JPH11125176A - 斜板式可変容量圧縮機 - Google Patents
斜板式可変容量圧縮機Info
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- JPH11125176A JPH11125176A JP9288754A JP28875497A JPH11125176A JP H11125176 A JPH11125176 A JP H11125176A JP 9288754 A JP9288754 A JP 9288754A JP 28875497 A JP28875497 A JP 28875497A JP H11125176 A JPH11125176 A JP H11125176A
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- JP
- Japan
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- sleeve
- boss
- journal
- swash plate
- drive shaft
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F04—POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
- F04B—POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS
- F04B27/00—Multi-cylinder pumps specially adapted for elastic fluids and characterised by number or arrangement of cylinders
- F04B27/08—Multi-cylinder pumps specially adapted for elastic fluids and characterised by number or arrangement of cylinders having cylinders coaxial with, or parallel or inclined to, main shaft axis
- F04B27/10—Multi-cylinder pumps specially adapted for elastic fluids and characterised by number or arrangement of cylinders having cylinders coaxial with, or parallel or inclined to, main shaft axis having stationary cylinders
- F04B27/1036—Component parts, details, e.g. sealings, lubrication
- F04B27/1054—Actuating elements
- F04B27/1072—Pivot mechanisms
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
- Y10T—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
- Y10T74/00—Machine element or mechanism
- Y10T74/16—Alternating-motion driven device with means during operation to adjust stroke
- Y10T74/1625—Stroke adjustable to zero and/or reversible in phasing
- Y10T74/1683—Cam and follower drive
- Y10T74/1692—Axial-type cam [e.g., wabbler type]
Abstract
(57)【要約】
【課題】 スリーブとジャーナルの加工性の向上と、そ
れらの結合部分の潤滑性の向上とを図る。 【解決手段】 スリーブ１２の平坦面部２５とジャーナ
ル１４のボス部１５内周の平坦面部３０とを摺接嵌合し
てピン１３により連結してあるから、平坦面部２５，３
０の加工精度を出し易く、スリーブ１２，ジャーナル１
４の加工性を向上することができ、かつ、スリーブ１２
とボス部１５の結合部分がクランク室５に開放，露出し
ているためオイルミストが付着し易く潤滑性が向上す
る。
れらの結合部分の潤滑性の向上とを図る。 【解決手段】 スリーブ１２の平坦面部２５とジャーナ
ル１４のボス部１５内周の平坦面部３０とを摺接嵌合し
てピン１３により連結してあるから、平坦面部２５，３
０の加工精度を出し易く、スリーブ１２，ジャーナル１
４の加工性を向上することができ、かつ、スリーブ１２
とボス部１５の結合部分がクランク室５に開放，露出し
ているためオイルミストが付着し易く潤滑性が向上す
る。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は車両用空調装置等の
冷凍サイクルに介装されて、冷媒ガスの圧縮に用いられ
る斜板式可変容量圧縮機に関する。
冷凍サイクルに介装されて、冷媒ガスの圧縮に用いられ
る斜板式可変容量圧縮機に関する。
【０００２】
【従来の技術】斜板式可変容量圧縮機は、例えば特開平
８−６１２３１号公報，特開平６−１０１６４０号公報
等に示されているように、ドライブシャフトと一体に回
転するジャーナルのボス部外周に、ドライブシャフトの
回転をピストンの直線運動に変換する斜板を設けると共
に、前記ジャーナルのボス部をドライブシャフトに摺動
自在に嵌装したスリーブに外嵌して、該スリーブを揺動
支点としてジャーナルを斜板と一体に揺動するように構
成している。
８−６１２３１号公報，特開平６−１０１６４０号公報
等に示されているように、ドライブシャフトと一体に回
転するジャーナルのボス部外周に、ドライブシャフトの
回転をピストンの直線運動に変換する斜板を設けると共
に、前記ジャーナルのボス部をドライブシャフトに摺動
自在に嵌装したスリーブに外嵌して、該スリーブを揺動
支点としてジャーナルを斜板と一体に揺動するように構
成している。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】スリーブを球体に形成
してある一方、ジャーナルのボス部内周を凹球面として
形成して、これらスリーブとボス部とを球面結合してあ
るため、スリーブおよびジャーナルのボス部を極力小さ
くして所要の斜板揺動角を得ることができて、圧縮機の
小型，軽量化に寄与することができるが、ボス部とスリ
ーブとを球面結合するため相互の加工精度が出しづら
く、特にボス部内周を凹球面に仕上げるためには加工性
が悪くコスト的に不利となってしまう。
してある一方、ジャーナルのボス部内周を凹球面として
形成して、これらスリーブとボス部とを球面結合してあ
るため、スリーブおよびジャーナルのボス部を極力小さ
くして所要の斜板揺動角を得ることができて、圧縮機の
小型，軽量化に寄与することができるが、ボス部とスリ
ーブとを球面結合するため相互の加工精度が出しづら
く、特にボス部内周を凹球面に仕上げるためには加工性
が悪くコスト的に不利となってしまう。
【０００４】また、スリーブとボス部との球面結合部分
は、冷媒中にミスト状に含有するオイルが付着して潤滑
性が保たれるのであるが、スリーブの外周をボス部が球
面状態で内包，係着しているため、該球面結合部分にオ
イルミストが流入，付着しにくくなってしまうことも否
めない。
は、冷媒中にミスト状に含有するオイルが付着して潤滑
性が保たれるのであるが、スリーブの外周をボス部が球
面状態で内包，係着しているため、該球面結合部分にオ
イルミストが流入，付着しにくくなってしまうことも否
めない。
【０００５】そこで、本発明はスリーブとジャーナルの
ボス部との結合部分の加工精度を出し易く、加工作業が
容易でコスト的に有利に得ることができると共に該結合
部分の潤滑性を向上することができる斜板式可変容量圧
縮機を提供するものである。
ボス部との結合部分の加工精度を出し易く、加工作業が
容易でコスト的に有利に得ることができると共に該結合
部分の潤滑性を向上することができる斜板式可変容量圧
縮機を提供するものである。
【０００６】
【課題を解決するための手段】請求項１の発明にあって
は、ドライブシャフトと一体に回転するジャーナルのボ
ス部外周に、ドライブシャフトの回転をピストンの直線
運動に変換する斜板を設けると共に、前記ジャーナルの
ボス部をドライブシャフトに摺動自在に嵌装したスリー
ブに外嵌して、該スリーブを揺動支点としてジャーナル
を斜板と一体に揺動するようにした構造において、前記
スリーブを球体に形成すると共にその外周面の前記ドラ
イブシャフトと直交する位置に１対の互いに平行な平坦
面部を形成する一方、前記ボス部の内周にスリーブの平
坦面部に対応して１対の平行な平坦面部を形成し、これ
らスリーブ外周とボス部内周の平坦面部同志を摺接させ
て、該摺接部分でスリーブとボス部とをピンにより揺動
自在に連結したことを特徴としている。
は、ドライブシャフトと一体に回転するジャーナルのボ
ス部外周に、ドライブシャフトの回転をピストンの直線
運動に変換する斜板を設けると共に、前記ジャーナルの
ボス部をドライブシャフトに摺動自在に嵌装したスリー
ブに外嵌して、該スリーブを揺動支点としてジャーナル
を斜板と一体に揺動するようにした構造において、前記
スリーブを球体に形成すると共にその外周面の前記ドラ
イブシャフトと直交する位置に１対の互いに平行な平坦
面部を形成する一方、前記ボス部の内周にスリーブの平
坦面部に対応して１対の平行な平坦面部を形成し、これ
らスリーブ外周とボス部内周の平坦面部同志を摺接させ
て、該摺接部分でスリーブとボス部とをピンにより揺動
自在に連結したことを特徴としている。
【０００７】請求項２の発明にあっては、請求項１に記
載のスリーブの平坦面部を、外周の球面よりも突出させ
て形成したことを特徴としている。
載のスリーブの平坦面部を、外周の球面よりも突出させ
て形成したことを特徴としている。
【０００８】
【発明の効果】請求項１に記載の発明によれば、スリー
ブを球体に形成し、該スリーブにジャーナルのボス部を
外嵌して該スリーブを揺動支点としてジャーナルを揺動
自在としてあるから、スリーブおよびジャーナルのボス
部を球面結合した従来のものと同様にスリーブ，ボス部
を極力小さくして所要の斜板揺動角を得ることができ
て、圧縮機の小型，軽量化に寄与できることは勿論、前
記スリーブとボス部との結合部分は互いに平坦面同志の
摺接としてピン連結してあるため、スリーブ外周の平坦
面部はもとよりボス部内周の平坦面部の加工精度を出し
易く、加工作業が容易でコスト的に有利に得ることがで
きる。
ブを球体に形成し、該スリーブにジャーナルのボス部を
外嵌して該スリーブを揺動支点としてジャーナルを揺動
自在としてあるから、スリーブおよびジャーナルのボス
部を球面結合した従来のものと同様にスリーブ，ボス部
を極力小さくして所要の斜板揺動角を得ることができ
て、圧縮機の小型，軽量化に寄与できることは勿論、前
記スリーブとボス部との結合部分は互いに平坦面同志の
摺接としてピン連結してあるため、スリーブ外周の平坦
面部はもとよりボス部内周の平坦面部の加工精度を出し
易く、加工作業が容易でコスト的に有利に得ることがで
きる。
【０００９】また、これらスリーブとボス部の平坦面部
同志が摺接した結合部分は従来の球面結合によるものと
異なりクランク室に大きく開放して露出するため、該結
合部分に冷媒中に含有するオイルミストが流入，付着し
易く、従って、潤滑性を向上することもできる。
同志が摺接した結合部分は従来の球面結合によるものと
異なりクランク室に大きく開放して露出するため、該結
合部分に冷媒中に含有するオイルミストが流入，付着し
易く、従って、潤滑性を向上することもできる。
【００１０】請求項２に記載の発明によれば、請求項１
の発明の効果に加えて、スリーブの平坦面部は該スリー
ブ外周の球面よりも突出させて形成してあるため、球面
に平坦面部を形成する場合に較べて１対の平坦面部の平
行度を出し易く、より一層加工性を向上することができ
る。
の発明の効果に加えて、スリーブの平坦面部は該スリー
ブ外周の球面よりも突出させて形成してあるため、球面
に平坦面部を形成する場合に較べて１対の平坦面部の平
行度を出し易く、より一層加工性を向上することができ
る。
【００１１】また、１本の棒材からバーマシンによって
複数個のスリーブを同時に加工成形することが可能で、
量産による大幅なコストダウンを実現することもでき
る。
複数個のスリーブを同時に加工成形することが可能で、
量産による大幅なコストダウンを実現することもでき
る。
【００１２】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図面
と共に詳述する。
と共に詳述する。
【００１３】図１，２において、１は圧縮機ハウジング
で複数のシリンダボア３を有するシリンダブロック２
と、シリンダブロック２の前側に配置されて該シリンダ
ブロック２との間にクランク室５を形成するフロントハ
ウジング４と、シリンダブロック２の後側にバルブプレ
ート９を介装して配置されて冷媒吸入室７と冷媒吐出室
８とを形成するリヤハウジング６とを備えている。
で複数のシリンダボア３を有するシリンダブロック２
と、シリンダブロック２の前側に配置されて該シリンダ
ブロック２との間にクランク室５を形成するフロントハ
ウジング４と、シリンダブロック２の後側にバルブプレ
ート９を介装して配置されて冷媒吸入室７と冷媒吐出室
８とを形成するリヤハウジング６とを備えている。
【００１４】クランク室５内にはドライブシャフト１０
に固設したドライブプレート１１と、ドライブシャフト
１０に摺動自在に嵌装したスリーブ１２に後述するよう
にピン１３により揺動自在に連結したジャーナル１４
と、該ジャーナル１４のボス部１５の外周に形成したね
じ部１６にねじ孔１８を螺合して固定した斜板１７とを
備えている。
に固設したドライブプレート１１と、ドライブシャフト
１０に摺動自在に嵌装したスリーブ１２に後述するよう
にピン１３により揺動自在に連結したジャーナル１４
と、該ジャーナル１４のボス部１５の外周に形成したね
じ部１６にねじ孔１８を螺合して固定した斜板１７とを
備えている。
【００１５】ジャーナル１４はそのヒンジアーム１９を
ドライブプレート１１のヒンジアーム２０に、該ヒンジ
アーム２０の弧状の長孔２１とピン２２とを介して連結
して、該長孔２１によって揺動が規制されるようになっ
ている。
ドライブプレート１１のヒンジアーム２０に、該ヒンジ
アーム２０の弧状の長孔２１とピン２２とを介して連結
して、該長孔２１によって揺動が規制されるようになっ
ている。
【００１６】各シリンダボア３に配設したピストン２３
は、斜板１７を挾んだ１対のシュー２４を介して該斜板
１７に連結してある。
は、斜板１７を挾んだ１対のシュー２４を介して該斜板
１７に連結してある。
【００１７】斜板１７は図外の圧力制御弁機構により冷
媒吸入室７の圧力に応じて調整されるクランク室５内の
圧力によって傾斜角度が制御され、この斜板１７の角度
変化によりピストン２３のストロークを変化して冷媒の
吐出容量を変化させるようになっている。
媒吸入室７の圧力に応じて調整されるクランク室５内の
圧力によって傾斜角度が制御され、この斜板１７の角度
変化によりピストン２３のストロークを変化して冷媒の
吐出容量を変化させるようになっている。
【００１８】ここで、前記スリーブ１２は球体に形成し
てあって、その外周面の前記ドライブシャフト１０と直
交する位置に１対の互いに平行な平坦面部２５を形成し
てある。
てあって、その外周面の前記ドライブシャフト１０と直
交する位置に１対の互いに平行な平坦面部２５を形成し
てある。
【００１９】この平坦面部２５の中心位置にはドライブ
シャフト１０が挿通する中央孔２６に貫通するピン嵌合
孔２７を形成してある。
シャフト１０が挿通する中央孔２６に貫通するピン嵌合
孔２７を形成してある。
【００２０】また、中央孔２６の両側端縁はドライブシ
ャフト１０に遊装したバランススプリング２８を受ける
スプリングシート面２９を平坦に形成してある。
ャフト１０に遊装したバランススプリング２８を受ける
スプリングシート面２９を平坦に形成してある。
【００２１】一方、ジャーナル１４のボス部１５の内径
はスリーブ１２よりも若干大きく形成してあると共に、
該ボス部１５の内周の前記スリーブ１２の１対の平坦面
部２５に対応する位置には、該平坦面部２５に摺接する
平坦面部３０を形成してあると共に、その中心位置には
ピン嵌合孔３１をねじ部１６側に貫通して形成してあ
る。
はスリーブ１２よりも若干大きく形成してあると共に、
該ボス部１５の内周の前記スリーブ１２の１対の平坦面
部２５に対応する位置には、該平坦面部２５に摺接する
平坦面部３０を形成してあると共に、その中心位置には
ピン嵌合孔３１をねじ部１６側に貫通して形成してあ
る。
【００２２】スリーブ１２はドライブシャフト１０に嵌
装する前に、ジャーナル１４のボス部１５の内側に挿入
し、それらの平坦面部２５，３０同志を摺接させると共
にピン嵌合孔２７，３１を整合させ、これらピン嵌合孔
２７，３１にピン１３を挿入して該ボス部１５に連結し
てある。
装する前に、ジャーナル１４のボス部１５の内側に挿入
し、それらの平坦面部２５，３０同志を摺接させると共
にピン嵌合孔２７，３１を整合させ、これらピン嵌合孔
２７，３１にピン１３を挿入して該ボス部１５に連結し
てある。
【００２３】ピン１３はジャーナル１４のボス部１５外
周のねじ部１６に斜板１７のねじ孔１８を螺合すると共
に、スリーブ１２の中央孔２６にドライブシャフト１０
を挿通することによって抜止めされる。
周のねじ部１６に斜板１７のねじ孔１８を螺合すると共
に、スリーブ１２の中央孔２６にドライブシャフト１０
を挿通することによって抜止めされる。
【００２４】図１中、３２はバルブプレート９の吐出口
３３を開閉するリード弁、３４は該バルブプレート９の
吸入口３５を開閉するリード弁、３６はリード弁３２を
支持し開度を規制するリテーナを示す。
３３を開閉するリード弁、３４は該バルブプレート９の
吸入口３５を開閉するリード弁、３６はリード弁３２を
支持し開度を規制するリテーナを示す。
【００２５】以上の実施形態の構造によれば、スリーブ
１２を球体とし、該スリーブ１２にジャーナル１４のボ
ス部１５を外嵌して該スリーブ１２を揺動支点としてジ
ャーナル１４を揺動自在としてあるから、ジャーナル１
４の揺動時にボス部１５の端部がスリーブ１２に干渉す
ることがなく、従って、スリーブおよびジャーナルのボ
ス部を球面結合した従来のものと同様にスリーブ１２お
よびボス部１５を極力小さくして所要の斜板揺動角を得
ることができて、圧縮機の小型，軽量化に寄与すること
ができる。
１２を球体とし、該スリーブ１２にジャーナル１４のボ
ス部１５を外嵌して該スリーブ１２を揺動支点としてジ
ャーナル１４を揺動自在としてあるから、ジャーナル１
４の揺動時にボス部１５の端部がスリーブ１２に干渉す
ることがなく、従って、スリーブおよびジャーナルのボ
ス部を球面結合した従来のものと同様にスリーブ１２お
よびボス部１５を極力小さくして所要の斜板揺動角を得
ることができて、圧縮機の小型，軽量化に寄与すること
ができる。
【００２６】また、前記スリーブ１２とボス部１５とは
互いに平行な各１対の平坦面部２５，３０同志を摺接嵌
合してピン１３により連結してあるため、スリーブ１２
の外周の平坦面部２５はもとよりボス部１５の内周の平
坦面部３０の加工精度を出し易く、従って、加工作業が
容易でコスト的に有利に得ることができる。
互いに平行な各１対の平坦面部２５，３０同志を摺接嵌
合してピン１３により連結してあるため、スリーブ１２
の外周の平坦面部２５はもとよりボス部１５の内周の平
坦面部３０の加工精度を出し易く、従って、加工作業が
容易でコスト的に有利に得ることができる。
【００２７】しかも、スリーブ１２とボス部１５の結合
部分は平坦面部２５，３０同志の摺接嵌合としてあっ
て、従来の球面結合タイプのものと異なり球体のスリー
ブ１２がボス部１５で内包されず該結合部分がクランク
室５に大きく開放して露出しているから、該結合部分に
冷媒中にミスト状に含有するオイルが流入，付着し易
く、従って、平坦面部２５，３０の摺接部分およびピン
１３による連結部分の潤滑性を向上することができる。
部分は平坦面部２５，３０同志の摺接嵌合としてあっ
て、従来の球面結合タイプのものと異なり球体のスリー
ブ１２がボス部１５で内包されず該結合部分がクランク
室５に大きく開放して露出しているから、該結合部分に
冷媒中にミスト状に含有するオイルが流入，付着し易
く、従って、平坦面部２５，３０の摺接部分およびピン
１３による連結部分の潤滑性を向上することができる。
【００２８】図３は本発明の第２実施形態を示すもの
で、本実施形態にあってはスリーブ１２の外周面の前記
ドライブシャフト１０と直交する位置に１対の突出部３
６を一体に形成し、これら突出部３６，３６の端面を互
いに平行な平坦面部２５として形成して、該平坦面部２
５をジャーナル１４のボス部１５の内周の平坦面部３０
に摺接嵌合して、該摺接部分でスリーブ１２とボス部１
５とをピン１３により連結するようにしてある。
で、本実施形態にあってはスリーブ１２の外周面の前記
ドライブシャフト１０と直交する位置に１対の突出部３
６を一体に形成し、これら突出部３６，３６の端面を互
いに平行な平坦面部２５として形成して、該平坦面部２
５をジャーナル１４のボス部１５の内周の平坦面部３０
に摺接嵌合して、該摺接部分でスリーブ１２とボス部１
５とをピン１３により連結するようにしてある。
【００２９】この第２実施形態の構造では、スリーブ１
２の平坦面部２５は、スリーブ１２の外周の球面よりも
突出した突起部３６の端面に形成してあるから、スリー
ブ１２の球面に直接平坦面部２５を切削加工するものと
較べて１対の平坦面部２５，２５の平行度を出し易く、
スリーブ１２の加工性をより一層向上することができ
る。
２の平坦面部２５は、スリーブ１２の外周の球面よりも
突出した突起部３６の端面に形成してあるから、スリー
ブ１２の球面に直接平坦面部２５を切削加工するものと
較べて１対の平坦面部２５，２５の平行度を出し易く、
スリーブ１２の加工性をより一層向上することができ
る。
【００３０】また、このようにスリーブ１２の外周面に
１対の突起部３６を設けてそれらの端面に平坦面部２５
を形成することによって、スリーブ１２の量産化を有利
に行うことができる。
１対の突起部３６を設けてそれらの端面に平坦面部２５
を形成することによって、スリーブ１２の量産化を有利
に行うことができる。
【００３１】これは、例えば図４に示すように、１本の
丸棒材４０を図外のバーマシンによって切削加工して、
複数個の球体４１を頸部４２を境にして等間隔に形成す
る。
丸棒材４０を図外のバーマシンによって切削加工して、
複数個の球体４１を頸部４２を境にして等間隔に形成す
る。
【００３２】そして、各球体４１の中心部に丸棒材４０
と直交して貫通孔４３をドリル加工すると共に貫通孔４
３の端縁に平行に切欠部４４を形成し、かつ、各頸部４
２を中央位置から平行に切断することによってスリーブ
１２の原形が成形されるから、前記各切削部を仕上げ加
工して１本の丸棒材４０から複数個のスリーブ１２を容
易に得ることができる。
と直交して貫通孔４３をドリル加工すると共に貫通孔４
３の端縁に平行に切欠部４４を形成し、かつ、各頸部４
２を中央位置から平行に切断することによってスリーブ
１２の原形が成形されるから、前記各切削部を仕上げ加
工して１本の丸棒材４０から複数個のスリーブ１２を容
易に得ることができる。
【００３３】即ち、スリーブ１２の原形における球体４
１がスリーブ１２，頸部４２が突起部３６，頸部４２の
切断端面が平坦面部２５，貫通孔４３が中央孔２６，お
よび貫通孔４３の端縁の切欠部４４がスプリングシート
面２９となる。
１がスリーブ１２，頸部４２が突起部３６，頸部４２の
切断端面が平坦面部２５，貫通孔４３が中央孔２６，お
よび貫通孔４３の端縁の切欠部４４がスプリングシート
面２９となる。
【図１】本発明の一実施形態を示す断面図。
【図２】本発明の一実施形態のスリーブとジャーナルの
ボス部との連結部を示す断面図。
ボス部との連結部を示す断面図。
【図３】本発明の第２実施形態のスリーブとジャーナル
のボス部との連結部を示す断面図。
のボス部との連結部を示す断面図。
【図４】本発明の第２実施形態のスリーブの製作例を示
す説明図。
す説明図。
１０ ドライブシャフト １２ スリーブ １３ ピン １４ ジャーナル １５ ボス部 １７ 斜板 ２３ ピストン ２５ スリーブの平坦面部 ３０ ボス部の平坦面部
Claims (2)
- 【請求項１】 ドライブシャフト（１０）と一体に回転
するジャーナル（１４）のボス部（１５）外周に、ドラ
イブシャフト（１０）の回転をピストン（２３）の直線
運動に変換する斜板（１７）を設けると共に、前記ジャ
ーナル（１４）のボス部（１５）をドライブシャフト
（１０）に摺動自在に嵌装したスリーブ（１２）に外嵌
して、該スリーブ（１２）を揺動支点としてジャーナル
（１４）を斜板（１７）と一体に揺動するようにした構
造において、前記スリーブ（１２）を球体に形成すると
共にその外周面の前記ドライブシャフト（１０）と直交
する位置に１対の互いに平行な平坦面部（２５）を形成
する一方、前記ボス部（１５）の内周にスリーブ（１
２）の平坦面部（２５）に対応して１対の平行な平坦面
部（３０）を形成し、これらスリーブ（１２）外周とボ
ス部（１５）内周の平坦面部（２５），（３０）同志を
摺接させて、該摺接部分でスリーブ（１２）とボス部
（１５）とをピン（１３）により揺動自在に連結したこ
とを特徴とする斜板式可変容量圧縮機。 - 【請求項２】 スリーブ（１２）の平坦面部（２５）を
外周の球面より突出させて形成したことを特徴とする請
求項１に記載の斜板式可変容量圧縮機。
Priority Applications (4)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20061024 |
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