JPH062847Y2 - トラクタの安全フレ−ム装置 - Google Patents

トラクタの安全フレ−ム装置

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JPH062847Y2
JPH062847Y2 JP7246285U JP7246285U JPH062847Y2 JP H062847 Y2 JPH062847 Y2 JP H062847Y2 JP 7246285 U JP7246285 U JP 7246285U JP 7246285 U JP7246285 U JP 7246285U JP H062847 Y2 JPH062847 Y2 JP H062847Y2
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JP
Japan
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tractor
vehicle body
mounting
safety frame
frame
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JP7246285U
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清繁 前沢
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Original Assignee
Kubota Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案はトラクタの安全フレーム装置に関する。
(従来の技術) トラクタにおいては、第7図に示すように、操縦部13を
防護する4柱式安全フレーム50を立設すると共に、フロ
ントローダを備える場合がある。
上記の場合には、安全フレーム50の左右一対の前部支柱
52を左右一対の取付台53を介してトラクタ車体54の前後
方向中途部の左右両側に立設すると共に、左右一対の後
部支柱55を車体1の後部の左右両側に立設する。
又、前部支柱52を、上部支柱56と下部支柱57とから構成
し、取付台53及び下部支柱57に、フロントローダの取付
フレーム58を固設している。
ところで、上記従来においては、フロントローダの取付
フレーム58を下部支柱57及び取付台53に一体化している
ため、フロントローダをトラクタから取外した際におい
ても、大きな取付フレーム58が車体54側に残り、非常に
邪魔となる。
そこで、トラクタに安全フレーム50のみ備え、フロント
ローダを備えない場合には、第8図に示すように、取付
フレーム58を備えない取付台60及び下部支柱61を車体54
に備えるようにしている。
(考案が解決しようとする問題点) 従って、上記従来においては、メーカー側は、取付フレ
ーム58を備える取付台53及び下部支柱57と、取付フレー
ム58を備えない取付台60及び下部支柱61と云う様に、2
種類の取付台53,60及び下部支柱55,61を製造しなければ
ならなかった。
又、ユーザー側においては、フロントローダを取付けな
いつもりで、安全フレーム50を備えたトラクタを購入す
る場合には、当然コスト面から考えても、取付フレーム
58を備えない取付台60及び下部支柱61付きのトラクタを
購入するから、購入後に、フロントローダをトラクタに
取付けるようになった場合には、取付台60及び下部支柱
61を、取付フレーム58を備える取付台53及び下部支柱57
と交換しなければならなかった。
本考案は上記問題を解決したトラクタの安全フレーム装
置を提供することを目的とする。
(問題点を解決するための手段) 上記目的を達成するために、本考案の特徴とする処は、
トラクタ車体1に、操縦部13を防護する安全フレーム
14を立設し、安全フレームに、トラクタ車体1の前後
方向中途部の左右両側に左右一対の取付台15を介して
立設される左右一対の支柱16を備え、トラクタ車体1
の前部にフロントローダ28を装着したトラクタにおい
て、前記各取付台15は、トラクタ車体1の側面に対面
されて該トラクタ車体1側に固定される固定板21と、
この固定板21から左右方向外方に突設されて前記安全
フレーム14の支柱16下端側が固定された張出部材2
2と、トラクタ車体1の側面に対面されると共に安全フ
レーム14の支柱16下端側を側方から覆うように前記
張出部材22の左右方向外端に固定されていてフロント
ローダ28の取付フレーム29が取付けられる取付フラ
ンジ23とを備えて構成されている点にある。
(実施例) 以下、本考案の一実施例を第1図乃至第3図の図面に基
き説明すれば、1はトラクタ車体で、エンジン2、クラ
ッチハウジング3、ミッションケース4等を上記の順で後
方に向って連設することで構成されている。
5はエンジン2等を被覆するボンネット、6はボンネッ
ト5後端に備えられた計器パネル、7はハンドルであ
る。
8は左右一対の後車軸ケースで、ミッションケース4後
部の左右両側からの外側方に突設されている。
9は左右一対の後輪、10は左右一対の後輪フエンダで、
両後輪フエンダ10間に座席11が配設されている。
12は左右一対の取付支柱で、両後車軸ケース8に立設さ
れ、両後輪フエンダ10が取付けられる。
13は操縦部で、計器パネル6、ハンドル7、座席11等を備
える。
14は4柱式の安全フレームで、車体1に立設され、左右
一対宛の取付台15、前部支柱16及び後部支柱17と、天蓋
フレーム18と、天蓋部材19等から構成されている。
各取付台15はクラッチハウジング3の左右両側部から前
方斜め外側方に突設されるもので、クラッチハウジング
3の側面に、該側面に対面されて着脱自在にボルト20止
めされた固定板21と、固定板21から前方斜め外側方に突
設された溝形状又は角筒状張出部材22と、クラッチハウ
ジング3の側面に対面されて張出部材22外側端に固設さ
れた取付フランジ23とから成る。
各前部支柱16は各取付台15から立設されるもので、各取
付台15の張出部材22に立設された角筒状下部支柱24と、
下部支柱24の上端部に下端部が挿脱自在に挿入されてボ
ルト25により着脱自在に固定される角筒状下部支柱26と
から成る。そして、前記下部支柱24の下端部側は取付フ
ランジ23によって側方から覆われている。
各後部支柱17と、各取付支柱21上端部に対して、後輪フ
エンダ10の天板部を介して着脱自在にボルト27によりフ
ランジ結合されて、立設されている。
天蓋フレーム18は前・後部支柱16,17の上端部に固着さ
れて、該天蓋フレーム18に、操縦部13上方を覆う天蓋部
材19が備えられる。
28はフロントローダで、取付フレーム29を介して、車
体1に着脱自在に備えられるもので、左右一対宛のリフ
トアーム30、リフトシリンダ31及びバケットシリンダ
と、バケット等から構成されている。
リフトアーム30はリフトシリンダ31により昇降せしめら
れ、又、リフトアーム30先端部に枢支されたバケットは
バケットシリンダにより上下方向に回動せしめられる。
取付フレーム29は左右の取付フランジ23等に着脱自在に
取付けられるもので、取付枠32と、左右一対宛のマスト
33及び固定板34等から構成されている。
取付枠32は、底板35と、底板35の左右両側端部から立設
された左右一対の側板36とから成り、クラッチハウジン
グ3及び左右の取付台15に下方から着脱自在に外嵌され
て、底板35がクラッチハウジング3底面に、各側板36が
各取付フランジ23に着脱自在にボルト37止めされてい
る。
各マスト33は、下端部で取付枠32の左右の各側板36に連
結材38を介して固設され、取付枠32の外側方で立設状と
されて、リフトアーム30及びリフトシリンダ31が着脱自
在に枢支されている。
又、各マスト33上端部は、着脱自在な連結部材39により
連結されている。
各固定板34は取付枠32の各側板36又はマスト33の下端部
から前方に一体穿設され、前端部が前車軸受台やバンパ
に着脱自在に連結固定されている。
上記のように構成した実施例によれば、フロントローダ
28を車体1から取外した場合には、第3図に示すよう
に、車体1側には取付フレーム29は残らず、小さな取付
フランジ23が残るのみであって、何ら邪魔にならず、
又、取付台15に取付フランジ23を備えても、あまり、コ
スト的に問題とならない。
従って、メーカー側は、上記のように、取付フランジ23
が備えられた取付台15及び下部支柱24のみを製造すれば
よく、従来のように、2種類の取付台及び支柱を製造す
る必要はない。
又、ユーザー側は、安全フレーム14を備えたトラクタを
購入後に、トラクタにフロントローダ28を取付けようと
する場合でも、前部支柱16の下部支柱24及び取付台15の
交換作業を行う必要がなく、便利である。
第4図乃至第6図は前記実施例に示すトラクタに、以下
に述べる構成を付加・変更したものを示し、本考案に関
する部分及びその他図面で表されている部分は前記実施
例と同様に構成されていて、対応する部材等は同一符号
を付して説明を省略している。
各後車軸ケース8には、チエックチエン40が取付けられ
るブラケツト41が下設されている。
取付枠32は、底板35と左右一対の側板36とに分割され、
底板35の左右両側部は下方に突出する左右一対の突出部
42とされ、これら突出部42に、ミッドマウントタイプの
インプルメント、例えば、モアー43等が着脱自在にボル
ト44止めされている。
45は左右一対の水平部材で、角筒状とされ、その後端部
がブラケツト41内側面に着脱自在にボルト46止めされて
いる。又、水平部材45の前端部が底板35の各側端部と側
板36下部間に介装状とされて、これら3者が着脱自在に
ボルト47により連結されている。又、両水平部材45の外
面間の距離は前後方向全長にわたって一定のAとされて
いる。
(考案の効果) 以上詳述したように、本考案によれば、安全フレームに
フロントローダが取付けられる場合と、取付けられない
場合とがあるにもかかわらず、メーカー側は、安全フレ
ームの取付台等の部材を2種類製造する必要がない。
又、ユーザー側は、安全フレームを備えたトラクタを購
入後に、トラクタにフロントローダを取付けようとする
場合でも、安全フレームの一部を交換したりする必要が
ない。また、本考案では、特に、安全フレームの支柱の
下端側が取付台の取付フランジによって側方から覆われ
るので、支柱の固定部分が保護される。また、フロント
ローダによって土砂の移送作業等を行う際において、取
付台には、フロントローダから作用する荷重によって、
左右軸を中心とするモーメントが作用するが、これに対
して、取付台は、トラクタ車体の側面に対面されて該ト
ラクタ車体側に固定される固定板から左右方向外方に張
出部材を突設し、この張出部材の左右方向外端に、トラ
クタ車体の側面に対面されていてフロントローダの取付
フレームが取付けられる取付フランジを固定して構成さ
れているので、フロントローダから作用するモーメント
荷重に対して強度的に強いと言う利点がある。本考案は
上記利点を有し、実益大である。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第3図は本考案の一実施例を示し、第1図は
正面図、第2図は側面図、第3図は第2図とは異なる体
勢を示す要部の側面図、第4図乃至第6図は本考案の一
実施例で示したトラクタに付加・変更を加えたものを示
し、第4図は正面図、第5図は側面図、第6図は背面
図、第7図及び第8図は異なる体勢を示す従来一例の側
面図である。 1…トラクタ車体、13…操縦部、14…安全フレーム、15
…取付台、16,17…前部・後部支柱、23…取付フラン
ジ、28…フロントローダ、29…取付フレーム。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】トラクタ車体1に、操縦部13を防護する
    安全フレーム14を立設し、安全フレームに、トラクタ
    車体1の前後方向中途部の左右両側に左右一対の取付台
    15を介して立設される左右一対の支柱16を備え、ト
    ラクタ車体1の前部にフロントローダ28を装着したト
    ラクタにおいて、 前記各取付台15は、トラクタ車体1の側面に対面され
    て該トラクタ車体1側に固定される固定板21と、この
    固定板21から左右方向外方に突設されて前記安全フレ
    ーム14の支柱16下端側が固定された張出部材22
    と、トラクタ車体1の側面に対面されると共に安全フレ
    ーム14の支柱16下端側を側方から覆うように前記張
    出部材22の左右方向外端に固定されていてフロントロ
    ーダ28の取付フレーム29が取付けられる取付フラン
    ジ23とを備えて構成されていることを特徴とするトラ
    クタの安全フレーム装置。
JP7246285U 1985-05-15 1985-05-15 トラクタの安全フレ−ム装置 Expired - Lifetime JPH062847Y2 (ja)

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JPS61186651U JPS61186651U (ja) 1986-11-20
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