JPH0733628Y2 - 脱穀装置 - Google Patents
脱穀装置Info
- Publication number
- JPH0733628Y2 JPH0733628Y2 JP1985489U JP1985489U JPH0733628Y2 JP H0733628 Y2 JPH0733628 Y2 JP H0733628Y2 JP 1985489 U JP1985489 U JP 1985489U JP 1985489 U JP1985489 U JP 1985489U JP H0733628 Y2 JPH0733628 Y2 JP H0733628Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- handling
- barrel
- chamber
- transmission case
- bearing
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Description
【考案の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 本考案は、収蔵軸架した扱胴の下周り側を弧状の受網に
よって形成する扱室の下方に、該扱室からの扱卸物を選
別する揺動選別体を装架し、扱室の前側に一側がわから
他側がわにわたって穀稈挟持横送装置を設けて成る脱穀
装置におけるところの、機体内の清掃作業を容易にする
ための構成に係るものである。
よって形成する扱室の下方に、該扱室からの扱卸物を選
別する揺動選別体を装架し、扱室の前側に一側がわから
他側がわにわたって穀稈挟持横送装置を設けて成る脱穀
装置におけるところの、機体内の清掃作業を容易にする
ための構成に係るものである。
(ロ)従来の技術 上記のように構成した脱穀装置において、アーム等の上
動動作によって扱胴を扱室外に取出すようにしたもの
は、従来例えば実開昭56-55339号公報または特開昭58-2
20618号公報などによって公開されているところであ
り、また受網を脱着可能にして扱室外に抜差自在にする
技術も周知の事柄である。
動動作によって扱胴を扱室外に取出すようにしたもの
は、従来例えば実開昭56-55339号公報または特開昭58-2
20618号公報などによって公開されているところであ
り、また受網を脱着可能にして扱室外に抜差自在にする
技術も周知の事柄である。
(ハ)考案が解決しようとする課題 従来上記のような技術が既に存在し、また周知のことで
あるが、本考案が異種穀粒の混入防止或は保守点検を行
なうための扱室およびその周辺における機体内の清掃作
業を容易にするものでありながら、その清掃後において
扱胴を所定位置に確実に支持固定せしめることと、その
支持固定手段を扱胴に回転動力を供給するための伝動経
路を内蔵した伝動ケースでもって兼用せしめることによ
って構成の簡潔化をはからんとするをそのねらいとして
考案に至ったものである。
あるが、本考案が異種穀粒の混入防止或は保守点検を行
なうための扱室およびその周辺における機体内の清掃作
業を容易にするものでありながら、その清掃後において
扱胴を所定位置に確実に支持固定せしめることと、その
支持固定手段を扱胴に回転動力を供給するための伝動経
路を内蔵した伝動ケースでもって兼用せしめることによ
って構成の簡潔化をはからんとするをそのねらいとして
考案に至ったものである。
(ニ)課題を解決するための手段 そこで、本考案は、前記のねらいとする点を達成させる
ために、 収蔵軸架した扱胴の下周り側を弧状の受網によって形成
する扱室の下方に、該扱室からの扱卸物を選別する揺動
選別体を装架し、扱室の前側に一側がわから他側がわに
わたって穀稈挟持横送装置を設けて成る脱穀装置におい
て、前記穀稈挟持横送装置の反対側における機体両側の
上部側部分に基部を枢着して扱胴側に向け突出する両ア
ームの先端部に軸受部を一体に構成し、該軸受部に扱胴
軸の両端部を嵌合させてアームの上動動作により扱胴を
扱室外に取出自在にするとともに前記の受網を脱着可能
に取着し、かつ、アームの下動による扱胴の収蔵時両軸
受部を機体の一側がわと他側がわに固設されて扱胴に回
転動力を供給する伝動経路を内蔵した伝動ケースと受体
によってそれぞれ支持せしめ、伝動ケースと一側がわの
軸受部と、受体と他側がわの軸受部との各間に軸受部の
固定解除自在具を付設して構成したのである。
ために、 収蔵軸架した扱胴の下周り側を弧状の受網によって形成
する扱室の下方に、該扱室からの扱卸物を選別する揺動
選別体を装架し、扱室の前側に一側がわから他側がわに
わたって穀稈挟持横送装置を設けて成る脱穀装置におい
て、前記穀稈挟持横送装置の反対側における機体両側の
上部側部分に基部を枢着して扱胴側に向け突出する両ア
ームの先端部に軸受部を一体に構成し、該軸受部に扱胴
軸の両端部を嵌合させてアームの上動動作により扱胴を
扱室外に取出自在にするとともに前記の受網を脱着可能
に取着し、かつ、アームの下動による扱胴の収蔵時両軸
受部を機体の一側がわと他側がわに固設されて扱胴に回
転動力を供給する伝動経路を内蔵した伝動ケースと受体
によってそれぞれ支持せしめ、伝動ケースと一側がわの
軸受部と、受体と他側がわの軸受部との各間に軸受部の
固定解除自在具を付設して構成したのである。
(ホ)作用 このように構成すると、扱胴は一側がわに固設された伝
動ケースに内蔵される伝動経路から動力が供給されて所
定の回転数で回転し、穀稈挟持横送装置により機体の一
側がわから他側がわに横送される間に脱穀処理されて、
脱穀済みの藁稈は機外に排出され、扱室からの扱卸物は
揺動選別体で選別されながら所定のコースを経て取出さ
れるようになる。
動ケースに内蔵される伝動経路から動力が供給されて所
定の回転数で回転し、穀稈挟持横送装置により機体の一
側がわから他側がわに横送される間に脱穀処理されて、
脱穀済みの藁稈は機外に排出され、扱室からの扱卸物は
揺動選別体で選別されながら所定のコースを経て取出さ
れるようになる。
そして扱室およびその周辺の清掃を行なわんとするとき
は、扱胴カバーを開放するとともに両側の固定解除自在
具を解いたのち両アームを上動動作させると、扱胴は扱
室内から上方に取出され、これによって受網も扱胴の周
面にそって抜出せるようになり、扱室内と揺動選別体な
どの周辺の清掃作業は容易になる。
は、扱胴カバーを開放するとともに両側の固定解除自在
具を解いたのち両アームを上動動作させると、扱胴は扱
室内から上方に取出され、これによって受網も扱胴の周
面にそって抜出せるようになり、扱室内と揺動選別体な
どの周辺の清掃作業は容易になる。
また、この清掃作業の終了によって運転状態にするため
に受網を差し入れて取着したのち、両アームを下動させ
れば、両軸受部は伝動ケースと受体によって所定位置に
確実に支持され、固定解除自在具による固定手段によっ
てそのところに強固に固定されると同時に伝動ケース内
の伝動経路からは扱胴軸に回転動力が供給される状態に
なる。
に受網を差し入れて取着したのち、両アームを下動させ
れば、両軸受部は伝動ケースと受体によって所定位置に
確実に支持され、固定解除自在具による固定手段によっ
てそのところに強固に固定されると同時に伝動ケース内
の伝動経路からは扱胴軸に回転動力が供給される状態に
なる。
(ヘ)実施例 以下本考案を施した脱穀装置について実施例図を参照し
具体的に説明する。
具体的に説明する。
そこで先ず、この例図に示す脱穀装置の構成の概要を第
3図によって記載すると、(3)は扱胴(1)を(イ)
方向に回転可能に収蔵軸架する扱室で、その下周り側に
は扱歯(14)の回転軌跡にそって弧状に形成した受網
(2)が張設され、扱室(3)の前側には一側がわから
他側がわ、即ち穀稈供給側から排稈側にわたって挟扼レ
ール(15)とフィードチエン(16)を上下に対設して成
る穀稈挟持横送装置(5)が設けられて下扱式に構成さ
れている。
3図によって記載すると、(3)は扱胴(1)を(イ)
方向に回転可能に収蔵軸架する扱室で、その下周り側に
は扱歯(14)の回転軌跡にそって弧状に形成した受網
(2)が張設され、扱室(3)の前側には一側がわから
他側がわ、即ち穀稈供給側から排稈側にわたって挟扼レ
ール(15)とフィードチエン(16)を上下に対設して成
る穀稈挟持横送装置(5)が設けられて下扱式に構成さ
れている。
(17)は扱室(3)の後側に並設された処理室で、
(ロ)方向に回動する処理胴(18)を収蔵し、その下周
り側は弧状の受網(19)で形成され、排稈側を送塵口
(20)により前記扱室(3)と連通させている。
(ロ)方向に回動する処理胴(18)を収蔵し、その下周
り側は弧状の受網(19)で形成され、排稈側を送塵口
(20)により前記扱室(3)と連通させている。
(21)はこれら扱室(3)と処理室(17)の下方に設け
られた選別室で、前側の圧風ファン(22)と処理室(1
7)の後側における排稈側に装着した吸引ファン(23)
との共働により選別風路(24)が形成され、その選別風
路(24)と前記扱室(3)・処理室(17)との間に揺動
選別体(4)が装架されている。
られた選別室で、前側の圧風ファン(22)と処理室(1
7)の後側における排稈側に装着した吸引ファン(23)
との共働により選別風路(24)が形成され、その選別風
路(24)と前記扱室(3)・処理室(17)との間に揺動
選別体(4)が装架されている。
この揺動選別体(4)はその終端近くが山形(25)に形
成され、終端部は網体(26)の張設によって構成されて
扱室(3)および処理室(17)からの扱卸物或は漏下物
を受けるように配設されているのである。
成され、終端部は網体(26)の張設によって構成されて
扱室(3)および処理室(17)からの扱卸物或は漏下物
を受けるように配設されているのである。
(27)と(28)は1番物樋と2番物樋であって、2番物
樋(28)内のものは扱室(3)に還元される構成になっ
ている。
樋(28)内のものは扱室(3)に還元される構成になっ
ている。
また(29)は扱胴カバーで、後端部を機体に蝶着して上
方に開放自在にしてあり、前記扱室(3)の下周り側を
形成する受網(2)は、穀稈挟持横送装置(5)側の手
前がわと扱室(3)の奥がわとに分割され機体(A)の
一側がわから他側がわに掛渡した受部材(30)と機体
(A)がわとにボルト等によって締付け脱着可能に取着
されている。
方に開放自在にしてあり、前記扱室(3)の下周り側を
形成する受網(2)は、穀稈挟持横送装置(5)側の手
前がわと扱室(3)の奥がわとに分割され機体(A)の
一側がわから他側がわに掛渡した受部材(30)と機体
(A)がわとにボルト等によって締付け脱着可能に取着
されている。
次に、この脱穀装置要部の構成について第1図と第2図
により記載する。
により記載する。
(7a)(7b)は機体(A)の一側がわと他側がわの両側
における穀稈挟持横送装置(5)とは反対側の上部側部
分に基部(6)を枢着して扱胴(1)側に向け突出させ
たアームで、その突出した先端部にはボールベアリング
を内蔵する軸受部(8a)(8b)がそれぞれ一体に構成さ
れ、その各軸受部(8a)(8b)に扱胴軸(9)の両端部
が回転自在に嵌合されて、アーム(7a)(7b)の上動動
作によって扱胴(1)は扱室(3)外に取出自在になっ
ている。
における穀稈挟持横送装置(5)とは反対側の上部側部
分に基部(6)を枢着して扱胴(1)側に向け突出させ
たアームで、その突出した先端部にはボールベアリング
を内蔵する軸受部(8a)(8b)がそれぞれ一体に構成さ
れ、その各軸受部(8a)(8b)に扱胴軸(9)の両端部
が回転自在に嵌合されて、アーム(7a)(7b)の上動動
作によって扱胴(1)は扱室(3)外に取出自在になっ
ている。
(11)は前後方向に長手の伝動ケースで、機体(A)の
一側がわ即ち穀稈供給側に固設され、その前部は上向き
に形成されて前記一側がわの軸受部(8a)が上側から嵌
まるように半円状になり、この半円状部で軸受部(8a)
が支持され、伝動ケース(11)内には大小異径のスプロ
ケット(31)(32)を後端部と前側寄りに軸架し、これ
にチエン(33)を掛渡すとともに、前側寄りのスプロケ
ット(32)軸と扱胴軸(9)の端部にそれぞれギヤ(3
4)(35)を取着し、この各ギヤ(34)(35)の間に中
間ギヤ(36)を介在させて、扱胴(1)に(イ)方向の
回転動力を供給する伝動経路(10)を内蔵している。
一側がわ即ち穀稈供給側に固設され、その前部は上向き
に形成されて前記一側がわの軸受部(8a)が上側から嵌
まるように半円状になり、この半円状部で軸受部(8a)
が支持され、伝動ケース(11)内には大小異径のスプロ
ケット(31)(32)を後端部と前側寄りに軸架し、これ
にチエン(33)を掛渡すとともに、前側寄りのスプロケ
ット(32)軸と扱胴軸(9)の端部にそれぞれギヤ(3
4)(35)を取着し、この各ギヤ(34)(35)の間に中
間ギヤ(36)を介在させて、扱胴(1)に(イ)方向の
回転動力を供給する伝動経路(10)を内蔵している。
また、(12)は受面が前記伝動ケース(11)の前部と同
様に半円状にくぼんだ受体で、機体(A)の他側がわに
固設され同側の軸受部(8b)を支持させるようにしてい
る。
様に半円状にくぼんだ受体で、機体(A)の他側がわに
固設され同側の軸受部(8b)を支持させるようにしてい
る。
そして、伝動ケース(11)の前部と受体(12)によって
支持された両側の軸受部(8a)(8b)は半円弧形にした
固定解除自在具(13)の付設によって強固に固定され、
またはその固定が解かれるようになっている。
支持された両側の軸受部(8a)(8b)は半円弧形にした
固定解除自在具(13)の付設によって強固に固定され、
またはその固定が解かれるようになっている。
(37)は機体(A)の両側にあって前記アーム(7a)
(7b)の中間部と機体(A)側との間に介装せしめたガ
ススプリング、(38)はアーム(7a)(7b)の基部寄り
と機体(A)側との間に介在させた引張りスプリングで
あって、何れも扱胴(1)の上動または下動の動作を円
滑にするためのものであり、(39)は前記扱胴(1)の
上下動動作を行なわせるため扱胴軸(9)の両端側が通
過する溝で、機体(A)の両側壁に設けられ、この溝
(39)には蓋(40)が着脱自在になっている。
(7b)の中間部と機体(A)側との間に介装せしめたガ
ススプリング、(38)はアーム(7a)(7b)の基部寄り
と機体(A)側との間に介在させた引張りスプリングで
あって、何れも扱胴(1)の上動または下動の動作を円
滑にするためのものであり、(39)は前記扱胴(1)の
上下動動作を行なわせるため扱胴軸(9)の両端側が通
過する溝で、機体(A)の両側壁に設けられ、この溝
(39)には蓋(40)が着脱自在になっている。
したがって、穀稈挟持横送装置(5)により挟持されて
扱室(3)内を横送される穀稈は、機体(A)一側がわ
の伝動ケース(11)内に内蔵された伝動経路(10)から
扱胴軸(9)に動力が供給されて所定の回転数で(イ)
方向に回転する扱胴(1)の回転により脱穀処理され
て、脱穀済みの藁稈は排稈側から機外に排出され、受網
(2)を漏下したものは選別室(21)に装架された揺動
選別体(4)上に落下し漏下しない穂切れや枝梗付粒な
どの未処理物は送塵口(20)から処理室(17)に送り込
まれ処理胴(18)の(ロ)方向の回転により再処理され
て受網(19)を漏下し主として揺動選別体(4)の網体
(26)上に落下するようになる。そしてこの処理室(1
7)および前記の扱室(3)から漏下したものは揺動選
別体(4)の揺動作用と選別風路(24)を吹流する選別
風とによって選別され、1番物は1番物樋(27)に落入
して取出され、2番物は2番物樋(28)から扱室(3)
に還元されるとともに、稈切れのような塵埃は吸引ファ
ン(23)に吸引されて機外に排出されるのである。
扱室(3)内を横送される穀稈は、機体(A)一側がわ
の伝動ケース(11)内に内蔵された伝動経路(10)から
扱胴軸(9)に動力が供給されて所定の回転数で(イ)
方向に回転する扱胴(1)の回転により脱穀処理され
て、脱穀済みの藁稈は排稈側から機外に排出され、受網
(2)を漏下したものは選別室(21)に装架された揺動
選別体(4)上に落下し漏下しない穂切れや枝梗付粒な
どの未処理物は送塵口(20)から処理室(17)に送り込
まれ処理胴(18)の(ロ)方向の回転により再処理され
て受網(19)を漏下し主として揺動選別体(4)の網体
(26)上に落下するようになる。そしてこの処理室(1
7)および前記の扱室(3)から漏下したものは揺動選
別体(4)の揺動作用と選別風路(24)を吹流する選別
風とによって選別され、1番物は1番物樋(27)に落入
して取出され、2番物は2番物樋(28)から扱室(3)
に還元されるとともに、稈切れのような塵埃は吸引ファ
ン(23)に吸引されて機外に排出されるのである。
脱穀作業の終了等に際して扱室(3)およびその周辺の
清掃を行なわんとするときは、扱胴カバー(29)を開放
するとともに両側の蓋(40)を取外し両側の固定解除自
在具(13)を解いたのち両アームを上動動作させると、
扱胴(1)は扱室(3)内から上方に取出されるように
なる(第1図仮想線参照)。これによって受網(2)も
扱胴(1)の周面にそって抜出せ、扱室(3)内と揺動
選別体(4)などの周辺の清掃作業は容易に行なえるの
である。
清掃を行なわんとするときは、扱胴カバー(29)を開放
するとともに両側の蓋(40)を取外し両側の固定解除自
在具(13)を解いたのち両アームを上動動作させると、
扱胴(1)は扱室(3)内から上方に取出されるように
なる(第1図仮想線参照)。これによって受網(2)も
扱胴(1)の周面にそって抜出せ、扱室(3)内と揺動
選別体(4)などの周辺の清掃作業は容易に行なえるの
である。
また、この清掃作業の終了によって運転状態にするため
に受網(2)を差し入れて取着したのち、両アーム(7
a)(7b)を下動させれば、両軸受部(8a)(8b)は伝
動ケース(11)と受体(12)によって所定位置に確実に
支持され、固定解除自在具(13)による固定によってそ
のところに強固に固定されると同時に伝動ケース(11)
内の伝動経路(10)からは扱胴軸(9)に回転動力が供
給される状態になる。
に受網(2)を差し入れて取着したのち、両アーム(7
a)(7b)を下動させれば、両軸受部(8a)(8b)は伝
動ケース(11)と受体(12)によって所定位置に確実に
支持され、固定解除自在具(13)による固定によってそ
のところに強固に固定されると同時に伝動ケース(11)
内の伝動経路(10)からは扱胴軸(9)に回転動力が供
給される状態になる。
そこで蓋(40)を取付けて溝(39)を閉塞するととも
に、扱胴カバー(29)を元に戻せばよい。
に、扱胴カバー(29)を元に戻せばよい。
さらに、稲から麦を脱穀する場合或は種子用のものを脱
穀する場合等扱胴(1)の回転数を高低どちらかに選択
するには伝動ケース(11)のケース蓋(41)を外して大
小異径のスプロケット(31)(32)を差し替えるか予備
のスプロケットと交換することにより所望の回転数にな
って所期の脱穀作業が遂行できるのである。
穀する場合等扱胴(1)の回転数を高低どちらかに選択
するには伝動ケース(11)のケース蓋(41)を外して大
小異径のスプロケット(31)(32)を差し替えるか予備
のスプロケットと交換することにより所望の回転数にな
って所期の脱穀作業が遂行できるのである。
(ト)考案の効果 本考案は、以上説明したように、収蔵軸架した扱胴の下
周り側を弧状の受網によって形成する扱室の下方に、該
扱室からの扱卸物を選別する揺動選別体を装架し、扱室
の前側に一側がわから他側がわにわたって穀稈挟持横送
装置を設けて成る脱穀装置において、前記穀稈挟持横送
装置の反対側における機体両側の上部側部分に基部を枢
着して扱胴側に向け突出する両アームの先端部に軸受部
を一体に構成し、該軸受部に扱胴軸の両端部を嵌合させ
てアームの上動動作により扱胴を扱室外に取出自在にす
るとともに前記の受網を脱着可能に取着し、かつ、アー
ムの下動による扱胴の収蔵時両軸受部を機体の一側がわ
と他側がわに固設されて扱胴に回転動力を供給する伝動
経路を内蔵した伝動ケースと受体によってそれぞれ支持
せしめ、伝動ケースと一側がわの軸受部と、受体と他側
がわの軸受部との各間に軸受部の固定解除自在具を付設
して構成したものであるから、扱室およびその周辺の清
掃を行なわんとするときは、扱胴は扱室内から上方に取
出され、受網も扱胴の周面にそって抜出せるようにな
り、扱室内と揺動選別体などの周辺の清掃作業は容易に
行なえるものとなりながら、この清掃作業の終了によっ
て運転状態にするために受網を差し入れて取着したの
ち、両アームを下動させれば、両軸受部は伝動ケースと
受体によって所定位置に確実に支持され、固定解除自在
具による固定手段によってそのところに強固に固定され
ると同時に伝動ケース内の伝動経路からは扱胴軸に回転
動力が供給される状態になるので、扱胴を所定位置に確
実に支持固定でき、その支持固定手段を扱胴に回転動力
を供給せしめる伝動ケースでもって兼用させてあるから
一層構成を簡潔なものになすことができるという効果が
ある。
周り側を弧状の受網によって形成する扱室の下方に、該
扱室からの扱卸物を選別する揺動選別体を装架し、扱室
の前側に一側がわから他側がわにわたって穀稈挟持横送
装置を設けて成る脱穀装置において、前記穀稈挟持横送
装置の反対側における機体両側の上部側部分に基部を枢
着して扱胴側に向け突出する両アームの先端部に軸受部
を一体に構成し、該軸受部に扱胴軸の両端部を嵌合させ
てアームの上動動作により扱胴を扱室外に取出自在にす
るとともに前記の受網を脱着可能に取着し、かつ、アー
ムの下動による扱胴の収蔵時両軸受部を機体の一側がわ
と他側がわに固設されて扱胴に回転動力を供給する伝動
経路を内蔵した伝動ケースと受体によってそれぞれ支持
せしめ、伝動ケースと一側がわの軸受部と、受体と他側
がわの軸受部との各間に軸受部の固定解除自在具を付設
して構成したものであるから、扱室およびその周辺の清
掃を行なわんとするときは、扱胴は扱室内から上方に取
出され、受網も扱胴の周面にそって抜出せるようにな
り、扱室内と揺動選別体などの周辺の清掃作業は容易に
行なえるものとなりながら、この清掃作業の終了によっ
て運転状態にするために受網を差し入れて取着したの
ち、両アームを下動させれば、両軸受部は伝動ケースと
受体によって所定位置に確実に支持され、固定解除自在
具による固定手段によってそのところに強固に固定され
ると同時に伝動ケース内の伝動経路からは扱胴軸に回転
動力が供給される状態になるので、扱胴を所定位置に確
実に支持固定でき、その支持固定手段を扱胴に回転動力
を供給せしめる伝動ケースでもって兼用させてあるから
一層構成を簡潔なものになすことができるという効果が
ある。
図面は、本考案の実施態様を例示せるものにして、そ
の、 第1図は脱穀装置の外観側面図、第2図はその要部を縦
断して示す前方視図、第3図は脱穀装置内部の概略側面
図である。 1……扱胴、2……受網 3……扱室、4……揺動選別体 5……穀稈挟持横送装置、A……機体 6……基部、7a・7b……アーム 8a・8b……軸受部、9……扱胴軸 10……伝動経路、11……伝動ケース 13……固定解除自在具、12……受体
の、 第1図は脱穀装置の外観側面図、第2図はその要部を縦
断して示す前方視図、第3図は脱穀装置内部の概略側面
図である。 1……扱胴、2……受網 3……扱室、4……揺動選別体 5……穀稈挟持横送装置、A……機体 6……基部、7a・7b……アーム 8a・8b……軸受部、9……扱胴軸 10……伝動経路、11……伝動ケース 13……固定解除自在具、12……受体
Claims (1)
- 【請求項1】収蔵軸架した扱胴(1)の下周り側を弧状
の受網(2)によって形成する扱室(3)の下方に、該
扱室(3)からの扱卸物を選別する揺動選別体(4)を
装架し、扱室(3)の前側に一側がわから他側がわにわ
たって穀稈挟持横送装置(5)を設けて成る脱穀装置に
おいて、前記穀稈挟持横送装置(5)の反対側における
機体(A)両側の上部側部分に基部(6)を枢着して扱
胴(1)側に向け突出する両アーム(7a)(7b)の先端
部に軸受部(8a)(8b)を一体に構成し、該軸受部(8
a)(8b)に扱胴軸(9)の両端部を嵌合させてアーム
(7a)(7b)の上動動作により扱胴(1)を扱室(3)
外に取出自在にするとともに前記の受網(2)を脱着可
能に取着し、かつ、アーム(7a)(7b)の下動による扱
胴(1)の収蔵時両軸受部(8a)(8b)を機体(A)の
一側がわと他側がわに固設されて扱胴(1)に回転動力
を供給する伝動経路(10)を内蔵した伝動ケース(11)
と受体(12)によってそれぞれ支持せしめ、伝動ケース
(11)と一側がわの軸受部(8a)と、受体(12)と他側
がわの軸受部(8b)との各間に軸受部(8a)(8b)の固
定解除自在具(13)を付設して構成したことを特徴とす
る脱穀装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1985489U JPH0733628Y2 (ja) | 1989-02-21 | 1989-02-21 | 脱穀装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1985489U JPH0733628Y2 (ja) | 1989-02-21 | 1989-02-21 | 脱穀装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02111232U JPH02111232U (ja) | 1990-09-05 |
JPH0733628Y2 true JPH0733628Y2 (ja) | 1995-08-02 |
Family
ID=31235733
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1985489U Expired - Fee Related JPH0733628Y2 (ja) | 1989-02-21 | 1989-02-21 | 脱穀装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0733628Y2 (ja) |
-
1989
- 1989-02-21 JP JP1985489U patent/JPH0733628Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH02111232U (ja) | 1990-09-05 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |