JPH0538598Y2 - - Google Patents

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JPH0538598Y2
JPH0538598Y2 JP1985193929U JP19392985U JPH0538598Y2 JP H0538598 Y2 JPH0538598 Y2 JP H0538598Y2 JP 1985193929 U JP1985193929 U JP 1985193929U JP 19392985 U JP19392985 U JP 19392985U JP H0538598 Y2 JPH0538598 Y2 JP H0538598Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 本考案は穀稈を脱穀処理する脱穀機における受
網着脱装置に関する。
(ロ) 従来技術 従来、脱穀機における受網着脱装置として受網
枠を機枠に対して着脱可能に重合し、これをボル
ト等で締着することは既に知られている。
(ハ) 考案が解決しようとする問題点 前記既知の脱穀機における受網着脱装置は受網
を装着する時及び取外す時にボルトを挿脱しなけ
ればならないので面倒であり、その操作は狭いス
ペース内で行なわなければならないので極めて困
難であつた。
(ニ) 問題点を解決するための手段 本考案は、扱胴の下部に設けた下部受網9bの
内端の受網フレーム51を扱室2の中間下部に架
設した固定枠52の外側に横方向から上下回動可
能に嵌合して位置決めし、外端の受網フレーム5
3は、扱室2の外側に横架した取付板57の下面
に重合すると共に操作レバー65を有する回動係
止具62により係脱可能に止着することにより前
述の問題点を解決した。
(ホ) 作用 下部受網を扱胴の下部に装着する時は、それを
外側から挿入して内端の受網フレームを固定枠の
外側に嵌合して位置決めし、次いで、外側部を持
ち上げると下部受網は内端の嵌合部を中心として
上昇回動するから外端の受網フレームを固定枠の
下面に容易に重合させることができ、この状態で
操作レバーを回動すると回動係止具が外端の受網
フレームに係合して止着される。
また、下部受網を取外す場合、操作レバーを逆
向きに回動すると、外端の受網フレームから回動
係止具が外れて止着が解除され、下部受網をその
内端の嵌合部を中心として下降回動させることに
より容易に引出すことができる。
更に、脱穀処理中、下部受網の内端の受網フレ
ームが固定枠体の外側に嵌合して位置決めされ、
外端の受網フレームが回動係止具により確りと係
止されるので、強固に保持される。
(ヘ) 実施例 本考案の一実施例を図面に示すコンバイン用の
脱穀機について説明すると、1は扱室2内に前部
が低くなるように傾斜させて軸支した扱胴であつ
て、吸口3に沿つてフイードチエン4と挟扼レー
ル5を配設し、供給口1aの下方に設けた送風風
車6及び排塵選別室7の側壁に取付けた吸引風車
8により形成された選別風路には、受網9の下面
に臨む移送板9cと、その後端に連設されていて
一番受樋10a上に臨む略水平乃至僅かに下降傾
斜した選別網10及び中央流板11の上部から一
番流板12aに向けて延出した多数の平行なスポ
ーク11a…と、二番受樋12上に臨む波型の移
送板13a及びストローラツク13とからなる揺
動選別体14を前後揺動するように架設してあ
り、排塵選別室7上には排藁搬送装置15を設け
てある。
また、前記扱室2の後半部の下部寄りには移送
室16と継送室19とそれに続く処理室17とか
らなる処理部18を設けてあり、前記処理部18
内に支架されていて前端部が移送室16の前壁か
ら突出した処理軸20は、扱室2の入口側板2a
に軸受された入力軸2bに連動連結してあり、入
力軸2bは扱胴軸21に取付けたスプロケツト2
1aによりそれらを内装した伝動ケース内のチエ
ンを介して駆動され、前記自在継手20aは内外
の軸をスプライン嵌合させて伸縮可能に構成した
連結棒20bを備えており、前記処理軸20の移
送室16内には移送螺旋22を固定し、処理室1
7内には処理歯24…を有する処理胴23を取付
け、前記移送室16は送塵口25により扱室2に
連通させ、処理室17の内側は揺動選別体14上
に半分突出していて処理胴受網26で覆われ、後
端部の内側に設けた排出口27は前記吸引風車8
の吸入口に向けて開口させ、それらの間の前部と
後部には誘導坂29,29を設けてある。
更に、前記継送室19には移送螺旋22の終端
内周と処理胴23の始端とを接続した円錐胴22
aを内装し、該円錐胴22aはその外周面に突設
されていて前記移送螺旋22(2リード)に続く
と共に同じ方向のリード角を有する2枚の羽根3
4を設けてあり、前記移送室16及び処理室17
の外側は移送螺旋22及び処理胴23の外形に沿
つた形状の外側ケース31で覆われており、該外
側ケース31は機枠とは別体に構成されていてそ
の下部の前後を支点軸28,28で側板に開閉可
能に枢支し、前記処理軸20の前部と後部を支持
するベアリングホルダー33,33は小径部33
aと大径部33bとからなる円板で構成されてい
て小径部33aに形成した周溝33cを有し、前
部のベアリングホルダー33の周溝33cを扱室
2の仕切板2cの突出部に形成した円弧状切欠部
に嵌合し、後方のベアリングホルダー33は処理
室17の後壁にボルトで螺着してある。
また、前記外側ケース31はその前面に枢着し
たハンドル44付きのフツク43を前記仕切板2
cの突出部に突設したピン45に係合し、後部は
後壁に突設したピン46にハンドル47付きフツ
ク48を係止し、上部に枢着したハンドル49a
付きフツク49を、断面コ字状をなす枠体50と
一体なピン50aに係合することにより下方の枢
着部を中心として開閉することができるように構
成してある。
前記処理胴受網26は下部受枠26aの孔を側
板に突設したピン26b,26bに外側から嵌合
し、上部受枠26cの孔を枠体50に突設したピ
ン26d,26dに外側から嵌合し、下部受枠2
6a及び上部受枠26cはその外側面に外側ケー
ス31の下縁と上縁を圧接することにより挟持さ
れている。
そして、前記受網9は上部受網9aと下部受網
9bとで構成されており、下部受網9bの奥側の
受網フレーム51は、断面が緩傾斜に開口したコ
字状をなしており、固定枠52に嵌合して位置決
め手段と係合手段となり、手前側の受網フレーム
53は横幅の中間部から上方へ突出し、上部がテ
ーパー状をなす前後一対の位置決めピン54と下
面に前後方向の受けピン55を有し、藁切り鎌支
持枠56の下部にボルト56a,56aで上下調
節可能に螺着したL字状の取付板57は、前記位
置決めピン54,54が嵌合する孔58を有して
おり、この位置決めピン54は上部が扱室2に接
近するように傾斜している。
また、前記取付板57に熔接したブラケツト5
9,59は軸60を回動自在に支持しており、該
軸60には前記受けピン55に係脱する前後一対
のフツクからなる回動係止具62,62と前記位
置決めピン54に接合する偏心カム63を固定し
てあり、一方の回動係止具62は操作レバー65
を有している。
更に、上部受網9aの下部受網フレーム66は
逆L字状をなしていて前記固定枠52に係合し、
上部受網フレーム67は孔68を有し、この孔6
8と対応すると共に先端部がテーパー状になつた
ピン70を有する上部固定枠71に隔板72を固
定し、該隔板72には、先端部側面に傾斜部73
aを有する前後一対の係止板73,73をボルト
74,74とダブルナツト75,75により締着
してあり、前記隔板72と係止板73との間に上
部受網フレーム67よりやや薄い座板76を介装
し、前記係止板73,73にはそれぞれレバー7
7,77を取付けてある。
更にまた、シリンダーカバー78は頂板79に
支点軸80により開閉可能に枢着してあり、その
奥側の垂下部78aは、シリンダーカバー78を
閉じた時、前記レバー77,77のゴム等の弾性
材からなるグリツプ77a,77aを上部受網フ
レーム67側へ押圧するので、前記係止板73,
73がより一層強固に挟持されると共にレバー7
7,77の傾動が防止される。
前述の脱穀機をコンバインの機台に搭載して刈
取脱穀を行なう場合、穀稈搬送装置で供給口1a
及びフイードチエン4、挟扼レール5に供給され
た穀稈は扱胴1により脱穀処理され、発生した脱
穀物のうち穀粒や小さな藁屑は受網9から揺動選
別体14上に落入して移送され、その過程で風選
処理を受けながら選別網10及びスポーク11a
により一番選別され、次いでストローラツク13
により二番選別され、残つた藁屑及び排出口27
からの藁屑は排塵口37及び吸引風車8から機外
に排出される。
また、扱室2内で発生した穂切れや長藁等の排
塵物は送塵口25から移送室16に入り、移送螺
旋22により後方の処理室17へ移送されて処理
胴23の処理歯24…により処理され、単粒化さ
れた穀粒及び細分化された藁屑等は処理胴受網2
6から前記揺動選別体14上に漏下して受網9か
らの被選別物に合流し、処理室17の後端まで移
行した藁屑は排出口27から前述のように吸引風
車8に向けて投擲排出される。
そして、処理部18を整備点検する時は、自在
継手20aの外側面を覆つているカバーを取外
し、ハンドル44,49,47によりフツク4
3,49,48をピン45,46,51から外す
と、外側ケース31を下部の支点軸28を中心と
して外側方へ回動することができ、その際、移送
螺旋22及び処理胴23等は外側ケース31と一
体的に外側方へ回動し、同時に連結棒20bは伸
長する。
この状態で、処理胴受網26を取外して、該処
理胴受網26、移送螺旋22及び処理胴23を容
易に掃除又は整備することができ、 更に、扱室2又はその下方の揺動選別体14若
しくは受網9等を整備点検する場合は外側ケース
31を開放した状態で、操作レバー65を第3図
に実線で示す位置から鎖線で示す位置へ回動する
と、回動係止具62,62が受けピン55から外
れ、偏心カム63の大径部は位置決めピン54を
押し下げ、手前側の受網フレーム53を取付板5
7から離間させるからその状態で受網フレーム5
3を軽く押し下げると位置決めピン54が孔58
から抜け出し、その状態で受網フレーム53を外
方へ引張ると、奥側の受網フレーム51が固定枠
52から外れ、下部受網9bを容易に引出すこと
ができ、下部受網9bを装着する時は、奥側の受
網フレーム51を固定枠52に嵌合し、手前側を
持ち上げると、位置決めピン54はその先端のテ
ーパー部から孔58に嵌合し、操作レバー65を
下方へ回動すると、回動係止具62,62の先端
が受けピン55に掛かり、該回動係止具62,6
2の係止面は基部に至るにつれて軸60の軸芯と
の間隔が順次小さくなつているので、受網フレー
ム53が取付板57に圧着され、その過程で位置
決めピン54の傾斜により受網フレーム51が固
定枠52に更に押込まれる。
また、脱穀処理中受網9が押圧されても、手前
側の受網フレーム53は位置決めピン54により
横移動することがないので、回動係止具62,6
2が受けピン55から外れることがない。
更に、上部受網9aを取外す時はシリンダーカ
バー78を開き、レバー77,77を上方へ回動
すると、係止板73,73が上部受網フレーム6
7から外れるので上方へ取出すことができる。
次ぎに、下部受網9aの手前側の受網フレーム
53の位置決め手段の他の例を第9図及び第10
図について説明すると、この例は位置決めピン5
4に代えて、前記軸60に切欠部81を有するピ
ニオン82を固定すると共に取付板57に爪等の
ストツパー83を枢着し、第10図に示すように
操作レバー65を下降回動して垂下姿勢にする
と、前記ストツパー83がピニオン82の切欠部
81に係合するので、下部受網9bに荷重がかか
つても回動係止具62は回動することがなく、受
網フレーム53を一定の位置に位置決めすること
ができる。
また、前記ストツパー83をピニオン82の切
欠部81から外すと位置決めが解除され、操作レ
バー65を上方へ回動することが可能になり、回
動係止具62を受けピン55から外すことによ
り、前述の実施例と同様に下部受網9bを容易に
抜き出すことができる。
(ト) 考案の効果 本考案は、扱胴1の下部に設けた下部受網9b
の内端の受網フレーム51を扱室2の中間下部に
架設した固定枠52の外側に横方向から上下回動
可能に嵌合して位置決めし、外端の受網フレーム
53は、扱室2の外側に横架した取付板57の下
面に重合すると共に操作レバー65を有する回動
係止具62により係脱可能に止着したので、受網
又はその下方の揺動選別体を掃除又は整備する
時、操作レバー65により回動係止具62を下部
受網9bの外端の受網フレーム53から外すと、
下部受網9bは内端の嵌合部を中心として下降回
動することにより側方へ容易に取出すことがで
き、また、下部受網9bを装着する時も側方から
差し込んで内端の受網フレーム51を固定枠52
に嵌合して支持した状態で、外側部を持ち上げる
と、下部受網9bは固定枠52を中心として上昇
回動して取付板57の下面に容易に重合すること
となり、操作レバー65により回動係止具62を
操作することにより迅速かつ簡単に取付けること
ができる。
しかも、下部受網9bを装着した状態では荷重
がかかつてもその内端の受網フレーム51が固定
枠52に嵌合状態で位置決めされているので、外
端の受網フレーム53を回動係止具62により簡
単に止着するだけで、緩んだり、外れたりするこ
とがなく確実に所定の姿勢に保持することができ
る。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示すものであつて、
第1図受網取付部の横断面図、第2図aは上部受
網を取出す状態を示す横断面図、bは外側ケース
及び処理室受網の取付部の断面図、cは同上下部
取付部の断面図、第3図は下部受網を取出す状態
を示す横断面図、第4図は上部受網の係止部の斜
視図、第5図は下部受網の手前側及び外側ケース
の斜視図、第6図は要部の斜視図、第7図は脱穀
機の縦断面図、第8図は同上縦断平面図、第9図
は位置決め装置の他の例を示す横断面図、第10
図は同上斜視図である。 1……扱胴、9b……下部受網2a、51,5
3……受網フレーム、52……固定枠、57……
取付板、54……位置決めピン、62……フツ
ク、82……ピニオン、83……ストツパー。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 扱胴1の下部に設けた下部受網9bの内端の受
    網フレーム51を扱室2の中間下部に架設した固
    定枠52の外側に横方向から上下回動可能に嵌合
    して位置決めし、外端の受網フレーム53は、扱
    室2の外側に横架した取付板57の下面に重合す
    ると共に操作レバー65を有する回動係止具62
    により係脱可能に止着したことを特徴とする脱穀
    機における受網着脱装置。
JP1985193929U 1985-12-17 1985-12-17 Expired - Lifetime JPH0538598Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985193929U JPH0538598Y2 (ja) 1985-12-17 1985-12-17

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985193929U JPH0538598Y2 (ja) 1985-12-17 1985-12-17

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Publication Number Publication Date
JPS62102332U JPS62102332U (ja) 1987-06-30
JPH0538598Y2 true JPH0538598Y2 (ja) 1993-09-29

Family

ID=31150418

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1985193929U Expired - Lifetime JPH0538598Y2 (ja) 1985-12-17 1985-12-17

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS56154918A (en) * 1980-04-30 1981-11-30 Iseki Agricult Mach Attaching device of concave in automatic feeding type thresher

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60119254U (ja) * 1984-01-20 1985-08-12 セイレイ工業株式会社 脱穀機における穀稈挾扼桿等の着脱装置

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JPS62102332U (ja) 1987-06-30

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