JPH06299031A - ポリビニルアルコール系樹脂組成物、ホットメルト接着剤及びその製造方法 - Google Patents

ポリビニルアルコール系樹脂組成物、ホットメルト接着剤及びその製造方法

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JPH06299031A
JPH06299031A JP6043214A JP4321494A JPH06299031A JP H06299031 A JPH06299031 A JP H06299031A JP 6043214 A JP6043214 A JP 6043214A JP 4321494 A JP4321494 A JP 4321494A JP H06299031 A JPH06299031 A JP H06299031A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は融点及び低温域での溶融粘度が低く、
更に低温可撓性に優れた樹脂組成物を提供する。かかる
樹脂組成物は溶融特性に優れているので水溶性ないし水
分散性の接着樹脂として有効である。 【構成】部分ケン化又は親水基の導入により水溶性ない
し水分散性を有するようにされたポリビニルアルコール
系樹脂である親水性ポリビニルアルコール系樹脂、炭素
数が6以上のヒドロキシ脂肪酸又はその誘導体、可塑剤
を溶融混合してなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、融点及び低温域での溶
融粘度が低下した樹脂組成物、特に水溶性ないし水分散
性ホットメルト接着剤に適した樹脂組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】ホットメルト接着剤は他の接着剤と比べ
て、広範な被接着体に適用できること、接着速度が非常
に速いこと、毒性や危険性がないこと、経済的に有利で
あることなどの理由により、製本用、包装用、木工用、
製靴用、織物接着用などの用途に盛んに使用されてい
る。ホットメルト接着剤としては、接着性、溶融性、耐
熱性、耐寒性、柔軟性などの性能を満たすことが要求さ
れ、一般的にはエチレン−酢酸ビニル共重合体、ポリエ
チレン、ポリプロピレン、ポリアミド、ポリエステルが
ベースポリマーとして用いられている。
【0003】特に製本、製袋、製箱、木工などの繊維系
を対象とした分野の接着剤としては、接着性、作業性、
柔軟性に優れたエチレン−酢酸ビニル共重合体が広く使
用されている。しかし、該樹脂が疎水性であるため、例
えば水中で故紙を再生処理するときに、水に溶解ないし
分散しない部分が残り困難をきたしていのが現状であ
る。これに対して、最近、水溶性であるポリビニルアル
コール系樹脂からなるホットメルト接着剤が注目されて
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ポリビ
ニルアルコール系樹脂は、融点が高く、低温域での溶融
粘度が高い樹脂であり、該樹脂のみではホットメルト接
着剤の適性を有していない。そこで、ポリビニルアルコ
ール樹脂にグリセリン、エチレングリコールなどの可塑
剤の添加が行われるが、かかる可塑剤の添加のみでは、
目的とする融点や溶融粘度まで低下させることは不可能
であり、該ポリビニルアルコール系樹脂からなるホット
メルト接着剤は、やむを得ず高温(180℃以上)で使
用せざるを得ないが、このような高温域で溶融させる場
合はポリビニルアルコール系樹脂が熱分解を起こし易い
上、ポリビニルアルコール系樹脂と通常使用されている
ホットメルト接着剤中の各種の添加剤との相溶性が低下
する傾向がある。加えてポリビニルアルコール系樹脂は
低温可撓性に劣るため、特に寒冷地域などでは製品のホ
ットメルト接着剤部分が非常に脆く、製品価値を低下さ
せてしまうという問題点がある。故に、融点及び低温域
での溶融粘度が低く、更に低温可撓性の良好な水溶性な
いし水分散性ホットメルト接着剤が望まれる。
【0005】
【課題を解決するための手段】しかるに本発明者等はか
かる課題を解決すべく鋭意研究を重ねた結果、部分ケン
化又は親水性基の導入により水溶性ないし水分散性を有
するようにされたポリビニルアルコール系樹脂である親
水性ポリビニルアルコール系樹脂、炭素数6以上のヒド
ロキシ脂肪酸またはその誘導体及び可塑剤からなるポリ
ビニルアルコール系樹脂組成物がかかる目的に合致する
ことを見いだし本発明を完成するに至った。本発明にお
いては、炭素数6以上のヒドロキシ脂肪酸を混合するこ
とによりかかる樹脂組成物の融点及び低温域での溶融粘
度を充分に低下せしめ、更に、低温可撓性を向上させる
ことに成功した。以下、本発明について詳述する。
【0006】親水性ポリビニルアルコール系樹脂として
は、部分ケン化又は親水性基の導入により水溶性ないし
水分散性を有するようにされたポリビニルアルコール系
樹脂が用いられる。本発明の親水性ポリビニルアルコー
ル系樹脂は、通常、公知の方法で製造される。かかるポ
リビニルアルコール系樹脂とは、ポリ酢酸ビニルの部分
ケン化物のみならず、ビニルエステルと共重合しうる単
量体、例えばエチレン、プレピレン、イソブチレン、α
−オクテン、α−ドデセン、α−オクタデセン等のオレ
フィン類、アクリル酸、メタクリル酸、クロトン酸、マ
レイン酸、無水マレイン酸、イタコン酸等の不飽和酸類
あるいはその塩あるいはモノ又はジアルキルエステル
等、アクリロニトリル、メタクリロニトリル等のニトリ
ル類、アクリルアミド、メタクリルアミド等のアミド
類、エチレンスルホン酸、アリルスルホン酸、メタアリ
ルスルホン酸等のオレフィンスルホン酸あるいはその
塩、アルキルビニルエーテル類、N−アクリルアミドメ
チルトリメチルアンモニウムクロライド、アリルトリメ
チルアンモニウムクロライド、ジメチルジアリルビニル
ケトン、N−ビニルピロリドン、塩化ビニル、塩化ビニ
リデン、ポリオキシエチレン(メタ)アリルエーテル、
ポリオキシプロピレン(メタ)アリルエーテルなどのポ
リオキシアルキレン(メタ)アリルエーテル、ポリオキ
シエチレン(メタ)アクリレート、ポリオキシプロピレ
ン(メタ)アクリレート等のポリオキシアルキレン(メ
タ)アクリレート、ポリオキシエチレン(メタ)アクリ
ルアミド、ポリオキシプロピレン(メタ)アクリルアミ
ド等のポリオキシアルキレン(メタ)アクリルアミド、
ポリオキシエチレン(1−(メタ)アクリルアミド−
1,1−ジメチルプロピル)エステル、ポリオキシエチ
レンビニルエーテル、ポリオキシプロピレンビニルエー
テル、ポリオキシエチレンアリルアミン、ポリオキシプ
ロピレンアリルアミン、ポリオキシエチレンビニルアミ
ン、ポリオキシプロピレンビニルアミン等との共重合体
ケン化物が挙げられる。
【0007】上記コモノマーのうち、スルホン酸基含有
モノマーとオキシアルキレン基含有モノマーは、親水性
基を有するモノマーとして特に好適に用いられるが、必
ずしもこれに限定されるものではない。該ポリビニルア
ルコール系樹脂は1種のみならず2種以上併用して用い
ることも可能である。本発明の親水性ポリビニルアルコ
ール系樹脂の好ましい平均重合度は50〜700、特に
100〜500が適当であり、好ましい平均ケン化度は
30〜90モル%、特に45〜70モル%が適当であ
る。平均重合度が50未満では接着強度が小さく、70
0を越える場合は溶融粘度が大きくなる。平均ケン化度
が30モル未満ではブロッキング性が大きく、かつ水不
溶であり、85モル%を越える場合は融点が高くなる。
【0008】本発明における炭素数6以上のヒドロキシ
脂肪酸とは、2−オキシ−2−メチルペンタン酸、2−
オキシ−5−メチルヘキサン酸、3−オキシ−2−メチ
ルペンタン酸、11−オキシテトラデカン酸、11−オ
キシヘキサデカン酸、14−オキシヘキサデカン酸、1
2−オキシドデカン酸、16−オキシヘキサデカン酸、
12−オキシオクタデカン酸、9−オキシオクタデカン
酸、22−オキシドコサン酸及びこれらのアルカリ塩、
エステル化物等があげられ、特に12−オキシオクタデ
カン酸が実用的である。炭素数が5以下のヒドロキシ脂
肪酸では本発明のごとき効果は発揮できない。かかるヒ
ドロキシ脂肪酸は親水性ポリビニルアルコール系樹脂1
00重量部に対して5〜100重量部、好ましくは10
〜80重量部混合される。混合量が5重量部未満では本
発明の効果は発揮できず、100重量部を越える場合は
水溶性ないし水分散性がなくなる。
【0009】本発明における可塑剤とは、上述の親水性
ポリビニルアルコール系樹脂に対して可塑効果をもつ化
合物であれば特に限定はなく、例えばグリセリン、ジグ
リセリン、ポリグリセリン、ペンタエリスリトール、ペ
ンタメチレングリコール、エチレングリコール、ジエチ
レングリコール、トリエチレングリコール、テトラエチ
レングリコール、ポリエチレングリコール、プロピレン
グリコール、ポリプロピレングリコール、メチルペンタ
ントリオール、ソルビット、マンニット等の多価アルコ
ール、エチレン尿素などの尿素誘導体等が挙げられる。
かかる可塑剤の混合量はポリビニルアルコール系樹脂1
00重量部に対して5〜50重量部、好ましくは10〜
40重量部である。混合量が5重量部未満では可塑剤と
しての効果が殆ど見られず、50重量部を越える場合は
常温でタックが生じる。
【0010】本発明の樹脂組成物を得るための親水性ポ
リビニルアルコール系樹脂、炭素数6以上のヒドロキシ
脂肪酸、可塑剤のブレンド方法としては、通常よく知ら
れている方法、即ち撹拌機付き溶融缶、押出機、ロール
混練機等により溶融混合される。またブレンド順序にも
特別の制限はなく、3種類の樹脂を同時にブレンドする
方法または2種類の樹脂をブレンドした後に残りの樹脂
をブレンドする方法のいずれでも良い。かかる溶融混合
温度は120〜180℃程度が好適である。かかる樹脂
組成物は、本発明の趣旨を損なわない範囲で他のポリマ
ー、例えばエチレン−酢酸ビニル共重合体、ポリエステ
ル、ポリプロピレン、ポリアミド、ポリエステル等を配
合することもでき、あるいは逆に他のポリマーに上記の
樹脂組成物を配合することもできる。また、ロジン類、
ロジンエステル類、ピネン系ポリマー、水添石油樹脂、
炭化水素樹脂等のホットメルト接着剤用の周知の添加
剤、酸化防止剤、滑剤、充填剤、着色剤、安定剤をはじ
め、種々の添加剤を配合することができる。
【0011】該樹脂組成物は溶融後、任意の形状に成形
して製品化される。例えば、ホットメルト接着剤として
製品化するには、従来より行われている任意の方法が実
施でき、ブロック、短冊、ビスケット、ペレット、ロー
プ、粉末、フィルム状など適当な形状に加工できる。成
形方法はかかる形状によって異なる。例えば、短冊状に
成形する場合、上記のごとく溶融混合した溶融物をステ
ンレス等のベルト板上にフィーダーから流出させ、ベル
トの内側から冷却水をスプレーして間接的に吐出された
ストランドを冷却固化し、固化後、カッターで短冊状に
カットして成形する方法が挙げられる。かくして得られ
たホットメルト接着剤は低融点を示し、かつ低温域の溶
融粘度が低いので塗工作業に極めて優れ、かつ低可撓性
性も良好であり、更に従来より用いられているエチレン
−酢酸ビニル共重合体用などの製造、塗工機械をそのま
ま利用できるので工業的に非常に有利である。
【0012】かかるホットメルト接着剤の被接着体は特
に制限はなく、段ボール箱・カートン箱の製函ないし製
函用、製薬・菓子・おもちゃ等の包装用、電話帳・カタ
ログ・伝票等の製本用、トップ・ボトム・胴貼り等の製
袋用、段ボールパレット・ファイバー缶・紙管・ラベル
等の紙製品用、紙オムツ等の衛生材料用、家具・棚類の
組立て等の木工用、アルミニウムやポリプロピレン等の
製缶用、アルミサッシ・天井の化粧紙の貼り合わせ等の
建築用、折り込み・底付等の製靴用、オイルフィルター
・ヘッドランプ等の自動車用、コート類の裾・皮革や生
地の貼り合わせ及び補強等の衣料用、テレビのヨーク・
スピーカーのコイルの仮止め等の電気部品用、日曜大工
関係・その他の補修等の一般工作用等として用いられ
る。以上、ホットメルト接着剤について述べてきたが、
本発明の樹脂組成物はホットメルト接着剤のみならず、
ボトル、フィルム、シート、ホース、チューブ、容器、
袋、繊維、発泡体などの成形物、紙加工剤等の種々の用
途に用いられる。
【0013】
【作 用】本発明の樹脂組成物は、融点及び低温域で
の溶融粘度が低く、更に低温可撓性に優れている。かか
る樹脂組成物は、特に、水溶性ないし水分散性のホット
メルト接着剤として有効である。
【0014】
【実施例】以下、本発明において実例を挙げて更に詳述
する。尚、ことわりのない限り「部」、「%」は重量基
準である。 実施例1樹脂組成物 平均ケン化度65モル%、平均重合度250のポリビニ
ルアルコール100部、12ーオキシオクタデカン酸2
5部、グリセリン25部を溶融缶に仕込み、170℃で
溶融混合して樹脂組成物を得た。かかる樹脂組成物の融
点、溶融粘度、低温可撓性を測定した。結果はまとめて
表1に示す。 (融点)PERKIN−ELMER DSC−7(PE
RKIN−ELMER社製)を用い、昇温速度20℃/
minで測定した。 (溶融粘度)JAI−7−1991に従い、ブルックフ
ィールド型回転粘度計を用い、スピンドルNO,29、
回転数100rpmにて140℃、170℃の溶融粘度
を測定した。
【0015】(低温可撓性)JAI−7−1991に準
じて、厚み1mm(幅20mm×長さ80mm)のシー
トを作成し、これを−10℃で2時間以上放置したの
ち、該シートを径1mmの心棒を中心に180度折り曲
げ、屈曲部の割れの有無を観察した。 ○:割れが全く無し △:部分的な割れがある ×:全体が割れる
【0016】ホットメルト接着剤 上記組成で得た溶融物をフィーダーからスチールベルト
上にストランド状に流し、スチールベルトの内側から冷
却水をスプレーしてストランドを冷却固化した。ついで
該ストランドをベルトより剥離し、ロータリーカッター
にて長さ20mm、幅20mm、厚み3mmの短冊状に
成形した。かかるホットメルト接着剤についての接着強
度及び水溶性ないし水分散性を測定した。結果はまとめ
て表1に示す。 (接着強度)上記のホットメルト接着剤を加熱溶融し、
クラフト紙に100〜150μmの厚さで塗工し、塗工
面に上質紙をのせて約150℃の熱ローラーを通して接
着紙を得た。かかる接着紙を20℃×65%RH、24
時間以上放置後、同条件下で180°剥離強度を引っ張
り速度30mm/分で測定した。 (水溶性ないし水分散性)上記で得た短冊状のホットメ
ルト接着剤を20℃の水中に入れてゆっくり撹拌し、1
時間後の状態を調べた。
【0017】実施例2 平均ケン化度70モル%、平均重合度400のポリビニ
ルアルコール100部、14−オキシヘキサデカン酸3
0部、グリセリン25部を溶融混合して樹脂組成物を得
た以外は実施例1に準じて実験を行った。結果はまとめ
て表1に示す。 実施例3 平均ケン化度75モル%、平均重合度200のアリルス
ルホン酸ナトリウムで0.5モル%変性したポリビニル
アルコール100部、12−オキシドデカン酸40部、
トリエチレングリコール20部を溶融混合して樹脂組成
物を得た以外は実施例1に準じて実験を行った。結果は
まとめて表1に示す。
【0018】実施例4 平均ケン化度65モル%、平均重合度200のポリビニ
ルアルコール100部、12ーオキシオクタデカン酸2
5部、テトラエチレングリコール20部、酢酸ビニル含
有率28重量%のエチレン−酢酸ビニル共重合体15部
を溶融混合して樹脂組成物を得た以外は実施例1に準じ
て実験を行った。結果はまとめて表1に示す。 実施例5 平均ケン化度45モル%、平均重合度250のポリビニ
ルアルコール35部、平均ケン化度70モル%、平均重
合度100のポリビニルアルコール65部、12−オキ
シオクタデカン酸17部、グリセリン25部を溶融混合
して樹脂組成物を得た以外は実施例1に準じて実験を行
った。結果はまとめて表1に示す。
【0019】比較例1 12−オキシオクタデカン酸を用いなかった以外は実施
例1に準じて実験を行った。結果はまとめて表1に示
す。尚、この樹脂組成物は脆いため、実施例1に準じて
ホットメルト接着剤を成形するとカッティング時に割れ
やすく、均一な形状の接着剤が得られなかった。 比較例2 グリセリンを用いなかった以外は実施例1に準じて実験
を行った。結果はまとめて表1に示す。尚、この樹脂組
成物は脆いため、実施例1に準じてホットメルト接着剤
を成形するとカッティング時に割れやすく、均一な形状
の接着剤が得られなかった。
【0020】
【表1】 融点 溶融粘度(CPS) 低温 接着強度 水溶性ないし (℃) 140℃ 170℃ 可撓性 (kg/30mm) 水分散性 実施例1 85 6000 2500 ○ 0.55(材破) 完全分散 〃 2 79 7000 3000 ○ 0.51(〃) 完全分散 〃 3 82 9500 4000 ○ 0.52(〃) 完全分散 〃 4 80 7000 3500 ○ 0.50(〃) 完全分散 〃 5 80 6000 2000 ○ 0.53(〃) 完全分散 比較例1 120 測定不能 7500 × 0.48(〃) 完全分散 〃 2 125 〃 8500 × 0.46(〃) 完全分散 (注)完全分散とは、大部分が溶解し、溶解していない
部分も完全に均一に分散していることを言う。
【0021】
【発明の効果】本発明の樹脂組成物は融点及び低温域で
の溶融粘度が低く、更に低温脆化性に優れており、該樹
脂組成物はかかる溶融特性に優れているので種々の用途
に有効に用いられ、特に水溶性ないし水分散性ホットメ
ルト接着剤として有効である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C09J 129/04 JCT 6904−4J

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 親水性ポリビニルアルコール系樹脂、炭
    素数6以上のヒドロキシ脂肪酸又はその誘導体及び可塑
    剤からなるポリビニルアルコール系樹脂組成物。
  2. 【請求項2】 親水性ポリビニルアルコール系樹脂が平
    均ケン化度30〜90モル%、平均重合度50〜700
    の部分ケン化されたポリビニルアルコール系樹脂である
    請求項1記載のポリビニルアルコール系樹脂組成物。
  3. 【請求項3】 親水性ポリビニルアルコール系樹脂が平
    均ケン化度30〜90モル%、平均重合度50〜700
    で親水性基を有するポリビニルアルコール系樹脂である
    請求項1記載のポリビニルアルコール系樹脂組成物。
  4. 【請求項4】 親水性基を有するモノマー単位が、スル
    ホン酸基又はオキシアルキレン基を有するモノマー単位
    である請求項3記載のポリビニルアルコール系樹脂組成
    物。
  5. 【請求項5】 部分ケン化又は親水性基の導入により水
    溶性を有するようにされたポリビニルアルコール系樹脂
    である親水性ポリビニルアルコール系樹脂、炭素数6以
    上のヒドロキシ脂肪酸又はその誘導体及び可塑剤を溶融
    混合してなるホットメルト接着剤。
  6. 【請求項6】 部分ケン化又は親水性基の導入により水
    溶性を有するようにされたポリビニルアルコール系樹脂
    である親水性ポリビニルアルコール系樹脂、炭素数6以
    上のヒドロキシ脂肪酸又はその誘導体及び可塑剤を溶融
    混合したのち、該溶融混合物をベルト上に流し、該ベル
    ト上で冷却したのちカッティングすることを特徴とする
    ホットメルト接着剤の製造方法。
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