JPS6134207Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS6134207Y2
JPS6134207Y2 JP1979093601U JP9360179U JPS6134207Y2 JP S6134207 Y2 JPS6134207 Y2 JP S6134207Y2 JP 1979093601 U JP1979093601 U JP 1979093601U JP 9360179 U JP9360179 U JP 9360179U JP S6134207 Y2 JPS6134207 Y2 JP S6134207Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
engine
bonnet
oil
cooler
tank
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1979093601U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5611177U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1979093601U priority Critical patent/JPS6134207Y2/ja
Publication of JPS5611177U publication Critical patent/JPS5611177U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS6134207Y2 publication Critical patent/JPS6134207Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Fluid-Pressure Circuits (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案はパワーステアリング用油の冷却装置に
関し、作動油の高温化を防止すると共に、油タン
クの取付装置を低コストで提供することを目的と
するものである。
トラクタ等の車輛に於けるパワーステアリング
装置では作動油の量が少なく、油圧ポンプの作動
時には油温が短時間で急上昇し、これにより、油
タンクの内圧が急上昇して、作動油がタンクのブ
リーザから吹き出て、タンクの周囲を汚損した
り、また作動油の劣化が促進されて寿命が短かく
なると共に、油圧機器にも好ましくない影響を与
えて機器の寿命を短かくすると云う問題が生じて
いた。そこで従来においては、パワーステアリン
グ装置に作動油の冷却装置を備えたり、油タンク
の容量を増大し、作動油の量を増大させたりして
油温の高温化を防止していたが、これでは装置が
大掛りになり、コストアツプを招く欠点があつ
た。
その一例として油タンクを冷却器の前方に搭載
して冷却器で冷却したり、又エンジンの上方に取
付け冷却器の風下側で冷却する事も考えられた
が、前者は、冷却器の前方には通常、エアクリー
ナ、バツテリ等が搭載されていることから、パワ
ーステアリング用タンクを搭載するには不向で、
構造の改善が必要でこれはコストアツプを招いて
おり、又、後者は冷却風がボンネツト内部にこも
り、冷却効率の低下といつた問題が生じていた。
本考案は上記従来の問題点を解消したものであ
つて、その特徴とするところは、エンジン前方
に、冷却フアンを備えた冷却器を、該冷却器とエ
ンジンを覆うボンネツトを設け、該ボンネツト両
側にエンジン側部と対向すべく通気性を有する安
全カバーを備え、冷却フアンからの冷却風がエン
ジン前部とボンネツト側部との間を通つて安全カ
バーから排出されるように構成してなる車輛にお
いて、エンジン側部とボンネツト側部の間に位置
するようにパワーステアリング用の油タンクを設
けた点にある。
以下、図示の実施例について本考案を詳述する
と、第1図において、1はトラクタ機体で、エン
ジン2、ミツシヨンケース3等構造体として構成
され、そのエンジン2の前面下部に前車軸受台4
が装着されている。前車軸受台4には前車軸を介
して前輪5が懸架されると共に、バツテリV、エ
アークリーナCが搭載されている。6は冷却器で
あつて、実施例では冷却フアン6A付のラジエー
タを例示しており、エンジン2の前方において前
車軸受台4に搭載されている。なお、冷却器6は
コンデンサーであつてもよい。7はベルト伝動機
構で、エンジン2のクランク軸8に固設された駆
動用プーリと冷却フアン6Aのフアンプーリと、
エンジン2の側部に装着されたダイナモ9のダイ
ナモプーリと、これらプーリに掛装されたベルト
から構成されている。また、前記クランク軸8の
先端にはパワーステアリング用の油圧ポンプ11
が固着されている。12はブースタ式パワーステ
アリング装置であり、それぞれミツシヨンケース
3の側部3Aと、ステアリングアーム13の一端
とに適宜枢支されており、該ステアリング装置1
2は制御弁装置12Aを備えている。14はステ
アリング装置でミツシヨンケース3に立設され、
下部にはステアリングボツクス14Aに内装され
たセクターギヤ(図示省略)から連動するピツト
マンアーム15を備え、このピツトマンアーム1
5と制御弁装置12Aをドラグリンク15Aで連
動連結している。また16はパワーステアリング
用の油タンクであり、第2図に示すようにエンジ
ン2前部のヘツド部に取付金具17を介してボル
ト18等により装着され、油流動管19,19を
介してそれぞれ油圧ポンプ11とパワーステアリ
ング装置12に係着されている。20は燃料タン
クで、ステイ21を介してミツシヨンケース3上
に立設した遮蔽板22及びステアリングケース1
4に設けられたステイ23に装着されている。ま
た24はトラクタ機体1の前半部を覆うボンネツ
トであり、先端の孔明け構造前面パネル25と、
バツテリV、クリーナC並びに冷却器6の上両側
を覆う盲板構造の前側板部26と、エンジン2及
び燃料タンク20の上両側を覆う天板部27とか
ら構成され、天板部27には側方開放型の天板2
8が備えられている。また29はエンジン2の側
方を覆う安全カバーで、多数の通孔30を有する
多孔板により構成され、それぞれボンネツト24
の前側板部26に設けられた係合孔及びエンジン
2の側部に立設されたステイに、締結具29Aに
より着脱自在に螺着されている。而して、エンジ
ン2前部のヘツド部に装着された油タンク16が
エンジン側部とボンネツト24の間に位置し、か
つ冷却フアン6Aと安全カバー29前方との間に
設けられてボンネツト24等で覆被されているの
である。
上記構成において、エンジン2の運転中は油圧
ポンプ11が作動状態にあるので、油タンク16
内の作動油は油流動管19を通つて常時循環され
ている。そこで、ステアリング装置14のハンド
ルを左右に回動操作すれば、ピツトマンアーム1
5、ドラグリンク15A等を介して制御弁12A
が連動されて切換わり、パワーシリンダのピスト
ンが前後方向に摺動し、ステアリングアーム13
を介して前輪5に所定のステアリング動作を行な
わせるのである。一方上記において冷却器6及び
冷却フアン6Aを通過した冷却風は、ボンネツト
24の前側板部26が導風管の役割を果し、散風
されることなく風下側に設けた油タンク16へと
導かれ同タンク16を放熱するのであり、該タン
ク16は前側板部26とエンジン側部に位置する
ことから、フアン6Aからの起生風は流速が早く
なつてタンク16を効果的に放熱する。また油タ
ンク16を通過した冷却風は、安全カバー29の
通孔30を通りここに、ボンネツト24の内部に
充満することなく常に流動的である。ここにパワ
ーステアリング装置の作動油が高温になるのを防
止できるのである。
また安全カバー29は着脱自在に設けられてい
るので、油タンク16の交換、補油が生じた場合
など安全カバー29をはずし簡単に取換作業が行
なえる利点もある。
以上実施例に説明したように本考案では、エン
ジン側部とボンネツトの間に油タンクを設けたの
で、そのタンク据付け位置はスペースが狭く冷却
風の流速が増大され、かつ該冷却風がエンジンに
よつて熱せられる前に油タンクに送風することが
でき、油タンクに送風することができ、油タンク
の冷却効果が非常に大きくなる。しかも油タンク
の風下側には通気性のある安全カバーが位置する
ために、油タンク通過後の冷却風は、安全カバー
の通孔よりボンネツト外方へ逃がされ、そのボン
ネツト内部に充満されることはない。従つてここ
に、油タンクの作動温が高温になることを防止で
きたのであり、作動油のブリーザからの吹出し、
作動油の劣化、あるいは油圧機器の短寿命化とい
つた従来の問題点を完壁に解消できたのである。
さらに油タンクを冷却器の後方に設けたことによ
り、冷却器の冷却効率を低下させることもない。
更にまた、本考案は特別の冷却装置を新たに備え
たり、作動油を増大させる必要もなく、パワース
テアリング装置の近傍に取付可能であり、低コス
トで提供できるといつた利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を具備するトラクタ
の側面図、第2図は第1図の要部拡大図、第3図
は第1図の断面平面図である。 1……トラクタ機体、2……エンジン、6……
冷却器、6A……冷却フアン、11……油圧ポン
プ、16……油タンク、19……油流動管、24
……ボンネツト、29……安全カバー。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. エンジン前方に、冷却フアンを備えた冷却器を
    有し、該冷却器とエンジンを覆うボンネツトを設
    け、該ボンネツト両側にエンジン側部と対向すべ
    く通気性を有する安全カバーを備え、冷却フアン
    からの冷却風がエンジン前部とボンネツト側部と
    の間を通つて安全カバーから排出されるよう構成
    してなる車両において、エンジンン前部とボンネ
    ツト側部の間に位置するようにパワーステアリン
    グ用の油タンクを設けたことを特徴とするパワー
    ステアリング用油の冷却装置。
JP1979093601U 1979-07-06 1979-07-06 Expired JPS6134207Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1979093601U JPS6134207Y2 (ja) 1979-07-06 1979-07-06

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1979093601U JPS6134207Y2 (ja) 1979-07-06 1979-07-06

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5611177U JPS5611177U (ja) 1981-01-30
JPS6134207Y2 true JPS6134207Y2 (ja) 1986-10-06

Family

ID=29326510

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1979093601U Expired JPS6134207Y2 (ja) 1979-07-06 1979-07-06

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6134207Y2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62203147U (ja) * 1986-06-15 1987-12-25
JPH0628389Y2 (ja) * 1987-10-09 1994-08-03 本田技研工業株式会社 鞍乗型車両における油圧式パワーステアリング装置のリザーバータンク配置構造
JP2000128032A (ja) * 1998-10-26 2000-05-09 Iseki & Co Ltd トラクタのステアリング装置

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US2838125A (en) * 1957-09-23 1958-06-10 Olive B Staude Steering wheel stabilizer
JPS53128430A (en) * 1977-04-14 1978-11-09 Allsop Automatic Buffer ski pole

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US2838125A (en) * 1957-09-23 1958-06-10 Olive B Staude Steering wheel stabilizer
JPS53128430A (en) * 1977-04-14 1978-11-09 Allsop Automatic Buffer ski pole

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5611177U (ja) 1981-01-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6622806B1 (en) Air inlet for ATV
CA1073007A (en) Front engine tractor having transverse midship mounted heat exchanger
EP0952024B1 (en) Vehicle cooling radiator arrangement
US4770262A (en) Four-wheel motor vehicle with riding saddle seat
US4577720A (en) Motorcycle engine cooling system
JPS6037288B2 (ja) 車両駆動用水冷内燃機関
JPS6341354B2 (ja)
JPS6134207Y2 (ja)
US3494540A (en) Automobile air conditioning system
US4971171A (en) Engine cooling system for four-wheel all-terrain vehicle
JPS6332758Y2 (ja)
GB2114945A (en) Motor scooters and like vehicles
US1856773A (en) Vehicle construction
JPS6234873Y2 (ja)
JPS6245993Y2 (ja)
JPS6245990Y2 (ja)
JPH0224900Y2 (ja)
JPS6323210Y2 (ja)
JPS6316569Y2 (ja)
JPS6341243Y2 (ja)
JPH0221351Y2 (ja)
JPS6230864Y2 (ja)
JPH09300986A (ja) 乗用型移植機の原動部構造
JPS6245991Y2 (ja)
JPH0428825Y2 (ja)