JPH0628389Y2 - 鞍乗型車両における油圧式パワーステアリング装置のリザーバータンク配置構造 - Google Patents

鞍乗型車両における油圧式パワーステアリング装置のリザーバータンク配置構造

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JPH0628389Y2
JPH0628389Y2 JP1987155098U JP15509887U JPH0628389Y2 JP H0628389 Y2 JPH0628389 Y2 JP H0628389Y2 JP 1987155098 U JP1987155098 U JP 1987155098U JP 15509887 U JP15509887 U JP 15509887U JP H0628389 Y2 JPH0628389 Y2 JP H0628389Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、鞍乗型車両における油圧式パワーステアリン
グ装置のリザーバータンク配置構造に関するものであ
る。
(従来の技術及び問題点) 車両において、運転者の操舵力を軽減するために油圧式
パワーステアリング装置を装備することが行われる。
そしてほぼ車体中央部にエンジンを搭載し、車体後部に
後輪を懸架して車体前部に左右の前輪を懸架し、車体上
部にハンドルとシートを配設した鞍乗型車両において
も、油圧式パワーステアリング装置を装備することが試
みられる。
ところが、鞍乗型車両は主に不整地を走行するのに適し
ており、川や沼地等の水中を走行する場合を考えれば、
油圧式パワーステアリング装置のオイル溜であって気液
分離機能を持つリザーバータンクにはエア抜きがあるの
で、リザーバータンク内に水が侵入してしまう問題が生
じる。また例えば長期間にわたって鞍乗型車両を使用し
ない場合において、エンジンに設けられるオイルポンプ
よりも低い位置にリザーバータンクが配置されていると
オイルポンプにエアが入ってしまうといった問題も生じ
る。
(考案の目的) そこで本考案の目的は、鞍乗型車両において、油圧式パ
ワーステアリング装置のリザーバータンクをできるだけ
高い位置に配置して水の侵入防止を図るとともに、オイ
ルポンプへのエア混入防止も図り、しかも外観性良好に
して更には点検等の整備容易性も図れるようにしたリザ
ーバータンク配置構造を提供することにある。
(考案の構成) 以上の目的を達成すべく本考案は、ほぼ車体中央部にエ
ンジン1を搭載し、車体後部に後輪3を懸架して車体前
部に左右の前輪2,2を懸架するとともに、前輪2,2
及び車体前部を上方から覆うフロントフェンダ4を装備
し、車体上部にハンドル7とシート5を配設した鞍乗型
車両において、エンジン1を起立して設け、ハンドル7
から前輪2,2への操舵力伝達経路に油圧制御バルブ機
構81が組込まれたパワーアシストシリンダ36を設
け、このパワーアシストシリンダ36内にオイルを送る
オイルポンプ52をエンジン1のシリンダヘッド1aに
設置し、パワーアシストシリンダ36からオイルポンプ
52へのオイル戻し経路の途中にオイル溜であって気液
分離機能を持つリザーバータンク51を設けるととも
に、このリザーバータンク51をオイルポンプ52より
も上方で、ステアリングシャフト21の前方で、フロン
トフェンダ4の下方空間内で、フロントパイプ44の上
部間に架設したステー59に固定支持したこと、を特徴
とする。
具体的には、リザーバータンク51の上方に位置するフ
ロントフェンダ4部分に点検窓404を形成するととも
に、この点検窓404に開閉可能なリッド405を設け
る。
(作用) 鞍乗型車両に装備された油圧式パワーステアリング装置
のリザーバータンク51をエンジン1に設置されたオイ
ルポンプ52よりも上方で、フロントフェンダ4の下方
空間内で、フロントパイプ44の上部間に架設したステ
ー59に固定支持したので、川や沼地等の水中走行の際
にリザーバータンク51内への水の侵入を防止できると
ともに、オイルポンプへのエア混入も防止できる。又、
エンジンを起立して設け、このエンジンのシリンダヘッ
ドにオイルポンプを設けたので、水中走行時オイルポン
プへ水が侵入するのを防止でき、オイルポンプへの配管
長も短くできる。そしてリザーバータンク51はフロン
トフェンダ4にて覆われるため、外観性も面でも良好で
ある。
更に実施例の如くリザーバータンク51上方のフロント
フェンダ4部分に点検窓404を形成して開閉可能なリ
ッド405を設けておけば、リザーバータンク51のオ
イルレベルの確認及びオイル補給等の点検整備が容易に
行えるようになる。
(実施例) 以下に添付図面を基に実施例を説明する。
第1図は鞍乗型四輪車の外観側面を示し、ほぼ車体中央
部にエンジン1が搭載され、車体前後部には低圧タイヤ
を装着した左右一対の前輪2,2と後輪3,3がそれぞ
れ懸架支持されている。車体上部には車体を覆うように
して前から順にフロントフェンダ4、シート5、リヤフ
ェンダ6が装備され、フロントフェンダ4の中央部上方
にハンドル7が配設されている。ハンドル7はバーハン
ドルであり、運転者はシート5に跨がってバーハンドル
7を操作する。かかる鞍乗型四輪車による川や沼地等の
水中走行の際における喫水線はLで示されており、即ち
前輪2,2及び後輪3,3のほぼ下半分が水中に浸され
る。
第2図にも示すようにエンジン1からの動力は前輪2,
2と後輪3,3とにそれぞれ伝達され、8はフロントデ
フ、9はリヤデフ、11,11はフロントドライブシャ
フトである。図示しないリヤドライブシャフトを挿通し
たリヤアクスルチューブ12はリヤフォーク13とリヤ
ダンパ14を介して車体後部に支持されている。前輪2
はナックルアーム15に支持され、ナックルアーム15
はともにA型のアッパーアーム16及びロアーアーム1
7とフロントダンパ18を介して車体前部の左右にそれ
ぞれ支持されている。
バーハンドル7はステアリングシャフト21の上端に図
示の如く固設され、ステアリングシャフト21の下部は
ステアリングギヤボックス31内に組込まれている。ス
テアリングギヤボックス31から下方に突出するステア
リングシャフト21の下端にステアリングアーム29が
固設され、ステアリングアーム29と左右のナックルア
ーム15,15とにタイロッド19,19がそれぞれ架
設されている。
以上の鞍乗型四輪車は、四輪車であること、バーハンド
ル7であること、ステアリングシャフト21からタイロ
ッド19,19への伝達がステアリングアーム29であ
ること、により大径タイヤあるいはワイドタイヤになる
程に大きな操舵力が必要とされる。そこで油圧式パワー
ステアリング装置を装備する必要が生じる。
第3図及び第4図に示す如く車体フレーム41の前部
は、メインパイプ42、アンダーパイプ43、フロント
パイプ44、フロントクッションパイプ45及びギヤボ
ックスアンダーホールドパイプ46から構成されてい
る。即ち車体上部の中央を通るメインパイプ42の前部
から左右のフロントパイプ44,44を前下方に延出し
て車体下部の左右を通るアンダーパイプ43,43の前
部に結合する。そしてフロントパイプ44,44の中間
部上方から左右のフロントクッションパイプ45,45
を後下方に延出してエンダーパイプ43,43に結合す
る。更にフロントクッションパイプ45,45の中間部
から左右のギヤボックスアンダーホールドパイプ46,
46を前上方に延出してフロントパイプ44,44に結
合する。
この車体フレーム41前部において、ステアリングシャ
フト21の上部をメインパイプ42の前端にホルダ47
にて支持するとともに、ステアリングギヤボックス31
を左右のフロントパイプ44,44、フロントクッショ
ンパイプ45,45及びギヤボックスアンダーホールド
パイプ46,46で囲まれた空間内に配置している。即
ちステアリングギヤボックス31の下部をプレート状の
ギヤボックスアンダーホールドブラケット48を介して
左右のギヤボックスアンダーホールドパイプ46,46
の下面に固定する。
尚、車体フレーム41から前方には第1図の如きフロン
トバンパーパイプ49が突設される。
以上において、油圧式パワーステアリング装置は、ステ
アリングギヤボックス31に内蔵された制御機構と、オ
イル溜であるリザーバータンク51と、オイルポンプ5
2等から構成される。
オイル溜であって気液分離機能を持つリザーバータンク
51は第3図に示されるように左右のフロントパイプ4
4,44の上部空間に配置固定されて第1図の如くフロ
ントフェンダ4内に収納されている。即ち第3図の如く
左右のフロントパイプ44,44の上部間に架設したリ
ザーバータンクステー59に対し後部でリザーバータン
ク51が固定支持される。リザーバータンク51には図
示しないエア抜きが設けられている。
オイルポンプ52は第3図のようにエンジン1のシリン
ダヘッド1aに固設されており、その駆動はカムシャフ
ト1bと一体または図示しないジョイントを介して行わ
れる。オイルポンプ52は第11図にも示す如くラジア
ルピストンポンプであり、このオイルポンプ52とこれ
よりも高い位置にあるリザーバータンク51とは第3図
のようにサクションホース53にて接続される。そして
オイルポンプ52とステアリングギヤボックス31とは
フィードホース54にて接続される。更にステアリング
ギヤボックス31とリザーバータンク51とは戻りホー
ス55にて接続される。またオイルの流れは第3図の矢
印の通りである。
一方、ステアリングシャフト21は下部において分割さ
れたインプットシャフト23とアウトプットシャフト2
6を有し、第3図及び第4図のようにインプットシャフ
ト23とアウトプットシャフト26とがステアリングギ
ヤボックス31内に組込まれている。インプットシャフ
ト23は上端でステアリングヨークジョイント22を介
してステアリングシャフト21本体に連結され、またア
ウトプットシャフト26の下端に前記ステアリングアー
ム29が固設されている。
第5図はフロントフェンダ4の外観を示し、このフロン
トフェンダ4は、左右の前輪2,2の上方を覆うフェン
ダ部401,401間を車体カバー部402で連続し、
車体カバー部402の後部は上方への膨出部403とな
って車体フレーム41前上部を覆っている。このフロン
トフェンダ4とシート5との間に燃料タンク10が配置
される。そしてフロントフェンダ膨出部403内にリザ
ーバータンク51の上部が配置されており、このリザー
バータンク51上方の膨出部403の上面部分に第6図
にも示す如き点検窓404を開口させて形成する。この
点検窓404にリッド405を例えば図示の如く後部で
一対のヒンジ406,406にて開閉自在に取付ける。
このリッド405は一組のロック装置407によって閉
じ状態に保たれる。
そしてステアリングギヤボックス31の内部構造は第7
図乃至第10図の通りである。
先ず第7図において、右側が上方に位置するインプット
シャフト23、左側が下方に位置するアウトプットシャ
フト26であり、ステアリングギヤボックス31は上下
に分割されたアッパーボディ32とロアーボディ35と
から成る。アッパーボディ32内にインプットシャフト
23がベアリング61、オイルシール62を介して支持
され、ロアーボディ35内にアウトプットシャフト26
がベアリング63、オイルシール64、ダストシール6
5を介して支持されている。そしてインプットシャフト
23とアウトプットシャフト26とは同一軸線上に配置
され、アッパーボディ32とロアーボディ35とはOリ
ング66を介して図示の如くボルト結合されており、そ
の結合部34は車体への取付部も兼ねる。
このアッパーボディ32及びロアーボディ35内におい
て、インプットシャフト23とアウトプットシャフト2
6の対向する端部外周の後側にはピニオンギヤ24,2
7がそれぞれ形成されている。またインプットシャフト
23の端部外周前側に下方へ突出する凸部25が形成さ
れ、アウトプットシャフト26の端部外周前側には凹部
28が形成されている。この凹部28内に凸部25が第
8図の如く左右にクリアランスc,cを保って係合し、
更に凹部28内には両者間のセンタリング用スプリング
69が挟み込まれている。このクリアランスc,cを設
けることによってインプットシャフト23とアウトプッ
トシャフト26は互いに回転方向の位相差に自由度を持
ってセットされている。また回転方向の規制はインプッ
トシャフト23の凸部25とアウトプットシャフト26
の凹部28とにより行われている。
そしてアッパーボディ32の後側には左右方向に長いパ
ワーアシストシリンダ36が一体に形成され、パワーア
シストシリンダ36はOリング38を介してカバー39
を図示の如くボルト結合することにより蓋されている。
このパワーアシストシリンダ36内に油圧プランジャ7
1が両端のピストンリング78,78及びバックアップ
用Oリング79.79を介して組込まれている。油圧プ
ランジャ71のアッパーボディ32内に露出する部分に
ラックギヤ72が形成され、このラックギヤ72はアウ
トプットシャフト26のピニオンギヤ27と噛合うもの
である。更にラックギヤ72と並列に形成した溝73内
にサブラック74が移動自在に組込まれ、このサブラッ
ク74はインプットシャフト23のピニオンギヤ24と
噛合うものである。
油圧プランジャ71の内部には更に油圧制御バルブ機構
81が組込まれている。即ち油圧プランジャ71に形成
したスプール用の穴76内にはスプールバルブ82が組
込まれるとともに、スプールエンドピース84がOリン
グ85を介してサークリップ86にて固定される。そし
てスプールバルブ82とサブラック74とはスプールレ
バー87にて連結されている。スプールレバー87は油
圧プランジャ71に形成した穴77内にピンローラ88
にて枢着され、このスプールレバー87の一端をサブラ
ック74に形成した溝75に係合し、また他端をスプー
ルバルブ82に形成した溝83に係合する。
更に油路は高圧側、戻り側ともにパワーアシストシリン
ダ36を取り巻くように形成されている。即ち、91が
高圧側の入り油路、92が戻り油路であり、この入り油
路91及び戻り油路92を設けるためにパワーアシスト
シリンダ36の外周には補強リブ37が取り巻くように
膨出して形成され、93は配管結合用のネジ穴である。
また第9図に示すように高圧側の入り油路91の途中に
はワンウェイバルブ94が組込まれている。
以上の油圧式パワーステアリング装置の油圧回路は第1
1図に示す如くで、95はフローコントロールバルブ、
97はリリーフバルブ、99は計量オリフィスである。
次に作動を説明する。
先ずオイルポンプ52から吐出されたオイルはフィード
ホース54を通ってステアリングギヤボックス31(パ
ワーアシストシリンダ36)内に入り、油圧プランジャ
71、スプールバルブ82等を通過して戻りホース55
からリザーバータンク51へ戻される。そこでフィルタ
ーにより濾過され、再びサクションホース53を通って
オイルポンプ52へと循還される。また高圧側の入り油
路91の途中に設けたワンウェイバルブ94によって、
オイルポンプ52の停止時にはステアリングギヤボック
ス31内にてオイルが循還できるようになっている。
第12図は流量制御が行われている状態であり、流量が
増加していくと、フローコントロールバルブ95の前後
の油圧が計量オリフィス99により差圧大となる。よっ
てフローコントロールバルブ95が図示の如く開き、リ
ターンスプリング96の設定以上の過剰オイルが矢印の
ようにオイルポンプ52へ戻される。
第13図はリリーフバルブが開いている状態であり、ス
テアリングギヤボックス31(パワーアシストシリンダ
36)へ送られるオイルの圧力がリターンスプリング9
8の設定より高くなった時にリリーフバルブ97が開
き、あるレベル以上の油圧より上がらないようにしてあ
る。
ここで、バーハンドル7を切らない直進時において、入
り油路91からパワーアシストシリンダ36内に流入す
るオイルは第13図の矢印のように、油圧プランジャ7
1の入り油路101を通り、スプールバルブ82の左溝
102及び右溝103に振分けられて内部の中央油路1
04を通り、油圧プランジャ71の戻り油路105を通
ってステアリングギヤボックス31内に入り、戻り油路
92からリザーバータンク51に戻される。
そしてバーハンドル7を右へ切るとオイルの流れは第1
4図の如く変化する。
バーハンドル7からの入力はステアリングシャフト21
本体、ステアリングヨークジョイント22を介してイン
プットシャフト23に伝達される。インプットシャフト
23に右回転のトルクが入力されると、センタリング用
スプリング69の設定荷重分アウトプットシャフト26
に対し位相差が生じる。この位相差の分だけインプット
シャフト23のピニオンギヤ24と噛合っているサブラ
ック74が第14図に矢印で示すように左へ移動し、ス
プールレバー87を反時計回りに回動させる。
これによりスプールバルブ82が右へ移動し、このスプ
ールバルブ82によって油圧プランジャ71の入り油路
101に対し左油路106は閉められ、右油路107は
開かれる。従って油圧プランジャ71にかかる力のバラ
ンスが崩れ、油圧プランジャ71は左へ移動する。この
左へ移動する油圧プランジャ71のラックギヤ72はア
ウトプットシャフト26のピニオンギヤ27と噛合って
いることから、アウトプットシャフト26に力が伝達さ
れて操舵力が軽減される。
この場合、パワーアシストシリンダ36内の油圧プラン
ジャ71左側のオイルは矢印のように、油圧プランジャ
71の左油路106を通り、スプールバルブ82の左溝
102から中央油路104を通り、油圧プランジャ71
の戻り油路105、ステアリングギヤボックス31内を
経由し、戻り油路92からリザーバータンク51へと戻
される。
またインプットシャフト23からの入力がセンタリング
用スプリング69の設定力を越え、インプットシャフト
23の凸部25がアウトプットシャフト26の凹部28
側壁に突き当った場合は、入力から操舵力軽減分を差し
引いた力がインプットシャフト23の凸部25からアウ
トプットシャフト26の凹部28側壁を経由してダイレ
クトに伝達される。
第15図はバーハンドル7を左へ切っている場合を示
し、図示の如くサブラック74、油圧プランジャ71、
スプールバルブ82等の移動方向、パワーアシストシリ
ンダ36内のオイルの流れ等は右へ切っている時の逆と
なる。
(考案の効果) 以上のように本考案によれば、鞍乗型車両における油圧
式パワーステアリング装置のリザーバータンクをエンジ
ンと設置されたオイルポンプよりも上方で、フロントフ
ェンダの下方空間内で、フロントパイプの上部間に架設
したステーに固定支持したので、川や沼地等の水中走行
の際にリザーバータンク内への水の侵入を防止すること
ができるとともに、オイルポンプへのエア混入も防止す
ることができる。又、エンジンを起立して設け、このエ
ンジンのシリンダヘッドにオイルポンプを設けたので、
水中走行中オイルポンプへ水が侵入するのを防止でき、
オイルポンプへの配管長も短くできる。更にリザーバー
タンクはフロントフェンダにて覆って外観性を良好に保
つことができる。
また実施例においては、リザーバータンク上方のフロン
トフェンダ部分に点検窓を形成して開閉可能なリッドを
設けているので、リザーバータンクのオイルレベルの確
認及びオイル補給等の点検整備が容易に行うことができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は鞍乗型四輪車の外観側面図、第2図はステアリ
ング系と動力伝達系及び懸架装置の概略斜視図、第3図
はステアリングギヤボックスとリザーバータンク及びオ
イルポンプ等の配置を示す車体フレーム前部の側面図、
第4図は第3図の矢視IV方向図、第5図はリッドを閉じ
た状態のフロントフェンダの外観斜視図、第6図はリッ
ドを開いた状態のフロントフェンダの外観斜視図、第7
図はステアリングギヤボックスの縦断側面図、第8図は
第7図のVIII−VIII線断面図、第9図は第8図のIX−IX
線断面図、第10図は第8図の矢視X方向からの要部断
面図、第11図はパワーステアリング装置の油圧回路
図、第12図は流量制御が行われている状態の油圧回路
図、第13図はリリーフバルブが開いている状態の油圧
回路図、第14図はハンドルを右へ切っている時の油圧
回路図、第15図はハンドルを左へ切っている時の油圧
回路図である。 尚、図面中、1はエンジン、2は前輪、3は後輪、4は
フロントフェンダ、404は点検窓、405はリッド、
5はシート、7はハンドル、31はステアリングギヤボ
ックス、36はパワーアシストシリンダ、51はリザー
バータンク、52はオイルポンプ、81は油圧制御バル
ブ機構、1aはシリンダヘッド、21はステアリングシ
ャフト、44はフロントパイプ、59はリザーバータン
クである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−46790(JP,A) 特開 昭61−143270(JP,A) 特開 昭61−238545(JP,A) 特開 昭61−60323(JP,A) 実開 昭56−11177(JP,U) 実開 昭55−178461(JP,U)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ほぼ車体中央部にエンジンを搭載し、車体
    後部に後輪を懸架して車体前部に左右の前輪を懸架する
    とともに、前輪及び車体前部を上方から覆うフロントフ
    ェンダを装備し、車体上部にハンドルとシートを配設し
    た鞍乗型車両において、 エンジンを起立して設け、 ハンドルから前輪への操舵力伝達経路に油圧制御バルブ
    機構が組込まれたパワーアシストシリンダを設け、 このパワーアシストシリンダ内へオイルを送るオイルポ
    ンプをエンジンのシリンダヘッドに設置し、 パワーアシストシリンダからオイルポンプへのオイル戻
    し経路の途中にオイル溜であって気液分離機構を持つリ
    ザーバータンクを設けるとともに、 このリザーバータンクをオイルポンプよりも上方で、ス
    テアリングシャフトの前方で、フロントフェンダの下方
    空間内で、フロントパイプの上部間に架設したステーに
    固定支持し、 且つ、前記リザーバータンクの上方に位置する前記フロ
    ントフェンダ部分に点検窓を形成し、この点検窓に開閉
    可能なリッドを設けたこと、 を特徴とする鞍乗型車両における油圧式パワーステアリ
    ング装置のリザーバータンク配置構造。
JP1987155098U 1987-10-09 1987-10-09 鞍乗型車両における油圧式パワーステアリング装置のリザーバータンク配置構造 Expired - Lifetime JPH0628389Y2 (ja)

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