JPH06288347A - 容量可変型斜板式圧縮機 - Google Patents

容量可変型斜板式圧縮機

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JPH06288347A
JPH06288347A JP5081944A JP8194493A JPH06288347A JP H06288347 A JPH06288347 A JP H06288347A JP 5081944 A JP5081944 A JP 5081944A JP 8194493 A JP8194493 A JP 8194493A JP H06288347 A JPH06288347 A JP H06288347A
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rotor
compressor
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piston
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Kazuya Kimura
一哉 木村
Hiroaki Kayukawa
浩明 粥川
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Toyoda Automatic Loom Works Ltd
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    • F04B27/08Multi-cylinder pumps specially adapted for elastic fluids and characterised by number or arrangement of cylinders having cylinders coaxial with, or parallel or inclined to, main shaft axis
    • F04B27/10Multi-cylinder pumps specially adapted for elastic fluids and characterised by number or arrangement of cylinders having cylinders coaxial with, or parallel or inclined to, main shaft axis having stationary cylinders
    • F04B27/1036Component parts, details, e.g. sealings, lubrication
    • F04B27/1054Actuating elements
    • F04B27/1072Pivot mechanisms
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    • Y10T74/18056Rotary to or from reciprocating or oscillating
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】斜板の前後傾動動作を規制するヒンジ機構にお
いて、斜板がロータに対し左右に傾斜した場合でも、異
常摩耗を生じにくくする。 【構成】ヒンジ機構Kは、ロータ16に後方側へ突出し
て設けられた支持アーム17と、一端が回転斜板14に
固着されたガイドピン18とからなる。支持アーム17
は、駆動軸6の軸心Oと回転斜板14の上死点位置Tと
で決定される面と平行であって駆動軸6の軸心Oに対し
て外方から近づく方向に延在する円孔(ガイド面)17
a、17aをもつ。円孔(ガイド面)17a、17aの
中心線Sと直交する断面は円形に形成されている。ま
た、ガイドピン18の他端には円孔(ガイド面)17
a、17aと整合する球部18aが保持されている。こ
れにより、ガイドピン18の球部18aは円孔(ガイド
面)17a、17aと線接触を保ち、吸引力、圧縮反力
及びトルクを線で支持する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両空調装置等に用い
られる容量可変型斜板式圧縮機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の容量可変型斜板式圧縮機(以下、
単に圧縮機という。)として、特開昭52−96307
号公報、実開平1−114988号公報等に開示された
ものが知られている。例えば、後者の圧縮機において
は、図14にそのヒンジ機構Kを示すように、クランク
室内の駆動軸90にロータ91が固定され、このロータ
91には長孔91aが形成されている。長穴91aは、
図15にも示すように、駆動軸90の軸心Oと回転斜板
93の上死点位置とで決定される面と平行であって駆動
軸の軸心Oに対して外方から近づく方向に延在し、中心
線Sと直交する断面の前後が回転方向と平行な直線に形
成されている。この長孔91aには、連結ピン92が摺
動可能に挿入され、連結ピン92と連結されたブラケッ
ト93aを介して回転斜板93が前後方向へ傾動可能に
連結されている。回転斜板93には図示しない揺動斜板
が摺動可能に取り付けられ、揺動斜板と複数のシリンダ
ボア内に収容された各ピストンとの間にはそれぞれピス
トンロッドが介在されている。
【0003】こうして、この圧縮機では、駆動軸90の
回転運動をヒンジ機構Kにより回転斜板93の回転運
動、揺動斜板の前後揺動運動に変換し、この揺動斜板の
前後揺動運動が各ピストンの往復動に変換される。ここ
で、クランク室内の圧力は制御弁(図示せず)により制
御され、これにより揺動斜板の傾角変位を通じてピスト
ンのストロークが変化され、もって吐出容量が変化され
る。このとき、回転斜板93及び揺動斜板の前後傾動動
作は所定の曲率の長穴91aによって規制されるため、
回転斜板93の傾角変位にかかわらず揺動斜板の上死点
位置は前後に変位せず、上死点におけるピストンのトッ
プクリアランスはほぼ零にされる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この種の圧縮
機では、吸入行程にあるピストンには吸引力が作用する
ため、回転斜板93には上死点位置から駆動軸90の回
転方向後方側(図14の約右半分)で吸引力が作用する
一方、圧縮行程にあるピストンには圧縮反力が作用する
ため、回転斜板93には上死点位置から駆動軸90の回
転方向前方側(図14の約左半分)で圧縮反力が作用す
る。このため、この種の圧縮機では、回転斜板93が回
転方向後方側ではロータ91から離反しようとする一
方、回転方向前方側ではロータ91に押し付けられる。
【0005】ここで、上記公報記載の圧縮機では、回転
斜板93が図示しない円筒スリーブを介して駆動軸90
に取り付けられており、円筒スリーブが枢軸ピンを介し
て回転斜板93を駆動軸90の軸心Oに平行に摺動可能
かつ前後揺動可能に支承するため、回転斜板93が上記
吸引力及び圧縮反力によりロータ91に対して左右に傾
斜することは一応防止されている。
【0006】しかしながら、回転斜板93を前後揺動可
能に支承すべく、円筒スリーブにおいても僅かな間隙が
必要である。このため、上記吸引力及び圧縮反力によ
り、回転斜板93はロータ91に対して左右に僅かに傾
斜し(例えば、α°)、図14、15に符号Iで示すよ
うに、連結ピン92が長穴91aと点接触を生じること
となる。そして、吸引力及び圧縮反力を点Iで支持する
こととなる。
【0007】また、駆動軸90からのトルクはロータ9
1からヒンジ機構Kを介して回転斜板93に伝達される
ことから、回転斜板93がロータ91に対して左右に僅
かでも傾斜したままであれば、トルクも点Iで支持する
こととなる。したがって、従来の圧縮機においては、高
速運転又は高圧縮比運転の継続中、斜板の前後傾動動作
を規制するヒンジ機構Kに異常摩耗を生じるおそれがあ
り、圧縮機の耐久性が危惧される。特開昭52−963
07号公報記載の圧縮機等においても同様である。ま
た、製造時の容易性等を考慮して、回転斜板を前後揺動
のみでなく回動可能に支承する球面スリーブを採用し、
かつヒンジ機構を回転斜板の上死点位置を跨いで対設し
た場合も同様である。
【0008】本発明は、斜板の前後傾動動作を規制する
ヒンジ機構において、斜板がロータに対し左右に傾斜し
た場合でも、異常摩耗を生じにくくすることを解決すべ
き課題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
(1)請求項1の圧縮機は、上記課題を解決するため、
ハウジングにクランク室、吸入室、吐出室及びこれらと
接続されたシリンダボアが区画形成されるとともに、該
各シリンダボアにはそれぞれピストンが往復動可能に収
容され、該ハウジングに支持された駆動軸には前記クラ
ンク室内に位置するロータが同期回転可能に支持され、
該ロータとの間にヒンジ機構を介しかつ前記駆動軸との
間にスリーブを介して斜板が傾角変位可能に枢支され、
該斜板と前記ピストンとの間には前記斜板の前後揺動運
動を各該ピストンの往復動に変換する連結機構が介装さ
れ前記クランク室内の圧力により前記斜板の傾角を制御
して吐出容量を変化するように構成した圧縮機におい
て、前記ヒンジ機構は、前記ロータに後方側へ突出して
設けられた支持アームと、一端が前記斜板に固着された
ガイドピンとからなり、該支持アームは、前記駆動軸の
軸心と該斜板の上死点位置とで決定される面と平行であ
って該駆動軸の軸心に対して外方から近づく方向に延在
し、中心線と直交する断面の少なくとも該ロータ側が円
弧に形成されたガイド面をもち、該ガイドピンの他端に
は該ガイド面と整合する球部が保持されているという新
規な構成を採用している。
【0010】(2)請求項1記載の圧縮機では、ガイド
面は円孔により形成され、球部はガイドピンの他端に固
着され、該球部は該ガイド面に回動かつ摺動可能に挿入
されていることができる。 (3)請求項1記載の圧縮機では、球部はガイドピンの
他端に回動可能に保持され、該球部はガイド面に転動可
能に挿入されていることができる。
【0011】(4)請求項4の圧縮機は、上記課題を解
決するため、ハウジングにクランク室、吸入室、吐出室
及びこれらと接続されたシリンダボアが区画形成される
とともに、該各シリンダボアにはそれぞれピストンが往
復動可能に収容され、該ハウジングに支持された駆動軸
には前記クランク室内に位置するロータが同期回転可能
に支持され、該ロータとの間にヒンジ機構を介しかつ前
記駆動軸との間にスリーブを介して斜板が傾角変位可能
に枢支され、該斜板と前記ピストンとの間には前記斜板
の前後揺動運動を各該ピストンの往復動に変換する連結
機構が介装され前記クランク室内の圧力により前記斜板
の傾角を制御して吐出容量を変化するように構成した圧
縮機において、前記ヒンジ機構は、前記ロータに後方側
へ突出して設けられた支持アームと、一端が前記斜板に
固着されたガイドピンとからなり、該支持アームは、前
記駆動軸の軸心と該斜板の上死点位置とで決定される面
と平行であって該駆動軸の軸心に対して外方から近づく
方向に延在し、円孔又は角孔により形成されたガイド面
をもち、該ガイドピンの他端には球部が設けられ、該球
部には回動可能にシューが保持され、該シューが該ガイ
ド面に摺動可能に挿入されているという新規な構成を採
用している。
【0012】(5)請求項1、2、3又は4記載の圧縮
機では、ヒンジ機構は斜板の上死点位置を跨いで対設さ
れていることができる。 (6)請求項1、2、3、4又は5記載の圧縮機では、
ガイド面は、斜板の傾角にかかわらずピストンの上死点
位置を極小に保つ曲率を有することができる。
【0013】
【作用】
(1)請求項1の圧縮機では、ガイド面における中心線
と直交する断面の少なくともロータ側が円弧に形成さ
れ、このガイド面とガイドピンの球部とが整合するた
め、例え斜板がロータに対して左右に傾斜しても、ガイ
ドピンの球部はガイド面と線接触を保つため、吸引力、
圧縮反力及びトルクを線で支持する。
【0014】また、この圧縮機では、円弧がロータの回
転方向と交差するため、ロータが駆動軸から受けるトル
クを球部に伝達しやすい。 (2)請求項2の圧縮機では、支持アームに円孔を貫設
することによりガイド面が形成されるため、容易に製造
される。 (3)請求項3の圧縮機では、ガイド面に対して球部が
転動するため、球部がガイド面を低い摩擦係数で移動
し、吐出容量が滑らかに変化される。
【0015】(4)請求項4の圧縮機では、ガイド面が
円孔又は角孔により形成され、ガイド面とガイドピンの
球部との間にはシューが介在されているため、例え斜板
がロータに対して左右に傾斜しても、球部はシューと面
接触を保ち、シューもガイド面と面接触を保つため、吸
引力、圧縮反力及びトルクを面で支持する。また、この
圧縮機では、円孔の円又は角孔の直線がロータの回転方
向と交差するため、ロータが駆動軸から受けるトルクを
球部に伝達しやすい。
【0016】(5)請求項5の圧縮機では、ヒンジ機構
が斜板の上死点位置を跨いで対設されているため、ピス
トンの吸引力及び圧縮反力はそれぞれのヒンジ機構で好
適に支持される。このため、斜板がロータに対して左右
に傾斜することをより防止する。 (6)請求項6の圧縮機では、ガイド面が斜板の傾角に
かかわらずピストンの上死点位置を極小に保つ曲率を有
するため、これにより斜板の前後傾動動作が規制され、
上死点におけるピストンのトップクリアランスはほぼ零
にされる。
【0017】
【実施例】以下、本発明を具体化した実施例1〜6を図
面を参照しつつ説明する。 (実施例1)実施例1の圧縮機は請求項1、2、5を具
体化したものである。すなわち、この圧縮機では、図
1、2に示すように、シリンダブロック1の一端側には
フロントハウジング2が接合され、他端側にはリアハウ
ジング3が弁板4を介して接合されている。シリンダブ
ロック1とフロントハウジング2とによって形成される
クランク室5には駆動軸6が収容され、駆動軸6は軸受
7a、7bによって回転可能に支持されている。シリン
ダブロック1には駆動軸6を取り囲む位置に複数個のシ
リンダボア9が穿設されており、各シリンダボア9には
ピストン10がそれぞれ嵌挿されている。
【0018】クランク室5内において駆動軸6には、ロ
ータ16が駆動軸6と同期回転可能に支持されると共
に、球面スリーブ12が摺動可能に支持されている。ロ
ータ16と球面スリーブ12との間には押圧ばね13が
介在されており、押圧ばね13は球面スリーブ12をリ
アハウジング3方向へ付勢している。球面スリーブ12
の外周面には、図4に示すように、回転斜板14が回動
可能に支承されている。この回転斜板14は、図1に示
す押圧ばね13の最収縮状態では、下部背面に斜状に形
成された当接面14aがロータ16に当接することによ
り、傾角増大方向への更なる傾動を規制されている。ま
た、この回転斜板14は、図2に示す押圧ばね13の最
延長状態では、駆動軸6に係止されたストッパ30に球
面スリーブ12が当接することにより、傾角縮小方向へ
の更なる傾動を規制されている。
【0019】回転斜板14の外周部には半球状のシュー
15、15が当接されており、これらシュー15、15
の外周面はピストン10の球支承面と係合されている。
こうして、回転斜板14にシュー15、15を介して係
留される複数のピストン10は各シリンダボア9内を往
復動可能に収納されている。回転斜板14の背面には、
図3に示すように、ヒンジ機構Kを構成する一対のブラ
ケット19、19が駆動軸6を間に介在させつつ回転斜
板14の上死点位置Tを跨いで突設されており、各ブラ
ケット19、19にはガイドピン18、18の一端が固
着され、各ガイドピン18、18の他端には球部18
a、18aが固着されている。
【0020】また、ロータ16の上部前面には、ヒンジ
機構Kの残部を構成する一対の支持アーム17、17が
各ガイドピン18、18と対向するように軸方向後方に
突出している。各支持アーム17、17の各先端部に
は、駆動軸6の軸心Oと回転斜板14の上死点位置Tと
で決定される面と平行に、かつ駆動軸6の軸心Oに対し
て外方から近づく方向に円孔17a、17aが直線状に
貫設されている。これら円孔17a、17aの中心線S
の方向は、回転斜板14の傾角変位にかかわらずピスト
ン10の上死点位置が前後にほとんど変位しないように
設定されている。また、これら円孔17a、17aの中
心線Sと直交する断面は円形に形成されている。これら
円孔17a、17aの内周面がガイド面であり、円孔
(ガイド面)17a、17a内にはそれぞれガイドピン
18、18の球部18a、18aが回動かつ摺動可能に
挿入されている。
【0021】また、図1、2に示すように、リアハウジ
ング3内は、吸入室20及び吐出室21に区画されてい
る。弁板4には各シリンダボア9に対応して吸入ポート
22及び吐出ポート23が開口形成されており、弁板4
とピストン10との間に形成される圧縮室が吸入ポート
22及び吐出ポート23を介して吸入室20及び吐出室
21に連通される。各吸入ポート22にはピストン10
の往復動に応じて吸入ポート22を開閉する吸入弁が設
けられ、各吐出ポート23にはピストン10の往復動に
応じて吐出ポート23をリテーナ24に規制されつつ開
閉する吐出弁が設けられている。また、リアハウジング
3には、クランク室5の圧力を調整する図示しない制御
弁が装備されている。
【0022】以上のように構成された圧縮機において、
駆動軸6の駆動に伴って回転斜板14が回転すると、シ
ュー15、15を介して各ピストン10がシリンダボア
9内で往復動し、これにより吸入室20から圧縮室内に
冷媒ガスが吸入され、冷媒ガスは圧縮された後、吐出室
21へ吐出される。このとき、吐出室21へ吐出される
冷媒ガスの吐出容量は、制御弁によるクランク室5内の
圧力調整により制御される。
【0023】すなわち、図2の状態において、制御弁の
圧力調整でクランク室5の圧力が低下すれば、ピストン
10に作用する背圧が下がることにより、回転斜板14
の傾角が大きくなる。つまり、ヒンジ機構Kにおけるガ
イドピン18、18の球部18a、18aは、円孔(ガ
イド面)17a、17a内を後方向へ回動するととも
に、円孔(ガイド面)17a、17a内を中心線Sに沿
って内方から離れる方向に摺動する。また、回転斜板1
4が球面スリーブ12を中心に後方側に揺動するととも
に球面スリーブ12が押圧ばね13に抗して前進する。
これにより、回転斜板14の傾角が大きくなるため、図
1の状態に変化し、ピストン10のストロークが伸長さ
れて吐出容量は大きくなる。
【0024】逆に、図1の状態において、制御弁の圧力
調整でクランク室5の圧力が上昇すれば、ピストン10
に作用する背圧が上がることにより、回転斜板14の傾
角が小さくなる。つまり、ヒンジ機構Kにおけるガイド
ピン18、18の球部18a、18aは、円孔(ガイド
面)17a、17a内を前方向へ回動するとともに、円
孔(ガイド面)17a、17a内を中心線Sに沿って外
方から近づく方向に摺動する。また、回転斜板14が球
面スリーブ12を中心に前方側に揺動するとともに球面
スリーブ12が押圧ばね13に屈して後退する。これに
より、回転斜板14の傾角が小さくなるため、図2の状
態に変化し、ピストン10のストロークが縮小されて吐
出容量は小さくなる。
【0025】この間、この圧縮機においても、吸入行程
にあるピストン10には吸引力が作用するため、回転斜
板14には上死点位置Tから駆動軸6の回転方向後方側
(図3の約右半分)で吸引力が作用する一方、圧縮行程
にあるピストン10には圧縮反力が作用するため、回転
斜板14には上死点位置Tから駆動軸6の回転方向前方
側(図3の約左半分)で圧縮反力が作用する。このた
め、この圧縮機においても、回転斜板14が回転方向後
方側ではロータ16から離反しようとする一方、回転方
向前方側ではロータ16に押し付けられる。
【0026】ここで、この圧縮機では、支持アーム1
7、17及びガイドピン18、18が回転斜板14の上
死点位置Tを跨いで対設されている。このため、ピスト
ン10の吸引力及び圧縮反力はそれぞれ支持アームあ
7、17及びガイドピン18、18で好適に支持され、
回転斜板14がロータ16に対して左右に傾斜すること
はより防止されている。
【0027】しかし、この圧縮機では、製造時の容易性
等を考慮して、回転斜板14を前後揺動のみでなく回動
可能に支承する球面スリーブ12を採用している。ま
た、回転斜板14を前後揺動可能に支承すべく、円孔
(ガイド面)17a、17aとガイドピン18、18の
球部18a、18aとの間には僅かな間隙が必要であ
る。このため、回転斜板14がロータ16に対して左右
(図3では右側が下方へ、左側が上方へ)に僅かながら
傾斜せんとする(例えば、α°)。
【0028】このとき、この圧縮機では、図5に符号L
で示すように、ガイドピン18、18の球部18a、1
8aは円孔(ガイド面)17a、17aと線接触を保
ち、吸引力、圧縮反力及びトルクを線Lで支持する。し
たがって、この圧縮機では、高速運転又は高圧縮比運転
の継続中、回転斜板14の前後傾動動作を規制するヒン
ジ機構Kに異常摩耗を生じるおそれが確実に回避され、
優れた耐久性を発揮することができる。
【0029】また、この圧縮機では、円孔(ガイド面)
17a、17aの円形がロータ16の回転方向と交差す
るため、ロータ16が駆動軸6から受けるトルクを球部
18a、18aに伝達しやすい。さらに、この圧縮機で
は、各容量運転時において、円孔(ガイド面)17a、
17aの中心線Sの方向が回転斜板14の傾角変位にか
かわらずピストン10の上死点位置を前後にほとんど変
位しないように設定されているため、回転斜板14の前
後傾動動作はこれにより規制され、上死点におけるピス
トン10のトップクリアランスは、図6に符号G1 で示
すように、さほど問題にならない範囲にされる。
【0030】ここで、図6には、本出願人が先に提案し
た特願平3−62093号記載の圧縮機における回転斜
板の傾角とトップクリアランスとの関係(符号G0 )も
併せて示してある。各発明の要旨を除く他の条件は同一
としてある。この符号G0 の曲線と符号G1 の曲線とを
比較すれば、実施例1の圧縮機は、円孔(ガイド面)1
7a、17aが直線状で非常に加工が容易であるにもか
かわらず、優れた圧縮効率を発揮できることがわかる。
【0031】なお、実施例1の圧縮機における符号G1
で示す曲線の特性をもつ円孔(ガイド面)17a、17
aでは、製造時の誤差によりピストン10が弁板4と干
渉するおそれがあり、これを回避するために、最大容量
時のトップクリアランスばかりでなく、最小容量時のト
ップクリアランスをも確認しなければならない。また、
最小容量時のトップクリアランスより最大容量時のトッ
プクリアランスを大きくしてピストン10と弁板4との
干渉を回避することも考えられるが、最大容量時には大
きな能力が要求される。そこで、他の実施例として、図
6に符号G2 で示すように、最小容量時のトップクリア
ランスを最大容量時のトップクリアランスよりも大きく
なるように、円孔(ガイド面)17a、17aを貫設す
れば、ピストン10と弁板4との干渉を回避する場合、
最大容量時にトップクリアランスの確認を行なうことに
より、他の容量での確認をする手間を排除できるととも
に、これによりさほどの能力低下を招来しないという効
果も奏することができる。 (実施例2)実施例2の圧縮機は請求項1、2を具体化
したものであり、かつ円筒スリーブを採用し、これに合
わせて回転斜板を変更している。
【0032】すなわち、この圧縮機では、図7に示すよ
うに、駆動軸6には、円筒スリーブ30が駆動軸6に対
して摺動可能に支持されている。円筒スリーブ30は、
図8、9に示すように、両端に形成された平坦面30a
が斜板支持体31の内面と当接されており、斜板支持体
31と円筒スリーブ30とは両平坦面30aに植設され
た枢軸ピン35により連結されている。これにより、斜
板支持体31は枢軸ピン35の外周面に沿って前後揺動
可能に支承されている。
【0033】斜板支持体31には、回転斜板32が螺子
部材33により固着されているとともに、背面側におい
てヒンジ機構Kを構成する単一のブラケット34が回転
斜板14の上死点位置Tから回転方向前方側(図8の左
側)にずれた位置に突設されており、ブラケット34に
は、実施例1と同一のガイドピン18の一端が固着さ
れ、ガイドピン18の他端には球部18aが固着されて
いる。
【0034】また、実施例1と同一のロータ16の上部
前面には、ヒンジ機構Kの残部を構成する単一の支持ア
ーム17がガイドピン18と対向するように軸方向後方
に突出している。他の構成は実施例1と同様であり、同
一符号を付して詳説は省略する。以上のように構成され
た圧縮機において、クランク室5の圧力が低下すれば、
回転斜板32が枢軸ピン35を中心に後方側に揺動する
とともに円筒スリーブ30が押圧ばね13に抗して前進
する。これにより、回転斜板32の傾角が大きくなり、
吐出容量は大きくなる。逆に、クランク室5の圧力が上
昇すれば、回転斜板32が円筒スリーブ30を中心に前
方側に揺動するとともに円筒スリーブ30が押圧ばね1
3に屈して後退する。これにより、回転斜板32の傾角
が小さくなり、吐出容量は小さくなる。
【0035】この間、この圧縮機においても、回転斜板
32が回転方向後方側(図8の約右半分)ではロータ1
6から離反しようとする一方、回転方向前方側(図8の
約左半分)ではロータ16に押し付けられる。ここで、
この圧縮機においては、回転斜板32が吸引力及び圧縮
反力によりロータ16に対して左右に傾斜せんとする力
は、円筒スリーブ30の平坦面30aにより防止されて
いる。
【0036】しかし、この圧縮機では、回転斜板32を
前後揺動可能に支承すべく、回転斜板32と円筒スリー
ブ30の平坦面30aとの間、円孔(ガイド面)17a
とガイドピン18の球部18aとの間等には僅かな間隙
が必要である。このため、回転斜板14がロータ16に
対して左右(図8では右側が下方へ、左側が上方へ)に
僅かながら傾斜せんとする(例えば、α°)。
【0037】このとき、この圧縮機においても、ガイド
ピン18の球部18aは円孔(ガイド面)17aと線接
触を保つことができる。したがって、この圧縮機におい
ても、実施例1と同様の効果を奏することができる。 (実施例3)実施例3の圧縮機は請求項1、2、5、6
を具体化したものである。
【0038】すなわち、この圧縮機では、図10に示す
ように、中心線Sが回転斜板14の傾角にかかわらずピ
ストン10の上死点位置を極小に保つ曲率を有する円孔
(ガイド面)17b(一方のみ図示。以下同様。)を採
用している。なお、円孔(ガイド面)17bは、加工作
業の観点から、後方側に開口17cを有している。他の
構成は実施例1と同様であり、同一符号を付して詳説は
省略する。
【0039】この圧縮機では、円孔(ガイド面)17b
が回転斜板14の前後傾動動作を規制することにより、
上死点におけるピストン10のトップクリアランスがほ
ぼ零にされ、優れた圧縮効率を発揮することができる。 (実施例4)実施例4の圧縮機は請求項4、5を円孔
(ガイド面17d)により具体化したものである。
【0040】すなわち、この圧縮機では、図11に示す
ように、ガイドピン18の球部18aには回動可能にシ
ュー40、40が保持され、シュー40、40が円孔
(ガイド面)17dに摺動可能に挿入されている。他の
構成は実施例1と同様であり、同一符号を付して詳説は
省略する。この圧縮機では、例え回転斜板14がロータ
16に対して左右に傾斜しても、ガイドピン18の球部
18aはシュー40、40と面接触を保ち、シュー4
0、40も円孔(ガイド面)17dと面接触を保つこと
ができる。
【0041】したがって、この圧縮機では、ヒンジ機構
Kにより異常摩耗を生じにくく、さらに優れた耐久性を
発揮することができる。 (実施例5)実施例5の圧縮機は請求項4、5を角孔
(ガイド面17e)により具体化したものである。
【0042】すなわち、この圧縮機では、図12に示す
ように、ガイドピン18の球部18aには回動可能にシ
ュー41、41が保持され、シュー41、41が角孔
(ガイド面)17eに摺動可能に挿入されている。他の
構成は実施例1と同様であり、同一符号を付して詳説は
省略する。この圧縮機では、例え回転斜板14がロータ
16に対して左右に傾斜しても、ガイドピン18の球部
18aはシュー41、41と面接触を保ち、シュー4
1、41も角孔(ガイド面)17eと面接触を保つこと
ができる。
【0043】したがって、この圧縮機においても、ヒン
ジ機構Kがより異常摩耗を生じにくく、さらに優れた耐
久性を発揮することができる。 (実施例6)実施例6の圧縮機は請求項1、3を具体化
したものである。すなわち、この圧縮機では、図13に
示すように、ロータ16側のみで円弧に形成された円溝
17fによりガイド面が形成され、ガイドピン42の他
端には円溝(ガイド面)17fを回動可能な球部43が
軸支されている。
【0044】この圧縮機では、例え回転斜板14がロー
タ16に対して左右に傾斜しても、球部43は円溝(ガ
イド面)17fと線接触を保つことができる。したがっ
て、この圧縮機は実施例1と同様の効果を奏することが
できる。また、この圧縮機では、球部43が円溝(ガイ
ド面)17f内を転動して低い摩擦係数で移動するた
め、吐出容量が滑らかに変化される。
【0045】なお、上記実施例1〜5のシュー15、1
5を用いた連結機構に代えて、回転斜板14と各ピスト
ン10とをピストンロッドによって連結するようにして
もよい。また、上記実施例では回転斜板14が駆動軸6
の回転と同期して回転する圧縮機を採用したが、前記従
来の圧縮機のように回転斜板と相対摺動をし、自らは回
転しない揺動斜板を採用した型の圧縮機にも、本発明を
適用することができる。
【0046】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の圧縮機で
は、特許請求の範囲記載の構成を採用しているため、次
のような優れた効果を奏することができる。 (1)請求項1の圧縮機では、例え斜板がロータに対し
て左右に傾斜しても、ガイドピンの球部はガイド面と線
接触を保つため、ヒンジ機構に異常摩耗を生じにくい。
したがって、この圧縮機では優れた耐久性を発揮するこ
とができる。
【0047】(2)請求項2の圧縮機では、請求項1の
効果に加え、製造を容易に行なうことができる。 (3)請求項3の圧縮機では、請求項1の効果に加え、
吐出容量の変化を滑らかに行なうことができる。 (4)請求項3の圧縮機では、例え斜板がロータに対し
て左右に傾斜しても、球部はシューと面接触を保ち、シ
ューもガイド面と面接触を保つため、ヒンジ機構に異常
摩耗を生じにくい。したがって、この圧縮機ではさらに
優れた耐久性を発揮することができる。
【0048】(5)請求項5の圧縮機では、請求項1〜
4の効果に加え、ピストンの吸引力及び圧縮反力をそれ
ぞれのヒンジ機構で好適に支持することができるため、
斜板がロータに対して左右に傾斜することをより防止す
ることができる。したがって、この場合には、より優れ
た耐久性を発揮することができる。 (6)請求項6の圧縮機では、請求項1〜5の効果に加
え、上死点におけるピストンのトップクリアランスをほ
ぼ零にし、優れた圧縮効率を発揮することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1の圧縮機に係り、最大容量時の縦断面
図である。
【図2】実施例1の圧縮機に係り、最小容量時の縦断面
図である。
【図3】実施例1の圧縮機に係り、ヒンジ機構を示す一
部断面の分解平面図である。
【図4】実施例1の圧縮機に係り、斜板、球面スリーブ
等を示す図3のA−A断面図である。
【図5】実施例1の圧縮機に係り、円孔(ガイド面)と
ガイドピンの球部とを示す要部断面図である。
【図6】実施例1の圧縮機に係り、回転斜板の傾角とト
ップクリアランスの変動量との関係を示すグラフであ
る。
【図7】実施例2の圧縮機に係り、最大容量時の要部縦
断面図である。
【図8】実施例2の圧縮機に係り、ヒンジ機構を示す一
部断面の分解平面図である。
【図9】実施例2の圧縮機に係り、斜板、球面スリーブ
等を示す図8のB−B断面図である。
【図10】実施例3の圧縮機に係り、(A)はヒンジ機
構を示す要部断面図、(B)は円孔(ガイド面)を示す
平面図である。
【図11】実施例4の圧縮機に係り、(A)はヒンジ機
構を示す要部断面図、(B)は円孔(ガイド面)を示す
平面図、(C)はガイドピン及びシューを示す斜視図で
ある。
【図12】実施例5の圧縮機に係り、(A)はヒンジ機
構を示す要部断面図、(B)は角孔(ガイド面)を示す
平面図、(C)はガイドピン及びシューを示す斜視図で
ある。
【図13】実施例6の圧縮機に係り、(A)はヒンジ機
構を示す要部断面図、(B)はヒンジ機構を示す平面図
である。
【図14】従来の圧縮機に係り、ヒンジ機構を示す要部
断面図である。
【図15】従来の圧縮機に係り、ヒンジ機構の要部拡大
断面図である。
【符号の説明】
1…シリンダブロック 2…フロントハウジング 3…
リアハウジング 5…クランク室 20…吸入室 21
…吐出室 9…シリンダボア 10…ピストン 6…
駆動軸 16…ロータ K…ヒンジ機構 12
…球面スリーブ 30…円筒スリーブ 14…回転斜板 15…
シュー(連結機構) 17…支持アーム 18、42…ガイドピン T…上死点位置 O…駆動軸の軸心 S…中
心線 17a、17b、17d…円孔(ガイド面) 17e…角孔(ガイド面) 17f…円溝(ガ
イド面) 18a、43…球部 40、41…シュー

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ハウジングにクランク室、吸入室、吐出室
    及びこれらと接続されたシリンダボアが区画形成される
    とともに、該各シリンダボアにはそれぞれピストンが往
    復動可能に収容され、該ハウジングに支持された駆動軸
    には前記クランク室内に位置するロータが同期回転可能
    に支持され、該ロータとの間にヒンジ機構を介しかつ前
    記駆動軸との間にスリーブを介して斜板が傾角変位可能
    に枢支され、該斜板と前記ピストンとの間には前記斜板
    の前後揺動運動を各該ピストンの往復動に変換する連結
    機構が介装され前記クランク室内の圧力により前記斜板
    の傾角を制御して吐出容量を変化するように構成した容
    量可変型斜板式圧縮機において、 前記ヒンジ機構は、前記ロータに後方側へ突出して設け
    られた支持アームと、一端が前記斜板に固着されたガイ
    ドピンとからなり、該支持アームは、前記駆動軸の軸心
    と該斜板の上死点位置とで決定される面と平行であって
    該駆動軸の軸心に対して外方から近づく方向に延在し、
    中心線と直交する断面の少なくとも該ロータ側が円弧に
    形成されたガイド面をもち、該ガイドピンの他端には該
    ガイド面と整合する球部が保持されていることを特徴と
    する容量可変型斜板式圧縮機。
  2. 【請求項2】ガイド面は円孔により形成され、球部はガ
    イドピンの他端に固着され、該球部は該ガイド面に回動
    かつ摺動可能に挿入されていることを特徴とする請求項
    1記載の容量可変型斜板式圧縮機。
  3. 【請求項3】球部はガイドピンの他端に回動可能に保持
    され、該球部はガイド面に転動可能に挿入されているこ
    とを特徴とする請求項1記載の容量可変型斜板式圧縮
    機。
  4. 【請求項4】ハウジングにクランク室、吸入室、吐出室
    及びこれらと接続されたシリンダボアが区画形成される
    とともに、該各シリンダボアにはそれぞれピストンが往
    復動可能に収容され、該ハウジングに支持された駆動軸
    には前記クランク室内に位置するロータが同期回転可能
    に支持され、該ロータとの間にヒンジ機構を介しかつ前
    記駆動軸との間にスリーブを介して斜板が傾角変位可能
    に枢支され、該斜板と前記ピストンとの間には前記斜板
    の前後揺動運動を各該ピストンの往復動に変換する連結
    機構が介装され前記クランク室内の圧力により前記斜板
    の傾角を制御して吐出容量を変化するように構成した容
    量可変型斜板式圧縮機において、 前記ヒンジ機構は、前記ロータに後方側へ突出して設け
    られた支持アームと、一端が前記斜板に固着されたガイ
    ドピンとからなり、該支持アームは、前記駆動軸の軸心
    と該斜板の上死点位置とで決定される面と平行であって
    該駆動軸の軸心に対して外方から近づく方向に延在し、
    円孔又は角孔により形成されたガイド面をもち、該ガイ
    ドピンの他端には球部が設けられ、該球部には回動可能
    にシューが保持され、該シューが該ガイド面に摺動可能
    に挿入されていることを特徴とする容量可変型斜板式圧
    縮機。
  5. 【請求項5】ヒンジ機構は斜板の上死点位置を跨いで対
    設されていることを特徴とする請求項1、2、3又は4
    記載の容量可変型斜板式圧縮機。
  6. 【請求項6】ガイド面は、斜板の傾角にかかわらずピス
    トンの上死点位置を極小に保つ曲率を有することを特徴
    とする請求項1、2、3、4又は5記載の容量可変型斜
    板式圧縮機。
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