樋(43)の穀粒をタ
ンク(8)に、また二番樋(46)の還元物を第1フィ
ードパン(32)に送出するように構成している。
【0017】また、脱穀部(4)を構成する左右側板
(4a)(4b)間に穀物タンク(8)やエンジン(1
1)を形成するもので、穀物タンク(8)やエンジン
(11)の左右側壁を脱穀部(4)の外枠を構成する左
右側板(4a)(4b)で兼用させて、脱穀部(4)・
穀物タンク・エンジンルームなどこれら全体としての支
持強度などを向上させるように構成している。
【0018】そして図7乃至図9に示す如く、前記左側
板(4a)外側に突出させる第1及び第2扱胴軸(2
7)(28)間をプーリ(49)(50)及びベルト
(51)を介し連動連結させ、エンジン(12)の出力
軸(52)と第2扱胴軸(28)間に配設するカウンタ
軸(53)に、プーリ(54)(55)及びベルト(5
6)を介し出力軸(52)を左側板(4a)外側で連動
連結させると共に、前記第2扱胴軸(28)にプーリ
(57)(58)及びベルト(59)を介しカウンタ軸
(53)を連動連結させて、第1及び第2扱胴(5)
(6)を図4に示す如く側面視反時計方向(同一方向)
に回転させるように構成している。
【0019】また、前記揺動選別盤(7)の揺動駆動軸
(60)に第1扱胴軸(27)をプーリ(61)(6
2)及びベルト(63)を介し、また前記供給チェンコ
ンベア(25)の駆動軸(64)にプーリ(65a)
(65b)及びベルト(65c)を介し第1扱胴軸(2
7)をそれぞれ左側板(4a)外側で連動連結して、選
別盤(7)の駆動と、コンベア(25)及びコンベア
(25)を介する刈取部(18)の駆動を行うように構
成している。
【0020】また、前記右側板(4b)外側に突出させ
る第2扱胴軸(28)に、一番及び二番コンベア(4
4)(47)のコンベア軸(44a)(47a)間に配
設するカウンタ軸(66)をプーリ(67)(68)及
びベルト(69)を介し連動連結させ、前記唐箕(4
2)の唐箕駆動軸(70)にプーリ(71)(72)及
びベルト(73)を介しカウンタ軸(64)を連動連結
させると共に、前記コンベア軸(44a)(47a)に
プーリ(74)(75)(76)及びベルト(77)を
介しカウンタ軸(64)を連動連結させて、右側板(4
b)の外側で唐箕(42)と一番及び二番コンベア(4
4)(47)の各駆動を行うように構成している。
【0021】さらに、前記揺動選別盤(7)の後端下方
に前記走行クローラ(2)の走行駆動部であるミッショ
ンケース(78)を設け、該ミッションケース(78)
の入力軸(79)にプーリ(80)(81)及びベルト
(82)を介し、また前記穀物タンク(8)の底部排出
オーガ(83)にプーリ(84)(85)及びベルト
(86)を介しエンジン(12)の出力軸(52)を左
側板(4a)外側で連動連結させて走行と穀物タンク
(8)内の穀粒排出を行うように構成している。なお
(87)はテンション式脱穀クラッチ、(88)はテン
ション式刈取クラッチである。
【0022】そして前記一番及び二番コンベア(44)
(47)に連動連結する揚穀筒(9)及び二番還元筒
(45)を左側板(4a)外側に配設すると共に、前記
底部排出オーガ(83)と上部排出オーガ(10)間に
介設する縦排出オーガ(89)を右側板(4a)外側に
配設して、機体の左右バランスの安定と駆動系の簡素化
を図るように構成している。
【0023】図10乃至図13にも示す如く、前記第1
及び第2扱胴(5)(6)は選別盤(7)を内設する脱
穀部(4)下側の左右側板(4a)(4b)間より脱穀
巾の広い脱穀部(4)上側の左右側板(4a)(4c)
間に内設するもので、左右側板(4a)(4c)間巾と
略等しい長さの円筒形胴部(90)(91)に螺旋方向
の異なる螺旋羽根(92)(93)を巻装し、胴部(9
0)(91)の右端及び左端の羽根(92)(93)非
形成部に、円周方向に等間隔(θ=120゜)に3枚の
板状排稈羽根(94)(95)を取付けて、第1扱胴
(5)では扱口(29)から投入される穀稈を右方向終
端の排稈口である連通樋(96)に横送りすると共に、
連通樋(96)で排稈羽根(94)によって第1扱胴
(5)からの排稈を第2扱胴(6)に受継ぎ、第2扱胴
(6)では受継いだ排稈を左方向に横送りして、左横送
り終端の排稈口(97)より後方に排稈を排出させるよ
うに構成している。なお脱穀部(4)上側の左右側板
(4a)(4c)間巾は、下側の左右側板(4a)(4
c)より連通樋(96)の巾分大とさせたものである。
【0024】また、前記螺旋羽根(92)(93)の非
搬送面側で円周方向に略等間隔(第1扱胴(5)α=4
5゜、第2扱胴(6)α=60゜)に先端が山形状の扱
歯(98)(99)をボルト(100)を介し取外し自
在に固定させるもので、扱歯(98)(99)の先端山
形部を左右非対称の立上り角度の緩やかな緩扱歯面(9
8a)(99a)と、立上り角度の急な急扱歯面(98
b)(99b)に形成して、前記扱歯(98)(99)
を表裏逆取付けすることによって脱穀性能を小或いは大
に調節可能とさせるように構成している。
【0025】図11、図12にも示す如く、前記受網
(30)(31)は略半円状の中央で分割して、第1扱
胴(5)と第2扱胴(6)の隙間を介し上方よりこれら
網(5)(6)の着脱を容易に可能とさせるもので、左
右側板(4a)(4b)間を連結する前後横フレーム
(101a)(101b)の補強部材(102a)(1
02b)の下側当面に、第1及び第2受網(30)(3
1)の前端及び後端の網枠(103a)(104a)上
側面を、補強部材(102a)(102b)に固定する
位置制御部材である位置規制ピン(105)(106)
を介し連結させると共に、第1及び第2扱胴(5)
(6)間の中央仕切フレーム(101c)上に第1及び
第2受網(30)(31)後端及び前端の略門形の網枠
(103b)(104b)端面を当接支持させるように
構成している。前記網枠(103b)(104b)は受
網(30)(31)の左右巾一杯に横フレーム(101
c)上に支持させて、受網(30)(31)が変形する
などの不都合を防止している。
【0026】また前記第1及び第2受網(30)(3
1)分割側の分割端面網枠(103c)(103d)及
び(104c)(104d)は、網枠(103d)(1
04c)に固定する係合ピン(107)(108)を介
し係脱自在に連結させて、第1及び第2受網(30)
(31)の容易な2分割或いは一体結合を図って、これ
ら受網(30)(31)の第1及び第2扱胴(5)
(6)間の隙間を介する上方よりの着脱作業を容易とさ
せるように構成している。
【0027】前記受網(30)(31)は左右側板(4
a)(4b)巾間に張設すると共に、右側板(4b)よ
り外側に一定巾を有して底面が目無しの連通樋(96)
を設けるもので、第1受網(30)の接線方向で第2扱
胴軸(28)より下方向に向かう角度に連通樋(96)
の平滑樋体(96a)を傾斜させて、第1扱胴(5)か
ら第2扱胴(6)への排稈の受継ぎを良好とさせるよう
に構成している。
【0028】また前記第2受網(31)の左端の一部を
開口して排稈口(97)を開成すると共に、該排稈口
(97)に後方に下り傾斜の排稈樋(109)を設け
て、該排稈樋(109)を受網(31)の一部として構
成して該受網(31)の補強する一方、受網(31)の
着脱時には排稈樋(109)の同時着脱を行うように構
成している。
【0029】さらに前記第2受網(31)の枠体(10
4)後方部には、第2扱胴(6)の遠心力で受網(3
1)を通し後方に飛散する穀粒を下方に落下案内する飛
散防止ガイド(110)を設けるもので、遠心力で後方
に飛散する穀粒を直接的に機外に放出することなくガイ
ド(110)に衝突させ選別盤(7)上に落下させて、
ロスのない効率良好な穀粒の回収を図ると共に、第2受
網(31)の補強部材を防止ガイド(110)として有
効に活用するように構成している。
【0030】図10に示す如く、前記第1及び第2扱胴
(5)(6)の螺旋羽根(92)(93)の終端は連通
樋(96)及び排稈口(97)より一定寸法(A)
(B)内側に臨ませ、連通樋(96)と排稈口(97)
とに羽根(92)(93)をラップさせて、排稈の受継
ぎや排出を確実に行わせるように構成している。
【0031】図14、図15に示す如く、連通樋(9
6)に対し、第1受網(30)を一定寸法(C)高く、
また第2受網(31)を一定寸法(E)低く設けると共
に、第2扱胴(6)の入口部となる連通樋(96)部の
螺旋羽根(93)の直径(D2)を他部の螺旋羽根(9
3)の直径(D1)より小(D1>D2)に形成して、
稈の刺りなど解消させたこれら扱胴(5)(6)での穀
稈の流れのスムーズな脱穀作業を可能とさせるように構
成している。
【0032】また前記第1及び第2扱胴(5)(6)の
送り始端となる左端及び右端と左右側板(4a)(4
c)間に、胴部(90)(91)端部を外側より覆う胴
部(90)(91)より大径の皿形の稈巻付防止板(1
11)(112)を左右側板(4a)(4c)に固設す
ると共に、第1及び第2扱胴(5)(6)の送り終端と
なる右端及び左端と左右側板(4a)(4c)間に、胴
部(90)(91)端部の内径側に外径部を投入させる
胴部(90)(91)より小径の鍔付皿形の稈巻付防止
板(113)(114)を左右側板(4a)(4c)に
固設して、左右側板(4a)(4c)と第1及び第2扱
胴(5)(6)の隙間に穀粒のささり込みのない良好な
脱穀処理を行うように構成している。
【0033】図16に示す如く、前記扱口(29)に設
ける穀稈入口供給板(115)はフィーダハウス(2
1)の底板(21a)の傾斜角(φ1)より小さな傾斜
角(φ2)を有する供給面(115a)を中間に形成す
ると共に、供給板(115)の後端供給面(115b)
に若干の下り傾斜角(φ3≒5゜)を有して第1受網
(30)の入口側に連設させて、扱口(29)での穀稈
の取込性を向上させるように構成している。
【0034】また前記入口供給板(115)の上方で扱
室(26)内側に下り傾斜面(116a)を有する穀稈
戻り防止板(116)を設けて、第1扱胴(5)に取込
みされなかった穀稈が扱口(29)より前方に飛び出る
のを防止するもので、戻り防止板(116)の扱口(2
9)の供給巾と同一巾に設けると共に、傾斜面(116
a)の傾斜を入口供給板(115)の最上部(115
c)より扱胴(5)側に向う傾斜に形成して、フィーダ
ハウス(21)から脱穀部(4)への穀稈の供給を確実
に行わせるように構成している。
【0035】図12、図17、図18に示す如く、前記
排稈羽根(94)(95)の3枚のうちの1つと螺旋羽
根(92)(93)の終端の取付位置とを一致させて、
螺旋羽根(92)(93)から排稈羽根(94)(9
5)への排稈の連続的な流れを助長させて排稈の排出性
を向上させるように構成している。
【0036】また前記排稈羽根(94)(95)は、胴
部(90)(91)に固設するブラケット(117)に
回動軸(118)及び捩りバネ(119)を介し略L形
の基端を回動自在に取付けて、常時は羽根(94)(9
5)の平坦作用面を胴部(90)(91)の放射方向に
立設させ、稈詰りなどの発生時にはバネ(119)力に
抗して羽根(94)(95)を回転方向とは反対側に最
大90度の範囲内で傾動させて該羽根(94)(95)
や扱胴(5)(6)の破損を防止するように構成してい
る。
【0037】図19、図20に示す如く、前記扱胴
(5)(6)の扱胴軸(27)(28)を左右側板(4
a)(4c)上部外側の左右補強部材(120)に支持
するもので、該補強部材(120)の上面に扱胴軸(2
7)(28)が上方より挿入するU字形切欠(121)
(122)を形成すると共に、扱胴軸(27)(28)
を回転自在に支持するメタル軸受(123)(124)
を前記補強部材(120)の切欠(121)(122)
周辺部にボルト(125)を介し位置調節自在に一体固
定させて、扱胴(5)(6)の支持強度の向上と扱胴
(5)(6)の着脱の容易化を図るように構成してい
る。
【0038】図4、図11、図21に示す如く、前記運
転台(16)を前回動支点である支点軸(126)を介
して前方に回動自在に設けると共に、第1扱胴(5)の
上半部を覆う側面視山形状の第1扱胴カバー(127)
を後回動支点である支点軸(128)を介し後方に回動
自在に設けて、扱室(26)の内部点検や第1扱胴の外
部取出しなどを容易とさせるように構成している。
【0039】図22にも示す如く、前記運転台(16)
は、運転台(16)後方の横フレーム(101a)前面
に固設する左右のブラケット(129)に、回転軸(1
30)を介しロックレバー(131)と一体に左右フッ
ク(132)を前後方向に回転自在に取付け、運転台
(16)の後部支柱フレーム(133)後面に固設する
左右水平支持台(134)の左右フックピン(135)
に前記フック(132)を係合させて運転台(16)を
水平姿勢で固定する一方、運転台(16)の後部左側方
に臨ませる前記ロックレバー(131)を前方に回動操
作するとき、フック(132)を係合解除させて運転台
(16)の回動を可能とさせるように構成している。
【0040】また前記第1扱胴カバー(127)は、脱
穀部(4)の前側板(4d)で前記フック(132)取
付位置より若干上方に固設する左右のフック取付台(1
36)に、各回動軸(137)を介し左右回動自在に左
右フック(138)を取付け、運転台(16)の後部左
側方に臨ませるロックレバー(139)を左フック(1
38)に固設し、左右フック(138)をロッド(14
0)を介し連動連結させると共に、扱胴カバー(12
7)前面の固着板(141)の左右フックピン(14
2)に前記フック(138)を係合させて、扱胴カバー
(127)を閉固定するように構成している。
【0041】そして、前記運転台(16)の前方回動操
作後にあって、前記ロックレバー(139)を右回動操
作し、フック(138)を係合解除させるとき、扱胴カ
バー(127)を開放自在とさせて、扱室(26)の内
部点検などの容易化を図るように構成している。
【0042】前記穀物タンク(8)は第2扱胴(6)の
後方に配設するもので、穀物タンク(8)の安息角を有
する斜面部である前底板(145)下方の略3角空間部
(146)に第2扱胴(6)を配設すると共に、前記底
部排出オーが(83)を前記第2扱胴軸(28)と略同
じ高さ位置で平行にタンク(8)に設けて、余剰空間を
利用した第2扱胴(6)のコンパクトな配置と、これら
扱胴(6)やタンク(8)とエンジン(12)との駆動
系の簡潔化を図るように構成している。
【0043】さらに、前記穀物タンク(8)の後部に連
設するエンジンルーム(11)の底板(147)と、穀
物タンク(8)の底板(145)を脱穀部(4)の後部
天板として利用するもので、穀物タンク(8)の後底板
(145a)とエンジンルーム(11)の底板(14
7)前部間にシール部材(148)を介設して、穀物タ
ンク(8)やエンジンルーム(11)の組立にバラツキ
がある場合でもエンジンルーム(11)の防塵性を確保
して、脱穀部(4)内の排塵がエンジンルーム(11)
内に侵入するのを防止するように構成している。
【0044】前記左側板(4a)外側に配設する二番還
元筒(45)上端の還元口(45a)は、第1及び第2
扱胴(5)(6)間で揺動選別盤(7)の第1フィード
パン(32)上方に臨ませて、漏下の多い第1扱胴
(5)より後方に還元して一番コンベア(44)に有効
に回収するように構成している。
【0045】図23にも示す如く、前記唐箕(42)は
第1及び第2扱胴(5)(6)と同一方向の同図反時計
方向に回転させ、唐箕(42)からの選別風を前方の風
向板(149)で分流させた後に、第1及び第2風向ガ
イド(150)(151)を介し篩い線(33)と第2
フィードパン(34)内の第1風路(152)と、第2
風向ガイド(151)と風向板(149)を介しチャフ
シーブ(35)とグレンシーブ(36)間の第2風路
(153)と、風向板(149)と唐箕(42)の送風
樋(154)を介しグレンシーブ(36)下方の第3風
路(155)とにそれぞれ供給して風選を行うように構
成している。
【0046】図24乃至図26に示す如く、前記揺動選
別盤(7)は揺動駆動軸(60)に偏心輪体(156)
を介し駆動アーム(40)を連動連結させると共に、唐
箕(42)のケースブラケット(157)と選別盤
(7)の前端を支点軸(158)及び揺動軸(159)
を介し前揺動アーム(39)で下から支える状態に、ま
た左右側板(4a)(4b)と選別盤(7)の後端間を
支点軸(160)及び揺動軸(161)を介し後揺動ア
ーム(41)で上から吊り下げる状態に支持して、前後
の支点軸(158)(160)を中心として前後方向に
選別盤(7)を安定性良好に揺動駆動するように構成し
ている。(後揺動アーム(39)で下から支える状態の
場合、揺動角が大となって支点越えなど発生して不安定
となる)。
【0047】そして前揺動アーム(39)が揺動すると
きの揺動軌跡と水平ラインとの間で形成される前揺動角
(β1)に対し、後揺動アーム(41)が揺動するとき
の揺動軌跡と水平ラインとの間で形成される後揺動角
(β2)を大(β1<β2)とするように設けて、選別
盤(7)前後部における前後及び上下方向の揺動量を適
正とさせて選別盤(7)の処理能力と選別精度を向上さ
せるように構成している。
【0048】また前記揺動駆動軸(60)の下方に駆動
軸60)と略同一の左右長さを有するカウンタ軸(16
2)を平行に設け、これら駆動軸(60)とカウンタ軸
(162)を一対のギヤ(163)(164)を介し連
動連結させると共に、駆動軸(60)とカウンタ軸(1
62)の左右中央で同一方向にそれぞれウエイト(16
5)(166)を固設して、これら軸(60)(16
2)の回転時に発生する上下方向の加速度をウエイト同
志で打消す状態とさせて上下方向の振動が発生するのを
防止して、選別盤(7)を円滑に揺動駆動するように構
成している。
【0049】なお前記ウエイト(165)(166)は
各駆動軸(60)及びカウンタ軸(162)の左右両端
に2つ(計4つ)設ける構成でも良い。
【0050】前記揺動選別盤(7)の第1フィードパン
(32)は上下巾を薄く形成し、第1扱胴(5)と大径
の唐箕(42)との間に挿入する構成として第1扱胴
(5)を低位置に設置可能とさせると共に、第1フィー
ドパン(32)の後端を第2扱胴(6)の下位置まで延
設して、前記還元口(45a)からの二番還元物もフィ
ードパン(32)の後端に還元させ、フィードパン(3
2)上で比重選別させて、選別能力と選別精度を向上さ
せるように構成している。
【0051】図27乃至図29に示す如く、前記チャフ
シーブ(35)は選別盤(7)本体とは別体のチャフシ
ーブ部であるチャフシーブ体(167)に設けて、選別
盤(7)本体に対しチャフシーブ体(167)を着脱自
在に取付けるもので、チャフシーブ体(167)の左右
側板(167a)(167b)の上端折曲縁を係合させ
る左右ガイドレール(168)を、選別盤(7)本体の
左右側板(7a)(7b)内側に設けて、ガイドレール
(168)と左右側板(167a)(167b)の上端
折曲縁の係合によって、チャフシーブ体(167)の上
下方向の動きを規制し且つ前後方向に移動自在とさせる
ように構成している。
【0052】そして第2フィードパン(34)後端の本
体左右側板(7a)(7b)間に凹状のテーパ溝(16
9)を左右方向に有する嵌合部材(170)を横設する
と共に、前記テーパ溝(169)に嵌合する凸状の突条
体(171)をチャフシーブ体(167)の左右側板
(167a)(167b)の前端間に設けて、チャフシ
ーブ体(167)のガイドレール(168)に沿った前
移動時には、前記嵌合部材(170)に突条体(17
1)を嵌合させてガタのないチャフシーブ体(167)
の位置保持を図るように構成している。
【0053】また、選別盤(7)本体とチャフシーブ体
(167)の各後端部を締付ボルト(172)で固定す
るもので、機体後部により操作可能な選別盤(7)本体
の左右側板(7a)(7b)後側に左右各1つの締付ボ
ルト(172)でチャフシーブ体(167)の後側を固
定させて選別盤(7)本体とチャフシーブ体(167)
との固定保持を図る一方、締付ボルト(172)を取外
しチャフシーブ体(167)を後方外側に引出すことに
よって、チャフシーブ体(167)及びグレンシーブ
(36)などの点検や掃除を容易に可能とさせるように
構成している。
【0054】このように、穀稈脱穀用の2つのスクリュ
形第1及び第2扱胴(5)(6)下方に揺動選別盤
(7)を備えた普通形コンバインにおいて、揺動選別盤
(7)の前側支点に駆動アーム(40)と揺動アーム
(39)を設けると共に、揺動選別盤(7)の後側支点
に吊り下げ式の揺動アーム(41)を設けたことによっ
て、揺動選別盤(7)全体を前後及び上下方向に適正且
つ安定性良好に揺動させて、第1扱胴からの穀粒漏下量
が大の場合でも適正に対応させた選別作業を可能とさせ
ることができる。
【0055】また、揺動選別盤(7)前側の第1フィー
ドパン(32)を第1扱胴(5)を介し第2扱胴(6)
前方まで延設させると共に、第1フィードパン(32)
の延設端に篩い線(33)を配設したことによって、第
1扱胴(5)での脱穀割合が全体の略90%以上となる
場合でも、フィードパン(32)上で良好に比重選別す
ると共に、篩い線で穀粒と藁屑など排塵との分離を促進
させて選別精度を向上させることができる。
【0056】さらに、第1フィードパン(32)の下方
に単一大径の選別用ファン(42)を配設したことによ
って、例えば薄形に形成するフィードパン(32)下方
に単一のファン(42)をコンパクトに配設すると共
に、ファン(42)の選別風を篩い線(33)方向に送
風して選別能力を向上させることができる。
【0057】またさらに、第1フィードパン(32)の
篩い線(33)の下方に第2フィードパン(34)を、
また第2フィードパン(34)の後方にチャフシーブ
(35)を、さらにチャフシーブ(35)の下方にグレ
ンシーブ(36)をそれぞれ配設して、篩い線(33)
と第2フィードパン(34)間、チャフシーブ(35)
とグレンシーブ(36)間、グレンシーブ(36)の下
方に3つの選別風路(152)(153)(155)を
形成したことによって、ファン(42)からの選別風力
を選別盤(7)に効果的に送風して選別盤(7)の選別
能力を一層向上させることができる。
【0058】また、二番還元装置(45)の還元口(4
5a)を第1フィードパン(32)の後端部上方に臨ま
せたことによって、二番還元物をロスなくフィードパン
(32)上で比重選別させて、選別能力を向上させるこ
とができる。
【0059】さらに、揺動選別盤(7)のチャフシーブ
部(167)を別体形成し、揺動選別盤(7)本体に取
外し自在に固定させたことによって、必要時選別盤
(7)本体よりチャフシーブ部(167)を容易に取外
して、チャフシーブ部(167)や選別盤(7)のグレ
ンシーブ(36)の掃除などを可能とさせることができ
る。
【0060】またさらに、揺動選別盤(7)本体にチャ
フシーブ部(167)をテーパ面で固定させる嵌合部材
(170)を設けたことによって、選別盤(7)本体に
チャフシーブ部(167)を組付け時には、嵌合部材
(170)によってガタなく一体取付け可能とさせて、
この選別盤(7)の選別性能を安定維持させることがで
きる。
【0061】
【発明の効果】以上実施例から明らかなように本発明
は、穀稈脱穀用の2つのスクリュ形第1及び第2扱胴
(5)(6)下方に揺動選別盤(7)を備えた普通形コ
ンバインにおいて、揺動選別盤(7)の前側支点に駆動
アーム(40)と揺動アーム(39)を設けると共に、
揺動選別盤(7)の後側支点に吊り下げ式の揺動アーム
(41)を設けたものであるから、揺動選別盤(7)全
体を前後及び上下方向に適正且つ安定性良好に揺動させ
て、第1扱胴からの穀粒漏下量が大の場合でも適正に対
応させた選別作業を可能とさせることができるものであ
る。
【0062】また、揺動選別盤(7)前側の第1フィー
ドパン(32)を第1扱胴(5)を介し第2扱胴(6)
前方まで延設させると共に、第1フィードパン(32)
の延設端に篩い線(33)を配設したものであるから、
第1扱胴(5)での脱穀割合が全体の略90%以上とな
る場合でも、フィードパン(32)上で良好に比重選別
すると共に、篩い線で穀粒と藁屑など排塵との分離を促
進させて選別精度を向上させることができるものであ
る。
【0063】さらに、第1フィードパン(32)の下方
に単一大径の選別用ファン(42)を配設したものであ
るから、例えば薄形に形成するフィードパン(32)下
方に単一のファン(42)をコンパクトに配設すると共
に、ファン(42)の選別風を篩い線(33)方向に送
風して選別能力を向上させることができるものである。
【0064】またさらに、第1フィードパン(32)の
篩い線(33)の下方に第2フィードパン(34)を、
また第2フィードパン(34)の後方にチャフシーブ
(35)を、さらにチャフシーブ(35)の下方にグレ
ンシーブ(36)をそれぞれ配設して、篩い線(33)
と第2フィードパン(34)間、チャフシーブ(35)
とグレンシーブ(36)間、グレンシーブ(36)の下
方に3つの選別風路(152)(153)(155)を
形成したものであるから、ファン(42)からの選別風
を選別盤(7)に効果的に送風して選別盤(7)の選別
能力を一層向上させることができるものである。
【0065】また、二番還元装置(45)の還元口(4
5a)を第1フィードパン(32)の後端部上方に臨ま
せたものであるから、二番還元物をロスなくフィードパ
ン(32)上で比重選別させて、選別能力を向上させる
ことができるものである。
【0066】さらに、揺動選別盤(7)のチャフシーブ
部(167)を別体形成し、揺動選別盤(7)本体に取
外し自在に固定させたものであるから、必要時選別盤
(7)本体よりチャフシーブ部(167)を容易に取外
して、チャフシーブ部(167)や選別盤(7)のグレ
ンシーブ(36)の掃除などを可能とさせることができ
るものである。
【0067】またさらに、揺動選別盤(7)本体にチャ
フシーブ部(167)をテーパ面で固定させる嵌合部材
(170)を設けたものであるから、選別盤(7)本体
にチャフシーブ部(167)を組付け時には、嵌合部材
(170)によってガタなく一体取付け可能とさせると
ができて、この選別盤(7)の選別性能を安定維持させ
ることができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】コンバインの全体側面図である。
【図2】コンバインの全体平面図である。
【図3】コンバインの全体正面図である。
【図4】脱穀部の断面側面図である。
【図5】脱穀部の断面平面図である。
【図6】脱穀部の断面正面図である。
【図7】脱穀駆動系の左側面説明図である。
【図8】脱穀駆動系の右側面説明図である。
【図9】全駆動系の説明図である。
【図10】扱胴部の平面説明図である。
【図11】扱胴部の側面説明図である。
【図12】連通樋部の側面説明図である。
【図13】第2扱胴部の側面説明図である。
【図14】第2扱胴部の背面説明図である。
【図15】第1扱胴部の正面説明図である。
【図16】扱口部の側面説明図である。
【図17】扱胴の展開説明図である。
【図18】排稈羽根部の説明図である。
【図19】左側板部の側面説明図である。
【図20】扱胴の軸受部の説明図である。
【図21】運転操作部の側面説明図である。
【図22】ロック部の正面説明図である。
【図23】選別部の側面説明図である。
【図24】揺動選別盤の側面説明図である。
【図25】前揺動部の側面説明図である。
【図26】後揺動部の背面説明図である。
【図27】チャフシーブ部の側面説明図である。
【図28】チャフシーブ部の平面説明図である。
【図29】チャフシーブ部の引出し状態を示す説明図で
ある。
【符号の説明】
(5)(6) 扱胴 (7) 揺動選別盤 (32) 第1フィードパン (33) 篩い線 (34) 第2フィードパン (35) チャフシーブ (36) グレンシーブ (39)(41) 揺動アーム (40) 駆動アーム (45) 二番還元筒(二番還元装置) (45a) 還元口 (152)(153)(155) 風路 (167) チャフシーブ体(チャフシーブ部) (170) 嵌合部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 正 野 潤 一 大阪市北区茶屋町1番32号 ヤンマー農機 株式会社内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 穀稈脱穀用の2つのスクリュ形第1及び
    第2扱胴下方に揺動選別盤を備えた普通形コンバインに
    おいて、揺動選別盤の前側支点に駆動アームと揺動アー
    ムを設けると共に、揺動選別盤の後側支点に吊り下げ式
    の揺動アームを設けたことを特徴とする普通形コンバイ
    ン。
  2. 【請求項2】 揺動選別盤前側の第1フィードパンを第
    1扱胴を介し第2扱胴前方まで延設させると共に、第1
    フィードパンの延設端に篩い線を配設したことを特徴と
    する請求項1記載の普通形コンバイン。
  3. 【請求項3】 第1フィードパンの下方に単一大径の選
    別用ファンを配設したことを特徴とする請求項2記載の
    普通形コンバイン。
  4. 【請求項4】 第1フィードパンの篩い線の下方に第2
    フィードパンを、また第2フィードパンの後方にチャフ
    シーブを、さらにチャフシーブの下方にグレンシーブを
    それぞれ配設して、篩い線と第2フィードパン間、チャ
    フシーブとグレンシーブ間、グレンシーブの下方に3つ
    の選別風路を形成したことを特徴とする請求項3記載の
    普通形コンバイン。
  5. 【請求項5】 二番還元装置の還元口を第1フィードパ
    ンの後端部上方に臨ませたことを特徴とする請求項4記
    載の普通形コンバイン。
  6. 【請求項6】 揺動選別盤のチャフシーブ部を別体形成
    し、揺動選別盤本体に取外し自在に固定させたことを特
    徴とする請求項1記載の普通形コンバイン。
  7. 【請求項7】 揺動選別盤本体にチャフシーブ部をテー
    パ面で固定させる嵌合部材を設けたことを特徴とする請
    求項6記載の普通形コンバイン。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006288235A (ja) * 2005-04-07 2006-10-26 Kubota Corp 軸流型脱穀装置
JP2016146806A (ja) * 2015-02-13 2016-08-18 ヤンマー株式会社 コンバイン
CN107185831A (zh) * 2017-06-20 2017-09-22 灵璧县飞松机械制造有限责任公司 一种谷物双重比重精选筛

Cited By (4)

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CN107185831B (zh) * 2017-06-20 2024-04-05 灵璧县飞松机械制造有限责任公司 一种谷物双重比重精选筛

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