JPH0310389Y2 - - Google Patents

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JPH0310389Y2
JPH0310389Y2 JP1987027842U JP2784287U JPH0310389Y2 JP H0310389 Y2 JPH0310389 Y2 JP H0310389Y2 JP 1987027842 U JP1987027842 U JP 1987027842U JP 2784287 U JP2784287 U JP 2784287U JP H0310389 Y2 JPH0310389 Y2 JP H0310389Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、車両用空気調和装置の冷媒ガスの圧
縮等に用いる可変容量型揺動板式圧縮機に関す
る。
(従来技術及びその問題点) 従来、このような可変容量型揺動板式圧縮機と
しては、例えば、揺動板が収容されたクランク室
と吸入室との連通路間に圧力調整弁を介装し、該
圧力調整弁を外部信号(例えば、熱負荷を表わす
信号、所謂加速カツトを行うための加速検知信号
等)により電気的に制御し、該制御によりクラン
ク室内の圧力を調整して前記揺動板の傾斜角度を
変化させ、これによつて前記クランク室内のピス
トンのストロークを変化させて吐出容量を変化さ
せるようにしたものがある。具体的には、上記従
来例では、前記熱負荷を表わす信号により前記圧
力調整弁の開閉を制御して吐出容量を増減し、ま
た、圧縮機の吐出容量が大なる運転状態の時に車
両を急加速すると、加速検知信号が検知され、該
検知信号により前記圧力調整弁を閉弁して前前記
連通路を閉塞し、これによつてクランク室内の圧
力を急速に上昇させ、揺動板の傾斜角度を減少し
て吐出容量を小さくし、圧縮機の動力をエンジン
走行用に振り向けるように成つている。
しかしながら、上記従来例では、1前記加速カ
ツトを行なう場合には、前記圧力調整弁は吐出容
量を最小にするために前記連通路を完全に閉塞し
てしまうので、低圧側である吸入室との連通が完
全に断たれたクランク室内の圧力が異常に高くな
ることがあり、この高圧がクランク室内にあるピ
ストンの背面に作用し、ピストン、駆動軸、揺動
板等の部材全体がクランク室内で移動して駆動軸
の端部がスラスト防止板に突き当たつてしまい、
この状態で駆動軸が回転するためにスラスト防止
板が激しく摩耗してしまい、また、2前記圧力調
整弁又は該圧力調整弁に前記外部信号を入力する
電気回路の故障により圧力調整弁が前記連通路を
閉塞した状態に維持されてしまうことがあり、こ
の状態で圧縮機が長時間運転されると、クランク
室内の高圧ガスが逃げないために該クランク室内
にあるピストン、駆動軸、揺動板等の部材の各摺
接部において発熱し、この発熱によりクランク室
内の温度が異常に上昇し、圧縮機が破損してしま
う虞れがあるという問題点があつた。
また、上記問題点は必ずしも外部制御式の上記
従来例に限つて発生するものではなく、例えば、
前記圧力調整弁を吸入圧に応じて伸縮するベロー
ズと、該ベローズに取り付けられた弁体とで構成
し、前記吸入圧が所定の設定値以上の時には前記
連通路を開放して吐出容量を増大させ、前記吸入
圧が所定の設定値以下の時には前記連通路を閉塞
して吐出容量を減少するように構成した内部制御
式の可変容量型揺動板式圧縮機においても発生し
得る。
(考案の目的) 本考案は、このような問題点に着目して為され
たもので、クランク室内の圧力が異常に高くなる
のを防止することにより、クランク室内にある機
械部品の摩耗を抑制することができると共に、ク
ランク室内の機械部品の各摺接部における発熱を
防止することができる可変容量型揺動板式圧縮機
を提供することを目的としている。
(問題点を解決するための手段) かかる目的を達成するための本考案の要旨は、
揺動板が収納されたクランク室と吸入室とを連通
する連通路に介装され、熱負荷を表わす信号、加
速検知信号等に基づき演算された外部信号に応じ
て連通路の開度を調節する電気式の圧力調整弁又
は吸入圧に応じて前記開度を調節する機械式の圧
力調整弁を備え、該圧力調整弁による開度調節に
よりクランク室内の圧力を変化させて揺動板の傾
斜角度を変化させることにより、吐出容量を可変
にし得る可変容量型揺動板式圧縮機において、前
記吸入室と前記クランク室とを連通するバイパス
通路を前記連通路とは別に設け、該バイパス通路
内に、前記クランク室内の圧力が前記吸入室内の
圧力に対して所定の差圧以上に高くなつた時に開
弁する安全弁を介装して成ることを特徴とする可
変容量型揺動板式圧縮機に存する。
(作用) そして、上記可変容量型揺動板式圧縮機では、
前記クランク室内の圧力が前記吸入室内の圧力に
対して所定の差圧以上に高くなると、前記安全弁
が開弁して前記バイパス通路が開放され、前記ク
ランク室内の圧力が前記吸入室内に流入し、これ
によつてクランク室内の圧力が急速に低下する。
(実施例) 以下、本考案の一実施例を図面に基づき説明す
る。
第1図は本考案の可変容量型揺動板式圧縮機の
断面図であり、同図中1は圧縮機のハウジング
で、該ハウジング1はシリンダブロツク2と該シ
リンダブロツク2の一端面(図中左端面)にバル
ブプレート3を介して気密に取り付けられたリヤ
ヘツド4とシリンダブロツク2の他端面(図中右
端面)に気密に取り付けられたフロントヘツド5
とからなる。前記ハウジング1の内部にはシリン
ダブロツク2のフロントヘツド5側端面と、該フ
ロントヘツド5の内周面及び内端面とによつてク
ランク室6が画成されている。前記シリンダブロ
ツク2にはハウジング1の略中心線上に沿つて配
設された駆動軸7を中心として、且つその軸線を
該駆動軸7のそれと平行にして、周方向に所定間
隔を存して複数個のシリンダ8が配設され、これ
らの各シリンダ8内にはピストン9がそれぞれ摺
動自在に嵌挿されている。
前記リヤヘツド4の一端面(図中左端面)には
圧縮された冷媒ガスが吐出する吐出口4aが穿設
されている。リヤツド4の内部の略中央部には吐
出室10が形成され、該吐出室10は隔壁11に
より第1室101と第2室102とに仕切られてお
り、該隔壁11に穿設された絞り孔11aにより
これら第1室101と第2室102とが連通してい
る。前記バルブシート3にはシリンダ8と第1室
101とに連通する吐出ポート3aが穿設されて
おり、該吐出ポート3aは第1室101、絞り孔
11a及び第2室10zを順次介して吐出口4a
と連通されている。前記吐出ポート3aは吐出弁
12にて開閉されるもので、該吐出弁12は吐出
弁止め13と共に、前記バルブプレート3のリヤ
ヘツド4側に止めねじ14により取り付けられ、
該止めねじ14は前記バルブプレート3の孔3c
を気密に介してシリンダブロツク2のねじ孔2a
に螺合されている。吐出室10の外周側には吸入
室15が形成され、該吸入室15はバルブプレー
ト3に穿設された吸入ポート3bを介してシリン
ダ8に連通されている。前記吸入ポート3bは吸
入弁15aにて開閉されるもので、該吸入弁15
aはバルブプレート3のシリンダブロツク2側に
取り付けられている。
前記吸入室15は図示しない吸入口を介して図
示しない空気調和装置のエバポレータの出口に、
また前記吐出室10は吐出口4aを介して図示し
ないコンデンサの入口にそれぞれ接続されてい
る。
前記シリンダブロツク2とバルブプレート3及
びリヤヘツド4とに亘つて収納室(クランク室6
と吸入室15とを連通する連通路)16が形成さ
れ、該収納室16はバルブプレート3に穿設され
た孔3cを介して吸入室15と連通されている。
収納室16内には圧力調整弁17が収納されてい
る。
該圧力調整弁(電気式の圧力調整弁)17は、
外部信号(例えば、熱負荷を表わす信号、所謂加
速カツトを行うための加速検知信号等)により電
気的に制御され、クランク室6内の圧力を調整す
るものである。
圧力調整弁17は、ケース18と、ケース18
に嵌合し、クランク室6と収納室16とを連通す
る連通孔19a,19bを有する弁本体19と、
該連通孔19aを開閉し、ばね20により開弁方
向に付勢された弁体21と、弁体21と押え部材
22との間で挟持され、弁体21を開弁する方向
に吸入室圧を受けるダイヤフラム23と、ケース
18内に設けられた電磁コイル24と、電磁コイ
ル24内に摺動可能に嵌挿され、先端に固定のロ
ツド25及び押え部材22を介してダイヤフラム
23を閉弁方向に電磁コイル24の吸引力により
押圧するプランジヤ26とから成つている。該プ
ランジヤ26はばね27により閉弁方向に付勢さ
れている。前記電磁コイル24はコード28を介
して不図示の電気回路に接続されている。該電気
回路は熱負荷の大きさに反比例する電流を出力す
ると共に、前記加速検知時には最大電流を出力す
る。
このように、前記圧力調整弁17は、電磁コイ
ル24に電流が印加されていない非通電時には、
弁体21がばね20の付勢力とダイヤフラム23
に作用する吸入室圧Psとの合力により開弁方向
に付勢されていると共に、ばね27の付勢力によ
り閉弁方向に付勢され、また、電磁コイル24の
通電時には、該電磁コイル24に印加される電流
値に応じたプランジヤ26の押圧力及びばね27
の付勢力によつて閉弁方向に付勢されるように成
つている。
前記駆動軸7はそのリヤヘツド4側端部がシリ
ンダブロツク2の中心孔30に軸受31を介して
回転自在に支承され、且つそのフロントヘツド5
側端部は該フロントヘツド5の中心孔32に軸受
33を介して回転自在に支承されている。駆動軸
7のフロントヘツド5側端部は、該フロントヘツ
ド5の外端面中央の突出筒部内に位置し、該フロ
ントヘツド5側端部にはクラツチ(図示省略)及
びプーリ(図示省略)が接続される。該プーリは
車載エンジン(図示省略)の出力軸側プーリに駆
動ベルト(図示省略)によつて連結され、該エン
ジンの回転が駆動軸7に伝達される。
前記駆動軸7のフロントヘツド5側外周面には
駆動軸7の回転を揺動板取付部材34に伝達する
転保持部材35が嵌着され、該回転保持部材35
はスラスト軸受36を介してフロントヘツド5に
支承されている。回転保持部材35と揺動板取付
部材34の互いの対向面の下側部相互間はリンク
アーム37を介して回動自在に連結されている。
すなわち該リンクアーム37の一端はピン38に
より回転保持部材35の一側面の下側部に回動自
在に、他端はピン39により揺動取付部材34の
一側面下側部に回動自在にそれぞれ連結されてい
る。
前記揺動取付部材34の中心孔34aは前記駆
動軸7の外周に遊嵌され、且つ該駆動軸7の軸線
方向の略中間部外周に軸線方向に摺動可能に嵌装
されたヒンジボール40の外周に摺接している。
該ヒンジボール40と回転保持部材35との間の
駆動軸7外周には、波板状ばね41が介装されて
おり、該ばね41によりヒンジボール40がシリ
ンダブロツク2側(図中左方)に付勢されてい
る。また、前記ヒンジボール40よりシリンダブ
ロツク2側の駆動軸7にはストツパ42が突設さ
れ、該ストツパ42とヒンジボール40との間の
駆動軸7外周には、複数個の板ばね43、コイル
ばね44が順次介装され、これらのばね43,4
4によりヒンジボール40がフロントヘツド5側
(図中右方)に付勢されている。駆動軸7の左端
側には、該左端と隙間を存してスラスト防止板4
5が配置されている。
前記揺動板取付部材34にはラジアル軸受4
6、スラスト軸受47,48を介して揺動板49
が回転自在に設けられ、これらスラスト軸受4
7,48は軸受押え板50によつて揺動板取付部
材34に固定されている。揺動板49のピストン
9と対向する先端部49aと該ピストン9とは両
端部にボール51a,51bをそれぞれ有するピ
ストンロツド51によつて回動自在に連結され、
ピストン9は揺動板49の揺動運動に伴いピスト
ンロツド51によつてシリンダ8内を軸方向に往
復摺動し、冷媒ガスの吸入、圧縮作用を行うよう
になつている。
前記揺動板49にはその中心部付近から外端部
にかけてリストラントピン52が1個設けられ、
該リストラントピン52の外端部付近の外周には
板状のスリツパ53が回転自在に設けられてい
る。
前記ハウジング1のスリツパ53が対向する内
周面にはシリンダブロツク2のフロントヘツド5
側端面から該フロントヘツド5の内周面に亘つ
て、且つ駆動軸7の軸方向と平行に2枚の案内板
54が設けられ、リストラントピン52及びスリ
ツパ53は前記2枚の案内板54相互間に形成さ
れる溝に沿つて動くようになつている。従つて、
揺動板49は前記案内板54によつて駆動軸7の
円周方向の動きを拘束され、該駆動軸7の軸方向
と平行な方向に前記ヒンジボール40を支点とし
て揺動運動を行うようになつている。
第1図及び第2図に示すように、クランク室6
と吸入室15とを連通するバイパス通路60が設
けられている。このバイパス通路60は、シリン
ダブロツク2を貫通する通路61とバルブプレー
ト3を貫通する通路62とから成つている。通路
61の左端部には弁室61aが形成されている。
該弁室61a内にはクランク室6内の圧力Pwが
吸入室15内の圧力Psに対して所定の差圧(例
えば2Kg/cm2)以上に高くなつた時に開弁する逆
上弁(安全弁)63が配設されている。この逆上
弁63は、通路61の左側開口61bを開閉する
ボール弁64と、該ボール弁64を閉弁方向に付
勢するばね65とから成つている。
次に上記構成を有する本考案の可変容量型揺動
板式圧縮機の作用を説明する。
図示しない車載エンジンの回転動力が図示しな
い駆動ベルト、プーリ、クラツチ等を順次介して
駆動軸7に伝達されると、該駆動軸7は回転保持
部材35、揺動板取付部材34と共に回転する。
該回転に伴い揺動板49はクランク室6内の圧力
Pwに応じてヒンジボール40を支点として駆動
軸7の軸線と平行な方向に揺動して傾斜角が変化
し、該傾斜角の変化に伴いピストン9に与えるス
トローク運動が変化することにより吐出容量が変
化する。即ち、クランク室6内の圧力Pwが減少
するのに伴い揺動板49の傾斜角は増加し、これ
に伴いピストン9のストローク運動量も増加して
吐出容量が増加する。また、逆にクランク室6内
の圧力Pwが増加するのに伴い揺動板49の傾斜
角は減少し、これに伴いピストン9のストローク
運動量も減少して吐出容量が減少する。
しかして、高負荷状態(吸入圧Psが所定設定
値以上の状態)においては、前記不図示の電気回
路からコート28を介して電磁コイル27に印加
される電流が最小であり、プランジヤ26を閉弁
方向に押圧する電磁コイル27の吸引力が小さ
い。従つて、ダイヤフラム23に作用する吸入室
圧Psとばね20の付勢力との合力がプランジヤ
26の押圧力とばね27の付勢力との合力より大
となり、弁体21は連通路19aを全開した状態
となる。斯かる状態においては、クランク室6内
の圧力Pwが連通路19a,19b、収納室16
及び孔3dを順次介して吸入室15内に最大流量
となつて逃げる。これによつて、前記クランク室
6内の圧力Pwが大きく低下し、揺動板66の傾
斜角は最大となり、これに伴いピストン9のスト
ローク量も最大となつて、吐出量が最大に増加す
る。
次に、中負荷状態(吸入圧Psが所定値の状態)
においては、電磁コイル27に印加される電流が
中間値となり、弁体21は連通路19aを途中開
度位置に絞つた状態となる。
従つて、クランク室6の圧力Pwは絞られた状
態になり、該クランク室6内の圧力Pwが上昇し、
該上昇に伴い揺動板49は最大傾斜角と最小傾斜
角の略中間の傾斜角になり、これに伴いピストン
9のストローク量も中間状態となつて吐出容量は
中間状態となる。
更に、低負荷状態(吸入圧Psが所定設定値以
下の状態)又は前記加速検出時においては、電磁
コイル27に印加される電流が最大となり、これ
によつて弁体21が連通路19aを全閉状態にす
る。これによりクランク室6内の圧力Pwが連通
路19aより吸入圧室15側へ逃げなくなるの
で、該クランク室6内の圧力Pwが更に上昇し、
これに伴い揺動板49の傾斜角がより小さくな
り、ピストン9のストローク量も小さくなつて吐
出容量が減少する。
前記クランク室6内の圧力Pwが、何らかの原
因(例えば、前記電気回路の故障)によつて連通
路19aが閉塞された状態で長時間保持され、こ
れによつて吸入室15内の圧力Psに対して前記
所定の差圧以上に高くなつた時には、前記逆止弁
63のボール弁64が開弁して通路61を開く。
これによつてバイパス通路60が開き、クランク
室6内の圧力Pwがバイパス通路60を通つて吸
入室15内に逃げ、クランク室6内の圧力Pwが
大きく低下する。
なお、本考案は上記形式の圧力調整弁を用いた
圧縮機に限らず、例えば外部信号により電磁弁を
デユーテイー比制御する形式の圧力調整弁を用い
た可変容量型揺動板式圧縮機にも適用できる。ま
た、前記電気式の圧力調整弁に代えて、吸入圧に
応じて前記連通孔19aを開閉する機械式の圧力
調整弁を用いてもよい。
(考案の効果) 本考案に係る可変容量型揺動板式圧縮機によれ
ば、吸入室とクランク室とを連通するバイパス通
路を設け、該バイパス通路内に、前記クランク室
内の圧力が前記吸入室内の圧力に対して所定の差
圧以上に高くなつた時に開弁する安全弁を介装し
たことにより、前記クランク室内の圧力が前記吸
入室内の圧力に対して所定の差圧以上に高くなる
と、前記安全弁が開弁して前記バイパス通路が開
放され、前記クランク室内の圧力が前記吸入室内
に流入し、これによつてクランク室内の圧力が急
速に低下するので、クランク室内の圧力が異常に
高くなるのを防止することができる。従つて、ク
ランク室内にある機械部品の摩耗を抑制すること
ができると共に、該機械部品の各摺接部における
発熱を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は本考案の一実施例を示して
おり、第1図は可変容量型揺動板式圧縮機の断面
図、第2図は主要部を示す拡大断面図である。 1……可変容量型揺動板式圧縮機、6……クラ
ンク室、16……収納室(連通路)、17……圧
力調整弁、49……揺動板、60……バイパス通
路、63……逆止弁(安全弁)。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 揺動板が収納されたクランク室と吸入室とを連
    通する連通路に介装され、熱負荷を表わす信号、
    加速検知信号等に基づき演算された外部信号に応
    じて連通路の開度を調節する電気式の圧力調整弁
    又は吸入圧に応じて前記開度を調節する機械式の
    圧力調整弁を備え、該圧力調整弁による開度調節
    によりクランク室内の圧力を変化させて揺動板の
    傾斜角度を変化させることにより、吐出容量を可
    変にし得る可変容量型揺動板式圧縮機において、
    前記吸入室と前記クランク室とを連通するバイパ
    ス通路を前記連通路とは別に設け、該バイパス通
    路内に、前記クランク室内の圧力が前記吸入室内
    の圧力に対して所定の差圧以上に高くなつた時に
    開弁する安全弁を介装して成ることを特徴とする
    可変容量型揺動板式圧縮機。
JP1987027842U 1987-02-25 1987-02-25 Expired JPH0310389Y2 (ja)

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