JPH0429098Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0429098Y2
JPH0429098Y2 JP16118888U JP16118888U JPH0429098Y2 JP H0429098 Y2 JPH0429098 Y2 JP H0429098Y2 JP 16118888 U JP16118888 U JP 16118888U JP 16118888 U JP16118888 U JP 16118888U JP H0429098 Y2 JPH0429098 Y2 JP H0429098Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
slipper
valve
chamber
guide device
attached
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP16118888U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0280783U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP16118888U priority Critical patent/JPH0429098Y2/ja
Publication of JPH0280783U publication Critical patent/JPH0280783U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0429098Y2 publication Critical patent/JPH0429098Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、揺動板式圧縮機のピストンガイド装
置に関する。
(従来の技術) 従来のピストンガイド装置は、第4図に示すよ
うに、ガイド溝154に沿つて揺動するレストレ
イントピン152と、このレストレイントピン1
52の揺動端に取り付けてあるスリツパ153と
を備えている。スリツパ153は直方体である。
(考案が解決しようとする課題) ところが、図示しない駆動軸とともに回転保持
部材及び揺動板取付部材が回転すると、レストレ
イントピン152がガイド溝154に沿つて揺動
し、このときガイド溝154を形成する壁面15
4aにスリツパ153が直接衝突しながら動き、
大きな騒音が生じる。
本考案は、上述の事情に鑑みてなされたもの
で、レストレイントピンが揺動したときにおける
騒音の発生を防ぐことができる揺動板式圧縮機の
ピストンガイド装置を提供することを目的とす
る。
(課題を解決するための手段) 上述の課題を解決するため本考案の揺動板式圧
縮機のピストンガイド装置は、ガイド溝に沿つて
揺動するレストレイントピンと、このレストレイ
ントピンの揺動端に取り付けてあるスリツパとを
備えている揺動板式圧縮機のピストンガイド装置
において、前記スリツパに吸音材が取り付けてあ
ることを特徴とするものである。
(作用) スリツパに吸音材が取り付けてあるので、スリ
ツパは吸音材を介して衝突することになり、ガイ
ド溝を形成する壁面にスリツパが直接衝突したと
きに較べて衝撃が緩和される。したがつて、騒音
が大幅に減るとともに、スリツパの摩耗を防ぐこ
とができる。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面に基づき説明す
る。
第2図は本考案の一実施例のピストンガイド装
置を使用した可変容量型揺動板式圧縮機の縦断面
図であり、同図中1は圧縮機のハウジングで、該
ハウジング1はシリンダブロツク2と、該シリン
ダブロツク2の一端面(図中左端面)にバルブプ
レート3を介して気密に取り付けられたリヤヘツ
ド4と、前記シリンダブロツク2の他端面(図中
右端面)に気密に取り付けられたフロントヘツド
5とからなる。前記ハウジング1の内部には、前
記シリンダブロツク2のフロントヘツド5側端面
と、該フロントヘツド5の内周面及び内端面とに
よつてクランク室6が画成されている。前記シリ
ンダブロツク2には、前記ハウジング1の略中心
線上に沿つて配設された駆動軸7を中心として且
つその軸線を該駆動軸7のそれと平行にして、周
方向に所定間隔を存して複数個のシリンダ8が配
設され、これらの各シリンダ8内には、ピストン
9がそれぞれ摺動自在に嵌装されている。
前記リヤヘツド4の一端面(図中左端面)に
は、圧縮された冷媒ガスが吐出する吐出口4aが
穿設されている。前記リヤヘツド4の内部の略中
央部には吐出室10が形成され、該吐出室10は
隔壁11により、第1室101と第2室102とに
仕切られており、該隔壁11に穿設された絞り孔
11aを介して、これら第1室101と第2室1
2とが互いに連通されている。前記バルブプレ
ート3には、前記シリンダ8と第1室101とに
連通する吐出ポート3aが穿設されており、該吐
出ポート3aは、前記第1室101、絞り孔11
a及び第2室102を順次介して、前記吐出口4
aと連通されている。前記吐出ポート3aは吐出
弁12にて開閉されるもので、該吐出弁12は吐
出弁止め13と共に、前記バルブプレート3のリ
ヤヘツド4側に止めねじ14により取り付けら
れ、該止めねじ14は前記バルブプレート3の孔
3bを気密に介して、前記シリンダブロツク2の
ねじ孔2aに螺合されている。前記吐出室10の
外周側には吸入室15が形成され、該吸入室15
は前記バルブプレート3に穿設された吸入ポート
3cを介して、前記シリンダ8に連通されてい
る。前記吸入ポート3cは吸入弁15aにて開閉
されるもので、該吸入弁15aは前記バルブプレ
ート3のシリンダブロツク2側に取り付けられて
いる。
前記吸入室15は図示しない吸入口を介して図
示しない空気調和装置のエバポレータの出口に、
また、前記吐出室10は前記吐出口4aを介して
図示しないコンデンサの入口にそれぞれ接続され
ている。
前記吸入室15は連通路16を介して前記クラ
ンク室6と連通されている。前記連通路16は、
前記シリンダブロツク2に設けられた第1通路部
17と、前記バルブプレート3に設けられた第2
通路部18とからなる。前記第1通路部17は、
前記シリンダブロツク2のクランク室6側に設け
られた一側孔部17aと、バルブプレート3側に
設けられた他側孔部17bと、これら一側孔部1
7aと他側孔部17bとの間に設けられた中間孔
部17cとからなる。また、前記第2通路部18
は、前記第1通路部17の他側孔部17bと前記
吸入室15とを連通する如く、前記バルブプレー
ト3に穿設された孔18aよりなる。
前記連通路16には圧力調整弁19が介装され
ている。該圧力調整弁19は、前記連通路16を
開閉することにより、前記クランク室6内の圧力
を調整するものである。前記圧力調整弁19は、
圧力応動弁よりなるもので、基体20と、該基体
20の一側部に固定されたケース21と、該ケー
ス21内に設けられたダイアフラム22と、一端
が前記ダイアフラム22の中央部の当接板22a
に当接し且つ他端が前記基体20の中心孔20a
内を摺動自在に介して該基体20の他側外方に延
出された弁軸23と、該弁軸23の他端に形成さ
れた球状の弁体24と、該弁体24を閉弁方向に
付勢するコイル状のバネ25とを有している。
前記基体20とケース21が、前記リヤヘツド
4に設けられた嵌装孔26内に嵌装保持されてい
る。前記基体20の外周面の雄ねじ部20bが前
記嵌装孔26の内周面の雌ねじ部26aに螺合さ
れ、且つ前記ケース21の外周面と前記嵌装孔2
6の内周面との間には、その間を気密にシールす
るOリング27が介装されている。
前記弁軸23の他端側は、前記バルブプレート
3に穿設された嵌合孔3d及び前記第1通路部1
7の他側孔部17b内を摺動可能に介して、前記
中間孔部17cの内方に摺動可能に延出してい
る。該中間孔部17cは、その略中間部より他側
孔部17b側が弁室28となつており、該弁室2
8内に前記弁体24が摺動可能に嵌装され、該弁
体24が前記弁室28の略中間部より他側に設け
られたテーパ状の弁座28aに接離する。前記バ
ネ25は、前記弁体24と、前記弁室28の一側
に設けられたバネ受段部28bとの間に介装され
ている。
前記ケース21内は前記ベローズ22により2
室21a,21bに2分されており、その一側
(図中左側)室21aが圧力導入室となつている。
前記駆動軸7はそのリヤヘツド4側端部が前記
シリシンダブロツク2の中心孔33に軸受34を
介して回転自在に支承され、且つそのフロントへ
ツト5側端部は該フロントヘツド5の中心孔35
に軸受36を介して回転自在に支承されている。
前記駆動軸7のフロントヘツド5側端部は、該フ
ロントヘツド5の外端面中央の突出筒部内に位置
し、該フロントヘツド5側端部にはクラツチ37
及びプーリ38が装着されている。該プーリ38
は車載エンジン(図示省略)の出力軸側プーリに
駆動ベルト(図示省略)によつて連結され、該エ
ンジンの回転が駆動軸7に伝達される。
前記駆動軸7のフロントヘツド5側外周面には
該駆動軸7の回転を揺動板取付部材39に伝達す
る回転保持部材40が嵌着され、該回転保持部材
40はスラスト軸受41を介して前記フロントヘ
ツド5に支承されている。前記回転保持部材40
と揺動板取付部材39の互いの対向面の下側部相
互間は、リンクアーム42を介して回動自在に連
結されている。即ち、該リンクアーム42の一端
は、ピン43により前記回転保持部材40の一側
面の下側部に回動自在に、他端はピン44により
前記揺動板取付部材39の一側面の下側部に回動
自在にそれぞれ連結されている。
前記揺動板取付部材39の中心孔39aは、前
記駆動軸7の外周に遊嵌され且つ該駆動軸7の軸
線方向の略中間部外周に軸線方向に摺動可能に嵌
装されたヒンジボール45の外周に摺接してい
る。該ヒンジボール45と回転保持部材40との
間の駆動軸7の外周には、バネ46が介装されて
おり、該バネ46により前記ヒンジボール45が
シリンダブロツク2側(図中左方)に付勢されて
いる。また、前記ヒンジボール45よりシリンダ
ブロツク2側の駆動軸7にはストツパ47が突設
され、該ストツパ47とヒンジボール45との間
の駆動軸7の外周には、複数個の皿バネ48及び
コイルバネ49が順次介装され、これらのバネ4
8,49により、前記ヒンジボール45がフロン
トヘツド5側(図中右方)に付勢されている。
前記揺動板取付部材39には揺動板50が回転
自在に設けられている。該揺動板50のピストン
9と対向する先端部50aと、該ピストン9と
は、両端部にボール51a,51bをそれぞれ有
するピストンロツド51によつて互いに回動自在
に連結されている。前記ピストン9は揺動板50
の揺動運動に伴いピストンロツド51によつてシ
リンダ8内を軸方向に往復摺動し、冷媒ガスの吸
入、圧縮作用を行なうようになつている。
揺動板50には、その傾斜方向に沿つてレスト
レイントピン52が設けてある。このレストレイ
ントピン52の揺動端には円柱状のスリツパ53
が一体に設けてある。第1図に示すように、スリ
ツパ53の外周には周方向に沿う溝53aが2つ
設けてあり、各溝53a,53aにそれぞれ環状
の吸音材56が嵌合してある。この吸音材56と
しては、フツ素樹脂部材例えば一般にテフロン
(登録商標)と呼ばれる4フツ化エチレンに銅系
又は鉄系の合金等の金属粉とカーボンフアイバと
を分散配合して形成した材料が用いられている。
フロントヘツドブロツク5の内壁には、駆動軸
7の軸方向に沿うガイド溝54が設けてある。ス
リツパ53はガイド溝54内に入り込んでいる。
次に、本実施例の作用効果について述べる。
図示しないエンジンの回転動力が図示しない駆
動ベルト、プーリ38、クラツチ37を介して駆
動軸7に伝達されると、その駆動軸7は回転保持
部材40及び揺動板取付部材39とともに回転す
る。この回転に従つて揺動板50はヒンジボール
45を支点として動き、駆動軸7の軸方向に対す
る揺動板50の傾斜角は変化する。スリツパ53
はガイド溝54に入り込んでいるので、回転保持
部材40及び揺動板取付部材39が回転したとし
ても、互いに対向する壁面54aにスリツパ53
がぶつかるので、揺動板50が駆動軸7を中心と
して回転することはない。また、揺動板50の傾
斜角の変化につれ、スリツパ53はガイド溝54
に沿つて揺動する。したがつて、スリツパ53は
ガイド溝54を形成する壁面54aに衝突しなが
らガイド溝54に沿つて揺動することになる。
スリツパ53の溝53aには吸音材56が嵌合
してあるので、スリツパ53の吸音材56を介し
て壁面54aに衝突することになり、スリツパ5
3が壁面54aに直接衝突したときに較べ衝撃が
緩和され、騒音が大幅に減る。また、スリツパ5
3の摩耗を防ぐことができるので、コスト低減を
図り得る。
第3図は、本考案の他の実施例に係るピストン
ガイド装置を示す縦断面図である。
本実施例のピストンガイド装置の場合、スリツ
パ53が円筒状であり、このスリツパ53はベア
リング57を介してレストレイントピン52の揺
動端に回動自在に取り付けてある。したがつて、
ガイド溝54に沿つてスリツパ53が揺動する場
合、スリツパ53の外周に巻着した吸音材56が
壁面54aに衝突するとスリツパ53がレストレ
イントピン52を中心にして回動する。これによ
り壁面54aに吸音材56の特定部分だけが衝突
するのを防ぐことができ、吸音材56の外周全体
が万遍なく壁面54aに衝突することになるとと
もに衝突による摩擦抵抗が減り、スリツパ53は
滑らかに揺動する。その結果、騒音の発生緩和を
図り得るだけにとどまらず、吸音材56の寿命が
大幅に延びる。
(考案の効果) 以上説明したように本考案の揺動板式圧縮機の
ピストンガイド装置によれば、ガイド溝に沿つて
揺動するレストレイントピンと、このレストレイ
ントピンの揺動端に取り付けてあるスリツパとを
備えている揺動板式圧縮機のピストンガイド装置
において、前記スリツパに吸音材が取り付けてあ
るので、ガイド溝を形成する壁面にスリツパが吸
音材を介して衝突する。したがつて、衝突の際の
衝撃が緩和され、騒音が大幅に減るとともに、ス
リツパの摩耗を防ぐことができるので、コスト低
減を図り得る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例に係るピストンガイ
ド装置を示す縦断面図、第2図は第1図のピスト
ンガイド装置を使用した可変容量揺動板式圧縮機
の縦断面図、第3図は本考案の他の実施例に係る
ピストンガイド装置を示す縦断面図、第4図は従
来のピストンガイド装置を示す縦断面図である。 52……レストレイントピン、53……スリツ
パ、54……ガイド溝、54a……ガイド溝の壁
面、56……吸音材、57……ベアリング。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ガイド溝に沿つて揺動するレストレイントピン
    と、このレストレイントピンの揺動端に取り付け
    てあるスリツパとを備えている揺動板式圧縮機の
    ピストンガイド装置において、前記スリツパに吸
    音材が取り付けてあることを特徴とする揺動板式
    圧縮機のピストンガイド装置。
JP16118888U 1988-12-12 1988-12-12 Expired JPH0429098Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16118888U JPH0429098Y2 (ja) 1988-12-12 1988-12-12

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16118888U JPH0429098Y2 (ja) 1988-12-12 1988-12-12

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0280783U JPH0280783U (ja) 1990-06-21
JPH0429098Y2 true JPH0429098Y2 (ja) 1992-07-15

Family

ID=31699572

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP16118888U Expired JPH0429098Y2 (ja) 1988-12-12 1988-12-12

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0429098Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0280783U (ja) 1990-06-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4702677A (en) Variable displacement wobble plate type compressor with improved wobble angle return system
JP2945748B2 (ja) 容量可変型揺動式圧縮機
JPH05312144A (ja) 可変容量斜板式圧縮機
JPH08326655A (ja) 斜板式コンプレッサ
US5231914A (en) Variable displacement compressor
US5228841A (en) Variable capacity single headed piston swash plate type compressor having piston abrasion preventing means
US5293810A (en) Variable displacement compressor
JPS63212789A (ja) 可変容量型スクロ−ル圧縮機
US5704769A (en) Noise suppressing mechanism in piston-type compressor
JPH0429098Y2 (ja)
JPH0338462Y2 (ja)
JPH0310389Y2 (ja)
JPH11125176A (ja) 斜板式可変容量圧縮機
JP2000145626A (ja) 圧縮機及びそれに使用するための片頭ピストン
US20040202551A1 (en) Variable displacement compressor
JP4095713B2 (ja) 可変容量型圧縮機用制御弁
JPH02267371A (ja) 可変容量型斜板式圧縮機
JP3083002B2 (ja) 往復動型圧縮機
US20060222513A1 (en) Swash plate type variable displacement compressor
JP3102175B2 (ja) 往復動型圧縮機
JPH08312528A (ja) 斜板式可変容量型コンプレッサ
JP4095714B2 (ja) 可変容量型圧縮機用制御弁
JPH0248710Y2 (ja)
JP3018801B2 (ja) 往復動型圧縮機
JPH0447427Y2 (ja)